『みそさざいは鳥の王様』
兵庫県(民話)!
昔々の大昔、森の奥で鳥の鷹たちが大勢集まって、酒盛りを開いて、賑やかに飲んだり歌ったりしていたと。何でも、鳥の王様を決める前祝いだそうな。
その声が森中に響き(渡って来たので、ミソサザイもこれを耳にすると、「よし、おらも鷹の仲間に入って、一つ愉快にやりたいな」と、早速鷹のところへ飛んで行って、「なあ、鷹さん、おらも皆の仲間に入れておくれよ」と言うて頼んだ。
すると鷹は大笑いをして、「何だって? お前みたいなチビ助が、わしらの仲間にしてくれってかい? このアホめぇ」と言うて、てんから相手にしてくれない。
そこで、ミソサザイは、鷹の大将に向って、「どうしたら、仲間に入れてくれるや?」と言うと、鷹の大将は、「そんなに仲間になりたいんなら、この向こうの山にいる猪を、退治(たいじ)してくるがええ。
そしたら仲間どころか、鳥の王様にしてやってもええど。けど、そんなチビ助のお前が猪をとることが果(はた)して出きるかなえ?」ミソサザイ、猪と聞いてびっくり、が「分かった。それなら退治してくるわい」と、早速向こうの山へ飛びたって行った。
そして、ミソサザイは「猪の耳の中に入り」、嫌がった猪が逃げたという。
また、ミソサザイの羽根の色が「こげ茶色」にも伝説があります。
元々、ミソサザイの羽の色はとても綺麗な羽色でした。ところが、森の中で「山火事」が起きて、仲間の鳥が焼け死ぬところです。そこで、ミソサザイは勇敢にも、山火事に飛び込み、仲間を助けました。お蔭で羽根は火事の火の粉で焦げてしまいました。
綺麗な羽根はこげ茶色になったという言い伝えがあります。
まさしく「鳥の王様」と言われる所以でもあります。
ミソサザイの体長は(11cm)と日本で二番目に小さい鳥です。日本一小さな小鳥は「キクイタタキ(10.5cm)に次いで小さな小鳥です。
処が、求愛などの囀りは「大きな鳴き声」で遠くまで響きます。
ですからミソサザイの撮影は、先ず鳴き声で何処にいるのかを探り、素早い動きに対して反応するようにしないと見つかりません。ましてや撮影するとなると、枝などに止まり、囀るか、枝に止まって360度廻るような「ミソサザイダンス」と呼ばれる。リズミカル動き回る時に撮影するなど方法があります。
私は既に、青梅ではミソサザイは100枚を超える枚数で撮影しています。但し、今月の今時期のミソサザイは、青梅で初めての「巣作り」を確認、撮影出来ました。但し、オスが巣作りしていて、メスに求愛してもメスに出逢えていません。もう少し時間が掛かりそうですが、来月早々には卵を産んで欲しいと願っています。
そして、雛が5月上旬の頃に巣立つところも撮影したいと思っております。
当分の間、私はミソサザイの繁殖を見守っていきたいと思っております。
本日は、ミソサザイ以外にも、アオジ、メボソムシクイ、風切り羽の青い(メジロ)も撮影できました。繁殖時期に見られる羽の色です。
明日以降、青梅も最高気温が20度を超える日が多くなります。ましてや二日前ほどに「ツバメの初渡来」も確認しています。
今週から来週にかけては、移動や戻り渡りをする鳥たちが多くなると思います。
青梅の森も淋しく鳴りれますが、代わりに虫たち、喋々などが羽化して飛び交うと思います。