センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

恋愛と遺伝子の関係!

2023-08-21 00:00:30 | 遺伝子

以前に私から「恋愛を科学する」ということで「恋愛に関わる遺伝子」を紹介し、男女の「相性」について遺伝学から説明したことがあります。

ブログで公開したら反響があり、女性雑誌から取材も受けて、特集ページの監修もしました。そのこともあり、テレビ番組の特番でも取り上げられコメント解説で出演も果たしました。

男女の相性と言っても、普通なら分からないと思われます。相性は「感じ合う」ものだからです。

ところが、男女の相性は「本能的感覚」で分かります。人間も動物の一種「ホモ・サピエンス」だからです。

人が恋愛する本能は「子孫繁栄」にあります。但し、現代社会では子孫繁栄よりも「快楽」や「幸せ」になりたいために恋愛することが多いです。

また、私が危惧しているのは「恋愛トラブル」からの犯罪増加です。

失恋したからと、相手を憎み、恨みます。そして、殺意を抱くことは「異常な感情」です。

此処、10年の間に、恋愛トラブルから若い女性が二十数人殺害されている現状を皆さんはあまり知られていません。

こうした、恋愛トラブルを避けるためにも「恋愛相手との相性を知る」ことの重要性があります。

そこで、男女の相性に関わっているのがある種の遺伝子です。

その遺伝子は「赤い糸遺伝子」などとも呼ばれています。その遺伝子こそが「HLA遺伝子」です。

 

HLA(ヒト白血球抗原=ヒト白血球抗原)は1954年、白血球の血液型として発見され、頭文字をとってこう呼ばれてきました。しかし、発見から半世紀以上を経て、HLAは白血球だけにあるのではなく、ほぼすべての細胞と体液に分布していて、組織適合性抗原(ヒトの免疫に関わる重要な分子)として働いていることが明らかになりました。

2つずつの型は父親と母親からHLA検査を行うと、遺伝子型ごとに2つの型が判明します。それは、父親と母親の型を1つずつ受け継いでいるからです。両親から受け継いだ遺伝子の染色体は一対になっていますが、そのためにHLAも同様に両親から受け継いだ2つの型が一対となって1つのセットを形成しています。それを「HLAハプロタイプ」と呼びます。

自分のHLA検査を行えば、各遺伝子型の2個の型が判明するだけですが、両親のHLA検査も行うと、どちらの遺伝子がどちらの親から遺伝したのかが分かります。

このHLA遺伝子を女性にだけ、匂いで男性との遺伝子の距離を測定する能力があります。思春期の娘が父親を臭いと感じるのは免疫を司るHLA遺伝子が近く、近親相姦を遠ざけるため。逆に、女性が良い臭いと感じる男性とは免疫の遺伝子がかけ離れており、そのことで、結婚して子供を出産した時に「健康で丈夫に育つ」ことになるからです。

逆にHLA遺伝子配列の近い者同士が結婚すると、離婚の確率も高くなると言うデータもあります。つまり、生まれて来た子供の免疫力が弱くなったりと病気がちになったりします。

女性は、男性との五感の差異があり、女性は嗅覚と味覚に優れています。ですから、恋愛相手の「体臭が気になる」のです。着ていたシャツが汗臭いと感じるかのか?心地よいと感じるのかの違いが「HLA遺伝の違い」として感じ取れるのです。

HLA遺伝子配列の近い者同士は、男性の体臭や口臭が臭いと「あの人は(生理的に無理)」と判断するのがHLA遺伝子が近い証拠です。逆に汗の臭いさえ心地よいと感じられたら、HLA遺伝子が離れているので「相性の良い相手」となります。

ところが、現在の若い人たちには恋愛相手の体臭や口臭などが気にならない、良く分からないと言う女性も多く、見た目の雰囲気で「運命の人」理想の相手と勘違いして恋愛することになると、トラブルを招きかねません。相性が悪いのに付き合っている。

例え、結婚しても直ぐ離婚してしまうことになり兼ねません。

運命の人は、物語に登場するような白馬(高級車)などには乗っていないし、登場しません。

 

憧れだけが強いから恋愛に対する「本能が鈍る」ことで恋愛トラブルになりやすいのです。

私がよく、若い女性から恋愛に関して相談を受けることがあります。「先生、私、恋愛と愛の違いが分からないの・・・」と質問され困ったことがありました。

私はセラピストでも、カウンセラーでもありませんから、いい加減はことは言えません。

そこで、私のなりの意見だけど「恋愛は、相手を好きか、嫌いか、憧れているか」が恋愛で、愛は「自分よりも大切な人で、側に居たいと思う人がいたら、それが(愛)」だよと告げたら、納得されました。また、結婚する前に好きな人と、一緒に添い寝でもよいから一夜を共にして、体臭が臭くて嫌とか、寝相が悪くて我慢できないのであれば、結婚しても上手くいかないから「予備練習」ではないけれど、相性が良いかどうかは分かるよと告げました。

後に、先生の言われた通りにしたら、心地よかったです。お陰様で結婚することになりましたと報告されました。

こうして、自身の相手との「相性」を知る。理解することが恋愛を成就させる秘訣でもあると私は指摘しています。

幾ら、高身長でカッコよくても、イケメンでも「体臭が臭い」生理的に合わないと思った相手なら無理にお付き合いすることはありません。そんな高身長でおしゃれで、イケメンな男性は彼女が数人いるような相手と恋愛しても、遊ばれるだけで自分が傷ついてしまいます。ですから、見た目ではなく「男はハート」だよというのは、相性の良い相手「HLA遺伝子の離れた相手」だということを私から提唱致します。

センスプロデュース研究所、葛西行彦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

離婚遺伝子334って⁉︎

2017-06-21 00:00:30 | 遺伝子
皆さんは、離婚遺伝子をご存知ですか?体内に存在する正真正銘の遺伝子で、この遺伝子の数が多いほど離婚率が高くなるのだそう。今回は短期間で離婚しやすい人の特徴をご紹介しましょう。
実在した「離婚遺伝子」このDNAは正式名称を「バソプレシン受容体1aの対立遺伝子334」と言い、ウェーデンの研究所が552組の双子の男性をサンプルに集め、「バソプレシン(抗利尿ホルモン)を調節する遺伝子」について研究したのがきっかけ。
遺伝子の特徴を調べたあと「奥さんとの信頼関係を評価する心理テスト」を行い、そのデータをもとに研究員が奥さんと面談するといった実験テスト。
研究の結果、バソプレシン受容体1aの対立遺伝子334をもつ男性は信頼関係を評価する心理テストの成績が悪く、面談を行っても実際に夫婦関係が好ましくないという事実が発覚。
さらに、「334遺伝子」を2つもっていた男性は過去1年以内に離婚歴があり、結婚生活にネガティブな感情を引きずっている傾向が強かったそうです。

この話題は、私が数年前にジェーウェーブFMラジオ局から取材と収録して出演して説明しました。
この離婚遺伝子3314は、スウェーデンでの研究グループが見つけ出したものです。
この離婚遺伝子はバソプレッソン(抗利尿ホルモン受容体)が変異した遺伝子が離婚に関わりる(浮気性)であることを見出したものです。
日本の芸能人でも離婚を三度ほど繰り返す人たちは、父及び祖父も何度か離婚を繰り返していることがあります。
もし、今現在、お付き合いしている人からこの離婚遺伝子が見つかったとしたら、離婚される確率バソプレッソン持っていない人の倍のリスクが有ると考えられます。
この離婚遺伝子を調べるのには、抗利尿ホルモン受容体(バソプレッソン)の変異を調べたら分かるようになると思います。

現在、日本ではこれらの類いの検査などをしておりませんし、個人情報保護法などの観点から、将来的には、遺伝子専門の研究所、検査機関が出来たら、あなたとお付き合いしている人が浮気性で結婚したら、離婚する確率まで分かる時代は直ぐそこまで来ています。
五感プロデュース研究所、荒木行彦

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

離婚遺伝子の存在!?

2016-11-04 00:00:30 | 遺伝子
以前に私がJ-WAVE81.3FM RADIOからこの離婚遺伝子の取材と出演を果たして説明しました。
男性の遺伝子の中に先祖代々、離婚を繰り返している方々に「離婚遺伝子334」と名付けられた遺伝子が存在することをスウェーデンのカロリンスカ研究所が見出したのです。「離婚遺伝子334」と名付けられています。
※「男性の離婚遺伝子」は存在するか?
結婚生活で困難を感じる原因は男性の遺伝子にあるかもしれない。そんなことを示唆する研究が発表された。ハタネズミを一夫一婦にするという「AVP受容体」などについて解説。
自分の夫は結婚に向いていないのでは? と悩んでいる女性にお伝えしよう。そう感じる原因はご主人の遺伝子にある。と言うか、最新のある遺伝子研究に関する報道を見たら、そう考えてしまう女性がいたとしてもおかしくない。この研究は、アルギニン・バソプレシン(AVP)という物質に関連する遺伝子の変異を調べたものだ。[スウェーデンのカロリンスカ研究所や米エール大などの研究チームによる研究。論文は米科学アカデミー紀要に掲載]。
アルギニン・バソプレシンは、哺乳類の体内にあるホルモンの一種で、体の水分を維持するのに重要な役目を果たすとともに、草原に生息するハタネズミが一夫一婦制を保つかどうかを左右するものとして知られている。
バソプレシンは抗利尿ホルモンだが、腎臓とは異なるタイプの受容体が脳にも分布しており、動物の行動に影響を与えることが、ラットなどを用いた実験で報告されている。

米国エモリー大学チームによる2001年の研究は、ハタネズミ類のなかで、一夫一婦の種とそうでない種を比較し、脳(辺縁系線状体の一部である腹側淡蒼球)におけるAVP受容体の多さが、一夫一婦志向およびオスの子育てと関係しているとした。この研究では、AVP受容体を操作して、一夫一婦志向でない種をその志向にさせたり、あるいは逆にすることが可能だったという]
今回の研究によると、スウェーデン人男性のうち、バソプレシン受容に影響する遺伝子の一部が変異を起こしている人は、変異のない人に比べて、結婚生活で問題を抱えている率が高く、そもそも結婚していない[同居はしている]ケースも多いという。
[調査対象は、女性との長期的関係が5年以上ある552人の男性と、その相手である女性。『Washington Post』紙の記事によると、この変異を持っている人(対立遺伝子のコピーが1つまたは2つある人)は全体の約4割。対立遺伝子のコピーが増えるに従って、関係上の問題が増えているという。たとえば、コピーを持たない人のうち深刻な関係上の問題を経験した人は15%だが、2つのコピーを持つ人は34%、など] 研究チームによると、この結果は、「ハタネズミの夫婦関係にはAVPが影響を及ぼしているが、同様の関連が人間にもある可能性がある」ことを示唆するものだという。

よく日本人芸能人の中に何人か、離婚を三度ほど繰り返す人たちもおられます。これらは父ないし祖父も離婚を繰り返している人たちも多く、これらから「離婚遺伝子」を持っていると考えられます。芸能人ではG氏やI氏など何度かの離婚を繰り返す人たちに持っている遺伝子だと考えられます。
ですから、これらの研究が進めば、事前に結婚する前に離婚遺伝子を持っていたとしたら、離婚される確率が高くなるので、遺伝子検査をして離婚を未然に防ぐことも可能になるかも知れません。
つまり、この離婚遺伝子を持っている人は「浮気性の気質」も持っていると言える訳です。
こうして、人の遺伝子研究、解明の研究は進んでおり、今後、どのような遺伝子が発見、解明により難病の治療や薬の開発などに役立つだけではなく、人の不思議な感覚の解明や脳などの謎の解明などに繋がると期待されます。
五感プロデュース研究所、荒木行彦





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする