センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

彼岸花(曼殊沙華)の花!

2022-09-13 00:00:30 | 

彼岸花[ヒガンバナ]とは

彼岸花とは、ヒガンバナ科・ヒガンバナ属(リコリス属)の多年草で球根植物です。道端や人里に近い川岸、田のあぜ道などに群生し、夏の終わりから秋にかけて咲きます。

彼岸花をよく見てみると、高さ30cm~50cmの長い茎に大きな花がポツンと咲いています。では彼岸花には葉はないの? いえいえ、ちゃんとあります!

彼岸花の大きな特徴は、一般的な花と少し違うその生態。彼岸花は球根から花が出てきて、その花が枯れた後に葉が成長します。だから葉がない状態で花が咲いているのです。花と葉を同時に見ることができない事から「葉見ず花見ず」と言われ、昔の人は恐れをなしたとか。

実は冬から春にはちゃんと葉が繁り、花をつけない寒い季節にしっかり栄養を球根に貯えているのです。多くの植物は春に芽を出し、夏に葉を繁らせ秋に枯れますが、彼岸花はその逆。冬に葉を繁らせ春に枯れ、秋に花を咲かせます。

彼岸花の名前の由来と別名は?

一般的に呼ばれている「彼岸花(ヒガンバナ)」は、秋の彼岸の頃に開花することにちなんだ名前です。毒のあるこの植物を食べた後には「彼岸」=「あの世(死)」しかない、ということに由来するという説も。

 

英語では「Red spider lily(レッドスパイダーリリー)」「Hurricane lily(ハリケーンリリー)」「Red magic lily(レッドマジックリリー)」などと呼ばれます。

彼岸花は別名が多いことで知られています。その数、なんと1000以上とも。

一番多く耳にするのは「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」ではないでしょうか。法華経などの仏典に由来し、梵語で「紅色の花」を意味すると言われています。その他、仏具の天蓋に似ていることから「天蓋花(テンガイバナ)」、学名の「Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)」から「リコリス」などの別名もあります。

「彼岸」=「あの世(死)」から不吉な言葉をイメージする別名が沢山あります。

例えば、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、毒花(ドクバナ)、雷花(カミナリバナ)、痺れ花(シビレバナ)、葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)。などの別名も良いイメージとは言えませんが、沢山の別名があるということは、それだけ人々に親しまれてきた花ということではないでしょうか。

ちなみに「曼珠沙華」とはサンスクリット語で「天界に咲く花」「見る者の心を柔軟にする」という意味も。「赤い花」「天上の花」として、目出度い兆しとされることもあります。

彼岸花の花言葉!

彼岸花の花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」。「悲しき思い出」は、墓地などでよく見られることに由来すると言われています。

それぞれの色の彼岸花の花言葉も紹介します。

「赤色の彼岸花」の花言葉」!

情熱・独立・再会・あきらめ・悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに

「情熱」は「赤」をイメージする言葉ですが、亡くなった人を偲び、別れを連想させる言葉が多いようです。

 

「白色の彼岸花」の花言葉」!

また会う日を楽しみに・想うはあなた一人、想うはあなた一人」は、長い茎の上にだけ花が咲き、その花が落ちてから葉が出る様子から付けられたと言われ、「白」の純粋なイメージと重なる一途な想いを表しています。

「黄色の彼岸花」の花言葉」!

悲しい思い出・追想・深い思いやりの心・陽気・元気、の色の花言葉と違って、明るく前向きな言葉があります。「黄色」という明るい色のイメージかも知れませんね。じゃらんニュースより、抜粋引用。

彼岸花は、年によって咲き方などに左右される花です。今年は私の地元では、何時もでしたら、数十本の群生が今頃咲いていましたが、今年は、まだ咲いてなく、数本程度がこれから咲くと思いますが、写真撮影出来るような群生は今年は見られないようです。

また、彼岸花の花言葉は、別れと再会のような、少しネガティブなイメージがあります。内に秘めた情熱のような花です。

彼岸花は「スピリチャル系の花」とも言われています。私の田舎では、お墓の側に彼岸花を植えます。それは、秋のお彼岸の頃に咲くので、それを視たご先祖が秋のお彼岸と分かり、お墓に戻ると言われています。

昨夜の十五夜に最愛の人の幸せを祈り、本日は、彼岸花に最愛の人との再会を祈りました。

センスプロデュース研究所、葛西行彦


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