私は、自己犠牲とは言いませんが、若き頃から無理をして来たと思います。また、幼児期から自然環境の良いところで育ち、野山を走り廻るような子供でした。だから、怪我もするし、親には心配ばかりかけていました。
中学生の頃は、部活、バレーボール部に入り、県大会優勝し、全国大会出場も果たしました。
ですから、心身とも健康で逞しい少年期を過ごしました。
社会人になっても、健康で体力も気力もありますから、人一倍働いていました。深夜残業など当たり前の時代でした。
それでも、倒れることなく健康でした。
ところが、60歳を過ぎたころから、特にコロナウィルスが発症した頃から体力、気力も衰え、特に身体は悲鳴を上げいました。
3年前までは、地元のママさんバレーボールチームのコーチをしていて、週に二度は、練習も一緒にしていました。
だから、身体の衰えを自覚していなかった!
ところがコロナウィルス感染拡大が起こった3年前から私の身体にも異変が起こり初め、健康診断でも数値が異常値が出て、2年前には、離婚と同時に健康も悪化し、おしっこの出が悪くなり、前立腺肥大の手術を受け、一週間入院しました。
また、昨年には歯周病の悪化から上の歯を全て失い、総入れ歯になりました。
まだ、初老なのに、高齢者が疾患する病気を既にしました。
最近は、右目に白内障があり、飛蚊症の症状があります。年内にも手術する予定です。
こうして、私は老化を3年で体験したように急に老い初めた気がします。但し、体力と気力に関しては、同年代の類ではありません。週末ごとに、重いバッグを背負い、毎回、10km近く歩きます。遠出する時も電車とバスを使って移動しています。
お蔭で体力、特に肺活量が復活し、65歳の平均が2170ccに対して、私は4650ccでした。
約同年代の2倍の肺活量があるために、長い時間歩けるし、疲れも早くに抜けます。
但し、私の悪いところは、こうした体力や気力があるので、過信してしまう!同年代とは違うと変なプライドを持っているから無理してしまう!そのために、身体は正直です。
無理したらその分、無理がたたり、身体が悲鳴を上げて病や衰えが早まります。
人の身体は、自身が一番酷使されたところ!弱い箇所が病に侵されます。蝕まれます!
幸い、私は命に関わる大病はしたことがありませんが、高齢者が疾患する一般的な病を初老から体験しています。
見た目には、60歳台に見えなくても、それは見た目です。若き頃から無理して来たことが60歳を過ぎ頃から身体が悲鳴を上げていると言うことです。
自分を労る、自愛をすることを忘れていたように思います。
また、自己犠牲とは言いませんが、私に助けを求めて来る人のことは拒まず、助けて来ました。
そんなこともあり、また、私のことを一番に心配している人の存在もあり、無理して頑張ることを止めました。最愛の人のために自身を労り、自愛することにしたものです。
「年相応に」と言う諺があるように、今後は、年相応に自身を愛したいと思います。
センスプロデュース研究所、葛西行彦