センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

一人暮らしの女性は注意を!

2008-05-31 00:02:47 | 感覚、五感
最近も、江東区のマンションで2軒隣の男性によって、帰宅した女性が殺害される事件が発生した。
以前にも一人暮らしの女性が殺害されたり、暴力される事件が多発している。
私は以前から、若い男性のコミュニケーション能力の低下と脳の理性の働きの異変に対して警鐘を鳴らしてきた。
残念ながら、また、一人暮らしの女性が狙われたのである。
私が危惧しているのは、若い人達のコミュニケーション能力の欠如と低下である。人との会話や人の顔と顔を合わせた会話も出来ず、自分の思ったことを言葉に出来ず、貧しい言葉で表現しかできない人達が実に多いのが気がかりである。
「うざいとか、ムカツク」などと良く言葉に出すが、それ以上の言葉が続かず、人との会話に成らない。
これらが男女の恋愛になると自分の思ったことを口に出せず、別れ話などになれば、怒り心頭ですぐに暴力的になる。時には、殺害するケースなど最近は多発している。
例えば、ストーカー行為もそうである。私は同じ男性としてストーカーは絶対許せない。
現に、私の上の娘が高校生の頃、通学途中に待ち伏せに似合い、若い男性が無言で後をついてくるストーカー行為に合い、恐怖を感じたようである。
私は、土曜日の休みに望遠レンズで、犯人の写真を写し、地元の警察署にストーカー行為に対して、注意または取り締まって欲しいと願い出たが、警察署からの応答は、ナイフで傷つけられたり、暴力を振るわれたりしない限り、傷害罪でしか逮捕など出来ないと言われた。
迷惑行為だけでは、注意も逮捕も出来ないと言われ、私は地元の警察署で署長を呼んで貰い、大声で怒鳴りつけた。
ストーカーに対する法律が無いのなら、法律を改正すれば動いてくれるのかと警察署長に問いかけ、私が法律の改正に取り組むと断言したら、薄笑いして話もろくに聞いてくれなかったのである。
私の娘のストーカー事件後の数ヶ月後に埼玉県桶川市での女子大生がストーカーによって殺害される事件が発生し、私は怒りと同時に警察の対応に矛盾と空しさを感じ、当時(2000年)の当時の法務大臣「臼井日出男先生」に直接、ストーカー行為の現状と法律の改正、テスト動物とペットの扱いについての現状を訴え、同年の10月には臨時国会が開かれ、私も招待された。全員一致の可決によって「ストーカー法」と「動物の愛護と管理に関する法律」現在は「愛護法」と名称を変更しているが、同年の12月から施行された経緯があるのです。
私の支援議員の臼井先生から、地元の警察署に電話連絡が行き、署長をはじめ関係者が自宅に謝りに見えた。勿論、署長は他の地域の勤務と成ったのである。
現在のストーカー法の改正後も、実は地域によっては警察署の受け答えや応対が悪い現状もあるのです。
一部の男性によって、男性の多くがストーカーで悪者扱いされては困るのです。私は出来る限り、自宅の近くの一人暮らしの女性に声をかけ、何かあったら大声を出すか、すぐに警察に電話して欲しいと言っている。
現に、下着を盗まれて警察を呼んだと語ってくれた。
このように一人暮らしの女性でも出来ればご近所の人達の協力も必要と考えている。
私の上の娘もストーカーから逃れたのは、ご近所の人達のかけ声で救われたのである。
近所のおばさんが、ストーカーの男性に注意をしたのである。また、我が家に連絡も呉れたのである。
その後、ストーカーの男性は警察に逮捕されたのである。
私は、一人暮らしの女性に帰宅時の注意を促している。それというのも、女性が犯行に合うのは帰宅時が多いからである。
夜、携帯電話のメールをしながら歩いている姿をよく目にするが、無防備であり、最も危険と私は警告している。
また、帰宅時にドアの鍵を開けようとする時に後ろから襲われたり、ドアに足を入れられて、中に入ろうとするからである。
だから、私は防衛策、対応策を提案している。
ご参考までに、一人暮らしの女性が異常者から身を守る方法は、私の得意分野の五感を総動員することである。異常者の気配を感じる事である。異常な足音や異常な臭い、何時もと違う気配など感じとる事である。
また、普段から非常ブザーを持参したり、帰宅時には、ドアの鍵を開けるのにも、背中を見せないで、横向きに開け、周りをキョロキョロすることである。
異常者を見つけたら、まずは大声を出して助けを呼ぶことである。
防犯スプレーも効果が有りそうだが、バックから出すまでに時間も掛かり、いざとなると慌ててしまうのである。
また、一人暮らしの女性は、例え一人で暮らしていても、大きな声で「ただいま」と声に出すことである。
一人暮らしではないと思わせるのである。
また、ドアを開けたら、躊躇せずすぐにドアを閉めロックとチェーンをかけることである。
夏場など、マンションの高層階で有っても、窓のロックは忘れない事である。
出来る限り深夜帰宅しないことである。
私の地元でも、通り魔が未だに逮捕されておらず、我が家の娘には帰宅が遅くなるのなら、電話か外泊しても良いから深夜帰宅は控えるようにさせている。
やはり、女性も「被害予防の自覚」を身に付けることである。
自分だけは大丈夫と思わないことである。助けを求められそうな人を探すことも重要である。つまり、ご近所付き合いが大切なのである。
いざというときに助けになるからである。
近代的なマンションは隣人がどのような人が入居しているのか分からないし、怖いところでもある。
出来る限り、隣人の顔や行動などの一部でも良いから理解しておくといざというときに役立つはずである。
私は、仕事柄その人の動作や仕草で、とのような人か想像がつく、つまり、洞察力に優れているからである。
最近の人達は、この洞察力や観察力が欠如し、能力が低下している。
だから、男性恐怖症や人間関係恐怖に疾患し、人間関係に悩み苦しむのである。
一部の犯罪者(男性)によって、多くの男性が迷惑をしているのである。
私も夜に帰宅するときは、女性に近寄らず遠ざけて歩くようにしている。
そうしないと、ストーカーや変人扱いされそうだからである。
いつ頃から、日本は危ない国に成ったのだろう!
今後とも、一人暮らしの女性は呉々も身を守る方法を身につけて欲しいと願っている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦







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欧米で流行した鳥インフル 人へ感染しやすく変異

2008-05-30 00:08:53 | 感覚
「H7型、警戒必要」米疾病センター
新型インフルエンザを引き起こす可能性が最も高い鳥インフルエンザウイルスのH5N1型とは、別のタイプのH7型が、人に感染しやすいよう変異し始めていることが、米疾病対策センター(CDC)などの研究グループの調べで分かった。
現在、日本をはじめ欧米各国は、H5N1型をもとに大流行前ワクチンなどの備蓄を進めているが、H7型に対しても監視強化を迫る成果として注目される。27日発行の米科学アカデミー紀要に掲載される。
研究グループは、人への感染が報告されたH7型の鳥インフルエンザウイルスのうち、高病原性のH7N7型、H7N3型、低病原性のH7N2型の構造を調べた。H7N7型は、2003年にオランダで80人以上が感染し、1人が死亡。その他は北米や英国で広がった。
その結果、H7N7型のウイルスは変異していなかったが、他の二つのタイプは、人の細胞にくっつきやすくなるよう表面の構造が変異していたことが判明。
人から人へ感染が拡大する新型インフルになるには、こうした構造変化のほか、増殖に適した温度も変化するなどのいくつかの条件が必要とされる。
米国で見つかったH7N2型ウイルスは、イタチの一種フェレットに感染を広げる能力もあり、同研究グループは、「動物間で感染が広がれば、人への感染も起こりやすくなる。厳しい監視が必要だ」と警告している。
(記事提供:読売新聞)
最近、北海道や青森県で白鳥の突然死の原因がH5N1型の鳥インフルエンザウイルスと判明し、世間を驚かせたことは記憶に新しいところである。
私は、日本においても温暖化の影響と考えられる。鳥インフルエンザウイルス、世界的に流行している「H7N2型ウイルス」が怪訝しているのだ。
まだ、日本ではこのタイプの鳥ウイルスが人から人への感染が拡大する新型インフルエンザが確認されていないが、私は時間の問題だと考えている。
私達は、乾燥している冬場の鳥インフルエンザを思い出すが、現在は夏場でも鳥インフルエンザが流行する気配があるのです。
日本でも高温多湿に成っており、鳥インフルエンザがスーパーウイルスへと変化(強化)し、進化をしているのである。
私はインフルエンザの専門家ではないので詳しくは言えないが、鳥インフルエンザ自体の遺伝子に変化が現れているのである。
温暖化した地球環境に鳥インフルエンザが「適応した」。と表現したらご理解頂けると思うが、今後、日本でも米国で見つかったH7N2型ウイルスが、イタチの一種フェレットに感染を広げる能力もあり、同研究グループは、「動物間で感染が広がれば、人への感染も起こりやすくなる。との発表に私は危惧している。
また、イタチやフレットなどのペットなどからも感染する可能性も高いのである。
私は野鳥の研究もしていることから、渡り鳥のルートから鳥インフルエンザの感染ルートは日本が丁度渡り鳥の中間地点が日本であり、10月頃からの北海道への冬鳥の渡りの一部が始まっており、渡り鳥から「新型鳥インフルエンザ」が持ち込まれる可能性は高いのである。
また、以前は感染ルートも有る程度決定していた。渡り鳥から日本の留鳥へ感染し、そして家畜へ感染し、そして我々人間に感染するルートだったが、新型ウイルスは遺伝子変異によって、渡り鳥から人の体内に侵入し、感染する可能性があるのです。
これら新型のタイプは人から人へと感染を拡大し、益々勢力を増すので、死者など多く出すのである。
私達も対岸の被害と考えず、日々、うがいとまめな手荒い手首まで荒い、睡眠不足に注意いし、規則正しい、食事と運動などで自己の免疫能力を高める必要性もあるのです。
ワクチンの注射も重要であるが、幾ら複合型のワクチンを接種しても、新型の鳥インフルエンザには効力も弱いものである。
また、風邪を引いたからとすぐに風邪薬など服用すると毎年風邪を引きやすくなるのである。
それは、薬の副作用によって免疫能力、風邪ウイルスや鳥インフルエンザウイルスに対して、闘う「免疫の細胞」が減少してしまうのである。
つまり、免疫という兵隊が休み状態になるのです。実は、免疫細胞はウイルスに対する学習や体験などで人体に侵入してきた。菌やウイルスに対して、学習した細胞、T細胞やNK(ナチュラルキラー細胞)などの種類をウイルスの強度によって免疫が反応し、免疫の種類や数の増加などで人の身体を守ってくれているのである。
これらの免疫能力が高齢者になると低下し、反応も鈍くなる。若くして風邪など引きやすい人はこの免疫能力の学習能力が低い人達である。
よく、馬鹿は風邪を引かないというのは、全くの嘘で出任せである。
風邪を引きにくい人は免疫能力も高く、健康だからである。
私は、風邪を引いても薬は一切服用せず、睡眠と食事で治癒させている。
その方が、自己の免疫が学習し、色々なウイルスに対して反応し、闘ってくれるのである。つまり、免疫能力を高めてくれるのである。
皆様も、定期的なうがいとまめな手荒いが簡単で、ウイルスから身を守る手段(予防)であることを提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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五感の科学(研究)

2008-05-29 00:09:00 | 感覚、五感
五感の研究はつい最近とも言えるほど研究も研究者も少ないのが現状である。
現に、人の嗅覚研究でノーベル賞を授与したのは2004年と最近の事である。
私共は十数年前から、日本人の五感や感覚に異変が生じていると私が警鐘を鳴らしてから最近になって私や私共の会社が注目されるようになった。
やっとではあるが、人の五感の重要性を多くの人達が理解を示してきたのである。
勿論、企業においても五感の重要性を理解し、製品の開発などに活かされているのである。
現に、私が大手の自動車会社に以前にコメントした内容が新型車のテレビCMに採用された経緯もある。
また、最近では嗅覚研究から人の癌細胞の臭いをキャッチするシステムの開発や病気の臭いの研究など盛んに行なわれるようになった。
嗅覚の関連商品の開発や販売もしているベンチャー企業も存在しており、やっとではあるが人の五感がビジネスチャンスに成ってきたのである。
医療関係でも人の五感は注目されており、「補完療法」や「緩和ケア」という、人の五感を刺激し、痛みを癒したり、免疫力を高めることを目的に、アロマセラピーやマッサージ、アニマルセラピーなどがこれらにあたるのである。
効果も上がっており、一部の病院ではあるが実施されている。
医師の診察にも、私は以前から「五感診断」の重要性を提唱してきた。
最近において、大学病院でも五感診断の重要性を見直し、医師達に指導しているところもある。
このように人の五感研究は人の五感と脳の関連の研究であり、認知や思考性などの研究にも繋がるのである。
我々人の五感の認知は視覚優位であり、特に日本人は視覚の認知に頼りすぎている。
現に、賞味期限の問題も見た目の数字だけに頼り、誤魔化されても信用して食べてしまうのである。
また、私が危惧しているのは、小学生の半数近くに味覚障害など生じており、甘い、辛い、酸っぱい食べ物を感じなく成ってきている。
原因は、食生活の劇的な変化である。好きな時間、好きなだけ食べ、嫌いな食べ物は口にしない事である。偏った食事や栄養素の乱れなど、味覚細胞(味蕾)の新陳代謝を悪化させ、味覚障害を引き起こすのである。以前に私のブログで紹介したが、人の味覚障害の恐ろしいところは、味覚の衰えだけでなく、共通感覚の嗅覚にも影響を与えるのである。
何より、人の脳の活性化、快感に影響を与えるのである。
美味しい食事や満腹感などの快感を得ることが出来ず、ただ、食事を食べているだけである。
人の味覚は美味しいと感じる感覚で脳が快感を覚え、脳内には快感物質のドーパミンが分泌されるのである。
味覚障害はこのドーパミン物質の減少によって、精神障害を起こすこともあるのです。
現に、味覚障害者の人達の中には思い悩み、自殺まで考えてしまう人は少なくないのである。
聴覚においても同様で、子供の頃から携帯ゲーム機や携帯音楽プレーヤーの音量を高くして聞いていると「外傷性難聴」に疾患しやすくなります。
突発性難聴と違って、外傷性難聴は病院での治療で治りますが、何度も高音域の音を聞いていると、外傷性難聴から突発性難聴に疾患するとどちらかの耳の聴覚を失うことになるのです。
視覚の危険性も私は警告を発して警鐘を鳴らしている。それは、携帯電話のメールに夢中になり、電車の中や混雑している駅の階段、中には自転車を乗りながら片手で携帯電話のメールをしている若者達などを見かけることが多々ある。
人が何かに夢中になると視野は勿論、脳の反応も鈍り、危険回避能力も極端に低下する。
これらのケースから事故も多発しているのである。
このように私達の身の回りには、子供達や若者を中心に自己の五感が極端に低下しており、五感の偏り現象が起こっている。視覚優位の感覚に益々陥っているのである。
だから、他の感覚が子供の頃から衰え、ひいては脳の活性化、思考性の変化などの症状に表れている。
すぐに切れやすく、我慢が出来ない子供達や若者達、興奮した脳を抑制できず、自己の行動がコントロール出来ない人達も居られます。
私は、五感の研究から、子供達や若者達の実体験不足を提唱しており、幾ら学校の成績やテストの成績が良くても決して頭が良いと言えないのである。
真に頭の良い子供とは、私の定義であるが、命の尊さを理解し、人に対して優しく対応し、礼儀を弁え、社会性のルールを守り、社会や人に対して貢献出来る人達のことを意味するのである。
確かに一般的な知識も時には重要になるが、何より五感に優れていると記憶力も危険回避能力も高まる。
芸術性や美術などの能力や創造性などの能力を高めるためには、やはり、自己の五感力を高めることである。
皆様も今一度視覚優位の感覚から、他の感覚、味覚、聴覚、触覚、嗅覚を鍛錬することである。
視覚優位の認知だと人の脳では視覚野という、後頭部に位置している脳部位だけが刺激され、活性化される。逆にいうと、他の脳部位が刺激されておらず、活性化もしないのである。
脳全体の刺激バランスを良くするのには、自己の五感を総動員して感じ、外的情報を脳に送ることである。また、そのような鍛錬をすることも重要である。
以前にも何度も言っているが、人の脳細胞の特徴に20歳を過ぎた頃から毎日10万という数のニューロン(脳細胞)が死滅して行くのである。
これら脳細胞の死滅を緩やかにしてくれるのが脳刺激である。
脳の刺激こそ、五感刺激なのである。
五感を鍛錬すれば、私のように他の人達が感じられないニオイや私と同年齢の人達には聞こえない音までも聞こえるようになるのである。
つまり、実年齢より脳も身体も若くいられるのである。
皆様も、今からでも遅くありません。日々の外的情報を自己の五感で受け止め、感じることで脳は目覚め、活性化することを私の研究成果から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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医師数増へ数値目標設定 

2008-05-28 00:02:24 | 感覚
産科、小児科不足で舛添氏
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2008年5月15日】
舛添要一厚生労働相は14日夜、産婦人科や小児科などの深刻な医師不足を受け、医師の増員に関する政府の具体的な数値目標を6月中にも設定する考えを表明した。
医師不足対策などを検討している厚労省の「安心と希望の医療確保ビジョン」の会合で「医者の数は増やす方向だ。具体的な数字は最終的に福田康夫首相と相談し、政府全体の政策という形で結実させたい」と言明した。
今月末にもまとまる医療確保ビジョンの提言を踏まえ、政府で必要な予算措置などを検討し、早急に数値目標を提示する方針。舛添氏は「10年後に(医師不足の)状況がどうなっているか、リスクはある。高度な政治的判断が必要だ」と述べた。
医療確保ビジョンには、女性医師が結婚後や子育て中も働きやすい環境整備や、地域や診療科による医師偏在の是正、看護師ら関係職種間の業務分担の見直しなどが盛り込まれる見通しだ。
私共は、医師不足の解決策に「医師の遣り甲斐」を重視している。
幾ら日本政府が必要な予算措置などを検討し、早急に数値目標を提示する方針であっても、医師不足が10年後に解決するとは私共は考えていない。
やはり、諸外国からの医師派遣や看護師派遣なども視野に入れ、医療改革に取り組まなければ、解決しないと考えている。
医学部の生徒を増やしても、大学病院や附属病院に残る医師は少なく、開業医などの効率の良い業種を選んでしまうのである。
また、医療ミスの責任やプレッシャーなども関わっている。特に外科などの専門医はこれら患者側から訴えられるケースなどを怪訝する医師達も多いのが現状である。
他に、勤務医は雑用なども多く、激務である。これらの問題が解決できれば、医師の働く職場環境も変わり、医師達の遣り甲斐にも繋がるのである。
私は来月から具体的に、ある大学医学部と附属病院で「模擬患者として」新人医や研修医の患者の応対や言葉遣い、心遣いなどを指導する予定である。
また、病院には看護ケアの重要性、医師の雑用の低減、IT化の促進、合理化などを提案して行く予定である。
私のような外部アドバイザーが病院側の運営や海外で働く日本人医師のスカウトなども提案してゆく予定である。
これらを実施することで、日本での医師不足の少しでも解決に繋がればと願っている。学閥や派閥、医局などの制度を超えた取り組みが必要であり、病院側や医療関係者の理解と協力も必要である。
日本政府も「現場第一主義」で環境整備や、地域や診療科による医師偏在の是正、看護師ら関係職種間の業務分担の見直しを取り組んで欲しいものである。
今後とも私共は、医師不足の問題解決に具体的な提案をして参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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アニマルセラピー

2008-05-26 00:03:49 | 感覚、五感
人はなぜ、動物などに接すると心が癒され、脳がリラックスできるのか?
今月、22日木曜日のフジテレビ(アンビリバボー)で紹介された。
虐待を受け捨てられ、身体に障害を負ってしまったチワワのウィリー。この可哀想な境遇のウィリーの里親探しを頼まれるデボラさん。しかしウィリーの何気ない笑顔によって癒やされていくことを実感、それは街中でも評判となり、絵本にもなった。
ホームペーより、引用
すべての人達が生き物を好きなわけではないが、多くの人達が犬や猫などの生き物は好きである。
生き物が好きな人ほど、生き物に触ったり、触れ合うことで脳が刺激され、癒されるのである。
時には、心の病で心を閉ざした少女がウィリーと出会い、何度か触れ合ううちに閉ざした心を開き、今では人前で歌うようになった少女がフジテレビのアンビリバボーで紹介された。
現在、日本でも高齢者施設や病院の一部でも「アニマルセラピー」が実施されている施設がある。
患者さん達と犬や猫、動物たちと触れ合うことで、脳がリラックスし、癒されるのである。
ただ脳が癒されるだけではないのである。定期的に動物たちと触れ合いと人の脳は活性化し、人の免疫力なども向上させる働きがあるのです。
また、私が動物たちの「気」について研究をしたことがあるが、人の発する磁気を動物たちは敏感に感じ取る能力があります。
特に犬は飼い主の病気に疾患したときの体臭のニオイの変化や磁気の変化を感じ取り、何時もと違った吠え方をすることもあります。
アニマルセラピーは生き物に触ることで、ぬくもりや人の触覚刺激によって、脳が癒されるのです。
この時の人の脳はアルファー波(α)という、まどろみやリラックス状態の脳波になり、自律神経によい働きをし、血圧の低下、心拍数の低下などに繋がり、免疫力が高まると考えられるのです。
但し、動物に接する時間は20分程度と定められている。生き物達のストレスの低減のために、人との触れ合いを20分程度に定めているのである。
高齢者の中には、犬などに触れ合うことで劇的な変化、特に認知症など脳障害などの病気では一部の人達に劇的な変化を示す人達も居られます。
フジテレビのアンビリバボーで紹介されたチワワのウィリーは、脊髄の損傷によって、後ろ足が動かせず、また、鳴き声も出せないのである。
それでも、愛くるしい瞳で、多くの人達を癒し続けている。
現在も、人間の年齢では80歳を過ぎた頃だが、元気に犬専用の車いすで動き回り、施設を訪問しているのである。
日本にも絵本の発売記念のため、来日し、ウィリーは日本の高齢者施設を訪問した。施設の高齢者の中には、涙ぐみ、ウィリーを愛おしく抱きかかえ、感動したのである。
入居者の多くは、ウィリーの存在に対して、励まされ、生き抜く力を得るのである。
生き物達は、私達人間と違い、例え体の一部が不自由でも、生き抜こうとする。本能が強く、常に前向きで生き抜こうとします。
但し、人間の脳は、辛いとか、悲しい、苦しいなどと思考すると極度に弱みを表し、時には自殺や死にたいと考えてしまうのが、人間の脳の弱いところです。
これらの弱い脳を助けてくれるのがアニマルセラピーの良さであり、メリットです。
生き物に触り、触れ合うことで生き物から命の尊さ、優しさ、労りなどの精神を受け止めることが出来るのです。
私達人間も、動物たちも基本的には生物であり、同様に生き物でもあるのです。
私達人間は、生き物の中でも特に優れていると勘違いしているのである。
確かに、他の動物たちとの違いは人の脳の発達とその働きであるが、他の感覚、五感や感覚は動物たちの方が遙かに発達し、優れている。
これらから、私達人間は、動物たちと触れ合うことで「感覚が同調」するのです。感覚の同調とは、生き抜くための本能と危険回避をする能力など遺伝子プログラムと呼んでいるが、本能である。
皆様も、生き物に接し、触れ合う時間を持ち、脳も体も癒されて下さい。
写真は我が家のチチワのチビである。私の脳が彼女によって癒されている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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聴覚(難聴の話)

2008-05-24 00:09:29 | 感覚
難聴には外傷性難聴と突発性難聴がある。
最近では、若手の女性人気歌手がこの突発性難聴によって、左耳の聴覚を失うことに成ったのである。
騒音や大音量などが原因の外傷性難聴(ヘッドホン難聴)などと違い、突発性難聴の原因はハッキリとした因果関係が現在されていないのが現状である。
仮説の段階だが、内耳などに障害が生じる感音性難聴の一種、現在のところ原因は不明である。
また、毛細血管の妨げによって、内耳に血液が十分に行き届かず機能不全を引き起こすという内耳循環障害説。
ステロイド(感染症)に対して抗炎症作用をもつ)が効果を発揮することからウイルス感染を原因とするなどがある。
2001年の調査ではあるが、全国受療者数は年間35.000人。
現在は予想だが、年間50.000人を超えていると考えられている。
特に私が気になっているのが「外傷性難聴」が急増しているのである。
主に、大音量でのヘッドホンや農機具や工場などでの騒音などで若い方々でも難聴に成っているのである。
難聴の特徴は低い周波数の音が聞きづらい。1000Hzなどの比較的低周波音などが聞こえない人達も多いのである。
私達ヒトの聴覚は20Hz(ヘルツ)~20.000Hzと言われているが、これは10歳代~20歳代前半の聴覚範囲であり、すべての人がこのような聴覚範囲で聞こえているわけではないのです。
特に高齢者70歳を過ぎた頃から、高周波の聴覚範囲は10歳代の約半分の20Hz~10.000Hz程度まで聴覚範囲が狭くなることで「耳が遠くなった」と自覚するのである。
また、私が危惧しているのは、子供の頃から携帯ゲーム機をヘッドホンで大音量でプレーしている子供達が多いことに私は警鐘を鳴らしている。
一度失った聴力は元に戻すことは大変なことであり、特に突発性の難聴は一度聴力を失うと再生しない特徴がある。
以前に、私が有名女性人気歌手の音程や歌い方がおかしいよと我が家の子供達に言ったことがあるが、子供達は気がつかなかったが、確かに苦しそうに歌っていたことを思い出す。後に彼女から突発性難聴で左耳が聴力を失っていると発表したのである。
人が聴力を失うと、まず、言葉の流暢性を失い、強いては言葉が声に出せなくなるのです。
私達が普通に言葉を話せるのも、聴覚の刺激があって初めて言葉を話せるのです。
つまり、自分で言葉を発したときに人の聴覚は言葉を理解し、脳が認知しているのです。
ところが、聴覚を失うと、自分の声が聞こえず、脳も認知できないのです。
実際にヘッドホンで大音量を出して、言葉を話そうとすると可成りな大声でないと聞こえないので大きな声を出しますが、人との会話には成りません。
現在の生活環境では、電子音の洪水の中にいるようなもので、私達の聴覚感覚にも異変が生じております。
私が警鐘を鳴らしているのが、現在の子供達や若者達に多いのが「音の認知異変」である。
私達が心地よいと感じる音、例えば野鳥の鳴き声、川のせせらぎ、風鈴の音色などを心地よい音と認知します。
これらは人の脳の左脳の聴覚野で認知しているので、心地よいと感じるのです。
この傾向は日本人が持つ独特の感覚なのです。
ところが、諸外国の人達は、野鳥の声や秋の鳴き虫などを脳の右脳の聴覚野で認知するので「雑音」として感じます。
これらが日本人と欧米人では音の認知に違いがあるのです。つまり、日本人には独特の感性(聴覚)刺激がありました。
最近は、子供達や若者達に音認知の欧米化が加速しております。
現に、子供達の中には野鳥の鳴き声や風鈴の音が「喧しい」「うざい」など乏しい言葉で表現します。
私はこのような傾向が電子音の中で生まれ育った子供達の聴覚の認知、脳の認知にも異変が生じているのです。
人の聴覚は他の感覚と違い、五感の中でもストレスを受けやすい感覚です。
人からの中傷的な言葉や雑音、騒音などの長期的刺激を受けると、人の自律神経に左右し、血圧上昇、心拍数の上昇、脳内ではノルアドレナリンが分泌され、不安などの感情に繋がります。
やはり、子供の頃から自然界の音刺激を脳で認知し、聴覚の正常化を保ち、正しい音認知が出来るように鍛錬しましよう。
私は、現在井の頭小学校で探鳥会の講師を10年以上続けているが、探鳥会に参加されている子供達の多くは野鳥の鳴き声が綺麗だ。心地よい。
歌っているみたいだなどと表現します。これらが人の左脳の聴覚野で認知しているからです。
これらが普通の聴覚感覚なのです。ところが、最近は電子音の洪水の中で生活しており、野鳥などの鳴き声、自然界の音に耳を傾けるなどの体験不足から、私は幼い子供達の難聴の低年齢化を警告し、警鐘を鳴らしている。
聴覚の鋭い10歳代に外傷性難聴が急増しているのである。難聴だけではない。脳の聴覚野にも異変が起こっている。先ほどの自然界などの音が心地よい音と認知出来ないのである。
これらの感性は人の脳にどのように影響を与えるかというと、すぐに切れやすく、また、疲れやすい体質になるのである。
つまり、脳内がリラックス出来ないのである。興奮した脳を抑制できず、常にイライラして「ムカツク」など言葉に出すのである。
我々人間の五感は視覚優位であり、外的情報を80%以上は視覚から得ている。
つまり、見たものがすべてだと理解(認知)している。聴覚も限られた外的刺激であり、五感も刺激されなければ、脳も活性化されない。
よって、脳が快感出来ないのである。人の快感には脳内物質ドーパミン物質が関わっている。
人の快感は脳のご褒美である。
私からの提言は、幼い子供の頃から質の良い音刺激体験をし、五感を総動員して脳に刺激を送る鍛錬が重要であり、脳の正常化、活性化に繋がり、規則正しい食事、睡眠と適度な運動など、規則正しい生活習慣を保つことで、子供達の身体も脳も健康に保てるのである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、





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ネット調査 8人に1人が「うつ」

2008-05-23 00:01:58 | 感覚
一般の人の8人に1人に、うつ病あるいはうつ状態の可能性があることが、製薬企業のファイザー(東京)のアンケート調査で分かった。
うつ病・うつ状態の可能性があっても、実際に医療機関を受診した人は24%にとどまっていた。調査は昨年2月、12歳以上の男女4000人を対象に、インターネット上で実施。米国の学会が作成したうつ病のチェック項目を基に回答してもらったところ、12%にあたる486人に、うつ病・うつ状態の可能性があった。
うつ状態を感じても受診しない理由として、最も多かったのが「行く必要を感じない」(44%)で、「病院への不信感」(20%)、「周囲に知られたくない」(15%)などが続いた。
受診について、63人は「家族や友人らに相談した」とし、受診率も83%と高かった。反対に「自分で判断した」423人の受診率は15%で、家族や友人の助言が、うつ病の早期治療のきっかけになっていた。(記事提供:読売新聞)
以前に私のブログで紹介したが、鬱状態時の脳は、極度のストレスを感じており、脳内物質が過剰に分泌したり、減少することで発生されると考えられている。
例えば「アクチビン」という脳内タンパク質が多く分泌されると欝病に疾患するのです。また、セロトニンの減少によっても似通った症状を示すのである。
ドーパミンは私達の快感に変わっており、楽しいとか、嬉しいと感じる感覚になるが、これらドーパミン物質が脳内に分泌されなくなると、快感に繋がらず、絶えず落ち込み、笑いが無いのである。
私が危惧しているのは、鬱予備軍が若い世代では3割近くまで及んでいることである。
中には、鬱病との因果関係がないのに、自己の判断で鬱病と勘違いして、落ち込んでしまうことがあるのです。
では、なぜこのように若い世代を中心に最近、鬱やストレス障害などの精神障害に悩んでいる人達が多かというと、これは私の仮説ではあるが、ヒトとのコミュニケーション能力の低下、社会適応能力の低下が招いた結果であると提唱している。
つまり、脳の活性化不足、刺激不足など脳が活動範囲に異変が生じているのである。ストレス社会の渦に巻き込まれ、思い悩み混んでしまう人達が実に多いのである。
また、日本では、鬱などに疾患すると精神科を受診するが、精神病ではなく、心理的な障害なので、心理学療法を受診するのだが、日本ではこれらの心理療法士の人材不足であり、専門医も限られた所でしか受診できないこともある。
だから、多くの方々が「病院への不信感」(20%)とまた、一般の方々鬱への理解も希薄なのである。
鬱=精神病と決めつけている人達が多いのである。だから「周囲に知られたくない」(15%)などと考え込んでしまうのである。
決して、精神障害でないことをご理解下さい。私の知人も何人か鬱で休職しているが、薬や病院へ通院によって回復し、現在は元気で仕事をしている人達も多くいるのです。
誤った知識や思い違いで、本当に鬱で悩んでいる患者さん達は辛い思いをしているのである。
これらの偏見から、最近は鬱という言葉の表現を避け「適応障害」と呼んでいる。
日本においても最近は、30歳代~40歳代の働き盛りの人達、サラリーマンや主婦など多くの方々が鬱状態やストレス障害で悩んでいる。
数年前まで、企業では、社員100名に対して、2%と言われたのだが、現在は5%以上と急増している。
これらの数値は、半年以上の病院の通院や休職をしている人達を示している。
予備軍や軽い症状の人達を含めると8~10%程度に増加するのである。
社員数1万人以上の大企業では大変な数に成ってしまうため、メンタルヘルス・ケアと題して、身体の健康と同様に予防策に取り組んでいる。
優秀な人材を失いかねないし、戦力の低下に繋がり企業としても人材的な損失は莫大な金額に及ぶのである。
つはり、企業の死活問題にもなりかねないのである。
私の所にも、何社か相談や依頼があるが、残念ながらこれと言った具体的な予防策が無く、社員の様子を観察したり、病院との連携が一番の予防策なのが現状である。
他にも、仕事の分担や無理なプレッシャー、精神的な不安解決など色々な取り組みが考えられている。
仕事の悩み、家庭での悩み、人間関係の悩み、中には健康の悩みなど悩み事が脳に極度のダメージを与えているのである。
だから、私の鬱予防は(脳生理学)「五感生理学」の見地から予防策を提案しているのである。
皆様も、色々な悩み事は人間である以上沢山あると思いますが、深く考え込まず、不安と恐怖を強く感じると脳は萎縮し、脳内物質に変化が現れるのです。
この頻度が高くなると鬱などに疾患する可能性が高くなるのです。
時には力を抜き、いい加減も必要です。そして、ゆっくりと自分一人で快感できる環境を造り、脳を癒しリラックスさせて下さい。
緑の木下で深呼吸をし、野鳥などの鳴き声に癒され、自然の気を受けて下さい。
私はこれらのことを定期的に行なっているので、ストレスに強い脳を持ち得たのである。
皆様も、週末にごろごろしないで、暴飲暴食を避け、軽い運動などで汗を流すなど心地よい体験をして下さい。但し、脳が快感しなければ成らないのです。
人の脳には「快感」が一番のご褒美である。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



コメント (1)
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インドネシアから看護師ら1000人受け入れへ

2008-05-22 06:21:58 | 感覚
経済連携協定…参院承認
インドネシア人の看護師や介護士を2年間で計1000人受け入れることなどを柱とした、日本とインドネシアの経済連携協定(EPA)が16日午前、参議院本会議で賛成多数で承認された。
EPAは7月に発効する見通しで、医療・福祉分野で初の本格的な外国人労働力の受け入れが実現することになる。両国政府が今夏の派遣・受け入れに向けた詰めの協議を行っているが、来年度以降に延期される可能性も残っている。
EPAは、昨年8月に両国政府が署名。看護師400人、介護士600人の計1000人を受け入れるが、初年度にそれぞれ半数が来日する。看護師はインドネシアの看護師資格を持ち、2年以上の実務経験があること、介護士は大卒で半年程度の介護研修を修了しているか、インドネシアの看護師資格を持っていることなどが要件となる。(記事提供:読売新聞)
以前にも、フィリピンの看護師派遣の受け入れが認可されかけたのだが、現在は受け入れが現実化する可能性はほとんど無い。
私は、今回のインドネシアの看護師400人もどうなるのか心配である。今度こそと言う思いは、私だけでなく、多くの関係者が待ち望んでいるところである。
残るは外国人医師の日本での勤務支援を私は強く望んでいるし、政府関係者にも申し出ている。
アメリカのように外国人医療関係者が病院などの施設で4割近くの人達が諸外国から働きに来ているのである。勿論、日本人医師も多くの人達が働いており、優秀な人材が流出しているのである。
私は、日本の医療体制や制度、古い体質、学閥などが弊害となり、外国人医師や看護師の日本での勤務を遠ざけてもいるのである。
また、日本の医療教育の充実も必要であり、改革が必要である。私共は何処まで出来るか分からないが、海外の大学(オーストラリア大学)を日本に誘致し、オール英語で授業を行なう、医学薬科大学を構想している。
最終目的は、日本での外国人医師の勤務の認可である。
私は、医学関係に協力したいと考え、ある大学附属病院の「模擬患者」として、登録し、患者の役割を担い、研修医や医学生などに患者側から指導することに成るだろう。
また、病院の合理化や医師の雑用削減の取り組みやシステムの開発なども提案して行く予定である。
人材不足を知恵と英知を出し合い、勿論資金も出し合い、解決して行かなければ、多くの大学病院で3時間や4時間待合室で待たされるのが当たり前のような病院が実に多いのである。
私共は、病院や大学などの単独での取り組みには限界もあり、県や市などの支援や取り組み、私共のような企業などと取り組み、医療改革に取り組むことで病院の医師不足、人材不足や資金難などの問題策も解決できるのではないかと考えている。
各地で話題になっている「受け入れ拒否の問題」も実は、受け入れたくても受け入れられない現状が病院側にあるのです。決して金銭的なことや合理化、医師不足だけで救急患者や患者を受け入れない訳ではないのである。
日本政府の医療制度を見直し、ベッド数の削減、医療費負担の削減などが積み重なり、日本の医療崩壊を招こうとしているのである。
現に、全国で多くの公立病院を中心に廃業や倒産が未だに続いている。
結局、弱者である。子供達や高齢者にしわ寄せが来るのである。
益々、日本の医療の質や医療費の高騰、医師や看護師などの医療関係者の人材不足など本当に日本政府は真剣に取り組まないと日本の医療崩壊は目の前である。
今度こそ、インドネシアからの看護師や介護士を本当に日本に派遣や受け入れをして欲しいと強く願っている。
これらが解決されれば、外国医師の日本への派遣も夢でなくなるのである。
今後とも私共は弱輩ではあるが、日本の医療改革に取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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一芸に秀でる事の意義!

2008-05-21 00:10:51 | 感覚
私達は一芸に秀でることの重要性を提唱するが、では一芸に秀でると言うことはどのようなことを意味するのか、私なりに提言致します。
例えば、学校のテストの成績など良いことも一芸に秀でているかも知れないが,今回は「個性」の才能として紹介致します。
小学校の頃から,運動神経の良い子供や,生き物の好きな子供,ピアノなどに優れた才能を表す子供達など,私達は特に優れた才能を「一芸に秀でる」。と表現します。
では,一芸に秀でるためには,何が重要かというと,ただ才能に恵まれただけでは,一芸に秀でているとは言えないのである。
やはり,個人の頑張りと取り組んでいる事柄を好きでなければならないのである。
これらはヒトの脳の活性化と快感に関わっている。
人の脳は「褒められて,快感し、活性化」するのである。
優れた才能を伸ばすためには、褒めて育てることも重要なのである。
頑張っていることに対して、褒めて上げることである。
私達大人でも、優れた才能の持ち主に対して、一芸に秀でている人と絶賛することがある。
では、一芸に秀でている人と普通の人達の違いとは、才能も大切な要素だが、何より、本人の頑張りと努力の結果である。
私が提唱している。一芸に秀でるということは、ひとつのボーダーラインのようなものが存在し、それを乗り越えた人達である。
多くの人達は、目標や夢、やりたいことが有っても、途中で「挫折し、挫けてしまう」のである。
一芸に秀でている人達は、これら挫折などを努力で乗り越え、そして、自分の世界観を築き上げた人達が才能に秀でているのである。
これらは人の脳の発達、刺激に関係している。
音楽に才能を示す人やスポーツの世界で能力を発揮する人など様々な世界で活躍している人達は実に多い。
これらの人達の共通点は、自分の好きな道を切り開いている人達なのである。
だから、私は子供達の才能を伸ばすために、親は子供の後押しをしてあげ、子供を理解して上げることが重要なのである。
良い大学に進学させるために、幼い頃から塾や習い事を多くさせ、ストレスを与えると個性は伸ばせない。よって一芸に秀でることは難しくなる。
子供が嫌々行なっていることはストレスであり、個性(能力)は決して伸ばせないのである。
それは、人の脳に深く関わっている。ストレスは脳の活性化や成長段階において、脳細胞を伸ばすことに邪魔になるのです。
人の才能を伸ばすのには、快感が重要である。やはり、好きな事を勉強したり、好きな事柄をすることで人の脳は「喜びと、快感を感じるのである」。
以前に、私共が大学の研究グループと一芸に秀でている人達の脳を調査したことがある。プロスポーツでは「小脳」が大きく発達しており、音楽に関わる人達は左脳の聴覚野のあたりの脳細胞が多いのである。
このように一芸に秀でている人達の脳には大きな特徴が現れるのである。
つまり、普通の人達と達人や一芸に秀でている人達は脳細胞や脳の形までも変化してしまうのである。
私の場合は、五感と感覚に鋭く、これが私の一芸である。だから、仕事に成っているのだが、私が一芸に秀でていないと各地で講演会や指導しても誰も感心を示さず、注目もされないだろう。
一芸に秀でることは、多くの人達を納得させ、時には感動も与える。
限られた人達とも言える。
皆様にも、子供達や大人でも、一芸に秀でる必要性を理解して頂き、自分のお子様の隠れた才能(潜在能力)を引き出し、また、我々大人でも(自己啓発)に取り組み、頑張ることで一芸に秀でる可能性はあるのです。
才能は持って生まれた遺伝子は数パーセントであり、残りは自己の努力である。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦




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ヒトの意欲と脳!

2008-05-20 00:01:27 | 感覚
やる気「意欲」と脳の関係、やる気を起こさせるための説明!
やる気「意欲」は、ヒトの脳が生み出す感覚でもあります。
自己が取り組む対象が好きか嫌いかでもやる気は半減してしまいます。
ヒトの脳では、視床下部という部分の脳細胞が関わっております、やる気の信号は海馬(記憶を司る)と扁桃核(感情を司る)に伝えられ、そして、海馬では記憶を辿り、その目的などを考え、扁桃核で好き嫌いなどの判断をする「意欲」となります。
A-10神経(神経の束)が脳幹部から前頭連合野へと繋がっていて、創造的活動と快感が連動されます。
格脳部位の解説!
扁桃核→好き嫌いや、心地よいなどの快感や不快など本能的な感情に関わっている。
視床下部から甲状腺刺激ホルモン(TRH)が分泌されることでやる気が起こるのです。目的の達成などの快感はこのA-10神経の束をドーパミンという物質が分泌され快感となります。
例えば、スポーツ選手がオリンピックで金メダルを獲るために努力する力こそ、「意欲」や「気力」の現われです。前回のオリンピックでメダルが獲れず悔しい思いをした選手が、今回のオリンピックまでの4年間努力して来た結果が「やる気」なのです。
やる気は、目的意識がハッキリしていれば、ハングリー精神や意欲、気力として表れメダルという努力したご褒美「快感」を得るためにヒトの脳は指令を出すのです。
やはり、やる気も我々の脳で造られているのです。
このようにやる気はヒトの脳に深く関わっております。
ここで、やる気と脳に付いて説明致します。
A-10神経(神経の束)は脳幹部から前頭連合野へと繋がっていて、思考や創造活動と快感が連動されます。
五感から入った情報は、大脳辺頭系(感覚野)で統合され側座核に情報が送られます、
そこで五感から入った情報が記憶から引き出され、思考の判断は「海馬」で認知します。
その情報が心地よいとか判断するのは「扁桃葉」という部分です。
これらの情報から刺激を受けて「視床下部」から「脳下垂体」に指令が送られます、
同時に視床下部からA-10神経の束を経由してTRHという物質を前頭連合野へ送りそこで、「やる気」が起こるのです。
ここで、ヒトの意欲に関わる7箇条を紹介致します。
1,「誉める」、ヒトは誉められることで快感が生まれ、やる気の素になる。
この快感はヒトの脳には最大のご褒美なのである。
2,自己意識と目的意識や目標を強く持つ。
スポーツでも、勉強でもやはり、目的意識を強く持つことで、その目標に向って努力することが「やる気に繋がる」。
3,対象などを好きになる。
嫌なことや億劫なことを行ってもストレスになるだけです、ストレスはやる気を低減するだけで、やはり、対象を好きになることが大切、また、対象を楽しむこともポイントです。
4,快感を味わう。
目標達成などの達成感は快感に繋がる。この快感の継続がやる気をアップさせる。
逆に不快は、効果を下げてしまう。欲を持ってハングリー精神になることが大切である。
5,集中力を高める。
五感を総動員して対象や目的意識を高めるために集中力を高める必要がある。
やる気の物質「TRH」の分泌が促進される。
6,適度な運動を心がける。
日光浴や散歩など野外での運動などは脳を刺激して活性化させる。
運動で汗を流すことは快感にも繋がるので効果は高い。
7,十分な休息、
ストレスは、快感や集中力、意欲が低下してしまうので、リラックス状態を造る必要がある。そのためには、質の良い眠りや休息が大切である。
リラックス状態が次のやる気を生み出す。
このように7箇条を書きましたが、やはりやる気は、ハッキリとした目的意思とその目的を達成しようとする集中力などが大切です。
そして目的を達成したときに「快感」が生まれ、次のやる気が生まれます。
これらも目的意識と達成感など、快感と深く関わっているのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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香りの科学

2008-05-19 00:01:57 | 感覚、五感
5月17日(土)に東邦大学薬学部公開講座に参加した。
今回は、私が受講者として参加したのだが、一般の方々の興味や関心度合いに私は注目をし、目的があり参加したのである。
講座の内容は、13:30~14:50まで、「香りと嗅覚」、講師、土師真一郎氏、株式会社資生堂、リサーチセンター、主幹が身近にあるニオイ、心地よい香り、不快な臭い、香りの利用、効用、正体、香りを感じる仕組み、生理効果などの内容で話された。
講演終了後、別室にて一般の方々の質疑応答に答えていたが、長蛇の列を作ってその反響が理解できる。
私は、土師師の講演終了後すぐに名刺交換し、以前に当社で女性の美しさを脳科学的に解明するという題材で私が講演したことを伝えると、丁重な挨拶をされた。
その後、20分の休憩後、13:35~14:25「香りと気」講師、小池一男氏、東邦大学薬学部生薬教室教授が漢方における気、血、水について、自然治癒力を高めて治療する医学、気の異常、身近な香りをもつ植物、気の病に用いる漢方処方などについての内容で話されました。
私はこれらの講座を受講し、何より、女性の受講者が多だろうと予想したいたが、何より、私が驚いたのは、私より遙かに年上の男性の姿が多かったことに驚きと同時に嬉しく感じた。
私の講座ではあまり見かけない光景でもある。
数百名が入れる講座会場はほぼ満杯状態であり、私としても嬉しい限りである。
これほど、ヒトの嗅覚に関する話題の講座で講演会場が満杯になるまでには、私達研究者には、多くの試練と苦労も有ったのである。
現に、ヒトの嗅覚などの研究はほんの数年前程度からである。
2004年のノーベル医学生理学賞は、動物が「におい」を認識し記憶するメカニズムを解明した2人の米国人科学者に授与されることが、明らかになった。人間には、いたんだ肉から恋人の香水まで、1万種類ものにおいをかぎ分ける能力があると考えられている。
受賞者に決まったコロンビア大学のリチャード・アクセル博士(58歳)と、シアトルにあるフレッド・ハッチンソン・ガン研究センターのリンダ・B・バック博士(57歳)は、鼻のなかにある、においを識別するタンパク質の実態を明らかにし、これらのタンパク質がにおいの情報をどのように脳に送るかを追跡した。スウェーデン、ストックホルムのカロリンスカ医科大学内にあるノーベル医学生理学賞選考委員会は、両博士の受賞理由を、2人の研究がもたらした実益ではなく、「最も謎に包まれた人間の感覚」の理解を高めた点にあると説明している。両博士には、合わせて賞金1000万クローナ(約1億5000万円)が授与される。
わずか2人の科学者が独力で人間の五感の1つのメカニズムを解明したというのは、科学史上前例のない出来事だと、選考委員会の議長、ゲラン・ハンソン博士は述べた。
「21世紀に入ったこの段階で、人間の五感の1つを説明する発見に対して賞を与えることができるというのは、実に驚くべきことだ」とハンソン博士は述べた。
上文のように、2人の科学者が独力でヒトの五感の嗅覚研究をしているのが現状である。
日本でも勿論同様で、私共のようなヒトの五感研究はお金にならない、古くさいなどと怪訝され、研究も立ち後れている現状がある。
以前に私が明海大学外崎教授のもとに伺い、ヒトの癌の臭いをキャッチするシステム「嗅気システム」の開発、研究の支援と協力を求めた。
外崎教授は日本の嗅覚、五感研究の第一人者であり、日本より、韓国やフランスなどの海外から注目され、海外のマスコミから取材を受けている。
次期、ノーベル医学生理学賞に最も近い日本の研究者であると私は考えている。
やっとではあるが、私共の会社や私もマスコミ等の取材などを受けることが増えてきたが、其れまでにはアルバイトを営みながらこつこつと研究を推進してきたのである。
私は、日本に「五感生理学」という新しい学問を推進し、多くの研究者が現れることを期待している。
特に、若い研究者には期待と希望を託したいと思う。
私共が構想している「生命科学研究所」では、これら若い研究者やヒトの五感研究を本格的に行ない、世界的に認知されるように努力して行きたいと考えている。
近い将来に日本人の研究者からノーベル医学生理学賞を授与する研究者が現れることを願うばかりである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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恋愛と賞味期限の関係!

2008-05-17 00:11:39 | 感覚
以前に私のブログで「恋愛には賞味期限がある」。と題して紹介した。
多くの皆様の関心も高く、昨日、日本テレビ「1分間の深いい話し」の番組制作担当者から電話取材を申し込まれた。
やはり、恋愛の賞味期限についてである。
ヒトの恋愛には、私達の脳の疲れ方に関わっている。
特に、女性が恋いをすると言うことは、恋愛中は感情や情緒が不安定に成り、脳が疲れることに関係しているのである。
恋愛中には、ドキドキ感や快感、不安など情緒も不安定に成りやすいのです。
恋愛には賞味期限があるのです。
ヒトがヒトに恋する時には,「恋愛に夢中になる」恋の媚薬と呼ばれるPEAがカギを握っている。
PEAとは,(フェール・エルチ・アミン) は「ときめいている時」に脳内で分泌されるホルモンで、集中力や快感を倍増させる作用があります。PEAは化学構造でフェニール基とエチル基とアミノ基を持っている化学物質の総称です。
その代表的物質である覚醒剤は、PEAが人間に及ぼす作用を考察するうえで大変参考になります。 覚醒剤は人間の五感を過敏にさせ、集中力を高めさせ、快感を何倍にも増幅させます。
私達人間には、恋する本能的が有る。恋いの本質は「生物が子孫を残す事であり、子孫繁栄」である。
男女の出会いを私達は「運命の赤い糸」で結ばれていると言いますが,私達は運命的な出会いを体験するとあの人とは赤い糸で結ばれていると表現します。この赤い糸こそ科学的に解説するとHLA遺伝子である。このHLA遺伝子はヒトの主要組織適合性複合体(MHC; Major Histocompatibility Complex)と言われ、細菌やウイルスに対抗するための免疫情報なのです。
男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ない為、生まれた子供は免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出会い、そして生まれた子供はこの免疫情報も多く、免疫力も強い、病気に対して抵抗力のある子供に育つのである。
では、これら「赤い糸」はどのように胸キューンと成るかというと、ヒトの嗅覚に深く関わっている。
それは、特に女性の嗅覚に関わっている。女性は男性より嗅覚に優れているからでもある。
男性の「体臭」フェロモンを嗅ぎ分け、心地よいと感じる臭いこそ、この赤い糸遺伝子が関係しているのである。
男性の体臭を心地よい感じるヒトと、そうでなく汗臭いと感じるヒトとの差がこのHLA遺伝子の差でもある。
ヒトが恋をするとPEAは性欲を高め、そして食欲を抑える効果を持っています。
PEAホルモンは、脳内麻薬の一種でもあり、副作用として、不眠、食欲不振などの症状が現れる。
これらの現象から、恋すると不眠に成ったり、身体が痩せたりするのである。
このPEAホルモンは、中脳の視床下部を刺激し、性欲や満腹中枢を刺激し、グレリン物質、胃袋から視床下部に分泌される食欲物質が減少し、食欲不振、性欲増進などに関わっている。
私達の脳内では、何種類ものホルモンや麻薬の一種の物質が絶えず分泌されているのである。これら脳の「尾状核」という脳部で愛を感じるのである。
但し、皆様はあまりご存じ無いでしょうが、恋愛には「賞味期限」が有るのです。
恋の賞味期限は約2年と言われているのです。その訳は、恋愛中は感情や情緒が不安定に成り、脳が疲れることに関係しているのである。
最近では、恋愛中に失恋などを体験すると情緒が不安定に成り、自殺未遂などを起こす女性や男性も多いといいます。
これらも脳内物質、PEAは覚醒剤の仲間なので、不眠、興奮、下痢などの軽いものから、心臓の負担を与えたりします。これら胸がドキドキする。胸が「キューン」というなる現象になるのです。
これらは恋愛を科学的に説明したものですが、私がこれら恋愛を科学する意義は、男女の恋愛に異変が生じており、「少子化の問題」「離婚問題」「男女の恋愛トラブル、暴力や殺害」「セックスレス問題」「鬱や自殺の問題」など様々な男女の恋愛に関する関係から、私は恋愛を科学的に説明し、これらを参考に男女での恋愛のトラブルの回避と問題を一つでも解決できればと願っている。
特に、私が危惧しているのは、簡単にインターネットや携帯電話のチャットなどで男女の出会いを求めていることである。
やはり、私が提唱している「恋人選びには、自己の五感を総動員する」。良く話し合い、感じながら、男女はその人に惹かれて行くのです。
見た目の格好良さや雰囲気で惹かれる人達が多が、これらは恋愛トラブルも多いのである。
私が男女の付き合い方で特に危惧しているのは「別れ話」が殺人に繋がる危険性を孕んでいると言うことである。
若い人達を中心に、男女間で別れ話から、暴力や時には殺害する。中には腹いせに放火や通り魔事件などの引き金にも成っているのである。
例えば、結婚しても短期間に離婚するケースも最近急増傾向である。
私は、これら恋愛のトラブルは、男女間に限らず、ヒトとのコミュニケーション能力の低下と脳の判断の低下が関わっていると仮説を立てている。
私達ヒトは、愛し合った者同士は、目を見つめ合って会話をするものだが、最近の若い人達は、携帯電話やインターネットで会話を楽しんでいるようである。
これらの情報は、相手の仕草や表情が伝わらず、五感を刺激されない。よって脳も活性化しないのである。
私が提唱している。恋愛の賞味期限は私達中年の人達が若い頃にはあまり意識されず、存在も無かったのである。研究も進んでいない事もあるが、最近はこの恋愛の賞味期限も短く成っている傾向がある。
これらはすべて脳の低下、ストレス社会に対応できない能力低下、脳の活性化不足が招いていると私は警告も含め、警鐘を鳴らしている。
今後とも、男女の恋愛問題、人間のコミュニケーション能力の重要性などを提唱して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



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生き物に好かれる人、嫌われる人!

2008-05-16 00:03:11 | 感覚
私は、良く生き物と触れ合う時間も多く、生き物に好かれるタイプの人間である。
本日も、仕事で新浦安駅に着き、バスの時間が有ったのでベンチに座りながら持参したコーヒーを飲んでいたら、足下に子雀が近寄ってきた。
私はじっと観察していたが今度は、ベンチの肘掛けに登り、私の30cm近くまで寄ってきたのである。
本来、野生の生き物に餌を上げることはルールに反しているが、あまりに子雀が可愛かったので、お昼に食べる予定のパンを少しであるが上げたら、今度は何と手から持っていったのである。
手乗り雀は私も初めてである。きっと人なつこい雀かと思ったが、他の人がパンを食べていても、近寄らないのである。
私は、井の頭小学校で探鳥会の講師もしているが、特別講師をしてから十数年が経ったが、色々な野鳥と接してきた経験や生き物をこよなく愛する考え方から、生き物に通じるところがあるのだろう!
実は、科学的に解明されているのである。
例えば、飼い主が自宅に帰宅したときに家族が気づかなくても、犬は玄関に出迎えに走るのである。
これは生き物が持っている「本能」である。以前は、飼い主の匂いを感じて帰宅したのを感じると言われてきたが、そうではなく、100m以上離れた場所でも犬や猫は飼い主の足音や気配を感じることが分かってきたのである。
それは、人が発する「磁気」である。
ヒトは脳で4W程の電位を発生し、心臓に至っては脳の何倍もの電位を発生させて心拍数として心臓を動かしている。
これらの電位はヒトそれぞれに違いがあり、発する磁気も違っている。
犬などは飼い主が自宅の100m以上離れたところから、飼い主の磁気を犬の脳で感じ取り、飼い主が帰ってくると予知するのである。
勿論、我々人間には到底無理な感覚である。
幾ら犬の嗅覚に優れていると言っても、飼い主の匂いを100m以上離れたところから感じ取ることは難しいのである。
ここで、私の仮説ではあるが、生き物に好かれるタイプのヒトと、嫌われヒトとの違いは、その人の発する磁気(オーラ)を生き物が感じ取り、その人は安全である。危険であると本能的に判断するのだと予想されるのである。
私のように生き物に50年近くも接していると自ずと生き物達は感じ取り、私に近寄ってくる。
以前にも、ある小学校で私が特別講師としてデジカメを使用し、生き物を撮影すると言う内容の特別授業を野外で行ない、樹木や昆虫、中には野鳥などを撮影した。
子供達が昆虫を撮影しようとして近寄ったら、すぐに昆虫が逃げ出し、私が同様に近寄って、デジカメのレンズ(マクロレンズ)で数センチに近寄っても逃げなかったのである。
生徒は驚き、なぜ、荒木先生が近寄ると逃げずに、子供達が近寄ると逃げるのかと質問された。
やはり、子供の動きと私の動き、生き物の生態を良く理解し、熟知している私と、子供達では発する磁気にはっきりと差が生じるのだろう!
私のように色々な生き物に接し、子供の頃から家畜と遊び、生き物を面倒見てきた私とでは、生き物が感じる感覚にも違いが生じる。
私が子供の頃、野良犬に左手を噛まれ、血が出たが、それでも怒らずにじっとその野良犬を呼び、餌を上げようとしたら、その野良犬が私の噛んだ左手を今度はなめて「ごめんなさい」と私には聞こえたが、なついたのである。
ご飯を上げ元気になった。
その野良犬は、私の後を付いてきて、結局親に頼んで自宅で飼い、私が散歩や面倒をみたのである。
他にも、豚の出産の手伝いや、馬の世話などして私の子供の頃は小遣いを稼いでいたのである。
親は、獣医の道を歩んで貰いたかったようだが、ヒトの五感、脳の研究を選んだのである。
その研究の成果の一つが私は色々な生き物好かれるのである。以前に私の子供が幼かったときに千葉の動物園に連れて行き、象の前ですぐに私の所に近寄ってきて、象が吠えたのである。
突然のことで私の子供は驚き、泣いてしまった記憶を思い出す。
皆様は、如何でしょうか? 生き物に好かれるタイプですか、嫌われるタイプですか。また、生き物が好きな人は同様に生き物に好かれやすく、生き物が嫌いな人は生き物に嫌われやすいのです。
ここにヒトの脳が発する磁気に変化が現れるのです。
これらの感覚は、ヒトの脳の関わりと動物達の脳の感覚の同調である。
生き物は、自分の身の危険を本能的に感じ取り、安全なヒトか危険なヒトかを簡単に磁気として感じ取り、近寄ってきたり、犬や猫と仲良くなれるのです。
ですから、皆様も、生き物を愛し、愛おしむことで生き物達は優しさと思いやりを受け止めのです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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日本の研究者の現状!

2008-05-15 00:09:50 | 感覚
研究者の多くは,国立系(独立行政法人)などの研究所,その中でも最大手といわれる「理研」などは別格ですが,基礎研究など様々な研究がされているが,研究者の数も諸外国から比べると就職率は非常に低いものである。
これら国立系の研究所の資金は税金で賄われている。
他に,大学系の研究所で研究する。研究者,主に大学院で研究者として残るか,教授として母校に残って研究するということもありますが,これらも非常に難関であり,研究者を職業として望む人達が全て研究員になれるのではない。
また,民間企業の研究者は,専門職員の扱いで,意外と給料が安いのが現状である。
新薬や食品の開発,研究など多義に渡っているように思えても,研究員は限られた職業と言えるだろう。
私共のような生命科学研究員となると日本では数少ないのが現状であり,決して恵まれた環境ではありません。
優秀な研究員はやはり,アメリカなどの海外で研究を求めて就職する人達は実に多いのである。
日本に比べ,アメリカなどでは豊富な研究資金や研究内容など恵まれていることが多いのである。
私共のような貧乏会社は,海外の企業やスポンサーが付かないと研究費の工面が出来ないのである。
ましてや本科的な研究をしようとすると,研究機器の導入や本格的な施設も必要になります。
国の税金を豊富に使える大学や限られた国立系の研究所は数少ない。
後の研究所はぎりぎりのところで研究をしていると言っても過言ではない。
ましてや,現在は高学歴の研究者が就職を望んでも,多くの人達が他の職業に妥協しながら職に就かなければならない現状がある。
現に,東京大学院を卒業し,研究者を目指していても大学院に残って研究員として勤められる人達は限られている。ましてや教授として残るのにはもっと狭き門である。
余程,創造性の高い研究や新開発などに着手した研究員であれば職業として従事できるが,残念ながら日本では研究者としての職業人として研究できるのは限られた人達だけであり,多の方々が夢を諦め,高学歴を持っていても優秀な能力がありながら,自己の能力を発揮できずに諦めてしまう人達が多いのである。
我が家の娘たちは恵まれていると思われる。二人の娘も生き物に関する研究者として企業や大学院に残れそうであるから恵まれている。
但し,世界レベルから比べると日本の研究者の平均賃金は低く,我が家の娘のように休日出勤や残業を多くしなければならない現状もある。
決して,日本の研究者を取り巻く環境は決して良くないのである。
理研のように日本の優秀な研究員を集めている研究所は本当に限られた施設であり,稀である。
例えば、東北大学の川島隆太郎氏は、脳トレのゲーム機のヒットで、大学側と本人にも巨額な金額で収入が有ったのだが、本人、川島隆太氏には2億円もの金額でメーカー側から報酬と言う形で収入が有ったが、本人はそれを拒否し、研究施設での検査機器などの購入に充てたのである。
このように研究施設では研究費の捻出に頭を抱えている現状もあるのです。
やはり研究資金が豊富でないと日本でも世界でも優秀な研究員や研究課題が出来ないのは確かである。
今後、企業と大学の研究施設と提携や連携が加速的に進むと考えられるのである。そうしなければ、世界からも取り残され、日本の研究の未来が無いからである。
私共は,少しでも民間の人達や研究員として職業に従事したい人達に道を造って上げたいと思い,近年中に千葉県内に「生命科学研究所」の設立を構想している。
これらの研究施設に出来れば30人から50名程度の研究員を集め,私が研究課題を提供し,生命科学,ヒトの五感や脳の本格的な研究を行いたいと思っている。大学や民間企業との提携や連携をし、最先端の研究を行ないたいと考えている。
難病,遺伝子研究,癌探知機の開発,新薬の研究,開発など多義に渡る研究を行いたいと思っている。
私の思いは,研究者を夢見て,他の職業に従事しなければならない日本の多くの研究者を専門職として従事させ,日本の多くの企業でも国立系の研究所でも増えてくれることを強く願っている。
私共がこれらの切っ掛けに繋がればと願っている。
五感教育研究所,主席研究員,荒木行彦,

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お馬鹿キャラのタレントにエールを送る!

2008-05-14 00:03:48 | 感覚
現在テレビ局では、クイズ番組や雑学などが流行っており、各局が競ってお笑いタレントなどを出演させている。
その中でも、私が注目しているのは、お馬鹿タレントなどと不名誉な名前を付けられたタレント達である。
クイズ番組で回答を間違えたから、出来なかったからと「頭が悪い」「お馬鹿である」と決めつけ、面白おかしく、祭り上げられているタレントは実に多い。
我々の生命科学(脳科学)では人間界には「お馬鹿」は存在しないのである。ヒトの脳力にはさほど差が無いことが私共の脳研究で解明されている。
確かに、記憶力の良い人、記憶した事柄を引き出す能力に優れている人達は多が、この人達を私達は頭がよいと決められないのである。
では、頭の良い人達とはどのような人達かというと、ニューロンネットワーク「神経細胞」の数の多い人、ニューロンネットワークの伝達速度の速いヒト達であると言える。例えば、アンシュタインやレオナルド・ダビンチなどである。
つまり、脳のバランスが良く、頭の回転、創造性などに優れた人達を私達は頭が良い人(天才)などと呼んでいる。
私達の脳内ではニューロンネットワークを新幹線よりも速い速度、400kmほどの早さで伝達しているのである。
これが、高齢者になると自転車や歩く速度程度まで速度が落ちるので、記憶が思い出せない。だから、記憶力が低下したと実感するのです。
但し、我々人間には、五感などから情報を沢山送り、鍛錬することでこのニューロンネットワークが再生する脳力があるのです。
この再生の能力が「可塑性」なのである。
ヒトの脳は20歳を過ぎた頃から毎日10万という数の脳細胞が死滅して行く、但し、脳の鍛錬によってこの死滅を緩やかにすることが可能なのである。
この可塑性に関わる遺伝子が数年前に解明された。「ムサシ遺伝子」と名付けられた遺伝子が幹細胞の再生に関わっている事が研究で解明されたのである。
テレビに出演しているお馬鹿タレントの多くは、若者であり、脳細胞の死滅も少なく、私より遙かに頭は良いのである。
但し、クイズなど苦手なだけである。それだけでお馬鹿と決めつけることは出来ない。
現に、私がフジテレビのスタッフとの打ち合わせで、お馬鹿タレントの多くは、きちんと挨拶も出来るし、そこらのタレントより賢く、頭が良いと言っていたことが本当の事だと思われる。
一旦イメージとしてお馬鹿キャラが芸風となると、世間の目はお馬鹿と決めつけ、お馬鹿キャラのタンントを見ると指さし、あのお馬鹿タレントと名指しするのである。
名指しでお馬鹿だと口にする一般人の方が余程私はお馬鹿だと思ってしまう。
彼ら彼女らは、タレントとしてマネージャーから仕事の依頼をされ、実はお馬鹿の芸風を演じなければ成らない辛さもある。
それが仕事であり、嫌だからと断ったり、お馬鹿と言われるのが嫌なら、局側から仕事の依頼が来ない実情もあるのです。
是非、皆様にはお馬鹿タレントを名指しで馬鹿にしないで欲しいのである。
私より余程賢いし、立派である。私ならファンからお馬鹿だと名指しされたら怒りを露わにするだろう!
現に彼らの中から3人がユニットを組み歌番組などに出演し、ヒット曲まで出している。お馬鹿では絶対出来ないことである。
彼ら、彼女らの前職を見れば分かる。人気番組の主人公や舞台などをこなしている人達も多いのである。
これらのタレントさん達をクイズの解答が出来ない、間違っただけで決めつけられますか? もしかしたら番組側が視聴率を稼ぐために面白おかしく注目されるように敢えて間違えたり、おかしな回答をさせていることも少なからずあることをご理解下さい。
お馬鹿なら、人気番組の主人公など出来ないはずである。長文の台本など暗記することは並大抵ではないのである。それが出来るのだからお馬鹿ではない。
私は、逆に賢く、頭の回転が速い人達なのだと感じている。
但し、直感力に優れているため、問題を良く考えず、答えてしまう傾向があるが、それが面白い回答に繋がっているのだろう。
私共専門家から彼ら、彼女らを観察していると「感覚の達人」であると予想されるのである。
つまり、普通の人達には持ち得ていない感覚を持っていると言えるのである。
イメージだけでお馬鹿と決めつけることは彼ら、彼女らが可哀想である。
最近では、女子高校生や若者達から親近感がある。同情するなどのファンの声が沢山あることも事実である。
やっと、彼ら、彼女らの努力が実ってきたことは嬉しい限りである。
今後とも、彼ら、彼女らには頑張って欲しいし、私からもエールを送る。
お馬鹿、お馬鹿とヒトを馬鹿にする文化は、その国の文化レベルの低さを世界中に示すようなものである。
人を馬鹿にするヒトこそ、私共専門家からするとお馬鹿であることを指摘致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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