センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

汗の話!

2007-06-30 16:47:39 | 感覚
人には汗を流す汗腺という所があり、汗腺の数は、生後3歳ぐらいまでに200万~400万個と決まっている。
しかし、加齢と共に数は減って行く、また、生活環境によっても変化するのである。
熱帯性の地域に住んでいる人と、寒冷地域に住んでいる人では汗腺の数も違っているのである。これを「能動汗腺」と呼んでいる。
では、人はなぜ汗を流すのか、それは、体温の調節である。
人の体温は36.5度前後と決まっている。野外温度が高くなると人は汗が出やすくなる。
汗は血管内からでる水分として汗腺からでるが、この汗(水分)の蒸発(気化熱)
によって体温調節しているのである。
これら健康的な汗は水分が多いのでサラサラとしてすぐに蒸発する。だから匂いもあまり感じない。
健康な汗腺はミネラル分を再吸収して血液中に戻すことができるが、弱った汗腺にはそれができない。その結果、ミネラル分を含みベタベタした汗をかくことになるのだ。これら血液内のミネラルなどを排出してしまうので、ミネラル分が失われると、血液がドロドロに成り、体の生理機能、脳がダメージを受けるのである。
血液がドロドロになると十分に脳に酸素が行き届かなくなる。
これらが真夏などに起こると「熱中症」という症状になるのです。
熱中症などは人の脳の視床下部という脳部が自律神経の働きを促し、調節している。また、小脳などにダメージを受けるとふらつき歩けなくなる。
酷い場合は、軽い身体痙攣、体温調節できず体温が40度を超えると脳が溶け始め、脳死に至るのである。
人の脳は42度などの熱で溶けてしまう特徴があるのだ。
だから、絶えず新鮮な空気と栄養素が必要な燃費の悪い臓器なのである。
人の脳は身体の中でも酸素の40%、栄養素も20%を必要とするのです。
現在の子供達や若者達の中には、汗が出ない、良い質の汗が流れないという人達が急増している。
これは普段から汗を流さないために能動汗腺の数が減少し、体温調節が出来ず、脳の視床下部という、自律神経を司っている脳部も低下しているのだ。真夏の野外活動など、30分程度で熱中症など倒れてしまうのである。
我々大人でも同様に真夏の野外のスポーツは注意が必要なのである。よく見かける風景に草野球などの時にビールなど飲みながら野球をしているのは危険な行為である。ビール特に利尿効果とアルコールの飲み過ぎは体温を上げ、体内の水分を外に排出してしまうので、すぐに咽が渇くことになるのです。
アイスコーヒー、お茶などでも利尿効果が高く、汗より尿として出てしまうので、体内に吸収されにくいのである。
以前は、汗を出にくくするために水を飲むなと誤った知識が広まったが、水や飲み物を飲まなかったからと汗が出ないと言うものではない。
スポーツドリンクのように体液に近いと体内吸収率が高いのである。
現在は、スポーツ時は冬でも水分補給しながら運動するように指導している。
私のように一年中汗を出していると、激しい運動をしていてもTシャツが濡れることは少ないのである。これはサラサラの水分性の汗を流しているからすぐに蒸発しているからである。この汗が良質の汗なのである。
良く汗を流すと毒素が出ると言われて居るが、実は毒素が出て居ないのである。
汗の水分と一緒に分泌される皮脂が出るからである。肌の乾燥を防ぎ、肌の潤いを守る。新陳代謝も促されるため、汗は美肌づくりにも欠かせない。
また、汗を流し皮脂が出たらシャワーなど浴び、身体を綺麗にしておくと、美肌だけでなく、汗くさい匂いや体臭予防にもなるのです。
汗をかいたまま、Tシャツなど何日か置いておくと臭い匂いがするのは、汗の成分に雑菌が集るからである。
だから、私はこのシーズン、毎日シャワーを浴び、身体を洗っている。
また、定期的な運動に心がけ、汗を沢山流している。家内や家族には洗濯の量でたまらないと思うが私の健康法と美容法である。
皆様も、良い汗を流すため、ウォーキングや軽い運動などに心がけるようにしまうしょう。
但し、日中野外気温が30度以上の時にはスポーツは勿論、散歩も注意が必要です。
私は、散歩は涼しい早朝や夜に体育館で行っている。夜でも熱中症に疾患することがあるので注意が必要でもあるのでする
やはり、マメに水分を取りながらスポーツなどすることである。
私の場合は、スポーツする前に水分(スポーツドリンク)と途中でも補給し、500mmlのペットボトルを飲み、スポーツ終了後、今度はクエン酸とアミノ酸、亜鉛など多く含んだ飲み物を飲んでいる。これは翌日に疲れを残さないためである。
これからのシーズンは汗を流す機会や夏休みに入り、子供達が汗を流すことが多くなります。普段から冷暖房の効いた快適な生活環境に居る、子供達が急に野外で活動や遊ぶことは自律神経失調症などの疑いのある子供達には特に注意が必要である。
自律神経を鍛えることはつまり、脳を鍛錬することであり、強い肉体を造ることに繋がるのです。
だから人が汗を流すことは活動範囲を広げ、肉体的にも精神的にも強い人間になれるということを私から提唱致します。
汗を流したらバランスの良い飲み物と自分の体質に合った飲み物を選ぶようにしましよう。
そして、今年の暑い夏を元気に乗り越えて下さい。
五感教育研究所、主席研究所、荒木行彦




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林住期を考える!

2007-06-29 00:05:18 | 感覚
林住期という五木寛之氏の本の中で古代インドの哲学、4住期を紹介している。
五木氏は人生100年と設定し、この林住期を書き上げた。
古代インドでは生涯を四つの時期に分けて考えたという。
■学生期(がくしょうき)・・・0~25歳
 よく学び、体を鍛える。
■家住期(かじゅうき)・・・25~50歳
 仕事に励み、家庭を維持する。
■林住期(りんじゅうき)・・・50~75歳
 仕事を離れ、真の生き甲斐をさがす。
■遊行期(ゆぎょうき)・・・75~100歳
 自らの死に方について考える。
「林住期」とは、社会人としての務めを終えたあと、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第二の人生」のことである。「林住期」の生き方で人生の価値は決まる!女も旅立ち、男も旅立つ「林住期」。これまでと全く違った革命的人生のすすめ。
◎新しい男女関係を創る
 50歳になったら家庭は一度解体する。離婚の必要はない。
◎犀の角の如くひとり歩め
 人脈と付き合いを年々減らし、最後はひとりに。
◎孤立こそ自由な時間
 旅に出るもよし、学ぶもよし、退屈もよし。
◎30代から林住期に備える
 「人生の収穫期」への準備期間。
◎林住期の健康を維持する
 うつと食事と呼吸法。
このような内容で五木氏は提唱しているが、私は人の脳の見地から考えると、学生期は「海馬」の働きが最も活用される。学習(記憶)体験記期であり、
家住期は「前頭葉」の働きが最も活用される。創造性や側座核(やる気)などの
(行動)期である。
林住期は「前頭葉」、「扁桃葉」、創造性、情熱などの(感覚)期である。
遊行期は「視床下部」「脳幹」、呼吸や自律神経を整える。(健康)期である。
私が提唱する4住期を脳生理学的に説明するとこのような感じになると思う。
私は今年の11月で丁度、林住期の入り口に入る。
今までは家庭を守り、仕事に励んできたが、生き甲斐を感じることは出来なかった。
生き甲斐はこれから、私が「医療産業都市計画」を当社の社長に提案し、提案書を外資系の企業と北関東の有る市長に読んで貰い「賛同」して頂いたのだ。
外資系企業からは巨額な融資、市長さんのご理解で壮大な土地の確保が出来たのである。
その施設と豊かな資金により、「医療産業都市計画」が近年中に始まる予定である。
日本初の施設と大学が設立予定である。医学薬科大学ではオール英語で授業を行い、海外の大学を誘致する予定である。
また、付属病院、新薬の開発、研究、漢方の研究を行い北京大学などの提携も決定している。
これらの施設に隣接して「生命科学研究所」この施設こそ、私共、五感教育研究所の集大成の研究所で、人の五感(感覚)、人の脳の研究、難病や遺伝子研究なども行いたいと構想している。
研究者は日本人に限らず世界中から集まる予定であり、ビル・ゲイツ財団などの支援も受けられる予定である。
これらの壮大な構想の実現に向け、現在は資料集め、関係者への依頼、以後、準備財団が具体的に立ち上がれば、私がプロデューサー的な役割を担い、残りの人生を掛けた一大事業が始まるのだ。
私の林住期は、これら構想の現実に生き甲斐のために全力で取り組み、社会貢献を目的に取り組む予定である。
私は、私欲や会社の営利目的ではなく「すべては患者さんのために、病気で悩んでいる人達」の励み、医療改革に一つでも繋がればと願っている。
現在、団塊の世代の人達が林住期を迎えており、今後の自分を見直す良い時期である。
生き甲斐は人の脳にとって、最大重要課題であり、後の遊行期を心豊に健康的に過ごせるようになるのである。
現在のように年金問題、健康問題など老後の不安や悩みは多いが、これらのマイナス思考を考え過ぎ、思い悩んでは、脳がストレスを感じ、益々脳細胞の死滅が加速して行く、これらが原因で遊行期に入る前に若年性認知症、鬱病など精神障害に陥る人達が増加している。
私は、特に男性の林住期に一人孤独にならず、自宅に籠もらず野外や色々な所に出かけ、朝からお酒を飲んだりせず、脳の刺激を求め出歩くことが重要であると提唱している。つまり、人とのコミュニケーションが大切なのである。
人とのコミュニケーションが不足すると人の脳の疲れをコントロールしている脳部「前頭眼窩野」という場所が衰えることで身体も脳の疲れやすくなってしまうのである。
前頭眼窩野は人の顔の表情や仕草を読み取ることで鍛錬されるのである。この脳部は脳が疲れたと感じると活発に働く性質を持っている脳部である。
孤独になるとこの脳部は鍛錬されないのである。
五木寛之氏は今年75歳になるが、丁度、遊行期に入るがとても元気でバイタリティーがある。
作家が1年間に5冊程度本を出版するのは並大抵でないが、五木氏は昨年14冊もの本を出版しているのだ。全くの驚きであり、このバイタリティーは70歳を過ぎた高齢者とは思えない。
本の出版のために彼は、インドや海外などで取材を重ね資料や題材を求め、積極的に動き回っている。このフットワークこそ重要なのである。
私も反省しているが、最近フットワークが悪くなっているので脳も活性化していないと実感している。
これから林住期を迎えてようとしている私のような人や、すでに迎えている人達に五木寛之氏の林住期という本は、自己の生き方に変化や元気が出て、皆様のバイブル的な本であると私から提唱致します。
決して、自分では出来ない、「無理」だと諦めず、「好奇心」を持って、前向きに取り組んで行くことで、脳は活性化、元気になれるのである。
人の脳は都合良く出来ているのです。いい加減というもの大事で、どうにかなるさという「楽観的」な思考も大切なのです。
林住期こそ自分を見つめ直す次期であることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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企業戦士、30歳代の脳が危ない!

2007-06-28 00:14:35 | 感覚
6/25(月) 22:00 ~ 22:50 NHK総合 [1] ドキュメンタリー
▽急増・30代の“うつ”働き盛りに何が?企業対策最前線▽職場復帰に秘策あり
NHKスペシャル◇働く30代に増えている「うつ」をめぐる実情とその対策を探る。上場企業200社のうち、6割がこの3年間で「心の病」が増加したと回答した。年齢別に見ると、心の病は30代に集中。長期休業につながるケースも多く、企業はその対応に追われている。NHKに寄せられたメールや取材から浮かび上がってきたのは、合理化や効率化のしわ寄せが現場で働く30代に来ている現実。成果主義や裁量労働制といった新しい働き方が広がる一方で、働き盛りの"孤立"がある。さらに家のローンや子育てなど、家庭も休息できない場所になっている。働き盛りのうつにどう向き合えばよいのか。うつ病と向き合っている人やその家族、企業の担当者たちを取材し、厳しい現実を浮き彫りにする。
うつ病の症状
最も広く認められる大うつ病の典型的な症状:
1)憂うつな気分
2)不眠または過眠
3)日常活動における喜びの喪失
4)思考力低下または集中力欠如、もしくはその両方
5)倦怠感または意欲喪失、もしくはその両方
6)無能感または罪悪感、もしくはその両方
7)食欲喪失
8)自殺思考または希死願望、もしくはその両方
うつ病の定義
うつ病は、時折悲しい気分に襲われるのとは少し異なります。
医学的には、症状が2週間以上続き、職場で、または社会的に機能不能な状態に陥ることを言います。医師はこの状態を臨床的うつ病、または大うつ病と呼びます。
抗うつ薬:
SSRIsと他の薬剤による治療
最近は、選択的セロトニン再取り込み薬(SSRIs)と呼ばれる抗うつ薬が、広く治療薬として使われています。
これらの薬剤は、うつ病を進行させる重要な因子といわれる特異な神経伝達物質セロトニンの再取り込みを妨げる作用を持っていることから、その名前がつけられています。
欝病の原因はセロトニン物質の減少によって起こると言われている。極度のストレスや不規則な生活、残業などの業務内容、現在は企業の合理化、効率化、成果主義などの仕事環境や住宅ローン、これから所得税のアップ、個人所得が上がらないのに、責任分担やプレッシャーだけが向上する中間管理職にある30歳代が危ないのである。
例えば、社員1000人以上の大企業では数年前までは鬱などの精神障害で半年以上、通院や入院している社員数は全体の2%程度、20名程度だったが、最近3年前頃から3%程度、30人以上と年々増加傾向にある。
これらは脳の疾患であり、セロトニン物質を減らさないようにすることが重要課題であると私は各企業に提案している。
セロトニン神経が弱った状態では、欝病、自殺傾向、パニック障害、過食症、拒食症、慢性疲労症候群、自閉症、キレる子供達?など。
では、セロトニンを増やすのには、ウォーキングや運動、ヨガや座禅などの呼吸法、食事もゆっくり咀嚼しながら食べる。牛乳やバナナなどはセロトニンの原料でもある。
肉類、豚肉などにも含まれている。咀嚼することが良い効果があるので、チューイングガムを噛む、だから大リーガーの選手がガムを噛みながらプレーをするのには訳があったのです。
メンタルトレーナーからの指示でガムを噛みながら集中しているのです。
セロトニンは脳の中でセロトニンのバランスが崩れると、多くの障害がおこる。たとえばセロトニンが少なくなると、抑うつ症、誇大妄想、強迫観念などが生じ、暴力的になったり衝動的になったりする。また、セロトニンは身体に10gほど作られるが、その内数%が脳内に存在している。
胃腸の繊毛運動などに関わっており、腸内バランスも整えている。便秘などの関係もあるのです。また、人が活動するための重要な物質で、また、脳内で興奮した状態を抑制する働きをする「理性」の物質でもある。
首を廻したり、深呼吸しながら肩を廻したりすると気持ちよくなるのは、このセロトニンの働きによるものです。
また、自然環境に身を置くことでもセロトニン神経は活性化する。野鳥の鳴き声や樹木の匂いを嗅ぐ、森林の中で「深呼吸」特に鼻呼吸することで脳に新鮮な空気が送られ、脳細胞が蘇るのである。つまり、自己の五感をフルに活用して感じることが重要である。
私は企業の関係者に社内に運動の出来る施設の整備を呼びかけている。予算を掛けて、ランニングマシーンやトレーニングマシーンなど備える必要はないのである。
ヨガや座禅、リラックスや軽い運動が出来る場所を社内に設け、軽い汗を流す程度の運動が出来れば、トレーニングジムなどに通わなくても、ストレスの低減、セロトニン物質の増加が期待出来るのである。
残業を極力控え、仕事が終了したら、仲間と汗を流しコミュニケーションも出来、健康面も維持できる。メタボリック予防、鬱予防にも繋がり、これらの環境が「創造力」に繋がるのである。
人の創造力も前頭葉という脳部で生まれるが、ストレス状態では生まれない、目的意識がハッキリしており、産みの苦しみ、試行錯誤し、瞑想でもよいから感覚世界に入る。これらの環境こそ、創造性が生まれるのである。
やはり、新発想やアイデアなどの創造力や創造性はリラックスできる環境でなければ生まれない。
なぜ、現在30歳代に欝病が多いのかは、責任有る立場への昇格、リストラや効率化、仕事量、成果主義などが主である。
日本の企業の6割の会社には「メンタルヘルス」課が有りますが、中には鬱に疾患した従業員を解雇するなど、精神障害に対して理解が薄い状態でもある。
日本の企業では、15年前には20歳代、30歳代の授業員(人員構成)が一番多く、負担も少なかったが、現在は20歳代の人員が少なく、30歳代~40歳代が中心になっている。会社の合理化、効率化で20歳代の新人社員が行う仕事まで30歳代の人達が行っているので、深夜残業、休日出勤しているのである。
精密機械などの企業では厳しい納期や取引先からの条件などで慌ただしい毎日なのである。企業としても今後の取り組みが企業防衛に繋がるのである。
以前に行っていた、30歳代の係長が20名の部下を管理していたら、そこに補佐を二人付け、二人が係長の仕事を手伝う、部下10人の管理を行い、係長に報告する。15年前ならあたりまえに行われていた、人員構成を今一度見直すことで、短期的な効率化に繋がらないが、長期的に考えると会社の利益、効率化に繋がることを会社の管理職、役員は見直して欲しいのである。
社員の健康管理こそ、会社の財産であり、宝であるという自覚をして欲しいと願っている。私共はこれら多くの企業に精神障害も立派な「労災」であることを理解して欲しいと願っている。
これからも私共は鬱の原因、予防策を提案し、30歳代や40歳代のサラリーマンの人達を救いたいと考えている。手を刺す延べ、悩んでいる企業戦士を一人でも多く鬱などの精神障害を皆様にも理解して貰い、今後、日本の景気が上向き傾向にあり、益々残業、休日出勤など効率的に見えても、非効率的で30歳代の脳が危ないということを私から警鐘を鳴らし、提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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運動で「善玉」コレステロールが増加

2007-06-27 00:03:05 | 感覚
運動は短時間よりも長時間の方が効果が高い
Miranda Hitti WebMD Medical News Reviewed By Louise Chang, MD
【5月29日】有酸素運動にはHDL(「善玉」)コレステロール値を上昇させるという健康効果もあるようである。
しかし、短時間の運動では十分な効果が得られない可能性がある。HDLを増加させるには、ウォーキングやサイクリング、水泳などの有酸素運動を週に2時間以上、できれば1回あたり30分以上かけて行う必要があるようである。
この新規研究レビューの結果は『Archives of Internal Medicine』5月28日号に掲載されている。
児玉暁, MDをはじめ、東京大学などの研究員で構成されたレビュアーらは、有酸素運動とHDLコレステロールに関する25件の研究のデータをプール解析した。
この25件の研究には延べ約1,400人の成人が組み入れられており、有酸素運動を8週間以上行う群に割り付けられていた被験者もいた。被験者には食事療法の指導は行われていなかった。
平均すると、被験者は週に約4回、1回あたり約40分の運動を行っていた。
※HDLコレステロールの増加
週に2時間以上の有酸素運動を行っていた被験者では、HDLコレステロールの値にわずかな増加が認められた。
LDL(「悪玉」)コレステロールとは異なり、HDL(「善玉」)コレステロールの増加は心臓に良いと考えられている。
別の研究から、HDLコレステロール値の増加は男性の心疾患リスクの5%低下、女性の心疾患リスクの7%以上の低下に相当するとレビュアーらは推定している。
「このことは公衆衛生面でかなり重要であると思われる」と、児玉博士らは述べている。しかしながら、児玉博士らの研究グループによれば、運動はHDLコレステロール増加薬よりもHDL増加作用が弱いようである。
※長時間の運動の方が効果が高い
CDCは、中等度強度の運動を週に5日以上、1回あたり30分以上かけて行うことを推奨している。
しかし、運動に長い時間を割くのは難しいと感じている人は多い。そこで児玉博士らの研究グループは、短時間の運動を複数回行うことでHDLコレステロールを増加させることができるか検討した。
同研究グループは、HDLコレステロール値の改善には30分以上の運動が必要と結論した。しかしながら、この研究結果を検証するにはさらに研究を行う必要がある。
運動強度は今回の研究結果には影響を及ぼさなかった。すなわち、被験者が激しい運動を行ったかゆっくりとしたペースで運動したかは重要ではなかった。
HDLの増加が最も大きかったのは、非肥満者と総コレステロールが高値の人であった。しかし、こうした結果が得られた理由は明らかとはなっていない。
コレステロール値は 簡単な血液検査で調べることができるため、検査後に必要に応じてコレステロールプロファイルの改善計画を医師と協議すると良いであろう。
以前から定期的な運動がコレステロール値の低下、安定に良いと言われているが、それ以外にも脳の活性化など運動は重要課題であるが、毎日忙しいサラリーマンや現在の人達は定期的な運動に心がけることは難しくなっている。
週末の土日になると疲れ切って、運動など出来ない。寝ていたいという状態の人達が多い現状がある。
私は大手企業やサラリーマンの皆さんに働き過ぎによる。身体的な影響と精神的影響について講義することがある。
近く、大手企業で働き過ぎによる精神障害が人材の損失にあたると題して講演予定である。
現在、日本のサラリーマンの2%にあたる人達が鬱などの精神障害、健康障害により、半年以上の通院または入院しているのである。
従業員が1000人居ると20人以上が何かしらの形で授業員が業務から離れており、企業としても深刻な問題でもある。
これらの数字は近年増加傾向であることが危惧されている。
この問題を健康面から取り組んでいる企業が多くなっている。また、スポーツ用品メーカーは取引先や新規企業にメタボリック予防や運動などを提案し、ビジネス化している。
ただし、医学的な見地で指導している企業は少なく、病院関係との取り組みによって指導している状態でもある。
これからは、私共は企業の中で会社内に運動施設、運動器具や本格的な施設ではなく、ヨガやエアロビックスが出来る程度の場所が確保出来れば、会社終了時にわざわざスポーツクラブまで通う必要もなく、仕事中、例えば午後15:00頃、10分程度の脳体操、深呼吸法を取り入れるなどで仕事の効率向上、ヒューマンエラー防止など会社の営利目的や効率化を考えると非常に重要な課題であると私は指摘している。
残念ながら日本の多くの企業では経営者の理解も薄く、これらの取り組みがされていない企業が多いのである。
仕事の効率化、営利向上目的で、益々これらの環境で働く社員の環境は悪化しているし、益々ストレス、プレッシャーなど精神的重圧にさらされている現状を日本の経営者は理解し、改善に取り組んで欲しいと思います。
また、大手の企業では社員の精神的な悩みや障害に対して、勤務医(産業医)が週に何回か診察や相談にのってくれるが、これは医療行為であり、カウンセラーではない。
私は、多くの企業に今後とも運動を定期的に社内で取り組み、身体的(健康面)
や精神面の健康維持に努め、取り組むことが人材の損失の低減、保険料の削減に繋がり、働きやすい環境と働き過ぎを防ぐことが何れ、会社の利益に繋がり、新たな取り組みや新発想などの「創造的な企業」を目指す上で重要であると提唱している。
サラリーマンで一週間に100時間以上の残業をしている方々は多いと思われるが、これらは精神障害、鬱や人格障害などに疾患する可能性も高く、脳が疲れ切って、休む(癒される時間)も希薄であり、私は危険だと警鐘を鳴らしている。
これらの状態は仕事を処理しているだけで、創造的な仕事ではなく、企業にとっての将来性や企業防衛の見地から考えると私は「健全」でないと指摘している。
企業の経営者、役員の方々は社員の置かれている仕事環境を今一度見直し、創造性を重視し、社員の身体の健康、脳の健康を考え、取り組みされることが社員の給料アップ、及び会社の利益アップに繋がるのである。
つまりは、効率化も重要だが、働いている人達の健康が会社の「健全化」に繋がるのである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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キャンプ体験で身体と脳(心)を鍛える。

2007-06-26 00:00:11 | 感覚
私が中学3年の夏休みに友達との想い出に東北6県のキャンプの旅を普通列車で3週間だったが、体験した。
その体験は後の私の人生や価値観までもが変わったのである。私の学生時代はクラブの毎日と自宅に帰ってからの家の手伝いと勉強の繰り返しの世間知らずの自分を180度変える経験だったのだ。
東北6県を回ったときに35年前当時なので県外への学生同士の旅行やキャンプは禁止されていたし、前例がないと断られたが、熱意を作文にして思いを伝えたら、当時の教育委員会の会議まで開き、許可を得て前例の無い旅が始まったのである。35年前のことなので夏休みが終わり、自宅に帰ったら、地元の新聞社、田舎のテレビ局に取材など受けるほどのんびりしていたのである。
勿論、夏休みが終わったら、私と友人2はクラスメートから凄いなと言われ、スター気分だったのである。
東北を回っていたときには、色々な人達と触れ合い、大人の人から助けて貰ったり、頑張れよと励まされたりした。
自転車で東北を回っていた、高校生と一緒にキャンプしたりと楽しい想い出がある。
これらの経験が私には学校の勉強以上に役立ち、後の人生までも左右するようになったのである。
小学生から中学生の頃までは、反抗期で親に反抗し、近所や親戚から彼は「不良」になるのではないかと将来心配だとよく言われていた。
やはり世間知らずだったのである。これらの性格を変えてくれたのが、友達とのキャンプ旅行だったのです。
高校では、やはり、友達と夜行列車を乗り継ぎ、奈良、京都、神戸と夏休みにキャンプ周りをして殆ど勉強はしなかった。それでも医学部に入学できたのは、キャンプ体験だったと今でも思う。
やはり、自然は教科書以上のことを教えてくれるのである。
学校の勉強だけでは、医学部に入れなかったと思う。旅行中に友人が怪我をして、病院に行ったときに同行して、目の前で治療風景を観察し、医学部に入学することを決意したのである。
このように野外体験は、現在においても重要な教育だと私は提唱している。幾ら学校や塾などで勉強しても限界は有ります。
これらの教育は海馬的な記憶として「短期記憶」として記憶されるので、忘れがちだが、学校の教育と体験型教育を取り入れることで「長期記憶」長い時間忘れない記憶になるのです。
また、危険な体験や危ないと感じる体験をすることで「危険回避能力」、痛みや思いやりなどの心に繋がるのです。
現在の子供達に欠如している社会力もこれらの体験不足から来ているのです。
今年の夏休みには親子で体験キャンプをしてみては如何でしょうか、私の知り合いに千葉の君津市と言うところにオートキャンプ「フルーツ村」があります。
この場所には、1000本のブルーベリーの低木があり、1000円で食べ放題やカヌー、キャンプは勿論、手作り教室、バス釣りなど多くの体験ができる。
詳しくはホームページにアクセスしてみて下さい。
アドレスはhttp://www.camp-fruits.comです。
フルーツ村のホームページからブルーベリーの豆知識をご紹介致します。
※ブルーベリー豆知識
ブルーベリーの青い色素 アントシアニンは皆さんご存知のように 目の働きを良くする効能があります。
具体的には 夜間の視力が良くなる視野が広がる 眼精疲労を軽減する等の効果があります。
そのメカニズムは人間の目の網膜には ロドプシンという紫色の色素体があり
それが 光の刺激を脳に伝える しかし目を使っていると 年齢を重ねるとロドプシンは減少していく そこでブルーベリーの色素を摂取するとロドプシンが活性化され目が元気になるという訳です。
ブルーベリーは食べて4時間後に効果があらわれ24時間後に消失します。
目にいいだけでなく 強い抗酸化作用があり、病気の素とも言うべき活性酸素を抑える働きもあります。皮ごと食べられるという魅力もあり食物繊維がタップリです。
暑い夏場汗を流し、汗をかぎながら遊ぶ体験は、自律神経を促進し、正常化させます。また、太陽光を浴びて一日中遊ぶことは体内時計を正常に保つことが出来るのです。
太陽光を脳が浴びると「松果体」という脳部からメラトニン物質が分泌され、夜身体の疲れと同様に快適な睡眠が得られるのです。
冷房の効いた室内に夏中室内にいるとこれらの脳部や自律神経の異常に繋がり、夏風邪を引いたり、脳がすぐに疲れやすく体調も不調になります。
子供達は成長段階において、自然に触れ合い、自然を体験することで身体と精神を磨いて行くのです。
勿論、ヒトの脳の活性化、正常化にも強い精神力と肉体を得るのには、自然体験が一番適しています。
それは、自然には色々な沢山の情報があり、教科書以上の役立つ情報が有るのです。これらの情報を、五感を総動員することで、脳に多くの情報を送り、これらの体験が貴重な体験となり、長期記憶として後に役立つ個人の能力、創造性や知惠に繋がるのです。現に私は子供の頃からこれらの体験が多いので、現在色々な所や色々な人達に指導しているのです。
学校の勉強や塾などの学習では「知識」は高まるが、自分の脳(頭)で考え出す脳力「知惠」に繋がらないのである。だから日本の子供達の学力が低下しているのだと痛感している。学校の勉強も重要だが、自然体験などの学びも同様に重要なのである。賢い子供に育てるのには、まず自然体験、実体験が重要であることを今後とも私は皆様に提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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コレステロール、脳機能の発達促進

2007-06-25 00:00:08 | 感覚
コレステロール、脳機能の発達促進 でも血中濃度は無関係。
記事:毎日新聞社 提供:毎日新聞社【2007年6月14日】
コレステロール:脳機能の発達促進 でも血中濃度は無関係----産業技術総合研
ラットで実証脳の神経細胞中のコレステロール濃度が高いと、脳機能の発達を促す効果があることを、産業技術総合研究所関西センター(大阪府池田市)の小島正己主任研究員らがラットを使った実験で明らかにした。コレステロールは動脈硬化の原因物質として知られる。アルツハイマー病など脳疾患の治療につながる成果といい、13日、米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」(電子版)に発表した。
小島研究員らは、ラットの脳細胞に、脳を成長させるたんぱく質「BDNF」を添加して培養。BDNFのない場合と比較すると、コレステロール濃度が最大1・4倍に増加し、同時に神経細胞の間の情報伝達を行う「シナプス」と呼ばれる構造の密度が2・5倍になった。コレステロール濃度を下げる薬のスタチンを投与すると、BDNFによるシナプス増加が抑えられた。
脳内のコレステロール濃度は、動脈硬化につながる血中コレステロール濃度と直接関係はなく、コレステロールを含む食品を多く食べても脳機能が上がることはない。 【野田武】
今回の研究は、血管系のコレステロールの濃度ではなく、脳細胞「ニューロン」の機能の発達を促す効果があることを見つけ出したものである。
血管系のコレステロール値が高いと動脈硬化症に繋がるが、神経細胞中のコレステロール濃度が高いと、脳機能の発達を促すというものなので、普段私達が食事で栄養素を簡単に摂取して脳細胞だけのコレステロールを摂取できるものではない。
これらの研究は、コレステロールは動脈硬化の原因物質として知られる。アルツハイマー病など脳疾患の新薬や治療に役立つための研究である。
私達の脳の活性化などに役立つものではないことをご理解下さい。
私達の脳を活性化させるのには、まず、ストレスを貯めない、規則正しい生活、食事内容出来れば、腹八部の食事、快眠、快便、定期的な運動などが重要である。
食事も和食中心が脳に最も効果的な食事内容である。箸を使って、ゆっくり咀嚼し、魚中心の食事に改善、乳製品を摂取などが脳細胞の再生やニューロンネットワークを円滑にさせてくれる働きがあるのです。
また、定期的な運動、散歩でも効果は有ります。手足を動かすことは、心臓から遠い手足の末端まで血液と酸素を送り、手足の動きが脳の「運動野」を刺激します。
手足は「第二の心臓、外に飛び出した脳」と言われる由縁です。
快適な汗を流すことは、自律神経の発達も促し、熱中症予防にも繋がるのです。
熱中症などの調整は脳の「視床下部」という脳部が自律神経を調節している。
人が活動などするときには「交感神経」が働き、心拍数の上昇や暑い日は発汗させるなどの調整を行っている。逆に、休息(心拍の抑制)や寒い日など身体を寒さから守るため、身体をガタガタ震わせ身体の熱量を作る働きをするのが「副交感神経」です。
人の自律神経は脳のコントロール機能であり、丁度クルマで言うと、アクセルとブレーキの役割を担っている。
最近、子供達を中心にこの自律神経(視床下部)の脳部の低下が怪訝されている。
一年中快適な室内で「適温」の環境に置かれており、遊び内容も室内でテレビゲームや食事も好きな物を中心に食べている。
だから、睡眠時間も夜型に変わり、朝の目覚めも悪く、朝食を抜いて、学校にぎりぎりに通学する。
これらの状態が長引くと脳内のセロトニンが不足、減少すると切れやすく、興奮した脳が抑制できないので、思わぬ行動や思考に繋がるのである。
自律神経失調症などに疾患すると夏場などの野外活動で、暑くても汗が出ないので、すぐに熱中症に陥りやすく、また、太りやすい傾向もある。
これらを改善するのには、朝目覚めたら、窓を開け太陽光を体に浴びて、体内時計を整え「松果体」という脳部からメラトニンが分泌されることで夜の睡眠に繋がるのである。そして、朝食はしっかり食べ、暑い日も寒い日も野外で遊び、手足を使って脳に刺激と自律神経が発達する。
だから私達のような昔の子供達が体や精神が丈夫だったのである。
現在は快適な生活環境、欧米化した食事や生活環境、子供達の感覚までもが欧米化している。日本人の脳や内臓は欧米化の生活に対応していないのである。
日本人には日本人の独特の脳(感覚)が宿っているのだ。
例えば、ガラス製の風鈴や秋の鳴き虫を「情緒」として認知している。これらの認知に関わっているのが左脳の「聴覚野」で感じている。
だから「心地よい音」として認知している。
欧米人は逆に右脳の聴覚野で感じるので「雑音」と認知、感じているのだ。
私達はうるさい音や雑音を右脳の聴覚で感じている。だから、現在の子供達や若者達が風鈴や野鳥の鳴き声すら雑音と感じており、うるさい、うっとうしい、若者達の言葉を借りると「うざい」の感覚になるのです。
内臓も同様に日本人は身体の割に大腸などの腸が長く、穀物中心の消化器官になっている。逆に欧米人は身体の大きさの割に腸が短く消化器官も肉食に対応している。
現に、最近、胃癌や大腸癌などの疾患者が急増しているのである。
だから私は、日本古来の遊びや生活習慣を見直し、日本の文化を体験することで子供達の感覚や脳が正常化し、身体にも良い影響を与えるということを提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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香水と体臭!

2007-06-23 16:45:56 | 感覚
サンディアゴ・デ・コンポステーラの旧市街 (スペイン・1985年登録 文化遺産). サンディアゴ・デ・コンポステーラは9世紀にキリスト12使徒の1人、聖ヤコブ(サンディアゴ)の墓が見つかったところ。
大聖堂でのミサでは、天井からぶら下がった、カゴのような装飾された大きなお香を炊くような物がある。(写真参照)
これは、巡礼者が大聖堂に辿り着く頃には汗だくになり、体臭も臭くなるため、
体臭を消すためだと言われている。
大聖堂の天井からぶら下がっているお香を炊くカゴのような物は巨大であり、数人係で動かし、お香の煙で邪気や体臭を消すためだと言われている。
仏教でも同様に、お寺やお墓参りにはお線香を焚くのと同じである。
ヨーロッパなどでは、香水や匂いの文化は古く、気を使っている。
一般に知られているのは、風呂嫌いやトイレの習慣など体臭が特に臭く、日本人のように清潔ではないので、香水などの文化が生まれたのである。
これと同様に、大聖堂での巨大なお香は、大聖堂内に多くの巡礼者が集まると体臭が臭かったと予想されるのだ。
これらから香水、お香などの習慣が生まれたのである。
香水の誕生はアルコールを用いた最初の香水は14世紀末に登場し、ハンガリー水の名で広まった。バラの花を水にしたし、アルコールに浸した物だと予想される。
当時、14世紀のヨーロッパではバラの花は高級品ともてはやされ、風呂にバラの花びらを入れたり、現在のアロマテラピー的な役割を担っていたのである。
:現在では、世界一の香水の町が存在している。この町はフランス・グラ―スという場所で、嗅覚に優れた人達が住む町である。
フランスでは、優秀な調香師を尊敬の念を込めて「le nez」ル・ネ(鼻)と称している。
普通私達では、8種類~10種類程度の香りしか識別出来ないが、このル・ネの人達は何と2000種の香りを嗅ぎ分けられると言われている。
世界でもル・ネは400名前後しか認定されて居らず、フランス・グラ―スには25%もの人達が認定されているのだ。
これらから「香水の町」と称されている。
フランス・グラ―ス地区には、ジャスミンやバラなどの柑橘系の花々も多く、香水の素になる植物も多いのである。また、19世紀に香科工業の町として発展、世界一の香水の町となったのである。
クリスチャン・ディオールの香水もこの町で生まれたのである。
ヒトの嗅覚の良さ(鋭さ)は遺伝では無く、トレーニングや鍛錬の賜なのである。
そのトレーニングとは、まず400種類の香科を何年も掛けて臭い記憶することから始まるのである。
それからコンピュータを使って、香科の処方箋を作り、処方箋に基づき香科を調合、オリジナルの香水が誕生するのである。
これら香水を作る「le nez」ル・ネの人達の中には、日常の生活の中で、絶えず嗅覚を鍛錬している人達が多いのである。
食事も魚や肉類など焼いた物は臭い刺激が強いので避けているのだ。ここまで徹底しているのでスーパーセンスの持ち主になれるのである。
私も以前嗅覚の鍛錬をし、100種類程度の匂いを嗅ぎ分けたが、現在は一般人と変わらない程度だと思う。
日々、鍛錬しないと臭い記憶は消えてしまうのである。
ル・ネという人達は一日多いときには10時間以上臭いを嗅ぎ分けているのだ。だから、鼻(嗅覚)が疲れてしまうのである。これはつまり脳の疲れなのである。
嗅覚野が極度に疲れるので定期的に休みながら行っている。
呼吸にも一工夫しているのだ。片方の鼻の穴を塞ぎ、左右の鼻から深呼吸して新鮮な空気を脳に送っているのである。
これらの拘りから世界一の香水が誕生しているのである。
次に体臭について説明したいと思う、特に体臭が独特の匂いがする人達が居る。東南アジアや黒人などでは汗を流すと独特の体臭がある。
これらは食事の内容と個人の汗(発汗)の関係、風呂に入らず汗や皮膚に雑菌が多く繁殖することで発生するものである。
また、よく私ぐらいの年齢になると「オヤジ臭」加齢臭までは行かないが、体臭が気になるヒトが多いのも、タバコやお酒臭い、汗くさいなどの体臭から若い人達に毛嫌いされている。幸い、私は体臭も弱く、香水も使用しなくても恒に清潔感を保っている。
脂ぎった皮膚や汗では、体臭も臭うものである。
私は、冬でもシャワーでボディーシャンプーを使用して、隅々まで磨き上げている。
だから、皮膚年齢も若く保てるものである。
加齢臭は、特に高齢者になるとオムツやお風呂に入る日数も少ないとか、やはり、人間である以上、細胞死(アポトーシス)という、細胞の自殺と呼んでいるが、皮膚が弛んだり、筋肉が衰えたりするのもこれらの働きである。
また、ヒトは病気などに疾患すると体臭が変化するのである。現に、風邪を引いたときに体臭を嗅いだり、薬を飲んだときにも体臭は変化する。
私は、これらの匂いに対して敏感に反応出来るが、普通の人達では臭いの変化にあまり気づかないだろう?
これらが加齢臭やオヤジ臭と呼ばれるのである。
やはり、食事や飲み物、ニンニクばかり食べているヒトの体臭はニンニクの臭いがするのである。
これらオヤジ臭などを香水やお香などで消すことは不可能である。一時的にごまかすことは可能であるが、根本的に消すのには、食事改善や体質改善に取り組まなければならないのである。
飛行機や電車の中、特に車の狭い車内では、男性の方々は隣に女性が同乗していたら注意が必要である。
折角の楽しい旅行や出張で隣に体臭のきついヒトが同乗したら、嗅覚の鋭いヒトにとっては辛いものである。
私は嗅覚が女性以上に鋭いので時折、ハンカチで鼻を押さえたり、マスクをすることさえあるのだ。
これらの辛さは女性の多くの方々が体験あると思うが、逆に女性の方々で香水のきつい臭いによって、男性や女性も具合が悪くなることもあるから注意が必要である。
ほのかに臭うから色っぽく、女性らしい香りと認知するのである。
高級な香水なのは分かるが、遠くからでも臭うヒトは私は幾ら美人でも遠ざけてしまう。これからのシーズン蒸し暑く、汗ばむことが多い季節です。皆様の体臭で周りに迷惑を掛けていませんか、脇の下に良く女性がスプレーして汗くささを消しているが、使用には十分気をつけて欲しいのである。使い過ぎは涙腺を塞いだり、肌荒れを起こすヒトも居られるので注意が必要である。
現在は、無菌、無臭を好む傾向があるが、もっと色々な臭いに敏感になって欲しいと願っている。ヒトの嗅覚は「原始的感覚」と言われ、危険回避能力などの身を守って呉れる能力なのだから、皆様も自己の嗅覚を鍛錬して欲しいものである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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お線香で癒しを!

2007-06-22 00:00:06 | 感覚、五感
日本には、素晴らしい匂いを楽しむ文化がある。
香道も精神世界や感覚世界の優雅な遊びの中から生まれたものである。
お線香で先祖への弔いと感謝の気持ちを臭いで表現しているのだ。
ところが、最近、これらの臭い文化が忘れ去られようとしている。
私は、これらこそ、精神的な余裕や感覚世界を理解していないと、生活や食事内容、文化までもが「欧米化」しているのだ。
以前にも近頃の子供達や若者達の脳の異変が生じていると指摘し、警鐘を鳴らしてきた。
脳の異変こそ、感覚の異変でもある。
私達大人は、ガラス製の風鈴や秋の鳴き虫などを「情緒」として理解(認知)している。これらのヒトの認知は左脳の聴覚野で感じ取っているから、心地よいと感覚世界を感じるのである。
ところが、子供達や若者達は私達とは反対の右脳の聴覚野で感じているので、「雑音」と感じるのである。
だから、風鈴がうるさい、うっとうしいと雑音として感じている。
現在の言葉を借りると「うざい」である。
私達は、車のクラクションや電車が通る音など雑音を右脳の聴覚野で感じているのに似ている。
これらのことが嗅覚の感覚にも現れている。お線香の煙がうっとうしい、匂いが嫌だという感覚は、私達の感覚とずれているのである。
千葉県の柏というところにベトナムからの留学生が香道の師範を目刺し、頑張っているヒトが居る。
ベトナムでは、香木という高級な匂いがする樹木があり、日本に多く輸入されている。ベトナムでは、この香木をインテリアとして、飾って置くのだが、ベトナムの女性留学生は日本の香道の奥深い文化に触れ、地元ベトナムに日本の「香道」という素晴らしい文化を広めようと頑張っているのだ。
日本の若い方々があまり関心のない「匂い文化」の遊びに深い興味を示し、興味半分ではなく、真剣に取り組んでいるのだ。
本当に日本人は、このような匂い文化を忘れつつあることに私は残念に思っている。
逆に東南アジア、欧米などの海外の人達が日本のお線香などに興味だけでなく、文化を感じ、生活の中に取り入れているのである。
実際に「日本香堂」という会社、青雲のお線香で有名で、歴史もある会社である。この会社が海外に出店しており、実績も上げている。
日本香堂社では「祈りの香り」と「癒しの香り」がある。
「祈りの香り」は、香りと明かりは祈りをとどける大切なものとして、古来より伝えられてきました。香りは心身を清らかにし、祈る心と願いをとどけます。祈りの香はやがて今のお線香に代表されるようになりました。そしてローソクの灯火は祈りの明かりです。
「癒しの香り」は、香りは心身にやすらぎとときめきをもたらします。これも古来より伝えられてきた人間の英知です。現代人が求めるヒーリング、リラクゼーション、癒しというテーマに、香りで応えるのがお香・フレグランスです。
日本香堂社ホームページ引用、
詳しくはホームページでhttp://www.nipponkodo.co.jpです。
お線香やお香、キャンドルと邪気を払い、先祖の供養となり、虫除けなどの効果がある。
また、癒しの香りは、ヒトの嗅覚を刺激し、脳の視床下部に刺激を与え、自律神経の安定、匂いの種類によっては、元気づけや脳の癒し効果も有る。
現在のようにストレス社会にある現代人には重要なリラクゼーションである。
日本人は、ストレスに弱い、日本人特有の遺伝子を持っており、何と日本人の96.5%もの人達がプレッシャーやストレスに弱いのである。
この遺伝子を「S遺伝子」と呼んでいる。
だから、これら特に嗅覚の鋭い女性は祈りの香りと癒しの香りが身体、精神に特に効果があることが私共の研究で分かっている。
それは、更年期障害や女性ホルモンの乱れを整えるのに嗅覚が深く関わっているのである。
このホルモンは (エストロゲン)という、女性ホルモンが乱れる事で起こる症状である。
この女性ホルモン(エストロゲン)は卵巣で造られるホルモンである。
嗅覚に心地よい匂い刺激によって、この女性ホルモンの生成に関わっているのである。つまり、ホルモンバランスを整え、自律神経の働きを活性化し、心拍の安定、血圧の安定など癒し効果は嗅覚を介して、脳に伝わり、脳を活性化させるのである。
私達ヒトでは、五感をバランス良く使っていると思っているが、そうではなく、視覚が優先され、80%以上もの情報を視覚によって脳に送っている。
男女でも五感に差があるのだ。男性は、視覚に優れ空間認知に優れている。
逆に女性は嗅覚、味覚に優れている。また、コミュニケーション能力が高く、言語も発達している。つまりおしゃべりである。
これらは200万年前の私達の先祖、ホモサピエンスの頃から決定されているのだ。その頃は、狩りを中心に肉食生活をしていた。
男性は狩りに出かけ、草原を獲物を探し求め歩いた、自分の居場所が分からないと塒に帰れない。だから空間認知に優れ、遠くを見渡す視覚(目が発達)したのだ。
女性は、子供を産み育てる役割があり、塒的な集団生活をしていたので、隣同士の争いを避け、仲良くしなければならない、よってコミュニケーション能力に優れ、男性が獲物を持ち帰ったときに調理をしなければならなかった。
その獲物が新鮮で食べられるのか、毒はないのか確認するため、嗅覚に優れ、味覚も同様に優れているのだ。
これらの遺伝子が細胞の数として受け継いでおり、現代も女性の方が嗅覚が優れている為、科学過敏症などの匂いの病気疾患も多いのである。
だから、子供の頃からお線香やお香、キャンドルなどの匂いを体験記憶しておく必要があるのだ。これらの嗅覚体験は、原始感覚と言われる嗅覚を刺激し、先ほどの日本人独特の感性、匂いの正しい認知になるのです。
私は、小学校や中学校で「香道」や「お香」の授業が必要であると関係者に提案している。
これからうっとうしい梅雨の季節です。お線香やキャンドルで気分転換をなさっては如何でしょうか、我が家では早朝と夕方は食事前にお香や匂いの出るお線香を使って家中浄化している。
気分も変わり、食欲増進、気分転換にはお線香は簡単で、安全で効果が高いものである。
是非一度、試してみて下さい。近年中には私共の北関東に構想している「生命科学研究所」でお線香やお香の匂いがヒトに脳に与える、身体に与える影響を本格的に研究課題としたいと考えている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

下記の予定で私の脳講座を行います。お近くの方はお立ち寄り頂ければ幸いです。
~脳 健康講座~
【日時】  6月30日 7月7日、14日、21日(全4回 土曜日)
午前10時~12時
【定員】  30人
【対象】  一般
【費用】  1,500円
【申込】  6月23日必着 往復はがき
【内容】  脳の働きと五感との関係の重要性、又脳の鍛錬と 認知症の予防について等、4回に わたって勉強します。
五感を磨いて、心も身体も元気になりましょう!
白山地区センター
〒226-0006 横浜市緑区白山1-2-1   TEL:045-935-0326
横浜市緑区のホームページから最寄りの駅と場所をご確認下さい。
アドレスは
http://www.city.yokohama.jp/me/midori/shisetsu/chi_4_chiku.html#bi
となります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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(ω) オメガ脂肪酸が血圧を低下させる!

2007-06-21 00:00:14 | 感覚
ω-3脂肪酸が血圧を低下させる可能性
提供:WebMD
ω-3脂肪酸を豊富に含む食品は血圧に恩恵をもたらす。
Miranda Hitti WebMD Medical News Reviewed By Louise Chang, MD
【6月4日】血圧を下げたい人がω-3脂肪酸含有食品を食事に取り入れたくなるような研究結果が発表された。
亜麻仁、クルミ、脂肪を多く含む魚(サケなど)といった食品は、血圧の低下を助ける可能性があるという新規研究結果が示されている。
この知見により「控えめながら、ω-3脂肪酸の摂取増進に関する現在の勧告が支持される」と上島弘嗣, MDらは記している。上島博士は滋賀医科大学社会医学講座(福祉保健医学)に所属する。
上島博士の研究チームは、日本、中国、英国、米国の男女4,680例を検討した。
参加者は40-59歳であり、3週間かけて研究者らと4回面会した。参加者は各面会時、血圧測定、尿検体の提供、過去24時間のすべての飲食物の報告を行った。
研究者らは、各参加者についてω-3脂肪酸の摂取量を算出した。ω-3脂肪酸の摂取量は日本人で最も高かった。上島博士らは、参加者の年齢、性別、飲酒、身体活動度、食事制限、栄養補助食品の摂取、薬物療法といった他の要因についても検討した。
ω-3脂肪酸の摂取量が最高レベルであった参加者は、血圧が最低レベルにある傾向を示した。この傾向は、高血圧でない人および血圧コントロールのための食事制限や薬物療法を受けていない人において、特に顕著であった。
ω-3脂肪酸により血圧が大幅に下がるとは思われなかった。しかし、小幅であっても血圧測定値の低下は有益であり、健康的な食生活の一環としてω-3脂肪酸を豊富に含む食品を取り入れることは、血圧によい影響を及ぼす可能性がある、と研究者らは指摘している。
脂肪酸にはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の2種類があり、それぞれが材料となって違った種類の生理活性物質ができる。オメガ6脂肪酸は陸の動物の肉に多く、オメガ3脂肪酸は海の魚に多く含まれる。魚が肉に比べて身体に良いというのは、オメガ3脂肪酸の効果が強いということから言われていることなのである。
以前にも良質の脂肪酸が脳細胞の再生に重要であると指摘しておりましたが、今回は血圧低下に繋がるとの研究結果が出た。
脳細胞の栄養素として、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、魚類に多く含まれる脂肪酸、これには脳細胞の膜を作る働きと、神経細胞の長く伸びた部分(軸索)を包み込む膜を作り、神経細胞同士のつなぎ目を強化する働きがあります。
※DHAを多く含む食品
トロ・ブリ・マグロ・サバ・ウナギ・イワシ・サンマ、特に鰯の缶詰は生の鰯より1.7倍ほど含まれている優れた食材でもある。
※脳のエネルギー源、
ブドウ糖、身体で、最もエネルギーを消費しているのは「脳」ですが、脳だけで、全身の約20%もエネルギーを消費しています。緻密に巡った神経回路を機能させるためには、エネルギーが沢山必要になるのです。
そんな脳にとって、唯一無二のエネルギー源が、「ブドウ糖」。しかし脳は、ブドウ糖を貯蓄できません。1回の食事で得るブドウ糖は平均4時間ほどで吸収され尽くします。不足分は肝臓などに貯蓄されたグリコーゲンをブドウ糖に変換して供給しますが、それも断たれると脳の神経細胞の死滅速度が加速してしまいます。
※ブドウ糖を多く含む食品
米・パン・麺類・肉・卵・魚・牛乳・果物、頭脳パンなる物が売られているが、これらは脳のブドウ糖摂取に関係しているのである。
例えば、私達人類の先祖(200万年前)の脳は600g程度と現代人の半分程度だった。肉類が主食であり、肉類は簡単にエネルギーを摂取できるからである。
40万年前の人類の脳は1000g程度と脳も巨大化し、ほぼ現代人と同じ大きさになった。
ところが、言語や脳の発達ではあまり変化が現れないのだが、人類が魚を食べるなど狩りから漁業、農耕を始めた頃から数万年前の人類は、現代人と同じ脳の巨大化し、言葉の流暢性など得ることが出来たのである。
これら肉食だった人類が、魚や穀物など雑食性に変わったため、脳が発達し、ニューロンネットワークを広げ、賢く、頭の良い人類が誕生したのである。
これらも私は魚を食べていたからであると考えている。先ほどのように魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)、ω-3脂肪酸が多く含まれている。
だから私は週に三回以上魚を食べ、肉類は鳥か豚肉を週に一度か二度程度である。朝食には鰯や鯖などの缶詰を週に二回程度食べている。
だからか血圧も安定しており、脳も若々しく居られるのだと思っている。
以前、ハードスケジュールの仕事をこなしていた頃、血圧も高めで、不規則な生活を送っていた頃は、食事も不規則で絶えず睡眠不足であった。
時々目眩を起こし、このままでは倒れてしまうと実感し、現役を退き十数前に研究員として活動するようになった。
現在はすこぶる体調もよく、ストレスも感じない。また、魚を食べてからか体重も減り、定期的な運動にも心がけているので、十数年前より、感覚が鋭くなったのである。つまり、脳が活性化したのである。
心にも余裕が生まれ、体も軽く感じている。
私は、これら魚を中心の食事に改善しているからである。
現在は、食事内容も欧米化しており、日本人の胃腸は欧米の食事に対応していないので、胃癌や大腸癌、食道癌など急増しているのである。
日本人の消化器官は、魚や穀物、野菜などの和食に適応する臓器になっているのである。欧米人は長身の割に腸が短く、消化器官も短いのである。
つまり、肉食に向いているのである。
それに比べて、日本人は体型の割に腸が長く、穀物中心の食事に適応しているのである。
多くの人達がこれらを理解せず、好みの物だけ食べる傾向が強く、内臓や身体、脳までにも影響が及んでいるのだ。今一度、食事内容を見直し、改善することをお勧めします。
五感教育研究所、荒木行彦

下記の予定で私の脳講座を行います。お近くの方はお立ち寄り頂ければ幸いです。
~脳 健康講座~
【日時】  6月30日 7月7日、14日、21日(全4回 土曜日)
午前10時~12時
【定員】  30人
【対象】  一般
【費用】  1,500円
【申込】  6月23日必着 往復はがき
【内容】  脳の働きと五感との関係の重要性、又脳の鍛錬と 認知症の予防について等、4回に わたって勉強します。
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白山地区センター
〒226-0006 横浜市緑区白山1-2-1   TEL:045-935-0326
横浜市緑区のホームページから最寄りの駅と場所をご確認下さい。
アドレスはhttp://www.city.yokohama.jp/me/midori/shisetsu/chi_4_chiku.html#biとなります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

 
       

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五感診断の重要性!

2007-06-20 00:00:10 | 感覚
現在、医師の多くはベテランの医師であれば、患者さんの状態を補聴器や打診、触診で身体的な異常が分かるが、最近において、若い医師の人達はこの五感診断が経験も浅く、学んできていないのである。
医学部で学ぶ時間も短いため、病院で経験することが多いのだが、ここでの問題は「誤診」である。
以前に東京都内の病院で、夏祭りに綿菓子を買って食べた子供が誤って割り箸を咽に刺してしまったのである。
医師は問診と視診だけで診断(判断)したのである。翌日その子供は出血多量で死亡してしまった医療ミスは記憶に新しいところである。
私なら、触診も含め行えば咽に割り箸が刺さっていることが分かり、レントゲン検査をすれば、その場で処置が出来たはずである。
これらから私は、初期診断「五感診断」の重要性を提唱しているのだ。
例えば、一般の方々でも高血圧のヒトは触診で確認できるものである。
高血圧症のヒトと私のように正常値にある正常血圧のヒトを手首で脈を計るとハッキリとした違いを感じることができる。
血圧が正常値だと脈も弱いので指で触っても分かりにくいが、高血圧症のヒトの脈は心拍も強く、指で脈を計ると指を押し上げるような感覚になる。
私は、その人の血圧が最高どのぐらいか大体は分かるのです。
だから、私は初期発見が大切で重要であると関係者に提唱している。大病になる前の未病や大衆衛生など学んでいるとこれらを理解できるのだが、現在の医学部では「高度先進医療」高度検査機器などの操作、解読力、解剖学などに重点を置いて医学生は学んでいる。
私達のように補聴器や打診などの五感診断の出来る医師が極端に不足しているのである。だから、自信もないのですぐに検査機器に頼り、高額医療費を我々患者側に請求しているのである。
だから、海外などの災害時の救援に出向く医師は本当に優秀でエリートなのである。日本の6割以上の医師は、検査機器やこれらの機器類が整った病院でないと患者の手当や検査の判断(トリアージ)や治療も出来ないのである。
つまり、アフリカや東南アジアの山奥などでの医療行為が出来ないと言うことである。
今後、日本の医療においてこのような医師が増えているのである。五感診断が出来る医師こそ、海外での人命救助や初期発見で大病を未然に防ぐことが可能なのである。
だから、私共が北関東に構想している「医学薬科大学」では、これらの五感診断、未病、大衆衛生などを実質教育を指導し、高度先進医療の学問も重要だが、バランスがとれ、哲学を持ったハートのある医師を育成したいと考えている。
確かに五感診断は古くさく、ローティクだからあまり重要視されないが、医療ミスを未然に防ぐには役立つ能力なのである。
これら五感診断と高度先進医療、私共は西洋医学と東洋医学の良い所を取り入れた、東洋医学と西洋医学の融合を目指している。
今後、これらの施設、病院や大学で取り組む予定である。
ヒトの病気はヒト(医師)が診察し、診断するのである。決して検査機器すべてが病気を見つけ出し、発見できるものでない。最終的には「ヒトの感覚(五感)が重要」なのである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

下記の予定で私の脳講座を行います。お近くの方はお立ち寄り頂ければ幸いです。
~脳 健康講座~
【日時】  6月30日 7月7日、14日、21日(全4回 土曜日)
午前10時~12時
【定員】  30人
【対象】  一般
【費用】  1,500円
【申込】  6月23日必着 往復はがき
【内容】  脳の働きと五感との関係の重要性、又脳の鍛錬と 認知症の予防について等、4回に わたって勉強します。
五感を磨いて、心も身体も元気になりましょう!
白山地区センター
〒226-0006 横浜市緑区白山1-2-1   TEL:045-935-0326
横浜市緑区のホームページから最寄りの駅と場所をご確認下さい。
アドレスはhttp://www.city.yokohama.jpとなります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

 

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キレやすい子供達の脳!

2007-06-19 00:00:59 | 感覚
現在において、子供達が犯罪に関わる件数が急増している。それも親子関係での事件が多発していることに私は怪訝している。
少なからず、子供達の脳に異変が生じているのだ。
原因は様々考えられるが、朝食を抜いたり、極度の期待を親から掛けられストレスに感じたり、コミュニケーション不足、環境ホルモンなども原因と考えられている。
私は特に人の脳の「前頭葉」に注目している。この前頭葉は、五感からの情報の統合、判断、決定などの思考や行動などを左右している脳部である。
この脳部には「我慢中枢」が存在している。我慢を教え、体験することで前頭葉は発達、正常化するのである。
また、我慢をした分、親が子供に対して褒めてあげることで子供の前頭葉は発達し、正常化する。
以前に、私が大学の脳研グループとチンパンジーを使って、前頭葉の我慢の実験を行った。
バナナを目の前に置き、5分間我慢させ、次に10分間我慢をさせてバナナをあげた時の脳の血流検査を行ったものである。
5分間我慢の時より、10分間我慢し頑張った時に飼育係が褒めてあげるという行為をしてあげた時の脳の血流の変化でハッキリとした活動範囲が出た。
我慢させて餌を黙って上げるより、我慢した分褒めて餌を上げた時の方が前頭葉の働きが活発化したのである。
また、子供達の脳内物質の変化に私は特に注視している。それは、セロトニンの減少である。人が怒りや恐怖を感じるとヒトの脳内では「ノルアドレナリン物質」が分泌される。犬が良く尻尾を後ろ足の間に挟み、震えながら吠えるのはこのノルアドレナリンの分泌なのである。
また、興奮状態の時には「アドレナリン物質」興奮物質が脳内に分泌されるのである。これらの脳内物質は「脳内麻薬」と称されている。
これら興奮物質を抑制、宥めてくれるのが「ギャバ」と「セロトニン」なのである。
良く、子供達がゲームに夢中になり、口から泡を吹いて軽い痙攣を起こすのはこのアドレナリン物質の異常分泌によるものである。
ギャバとセロトニンは「理性」の物質と呼ばれ、前頭葉で働く理性に関わっている重要な物質なのである。
これらのセロトニンは「中脳」という脳部で造られ、分泌される。
これらの物質が何らかの影響で不足し、興奮した状態が続き、抑制が働かない状態が「キレる」に繋がるのである。
また、食事とも関わりがあると言われている。小学生の40%程度の子供達が毎日では無いが、朝食を抜き、午前中に働きが良い脳が働かない、つまり「脳の栄養不足」にもなっているのだ。
カルシウム不足などでイライラするのは、ヒトの脳のニューロン(神経細胞)同士の伝達を円滑にしてくれるのだが、カルシウム不足になるとこのニューロンネットワークの伝達が潤滑に働かないので、イライラする「むかつく」などの感情となり、自己の興奮した脳を抑制できず、思わぬ行動、時には憎しみの感情が(殺意)に変わった時に、身近に凶器があれば親など憎しみの対象者に凶器を向ける行為に繋がるのである。
短絡的なことが多く、自分の脳をコントロール出来ないので、事件を起こした子供達に「悪意」や「悪い事をした」という自覚が無く、それどころか憎しみを達成したという充実感を感じる子供達も居るのだ。
ここに問題があるのだ。
例えば現在不登校という社会現象が問題化されているが、少なからず脳の病なのであると私は提唱している。
サボるとか、学校に行くのが嫌だとごねている訳では無いのだ。例えば学校内の虐め、暴力、言葉の暴力などが原因でもあるのです。
朝の目覚めも悪く、本人は学校に行かなければと考えるのだが、脳は身体に繋がっているので、自律神経の働きが悪く、微熱が出たり、身体がだるいなどに繋がるのである。
時にはADHD(attention-deficit hyperactivity disorder)とは、注意欠陥多動性障害のことで、注意力の障害と多動・衝動性を特徴とする行動の障害です。
具体的な症状としては 以下の症状があると言われています。
注意障害→注意が持続できない、必要なものをなくす、注意がそれやすい、毎日の活動を忘れてしまう、など。
多動性→手足をそわそわ動かす、離席が多い、走り回ったり高いところへ上がったりする、じっとしていない、しゃべりすぎる、など。
衝動性→質問が終わらないうちに答えてしまう、順番を待つことが苦手、他人にちょっかいを出す、などである。
これらも脳障害から起こる症状である。これらを改善するのには、医学的な治療も必要だが、心理カウンセラーが重要なのである。
残念ながら、これら心理カウンセラーの専門医の不足が怪訝されているのだ。
子供達の症状の多さにカウンセラーが追いつかない状態なのだ。
また、不登校は年間30日以上の欠席があると不登校とされている。
文部科学省の学校基本調査では、1998年とデータは古いが、小中学校を合わせて何と12万7694名と現在は14万人を超えているという説もあるのだ。
これらの多くが脳に関わる問題を抱えている現実を皆様に理解して欲しいと思い、今回のブログの題材に取り上げて警鐘を鳴らしているのです。
では、これらを改善するのには、学校や親の躾や教育という単純な問題でもないのだ。子供達が現在何を考え(思考)し、何を伝えたいのか、どのような思い(環境)に置かれているのかなど親や教師が理解することも必要である。
脳障害や精神障害が疑われたら専門医の相談することも解決の早道である。
私が提唱する改善策は、親子での会話を増やし、子供が虐めにあっているのか、何に悩んでいるのか洞察し、コミュニケーションを増やし、顔と顔を合わせて話し合い、思いやりを持って接することである。言葉の愛情も必要だが、何より、思いやりの態度も必要なのである。
きっちりと親が子供に悪いことをしたら怒るのでなく「叱る」。最近の親は感情的になり怒るので愛情が子供に伝わらない、愛情を持って叱るという「躾」をして欲しいのです。
勉強しろ、成績が悪いとお父さんのようになるよと親が言うと、子供は親を尊敬しなくなる。
それよりも子供の個性を伸ばして上げ、我慢を教え、我慢し、頑張ったら今度は2倍褒めてあげる事である。
私も子供の頃虐めに合い、精神的に辛い次期があったが、母親の励ましと愛情によって現在に至っている。
虐められた子供も虐めている子供も同様に辛く、寂しい思いをしているのである。
また、私は、携帯電話やインターネットなどのコミュニケーションの仕方や遊びの質、生活環境、食事環境などの「欧米化」によって子供達の認知や思考性に変化が表れているのだ。
現に、私達は風鈴や秋の鳴き虫などを左脳の聴覚野で認知している。これらの認知が「情緒」として理解する。ところが多くの子供達が右脳の聴覚野で認知している。
欧米人に多いのだが、「雑音」と認知しているのである。
つまり、うるさい、やかましいという感情に成り、現代の言葉で言うと「うざい」である。
これらが感性という教育なのだが、欠如しているのである。このように多くの子供達の「脳が危ない」のである。
今後も、私共研究所は子供達の脳の異変について、提唱と警鐘を鳴らしながら多くの方々、関係者、関係部署に提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

下記の予定で私の脳講座を行います。お近くの方はお立ち寄り頂ければ幸いです。
~脳 健康講座~
【日時】  6月30日 7月7日、14日、21日(全4回 土曜日)
午前10時~12時
【定員】  30人
【対象】  一般
【費用】  1,500円
【申込】  6月23日必着 往復はがき
【内容】  脳の働きと五感との関係の重要性、又脳の鍛錬と 認知症の予防について等、4回に わたって勉強します。
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コメント (2)
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ママさんバレーが脳を活性化させる!

2007-06-18 08:22:33 | 感覚
私は千葉の地元で火曜日と土曜日にママさんバレーのコーチをしている。
9人制のバレーだが、本格的に練習をしている。
ママさんバレーには、皮のボールを使った9人制とビニールボールを使ったこちらも9人制だが、ソフトバレーボールがある。
私がコーチをしているのは、皮のボールの9人制である。
ソフトバレーは子供から高齢者まで安全に行えるスポーツでもある。
以前にも、運動やスポーツが脳を刺激し、活性化すると何度も提唱しているが、特にスピード感のある球技には、反射神経や動体視力なども養えるものである。
特に、9人制バレーボールは狭いコートの中で9人で行うスポーツのため、非常にコミュニケーションが重要となるのです。
つまり、チームワークが良くないと試合などでは勝てないのである。
私がコーチしている「チームひまわり」では、絶えず声を出し、集中することを指導している。
多くのスポーツで大きな声を出すことは、筋肉のコントロールに関わる「脳部」前頭葉と頭頂葉の運動性感覚に関わっている。
槍投げやハンマー投げなどの選手が大声を出し、競技を行うのは筋肉の力を100%引き出す為である。
私達では普段、荷物を持ったり、運動をするときに恒に筋肉を100%使うと、筋肉や骨が壊れてしまうので、大けがをしてしまう。
そこで、80%程度の力を出してセーブしているのです。
但し、オリンピックなどの大会では力をセーブしていては勝負に勝てないのである。だから、脳の鏨をはずし、大声を出して100%の力を発揮できるようにするのである。
私共が体育大学の学生(陸上部)の生徒に協力して貰い筋力についての実験を行った。砲丸投げの選手に何度か声を出したときと出さなかった時との飛距離を計り、同時に筋力測定も行った。
平均を出すため、円盤投げの選手とハンマー投げの選手にも同様の実験を行ったものである。
結果は声を出さなかった時より、大声で気合いを入れたときの方が18%も筋力がアップしたのである。
これらを「シャウトの法則」という能力が働くのです。
私が我がチーム(ひまわり)にも声を出してと指導するのは、このシャウトの法則と怪我をさせない「集中力」を養うためなのです。
声を出すことは自己の「聴覚」が刺激され、脳も刺激されるのです。
また、声が出ると元気も出て、ハッスルプレーが出来るのです。
私はすでに十数年ママさんバレーのコーチをしているが、皆さん元気である。
私が心配しているのは、ママさんバレーをブレーしている奥さん達より、お父さん達の元気のなさを心配しているのです。
30歳代~50歳代が中心のママさんバレーですから、元気なのですが、男性陣は元気がなく、ストレス社会のど真ん中に居る人達です。
これら世代の男性は身体も精神(脳)も疲れ切っている人達が実に多いのである。
男性が週に何度か運動やスポーツを定期的に行うことは難しく、週末の短い時間で行っているようです。
ランニングなどの運動でも脳は刺激されるが、これらの運動では「小脳」などが中心に刺激される。
例えば、バレーボールのように手足を使い、全身運動は小脳と頭頂葉を刺激し、スピード感から動体視力、相手の動きを読み取ったり、ルールを考えながらプレーをしなければならないのだ。これら複雑な行動を私達の脳は瞬時の内に行っている。スピード感のあるスポーツほど瞬時の判断が要求されるのである。
私は我がチームに考えながら(頭を使って)と指示をすることもある。
バレーボールの一流の選手にもなると、1セット事に、相手の選手の癖や調子の良さ、試合の全体の流れなど読み取る能力(洞察力)が必要である。
特に、セッターという役目の選手は、これら洞察力や相手の選手は勿論、自分のチームの選手の調子、試合の流れ、監督からの指示を選手に伝えたり、読み取る能力など恒に頭をフル回転させなければならない。
バレーボールにおいて、セッターは(司令塔的な役割)であり、コート内に居る監督の役割も担っているのである。
だから、強いチームには優秀なセッターが居るのである。
私達の現役の時もセッターはIQが高くなければ出来ないと言われたものである。
ママさんバレーと言えども、強いチームには上手いセッターが多いのである。
これらからバレーボールは脳をフルに活用出来るスポーツの一種であると提唱している。
高齢者でもビニール製の大きなボールなら、指や手首の負担も少なく、楽しめるはずである。
但し、準備運動(筋肉のストレッチ)と練習後の筋肉のほぐし(クールダウン)が必要不可欠である。
楽しみながらバレーボールを行うと「快感」という感情が生まれ、試合などで勝つと快感と興奮の感情が生まれる。これらヒトの脳内では「ドーパミン」と「アドレナリン」という脳内伝達物質が分泌されると癖になり、もっと上手くなりたい、試合に勝ちたいという感覚が生まれ、「やる気」も生まれるのである。
ヒトのやる気は「側座核」という脳部が活性化させることで生まれる感情である。
つまり、バレーボールなど本格的に行うとこれらの脳部が刺激され、何時までも若々しい脳と身体の維持もできるものである。
皆様も脳の活性化のために、自分に合った運動やスポーツを始めて見ては如何でしょうか、また、若いママさんが昔バレーボールの選手でお子様が大きくなり、もう一度青春時代を思い出し、バレーボールを始めたいと思う方は、地元の小学校や中学校のPTAさんに相談されたり、直接夜に体育館に見学すると良いでしょう、私達と一緒に頑張ってみましょう。
きっと自分の今後の人生への変化、脳の活性化のためにバレーボールをしてみませんか。
我がチーム(ひまわり)の皆さん日々練習に励み頑張っている姿をお子様やご主人が応援しているはずです。一緒に頑張って参りましよう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

下記の予定で私の脳講座を行います。お近くの方はお立ち寄り頂ければ幸いです。
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【日時】  6月30日 7月7日、14日、21日(全4回 土曜日)
午前10時~12時
【定員】  30人
【対象】  一般
【費用】  1,500円
【申込】  6月23日必着 往復はがき
【内容】  脳の働きと五感との関係の重要性、又脳の鍛錬と 認知症の予防について等、4回に わたって勉強します。
五感を磨いて、心も身体も元気になりましょう!
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脳内物質セロトニンとは、

2007-06-16 00:03:47 | 感覚
セロトニン Serotonin エンテラミンあるいは5-ヒドロキシトリプタミンともいい、脳の活動を高める神経伝達物質のひとつ。脳内の神経伝達物質は、脳のシナプス間隙を通じて、隣の細胞へ情報をつたえる(神経回路網)。セロトニンが作用する神経細胞はまとまって、セロトニン作動性神経回路をつくっている。脳内だけでなく、他の動物組織やバナナなどの植物体にも存在している。
セロトニンは消化管や血小板、視床下部などの脳内に多くふくまれている。消化管のセロトニンは、胃酸の産生をおさえ、小腸壁の筋肉の収縮を刺激して運動を促進するホルモンとして作用する。血小板のセロトニンは血中に放出されると、毛細血管を収縮させたり、血液を凝固させ、止血効果がある。松果体ではメラトニンの前駆物質として存在している。しかし、セロトニンの働きでもっとも重要なのは、睡眠、機嫌、記憶、食欲など人間の脳機能に対する影響や、中枢神経系における働きである。さまざまな研究の結果、セロトニンに関連する病気の原因解明や治療は大きく進歩した。
セロトニンは、トリプトファンからつくられる。トリプトファンは必須アミノ酸のひとつで、肉や乳製品などの高タンパク食品にたくさんふくまれるが、体内でつくられることはない。トリプトファンが脳にはこばれると、酵素によって代謝され、セロトニンができる。セロトニンは、1つの神経細胞すなわちニューロンから隣のニューロンへとつたえられ、必要に応じて細胞の活動を活発にしたりおさえたりする。セロトニンはそれからもとのニューロンにふたたびとりこまれ、再利用されたり、不活性の化学物質にかえられて排泄されたりする。
セロトニンの働きはまだ完全には明らかにされていないが、脳の中でセロトニンのバランスがくずれると、多くの障害がおこる。たとえばセロトニンが少なくなると、抑うつ症、誇大妄想、強迫観念などが生じ、暴力的になったり衝動的になったりする。このような状態を治療する薬の中に、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)という薬がある。これは、神経伝達物質の中からセロトニンだけをえらんで、ニューロンにふたたびとりこまれないようにする薬である。この薬の働きによって、セロトニンはふつうより長くシナプス間隙(かんげき)に存在する。SSRIのひとつフルオキセチンは、プロザックという商品名でよく知られている。また、セロトニンは睡眠と深い関係があり、量がふえるとノンレム睡眠(いわゆる深い眠り)がふえ、レム睡眠がへる。したがって、セロトニンの合成や活動をおさえる薬は、覚醒効果をもつ。
糖尿病性神経障害(→ 糖尿病)や月経前症候群などには、セロトニンの量を調整する薬が有効である。セロトニンはまた、脳の摂食中枢を抑制する働きもある。そこで肥満の治療にもセロトニン増強薬がもちいられている。セロトニン放出薬であるフェンフルラミンは、セロトニンの摂食中枢刺激作用を刺激して、満腹感をもたらす。
そのほか、セロトニン作用薬は、ニューロンにはたらきかけて、セロトニンと同じような効果をもたらすので、おもに偏頭痛の治療にもちいられる。偏頭痛は、セロトニンの量が少ないために脳の動脈が拡張し、その結果頭痛がおこると考えられている。スマトリプタンは、脳内でセロトニンと類似の効果を発揮する薬剤で、血管を収縮させ、痛みをやわらげる。シサプリドもセロトニンの類似薬で、食道と胃の筋肉に収縮をうながし、食べ物をはやく腸に移動させて、胸やけを軽くする。
逆にセロトニン拮抗薬は、セロトニンの情報がつたわるのを阻止する。癌の放射線療法や化学療法の副作用である吐き気に対して効果がある。また、セロトニンの血管収縮作用を阻害して、高血圧や心血管障害を治療する薬剤が試験中である。そのほか、脳を活発にするので老化(エージング)による記憶障害などに有効な拮抗薬もある。
マイクロソフトエンカルタ百科事典より引用、
セロトニンやギャバ物質は、抑制の物質とも言われ、興奮した脳を宥め、抑制させる働きをしている。
最近の子供達が切れやすいとか、暴力的などの理性の働きが悪いのは、前頭葉の発達不足も関わっているが、原因の一つにこのセロトニン物質が不足気味なのである。
セロトニンはバナナや牛乳などの飲み物に多く含まれている。牛乳を飲むと睡眠を誘うと言うのは、このセロトニン物質の働きからである。
このようにセロトニンは脳内には欠かせない重要な物質なのである。
脳の中でセロトニンのバランスが崩れると、多くの障害が起こる。例えばセロトニンが減少すると、抑うつ症、誇大妄想、強迫観念などが生じ、暴力的になったり衝動的になったりする。これらは「理性」の物質と言われる由縁であり、興奮した状態の脳をギャバやセロトニン物質が減少すると抑制できなくなり、強迫観念や衝動的な行為を起こすこともあるのです。
セロトニン物質の減少の原因はハッキリとした因果関係が分かって居らず、ストレスや原料不足(食事)などが考えられている。
極度の期待から幼い頃からストレス(プレッシャー)をかけられ、極度の期待や体罰などでも極度にセロトニンが減少する。逆にノルアドレナリン(恐怖の物質)やアドレナリン(興奮物質)の異常分泌がセロトニンの分泌と不足と関わると理性の働きが鈍り、興奮した状態の脳を抑制出来ず、長時間興奮が続くのです。
これらが原因で、強迫観念や暴力的な思考に成り、思わぬ行動することになるのです。
これらを防ぐのには、規則正しい生活、基礎正しい食事、好きな物だけ食べる傾向や朝食を抜くなどでは脳が栄養不足になる。
また、親が子供に極度の期待やプレッシャー、ストレスを与えると、好奇心旺盛な時代に脳障害(精神障害)が起きることが多々あるのです。
ましてや幼い頃から親から虐待などされると大人が怖い、トラウマに成り、人を避け、恐れるようになるのです。
これらの状態でもセロトニンは極度に減少することが有ります。
最近は、ギャバ入りチョコレートなど多くの食品も販売されているが、セロトニン入り、お菓子や飲み物などが販売されていないのが残念だが、セロトニンなどは合成も難しく、高価になることが予想されるからである。
私の12日のブログで亜鉛の入った飲み物を紹介したが、ドリンクでセロトニンを摂取できないかと飲料メーカーに提案と、北海道の牛乳メーカーに、以前廃棄された牛乳からセロトニン物質を摘出出来ないかと提案したが、コスト面が合わないようで現実化は難しいようである。
もし、実現できれば、セロトニン物質の不足を補えるのだが、何処かの飲料メーカーの担当者が私のブログを読んでいたら連絡して欲しいと思う。
特に、廃棄する牛乳があるのなら本当に「モッタイナイ」ない話である。廃棄する牛乳があるのなら牛乳のカルシウムやセロトニン、ビタミン類が新薬や薬の原料に必ずなるからである。製薬会社の担当者は是非、検討して欲しいものである。
私共が近年構想している新薬開発には、牛乳の原料から脳に関わる新薬の開発が出来るのではないかと予想している。セロトニンもその一種類である。
今後とも私は、私達の脳内に必要な原料や物質を紹介して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦





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受動喫煙で認知症疾患の危険性が高まる!

2007-06-14 00:46:18 | 感覚
受動喫煙で認知症のリスクが増大
提供:WebMD
数十年間の喫煙者と同居するとリスクが2倍以上上昇する可能性
Charlene LainoWeb MD Medical News Reviewed By Louise Chang, MD
【5月1日】配偶者がいまだに喫煙しているとすれば、禁煙をすすめるための新しい理由がまた一つできた。
新しい研究で、喫煙者と30年以上同居している人は、喫煙者と同居したことがない人に比べて認知症の発症率がおよそ30%高いことが示されている。
脳につながる動脈の閉塞のために認知症のリスクがある人では、さらにリスクが高くなる非常に厳しい状況であると研究者でカリフォルニア大学バークレー校の上級統計学者のTad Haight, MAは述べる。
このような人では、30年以上の喫煙者との同居によって、喫煙者と同居したことがなく、脳動脈閉塞がない人に比べ、認知症のリスクが2倍以上上昇するとみられるとHaight氏はWebMDに語る。
この試験は米国神経学会(AAN)年次総会で発表されたもので、年齢65歳以上で喫煙歴のない人985名を対象とした。
試験開始時には、認知症または心臓発作、脳卒中、下肢動脈閉塞症の人はいなかった。
全体で495名が平均で28年間、喫煙者と同居していた。
続く7年間の間に、985名のうち10%が心臓発作、脳卒中、下肢動脈の閉塞または血栓のいずれかを発症し、15%が認知症と診断された。
特別な認知症検診は必要ない
メイヨークリニック(ミネソタ州ロチェスター)アルツハイマー病センターのRonald C. Petersen, MDは、この試験では受動喫煙と認知症との関連が証明されたが、喫煙が認知症の原因になるかどうか証明されていないと述べる。
喫煙者と同居している人が認知症の検査を受けなくてはいけないのではないか、と心配する必要はないとPetersen博士はWebMDに語っている。
「実際には喫煙者から遠ざかり、健康な生活を送ることであり、これはどんな場合にも推奨される」とPetersen博士は述べる。
しかし、配偶者に禁煙してもらうよう説得するための材料としてこれを使わない手はない。
タバコの喫煙は身体に害を与えるが、特に血管の収縮に関わっており、血流が悪化することが考えられている。
肺ガンのリスクも高いものであり、長期間の喫煙は血管の収縮は脳(神経細胞)に特に悪影響を与える研究が最近報告されている。
タバコを一日何箱も吸うヒトと吸わないヒトとでは、脳疾患などの病気や認知症に疾患する可能性は2倍以上になるという報告もある。
あまり、注視されていないのが「受動喫煙」の危険性である。
例えば、狭い車の中では、幾ら窓を開けても効果は無い。私が大手のタクシー会社の依頼で講演を行ったときに「タクシーの禁煙化」を提案した。
タクシー会社の運転手の多くは、お客のタバコの煙を吸い、受動喫煙に最も影響する職業の一つでもある。
また、睡眠不足や偏った食事などで、50歳代の運転手が「脳梗塞などの脳卒中」心筋梗塞や心不全などの循環器系の死亡原因が事故死より何倍も多いのである。
私は、仕事の過酷さも有ると思うが、この受動喫煙によっての影響も大きいと考えている。最近において、東京都内を走っているタクシーの禁煙車が目立つようになり、その内に全車禁煙になると考えられる。
自宅でも同様に、子供の居る場所から何メートル離れていても、この受動喫煙は長年続けていると子供の身体に影響を与える恐ろしい結果がテレビ番組で紹介されていた。例え、マッンションのベランダでタバコを吸っていても影響が出るというものであった。ましてや子供の目の前でタバコを吸っていては、直接影響を与える。
本人だけでなく、家族までもが巻き沿いをしてしまうのである。
我が家は私もタバコは50年吸って事がない。家族も誰一人吸わない。だから我が家には灰皿が無いのである。
喫茶店やレストランでも同様に近くでタバコを吸われると嫌な想いをする。
これからは益々、乗り物や人が集まる場所では禁煙が増加する傾向に有る。
喫煙者は肩身の狭い想いだと感じるが、世論が求めていることでもある。
これからタバコを止めようとしている人は良い切欠だと思う。タバコの値上げやタバコの喫煙の限られた場所、身体への悪影響を考えると決して良いモノではない。
タバコを止められないのも、ヒトの脳が関わっている。所謂「中毒」である。
ヒトがタバコを止められないのも脳内物質(ドーパミン)が関わっている。ドーパミンは快感物質とも言われ、脳内麻薬の一種でもある。つまり、私達の脳内には麻薬が存在しているのである。
麻薬と言っても、一瞬にして消えるので体内に残らないのである。この麻薬が快感を呼び、益々「やめられない」のである。
一本のタバコを吸うことで「快感」になり、気分が良いという感覚が生まれる。これらの感覚こそ、癖になる。やめられないのである。
タバコをやめるということは強い意志が必要であり、家族のためとか子供のためにもと強い思いが無いとやめられない。
多くの喫煙者がタバコをやめる切欠の多くは「医師からの宣告」だと思う。大病を切欠にやめるヒトが多いのである。
大病してからでは遅いのである。やはり、タバコは吸うより吸わない方が身体に良いことは誰でも理解している。後は自己の意志の問題でもある。
私は、特に幼い子供や子供達の目の前や自宅では吸わないで欲しいと願っている。
本人同様に家族も「受動喫煙」の被害者でもあるのです。
これらのことをよく考えて欲しいものである。すべては健康のためなのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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亜鉛不足の人達が急増している!

2007-06-13 00:21:22 | 感覚
亜鉛は私達の身体にとって、免疫力に関わる重要な栄養素である。
味覚の「味蕾」という細胞は、10日程度で入れ替わり新陳代謝を行っている。
これらの味蕾細胞の再生の原料が亜鉛なのである。特に女性には「美」の原料と言われているのだ。
肌や髪、爪などの細胞の活性化、美しさを保つのがビタミンC、鉄分、そして亜鉛なのである。
亜鉛不足は、肌荒れ、鉄分不足によって「貧血」指の爪が真っ白になっているとか、髪を洗っているのに、ざらざらしている。ニキビが治らないなどの症状も有ります。
また、男性では亜鉛不足は性機能アップに関わっており、亜鉛が不足すると精子の減少、機能も低下するので、身体的にも疲れやすく、恒にだるい状態「慢性疲労症候群」にも似た症状が続きます。
これらは脳の「視床下部」「側座核」という脳部に影響を与えるのです。
ですから、性機能障害、疲れやすい体質(やる気の低下)に繋がるのです。
亜鉛不足は、料理関係者には重要な栄養素である。微妙な味加減を味蕾という細胞が感じ取るのだが、この味蕾細胞の再生に関わっているのが亜鉛である。
加齢と共に味蕾の再生能力が衰えるので、65歳を過ぎた頃から薄味が分からない、感じないと自覚するのです。
ですから、味覚は嗅覚の匂い刺激があって初めて、料理が美味しいと感じるのです。例えば、風邪を引いて、鼻がつまった状態で料理を食べると美味しくないと感じるのは、体調の悪さよりも、嗅覚的な刺激が希薄なためである。
亜鉛こそ、美の栄養素、元気の素なのである。
以前から私は飲料メーカーに「亜鉛」の入った飲み物を提案していた。サプリメントでは抵抗のある人も多い、気軽に飲めないし、手軽ではない料金的なこともある。
そこで、スポーツドリンクのように簡単に亜鉛やアミノ酸、クエン酸を摂取出来れば、身体の疲れ改善、美の素を摂取できるのである。
最近、やっと亜鉛の入った飲み物がキリンビバリッジから「キリンZ 7」
ジー・セブンという、500ml のドリンクが発売されたのでご紹介したいと思う。
私は、メーカーや会社の宣伝マンではないが、良い商品や私達に役立つ物は紹介している。
今回販売されたZ 7は、不規則な生活や偏った食生活で不足がちな大人の必須ミネラル「亜鉛」を1日摂取目安量7mg配合しました。味覚は柑橘の香りとほのかな苦みの、スッキリとした飲みもので、毎日飲んでほしいディリープレミアム飲料です。「価格」150円、「カロリー表示」21kcal/100ml
原材料、果糖、かぼす果汁、塩化Na 、香科クエン酸、アスパラギン酸、アルギニン酸、乳酸ca 、グルコン酸、亜鉛となっている。
アミノ酸1000mg 、クエン酸900mg 、アスパラ酸、アルギニン酸配合となっている。(キリンZ 7)のラベルより引用。
私は、週に二度激しい運動をしているので、身体のメンテナンスに気を使っている。筋肉疲労の低減は勿論、飲み物など口に入れる物には神経質になっている。スポーツをする前には、筋肉のストレッチは勿論、スポーツドリンクを一本運動中も含め、500ml のペットボトルを飲む、運動終了後には、今度は果糖やアミノ酸、クエン酸の多く含んだドリンクを500ml 飲むのである。
ここでの注意はスポーツドリンク塩分を含んだドリンクは続けて2本飲まないことである。
翌日に疲れを残さないために、アミノ酸とクエン酸、亜鉛は特に助かり、これならプロスポーツ選手にも勧められる飲み物である。
現在、私は週に2本以上飲んでいるので、効果が現れるのは何ヶ月か先になるだろう。
特に、私は、このZ 7を子供達と女性、高齢者の方々に飲んで欲しいと思っている。これからのシーズン、汗で流れ出したアミノ酸や亜鉛をこの飲み物で補充して欲しいのである。
高齢者や脳疾患の後遺症の有る方々には、スポーツドリンクの飲み過ぎには注意も必要なのである。
汗を流したからと言ってすぐに塩分の入ったスポーツドリンクは、飲み過ぎると血圧も高くなり、塩分摂取の取り過ぎになるのである。
だから、スポーツドリンクは500mlの半分250ml程度とこの亜鉛入りドリンクを250mlとあわせて飲むと効果が高いと予想される。
また、私はチョコケートなどお菓子メーカーや飲料メーカーに今後、ギャバ入りチョロレートは販売されているが、セロトニンの入った飲み物やお菓子類の提案を申し出ている。
ギャバやセロトニンは脳内物質の一種で「理性」の物質と呼ばれている。
興奮した脳を宥め、抑制するのがギャバとセロトニンである。身近な飲み物は牛乳に多く含まれているが、十分ではない、また、牛乳嫌いの子供達が多い現状もある。セロトニン不足は子供達や若者達など「切れやすい体質」もこのセロトニン物質の不足が原因の一つでもあると言われているのだ。
亜鉛は、牡蠣などの魚介類やナッツ類などに多く含まれている。
亜鉛は、ビタミンCなどと同様に体内に蓄積出来ない栄養素で、10日前後で新陳代謝してしまうので、1日10mgは最低でも必要である。
その点、キリンZ 7は7mgが簡単に摂取出来るので、サプリメントを買って飲むよりは、安く済むと思われる。
但し、このキリンZ 7も補助的な栄養素であり、食べ物から摂取しないと亜鉛の摂取が体内に残らないのである。サプリメントやドリンクでは体内に残るのは約30%程度と言われているのだ、残りの70%は残念ながら尿として外に出でしまうのである。
だから、魚介類を食べ、おやつにナッツ類を食べ、食後にキリンZ 7で補充することが理想なのである。
今後も、私は気になる商品や健康品など紹介して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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