センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

諦めの壁!

2009-03-11 00:09:40 | 感覚
以前にベストセラーになった「バカの壁」をもじって「諦めの壁」と題して今回私達の脳の中での葛藤をご紹介致します。
私達人は、勉強や運動でも、少し辛い体験や苦しい思いをするとすぐに人は諦めてしまう。自分には出来ない、無理だと決めつけるのです。やりたい事が有ってもすぐに諦めてしまう人達は多いのです。
人が諦めたからと言って決して、心理的に弱いく意気地なしではありません。
人の脳は多かれ少なかれ、楽な方を選んでしまう特徴があります。人間誰しも、辛い体験、楽しくない事は嫌いだし、楽なことや楽しい事は人の脳は「快感」することが好きなのです。
これらを克服する人達もおれます。これらの人達は諦めず、自分の目標ややりたいことに向かって努力するのです。
例えば、努力した結果によって成果が出れば人の脳は達成感を感じ「快感」します。人の脳は快感する事が大好きなのです。
オリンピックに出場している選手などは、日本代表として世界で競うのですが、日本代表選手と普通の選手との違いは、体力や記録の違いだけではありません。
精神的に強くなければ世界を相手に闘えないのです。
つまり、メダルを獲りたいと目標に向かって努力しているのです。これは諦めない脳のトレーニングも必要なのです。
よくオリンピック選手やプロスポーツ選手で精神力が重要だと言われるのはこのような脳生理学的見地からです。
最近のスポーツ界では、脳科学、感覚生理学を応用し、体力的にハンデがある日本人が世界で優位に競い合えるように研究も支援もされております。
また、サポートしている研究者も多くおれます。
人の脳や感覚を理解することで効率よく闘えるし、何よりスポーツなどの上達の早道でもあるのです。
昔のように根性や気合いでは、現在のスポーツ界では通用しないと言うことでもある。
例えば、水泳や体操、球技に至まで「科学的分析」や科学的トレーニングの導入、肉体改造、ハイテクを駆使したスポーツ用具の開発などと融合して、脳科学、感覚生理学などとこれらに精神力を組み合わせることで世界に通用する選手達の育成も可能になるのです。
また、「競い合う脳」として、広くスポーツ界で最近取り上げられています。競い合う脳こそ(諦めの壁)なのです。
私達ヒトの脳には「潜在的脳力」があり、これらを引き出すことこそが必要なのです。
例えば、砲丸投げなどの選手が大声を出して競技を行っているのは気合いを入れているだけでなく、この脳の潜在的能力を引き出している。これらを「シャウトの法則」と呼ばれている。声を出したときと出さないときには18%程度の筋力の向上に繋がるというものです。
スポーツ界だけではありません。最近では「ビジネス脳」、脳を活かし、脳を応用することで、ビジネス界で成功させようと言う取り組みである。
私もサラリーマンやビジネスマン、ウーマンに提唱している。応用方法があります。
私が提案する方法は「五感生理学」(感覚生理学法)を応用し、活かす方法から感覚を研磨し、創造性を活かす方法論です。
例えば、球技などのスポーツでは視力(動体視力)を鍛練することで、これらを科学的に応用すると野球経験が無い人も150kmのスピードボールが打てるようになります。テレビの取材で実証済みです。
速読などで眼球運動の鍛練をすることで可能になります。
また、聴覚刺激法、音源の方向を正確に聞き取る。集中力を使い、音質の違いなども感じ取る鍛練をすることで音の異変などに対応できるようになります。
これらは危険回避能力として、スポーツでも危険な職業に従事している人達に役立つ能力となります。
嗅覚では、匂いに限らず、感覚を研ぎ澄ますと危険臭(危ない臭い)など嗅ぎ分けられ、危険回避能力が高まります。また、匂いを嗅ぎ分けるだけでなく、色々なものを識別能力の向上に繋がるのです。つまり(洞察力)のアップに繋がるのです。
触覚では、スポーツ用具の手触りやビジネス界では「人間工学」の見地から人の触覚として重要な課題です。
味覚も同様に味の違いだけでなく、危険な味、危険な物を察知する能力の向上に繋がります。
特に、食品開発の担当者などでは、味覚と同様にそれ以上に嗅覚の鍛練が重要なのです。
これらの例は、私が提唱する「五感生理学的応用」である。
これらの基本的な考え方の基には「諦めの壁」が存在するのです。
つまり、これらを理解し、鍛練するための努力こそ重要であり、自己の脳との闘いなのです。誰しも人間は多かれ少なかれこの諦めの壁が存在します。
この壁を壊し、目的、目標なんでも結構です。諦めず、とりあえずは頑張ってみる。挫折しても結構です。また挑めば良いのです。何度も繰り返して頑張っているうちにこの諦めの壁が壊れるのです。その先には「達成感」という人の脳には最高のご褒美の「快感」が待っているのです。
人の脳は快感を求め、達成感の喜びのために頑張り努力するのです。
また、楽ばかりしているとこの快感、達成感の喜びは感じられない。
頑張って、努力するから達成したときの喜びは大きいのです。
ですから、皆様も自己の脳の中で存在する「諦めの壁」を破壊するために何でも結構です。好奇心をもって、仕事や家事が忙しいと諦めていませんか、自分がやりたい勉強、興味、したい目標、目的が有ったらそれに向かって、諦めの壁を破り、挑み続ければ必ずや夢も目的も目標も達成できると思います。
私の諦めの壁は「人五感研究」である。今後とも諦めず、腐らず、多くの人達の笑顔を励みに努力して参ります。



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