センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

日本の家電産業の危機!

2011-11-30 00:00:40 | ビジネス
今年の7月で地上デジタル放送への完全移行によって駆け込み需要が無くなり、8月以降、薄型テレビの売れ行きも半減した。
テレビメーカー各社は、新たな付加価値を付けた新型テレビの販売を予定しています。
何とかして、消費者に振り向いて貰おうと躍起になっている。
もし、日本が現在TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加し、合意したら、海外、特に韓国勢などの高性能で価格の安い家電品が多く輸入されるだろう!
これに対して逆に輸出は、日本の家電品が売れていない、また、円高により、家電メーカーも収益が激減しているのです。
軒並み、日本の家電メーカー、特にテレビ部門は売り上げ低迷から赤字や利益が出たとしても薄利なのである。
ただ、日本の家電メーカーも拱いているだけではないのである。起死回生のために、日本の家電メーカーは「高い技術力」を武器に産業創出への野望を秘めているのです。
その第一弾が、シャープ社が打ち出した。新たなコンセプトを提唱したテレビ、自由に持ち運べ、壁などに簡単に掛けられる。重量は20インチで3.3kgと超軽量です。2台目のテレビとしてニーズが高まると予想しています。
他にも日本では、次世代テレビとして「有機ELテレビ」の存在である。画像の美しさと厚さ数ミリという極薄化が可能になる。形も自由になります。
但し、これらも韓国勢メーカーが数千億円規模の投資をして、早ければ2013年には市場に出回ると予想されています。
他にも、2010年に開発、販売されている3D用テレビ、多くは3D専用メガネが必要ですが、一部のテレビでは「裸眼」で3Dが見られます。
実は、これら3D専用テレビも売り上げが伸び悩んでいるのです。原因は、ソフトの配信が少ないこと、一部の3D用、DVD映画やBS放送の一部など限られた放送のみである。民放などテレビ局は放送に消極的である。
それは、ハードとソフトの関連性が整っていないのである。ハードが充実しても、放送する側、ソフトが不足していては、3Dテレビは必要ないのである。また、私がテレビ関係者にも指摘したように、3D放送は3日連続して見たら「飽きる」のです。
それら3D専用テレビは高額であることも売り上げが伸び悩んでいる原因でもあります。
では、今後、日本の家電メーカー、テレビ部門が、どのようにして売り上げを伸ばし、2台目3台目としてのテレビとして消費者の手元に届くようになるのか?
それは、私は「人の脳」に関わると指摘し、「感動と快感」が重要だと指摘している。
そして何より、日本の家電メーカーのテレビ部門の関係者は、テレビの販売のみならず、日本のテレビ局(ソフト)との連携、提携なども必要と考えています。
例えば、最近注目されている。「4k2k」(超高解像度)、4k2kとは、フルハイビジョン(フルHD)の4倍の解像度(約4000×2000ピクセル)画像の美しさが売りです。
4k2k対応テレビは、東芝、ソニーなどが開発した。テレビカメラなども開発に成功され業務用として販売されてもいます。
私も4kハイビジョンを従来の薄型テレビで拝見しましたが、それは異次元の映像です。クリアーで美しい映像が簡単に見られます。
今年の12月には東芝から、これら4k用の専用テレビも販売されるようです。
そこで、私は放送局に4kハイビジョンカメラ撮影した映像を風景や景色などクリアーで映像美の素晴らしさを引き出す番組の提案を申し上げております。
そして、テレビメーカーとテレビ局のコラボレーションで質の良い番組と世界最高級のテレビと映像が「合体」することで、私は世界に太刀打ちできる野ではないかと考えています。
但し、映像美だけでなく、音響にも拘って欲しいと願っております。最近発売された。三菱のテレビには、日本初の音響、アンプ機能付き、つまり、ブルーレティディスクの音楽や映像、5.1チャンネル(ドルビーサラウンド)対応のスピカーなどを起用したテレビです。ですから、大迫力の音と音楽などが楽しめます。
但し、私共はこれら16ビットの音源ではなく、24ビット、7.1チャンネルの音源と4kハイビジョンの映像と組み合わさって、世界最高級のテレビが、それも適正価格で見られ、聴かれたら私は明日にでも購入したいです。
ブルーレティディスクの音楽と映像が見られ、聴かれる。
そして、人の五感を刺激し、五感に訴えるテレビがこれからは求められるのです。これらの開発、研究やプロデュースにも私共が関わって行けたらと願っております。
日本のテレビは「凄い、素晴らしい」と世界中の人から絶賛されることが今後、生き残り、売り上げを伸ばすことに繋がると思います。私共、研究所はこれらテレビメーカー、テレビ局も含め、映像美、音響の質の向上を目指し、協力もプロデュースも推進して参ります。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、


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苦味ダメ!?若者に異変!

2011-11-29 00:00:40 | 感覚、五感
苦味ダメ!?若者に異変、第971回 2009年2月8日
大人にはおいしく感じる苦い食べ物。しかし最近の若者は苦味を嫌う傾向にあるといいます。そこで今回は、人間と苦い食べ物との不思議な関係を科学します!
おばあちゃんの原宿、東京・巣鴨で年配の方30人に濃い目の抹茶を飲んでもらったところ、全員が「おいしい!」と飲み干してくれました。次に、池袋で若者に同じ抹茶を飲んでもらったところ、大不評で9割以上が飲みきれませんでした。しかも、最近の若者はお茶だけではなく、ゴーヤー、ピーマン、ビールといった、苦い食べ物を嫌い、若者向けに苦味を押さえた商品も発売されているほど。この事実は生き物として大丈夫なのか?ということで、動物にも苦い食べ物を食べさせてみました。まずは肉食獣代表のホワイトタイガーに苦い抹茶の粉をまぶした馬肉を与えてみると、すぐに吐き出してしまいました。次は草食動物の代表ゾウに、抹茶をまぶしたバナナを与えてみます。すると…食べるどころか鼻で遠くに放り投げてしまいました。その他チンパンジーやクマにも与えましたが食べませんでした。専門家によると、実は苦味のある物質は本来人間に必要な栄養素ではないというのです。生きるために必要な炭水化物・たんぱく質・脂肪の三大栄養素は、味覚でいうと甘味であって、苦味のある物質は、極力摂らなくても問題ないものばかりなのです。つまり苦味を好まない若者たち、それは生物として正しい反応だったのです。
しかし、なぜ人間は苦いものを求めるのでしょうか?そこで日本一苦いというコップ一杯のせんぶり茶を3人の若者達に飲み干してもらうと、全員その苦さに悶絶!しかし、同じ3人に1時間単純な割り算の問題を解き続けてもらい、ストレスを与えた後に、再び飲んでもらうと、1回目に飲んだおよそ半分の時間であっさり飲みきり、中にはおかわりする人も!一体なぜこんな違いが?そこで、彼らの唾液を分析するとストレスを与えた後の唾液には特殊なたんぱく質が増えていることがわかりました。実は、この特殊なたんぱく質は、舌の苦味を感知する細胞の入口にフタをするため、一時的に苦味を感じなくなると考えられているのです。例えば、覚醒作用を持つカフェインなど、薬と毒は紙一重。だから人間はストレス時に苦味を感じにくくすることで、苦い食べ物の薬理作用を得ようとしているという説があるのです。
所さんのポイント
人はストレスを与えられると、唾液中に特殊なたんぱく質が出て、この働きで一時的に苦味を感じなくなるのだ!
1杯目のビールって、おいしいですよね。なぜ夏に苦いビールは格別なのか?そこで実験です。夏を再現するために4人の若者に5分間サウナに入ってもらった後、喉が渇いた状態で、甘い水、しょっぱい水、酸っぱい水、苦い水をそれぞれ喉の渇きが癒されたところまで飲んでもらいました。飲んだ量の平均すると飲まれた量が最も少なかったのは苦い水でした。さらに飲む水を変え、3回実験を行っても結果は同じでした。なぜ苦い水は渇きを癒すのでしょうか?実は、人間は水分を摂ると、喉にある水を感じる神経が刺激され、脳に信号が送られることで渇きが癒されます。ビールの苦味は、この神経により強い刺激を与えると考えられているのです。1杯目のビールは苦味で喉の渇きを早く癒してくれるから美味しかったのですね。
ところで、苦い食べ物は大人になると食べられるようになるのはなぜなんでしょうか?そこで、普通の甘い綿菓子と、目がテンオリジナル、日本一苦いせんぶり茶を入れた特製綿菓子を使って実験です!矢野さんはまず巣鴨で綿菓子屋を開店。年配の方に食べ比べてもらいました。すると、なんとせんぶり茶入り綿菓子は大好評!「味が濃くてコクがある」と、甘い綿菓子より美味しいというのです。一体なぜ苦味を入れた方が好まれたのでしょうか?実はチョコレートや抹茶アイスに苦味を加えた食品がありますが、これらは少量の苦味によって甘味が引き立ちコクが出るように作られているのです。つまり、苦味は食生活に欠かせない隠し味だったのです!次に矢野さんは幼稚園へ向かい、所さんも大絶賛したせんぶり茶入りの綿菓子を食べてもらいました。すると、苦い、まずいの大合唱!どちらがおいしいか選んでもらうと全員が甘い綿菓子を選びました。一体なぜなのでしょうか?そこで9歳の子供と54歳の大人、それぞれが甘い綿菓子、苦い綿菓子を食べた時の脳の状態を見てみることに。まず子供に甘い綿菓子を食べてもらったところ、目立った動きはほとんどありません。ところが、苦い綿菓子を食べると脳の全体が目まぐるしく動きました。大人の脳反応の比較子供は苦味の刺激を危険な毒と感じ、マズイと反応したのです。次に大人ですが、甘い方を食べてもらうとすこしだけ反応し、苦い綿菓子ではなんと、おいしいと感じているはずなのに、激しい動きが見られました。つまり、苦い味が美味しいと感じる年配の方でも、子供と同様に苦味を危険な毒と感じていたのです。しかし、大人の場合は、苦味に驚いているものの、それまでの経験で安全だとわかっているため受け入れていると考えられます。つまり、苦味は人間だけが経験によって楽しめるようになった究極の味なのです。
日本テレビ、所さんの目がテン、ホームページより引用。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、


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サードマン現象!

2011-11-28 10:32:22 | 人の脳
2001年9月11日に起こった世界同時多発テロで、ニューヨークにあるワールドトレードセンタービルに旅客機が二機衝突した事故、最後に脱出した1人は、煙が立ちこめ、瓦礫に阻まれた階段を下りられず、もうダメだと諦めかけた時、どこからともなく聞こえた声に従い、突き進んで命を救われたと表現しています。
魔の山と呼ばれ、幾多の登山者を飲み込んできたヒマラヤのナンガパルバットに、人類として初めて登頂したヘルマン・ブールを励ました声。アメリカ大陸からヨーロッパ大陸へと、人類として初めて単独で飛行したチャールズ・リンドバーグを支えた声。宇宙に海洋に南極等々。命すら危険にさらす苛烈な環境に陥った時、人にはどうやら自分を奮い立たせる声を聞く能力が備わっているというのが「サードマン現象!」第三者の声、導きとも言われて居るものです。
今回の3.11東北大震災では、救出された人や一人で大津波の巻き込まれて逃げ出した人など、多くの人が「サードマン現象」を体験したと思われます。
私自身も、インドネシアの4000m以上の標高の登山で、高山病になり、意識が薄れたときに、山頂を見やげたら、白い着物を着た女性が手招きし、意識朦朧としながら声が聞こえたのである。
後に直ぐにポーターから、ブドウ糖の注射と酸素ボンベで酸素を吸って意識は戻り、頭は痛いのですが、山頂に辿り着いたのです。
これらサードマン現象は、危機的な状態時や、身の危険を感じた時に、自己の脳が引き起こす作用なのです。
つまり、人の脳は危機的な状態や生命に関わるような事が起きたり、体験すると「潜在的脳力」が働くのです。
私たち人の先祖(ホモサピエンス)は自然の中で営み、獲物を狩ったり、果実を取ったりと生活をしておりました。これらは「サバイバル」なので、恒に危機的な状態、餓えや健康状態なども同様に命に関わる環境だったのです。
ですから、20万年前頃の人類の先祖、ホモサピエンスは恒に「サードマン現象」が起きていたと考えられるのです。
これらの遺伝子が先祖代々受け繋がられ、現代人にも存在しているのです。
但し、誰でもが体験出来るものではなく、冒険家、登山家などが危機的な状態時や、急死に一生をした経験などでこれら脳の活動からサードマン現象によって、危機的な状態を回避して、命を落とさずに助かったことが多々あるのです。
これらは時には、神の声、導き、先祖の声、導きだった考える人は多いのです。
私の仮説では、これらサードマン現象は、脳の潜在的脳力の発揮から「危険回避能力」人間が持つ、命に関わる本能的な能力と考えています。
特に、非常事態時には、人の脳は最大限の危険回避能力を発揮出来るのです。
それは、人の脳や筋肉など普段から100%の脳力を発揮していると、筋肉や骨が壊れたり、精神状態が不安定になったりと、機能しなくなるから、必死になっても80%程度の脳力でセーブしているのです。
ところが、火事場から脱出したり、大怪我をしても歩いて逃げたり出来るのも、よく「火事場の馬鹿力といわれる」。ものです。
これらはサードマン現象とは違いますが、脳の危険回避能力の働きです。
アドレナリン物質、筋肉の興奮と、ベターエンドルフィン、痛みの抑制などが働くので、火事場の馬鹿力が働くのです。
これらの危機的な状態を回避するために、潜在的能力が発揮され、そして、普段ではあまり働かない脳部が働くので、天使の声とも言われる。導きの声が聞こえてくるのです。
このような状態時の人の脳では、側頭葉と頭頂葉の連結部、特に右脳の側頭葉が活発に働いていることが分かっております。
人の脳の右脳は、記憶の蓄積の側頭葉、空間認識、感性に関わっております。
また、幻覚や幻聴、幻視などもこれら右脳の側頭葉から刺激が送られ、後頭葉で視覚化されて天使などの幻視を見ることがあるのです。
つまり、サバイバル状態になった時に、人の脳はホモサピエンス時代からの遺伝子(サバイバル活動)の活動によって、右脳の側頭葉が強く刺激され、極限の危機的な状態を回避する(危険回避能力)が働き、どこからともなく、声が聞こえて導かれるように救出されたり、急死に一生を体験し、命が助かったなどの体験に繋がるのです。
つまり、自己の脳(右脳の側頭葉)の声を聞く、第三者的姿を見たり普段では聞き取ることが出来ない声であったり、姿を見たりするのです。危機的な状態に遭遇したときに、人は極限の危険回避能力として、サードマン現象を体験して、命を落とす危険性を回避し、自己の命を守る術を本来、人の脳や五感には備わって居るということです。
但し、現在の生活環境や便利な道具などに依存すると、これらの危険回避能力や人の脳の潜在的な脳力は衰え、低下するということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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脳科学で読み解く「ストレスのメカニズム」!

2011-11-26 00:00:40 | 人の脳
外的刺激(ストレッサー)によって生体に生じる反応をストレス反応というが、ストレスは必ずしも悪ではない。一定のストレスがかかった状態で作業を行うと、かえってパーフォーマンスが高まるという研究もある。
だが、継続的にストレスを受けていると、身体が元の状態に戻らず、その結果としてパーフォーマンスが低下してしまう。
これが疲労である。それでは「脳が疲労する」とは、どのようなことなのだろうか。脳内にある神経細胞は、そもそも非常に疲労しやすい細胞だ。
神経細胞の基本的な機能は情報伝達だが、その正体は電気現象。細胞の外にあるナトリウムイオンが内部に流れ込む現象が、神経突起を伝播することで情報を伝達する。
神経細胞内にナトリウムイオンがたまると情報伝達ができなくなるので、それをくみ出し、カリウムイオンと交換する「ポンプ」の機能が神経細胞には備わっている。
そのポンプを動かし続けるには大きなエネルギーが必要だ。脳内では末梢臓器に比べて2倍から30倍のエネルギーが使われる。
このポンプは、アデノシン三リン酸(ATP)という物質をエネルギー源として動いている。ATPが枯渇すると、神経細胞は極端に、その機能を失ってしまう。ATPを作るには酸素が必要だが、たとえば脳梗塞になって脳に酸素が行かな九成る状態が5分以上続くと、神経細胞は不可逆的なダメージを受け、後遺症が残ってしまう。
ところが、このATPを作ること自体がストレスになる。ATPは細胞内小器官であるミトコンドリアで主に作られるが、その際に活性酸素が発生する。この活性酸素が、周辺のタンパク質や糖質などを酸化させてしまう。すると、ミトコンドリアの働きが悪くなり、ATPが充分に作れなくなる。
その結果、神経細胞の機能が低下する。これが、細胞学的に見た脳の疲労の一因である。
こうした疲労から身を守るためには、脳内ではさまざまな機能が旗ら堰いている。重要なのが睡眠だ。
実験動物の脳を刺激してストレスを与えると、シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)という酵素が神経細胞で作られる。これはプロスタグランジンD2は、徐波睡眠(ノンレム睡眠の一つ)と呼ばれる深い睡眠を引き起こす子とで知られている。
同様のメカニズムが人間でも働いていると考えられている。
つまり、ストレスが続いて脳が疲労すると、睡眠によって脳の働きをシッャトダウンしようとする。脳の健康を保つのには、深く質の高い睡眠が必要だ。
さらに、脳は単に元の状態に戻るだけでなにく、受けたストレスに対する耐性が強まると考えられている。
ウェートトレーニングなどで筋肉にストレスを与えるとトレーニング前よりも筋肉量が増える現象を「超回復」というが、脳でも神経回路の可塑性によって同じ現象が起こっていると想定される。
この脳の「超回復」、つまり学習に睡眠が重要であることが、科学的にも検証されつつある。
6.25日号、週刊東洋経済、理化学研究所、分子イメージング科学研究センター、細胞機能イメージング研究チーム、チームリーダー、片岡洋祐氏解説、
以前にも私のブログでも「ストレスと脳」の関係性について説明しましたが、今回はストレスと脳のメカニズムということで、可成り詳しく解説しております。
私たち人には「ストレスは重要な要素!」だと指摘してきました。すべてストレスが悪いものではありません。
例えば、スポーツ選手の筋肉トレーニングや、学習、体験など人の脳には時として、質の良いストレスが必要なのです。
但し、人間関係や不安、恐怖などのストレスは精神的な疲労感や睡眠障害などを引き起こします。
これらの状態のストレスは、うつ病や精神障害を引き起こし、長期間続くこともあります。最近では、若い人たちに多い、人とのコミュニケーションが出来ずに思い、悩む「社会適応障害」なども増加しております。これらが質の悪いストレスです。これらストレス状態では、人の脳内に「ストレスホルモン」(コルチゾール)などの分泌から、セロトニン物質やドーパミンなどの快感物質などが減少するため、笑顔にならない、覇気がなくなり、思い悩んでしまうのです。
これらストレスと上手く付き合い、質の良い睡眠や運動、食事など規則正しい生活と、脳の刺激によって、精神的にも強くなり、ストレスと闘うというポジディブな思考も大切なのです。
今後とも私共は、ストレスと脳のテーマで、改善、対策などを提唱し、ストレスとの付き合い方、改善方法などを指導も、提案もして参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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五感をプロデュース!

2011-11-25 00:00:40 | 感覚、五感
五感トレーニングによって、脳が活性化し老化も緩やかに!
五感を鍛えれば「アンチエイジング」(抗加齢)に繋がる!
ヒトが生きて行く上で使う感覚機能の内、視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚の五つを「五感」と言います。
これらの感覚器官である目や鼻から受け取った刺激情報が脳で受診され、認識されます。
例えば「リンゴ」の色、形、味などを知覚して、それがリンゴだと判断している訳です。
そして、食べて「美味しい」と認識します。これらはすべて「脳」で判断しているのです。
私たちのヒトの五感は、脳に情報を送るアンテナでもあるのです。
このアンテナは5チャンネルあり、特に視覚が優先されております。
五感の中でも80%もの情報は視覚から得ているのです。
ところが、これら感覚器官は加齢と共に衰え、鈍くなって行きます。
特に視覚は酷使されているため、若年性から「老眼」として、近い物や小さな物が見えにくいなどと自覚するようになります。
早いヒトでは40歳代の後半から老眼用メガネが必要になる人もおられます。
特に、日本人は世界でもメガネを掛けている国民でもあります。それは、文書
文字に関係しています。
日本語には、漢字、カタカナ、ひろがな、そしてローマ字や英語などの混ざり合った文書などが多いのです。中でも漢字は複雑で、細かな文字です。
ですから、視覚も酷使されます。ですから、漢字を使う国にメガネを掛ける人が多いのです。日本では国民の6割近い人がメガネを掛けています。
これは断トツ世界一です。二位は中国です。いずれも漢字を多様化する国だからです。
では、この加齢と共に衰える。感覚器官をどのように鍛錬すればよいのか?
普段の生活の中でも五感の鍛錬は出来る!!
そもそも、感覚というものは使わなければ次第に衰え、鈍くなって行きます。
例えば、一日中パソコンやゲームをしたりしている人は、ピント調節機能が若くして衰えます。
また、嗅覚や味覚、視覚以外の感覚はあまり意識的に活用されておりません。
よほどの危険臭や危ない状態になれば気づくことがありますが、普段ではあまり意識していないことが多いのです。
このことが、使わなければ衰える。鈍くなるということなのです。
人の五感は視覚優位と説明しましたが、現在の子供たちや若者たちの多くが、「見たから分かった。どこかで見た!」など、見た物ですべてだと判断してしまう人が多いのです。
今回の3.11東北大震災でもテレビの画面で見たから、怖さが分かったなどと言いますが、実際にその現場に立ってみると、瓦礫の山、焦げ臭い臭いや瓦礫を撤去する音など様々な情報が脳に送られます。これを私たちは「実体験」と呼びます。
テレビ画像だけだとバーチャルな感覚で捉えてしまうのです。そこには,視覚と聴覚の刺激しかありません。一度でも津波の経験をしていれば、テレビを見るだけで、恐怖に感じてしまいます。
このように五感を鍛錬するためには、五感を総動員して、感じ取る。認識する。
脳に体験記憶させることが重要なのです。
ですから、嫌な音、不快な音、心地よい音も嫌な臭い、臭い匂い、心地よい香りも嗅ぐ、不味い食材も刺激の強い食材も毛嫌いせずに食べる。
固いモノや柔らかなモノに触って、違いを識別する。
これら比べる「識別」する能力が現在の子供たちや若者たちの多くで欠如している能力なのです。
例えば、携帯電話の音楽機能で聴く音楽で良い、これで充分だと納得するのです。世間には、質の良いモノや機能が沢山あります。音楽でも「高音質」があるように音にも拘らなく成ってきています。
これらの感覚では、五感は鍛錬されず、若くして衰え「鈍感化」するのです。
五感を鍛錬することは、感覚器官の衰えを緩やかにするだけでなにく、脳の活性から「運動能力、反射神経、記憶力の向上、創造性能力のアップ」などにも繋がるのです。
例えば、野球経験のない子供でも150kmのスピードのボールをバットに当てることも可能になるのです。
これこそが「五感力トレーニング」五感をプロデュースすることなのです。
速読やDVD映像を60倍速などの早さで繰り返し見たりして、動体視力を向上させる。つまり、脳の処理能力を高めることでこれら不可能と思えることが可能になります。これらが「五感と脳の関係」なのです。
他にも、潜在的脳力を発揮させるために、咀嚼を応用する。
普段、私たちの脳は、常に100%の脳力を使っていると、筋肉や骨が壊れてしまいます。脳も同様に精神的に参ってしまいます、ですから80%程度しか力を発揮出来ないように脳がセーブしているのです。この脳力を五感力トレーニングでセーブの鏨、ストッパーを外してあげることで、潜在的能力が発揮できるのです。ガムを噛むとか、強い刺激を一時的に脳に送る。マウスピースを噛んで、踏ん張る力を向上させることで、不可能も可能になるのです。
以前にテレビ番組で、48kgの体重の若いタレントさんに4.5トンのトラックを一人で引いて動くかの実験を行いました。
普通の状態ではトラックはびくともしません。そこで、大声を出して動かして貰いました。以前よりは少し動いた程度でした。次にガムを噛みながら、動かして貰ったら、タイヤが少し動きました。次にマウスピースを噛んで貰い、踏ん張って動かして貰ったら、見事トラックが動いたのです。
人が噛む力は成人では200kgにもなります。普段これらの力で噛んでいると、歯や歯茎を痛めてしまいます。ですから,脳がセーブします。
マウスピースを噛むことにより、噛む刺激と踏ん張る体制が出来たので、これら潜在的能力が発揮出来たのです。
また、普段から五感を鍛錬するのには、やはり意識して活用する。料理を作るときにも、食材の彩りを見たり、食材の新鮮さを香りで嗅ぐなど、音楽を聴きながら料理を作るのも効果があります。
このように五感を総動員して、バランスよく鍛錬することで、五感だけでなく、脳鍛錬に繋がるのです。
私はこれら「五感鍛」「脳鍛」と名付け、五感力トレーラングを今後、皆様にご指導、提唱して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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ストレスにより脳が萎縮!

2011-11-24 00:00:40 | 人の脳
ストレスにより脳細胞が萎縮し、免疫システムの老化が早まるということを示した研究が、ニューオーリンズで開催の米国精神医学会(APA)年次集会で報告された。
米ロックフェラー大学(ニューヨーク)神経内分泌学研究所のBruce McEwen博士らの研究によると、ラットに繰り返しストレスを与えると、脳のニューロン(神経細胞)の萎縮を示す徴候が認められたという。過去の研究で、ストレスによって脳海馬の神経細胞が萎縮し記憶力が障害されること、意思決定や注意力に関わる前頭前皮質と呼ばれる部位でも萎縮が起きることが明らかにされていた。今回の研究では、ストレスを与えられたラットは、餌の場所が変わったときに同じ手掛かりを別の方法で利用する能力(知的柔軟性)が失われたという。
McEwen博士は、これはストレスホルモンが脳を作り変え、別のものに変化させることを意味すると説明している。ストレスを与えられた脳は、不安が大きくなり、注意力、学習能力、記憶力などが低下する。しかし、脳は回復力が極めて高いため、心理療法、認知行動療法および薬剤を組み合わせることにより正常な状態に近づけることができるという。また、脳の損傷は時間の経過によっても癒やされ、運動にも極めて大きな効果があることが明らかになってきている。
この集会で発表された別の研究では、ストレスが免疫システムを破壊することも示された。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の精神分析医Elissa Epel氏によると、ストレスによって細胞内の染色体末端部のDNAが短くなり、適切に働かなくなるという。この部分のDNAは、靴ひもの先端のほつれを防止するプラスチックキャップのような役割をもつ。
健康な女性を対象とした研究の結果、心理的ストレスがこの末端部の短縮に関わり、免疫システムの老化を早めることがわかった。この問題への対処法は、「十分な睡眠、活動的であること、健康的な食生活など、慢性疾患の予防法としてすでに知られていることを守ることだ」とEpel氏は述べている。日経アメリカ健康最前線ニュースより引用、
以前にも私がストレスによる脳細胞の萎縮と身体的影響について説明したことがあるが、では、なぜ、ストレスが脳細胞の萎縮に関係するかについて説明致します。
米国立衛生研究所の研究チームの見解から説明致します。
私達の脳にストレスが加わると、副腎と呼ばれる組織から「コルチコステロイド」というホルモンが放出され、自律神経に左右し、血糖値を上げるなど、生体防衛能力を高める。が、このコルチコステロイドホルモンが実はニューロン産生を抑えているのだ。
マウスで副腎を摘出すると、年齢に関わらず、新生ニューロンの数は3倍以上に跳ね上がった。
マウスでの実験結果から推移すると、適度な刺激があり、ストレスの少ない環境が、ニューロンを増産「可塑性」させる条件ということになる。
好奇心を持ち、趣味やボランティアなど、前向きに暮らして居るお年寄りが若々しく見えるのも、ニューロンの増産能力が高まっているからかも知れない。
私の仮説では、脳の活性化が病気までも深く関わっていると説いている。それは、内臓と脳が神経細胞によって繋がっており、脳の視床下部が自律神経を左右しているのだ。極度のストレスや(不安要素)が加わると、ヒトの脳内では「ノルアドレナリン」が分泌され、脅え、恐怖感に感じます。これらの強いストレスが長引いたりすると、脳の細胞に悪影響を与え、精神障害、人格障害などに疾患する可能性も高くなるのです。
以前にも、日本人はストレスに弱い遺伝子を体内に持っている民族であると指摘したが、S遺伝子という日本人の何と90%以上という、日本人の殆どのヒトが持っている遺伝子である。だから8年連続3万人を超える自殺者を出しているのだ。このようなケースは世界中を捜しても日本人だけである。
これらを鑑み、ストレスと上手く付き合い、ストレスから逃げず、ストレスを忘れるぐらい夢中になる「前向きな姿勢、取り組み」が重要なのである。
私だけとか、自信がない、どうしようと「心配事ばかり思考すると真っ先に脳細胞がダメージを受ける」だから、好奇心を持って、前向きに考え、どうにかなるさという「楽観的な考え方も必要」なのである。


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味覚を育てる!

2011-11-23 00:00:40 | 感覚、五感
現在、人の五感研究から、現代人の味覚の衰え、低下を危惧している。それは、私どもとテレビ局の調査で全国の小学生の半数が「味覚障害」の疑いがあります。
また、人の味覚の重要性から、食と味覚、味覚と脳の関わりなどマスコミ等での取材、テレビ出演も多くなってきている。
人の味覚は食事の味を感じるだけでなく「美味しい」と快感します。また食べたいなどの食欲にもつながるのです。
正しい食べ方、好きな物だけ食べる偏食や箸を使って上手く食事のできない子供たちも増えている。
朝食をしっかりとゆっくり咀嚼して食べることを推進している。それは、咀嚼することで口内の唾液の分泌を促し、口内の雑菌などを減らす役割を担っている。また、三叉神経の刺激によって脳に刺激を送ることで脳の血流がよくなり、脳の栄養素ともに脳活動によい影響を与えるのです。
何度も朝食や人の味覚の重要性を私は指摘し、警鐘を鳴らしながら提唱しているのは、人の脳は人体の中でも燃費の悪い臓器であり、酸素の40%を必要とし、栄養素20%を必要とする臓器です。
現在の子供たちの食事の仕方にも異変が生じているのです。そりれは「ばっかり食べ」という食べ方です。私が武蔵野市のある小学校で子供たちと一緒に給食をたべることになり、私は仕事柄子供たちの食べ方を注視していた。多くの子供たちが、最初にご飯だけ食べ、食べ終わったら次におかずだけ食べる食べ方です。
これらの食べ方ですと、少し酸っぱい物、苦みのある食材、辛い食材などを食べられないのです。
普通、私たちはこれら刺激のある食材はご飯と一緒に食べて、口の中で中和して食べます。これらを「口内調味」と呼びますが、これらが正しい食べ方なのです。正しく食事ができないと味覚の未発達だけでなく、ご飯を美味しく食べられない、嫌いな食材が多くなり、極端な偏食傾向になると微栄養素の不足など身体の健康にも影響を与えるのです。それだけではありません。
料理を美味しいと感じられないため、味覚は勿論、お腹を満腹にさせるための食べ方、食事になることが危惧されるのです。
私たちが美味しい料理を食べると、満足した、美味しかったと脳が快感します。現在の子供たちや若者たちでは、この「美味しかったという快感ができない」人たちが増えているのです。
このような状態では、味覚だけでなく、他の感覚も鍛錬できず、脳の働きも低下することがわかっております
脳の働きの低下は、記憶力の低下、集中力の低下、及び脳の抑制能力の低下につながるのです。つまり、理性の働きが悪くなり、興奮した脳は自分でコントロールできず、周りに八つ当たりや暴力的になるのが最も怖いのです。
これらが、食事と脳の健康ということなのです。
身体的な健康面は勿論のこと、精神面の健康にも食と味覚は関わっているということを是非、皆様にご理解抱けたらと思います。
私ども研究所はこれらの関係から皆様に食と味覚の重要性を提唱し、指導して参ります。
私どもの使命と思い、今後とも正しい食事、味覚の重要性を提唱し続けて参ります。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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紫外線の驚異!

2011-11-22 00:00:40 | 環境
私は昨年の5月のゴールデンウィーク後に外出後に、左側の耳と頬のあたりが、赤く腫れ、痒くなりました。私は以前から「日光アレルギー体質」を持っているため、紫外線に注意をしています。
昨年頃から症状が出始め、それまではあまり酷くなかったのですが、昨年の春頃から紫外線が強くなって来たことと関係しているようなのです。
それは、太陽フレアー活動の活発化などで紫外線が強まって来ています。
また、今年の夏には、北極でも「オゾンホール」が発見されたと報告されています。北極のオゾンホールは、季節に応じて大きく移動するため、冬季には日本列島にもオゾンホールの一部がかかるのです。ですから、紫外線が近年になく、強まっていると考えられています。
以前にも紹介している。紫外線の脅威は、太陽光は体内時計を整えたり、ビタミンDなどの補給などに役立ちますが、長時間の紫外線を浴びることは無謀とも言えます。
髪の毛、肌(日焼け)、白内障などの進行を早めることになるのです。
特に、私のような肌色の白い人は紫外線に特に注意です。男女問わず日焼け予防、皮膚がん、肌細胞の死滅を加速的進させ、シミ、皺、白内障や髪の毛も不潔にしていると抜け毛や髪の毛の痛みの原因にもなります。
それ以外にも、肌の保湿や手入れなど、日焼け予防を怠ると、肌年齢が実年齢を上回り、アンチエイジング効果には成りません。
ですから、男性でも紫外線の強いときには、日焼け止めクリームを塗るとか、夏場でも海水浴場で、長時間日光浴をしないことである。
また、冬場でも同様に、スキー場などで雪のある場所では、紫外線が雪に反射して「乱反射」を起こします。
ですから、サングラスや帽子、勿論日焼け止めクリームなどを用意して、スキーなどを楽しんで欲しいものです。
このように,私たちを取り巻く環境が変化して来ており、地球温暖化と共に、「紫外線は私たちに脅威になりつつあります」。
ですから、私は男性でありながら、日焼けクリームだけでなく、肌の手入れをこまめにしております。男性だから、女性だから紫外線に気を付けなければではなく、現在は「男女共に」紫外線に注意が必要です。
太陽フレアーの活発化、北極のオゾンホールの移動、今年の冬は特に紫外線が例年以上に降り注ぐと思われます。
私は肌色が黒いからと安心できません。
南極のオゾンホールに穴が空いたとの報告以来、オーストラリアなどでは、皮膚がんの発生率が急激に上がったという報告があります。
また、私が危惧しているのが「若年性の白内障」が増加しているということです。これらも紫外線の強さとの因果関係や、パソコンや携帯電話などを操作する。視覚で見るなど、目を酷使している状態などにも関係があるのではないかと考えています。
ですから、冬場でもサングラスを掛けて、紫外線予防して、肌と目、髪の毛など守り、何時までも若々しく居たいものです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦


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生命維持を司る「間脳」!

2011-11-21 00:00:40 | 人の脳
今回は人の脳の中でも、特に重要な生命の維持に欠かせない脳「間脳」を紹介しよう!
視床下部は「視床の中枢神経系で最大の神経核」です。
間脳は「視床上部」「視床」「視床下部」で構成されています。その約5/4を占めるのが視床です。(図参照)。
これらを「間脳」と呼びます。
視床下部はホメオスタンス(恒常性)の中枢で、視床下部は小さな器官ですが、「体内環境」を調整するために重要な役割を担っています。
例えば「自律神経」の制御、自律神経系には、血圧、心拍(脈拍)、血糖値、体温などを無意識下で調整したり、胃袋などの内臓の働きなどを調整しています。
これら。生体環境を保とうとする働きが「ホメオスタンス(恒常性)」を維持しています。
このホメオスタンスは、自律神経とホルモンの連動によって保たれているのです。ホルモン系の調整は視床下部の下にある「下垂体」に繋がる「漏斗」という部位の「漏斗核」です。
この下垂体では、成長ホルモン(GH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、乳腺刺激ホルモン(プロラクチン)、性腺刺激ホルモンなど多くのホルモンを分泌する「内分泌器官」なのです。
この下垂体系分泌ホルモンを詳しく説明すると、6種類ほどのホルモンが放出され、ホルモンが視床下部から放出され、分泌量を調整しているのです。
※下垂体前葉ホルモン、
○成長ホルモン(GH)→骨や筋肉など、全身の細胞を増殖、肥大させる。
○プロラクチン(PRL)→乳腺細胞に作用し乳汁の産生を促す(愛情ホルモン)、
○副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)→副腎皮質ホルモンの分泌を促す。「やる気」などの意欲に関わっています。
○甲状腺刺激ホルモン(TSH)→甲状腺ホルモンの分泌を促す。
○卵胞刺激ホルモン(FSH)→女性では卵胞の発育促進や女性ホルモン分泌、男性では精子の形成を促す。
○黄体形成ホルモン(LH)→女性では排卵誘発や黄体形成、男性では、男性ホルモン分泌を促す。
他に、視床下部には「食欲」「性欲」などの欲求にも関わっている。満腹中枢なども視床下部の働きです。
また、視床上部には「睡眠に関わる松果体」もあります。
視床上部は第三脳室の後壁、視床の後背部にあたる部位で「手網」「手網核」「松果体」「後交連」で構成されています。
手網の下方には松笠のような形状の「松果体」があります。松果体は、睡眠や日内リズム(体内時計)に関与する(メラトニン)というホルモンを合成して、血中に放出します。そして眠くなるのです。
これらから間脳(視床上部、視床、視床下部)の働きにより、私たち人は呼吸したり、体温調整し、心拍数などを安定させることが出来るのです。
他にも、食欲や自律神経の働きを調整したりと、「生命の維持には欠かせない重要な脳部位なのです。
私たち人の脳は「小宇宙」などと言われる由縁は、分かっているようで、分からないことも多いのが人の脳の働きです。
ですから「謎めいた臓器」なのです。1350gm前後の重さの人の脳が巨大化して、生物界の生態系ペラミットの頂点に君臨しているのは、これら「人の脳」にあるのです。参考文献、「脳事典」!
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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脳力開発(脳処理方)!

2011-11-19 00:00:40 | 人の脳
以前にも紹介しましたが、私たち人の脳は潜在的能力を持っている。つまり、普段では使用されない、使われない脳の力です。
例えば、日本テレビ「世界まる見え!」火事場の馬鹿力について、科学的根拠で解説する番組の監修をした事がありますが、この火事場の馬鹿力も常に発揮していると私たちの身体や骨などが壊れてしまうので、脳がコントロールし、セーブしているのです。ですから、幾ら頑張っても通常では70~80%程度の力しか発揮、出せないのです。
では、この無意識のセーブを解除し、潜在的能力を発揮させるのには、どうしたらよいのか? それは、脳の処理能力や意識を高めるトレーニングをすれば多くの人達が普段では考えられないほどの自己の脳力に気づくはずです。
ここで実例を紹介しよう。もし貴方が野球をやったことが無い未経験者でも、150kmのスピードボールをバットに当てる事が出来たとしたら驚きですよね!
普通なら、私には無理、到底バットになんか当たらないと考えてしまいます。そうなんです。人の脳は普通の状態では、並みの早さで理解し、認識しているから、150kmのスピードボールはイチロー選手のように毎日のように見て、バットに当てるプロなら簡単でしょうが、素人には、まして女性には難しいですよね! いきなり、150kmのスピードボールは恐怖を感じるほど早くて、普通の状態の動体視力では見えません。
そこで、あるトレーニングをすると誰でも簡単にバットに当てることは可能になるのです。それは、脳の処理能力を高め、動体視力などの「五感力」をアップさせる方法で、以前にテレビ番組の中で70歳の高齢の女性がこの150kmのスピーボールに挑戦し、見事バットに当てたら、スタッフ一同、凄いと言っておりました。
後に70歳の高齢者の女性に聞いたら、ボールがゆっくりと飛んできて、簡単にバットに当たったと、但し、バットが重かったというように、決して運動神経が良いわけではありません。これらが人の脳の潜在的脳力なのです。
これら能力を引き出す方法とは、動体視力の能力を高める鍛錬をする方法で簡単にアップします。
それは、速読法など、本の文字を早く目で追い読んでいくというよりも、目を動かす練習です。他にも、DVDの映像を60倍速で文字や映像を繰り返し見ていく鍛錬をするのです。これらは1時間ぐらい続けて、途中で目が疲れやすいですから休息してから行います。
そして、本番の150kmのスピードボールに挑戦すれば、何とゆっくり飛んで見えるではありませんか?決してマジックでもやらせでも有りません。
これらは人の脳の処理能力の差として現れるのです。例えば、普段私たちの脳は、一般道路を自動車で50kmほどのスピードで走っている状態だと思って下さい。それを脳の処理能力を向上させる鍛錬をすることで、高速道を走るように100kmのスピードに上げて行くのと似ています。ですから、脳の処理能力が高まり、普段では150kmのスピードはとても速いと脳が認識しているので、余計に早く見えるのです。そのうちにその早さにも慣れてくるということです。他にも、火事場の馬鹿力のように、普段ではなかなか発揮できない力を人間は潜在的に持ち得ています。身の危険を感じたときや脳の運動野を刺激するだけで、自己が思いもしない力を発揮できます。
これらも以前に、テレビ番組「科学バラエティ番組」の中で実験を行いました。
AKB48のメンバーの3人に協力して貰い、4.5トンのトラックを一人で引っ張り動くかの実験です。最初はびくともしません。勿論、体重が45kgにも満たない体重の女の子ですから、そこで、大声を出して引っ張る、それでも動きません。そこで、ガムを嚙んで貰いました。少し動き出したのですが、そこで最後の秘密兵器を出し、マウスピースを嚙ませ、必死になって引っ張ってご覧と指示、そうすると、何と今まで動かなかったトラックが簡単に動くではありませんか?
驚きです。これらは脳科学で説明すると、力を発揮することは歯を食い縛る。顎の力は大柄な男性なら200kg以上になります。女性でも150kgぐらいになりますから、このような状態を繰り返すと、歯と歯茎がぼろぼろになります。ですから、マウスピースを嚙むことで、脳神経の一部「三叉神経」に伝わり、脳を刺激し、潜在的能力にスイッチが入る状態になるのです。
ですから、プロボクサーのパンチ力がヘビー級ともなると1トンを超えるという破壊力になるのです。
また、これら似た効果があるのは、嚙むという動作、つまりガムを嚙むことでも、やはり、三叉神経から脳の運動野に刺激が伝わり、集中力やパワーが出るのです。ですから、アメリカのメジャーリーグの選手がガムを嚙みながら、くしゃくしゃ嚙んでいるのは、これら脳科学の原理から考え出されたものです。このように人の脳力は、まだまだ未知数であり、力(パワー)だけでなく、記憶力や計算力、知恵、創造性などの脳力も高まる方法は沢山あります。
私はこれらの研究にも励んでいます。脳を刺激し、脳力を引き出し、発揮させる方法、トレーニングなど可能になるのです。
今後とも、これら脳力開発にも指導も提唱もして参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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味覚と食欲!

2011-11-18 00:00:40 | 感覚、五感
この秋、「食欲の秋」「味覚の秋」など、食べ物が美味しく、旬な食べ物が多い時期です。
私たちが食欲と言えば「空腹時にお腹が空いた」と実感する時が相であるように、人は食事をしないでは、本来は生きて行くことは出来ません。
生きて行く上で必要な欲求が「食欲」なのです。
特に人の脳はエネルギー消費も激しく、脳を一日中使っていますから、500キロカロリーも消費しているのです。
ですから、脳は身体の中でも栄養素は全体の20%も必要であり、酸素に至っては40%も必要な臓器です。
そして,脳は主なエネルギーが「ブドウ糖」からでないとエネルギーを摂取出来ないため、良質なブドウ糖が必要なのです。
これら良質なブドウ糖はご飯が理想的なのです。ですから、魚やお肉などをご飯と一緒に食べる「和食」は最も脳にも身体にも良いということです。
ですから、日本人が頭脳明晰な人が多かったのは、勉強だけでなく、脳の栄養素が備わっているのです。
ところが、最近は子供たちや若者たちの食の変化から、私は食の欧米化と呼んでいますが、朝食も簡単に済ましたり、朝食を抜く子供たち、パンと缶コーヒーで朝食を済ます若者たちは40%を超えています。
現に好きな時に、好きな物を、好きなだけ食べる、これらの傾向から極端な片寄った食事になり、好きな食材や食べ物だけを好んで食べて居ます。
これらの状態では、味覚だけでなく、食欲にも変化が生じ、味覚障害が全国の小学生の何と半数に及ぶ子供たちに「味覚障害」の疑いがあります。
予備軍も含めると6割近い子供たちが味覚に関して、未発達といえるのです。
大人に成長しても、刺激の強い食材や飲み物を苦手とし、ワサビ、酢物、辛い物、お酒も、日本酒やビールも刺激が強いので、食べられない。飲めないとなるのです。
日本でもハンバーガーが人気ですが、簡単に安価で早く食べられるのは便利なのですが、これらは食事として栄養素やバランス、味覚の発達などには不向きな食品です。
つまりおやつ的な物であり、食事としては不向きであると指摘し、しっかりと小量でもよいので食事をする。
それも箸を上手く使い、ゆっくりと食事を楽しむ、料理の味を味わい、美味しさを楽しむ・実感することで味覚も脳も発達させ、満足することで「快感」に繋がるのです。
現在、子供たちや若者たちの多くが、料理に美味しさは必要ない、ただ満腹になればそれでよいと考える人たちが多いのです。これらは単なる食という「食欲」ではなく、単なる「満足」を望んでいるだけです。
ですから、味覚も未発達のまま、「味覚音痴」と呼んでいますが、毎日のように好きなカップラーメンやハンバーガーなどをお腹いっぱいに食べるので、高カロリーの食事になり、塩分も多めに摂取して、微栄養素などが不足します。
ですから、小学生の4割以上が不満体型であり、予備軍も含めると、平均体型を上回ってしまっています。
現在の小学生の体型は、不満気味が4割以上で、痩せ気味の2割を含めると平均的な体型の子供たちを上回っており、体型の二極化が進んでいるのです。
これらは食事の仕方、運動不足などが深く関係しているのです。
同様に、味覚に関する未発達は非常事態であると私は指摘し、警鐘を鳴らしているのです。ここに「味覚と食欲」の重要性があるのです。
私共は、これら子供たちや若者たちの味覚異変は、現在展開している飲食店、レストランの運営にも影響し、ミシュランガイドで三つ星のレストラン数や店舗数では日本は世界一ですが、これらも今後は黄色信号になると指摘し、予想しております。
日本において、今後、味覚の教育、実施「味育」が必要だと指摘し、私は五感のプロデュースから、シェフ、板前さんたちの協力の下、子供たちや若者たちなど、学校教育の中にも「五感教育」の重要性を提唱しております。中でも「味育」を給食の時間などに取り組み、正しい食事、箸の使い方、食べ方、「味覚と食欲」について今後とも指導と提唱をして参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、



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映画、映画館の音響!

2011-11-17 00:00:40 | 感覚、五感
最近の映画は3D映像ばかり目立ち、ストリー性や演技が重視されず、映像美や見た目に拘っている映画が多く、ヒットもしています。
これらは話題性だけであり、私のように人の五感、感覚、脳の関連などを研究している者には、3D映像は何度か観ると飽きるのです。
料理も同様に美味しいからと、三日も同じ料理を食べ続けたら飽きてしまって、美味しくなく感じてしまいます。
つまり、3D映画も何度か見続けると飽きてしまうのが「人の脳」なのです。
人の脳は、次の新しい刺激、映像など話題性や驚きや感動を求めるから人は映画館に足を運ぶのです。
ところが、最近、私が映画館に行って映画を観たときに、3D映像ではありませんでしたが、がっかりしたのです。折角の話題の映画なのに、映画館の音響が悪く、ただ音、音響が大きすぎて、うるさいだけなのです。俳優の台詞が言っている言葉がクリアーでなく、また、アクショーンシーンでは、音がやかましいだけで、迫力を出すために「大音量」でスピーカーが音割れという、大音量に対して、スピーカーの性能が追いついていない。
例えば、横方向のスピーカーの音は良いのに、正面側の音が悪いとか、つまりチャンネルと言いますが、本来の5.1チャンネルという音質になっていないので、音の臨場感が欠如して、私のように音の違いに拘っている人たちには「不快音」として聞こえてしまうのです。
例えば、映画のストリー内容によっては、音の再現が重要な要素になります。
クラシック音楽のコンサートシーンなどでは、音響は重要な課題でもあります。
以前に、私は都心の映画館で、チョコレートが樽から流れ出すシーンに合わせて、合成香料を利用して、指定席40席の下に香の発生装置を置き、このチョコレートが流れ出すシーンに合わせて、スイッチを入れて、映画館内に人工的ではありますが、チョコレートの香で満たされました。
舞台裏から拝見していた私は、映画を観ていた観客から、歓声と「何処から香っている」のと驚きの声が上がりました。
事前に告知していなかったこともあり、館内では驚きの声が上がったのです。この映画スクリーンからチョコレートの香がするとか、本物のチョコレート観たいなどの声が上がったのです。
これらは3年前に上映されたハリウッドの人気映画でした。臨場感を出すために、香の装置と音に拘ったことで、話題になり、翌日には新聞、テレビなどニュースにもなったほどです。
現在は、音響システムも小型で高性能なスピーカーなど高性能なモノが多くあります。これらを映画館で利用し、音に拘る。映像美も3Dに拘らず。2D映像でも、従来のハイビジョンではなく、ソニー、東芝が開発した「4Kハイビジョン画像カメラ」従来のハイビジョンカメラの4倍もの精度、感度を持ったカメラです。4Kハイビジョンの映像は、クリアーで繊細な映像と表現出来るように素晴らしい映像です。これらのカメラを駆使し、そして、音響も従来のDVDの音、音楽、16ビットでなく、ブルーレイディスクの音、音楽、24ビットです。つまり、5.1チャンネルでなく、7.1チャンネルの音源です。
聴くとその音の質の良さ、音の違いが理解出来ます。これら採用することで、話題性だけでなく、映画の映像の良さ、綺麗さと共に、音の良さ、臨場感からこれらに3D映像+1D(香)を発生させるとバーチャルリアルティーの再現が可能になるのです。
そして、3D映像などでは専用のメガネが以外と経費が掛かったり、うっとうしいなどの問題もあります。4Kビジョンカメラはレンタルも可能であり、映画配給会社が負担しますから、映画館の関係者は、音響、スピーカーシステムだけを新た高性能なモノに換えるだけで済むので経費の削減も可能だと考えています。小型で高性能、そして価格も安価なモノでも映画館内に数多く採用することで360度の方向から音が聴こえるようになるのです。
私も体験したことがありますが、音の立体感は映画館向きだと言えます。
これらを導入した。映画、映画館が今後、話題性と人気が出ると予想されます。
現在、人気のハリウッド映画でも、数ヶ月しない内にDVDの販売、そしてレンタルショップに並ぶ時代です。わざわざ映画館足を運んで巨大スクリーンで映画を観なくても良いのです。そして、3D映像はもう飽きたから観に行く必要がないと考える人が増えると、日本の映画だけでなく、業界、映画館などへの観客動員数がこのままで間違いなく急激に減少するでしょう?
ですから、私共は映画館の音響と映像を従来よりもハイクオリティーで、質の良いモノに変革して欲しいと願っております。
そして、私共がこれら音響や映像のプロデュース、監修に関わり、指導もしたいと考えています。私共は音響の専門家スタッフとも協力体制が出来ています。もし、映画配給会社、映画関係者、映画館関係者からの相談や依頼があれば、何時でも予算やシステム、構築など指導致します。私共にはこれら人の感覚、五感を刺激し、五感に訴え、感動する。脳が快感するこれら重点に日本の映画館が凄い。楽しいと脳が快感することでリピーターに繋がり、何でも観たい。体感したいと感動するのです。これらを私共は導き、指導出来るのです。
私にはすでに実績もあります。これらをお読みになっている関係者の方が居られましたら、一度、私共にご相談されることを願っております。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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「オウム病」で動物園閉園…長野・飯田市

2011-11-16 00:00:40 | 環境
読売新聞 11月5日(土) 配信
来園者ら3人感染の疑い
長野県飯田市は4日、同市立動物園の男性飼育員(28)と女子中学生ら来園者2人の計3人が、小鳥から伝染する「オウム病」に感染した疑いがあるとして、同園を閉園した。再開時期は未定。市は「感染の危険性がなくなるまで閉園する」としている。
市によると、飼育員は先月28日に高熱を出して病院にかかり、精密検査を受けたところ、医師から「オウム病に感染し、高熱が出た可能性がある」と診断された。また、同26-29日にかけて職場体験や飼育体験のため来園した市内の女子中学生(14)と主婦(37)に発熱などの症状が出ていたことも確認した。
市は4日から本格的な調査に入り、感染源となった疑いがあるルリコンゴウインコの糞や血液を検査する一方、同園の清掃を行っている。症状の出た飼育員は先月22日頃、ルリコンゴウインコが飼育されている施設の清掃を担当していたほか、中学生と主婦はインコ舎や近くのビーバー舎で木の廃棄作業や餌やりなどを行っていたという。
オウム病は細菌による感染症で、高熱や頭痛、全身の倦怠(けんたい)感などの症状が出る。鳥類の排せつ物から感染することが多く、ヒトからヒトへ感染することはないという。
※オウム病(psittacosis、parrot fever)とは、クラミジアの一種である、オウム病クラミジア(Chlamydophila psittaciあるいはChlamydophilia abortus)の感染によって生ずる人獣共通感染症。クラミジア病と呼ばれることもあり、かつてミヤガワネラ病と呼ばれていたこともあった。感染症法における四類感染症。
※原因、鳥類はオウム病クラミジアの自然宿主であり、ヒトは感染鳥類から排泄物、汚染羽毛、糞便の塵埃の吸入により感染する。名称から誤解されるが、小動物など鳥類以外から感染することもある。
※症状、ヒトではインフルエンザ様症状を示し、治療が遅れると肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患を示す。鳥類では一般に無症状であるが、発症すると元気消失、食欲不振、緑色便を呈し、ときに斃死する。病理学的には肝臓や脾臓の腫大、脆弱、灰白質壊死巣、心外膜や気嚢の肥厚、線維性滲出物の肥厚がみられる。牛において雌では妊娠末期に流産を引き起こし、雄では精嚢腺炎を引き起こす。馬では肺炎、脳脊髄炎、角結膜炎、関節炎、腎炎、肝炎、流産を引き起こす。
ウィキペディアフリー百科事典より引用。
以前にも、オウム病はペットなどと接近したり、人の生活空間に入り込んでから、流行した時期がありました。
今回の女子中学生ら来園者2人の計3人が、小鳥から伝染する「オウム病」に感染した疑いがあるということである。
オウムに限らず、野生の野鳥、ハトなどからも感染することがあるのです。
鳥類はオウム病クラミジアの自然宿主であり、ヒトは感染鳥類から排泄物、汚染羽毛、糞便の塵埃の吸入により感染する。
特に、ハトの糞が乾燥して粉塵になったりするとクラミジアを人が吸い込むことで起きるのです。
これらから、この動物園の鳥の檻での衛生上の問題もあるのです。つまり、まめに掃除や糞の始末をしていなかった可能性があるのです。
この動物園には衛生局の調査がはいるので原因が分かると思います。
これからのシーズン、動物園や家畜場でも心配になるのが「トリインフルエンザ」です。
今年の冬は寒波が予想され、乾燥した日が続くと心配になります。手洗い、うがいは勿論、混合ワクチンの接種など、風邪ウイルスの感染も危惧されます。
また、これらオウムやセキセイインコなどの鳥のペットを飼っている人は、糞の始末やまめな掃除など、心がけることである程度予防できます。決して、可愛いからと、鳥の嘴を口に近づけてエサを上げたりしないで下さい。
これらに注意し、ペットを扱った後には必ず石鹸などで手荒をして下さい。
そして、生き物たちと楽しく触れあいたいものです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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世界各国の味覚!

2011-11-15 00:00:40 | 感覚、五感
世界各地では、食文化の違いから、甘い食べ物、辛い食べ物など好みに大きな違いがあります。気候、風土によっても食べる好みが違います。
ここで、甘い食べ物と、辛い食べ物を好み、食べて居る国々を紹介します!
※甘い食べ物が好きなベスト3は、
1位、バルハドス158.1g、2位、スイス153.3g 、3位トリンタート・トバコソ
147.5g 日本は120位の52.3gです。
※辛い物が好きな国、
1位、ボスニア・ヘルツェゴビナ22.1g 、2位、ペルー11.7g、 3位、ガーナ
9.4g 日本は76位で9.48gです。
世界一辛い物を食べている国は(ブータン)です。その辛さは、日本人が食べると一口で、すぐに水を飲みたくなる辛さです。
日本テレビ、世界番付より参考、
これらのデータから言えるのは、日本人の食文化、好みがはっきりしていると言えます。例えば、甘い物を好むでは日本は120位と低いものです。
これらは砂糖の消費よりも、人工甘味料の普及により、ゼロカロリー、カロリーオフなどの甘味料の甘さを好まれていることの結果でもあります。
また、辛い食べ物も76位と低いのは、刺激の強い食材や食べ物は子どもや若い人たちを中心、ワサビ、唐辛子など刺激の強い食べ物が毛嫌いされ、食べられない人たちが多い事にも関係しているようです。
人の味覚は、甘い物などには鈍感に感じるため、大量に摂取してもあまり感じないのです。これら脳や筋肉エネルギーとして必要なブドウ糖や糖質を摂取するために必要だからです。
逆に、辛い、酸っぱいなどの刺激の強い食材は小量でも敏感に感じるのは、大量に摂取すると、身体に害があるから敏感に反応して危険回避をしているのです。
特に、辛味は人の味覚で感じているのでなく、舌の触覚的感覚で感じます。ピリピリする、ヒリヒリするなどと感じるのは「痛み」痛点を刺激し、痛みとして感じるから、辛さで痛みとして感じ、自律神経に影響を与えるので、血圧上昇や心拍数の上昇から、額などに汗が出て来るのです。
特に、これら辛味を好む国々には、寒い国や熱帯の国々など新陳代謝率を維持するために、唐辛子を好んで食べる傾向があります。
世界でも最も辛い食べ物を食べているブータンでは、寒冷地で高地にあたるため、エネルギーと体温調整のために食事は大切な要素となります。中でも新陳代謝率を上げるためには、辛い物を食べて汗を流したり、体温を上げる必要もあるのです。
ただ、辛い物を食べている訳ではありません。肉類や数少ない野菜などと煮込んだ物に大量の唐辛子を入れて食べるのです。
但し、このような食べ物を日本人が食べ続けると、血圧の上昇や味覚障害などを引き起こす可能性があるのです。
特に、日本料理は世界でも人の味覚を刺激し、酸っぱい物、旨味など独特の味覚を持って居る国民でもあるのです。
特に繊細な味覚、感覚を持っているので、ミシュランガイドで三つ星レストランなどに指定されているお店が多いのは、これら繊細な味覚と感覚を持っているからです。
ところが、現在は子供たちや若者たちを中心に、食の欧米化から、日本人の体質に合わない食事をすることにより、偏食や食べず嫌いなどから「味覚障害」の子供たちが、全国で半数に及ぶ結果がテレビ局の調べで出て居ます。
これら正しい食べ方、味覚の未発達によるものです。味覚障害を引き起こすと、食べ物に対して、美味しさを求めず、お腹が満腹になればそれでよいと考えている人たちが多く、食事をして美味しいと「快感」出来ないのです。
日本食(和食)から、世界で味覚の表現として「旨味」(うま味)という、表示は、
人の味覚、甘味、辛味、塩味、酸味ですが、それに日本人が「旨味」という、味覚表現を発見し、世界共通で4味に+旨味の5味が世界共通になっています。
これらから、日本人は「味覚大国」でもあったのですが、現在は、様々な食材、何時、何処でも、好きな時に、好きな量を食べられることから、子供たちや若者たちを中心に味覚音痴が急増しているのです。これらから、私は日本の食文化「味覚貧国」と称して、警鐘を鳴らしながら、「食育」「味育」の重要性を提唱し、今後とも五感研究から、皆様に提言して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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3D映画の光と陰!

2011-11-14 00:00:40 | 感覚、五感
3D映画が全盛になっているように思われるが、私は冷えた目で見ています。それは、以前にテレビ局のスタッフと打合せ会議に参加した時に、テレビでの3D放送は3日間で飽きると指摘しました。
人の脳は同じような刺激に対して飽きやすい、ましてや3D専用メガネが必要だったり、裸眼で見られるとe言っても、テレビが高額だったりと日本での普及には、ハード面とソフト面の充実も必要と提案しています。
なぜなら、人の脳は先ほど説明したように、毎日3D映像ばかり見ていると、視覚(目)が疲れやすい、また、乗り物酔いのような症状、これらの症状を「映像酔い」という副作用があるからです。
この3D映像の副作用によって、昨年の夏にアバター3D映画を見ていた。中国の幼い子どもが心臓発作で亡くなったことは世界中にショッキングな話題として伝わりました。
また、日本でも3Dの携帯ゲームも販売され、話題になりました。これらの副作用を心配した開発メーカーは、6歳児以下の使用と販売を禁止したものです。
最近では、3D映像に香を取り入れた映画、4D映画と題して、ハリウッドの子ども向け映画も日本で上映されました。
従来の3D映像に、スクリーンに手渡された。カード型のチケットに番号がうってあり、スクリーンで表示された番号を擦ると、香が出て、お菓子の香などがするという仕組みです。
私が数年の前に、やはりハリウッドの人気映画、チョコレートが流れ出すシーンで、指定席の40席から香、合成香料(チョコレート)の香を発生させる装置を置き、樽からチョコレートが流れ出すタイミングでスイッチを入れて、香をさせたら、観客から驚きと歓声が上がりました。
映画の終了後には,近くのコンビニやお店からチョコレートが全て売れてしまったという神話も生まれたほどです。
これらの刺激型上映と呼んでいますが、恒に人の脳が刺激と感動、特に快感を求める特徴があるため、3D映像ではそろそろ飽きられる。不満と考えるのが人の脳なのです。
ですから、テレビ局にも3D映像は3日で飽きると指摘したのは、これらからです。テレビから香が出れば別だが、現在、香の発生装置はパソコンやテレビに取り付けると香が出ますが、テレビ内、香のシグナルをデジタル化すれば、近い将来には、料理番組や化粧品のCMなどから香が出るテレビも開発されると思います。
但し、現段階では3D映像と2D映像を切り替える。それも安価なテレビの開発が進めば、テレビ局でも3D放送用のカメラ、二眼カメラなのですが、現段階では高額なため、日本のテレビ局では導入も一部で検討されているだけです。
何よりも、3D映像用のテレビか売れていないのです。
つまり、ハードとソフトが充実していないと、ヒット処か韓国などのメーカーが安価な3D映像用のテレビがすでに販売されています。
ところが、ソフトもテレビ放送は一部だし、DVDも限られた映画に限られています。このような状態では、幾ら普及しても、飽きられてしまい、結局普通の2D(平面映像)が見て飽きない、見慣れているとなるのです。
それどころか最近はソニー、東芝などのメーカーが開発した「4Kビジョンカメラ」従来のハイビジョンカメラの4倍の解像度があるため、現在見ているハイビジョン映像よりも4倍もクリアーで綺麗な画像が見られるのです。
私もテレビ局で映像を見ましたが、それは素晴らしい映像美になります。
また、音源も従来の5.1チャンネルから、7.1チャンネルと、従来のCD音源から、ブルーレイディスク音源なのです。高音域がクリアーでノイズも少なく、生音に近いものです。
16ビットの音から24ビットの音、音源に、これらは今後の映画の主流になる可能性もあり、これらに3D映像が加わると、今までにないリアルな映像、バーチャルリアルティーの追求になると思います。
但し、私が危惧している。正しい見方、認識をしないとやはり「映像の副作用」特に子供たちの脳内で、バーチャルとリアル感の区別が出来なくなる。
つまり、現実の世界と非現実の世界観を理解出来なくなる可能性も高くなり、ゲーム脳と以前に言われたのがこれら当たります。
これら映像の副作用の研究と警鐘を鳴らしながら、私共も映像と音響などのプロデュース、監修などにも関わって行きたいと思います。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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