今回の話題は私個人の見解であり、私が感じた1年を通して意見を述べさて頂きます。ご了承下さい。
今年、2010年は災害や事件なども多発し、危機管理や自己の意識が問われる1年でもありました。
政治不振も相変わらず続いており、日本の未来は暗いとの専門家の指摘もあるように、日本の政治、経済の復活の切っ掛けも見えておりません。
10年前までの日本は、総中流意識も高く、私が若き頃は「独身貴族」などと称され、ファッションや高級車を乗り廻し、贅沢な生活もしている人は多かった。
ところが、昨年から今年に掛けて大学生の就職難も話題になり、就職浪人も生まれたほどである。
そして、日本でも貧困格差が広がりつつある現状、平均年収の格差、年収200万円以下の人たちが1000万人以上居ると推移されているように、総中流意識は死語となりつつあるのです。
離婚からシングルマザーになる人たちや、年収の減少から若者たちの結婚率も低下している。
そして、何より私が危惧しているのは、子供や高齢者など弱者に対する虐待の現状、多くの子どもたちが虐待により、殺害されている。悲しい現状があります。
日本の経済は、20年前のバブルの崩壊以後、試行錯誤しながら横ばい状態を続けてはいるが、国際化時代において、日本の経済は国際競争から取り残された感があり、藻掻き苦しんでいる。
アジアにおいても、中国、韓国の企業が世界を席巻し、発展している。日本にも今後、海外の企業が価格の安い製品で、高品質な製品で攻めてくると思われる。これらに対して、日本の企業は技術の高さ、品質の高さで勝負するのだが、世界ではすでに通用しなくなり、世界シェアでも以前ならトップレベルの製品は多かった。日本経済の低迷、苦しんでいるところにはこの技術、品質の高さが、世界に受け入れられるかというと、一部の富裕層の人たちがターゲットになっているので売り上げなどが伸び悩んでいるのです。
現代社会は物に溢れ、便利すぎて、自己の感覚、意識が薄れている!
日本国内では、自動車の売り上げが伸び悩み、高級車は極端に売れなくなっている。特に若者たちには、「物離れ」が深刻な状態である。
お酒も、ファッションも低価格の商品が好まれ、物に拘らなくなった日本の若者たち、「物の豊かさ、物に溢れ、便利すぎる世の中」これらの環境が日本人の仕事の内容まで変化してきている。
私が若き頃は、企業は社員一丸となって働き、企業の業績を伸ばしてきた。ところが、現在は「個人が働き、個人で稼ぐ」という意識が高く、物の豊かさ、便利さを今以上に求め続けるのは、私の研究課題である。脳科学と感覚生理学からの見地で説明すると、現状に満足しないのが「人間である」。つまり、人の脳には「欲、欲求」が尽きないのである。
物の豊かさと、便利さを理解していない日本人は多いのである。
現に、日本経済は50年前からすると7倍以上も国民総生産も向上し、発展してきた。ところが「生活満足度」になると横ばいなのです。つまり、物の豊かさ、便利さは、生活の豊かさ、満足度には繋がらないということです。
例えば、私の研究課題でもある「物への依存」する傾向が強くなっている日本人、特に若者たちの多くが携帯電話、IT関連商品など依存する「デジタル依存症」と私は呼んでいますが、物に依存し、便利が快適と勘違いしている人は多い。これらを脳科学的に、科学的に説明すると人の脳の特徴にあります。
身体を動かし、不快を感じる体験や行動を嫌がる傾向から、これら便利な物、快適な物に拘り、依存することが物の豊かさを現実のものにしたのです。
便利な物、快適な物を求める「人の脳」これらが存在する限り、企業も経済も益々、便利な物、快適な物を作り続け、開発、研究、製造をして行くだろう!
これらの環境や精神的な状態では、決して満足しないし、精神的な豊かさ、幸福感は感じられない。
現在こそ、日本古来の文化、仕来り、習わしなど再認識し、「精神的な豊かさ」人との関わり、交わりなあい、「協力し合う」このような古くさいと思われる事柄が、現在には最重要課題だと私は考えています。
現に、若者を中心に100万人を超えている「うつ病」に疾患している人たちが今後も急増している現状を鑑み、私共はこれら改善にも取り組んでおります。
日本経済においても、工業製品から日本の文化伝承、日本古来の繊細な技術力、感性を武器とした、製品開発,日本人の得意とする「創造性を駆使した」製品開発などが来年以降は、日本経済の復活の鍵となり、日本経済の牽引になればと願っている。一部が日本の食品、日本の農業のグローバル化などがそうである。
私は仕事柄、物の豊かさより、精神的な豊かさを求め、多くの方々に提唱している。よく口癖に「感覚世界」という言葉を多用します。
物に拘り、物に依存する。便利で快適な物を所有し、使いこなすことは決して豊かなことではないということを是非、ご理解して頂き、人が人を支え合い、労り合い、愛し合うことが大切で重要なのです。
但し、経済の発展も重要である。それは、現在の若者たちの雇用は勿論、将来のための育成も大切な要素であるからです。
「人は一人では生きて行けない」生き物なのです。よく殺伐とした世の中と評されるように、人との関わり、コミュニケーションを苦手、面倒だと考える人が多く成って来た。
これらは、人の脳、心理に関係している。人の脳は「楽だ、楽しい、快適、快感」が好きで、逆に「辛い、楽しくない、不快」などが嫌いです。ですから、辛い体験や嫌な体験などを回避、避けようとします。そして、楽なこと、楽しいこと、快適、快感を求めるのです。ですからこれら快感することや物に拘り、これら所有したり、使いこなしことで幸福感を感じたりするのです。心に余裕がなくなってきた現代人、まさしく、私が提唱している「精神世界」、精神の豊かさ=幸せ感なのです。
現代人の価値観の変化、幸せ感の変化など、心と精神の歪みが生じているのです。
だから、「お金で人の心が買える、稼いでなにが悪い」と勘違いするのです。
来年2011年は「精神の豊かさ、心の時代」と提唱し、感覚、精神的な豊かさの理解を求め、指導も活動もして参ります。
自分ができることは僅かですが、これら多くの方々に賛同して頂き、声を上げ、一石を投じることに成ればと願っている。
心の豊かさ、精神的な豊かさを求める時代の再来に成ればと私は願うばかりです。
本年は御愛読頂き感謝申し上げます。来年も同様に宜しくお願い致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、
今年、2010年は災害や事件なども多発し、危機管理や自己の意識が問われる1年でもありました。
政治不振も相変わらず続いており、日本の未来は暗いとの専門家の指摘もあるように、日本の政治、経済の復活の切っ掛けも見えておりません。
10年前までの日本は、総中流意識も高く、私が若き頃は「独身貴族」などと称され、ファッションや高級車を乗り廻し、贅沢な生活もしている人は多かった。
ところが、昨年から今年に掛けて大学生の就職難も話題になり、就職浪人も生まれたほどである。
そして、日本でも貧困格差が広がりつつある現状、平均年収の格差、年収200万円以下の人たちが1000万人以上居ると推移されているように、総中流意識は死語となりつつあるのです。
離婚からシングルマザーになる人たちや、年収の減少から若者たちの結婚率も低下している。
そして、何より私が危惧しているのは、子供や高齢者など弱者に対する虐待の現状、多くの子どもたちが虐待により、殺害されている。悲しい現状があります。
日本の経済は、20年前のバブルの崩壊以後、試行錯誤しながら横ばい状態を続けてはいるが、国際化時代において、日本の経済は国際競争から取り残された感があり、藻掻き苦しんでいる。
アジアにおいても、中国、韓国の企業が世界を席巻し、発展している。日本にも今後、海外の企業が価格の安い製品で、高品質な製品で攻めてくると思われる。これらに対して、日本の企業は技術の高さ、品質の高さで勝負するのだが、世界ではすでに通用しなくなり、世界シェアでも以前ならトップレベルの製品は多かった。日本経済の低迷、苦しんでいるところにはこの技術、品質の高さが、世界に受け入れられるかというと、一部の富裕層の人たちがターゲットになっているので売り上げなどが伸び悩んでいるのです。
現代社会は物に溢れ、便利すぎて、自己の感覚、意識が薄れている!
日本国内では、自動車の売り上げが伸び悩み、高級車は極端に売れなくなっている。特に若者たちには、「物離れ」が深刻な状態である。
お酒も、ファッションも低価格の商品が好まれ、物に拘らなくなった日本の若者たち、「物の豊かさ、物に溢れ、便利すぎる世の中」これらの環境が日本人の仕事の内容まで変化してきている。
私が若き頃は、企業は社員一丸となって働き、企業の業績を伸ばしてきた。ところが、現在は「個人が働き、個人で稼ぐ」という意識が高く、物の豊かさ、便利さを今以上に求め続けるのは、私の研究課題である。脳科学と感覚生理学からの見地で説明すると、現状に満足しないのが「人間である」。つまり、人の脳には「欲、欲求」が尽きないのである。
物の豊かさと、便利さを理解していない日本人は多いのである。
現に、日本経済は50年前からすると7倍以上も国民総生産も向上し、発展してきた。ところが「生活満足度」になると横ばいなのです。つまり、物の豊かさ、便利さは、生活の豊かさ、満足度には繋がらないということです。
例えば、私の研究課題でもある「物への依存」する傾向が強くなっている日本人、特に若者たちの多くが携帯電話、IT関連商品など依存する「デジタル依存症」と私は呼んでいますが、物に依存し、便利が快適と勘違いしている人は多い。これらを脳科学的に、科学的に説明すると人の脳の特徴にあります。
身体を動かし、不快を感じる体験や行動を嫌がる傾向から、これら便利な物、快適な物に拘り、依存することが物の豊かさを現実のものにしたのです。
便利な物、快適な物を求める「人の脳」これらが存在する限り、企業も経済も益々、便利な物、快適な物を作り続け、開発、研究、製造をして行くだろう!
これらの環境や精神的な状態では、決して満足しないし、精神的な豊かさ、幸福感は感じられない。
現在こそ、日本古来の文化、仕来り、習わしなど再認識し、「精神的な豊かさ」人との関わり、交わりなあい、「協力し合う」このような古くさいと思われる事柄が、現在には最重要課題だと私は考えています。
現に、若者を中心に100万人を超えている「うつ病」に疾患している人たちが今後も急増している現状を鑑み、私共はこれら改善にも取り組んでおります。
日本経済においても、工業製品から日本の文化伝承、日本古来の繊細な技術力、感性を武器とした、製品開発,日本人の得意とする「創造性を駆使した」製品開発などが来年以降は、日本経済の復活の鍵となり、日本経済の牽引になればと願っている。一部が日本の食品、日本の農業のグローバル化などがそうである。
私は仕事柄、物の豊かさより、精神的な豊かさを求め、多くの方々に提唱している。よく口癖に「感覚世界」という言葉を多用します。
物に拘り、物に依存する。便利で快適な物を所有し、使いこなすことは決して豊かなことではないということを是非、ご理解して頂き、人が人を支え合い、労り合い、愛し合うことが大切で重要なのです。
但し、経済の発展も重要である。それは、現在の若者たちの雇用は勿論、将来のための育成も大切な要素であるからです。
「人は一人では生きて行けない」生き物なのです。よく殺伐とした世の中と評されるように、人との関わり、コミュニケーションを苦手、面倒だと考える人が多く成って来た。
これらは、人の脳、心理に関係している。人の脳は「楽だ、楽しい、快適、快感」が好きで、逆に「辛い、楽しくない、不快」などが嫌いです。ですから、辛い体験や嫌な体験などを回避、避けようとします。そして、楽なこと、楽しいこと、快適、快感を求めるのです。ですからこれら快感することや物に拘り、これら所有したり、使いこなしことで幸福感を感じたりするのです。心に余裕がなくなってきた現代人、まさしく、私が提唱している「精神世界」、精神の豊かさ=幸せ感なのです。
現代人の価値観の変化、幸せ感の変化など、心と精神の歪みが生じているのです。
だから、「お金で人の心が買える、稼いでなにが悪い」と勘違いするのです。
来年2011年は「精神の豊かさ、心の時代」と提唱し、感覚、精神的な豊かさの理解を求め、指導も活動もして参ります。
自分ができることは僅かですが、これら多くの方々に賛同して頂き、声を上げ、一石を投じることに成ればと願っている。
心の豊かさ、精神的な豊かさを求める時代の再来に成ればと私は願うばかりです。
本年は御愛読頂き感謝申し上げます。来年も同様に宜しくお願い致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、