筑波大学大学院産業神経医学教授、松崎一葉。
ここ数年、一生懸命働いた結果、心身ともに完全に消耗して「うつ病」になってしまう。いわゆる典型的な「うつ病」患者(従来型のうつ病)が相対的に減少している。それに対して増えているのが、新しいタイプのうつ病だ。
過重労働があるわけでもないのに、上司から叱責や失敗ですぐに落ち込み、「会社に行く気にならない」「気分が暗い」と精神科クリニックを受診。
「鬱状態」の診断を受けて長期に会社を休んでしまうというタイプの患者が存在感を増している。
従来型のうつ病は「自分はうつじゃない、自分が弱いだけだ」と自分を責め受診を勧めても病院にも行きたがらず、家に引きこもる事が多い。
ところが昨今の若年層に増えつつある新しい「うつ病」は、自ら責任的に受診し、その原因を上司の態度や会社の体制にあると主張し「自分は一生懸命働いているのに○○が悪いからうつになった!」と他罰的になる傾向が強い。
また、このタイプは、会社に行けなくても、休職中に海外旅行に行ったり、趣味の仲間と元気に活動できないなど、意欲の低下は限定的であることが特徴だ。学問的には、まだこのような状態に対して明確な呼び名はないが、私はこのようなタイプの「うつ」をその主たる原因が本人のストレス耐性の弱さや人格の未熟性にあることから「未熟型うつ」と呼んでいる。
7/24、週刊東洋経済から引用、
ここで私から、うつ病と脳の関係について説明しよう!
うつ病の人の体内では、ストレスホルモン(コルチゾール)が高止まりしている。健康な人ではストレス(外的刺激)を受けると、副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)が分泌される。但し、時間と共にコルチゾールの血中濃度が下がって行く。うつ病の人ではストレスホルモン、コルチゾールが分泌され、そして、コルチゾールが血中濃度が下がりにくくなる。
また、人の脳内では、うつ病の人の脳内ではストレスによって神経細胞(ニューロン)の新生が阻害される。つまり、脳細胞、ニューロンに影響を与えるのである。
ストレスをかけ続けると、ニューロンの樹状突起が短くなり神経新生も阻害される。これらによって情報の伝達も低下し、脳活動も低下するのです。
現在では「抗うつ剤」を服用すると脳に何かしらの変化があると考えられるが、うつ病の原因メカニズムは未だに解明されていないのだ。
以前、従来型のうつ病は「セロトニン」の欠如が主な原因と考えられていたが、現在ではうつ病の原因を説明しきれないのである。それだけ複雑になってきたのである。また、多様化してきているのです。
若年層の「未熟型うつ病」に対して企業はどのように対応すべきか!
まず、本人のメンタル不全の原因を見極めることが重要である。また医師の診断書に「うつ病」とあっても状態の把握が必要でもある。
「抑うつ状態」の概念は広く、遺伝的な要素から親が亡くなったことや人間関係に悩むなど、一過性の抑うつ状態など様々である。
また、個人要因や環境要因(職場)などを見極めも必要である。
私は未熟型うつ病を「我慢することを学ばずに成人になった若者」や「我が儘に育った家庭環境」など、また、人との会話(コミュニケーション)不足などにより、人の脳の「社会適応障害」であると指摘している。
人との関わり合いを苦手とし、体験不足から人間関係に悩み苦しむのである。
未熟型うつ病に疾患する若者は増加傾向にあり、高学歴であればあるほど、プライドも高く、自分が納得しない職場や環境を極度に嫌がるなどの一見我が儘と思えるが、本人たちは「世間知らず」なのである。
これらのタイプを指導する場合は、我が儘だ、我慢が足りないと叱咤激励するのでなく、納得行くまで話し合い、理解させることが重要である。
現在、折角その企業とご縁があり、入社しても3年以内で退社、退職する社員が40%を超えているというのだ。今年も就職難で折角入社しても、自分の思い通りにならない、考えていたのと違うなど、中には自分はこの会社に向かないと決めつけ、そして3年以内で多くの若者が会社を辞めて行くのです。
中でも最近は、未熟型うつ病で長期休職からそのまま退社してしまうケースが増えている。
これらの現状は企業にとって莫大な損失であり、中には優秀な人材も居られるので、将来的にも必要な人材でもあるのです。
新入社員が定着しないと、中堅社員が益々雑用や新入社員の分まで働からなければならず、働き盛りの30歳代~40歳代では、過酷な労働時間が問題化し、こちらは従来型のうつ病に疾患する人たちである。
最近では、ノー残業などの対策が浸透し、従来型のうつ病は減少してきているが、逆に若年性の未熟型うつ病が増加傾向である。
私共研究所は、これら未熟型うつ病対策、予防策として、企業研修、うつ病対策監修などを指導を行っている。
脳科学と感覚生理学の応用から、体験を重視させ、若者たちに人との関わり合い、コミュニケーションの仕方、人との関わりを学んで貰うなど、精神面の鍛錬を重視している。 つまりは「社会適応能力」を養うこと、そして人との会話や関わり、コミュニケーションを学び、体験することでストレスに対応出来る精神力と自分の脳で考える能力「知恵」を学ばせることで従来のスパルタ的な指導方法では、現在の若者たちには通用しないし、理解出来ない。
だから、私共が考案した。脳科学と感覚生理学から「精神力、対話力、五感力」そして「社会適応能力」を養うことが目的です。
これらを企業で研修という形で実施しして頂ければ、人材的損失を防げるだけでなく、人材育成にもつながりひいては、その本人の将来のためでもあるのです。私共五感教育研究所は、これらの指導が急務であり、依頼が今後とも多くの企業から頼まれると予想している危機的な状態でもあるということを関係者の方々に理解して頂ければ幸いです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、
ここ数年、一生懸命働いた結果、心身ともに完全に消耗して「うつ病」になってしまう。いわゆる典型的な「うつ病」患者(従来型のうつ病)が相対的に減少している。それに対して増えているのが、新しいタイプのうつ病だ。
過重労働があるわけでもないのに、上司から叱責や失敗ですぐに落ち込み、「会社に行く気にならない」「気分が暗い」と精神科クリニックを受診。
「鬱状態」の診断を受けて長期に会社を休んでしまうというタイプの患者が存在感を増している。
従来型のうつ病は「自分はうつじゃない、自分が弱いだけだ」と自分を責め受診を勧めても病院にも行きたがらず、家に引きこもる事が多い。
ところが昨今の若年層に増えつつある新しい「うつ病」は、自ら責任的に受診し、その原因を上司の態度や会社の体制にあると主張し「自分は一生懸命働いているのに○○が悪いからうつになった!」と他罰的になる傾向が強い。
また、このタイプは、会社に行けなくても、休職中に海外旅行に行ったり、趣味の仲間と元気に活動できないなど、意欲の低下は限定的であることが特徴だ。学問的には、まだこのような状態に対して明確な呼び名はないが、私はこのようなタイプの「うつ」をその主たる原因が本人のストレス耐性の弱さや人格の未熟性にあることから「未熟型うつ」と呼んでいる。
7/24、週刊東洋経済から引用、
ここで私から、うつ病と脳の関係について説明しよう!
うつ病の人の体内では、ストレスホルモン(コルチゾール)が高止まりしている。健康な人ではストレス(外的刺激)を受けると、副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)が分泌される。但し、時間と共にコルチゾールの血中濃度が下がって行く。うつ病の人ではストレスホルモン、コルチゾールが分泌され、そして、コルチゾールが血中濃度が下がりにくくなる。
また、人の脳内では、うつ病の人の脳内ではストレスによって神経細胞(ニューロン)の新生が阻害される。つまり、脳細胞、ニューロンに影響を与えるのである。
ストレスをかけ続けると、ニューロンの樹状突起が短くなり神経新生も阻害される。これらによって情報の伝達も低下し、脳活動も低下するのです。
現在では「抗うつ剤」を服用すると脳に何かしらの変化があると考えられるが、うつ病の原因メカニズムは未だに解明されていないのだ。
以前、従来型のうつ病は「セロトニン」の欠如が主な原因と考えられていたが、現在ではうつ病の原因を説明しきれないのである。それだけ複雑になってきたのである。また、多様化してきているのです。
若年層の「未熟型うつ病」に対して企業はどのように対応すべきか!
まず、本人のメンタル不全の原因を見極めることが重要である。また医師の診断書に「うつ病」とあっても状態の把握が必要でもある。
「抑うつ状態」の概念は広く、遺伝的な要素から親が亡くなったことや人間関係に悩むなど、一過性の抑うつ状態など様々である。
また、個人要因や環境要因(職場)などを見極めも必要である。
私は未熟型うつ病を「我慢することを学ばずに成人になった若者」や「我が儘に育った家庭環境」など、また、人との会話(コミュニケーション)不足などにより、人の脳の「社会適応障害」であると指摘している。
人との関わり合いを苦手とし、体験不足から人間関係に悩み苦しむのである。
未熟型うつ病に疾患する若者は増加傾向にあり、高学歴であればあるほど、プライドも高く、自分が納得しない職場や環境を極度に嫌がるなどの一見我が儘と思えるが、本人たちは「世間知らず」なのである。
これらのタイプを指導する場合は、我が儘だ、我慢が足りないと叱咤激励するのでなく、納得行くまで話し合い、理解させることが重要である。
現在、折角その企業とご縁があり、入社しても3年以内で退社、退職する社員が40%を超えているというのだ。今年も就職難で折角入社しても、自分の思い通りにならない、考えていたのと違うなど、中には自分はこの会社に向かないと決めつけ、そして3年以内で多くの若者が会社を辞めて行くのです。
中でも最近は、未熟型うつ病で長期休職からそのまま退社してしまうケースが増えている。
これらの現状は企業にとって莫大な損失であり、中には優秀な人材も居られるので、将来的にも必要な人材でもあるのです。
新入社員が定着しないと、中堅社員が益々雑用や新入社員の分まで働からなければならず、働き盛りの30歳代~40歳代では、過酷な労働時間が問題化し、こちらは従来型のうつ病に疾患する人たちである。
最近では、ノー残業などの対策が浸透し、従来型のうつ病は減少してきているが、逆に若年性の未熟型うつ病が増加傾向である。
私共研究所は、これら未熟型うつ病対策、予防策として、企業研修、うつ病対策監修などを指導を行っている。
脳科学と感覚生理学の応用から、体験を重視させ、若者たちに人との関わり合い、コミュニケーションの仕方、人との関わりを学んで貰うなど、精神面の鍛錬を重視している。 つまりは「社会適応能力」を養うこと、そして人との会話や関わり、コミュニケーションを学び、体験することでストレスに対応出来る精神力と自分の脳で考える能力「知恵」を学ばせることで従来のスパルタ的な指導方法では、現在の若者たちには通用しないし、理解出来ない。
だから、私共が考案した。脳科学と感覚生理学から「精神力、対話力、五感力」そして「社会適応能力」を養うことが目的です。
これらを企業で研修という形で実施しして頂ければ、人材的損失を防げるだけでなく、人材育成にもつながりひいては、その本人の将来のためでもあるのです。私共五感教育研究所は、これらの指導が急務であり、依頼が今後とも多くの企業から頼まれると予想している危機的な状態でもあるということを関係者の方々に理解して頂ければ幸いです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、