センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

キスを科学する!

2012-06-30 00:00:40 | 感覚、五感
日本人は、キスに対して、私たちの世代の中年以降の人達には抵抗がある人が多いと思われます。
ラブストリーの映画などではキスシーンから始まると、女性の人達ならロマンテックだと感じるだろう!
では人はなぜ、キスをしたくなるのか?
外国の人たちなら、挨拶代わりにキスをする。日本人ならお辞儀するか、握手をする程度です。
最近の若い人たちは、電車の中や街角でも、人前で堂々とキスしているアベックを見かけることが多くなってきました。
日本の文化には「恥じらいの文化」があります。人前で男女が手を握ったり、キスなどはもってのほかであった時代なら、現代は乱れた社会となるかも知れない。
現在では、日本人でも、若者たちを中心にキスをすることは、お互いの愛を確かめ合う、感じあうために重要な行為となっている。
確かに、電車内や人込みの中でアベックがキスしていると、邪魔なだけでなく、子供たちや人目に触れるから、日本ではこっそりとした方が良いと思われます。
例えば、私のように長年連れ添った妻との間ではキスなどは、長年ありません。ましてや、このような状態になるとセックスレスにも繋がりやすいのです。
また、最近では、20歳代から30歳代の若い人たちが「恋愛音痴」から、データでは6割を超える人たちが、彼氏、彼女が居ないと答えています。
つまり、キスどころではないのである。恋愛自体が出来ない。男女のコミュニケーションが希薄な状態とも言えるのです。
男女が出会い、愛し合い、まずは手を握り、相手の手のぬくもりや、冷たさなど触覚で感じるでしょう!そして、機会があればキスしたくなるのが人間の本能です。
ところが、若い人たちの中には、キスが出来ない。したくないと考えている男女が多いと言います。不潔だとか、臭いとか悪いイメーシがあるようです。
そこで、私が提唱している「五感で楽しむキス!」の勧めです。
五感で愛を感じる! Kissをする方法です。キスする素晴らしさを五感で敏感に感じ合うことが大切なのです。
愛する者同士、キスを交わし愛を確認し合う!
視覚→男性ならば、彼女の小さくて可愛らしい唇やグロスを塗った唇にキスしたくなる人もおられるでしょう!女性の人ならば、大きな男性の唇でキスして欲しいと思うでしょう!
女性が少し、半開きした唇を見るとキスしたくなると興奮する男性も多いはずです。
嗅覚→ここで注意をしなければいけないのは、口臭の臭さです。折角のキスするシチュエーションになっても、翌日の食べた物の臭いや、二日酔い、タバコの脂臭さが残っていては、女性は嗅覚が鋭いので、幻滅してしまうかも知れません。だから、歯磨きやうがい、口臭予防に男性も女性も注意したいものです。
聴覚→愛し合う男女がキスを交わすと、唇に触れる音や、チューというキスの音がします。だから、キスのことを「チューをする」というのは、このキスを交わす音から来ています。他にも、唾液の音、ドライマウスなどの場合は、キスしても相手に対して、感染症や雑菌などをうつしてしまうことになります。
また、耳元で優しい言葉をかける。キスの最中に耳元で「愛している。大切な人だからと」言葉を囁くと、女性の人達は気分が高揚して、キスに興奮するのです。
触覚→キスをする時に、初キッスでなければ、舌先を相手の舌に絡ませたり、舌を吸ったりと、舌触りがとても気持ち良いことが分かります。
そして、舌で舌と触れ合うと、くすぐったい感覚になります。
何よりも、舌先の触覚を敏感に意識して、感じ取ることが大切です。
上手なキスが出来る人は、この舌先の触覚の感覚が良い人です。
味覚→キスと味覚は関係ないと思われがちですが、よく、初キッスの味と言われ、「レモンの味」と答えるなどと言われるのは。初キッスが「甘酸っぱい思い出」から来ているのです。
実際は、唾液の味、但し、事前に食事をしていれば、気をつけたいのは、キスした場合に、口臭の臭さと共に、食べた食材の味が相手に伝わることがあります。ですから、私のように食後に、キシリトール入りのガムを噛んだり、うがいをしたり、口臭予防スプレーを携帯しているので、口内にスプレーします。
このように五感を総動員して、キスで愛を確認し、お互いの愛だけでなく、思いやりを確認し合うのです。ですから、普段から口内を清潔に保ち、口臭予防、キスが上手いと、パートナーが幸せを感じるということです。女性の人ならば「愛されていると実感」することでしょう!そして、彼ともう一度キスしたい。
もっとしたいと思うようになるでしょう。それだけにキスは愛情表現だけでなく、愛し合う者同士の「子孫繁栄の営み」、セックスへの準備段階のような大切な行為なのです。そして、私たち人間(ホモ・サピエンス)は子孫を残し、繁栄させて行くのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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ヒトの身体は左右対称が美の基準!

2012-06-29 00:04:40 | 感覚、五感
人は恋人を探すとき、主に相手の体が左右対称かどうかで身体的な美しさを評価していることが分かった。新しく発表された研究によると、異性から魅力的に思われる人ほど左右対称の体形をしているという。
これまでの研究で、顔のパーツに関しては、バランスが取れているほど美しいと評価されることが分かっており、「左右対称であることが人の美的判断の重要な要素だ」という古代ギリシャ人の意見は既に認められていた。今回の研究では、同じことが体の左右対称性にもいえること、そして左右対称のプロポーションは生物として健全であることを示すサインになっている可能性があることが示唆された。
研究チームのメンバーであるイギリス、ブルネル大学のウィリアム・ブラウン氏は「自然淘汰の結果、左右対称に進化した動物においては、左右の小さなずれが発育不良や環境的、遺伝的なストレスの 受けやすさを示している場合がある。多くの種では、このようなずれが健康状態の悪さや、生存能力、子孫繁栄能力の低さにも関連している」と語る。
同氏らの研究チームは、医療業界やファッション業界で用いられるような光学3Dスキャナーを使用して、成人77名の体の詳細なバーチャルモデルを作成 し、左右対称の度合いを測定した。続いて、作成したモデルを87名の別のボランティアグループに提示し、見た目の魅力だけを基準として異性としての魅力度 を評価してもらった。評価時には、顔の造りや肌の色による先入観が働かないように、バーチャルモデルから頭部が削除され、色合いもすべて同じように変えられた。その結果、左右対称性の崩れは肉眼ではほぼ判別できないにもかかわらず、男性、女性ともに左右対称性の高い異性の体を魅力的だと答えたという。
また今回の研究では、高い身長、広い肩幅、ウエストやヒップのサイズの小ささといった一般に「男らしい」とされる特徴のある男性が、より左右対称な体つきをしている傾向があることも分かった。同様に女性の場合も、バストやヒップが大きく、足がほっそりとしていて長いといった典型的な女性的特徴のある女性が、より左右対称な体つきをしている傾向がみられた。
同研究チームが以前に行った研究では、左右対称性の高い身体の持ち主はダンサーに向いているという結果も得られている。ダンスの能力は身体の健全さをアピールする1つの方法であるとも考えられる。
「体の左右のずれは肉眼では判別しにくいほど微妙なものなので、進化の過程でより分かりやすい表現が代わりに発達したのかもしれない。それが例えば、広い 肩幅や、カーブを描くウエストライン、あるいは滑らかなダンスの動きであり、繁殖相手としての資質の高さを示す特徴となっている可能性がある」とブラウン 氏は述べている。
イギリス北 西部にあるセントラル・ランカシャー大学の進化心理学者ジョン・マニング氏は、この研究について次のような感想を述べている。「この研究によって身体の左 右対称性と性的な特徴に強い関連があることが明らかになった。男らしい体つきの男性と付き合う女性や、女らしい体つきの女性を選ぶ男性は、左右対称で健康的な相手を得やすいということだ」。
Image courtesy Lisa Naugle
これらの研究結果は、男女の五感の差異、脳の違いでもあるのです。男性は、視覚と触覚に優れています。
ですから、バランスが良く、整ったものや美しいもの好みます。だから、スタイルが良くて、美人を好むのです。
逆に女性は、高い身長、広い肩幅、ウエストやヒップのサイズの小ささといった一般に「男らしい」とされる特徴のある男性を好みます。
他にも、体臭や口臭などの臭い男性は総じて、女性に嫌われます。それは、男性よりも女性の方が、嗅覚が鋭いことにも関係しています。
また、男性は触覚に優れているので、女性の柔らかな肌に触りたがります。ですから、痴漢をするのも圧倒的に男性が多いのです。
このように男女によって好みがはっきりとしているのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、




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運動能力を高めるには-「潜在的脳力を高める」!

2012-06-29 00:00:40 | 人の脳
私はプロスポーツ選手から、一般の方々たちに「運動力学」や脳科学から「運動能力」を高める指導をしております。
私自身も、毎週火曜日と土曜日に地元のママさんバレーのコーチもしております。そして、可成り激しい運動もしており、有酸素運動は勿論、加齢と共に衰える体力を効率よく、脳科学を応用した運動力学を私個人が実験台になり、試しています。
お陰様で、地元千葉の体力測定で30歳代前半、垂直跳びや反復横跳びなどは20歳代の数値を出しております。
私は運動能力が音痴だ、運動能力が無いと考えている人は,確かに筋肉量や体力にも個人差がありますが、人間はおおむね、総じて運動バランスが良い生き物です。チーターのように100kmのスピードで走る訳ではありませんが、生物界の中でも、二本足で早く走れるのは生物界では数少ないのです。例えばオリンピック短距離の選手は時速40kmぐらいの速度で100mを走りきるのです。
では、人が運動する。手足を動かすだけでなく、道具を使って運動をする高度な身体能力は生物界でも人間だけですが、これらを可能にしているのが,私たち人の巨大な脳のおかげです。
特に、脳の中でも「頭頂葉」の運動野、手足の筋肉に電気的信号(刺激)を送っているのが脳の運動神経といわれる神経細胞です。
よく、私は運動神経が鈍いと自覚するのは、これら筋肉を動かす、運動神経の伝達が鍛錬されていないので遅いのです。
特にスポーツ選手などには、反射神経、身体能力、身体バランス、筋力、種目によっては持久力、動体視力など様々な運動能力が求められます。
ですから、スポーツ選手は種目別に筋肉も脳も鍛錬する必要性があるのです。
例えば、陸上の短距離競争の選手と長距離選手との筋肉も、身体バランスの鍛錬も自ずと違ってくるのです。
短距離選手の筋肉は、出発力に優れた身体能力、運動能力が重要になります。ですから、筋肉も瞬発力のある「白質の筋肉」や上半身の筋力も大切になるのです。逆に長距離選手の筋肉は「持久力」が必要ですから「赤質の筋肉」が必要になるのです。
勿論、有酸素運動も重要であり、100mの短距離選手はほとんど無呼吸で走りきります。逆にマラソンなどの長距離選手は、呼吸のリズムがとても重要になり、脱水状態や、貧血、筋肉の痙攣、断裂なども引き起こしやすいのです。
これら身体、運動能力をコントロールしているのは、私たちの脳です。
私が提唱している。近代スポーツに脳科学、感覚心理学が重要な要素だと指摘し、提唱しているのは、自己の「潜在的脳力」を引き出すことが目的です。
人の脳は、通常時では、思いっきり運動しても、力を出しても80%程度の力、能力しか発揮出来ません。
それは、人の身体は常に100%の力や能力を発揮していると、筋肉や骨を壊す、痛めてしまうので、脳が無意識的にセーブ(70%~80%)にしているのです。
また、能力も常に100%発揮するとすぐに疲れてしまう、精神的に異常をきたすので、こちらもセーブしているのです。
つまり、普段ではあまり使われていない、発揮していない脳力を発揮させる方法です。眠っている状態の力、能力を発揮、引き出すという考え方です。
例えば、野球の150kmのスピードは、一流のプロ野球選手のピッチャーでもそんなに数多くは投げられません。以前、私はこの150kmのスピードボールをプロ野球選手の前で、センター前ヒットにしたときには、プロ野球選手たちは驚いておりました。荒木先生は野球の経験はあるのですかと質問され、全くありません。小学校の時に遊びだけですと告げ、150kmのスピードボールは今回が初めての体験ですと告げると、ではなぜ、簡単に打てるのですかと、質問されました。「これが脳科学、感覚心理」の鍛錬で誰でも打てるようになりますと答えると,プロ野球選手たちの目の色が変わりました。
これらこそ、脳の処理能力をスピードの早さに適応させる。順応させることなのです。私たちは150kmのスピードは普段ではあまり体験がありません。ですから,当然、脳は早いスピードだと思い込んでいるのです。これらのセーブしている思考や脳の働きを外し、動体視力を高める鍛錬、速読法やDVDを20倍速で何度も繰り返し観て、内容を理解する。文字を読み取るなどの訓練を1時間程度行うことで,私のように150kmのスピードボールが打てるのです。他にも、サッカーなどでは視野が広がるので、相手の動きが予測できる。ボールの動きがゆっくり見えるので、追いつくことが出来るのです。
このように人の脳を活性化させ、潜在的運動能力を引き出すと、種目別にこれら脳鍛錬と身体的トレーニングを組み合わせ、身体バランスを整えるなどと、これらにメンタルトレーニングを取り入れることで、世界で活躍する選手を育成することも不可能ではありません。
このように近代スポーツは脳科学と科学的な根拠に基づいて、指導も鍛錬も必要だということを私から提言致します。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦、



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一目惚れする脳って!

2012-06-28 00:00:40 | 人の脳
私もよく一目惚れするタイプである。相手を一瞬にして好きになる「一目惚れ」は一体どのようになっているのだろうか!
実はこの「一目惚れ」は人の脳、それも右脳が大きく関わっている。人の脳には左脳、右脳があり、左脳は、計算や読み書き、言語などに関わっている。これに対して右脳は図形、空間認知、美術、芸術などに関わっている。
また、右脳は「直感」的な判断などにも関わっており、一目惚れをしている時には右脳の直感的能力が働くのです。
一目惚れは「見た目の好意」でもある。よく人の脳、男性に強い傾向だが、バランスが整い、美しいもの、綺麗なものを好む、だから「美人が好き」で「スタイルの良い人」を好む人が多いのです。
これらは五感の中でも「視覚的」な情報である。以前から説明しているように人の五感の中でも「視覚は80%もの情報を脳に送り認知している」。
特に男性は視覚と触覚に優れている。女性は嗅覚と味覚が優れている。これらは人の五感の特徴でもある。
以前に人気女性雑誌の取材を受け、「男性は視覚で恋いをし」「女性は嗅覚で愛を感じる」と指摘したように「恋愛の極限は子孫繁栄にある」と指摘いたしました。
では、なぜこのように男女において五感の特徴があるかというと、それは人間の先祖、今から20万年前のホモサピエンスの出現、20種類ほど居た人類の子孫は400万年前頃であり、その後20万年前には私たちの直接の先祖ホモサピエンスだけが生き残り、脳を巨大化し現代人の近くなったのである。
その頃、男性は獲物を求め狩りに出かけ、広い草原で獲物を見つけなければならず、そのため視覚が優れ、視力も現代人の10倍ほど良かったと予想される。また、獲物を狩らなければならないので、鏃など指先(触覚)で切れ味を試したのである。広い草原では塒の場所が分からないと帰れないので「空間認知」に優れているのです。
また、女性は子供を産み育てる役目から、隣近所助け合わないと子供が育たないため、言語能力に優れ、コミュニケーションが発達した。
男性が狩ってきた獲物を調理しなければならない女性は、その獲物が腐っていないか、食べられるか嗅覚と味覚で確認したのである。
これら男女の五感差異が現代人まで遺伝子(本能的プログラム)と受け継ぎられたのである。
話は一目惚れに戻るが、このように男性は視覚が優れているため、視覚で興奮するのである。エッチなDVDや電車内で痴漢するのも男性が多いのも、これら五感の差異ではないかと私は思います。
男性は女性の顔やスタイルなどすぐに目で追い、そして一目惚れするのです。女性はそうではなく、男性的な仕草や雰囲気、話し方やその人の体臭などを心地よいと感じると「胸がときめき」そして好意を持つようになります。
一見すると男性の方が惚れやすく単純なのかも知れません。
生物界では、特に野鳥では、雄は綺麗で鳴き声が上手い、面食い(イケメン)でないとモテない世界である。そして、結婚相手は雌が選ぶのである。
これらは人間界でも当てはまるかも知れない。
但し、女性は自分の子供を産むという役割があるため、より強い子孫を残そうという本能が働くので自然的に結婚相手を選択肢するのです。
この本能を私共は「赤い糸遺伝子」恋愛を科学すると題して、私のブログでも紹介しております。
赤い糸遺伝子は、HLA遺伝子と言われ、あの人とは赤い糸で結ばれていると表現するように運命的な出会いなとがそうであるように、一目惚れしてこの人とはもしかして結婚するかも知れないなどと直感することもあります。
HLA遺伝子はヒトの主要組織適合性複合体(MHC; Major Histocompatibility Complex)と言われ、細菌やウイルスに対抗するための免疫情報なのです。
男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ない為、生まれた子供は免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出会い、そして生まれた子供はこの免疫情報も多く、免疫力も強い、病気に対して抵抗力のある子供に育つのである。
では、これら「赤い糸」はどのように胸キューンと成るかというと、ヒトの嗅覚に深く関わっている。
特に女性は嗅覚が鋭いと説明しましたように、相手(好みの男性)の体臭の臭いを汗臭く、生理的に合わないと感じるか、心地よいと感じるかの違いです。
イケメンで格好良いけど、体臭が臭い、嫌だと感じるのです。
これらがHLA遺伝子の悪戯と私は呼んでいますが、これらHLA遺伝子、胸がときめかない、何となく結婚したなど最近、女性の嗅覚が鈍化してきているので、この運命的な出会いや赤い糸の存在に気がつかない人たちが実に多いのである。私の仮説では、これらの原因の一つで「性格の不一致」で離婚する夫婦が増えているのではないかと考えている。
私は、皆様に人の恋愛は五感を総動員して感じ、愛し合うことと提唱している。また、恋愛に関して科学的解明だけでなく、感覚生理学的にも説明できる日本でも数少ない研究者だと自負している。つまり、恋愛経験も豊富だからである。男性諸君、特に若い男性には「どんどん一目惚れをするべし」但し、ストーカーになったり、しつこく付きまとわないこと、やはり女性とのコミュニケーション能力高め、そして魅力ある男性になるべく努力も必要である。
最近の若い男性は、すぐに見た目を気にする。汗をかくと顔を汗取り紙など使用したり、眉毛を描いたり、化粧したり、体臭臭さを消すのに一生懸命になる。女性にモテようとしているのは分かるが、若い女性は一部の人はそうかも知れないが、個性が無く、男性的魅力の欠如している。いくら努力して見た目を綺麗にしても、ハートが綺麗でないと女性にすぐにばれ、ふられてしまうだろう!だから、若い男性諸君、心を磨き、自分の魅力はどこなのか、そして仕事や勉強に一生懸命励んでいる姿を何処かで女性は見ている。
そして、貴方を好きになるだろう。だから見た目に時間を掛けるのなら、必死に頑張って、汗をかいて頑張っている姿をきっと素敵に思う人が現れる。
この私も結婚できたのだから、まずは心磨きと五感を鍛錬して下さい。そして仕事に励み、週末、どこかに出かけ、趣味でもよいし、人が集まる場所に出かけたら運命的出会いがあるかも知れない。そして一目惚れする女性が現れたら、すぎにメールアドや電話番号を聞かず、話す機会を作る努力をすることである。私が危惧しているのは、最近の若い人たちは、特に男性は会話が下手である。そしてコミュニケーションが苦手である。メールなら女性と会話できるでは困ってしまうのである。
今後、これらから、機会があれば若い方々を中心に男女関わらず、恋愛に関わる講演をしたいと考えている。男女のコミュニケーションの仕方である。
つまり、脳科学と関学生理学を応用した「恋愛講座」を開催したいと思います。これらは子孫繁栄が目的であり、少子化問題の解決策に繋がればと願っている。そして、素敵な恋いを沢山して欲しいものである。陰ながら応援する。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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アイスクリーム頭痛って!!

2012-06-27 00:00:40 | 感覚、五感
皆さんが、アイスクリームやかき氷を食べた時に、こめかみの当たりがキーンと痛み出した経験が誰しも有ると思う。これは味覚の過敏反応で、アイスクリーム頭痛と正式名称があります。
口の中でアイスクリームやかき氷を冷たいという情報が脳に伝わり、刺激が強すぎると、神経の中継場所で情報が混乱してしまうのである。冷たさを伝える神経だけでなく痛みを伝える神経も刺激されてしまう。しかも痛いのが口の中でなく、こめかみやおでこの裏あたりという、場所まで間違った情報が脳に伝わってしまうもの。 これら伝達する神経が存在する。この神経細胞を「三叉細胞」という。
三叉神経(さんさしんけい、英:trigeminal nerve)は、12対ある脳神経の一つであり、第V脳神経(CN V)とも呼ばれる。三叉とはこの神経が眼神経(V1)、上顎神経(V2)、下顎神経(V3)の三神経に分かれることに由来する。
これらから、冷たさを痛み刺激と脳が勘違いし、誤作動してしまうと考えられている。
よって自律神経に影響を与え、こみかみ当たりの血管を拡張し、ズキンズキンやキーンと表現されるように急激に痛みだす。但し、慣れてくるとすぐに治ります。
これらに似た味覚の誤作動が「激辛」などの辛みは、人の味覚は味として感じていなく、人の触覚的感覚「痛覚」として、痛みとして感じるので、自律神経に作用し、まず額などから汗が噴き出ます。
痛みですから、すぐに治らず舌が痺れたような感覚に陥ります。
このようなときには、水を飲むのでなく、牛乳やヨーグルトで中和することで和らぎます。
アイスクリームもかき氷も脳にこれから食べますと言い聞かせるようにゆっくり食べることです。急いで食べると三叉神経などの反応が追いつかず、誤作動した状態からアイスクリーム頭痛が起こるのです。
ところが、子どもたちの中には、このアイスクリーム頭痛が面白くわざと急いで食べて「来たー」と叫びながら喜んでいるようです。
いずれにしても、刺激の強い食べ物はゆっくりと食べる。味わって食べることが重要です。
現代人は、味覚を刺激する食べ方、味覚を鍛錬する食べ方などして居らず、味覚の未発達の子どもたちが多いのです。
フジテレビの調査では、全国の小学生の半数に味覚障害が疑われております。味覚の発達を促すのは、刺激の強い食材もゆっくり食べ、ご飯と一緒に食べるなど「口内調味」中和して食べることが味覚の発達を促すのです。
現在の子どもたちの食べ方は、「ばっかり食べ」という、最初にご飯を食べ、食べ終わったら、次におかずだけを食べるという食べ方です。
ですから、酸っぱい物、辛い物、苦い食材など刺激の強い食べ物が食べられない、食べず嫌いの傾向が強いのです。
ですから、わさびや酸っぱい梅干しも食べられず、甘い食品ばかり好んで食べるのです。甘い味=美味しいなのです。
これらの味覚では、味覚も発達せず、料理を美味しいと感じません。
ですから、アイスクリームなども早食いして、アイスクリーム頭痛を起こすのです。
これらの繰り返しで身体的な影響は研究データが不足しているのではっきりしたことは言えないが、私からは味覚の発達に影響し、脳の栄養不足、甘い味が美味しいと感じる味覚は、好き嫌いが激しくなると危惧している。
これらから、箸を上手く使い、ゆっくりと食事を楽しみ味わって食べて欲しいと願っている。そうすれば、味覚と脳が刺激され、身体も脳も健康でいられるということです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦

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マグネシウムイオン、長期記憶に重要

2012-06-26 00:00:40 | 人の脳
TBS系(JNN) 6月8日(金)13時20分配信
東京都の研究機関が、脳の中のマグネシウムイオンが長期間にわたって記憶をとどめるうえで重要な役割を果たしていることを突き止めたと発表しました。アルツハイマー病などの治療に役立つと期待されています。
東京都医学総合研究所では、脳の中のマグネシウムイオンが記憶に与える影響を調べるため、ショウジョウバエを使った実験を行ってきました。実験ではま ず、特定のにおいをかがせながら電気ショックを繰り返し与えて、そのにおいが危険と学習させます。脳の中のマグネシウムイオンの量が正常なハエの場合、時 間がたっても学習したことを記憶していて、左右から異なるにおいを発するガラス管の中心で放すと、危険と学習した左のにおいを避け右へと一斉に移動しま す。しかし、脳内からマグネシウムイオンをなくしたハエの場合、短期的には危険なにおいを学習するものの、時間がたつと学習したことを覚えていませんでした。
これらの実験から、研究所では記憶を長い間とどめるのにマグネシウムイオンが必要であることがわかったとしています。
「アルツハイマー病の患者さんや老化した人の脳ではマグネシウムイオン自体が非常に少なくなっている。今回我々がつくり出したマグネシウムイオンの抑制 がかからないショウジョウバエの脳とアルツハイマー病の患者さんの脳は同じようなことが起きている可能性がある」(東京都医学総合研究所 宮下知之主任研究員)
今回の発見はアルツハイマー病や老化による記憶力の低下などの治療に役立つと期待されています。(08日10:53)
人が記憶したり、思考したり、言葉を話したりと脳活動が活発に働くときには、ニューロン(脳細胞同士)の伝達、パルス(微電流)によって、ニューロン同士の伝達に必要なものが、「カルシウム、マグネシウムイオン」なのです。これらの減少は、脳細胞間の伝達がスムーズに行かず、イライラしたり、記憶力の低下、脳内に毒素「ベータアミロイド」という、物質が増加すると、脳細胞の死滅を増加させたり、このマグネシウムイオンの働きを阻害したりするので、短期記憶が低下し、アルツハイマー病に疾患しやすくなります。
以前には、アルツハイマー病は、高齢者の脳の病気と考えられていましたが、現在は、ストレス社会、人とのコミュニケーション不足、食の変化など、様々な要因が影響しているのか、若年性アルツハイマー病、50歳代前後からアルツハイマーに発症する人達が急増しております。
現在のように、若い頃から、便利な道具、スマートホーン、パソコンなどでのコミュニケーションでは脳刺激が不足します。
また、食生活習慣の変化によって、カルシウムイオンや、マグネシウムイオンの原料が摂取できない環境にもあります。
これらの要因もアルツハイマー病、うつ病なども増加傾向にあるのです。
今回の東京都医学総合研究所の研究結果は、アルツハイマー病の新薬の開発や、長期記憶。人の脳「長期記憶」を司っているのは「大脳皮質」ですが、その脳細胞に情報を伝達、記憶させるためには、ニューロン(脳細胞)の伝達の活発性が重要となるのです。
つまり、この脳細胞の伝達、パルス(微電流)をスムーズに活発化させるのには、マグネシウムイオンが重要ということなのです。
ですから、ストレスをためない、タバコの吸い過ぎ、アルコールの飲み過ぎ゛など、これら脳刺激に悪影響を与える。刺激物の強いものは避ける。
日々、五感を意識して、総動員して脳に刺激を起こる。適度な運動と、脳などの栄養の摂取に心がける。
脳の栄養素は、良質なブドウ糖が必要です。つまり、ご飯を食べることが脳の栄養素の一つです。
何も、手足を動かす運動や脳の鍛練、好奇心を持って、学び、五感で感じて、快感する。頑固オヤジと言われる人たちは、人との関わりを苦手とし、孤独化、孤立化しやすくなります。
このような状態ですと、人とのコミュニケーションが出来ず、脳内に毒素「ベータアミロイド」という、物質が増加すると、マグネシウムイオンが減少したりして、短期記憶などの記憶力に影響を与え、そして、アルツハイマー病に発症しやすくなるのです。
ですから、人とコミュニケーションを積極的に行う、運動、食事と身体の健康ばかりでなく、脳の健康にも気を付けたいものです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、

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スマートホーン犯罪!

2012-06-25 00:00:40 | 感覚
最近、スマートホーンの普及から、トラブルや犯罪への応用や活用が社会問題になりつつあります。
多様なアプリを駆使して、悪用する人が多いから今回、私が警鐘を鳴らして警戒しているのです。
増加する盗撮、盗聴、一見スマートホーンを操作しているように見せかけて、動画などで深夜帰宅の酔って寝姿を撮影したり、女性同士の会話を盗聴して、会話の内容から名前や、個人情報を知ることも可能になります。
ですから、私たちも会話や、盗聴には十分に注意が必要です。
私のように帽子をかぶる。雑誌などで前席の人から見えないように顔を隠すなど、女性の人は注意して下さい。
特に、週末金曜日など、夜遅くまで車内が混雑しています。これらの時間帯と曜日に常習犯が多いのです。これらの盗撮、盗聴は現行犯でないと、証拠を消されてしまっては、取り締まりも、逮捕も出来ません。
また、音声認識システムのスマートホーンが増加したために、電車内で独り言のようにつぶやき、時には大声を出して、注意されるなどのトラブルも多発しています。
今後も、これらスマートホーントラブル、犯罪は間違いなく、増加します。今から、警戒も、警鐘を鳴らしながら、JR関連企業、警察、スマートホーン業界などと協力、取り締まりなどの強化、犯罪抑止などの対策も講じないと、弱者の高齢者、子供たち、女性の人達が犠牲になります。
例えば、現在の技術ならば、揺れる電車内では撮影も、録音も出来ないようにするとか、JR関係ならば、22:00~終電まで、女性専用車両の設置、その車両に私服警官や女性警官を配置させ、見まわりさせるなどの対策は可能です。
盗撮、盗聴は、個人のプライバシーの侵害だけでなく、個人情報を守る。恐怖心や不安を与えることになり、精神的なダメージが大きいのです。
そして、スマートホーンだけではない。スパイさながらの盗撮、盗聴グッズが堂々と秋葉原などで販売されています。
ダテメガネのように見えて、メガネの真ん中に、小さなレンズがあり、それでHD撮影が出来ます。本来の撮影目的は、両手が塞がった時に撮影できる。便利グッズですが、満員電車に乗れば、目線撮影が可能になります。座席に座っていれば、前に立った女性を撮影できます。
また、超小型化されているため、黒い靴先に穴を開けて、レンズを差し込み、満員電車内や、座った座席の前の女性の下に足を差し出して盗撮するなど、これらの怪しい行為はすぐに分かりそうなものなのですが、最近は女性側にも問題があります。それは、スマートホーンに夢中になったり、朝の通勤時間帯から、立って眠って、ふらふらしているなども空きを与えてしまうので、堂々と盗撮できてしまうのです。
ですから、女性の皆さんは、常に見られている。覗かれているという意識と、知識も必要であると指摘しています。つまり「自己防衛」が必要なのです。
深夜帰宅して、怪しげな行動をしている人を見かけたら、一人では怖いので、近くの人にお願いして、協力してもらうなど、私はすぐに意識も、気配も感じて分かります。何人か、痴漢行為に協力して、逮捕した経験もあります。
今後、自己防衛は女性だけでなく、男性にも必要になりました。
日本は、世界でも稀な盗撮、盗聴のしやすい、自由な国になってきました。
そして、「日本の安全神話は崩れています」。用心だけでなく、自己防衛と対策、法の改正や取り締まりの強化なども必要だと考えています。
そして、私は多くの弱者の方々をお守りするために、このように警鐘を鳴らしながら、今後とも現状を理解して貰い、犯罪抑止に努めて参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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手の温もりで人間関係が変わる!

2012-06-23 00:00:40 | 感覚、五感
初対面の相手に好感を持ってもらうためには、温かいものを飲みながら話をするのが効果的だということが、最新の研究により明らかになった。
今回の実験では、温かいコーヒーを数秒間手に持った人の方が、冷たいコーヒーを持った人よりも、相手に対して 好印象を持つ度合いが高かった。また別の実験では、治療用の温熱パッドを短時間手に当てた人の方が、冷却パックを手に当てた人に比べ、その後で自分の欲しいものよりも友人への贈り物を選ぶ傾向が強いという結果が得られた。
コロラド大学ボルダー校でマーケティング論の教授職にあるローレンス・ウィリアムズ氏は、このような実験結果から、人は体が温まると無意識のうちに他者への振る舞いが友好的になるのではないかと考えている。同氏は「体の世界と心の世界の間には重要なつながりがある」と話す。
ペンシルバニア大学のマーケティング論の准教授ジョナ・バーガー氏によると、今回の研究結果は、人間の振る舞いが無意識のうちに環境の影響を受けている という説を裏付けるものだという。同氏は以前、投票場所が人々の投票行動に影響を与えるという研究結果を発表したことがある。
バーガー氏は「いわゆる“キャリーオーバー効果”によって、温かいものに手を触れている人は、相手を温かい人物だと認識するのだろう」と話す。もちろ ん、体が温かさを感じること以上に重要な要素はあるのだが、「相手に好感を持つようになる最後の一歩を、温かい飲み物などが後押ししてくれるのではないか」とバーガー氏は言う。
研究チームのリーダーを務めたウィリアムズ氏によると、母親に抱かれたときなどに感じる身体的な温もりと、心の広さや優しさなどの性格を「温かい」という言葉で比喩的に表現することの関係性については、これまでの研究で既に明らかにされているが、今回の研究結果はそれを踏まえたものだという。
また最近では、体が温かさを感じる場合と心理的な温かさを感じる場合とでは、どちらも脳の同じ部位で情報が処理されているという研究結果も発表されている。ウィリアムズ氏は「新たな人間関係を築こうとする際には、こうした事実を心に留めておくとよいだろう」と話している。
Photograph by Taylor S. Kennedy/NGS
よく、手の冷たい人は「心が冷たい!」逆に温かい人は「心が温かいと!」と勝手にイメージします。
特に女性の人には掌が冷たい人は「低体温」や「血行」の悪い人が多いのです。
私は常に掌は温かく、それだけでなく、気の力も強いので、握手したひとは掌の温かさに驚きます。暑いぐらいですと言われます。
この研究によれば、私の第一印象が好印象となる訳ですが、実際には簡単にはいかないようです。
私の掌の温かさは、背中の温かさに関係している。特に私の場合は、身体のエネルギー、体温を作り出す細胞、「ミトコンドリア」が活発化しており、また、首から肩、背中に集中している「褐色脂肪細胞」の働きが活発化していることです。ですから、エネルギー補給に、かなり高カロリーな食事をしていても、これら背中の温かさ、掌の温かさにエネルギーが消費されるからです。つまり、痩せの大食いに多いタイプなのです。
これらから、私には「超感覚的認識力」も高まり、気の力も増して来た感覚があります。
最近では、ペットショップに行くと、犬たちが一斉に騒ぎだし、中でもよく私の顔を覚えている。二匹のプードルは、飛び掛かって、遊びたいとじゃれたがるのです。私が離れるともっと遊んで欲しいと吠えるのです。
確かに、身体の温かさ、気の力は「愛情」が増したように、心の温かさに繋がっているのだと実感しております。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、




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神経回路のマップから脳内ネットワークの“コア”が明らかに!

2012-06-22 00:00:40 | 人の脳
大脳皮質の神経回路を高分解能で表現したマップが初めて作成され、人間の脳内のコミュニケーションで重要な役割を担っている構造的な“コア”があることがわかった。
このコアは脳のほぼ中心部にある皮質の奥深くに位置し、神経細胞と線維が互いにつながり密集している。スキャ ンで確認すると、脳が休んでいるときでもその部分は活動しており、これは脳が情報の大きな流れを調整する上でこのコアが重要な役割を果たしている可能性を 意味する。
この研究は「コネクトミクス」という新たな分野に踏み出すもので、DNAの研究者が作成している全ゲノムマップのように、脳の回路の詳細なコンピューターモデルを作ることを目指している。
この研究チームのメンバーであるスイスのローザンヌ大学のパトリック・ハグマン氏は脳の回路を写し出すために、水の拡散を追跡する「拡散スペクトル・イ メージング」と呼ばれるMRIを使用した。「神経線維は細いワイヤーのようなもので、ミエリンという脂肪の層で包まれている。水と脂肪は混ざりにくいか ら、水はこの線維の中を通るのではなく、線維に沿って拡散する傾向がある」と説明する。
同氏のチームでは、水の流れをたどって軸索の方向を解明し、多数の神経細胞をつないでいるさまざまな経路のマップを作成した。次に、コンピュータ解析を 使用して、神経ネットワークの中で線維の束が多数交差している中枢部を探した。その結果、参加者全員の脳のほぼ同じ場所に、同一の構造的なコアがあること が判明した。さらに、血流に基づいて脳の活動を表示する機能的MRI(fMRI)スキャンを行ったところ、そのコアと脳の休息時の活動との関連が解明され た。
同じく共同研究者でインディアナ大学のオラフ・スポーンズ氏は、「ほとんどの研究者は今まで脳を個別のモジュールの集まりと考えてきた。しかし、脳の各部分は互いにつながり、依存し合っている」と語る。
また同氏は、「アルツハイマー病や自閉症などは、脳の神経線維の障害と関連があるとされている。脳のネットワークのコンピューターシミュレーションを作 成すれば、特定の部位に仮想的に障害を起こして、脳の全体に与える影響を観察できるようになる」と話す。神経経路と機能の関係が明らかになれば、脳の全体 的な機能だけでなく、特定の神経疾患の治療方法も解明できる可能性がある。
Image courtesy Olaf Sporns

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人の災難を喜ぶいじめっ子の脳!

2012-06-21 00:00:40 | 支援、援助
脳のfMRIスキャンを使用した最新の研究によると、すぐにけんかを始める、うそをつく、物を壊してはしゃぐ、そんないじめっ子の脳には、他人の苦しみを見ると喜びを感じる回路が備わっているかもしれないという。今回の最新研究は、「Biological Psychology」誌の最新号に掲載される。
研究チームの一員でシカゴ大学の心理学者ベンジャミン・レイヒー氏は、「この発見は予想外だった」と話す。研 究チームでは、いじめっ子は他人の苦痛を目撃したときになんの反応も見せないだろうと予想していた。なぜなら、彼らは冷酷で、感情を高ぶらせることがない ために、例えば良心の呵責(かしゃく)を感じることなくおやつ代を盗むことができると考えていたからだ。
レイヒー氏は、「人が他人の苦痛を目にすると、自身が苦痛を経験したときと同じ脳内領域が光ることはこれまでの研究で判明していた。感情移入を示す反応だ」と話す。今回の最新研究では、いじめっ子の脳の場合、該当領域がさらに活発に活動を行っていることが判明した。
しかし、いじめっ子が示す感情移入反応は、扁桃体(へんとうたい)と腹側線条体(ふくそくせんじょうたい)の活動によってゆがめられたものだと思われ る。扁桃体や腹側線条体は脳内領域の中で報酬や喜びに関係すると考えられている部位である。「つまり、いじめっ子は人の苦痛を見るのが好きだと考えられ る。この考えが正しい場合、彼らは弱い者いじめをして他人を攻撃するたびに心理的な報酬を受け取り、反応の強化が進んでいることになる」とレイヒー氏は話す。
今回の最新研究では、うそや窃盗、公共物破損、弱い者いじめといった経歴を持つ16~18歳の少年8人の脳活動を検査した。8人の少年は臨床分野で攻撃 型行為障害(aggressive conduct disorder)と呼ばれる症状を持っており、そのような経歴を持たない同年代の少年グループとの比較を通じて調査が行われた。
検査では、苦痛の状況を描く短いビデオ映像数本をいじめっ子グループに見せた。映像には、つま先に金づちが落ちるシーンなど不慮の事故を描くものと、ピアノの演奏中にふたを閉め演奏者の指を挟むシーンなど意図的な行為を描くものが含まれていた。
脳のfMRIスキャンを行った結果、喜びに関係する脳内領域と、苦痛に関係する脳内領域の活動が判明し、さらに、感情の統制に関係する脳内のある部位 が、いじめっ子の脳では活動していないことが明らかになった。言い換えると、いじめっ子は、例えば昼食の列に並んでいるときに子どもが誤ってぶつかってき た場合などに、自分を抑制するメカニズムを欠いていることになる。
「自己制御を欠いている点を処置する、あるいは埋め合わせる治療法を開発する必要があるだろう。いじめっ子が自己制御を欠いているのは事実だと考えているし、他人を傷付けるたびに心理的な報酬を受け取り、反応の強化が進む可能性がある」とレイヒー氏は語る。
クレムゾン大学家族・近隣生活研究所でオルヴェウスいじめ防止プログラムを担当するマレーネ・スナイダー氏は次のように話す。「今回のテーマについて脳 撮像による科学的調査で次第にさまざまなことが発見されるのは驚くことではない。脳がどのように機能しているのか、その解明は始まったばかりなのだ。脳の 仕組みの理解が進めば、有意義な関与方法を見いだすことができるようになるだろう」。
Image courtesy Jean Decety, University of Chicago

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霊長類は脳を増大させながら進化してきた!

2012-06-20 00:00:40 | 人の脳
アメリカに分布する現在の霊長類の祖先は、アフリカやユーラシアの霊長類の祖先と同じように小さいサイズの脳を持っていたことが新たな研究で判明した。
現在はどちらの地域の霊長類も体の大きさに比べて大きな脳を持っているので、今回の発見は、霊長類の生物学的な特質の1つである脳の増大が別々のグループで独立して起きたことを示唆している。
今回の研究のメンバーでミシガン大学の進化生物学者であるジョン・フィナレリ氏は、「現在はどちらの地域の霊長類も大きな脳を持っているので、 脳の大きさの変化は、アメリカに分布する“新世界ザル”のグループとアフリカやユーラシアに分布する“旧世界ザル”のグループの進化系統が分かれた後に起 きたことになる」と話す。
例えば、複数のグループでそれぞれ脳が増大していったと考えると、脳の大きさに関する遺伝子制御や、脳の増大が頭蓋骨の成長や形にどのように影響を与えたかなど、さまざまな疑問が提起されるという。
体の大きさに比べて脳の大きさが増大することを「大脳化」という。大脳化指数(EQ)が高い動物は、グループの平均と比較した場合に体の大きさに対してより大きな脳を持っていることになる。
これまで、大脳化は霊長類の進化過程で何度か起きてきたという推論はあったが、個々の変化が起きた時期を正確に特定するのは難しかった。今回の 研究では、新世界ザルに属するオマキザルやマーモセットなど、現存する17匹のサルの頭蓋骨やアゴ、歯の大きさを80カ所測定して、体長の予測基準として 最適な特徴を調べ、それをもとに、特定の化石の頭蓋骨やアゴ、歯のデータを入力すると体の大きさの推定値が得られるようなモデルを作成した。
完成したモデルを「Chilecebus carrascoensis」と呼ばれる2000万年前の南アメリカの霊長類の化石の頭蓋骨に適用したところ、体重が約600グラム、EQはわずか 1.11だったことが分かった。現存する霊長類のEQは1.39~2.44で、人間の場合はさらに高くなる。現在の哺乳類のEQ値の平均は1だ。今回の計 算でChilecebusのEQ値は低いことが確認された。
シカゴにあるフィールド自然史博物館の生物人類学の学芸員、ロバート・マーティン氏は、今回の研究は、イルカやクジラなどほかの哺乳類と同様 に、霊長類も長い時を経て脳を大きく発達させてきたことを裏付けるものだと言う。「注意深く調べると同じ結論が導き出される場合が多い。つまり、脳は小さ なサイズから始まってしだいに大きく発達していく。そして、ある系統ではほかの系統より早く脳が大きくなる。今回の研究は、脳の大きさが霊長類全般でしだいに大きく発達したこと示す好例だ」とマーティン氏は述べている。

Photograph courtesy John Weinstein, the Field Museum



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人類の進化を促進した料理という習慣!

2012-06-19 00:00:40 | 人の脳
人間が類人猿より進化できたのは、料理というありふれた日常の行為のおかげかもしれない。先週の学会でこのような研究報告が発表された。
食事の支度という習慣は人間の摂食時に特徴的な行為と考えられているが、その起源は、180万年前の絶滅したヒト属ホモ・エレクトスまでさかのぼる。
アメリカ、イリノイ州にあるノースウェスタン大学の人類学者ウィリアム・レナード氏は今回の研究結果を受けて、「食生活の進化を支えているのは人間の柔軟性と適応性だ。私たちを人間たらしめているのは、身の回りで食物を探したり作ったりする能力である」とコメントしている。
狩猟採集生活を行っていたホモ・エレクトスは、初期のヒト属に比べて大型の脳と体を有していた。手に入れた動物の肉を調理する機会も多かったはずだ。しかし、この“最初のシェフたち”がなぜ食物を加熱するようになったのか、その理由については様々な議論がある。
2月12日、アメリカ、マサチューセッツ州にあるハーバード大学の生物人類学者リチャード・ランガム氏が自身の仮説に対する新たな証拠を提出した。「食物を調理することで、食事に要するエネルギーが削減される」というものだ。
シカゴで開かれたアメリカ科学振興協会の年次会合でランガム氏は、「人間を含めた霊長類が他の動物との生存競争に打ち勝つには、効率よくエネルギーを得る必要がある。食事から取るエネルギーを多く得られる種が自然淘汰を生き延びていくのである」と述べている。
同氏によると、加熱すればデンプン類がゼリー状になり、タンパク質は分解され、硬い食物が柔らかくなるという。食物の組織構造が変化し成分の化学的変化が起こることで、摂取や消化が容易になるのである。
調理という食生活の変化は、現生人類の人体の構造にも反映されている。例えば、私たちのアゴは最初期の祖先よりかなり小型化しており、硬い食物を食いちぎる能力が弱まっている。また、私たちの消化管は調理した方が食物を消化しやすい構造になっている。
ノースウェスタン大学のレナード氏によると、高品質で高カロリーな食事の必要性は生存圏の拡大という衝動と分かちがたい結び付きがあり、私たちが類人猿 をしのぐようになった大きな理由の1つだという。健康的な食事が世界中で多様化しているのは、さまざまな食物を探して調理する人間の驚くべき能力に起因し ているのではないかと同氏は考えている。
しかしその反面、私たちの多くは狩猟採集民だった祖先と比べて座って生活することが多くなっている。私たちは高カロリーの食事を続けているにもかかわらず、初期人類と比較して運動量は減少しているのだ。 「進化は成功したが、私たちはその犠牲者でもある」と同氏は指摘する。
古代の生活様式に戻れば“文明病”は解消されるという研究もある。例えばある研究論文には、オーストラリアの先住民アボリジニの糖尿病患者にその祖先と 同じ食事を与えたところ、7週間足らずで糖尿病が治ったと記されている。また、数千年前から同じ行動範囲を維持している狩猟採集民族に歩数計を持たせると いう実験も行われている。この実験では、歩数計を付けた被験者全員がそろって1日約13キロというほぼ同じ距離を歩いていることが判明した。
各国政府は健康維持のために1日10キロほどの歩行を推奨しているが、実験で判明した狩猟採集民の歩行距離はこの数値に驚くほど近い。この結果は、“古 代の生活様式が最も健康的”という発想の信憑性を高めている。とは言え、安易に古代食ダイエットに飛びついたとしても、奇跡的な体重減少が期待できるわけ ではない。レナード氏は、「古代食に着目したダイエット本にはいい加減なものが多い。実践すると危険なものもあるかもしれない」と警告を発している。
Illustration by Jack Unruh/NGS

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人類の頭蓋骨が大型化している?

2012-06-18 00:00:40 | 人の脳
2012年6月07日12時55分(Photograph by Paul Damien, National Geographic)
現代の生活は人間の頭に影響を及ぼしているかもしれない。最近発表された法医学的研究によると、アメリカの白人の頭蓋骨はわずかに縦長に変化し、容積も拡大しているという。ほかの人種やほかの国の人々も同じ傾向にあるようだ。理由ははっきりしない。薬のせいか、車のせいか、スーパーマーケットのせいかもしれない。
研究チームが1825年から1985年までの間に生まれた白人のアメリカ人千数百人分の頭蓋骨をあらためて計測したところ、この160年で平均的な頭蓋骨の縦の長さが約8ミリ伸びていた。
たいした変化とは思えないかもしれないが、脳が収まる容積に換算すると、テニスボール1個分ほど増えたことになる。
4月に開催されたアメリカ自然人類学会(AAPA)の会合でこの発見について発表したテネシー大学の自然人類学者リチャード・ジャンツ(Richard Jantz)氏は、「頭蓋骨のサイズのこの急激な拡大が何を意味するかはわからない。しかし、ほかの研究から、頭蓋骨の大きさが必ずしも知性の高さを意味しないことははっきりしている」と話す。
◆進化のプラスとマイナス
ヒト属の最初の種が生まれて以降、約3万年前まで、人類の進化に伴い、頭蓋骨は徐々に大きくなり続けた。しかしそれ以後、頭の大きさは変化しなくなった。
しか5000~6000年前、つまり農耕が本格的に始まった頃から、頭蓋骨は縮まり始めた。縮小の原因は謎だ。脳の配線の効率化と、食料が入手しやすくなり安全になったことを原因とする仮説が唱えられてきた。つまり、人類はもはや生存に特化した知性を備えている必要はなくなったという考え方だ(映画 『26世紀青年』はこの仮説に基づいている)。
ジャンツ氏らは10年ほど前に骨格の測定をしているときに、頭蓋骨の縮小傾向が反転している兆候に気づいた。以後、前後160年に及ぶ1500例の頭蓋骨のデータを蓄積してきた。
調査は3種類の寄贈標本集を対象に行った。いずれも成人だけの骨格標本だ。しかも、継続的に寄贈されるのはほぼすべて白人アメリカ人の骨格であるため、研究の結論も、今のところ白人のアメリカ人だけについて述べられている。
◆アメリカ人は実験台?
ジャンツ氏らは、アメリカ人の生活はあまりにも多くの点で変化しているため、頭蓋骨の大型化の原因を1つに絞り込むことはできないと指摘する。
「しかし、この現象が、現在私たちの生きている環境が前例のないものであるせいであることは確信している。アメリカ人は、車に乗り、子どもにワクチンを打 つ。栄養不足よりも食べ過ぎが大きな問題となっている。ほかにも数々の変化がある。いわば、人類がまったく新しい環境にどう反応するかを自ら実験しているようなものだ」とジャンツ氏は話す。
テキサス大学の人口学者コーリー・スパークス(Corey Sparks)氏も、今回の研究の結論は妥当と思えると述べるが、特定の原因を示唆することにはやはり慎重だ。スパークス氏は何年か前に頭蓋骨の科学的測 定でジャンツ氏に協力していたが、今回の研究には参加していない。
「私はものさしを手に、彼らが報告した変化を実際に見ていた。8ミリというのはそれほど大きな変化ではない。2、3センチとなれば大きいだろう」とスパー クス氏は話し、原因については、「全体のパターンを説明するために、データ以外の部分で推測したくなるが、何がこの変化の原因であるかを示す証拠は一切な い」と付け加えた。
Dave Mosher for National Geographic Newsより引用。
勿論、日本人も200年前の江戸の人達よりは、僅かだが頭骨が縦長になったと考えられるのです。それは、脳の容量には変化があまり見られないのだが、密度、つまり、脳細胞の密度が違うということである。ニューロンネットワークの脳細胞の伝達も早く、現代の方が江戸時代よりも、刺激が多いからだと思われる。
現代人はハイテクな道具を使いこなし、早いスピードで移動も、生活も行っている。江戸時代の移動が徒歩であり、早くても馬であることから考えると、現在は、新幹線に飛行機と格段にスピードも、情報も多くある。だから、それに対応するように脳細胞を増やして、密度を高めて行っているのが我々人の脳なのです。
例えば、バッハなど天才音楽家と言われる人たちは、左脳の聴覚野の脳細胞が異常に発達しており、左の耳の当たりの頭蓋骨が盛り上がり変形しているほど、巨大化しているのです。つまり、これらから、脳細胞の密度が高まると、人の頭蓋骨も巨大化して行くというのが、私の仮説です。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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子宮頸がんや卵巣がん、尿で嗅ぎ分ける探知犬

2012-06-16 00:00:40 | 感覚
読売新聞 4月24日(火) 配信
がん特有のにおいを嗅ぎ分ける訓練を受けた「がん探知犬」が、子宮がんなど婦人科がんをほぼ確実に判別できることを、日本医科大学千葉北総病院の宮下正夫教授(外科)らが確認した。
この犬は、大腸がん判別で既に成果を出しており、乳がんや胃がんについても実証実験が進行中。宮下教授は「自覚症状がない早期がんでも嗅ぎ分けられる。犬が感じているにおい物質を特定し、早期発見の技術につなげたい」と話している。
この探知犬は、千葉県南房総市内の専門施設で訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)。判別試験では、尿1ミリ・リットルの入った試験管を木箱に入れ、その前を研究者に連れられて歩く。がんのにおいを感じた時は箱の前で座り、それ以外は通り過ぎるように訓練されている。
子宮頸(けい)がんや卵巣がんなど5種類の婦人科がん患者43人の尿では、マリーンはすべてがんと判定。子宮筋腫など、がん以外の婦人科疾患29人の患者の尿では、1人分を誤ってがんと判定したが、それ以外は間違わずに嗅ぎ分けた。
以前に、私のブログ等で話題にした「がん探知犬」訓練を受けた雌のラブラドルレトリバー「マリーン」(10歳)である。
特別な訓練を受けて、癌細胞の臭いを嗅ぎ分けることができる犬である。
犬の嗅覚は人間の100万倍もの嗅覚細胞の数と、鋭さからこのような識別能力が訓練によって可能になるものです。
今回は、子宮頸(けい)がんや卵巣がんなど5種類のがんの臭いを識別することに成功したものです。
以前から、子宮頚癌、乳癌検診などで、女性の人達から、検査で恥ずかしい思いをする。痛みを伴うなど、女性特有のがん検診に不評だったものです。
これらマリーンの功績は医学界の常識を覆すものであり、今後、マリーンの代わりに、嗅覚センターの開発、研究をして、癌細胞の種類臭い識別に成功すれば、安価で恥ずかしい思いもせず、痛みも伴わないのです。
近い将来には、スマートホーンの会話中に口臭の臭い変化で、初期がんが見つかる。発見できる時代がすぐそこまで来ています。
現在は、一部の大学、海外の企業も含め、これら嗅気システム開発、研究が勧められています。
今後、臨床実験を繰り返し、安全性、何より、正確性と高性能性が求められるのが課題でもあります。
ですから、犬の嗅覚の再現が出来れば、この嗅覚センサーの開発も夢ではなくなるのです。
後、5年以内には、開発も進み、簡単に安価で検査できる時代になると思われます。
また、私共はこれら五感センサーの開発、研究に期待もしており、がん検診だけでなく、
爆発物、サリンなどの薬物テロ対策などの検知に、嗅覚センサーが役立つと考えています。空港や駅の改札口に、この嗅覚センサーを取り付け、空港や港では、薬物検査、麻薬犬の代わりに嗅覚センサーを使用する。そうすれば麻薬犬の負担の低減にも繋がり、代用が可能となる時代もすぐそこに来ています。
これらの嗅覚センサー開発こそ、多くの女性が望んでいることであり、癌の初期発見に繋がり、いずれ、癌が撲滅できる時代が、私たちが生きている間に達成できそうなところまで来ています。
今後のこれら五感センサーの開発、研究に注目したいと思います。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、

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オキシトシン」、自閉症の改善に期待!

2012-06-15 00:00:40 | 人の脳
脳内ホルモン「オキシトシン」、自閉症の改善に期待 金沢大研究グループ発表
毎日新聞社 4月27日(金) 配信
脳内ホルモン:「オキシトシン」、自閉症の改善に期待 金沢大研究グループ発表 /石川
金沢大の研究グループが26日、自閉症の症状改善に効果があるとされる脳内ホルモン「オキシトシン」が、自閉症の人に多い考え方や感じ方をする人に対し、効果があることを脳内の反応で確認したと発表した。同大附属病院の廣澤徹助教(脳情報病態学)は、「自閉症の人のうち、どんな性格の人に効果があるかが分かった。自閉症に起因する精神疾患などの治療にも役立てたい」と話している。
オキシトシンは出産時に大量に分泌され、子宮収縮などに作用し、陣痛促進剤などに使われる。近年、他者を認識したり、愛着を感じるなどの心の働きに関連するとの研究報告も出ている。
研究グループは、20~46歳のいずれも男性の被験者20人に「喜び」「怒り」「無表情」「あいまいな表情」の4種の表情をした37人の顔写真を提示。全員にオキシトシンを鼻の中へ吹きかけ、投与の前後で写真の人物の表情を見た時の脳の反応を、脳神経の活動を示す、脳内の磁場の変動を計る脳磁計で調べた。
オキシトシンの投与前には、怒っている人の顔を見た時、脳内に被験者全員が敵意を感じたことを示す反応がみられた。投与後は、敵意を感じた人と、あまり感じなくなった人とに分かれた。敵意を感じなくなった人たちは、心理学のテストで「理屈っぽく、物事をあいまいにせず、突き詰めて考えないと気が済まない傾向がある」とされた人たちだった。自閉症の人にはこのような傾向が強いという。
研究成果は、同日に英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版で公開された。廣澤助教は、「オキシトシンの働きを生かし、新薬や治療法の開発などに役立てたい」と話している。【横田美晴】
私が何度か紹介している、愛情ホルモン「オキシトシン」は出産時に大量に分泌され、子宮収縮などに作用し、陣痛促進剤などに使われています。
また、母親が赤ちゃんを抱っこしたりする。温もりや赤ちゃんの体臭などを感じると、このオキシトシンが多く分泌され、母乳の出を良くする働きを促すのです。
例えば、このオキシトシンが減少すると、愛情の感情が希薄になることが分かっています。
最近、赤ちゃんや、子供たちへの親が虐待することも増加しているのも、これらオキシトシンの減少が関係しているのではないと思っています。
また、恋人同士でも、愛情表現や、母性本能などの感情もこのオキシトシンの分泌によるものです。
お互いに感じあう、触れ合うなど、愛し合う者同士が五感で感じあう、愛し合うことでこのオキシトシンホルモンが多く分泌されることで、特に女性には愛情が深まって行くのです。
これらから、「オキシトシンは愛情ホルモン」と言われる由縁なのです。
ですから、人を愛し、我が子の温もりや、体臭を感じる。愛する人の温もりや、体臭に癒されるなど、これらもオキシトシンが関わっているということです。
これらが愛情ホルモンなのです。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、



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