センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

嗅覚識別能力の低下が軽度認知症の前兆の可能性!

2007-07-31 00:01:51 | 感覚、五感
匂いの識別困難は軽度認知障害の前兆となる可能性
提供:Medscape Susan Jeffrey Medscape Medical News
【7月9日】嗅ぎ慣れた匂いの認識が困難な高齢者は後に軽度認知障害(MCI)を発現する可能性があることが研究により示されている。この結果は『Archives of General Psychiatry』2007年7月号に発表されている。
「このことは、嗅ぎなれた匂いの識別や認識の困難がアルツハイマー病(AD)のごく早期の徴候であることを示していると思われる。そして、この識別困難は、確かにADの初期徴候と考えられる認知障害に先立って現れる可能性がある」と筆頭著者であるラッシュ大学医療センター附属ラッシュアルツハイマー病センター(イリノイ州、シカゴ)のRobert S. Wilson, PhDはMedscapeに話している。
「この手法を用いれば、軽度認知障害や発病段階のADに伴う記憶および認知に関する悲惨な問題を発現前でも早期発見できることが示唆される」。
早期の警告信号か?
ADにより最初に障害される脳領域は嗅覚中枢であることが最近では知られてきている、とWilson博士は述べている。この研究において、Wilson博士らは、ベースライン時に認知スコアが正常であった被験者において匂い識別障害がMCI発現に先立って現れるとの仮説を検定した。
この研究の被験者は1997年の時点で認知障害のない平均年齢79.9歳の地域住民589名であった。 被験者には同時点でBrief Smell Identification Test(簡易匂い識別検査)を用いて検査を実施した。この検査は、レモン、バラ、黒コショウ、タマネギなど12種類の嗅ぎ慣れた匂いを認識する個人の能力を評価するものであり、標準化された市販ツールである。
この被験者集団の平均スコアは9.3(±1.9)であった。これより若年者で同検査をすれば間違いはわずか1項目であることが予想されるとWilson博士は指摘している。「研究開始時点では、平均スコアは約2-3項目の間違いであったが、被験者のほぼ4分の1は若年者に期待されるように0ないし1項目で間違いをしていた。しかし、ほぼ4分の1の被験者は4項目以上の間違いをしており、問題があることが示唆される」とWilson博士は述べている。
次に、被験者を5年間という長期にわたり年1回の臨床評価により追跡した。追跡調査中に、177例(30.1%)がMCIを発現した。
年齢、性別、学歴について補正後、匂い識別スコアは相対リスク1.15でMCIを予測した(95%信頼区間[CI] 1.07-1.23)。スコアが平均(12項目中8項目が正解、25パーセンタイル)以下であった人たちは、MCIのリスクが12項目中11項目正解(75パーセンタイル)した人たちより50%高かった。
さらに、ベースライン時点での認知機能または機能障害の程度、脳卒中の有無、喫煙状況について補正した解析、またMCIについて1年以上の持続を要件とした解析においても、結果が大きく変わることはなかった、と同著者らは付け加えている。
「匂い識別障害は、ベースライン時の総合認知の低レベルとも関連するほか、エピソード記憶、意味記憶、および知覚速度の急速な低下とも関連した」とWilson博士らは記している。
Wilson博士らの知見は、匂いの識別困難がMCIからADへ移行することを予測するのみでなく認知正常からMCIへの移行も予測することを示すことによって、これまでの研究を前進させたと同博士らは記している。
現在開発中の新薬は、老人斑の主要構成分子であり、脳に蓄積する異常蛋白質のひとつのアミロイドをターゲットにしていることから、この知見は重要である、とWilson博士は結論している。「これらの薬剤が、我々の期待通り、疾患修飾効果(disease-altering effect)を持ち、同疾患の進行を遅らせることができるとすれば、同疾患を発現するリスクがあるが、いまだ手足の機能障害(crippling symptoms)が認められない人々を特定することは極めて重要である。この非常に早期の段階で人々を特定するのに嗅覚検査が重要であるというのが我々の見解である」。
しかし、匂い識別困難は、他の神経疾患、特にパーキンソン病にも関連している、と同著者らは付け加えている。「年齢に関連する嗅覚機能障害について、さらに臨床病理学的および臨床放射線学的研究が必要である」。
この研究は、米国立加齢研究所(NIA)およびイリノイ州公衆衛生局による助成金の援助を受けた。この論文の著者らは関連する金銭的関係はないことを開示している。
これらの匂い識別困難の研究は、米国立加齢研究所(NIA)が行ったものだが、私共の研究でも同様の事例がある。
嗅覚に関わらず、味覚(味)の認識(識別)能力の低下、聴覚でも識別能力の低下で脳全体の低下が予想されるのである。
これら要因によって、軽度の認知症などの前兆などを知ることも可能なのである。
だが、本人がなかなかこれらの異常や前兆に気づかないのである。
歳だから仕方がない、感覚も衰えてあたりまえなどと思考すると思い違いをしてしまうことが有るのです。急激に五感(感覚)が衰えた、認識が鈍く成ったなどと感じたら、専門医に相談され、また、認知症など心配な方々は病院の「物忘れ外来」という脳神経内科に外来し、専門医に相談されることである。
また、五感などの外来には最近、五感診断などの専門病院も現在ありますので、検査や相談されることで悩みや痛みなどの改善に繋がるはずである。
私達の五感は脳のバロメータでもあり、五感が急激に衰えたとか喩和漢を感じるなどの場合は、検査など行うことで、未然に病気の予防など繋がることを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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今年の夏は日本脳炎に注意!

2007-07-30 00:02:37 | 感覚
日本脳炎は、主にコガタアカイエカ(写真参照)によって媒介され、日本脳炎ウイルスによっておこるウイルス感染症であり、ヒトに重篤な急性脳炎をおこす。日本脳炎ウイルスはフラビウイルス科に属するウイルスで、1935 年ヒトの感染脳から初めて分離された。
日本脳炎の潜伏期は6 ~16 日間とされる。本症の定型的な病型は髄膜脳炎型であるが、脊髄炎症状が顕著な脊髄炎型の症例もある。典型的な症例では、数日間の高い発熱(38 ~40 ℃あるいはそれ以上)、頭痛、悪心、嘔吐、眩暈などで発病する。小児では腹痛、下痢を伴うことも多い。
日本での患者数は1966 年の2,017人をピークに減少し、昨年は日本脳炎に感染した人は8名と減少してきている。
ところが、最近において、急増傾向に有るのです。
特に、幼児や高齢者は抵抗力も弱いため、感染しやすいのである。
今年、東南アジアで大流行している「デング熱」もネッタイシマカという、蚊から媒介され、二度目の感染で症状はより重くなるのです。
日本脳炎のワクチンには副作用もあり、厚生省も積極的に予防接種を勧めておらず、現在4歳以下の幼児の日本脳炎予防接種率は30%以下と低いものである。
副作用の少ないワクチンの開発には3年以上の年月が必要であり、当分の間は現在のワクチンで副作用を考えながら接種しなければならないのである。
日本脳炎はコガタアカイエカという蚊が豚などの家畜の血を吸い、人間にウイルスを媒介することで日本脳炎に感染するのである。
特に、西日本地域で広まっているのである。
今年の夏は、九州や西日本地域が梅雨明け後、熱帯夜が続いている。
コガタアカイエカは夜間に活発に活動する蚊で、水たまりや池、川など淀みがあるところには夜間近寄らないことである。
また、出掛けるときには半袖でなく、長袖、長ズボン、携帯用虫除けなど持ち歩き、白っぽい服装など心がけることも予防になるものです。
住宅の近くに養豚所などがあれば、夜間は特に注意が必要である。
コガタアカイエカは体全体が赤っぽい色をしているのですぐに他の蚊との違いを確認できるはずである。
日本脳炎の感染に心配の人は、医師に相談され、ワクチンの接種や体調を相談され、指導を受けられることをお勧め致します。
今月から来月に掛けての2ヶ月間は特に注意が必要であり、私は地球温暖化、ヒートアイランド現象などの環境異変によって、熱帯性の生き物達が一代で終わらずに、日本の寒い冬を越冬し、次の夏に子孫を残し、全国規模で生息地域を広げているのである。
蚊以外にも毒蜘蛛が全国的に猛威を振るっているのである。
昨年、横浜港で発見された「ハイイロゴケグモ」は、大阪府などで見つかっている「ゴケグモ」の一種で、ゴケグモよりは毒性が弱いが、何カ所か噛まれると高熱が出たりするのである。
デング熱のように何度か刺されたり、噛まれたりすると症状はより重くなるのである。
私のブログで何度も特定外来種を紹介してきているが、私達の身の回りには「危険生物」が多く居るという現実を理解して欲しいのである。
だから、見知らぬ生き物や生物を発見したときには、手を出したり、自分で駆除しようとしないことである。
やはり、正しい知識も必要で疑問に思ったら、地域の役所や保健所に相談されることである。
私は、地元の千葉の環境委員(生物担当)のメンバーで、特に特定外来種などの危険動物の確認、観察を定期的に行っている。
見慣れない生物を発見したときにはすぐに報告書を作成し、専門家による駆除や対策をすることに成っている。
現在、夏休み中の子供達がこれから野外に出掛けたりする機会が増えると思われるが、キャンプや野外体験で虫に刺されたり、ヘビに噛まれたりすることもあると思うが、まず落ち着いて対応することである。
日本国内では、ハチや毒蛇などに注意が必要だが、毒蛇などに遭遇する機会は少ないと思われるが、沖縄地方では「台湾ハブ」という、小型のハブが猛威を振るっているのである。
まず、キャンプや野外に出掛けるときには、虫除け対策と、刺されたり、噛まれたときの応急処置を学んでおくことや用具を用意することも重要である。
夜間は特に注意が必要である。コガタアカイエカは勿論、他の夜行性生物も活発に動き回るものであり、暗くて見にくいことも危険性を増すのである。
皆様もこれらの危険生物に気をつけながら、ご家族でこの夏を楽しく過ごして下さい。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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昼寝で暑い夏を乗り切る!

2007-07-28 00:10:42 | 感覚
今年の夏は雨明けも遅れており、未だに梅雨明け宣言がされていないのである。
九州地方は連日の真夏日で暑い日が続いている。逆に東北地方は梅雨時でも雨が降らず稲作や野菜に影響が出ている。
今後、私達の食卓を直撃すると予想されるのである。
また、ヨーロッパでは地域によって気温が46度と体温より10度以上高いため、死者も発生している。
これら死亡の原因の多くは「熱中症」による脳障害である。今年の夏の特徴は暑い日と寒い日の両極端な日があり、蒸し暑い日では室内に居ても熱中症に疾患する可能性が高いのである。
そのため、私は「昼寝」を推進している。15分~20程度の短い時間でも効果は高いものである。
2時間以上の昼寝になると夜の睡眠時に入る時に体内時計にスイッチが入りにくく、次の日の目覚めの悪さにも繋がるのである。
私達は寝床につき、30分以内に睡眠が出来れば、睡眠時間に関わらず朝の目覚めも良くなるが、1時間しても眠れない、時計の音や何か気になると脳が興奮すると「眠れない」のである。
現在は、都心のビル街にも「酸素バー」なる。仮眠室を備えた癒しの場を提供している場所がある。
会社のお昼休みなどになるとサラリーマンやOLで一杯である。これらの施設を利用するのも良いが、私は以前大手の建設会社や自動車メーカーなどの企業に仮眠室を備えると午後からの「ヒューマンエラー」防止になると提唱し、仮眠室を設けて社員のスキルアップに繋げている会社もあるのです。
昼寝で重要なのは目覚めの良さと脳のスッキリ感である。
私は必ずと言って良いほど昼寝をする。昼寝をする前にアイスコーヒーなどをブラックで飲んでいる。コーヒーを飲んだらすぐに睡眠に入ることが大切なのである。
コーヒーを飲んだら眠れなくなると心配する人が多いと思いますが、コーヒーのカフェインはコーヒーを飲んでから脳内に届く時間が個人差もあるが15分~30分ぐらいなのです。
ですから、昼寝に入り15分~20分で目覚めが良くなるのです。
ヒトの脳は午前中の11:00頃が最も活発化され、資料や企画書、捗りたい仕事は午前中に片づけておくと良いのである。
これを午後の15:00以降に回してしまうと、脱字や数字間違いなどヒューマンエラーが高まるのです。交通事故も16:00頃が最も多いというデーターも有ります。
これら仕事のヒューマンエラー防止、交通事故防止、暑さ対策にも「昼寝」の効果は高いものである。
私達の脳は、昼食後2時間ぐらいで眠気(睡魔)と脳の疲れも現れる頃である。
これら睡魔は脳の松果体という脳部から「メラトニン」という、この脳内物質が睡魔の素なのである。
午前中に脳をフルに活用し、脳が疲れたと感じると脳では前頭葉にある「前頭眼窩野」が脳の疲れをコントロールしている。
脳が疲れるとこの前頭眼窩野が活発に働き、脳を休めなさいと働くのです。
脳の疲れを見張っている脳部が働き、昼食後の満腹感(満腹中枢)の視床下部の活発化で松果体が刺激され、メラトニンが分泌、睡魔として現れるのです。
また、セロトニンという脳内物質も減少するので益々脳が疲れたと感じるのである。
このセロトニン物質を脳内に発生させるためには、定期的な軽い運動、長時間イスに座っている人なら、立ち上がったり、クビや肩をゆっくり廻し、背伸びなどすることで、多少ですが分泌されます。
出来れば、顎を動かす、上司に許可を得てチューインガムを噛むことが最もセロトニン物質を分泌させ、セロトニン神経の活性化を促すのです。
このセロトニンが多く物質されると「集中力」「やる気」などが起こり、頑張るぞという思考になるのです。
私が指導している大手企業では、仮眠室の設置と15:00頃多くの社員がチューインガムを噛んでいる姿が見られる。
但し、お客様の前や営業で会社訪問時は禁止である。
集中力をアップするだけでなく、口臭も防げるのである。ガムの種類によっては歯磨きにもなり、歯の健康に成るのです。
もし、会社のメンタルヘルス担当者が私のブログをご参照して頂いているのならすぐに仮眠室と顎を動かし、脳内物質の「セロトニン」を増やすことで勘違いや思いこみ、聞き間違え言い間違えなどのヒューマンエラー防止に繋がるのである。
仕事のミス予防以外にも、私達の健康の維持に欠かせないのである。
昼寝をしている高齢者はやはり、元気であり、ヒトが100歳を超えると一日の半分は眠っている人達が多いのである。
日本一のカマトお婆ちゃんで有名になった114歳のお婆ちゃんは2日寝て、2日起きては寝ての繰り返しで消費エネルギーを調整していたのである。
昼寝は長生きの秘訣なのかも知れない。ましてやこれから30度を超える日が続きます。熱中症予防、血栓症予防、脳卒中予防にも昼寝が少なからず良い影響があるという研究も有ります。
皆様も、健康維持と健康脳のために「昼寝」を致しましょう。
昼寝を企業でも推進致しましょう。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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東南アジアでデング熱が流行!

2007-07-27 08:55:40 | 感覚
東南アジアでデング熱流行 地球温暖化が影響か?
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2007年7月23日】
【バンコク22日共同】東南アジア各国で、蚊が媒介する感染症、デング熱が流行している。カンボジアでは今年上半期、昨年同期の倍以上となる約1万5000人の感染が確認され、182人が死亡。感染拡大の背景に、地球温暖化の影響を指摘する声もある。
デング熱は、ウイルスを持つ蚊に刺されることで感染。高熱などの症状が現れ、通常は1週間程度で回復する。まれに出血を伴う重症となり、死亡することもある。
各国政府が確認した今年上半期の感染者数は、タイ、マレーシア、ベトナムでそれぞれ2万人を超え、昨年同期比で20-30%台の増加。実際の感染者数はこれを上回る。ワクチンがないため、当局は蚊の繁殖場所をつくらないよう注意を呼び掛けている。
世界保健機関(WHO)は、温暖化によって蚊の繁殖が活発になり、生息域も広がって感染が拡大した可能性があると指摘。WHO西太平洋地域事務局の尾身茂(おみ・しげる)事務局長は7月初旬の会合で、1978年に384件だったシンガポールのデング熱感染確認が、98年には5258件に増加し、この間に年平均気温が1.5度上昇したことを紹介。「地球温暖化は、健康と生命に深刻な影響をもたらしている」と懸念を示した。
デング熱は3?5年周期で流行を繰り返すとされるが、タイ保健省の担当者は「ここ3、4年は周期が崩れて感染拡大の予測も困難。気候変動が原因になっている疑いが強い」としている。
日本の外務省は、デング熱発生地域へ渡航する際は、長袖シャツ、長ズボンを着用して肌の露出を少なくするなどの感染予防に努めるよう呼び掛けている。
2002年には台湾でデング熱が大流行しデング熱患者数が5000人を超えて、世間を驚かせたのである。
このデング熱の媒介生物は「ネッタイシマカ」という、熱帯性の蚊が東南アジアなどで猛威を振るっているのである。デング熱伝染病の怖さは、一度目の感染より、二度目に感染すると40度の高熱が何日も続き、鼻などから出血し「デング出血熱」で死亡してしまうケースが有るのです。
このデング熱伝染病で昨年世界中で2万5千人以上が脂肪しているのです。
特に、これから夏休みに入り、日本人観光客が熱帯地方や東南アジアに旅行の歳には注意が必要である。
以前にも私のブログでも紹介したが、日本にも上陸する可能性はあるのです。
今すぐという訳ではないと思うが、このまま地球温暖化が進み、平均気温が 台湾のように20度近くなると、日本の沖縄や奄美諸島などの地域では可能性が高いのである。専門家の予想では、ここまま地球温暖化が進むと2070年~2080年頃にはデング熱の伝染病も日本に上陸かると予想しているのである。
私の予想はもっと早いと考えている2060年頃には日本に上陸するのではないかと予想している。それはネッタイシマカが気温20度以下では繁殖できないとされているのだが、日本の冬を越冬すると一代ではなく、繁殖し、日本の気候に適応してしまうことが恐れられている。
現に、台湾から上陸した「特定外来種」危険生物も上陸しているのだ。「台湾ハブ」という、小型ながら沖縄地方に生息しているハブより毒性も強く凶暴なのである。
これらの種類も日本の環境に適応し住み着いているのである。
熱帯性の生き物達は十数年前なら日本の寒い冬を越すことが出来なかったが、熱帯性の毒蜘蛛「ゴケグモ」なども越冬し、日本各地で発見されているのである。
日本では衛生面の良さや気候性から「ネッタイシマカ」が生息する可能性は非常に低いと思われるが、すでに新種と言われる「地下蚊」という、冬でも地下を中心に飛び回っている蚊が生息している。
もし、ネッタイシマ蚊とこの地下蚊が交尾し、ハイブリット種が出来上がったら大変であるが、まず考えられないと思われる。
但し、これらも自然環境次第なのである。このまま日本の各地で平均気温が向上し、冬の暖かさ、春から真夏日が何日も続くとかの環境になるとデング熱の媒介も心配になるのです。
日本では蚊(ボウフラ)の駆除は行われているので東南アジアのようなことはないと私は考えている。特に、洪水などで被害に有った地域ではすぐに消毒剤など撒く係員の姿を確認したことが有ると思うが、これらは伝染病の予防からである。
やはり、伝染病予防などは素早い対応と政府機関の取り組みが重要となるのです。
台湾ではデング熱と同等程度に心配されているのが、殺人アリと言われている。
ヒメアカアリという、毒針を持ったアリが昨年台湾で発見されたのである。
南米産のアリでアメリカ大陸に上陸し、アメリカでは死者も出ているのである。
日本も港を中心に輸入木材などに取り付き、運ばれてくると世界中に広がる可能性もある。
現に、アルゼンチン産の蟻(アルゼンチンアリ)が昨年神奈川県の本牧ふ頭周辺などで確認されているのだ。
アルゼンチンアリには毒性は無いが、日本の蟻のようにおとなしくないのだ。
小型でアカ茶色をしており、活発に動き回り、人が巣などに手を出すと何匹も集り、噛みつかれると赤く腫れる少し痛みも伴うのである。
虫の嫌いな人ならパニックになるかも知れないのである。
私達の身近に自然環境異変、特定外来種の猛威など迫っているということを少しでも理解して頂ければ、水際で防ぐことも可能なのです。
何より、日本の生物研究者は優秀で、アルゼンチンアリなどの駆除方法や道具を開発しており、成果もあげている。
もし、皆様も見知らぬ生物や昆虫を発見したら、手を出したり、自分で駆除しようとせず、専門家や役所に電話などで連絡をして頂き、相談されることをお勧めします。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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無認可の美容整形に注意!

2007-07-26 00:00:05 | 感覚
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2007年7月23日】
島根県警松江署は20日、無資格で美容整形の医療行為をしたとして、医師法違反容疑で三重県松阪市朝田町、無職上田二三子(うえだ・ふみこ)容疑者(61)を逮捕した。
調べでは、上田容疑者は昨年2月から3月、松江市などの女性会社員3人に、針の付いた電動器具を使ってまつげ付近の皮膚などに色素を注入する医療行為をした疑い。1人当たり5万?7万円を受け取っていた。
同署は、上田容疑者が各地に出向き、同様の医療行為を繰り返していた疑いがあるとみて調べる。
3人のうち1人が料金をめぐりトラブルとなり、「医師の免許を持っているのか」と言うと金を返してきたことから不審に思い、警察に相談していた。
20日も池袋にあるエステサロンで店員に美容整形を勧められて、脂肪吸引の手術を受けた中国女性が路上に放り投げられ、重傷を負った事件も発生している。
以前にもこのエステサロンで二重瞼の手術を安い値段で行えると勧められ、店員もこの店で二重瞼の手術を行ったとウソをつき、お客に瞼の整形を勧めたのである。
手術の途中で値段が言い渡され、当初の値段の何倍にも成り、どうしますかと係員から言われ、その女性は仕方なく高額なお金を払ったのだが、瞼も腫れ上がり、現在提訴している。
路上に放り出された中国女性もやはり、最初の値段と手術の途中で言われた値段のトラブルによって、手術が中断されたのだと予想されるのである。
では、なぜ、このような酷い医療行為が簡単に出来るかである。
整形美容外科と名前が付けば、立派な医療行為であり、病院である。
医師免許が必要である。
例え、幾ら簡単な手術でも、麻酔を使用したりするのにも許可は必要である。
問題は、整形美容に関係する医療機器が簡単に購入できたり、脂肪吸引何かも
闇ルートで仕入れ出来たりしているのである。
酷いところでは、掃除機を改造して脂肪吸引に使用しているのである。
素人が行うので、麻酔の量を間違ったり、手術道具の衛生上の悪さなどから思わぬ感染などで命を落とす問題であることを指摘致します。
整形美容外科の医療費が安いからと言って、無認可や無免許の医師法違反行為は許されるものではない。
私が以前から指摘していた。整形美容のトラブルは最近急増しているのだ。
それは、金銭目的で開業する医師が多くなったことにも関係している。
整形美容だけは、医師免許さえあれば誰でも開業や外科の知識と医師免許が有れば誰でも出来るのである。
また、女性の悩みやコンプレックスにつけ込み、言葉巧みに誘い出すなどの手口も様々である。
やはり、私達患者側にも一部責任は有るのです。
値段が安いとか施設がおしゃれで綺麗など見た目だけに騙されないことである。
しっかり事前に値段や手術の手順、危険性の説明までしてくれる医師で無ければ信用しては行けないのである。
また、患者側も医師に対して、手技の時間や年間手術件数、手術の使用時間など細かに親切に説明してくれる医師でなければ、高額なお金を払って、顔をおかしくされては一生傷と心の傷も残ってしまうのである。
やはり、私達患者側も賢くならなければ成らないのだ。
今後、整形美容外科は企業のベンチャー化、チェーン店化されつつある業種であり、トラブルも増加すると予想されるのだ。
整形美容に関わらず、開業医や医師の患者に対する屈辱的な発言や心ない一言によって傷つく患者や家族なども増加しているのである。
これらを俗語だが「ドクハラ」ドクターハラスメントと呼ばれ、心ない言葉を発する医師も増加しているのである。
これらは日本の医療教育の在り方にも一部有るのです。知識優先で国家試験、意外と簡単な試験で合格すれば、それで誰でも医師「先生」と呼ばれ、勘違いしている医師も多いのである。
医学部時代に解剖学や免疫学など医学に関する学問を学んでくるが、患者や看護士に対しての思いやりやコミュニケーション能力などの学びの時間が希薄なのと何より、哲学という時間を全くと言っていいほど学んでいないのである。
ほんの一部の大学医学部で学ぶ程度である。ここに私は問題が有ると指摘している。
だから、私共が近年中に構想している「医学薬科大学」では、哲学や患者とのコミュニケーションの仕方、言葉の大切さ、勿論、外科的手技能力の向上なども同時に学んで貰う予定である。
何より、ハートの有る医師と手技能力の高い医師を育成することが目的なのです。これらの医師を育成することで、世界中から期待され、患者側から信頼される医師になれるのです。何より、これらを指導することで本人の為なのです。
そのため、私共の構想している医学部や薬学部では日本初のオール英語の授業を実施する予定である。なぜ、英語に拘るかというと、アメリカの大学医学部を誘致し、東洋医学と西洋医学の融合を目刺し、世界に通用する。世界で活躍できる医師に成って欲しいとの私の強い思いからである。
このような医学部の卒業生なら、いい加減な治療や手技など行わないはずである。そのような考えを持った生徒は当校では付いて来れないし、入学も難しいと予想されるからである。
私の思いは「全ては患者さんのために!」「自分の家族を治療する」のだという思いを持って欲しいからである。
私共が構想する前に日本の大学「医学部」でも教育改革と医療改革を促進して欲しいと強く願っている。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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低周波が人体に及ぼす影響!

2007-07-25 00:03:14 | 感覚
私達人が耳に聞こえの音の範囲は、10歳代以下では、20Hz~20.000Hz、
20歳代で20Hz~18.000Hz、30歳代で20Hz~15.000Hz、
40歳代で20Hz~14.000Hz、50歳代で20Hz~12.000Hz、
60歳代で20Hz~10.000Hzが聴覚範囲と言われている。
高齢者になると耳が遠く成ったと感じるのはこの高周波の音が聞こえなくなった、聞きづらいと感じるからである。
私達は実は、耳で音を聞いているのでなく、脳で聞いて音の音源が何であるか脳が理解しているのです。
ところが、私達の身の回りでは、人の耳に聞こえない、感じられない音が沢山存在している。
これらの音は測定器を使用して測定しないとキャッチ出来ない音である。
特に超低周波という、15Hz(ヘルツ)以下という、低周波が人の耳には聞こえないが身体では感じているのである。
つまり、脳が感じることは出来ても、聴覚として認知できないのである。
例えば、低周波は火山の水蒸気爆発やモーターの音(雑音)、工場などの空調や装置の音、ダムなどで水を放水するときにも低周波が生じている。
私達の身近にもこのような低周波の音が多く存在するが、あまり私達は感じないのである。
低周波の特徴は、高周波と大きな違いがあり、遠くまで届き、振動としてのパワーが伝わりやすいのである。
私達の研究で15Hz程度の低周波をスピーカーから流したら、私達の聴覚には聞こえないが、スピーカーの側に置いた水の入ったコップの水が振動して揺れるのである。逆に100Hz以上の音ではコップの中の水には変化が無いのである。
以前、ある地域で自宅の障子や仏壇、戸棚がガタガタ揺れて音がする騒ぎがあり、一日に何度か続くので祟りではないかと言われたほどである。
その被害が地域に集中して起こったのである。
役所関係の調べで分かったことは、数十㎞離れたダムの水を放水するときに生じた低周波が振動し、障子や戸棚を動かしたことが判明したのである。
低周波の影響は個人差もあるが、人体に悪影響を及ぼすことが分かっている。
頭痛や心拍の向上、血圧上昇など酷い場合は「幻覚」を見たりする人も居るのである。
これらは「ストレス」から来る身体的影響である。人がストレスと感じると「副腎皮質ホルモン」が身体に分泌されるのである。
低周波の振動が耳(聴覚)では聞こえていないが、身体で感じるのである。身体で感じた振動が「大脳」に入り、次に「視床下部」に伝わり、自律神経に働き、副腎から「副腎皮質ホルモン」が身体に分泌されるのである。
また、同時に脳内には「アドレナリン物質」(興奮物質)が分泌され、また「ノルアドレナリン」(恐怖の物質)が分泌されるのである。
これらの脳内麻薬が過剰に分泌されると「幻覚」や「幻聴」など体験することになるのです。
現に、1996年11月に三原山の噴火時に低周波が測定され、到達した場所が100kmも離れた市原で観測され、市民の一部の方々に体調を崩した人達も居られたのです。
これらは個人差も大きく、三半規管の敏感な人や脳幹などの活性化している人は敏感に感じるようなのです。
また、以前大手自動車工場で勤務年数が1年未満の新人社員(工員)に頭痛や耳鳴りなどで体調を崩す人が多く居て、相談を受けたことがある。
測定器で測定したら、工場内の低周波を吸収する建物の設計がされて居らず、ベテランの工員は「慣れ」もあり、頭痛や耳鳴りなどの症状が少なかったが、若手を中心に多かったのである。
すぐに工場内を低周波吸収システムを導入して貰い改善したのである。
このように皆様の会社でも空調の音やモーター類の音、電圧機など身近に低周波を発している場所がありませんか、また、社員の中に仕事場に来と頭痛がする。耳鳴りがする、目眩などすると感じた人は居りませんか?
社外から出たら直ったなどは低周波の影響が考えられる。現在はパソコンなども多く使用することがあるが、パソコンからも低周波は出ている。但し、モーターが小さいので人体にはあまり影響ないと考えられるが、企業によっては大型のスーパーコンピュータを使用している場所などでは可成りな高い低周波が発生していると予想されるのである。
このように私達の身の回りには身体に影響を及ぼす、音、匂いなど沢山あるのだ。日本ではこれらを予防するという意識や知識も低く、私共は「感覚汚染」と呼んでいるが、現実に身の回りに沢山有るのです。
これらは「危険回避能力」にも深く関わっており、最も現代人に欠如している感覚の一つでもあると私は警鐘を鳴らしている。
子供達や若者達を中心に、女性などの方々に少なからず頭痛が長引いているとか、変電所が近くにあるなど自宅周辺の環境と必要であれば、役所関係者、都道府県に依頼し、低周波の測定をして貰い、低周波によって体調を崩している人も少なからずいらっしゃるのです。
但し、これは個人差も大きく、頭痛の原因や体調の不調が引っ越しをしたら起きたなどは引っ越し先の室内の匂いの影響や室内が地震でもないのに動いているなどはこの低周波の振動が考えられるのである。
通常では多くの人達がこれらの低周波に慣れているので、あまり体調を崩したりすることは少ないが、敏感に感じたり、ある日から突然感じるようになって体調を崩したなどは専門医に相談され、低周波が出ている原因を探ることが必要である。
自宅の戸棚や障子が地震でもないのに微振動するなど、長期間続くとまず、ストレスに成る。この状態時は多くの方々で感じることが出来るだろう。
普段の生活の中では低周波の影響はまず心配ないと思うが、高圧電線の真下や変電所の近くで以前測定したら15Hzの低周波が可成りな数値で出たのだ。現に、高圧電線の真下の自宅では微振動が確認されたこともあるのです。
幸い、そこにお住まいの家族には身体的な影響はないようなのですが、これも先ほどから言っていますように個人差があるのです。
敏感なご婦人や子供達の中には、頭痛や体調不良を訴える人達も居られるのです。原因が分からないので、病院でも偏頭痛だと診断され、頭痛薬を服用されるだけでなかなか治らないということにも成るのです。
今一度、皆様の自宅周辺や勤務先の環境をご確認頂き、周りの人達が頭痛や体調を崩している人達が多く居られたら、低周波などの専門的な調査や測定が必要かも知れません。
私達の身の回りには、身体に悪影響を及ぼす目に見えなかったり、聞こえなかったり、臭わなかったりする感覚があります。
これらは自己の五感を再認識し、五感を鍛錬することで「危険回避能力」が養われます。これらの五感能力を高めることで五感からの悪影響を防げることをここに提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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忘れたい記憶を消す方法!

2007-07-24 00:08:22 | 感覚
練習次第で特定の記憶を抑制することが可能に
提供:WebMD Miranda Hitti WebMD Medical News 
Reviewed By Louise Chang, MD
【7月12日】人間は特定の記憶を封じ込める方法を習得することができる。しかも、心に残る嫌な記憶の抑制にこの方法が役立つかもしれない、との新しい研究結果が発表された。
これは、コロラド大学(ボールダー)で認知心理学を専攻する大学院生Brendan Depue, MAらが実施した研究である。
「我々の研究結果は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、各種恐怖症、反芻うつ/不安、強迫障害(OCD)など、心理的苦痛を伴う記憶や思考の抑制がうまくいかない障害の治療に関係がある」とDepue氏らは『Science』誌に記す。
記憶の抑制と記憶の巧みな操作は、前世紀から心理学領域で議論が続いている話題で、Depue氏らもこれを認めている。
この記憶抑制研究は19-29歳の女性16例で行われた。記憶の抑制とは、意図的・意識的選択によって特定の記憶を抑制することを意味する。
まず、被験者に他人の女性の顔写真を見せた。無表情な顔とネガティブな表情の顔をペアで見せ、被験者はその写真ペアを記憶した。次にこの写真を混ぜ、全くばらばらの順番で被験者に見せた。
一部の被験者には、どの顔とどの顔がペアになっていたか覚えておくよう指示した。
それ以外の被験者には記憶を抑える、つまりもとの写真ペアをわざと思い出さないようにさせた。記憶の抑制にはある程度練習が必要であったが、うまくいった。
この間、被験者の脳を機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)によりスキャンした。
脳スキャンの結果、顔のペアを思い出したときは、記憶を抑制したときと異なる脳領域が活動していた。
記憶抑制法は改良が必要であるが、もし可能になれば、「心理的記憶の操作について、今後の臨床研究で極めて興味深く、有益な成果が得られるだろう」とDepue氏らは述べた。

私は、この文書を読み、疑問視しているが、意識や記憶の鍛錬でPTSD(心的外傷後ストレス障害)、各種恐怖症、各種のパニック障害に効果的であるとは言えないのである。一時的な記憶の抑制は可能かも知れないが、私共は、忘れたい記憶の研究は薬によって可能だと考えている。それも近い将来といえるのだ。
人が記憶するのに関わっているタンパク質が存在している。それは、CREB(クレブ)というタンパク質の働きによって、記憶力が高まるのである。
嫌な思い出や体験は何時までも忘れない特徴が有るが、これも恐怖感や極度のストレスを感じるとこのCREBタンパク質の活発な活動によるものである。
アメリカでは、このCREBタンパク質の合成に成功し、現在動物実験から臨床実験段階であり、認可も7年後ぐらいと予想されている。
当初は記憶障害や認知症の患者さん達が中心に成ると思うが、一般に市販されると記憶が鋭くなり、覚えなくても良いことまで記憶するかも知れないのである。
やはり、正しい使用方法をしないと危険なのかも知れないのである。
逆にこのCREBの働きを抑制することで記憶力の抑制も可能なのである。但し、記憶力全体を低下させるリスクもあるのだ。
つまり、忘れたい記憶をピンポイントで記憶を抑制したり、消すことは現在の脳科学研究や医療では不可能に近く、近い将来なら可能だと言えるのである。
但し、研究は可成りな程度まで進んでおり、記憶力を向上するのは数年後には可能だと考えている。
ハリウッド映画のようにペンライトのような物でスイッチを押すと記憶がピンポイントで消える機械があれば、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などで悩んでいる多くの方々を救えるが、これらの装置は現在映画の中での話である。
やはり、私の見解は忘れたい想い出や記憶は、現在の段階では時間を必要とし、時間の経緯と共に記憶が薄れて行くことが大切と考えている。
無理に忘れようとかせずに、例えば若い女性が憧れていた男性に振られたら、その彼をなかなか忘れられないだろう、やはり、恋の記憶は新たな恋をすることで忘れられることが多いのである。
また、心理的な恐怖やPTSDなどは時間の経緯が必要であり、心理カウンセラーを受けたり、薬を服用するなども重要です。
但し、脳の中で自己が戦うという強い意識がこれらの恐怖感、忘れたい記憶を消すことも可能なのである。
忘れたいと極度に思考すると益々脳は記憶力が高まり、何時までも記憶(長期記憶)として残ってしまうのである。
前向きに取り組み、嫌なことも体験記憶も忘れるぐらい夢中になれること、取り組めるものを探すのも改善の早道である。これらも一種の鍛錬なのである。
上記のアメリカの大学の研究グループのように鍛錬したからと言って、誰でも忘れたい記憶を抑制できるものではない。
以前にも指摘したが、アメリカ人より日本人は繊細でストレスに弱い遺伝子と脳を持っており、S遺伝子という日本人の何と96.8%もの人達が持ち合わせているのだ。
アメリカ人だから簡単な鍛錬で忘れることが可能なのかも知れないのである。
その証拠に日本人は、8年連続3万人を超える自殺者と30歳代を中心に3年前頃から欝病に疾患する人達が急増しているのです。
日本気質として几帳面、真面目、責任感が強いなどこれらの性格が徒となって色々な嫌な記憶、体験が長期記憶となって何時までも嫌なことが忘れられないのである。
私も何度も辛い思いや目の前の死体を見たりした。特に2年前の総武線快速電車で私が乗っていた車両が人身事故を起こし、何と私の座席の下に死体が転がり、駅員が震えていたので、私が死体を引きずり出し、駅員に警察とスーパーレスキュー隊を呼んで貰ったのである。車掌達は狼狽えていたが、冷静に成って報告しなさいと指示したのである。女性の死体だったが、何と首が何処かに飛んでいたのである。
後にレスキュー隊によって発見されたが、私には今でも忘れられない体験である。
気の弱い方なら気持ち悪くなるか気絶してしまうかも知れない。見慣れていると言うこともあるが、それだけではない。冷静になるための訓練を私達はしているのである。
やはり、多少のいい加減な考え方、残酷性なども必要なのである。生真面目に可哀想とか、気持ち悪いなどと考えると若い方々はPTSDに成るかも知れないのである。
後に事故車両の車掌が気になり、駅員に問い合わせたら事故車両に乗車していた若い車掌はその事故後、JRを退職してしまったということを聞いて愕然とした。
当時、若い車掌には初体験であり、目の前に自殺者の死体を見たら少なからずショックを受けるだろう、手足はブルブル震え、どうすれば良いのか分からず。慌ててマニアルを広げ、読んでいるので、まず警察に連絡と本部に電話で指示を受けなさいと告げたのである。次に飛び込んだ女性は即死だから、頭部などを探さなければ成らないと告げたので驚いてしまったのだろう。
初めての体験をした若い車掌は気の毒だと思うが、彼ももしかしたらPTSDに疾患した可能性は高いのである。
このような強烈な体験をした人は少ないと思われるが、私達の身近には色々なことが起こる可能性はあるのです。ですから、事前に予測と身構えも重要なのである。
現在のように何時何処で死体を発見するかも知れないのである。殺人現場は現在、近くの公園だったり、運河だったりとあちらこちらで発見されている。
いつ何時、私達が目撃者や第一発見者に成るかも知れないのである。
現在のように様々な環境の変化や異変などで私達の脳はダメージを受けやすくなっており、社会適応能力も低下しているのである。だから、実体験も重要と私は提唱している。
やはり、社会に適応し、嫌な体験も記憶も受け止めて、恐怖感を乗り越えるという強い「意思」と思考性が重要なのである。
PTSDに疾患しない、成らないという脳の働きを普段から鍛錬することである。
この鍛錬こそ、体験である。嫌な体験も怖い体験も積み重ねることで「強い意思」が培われ、脳が対応できるのである。脳がパニックを起こしては対応できないし、PTSDに疾患する可能性も高まるのです。もし、疾患したら無理せず、頑張らずと私は指摘している。時間の経緯と何かに夢中になり、取り組むことで嫌な体験も忘れることが可能になるのです。何より、心配ならすぐに専門医に相談され、治療と薬などの服用で改善に取り組むことも重要なのです。後心理カウンセラーを受けることである。
日本人の多くの方々が、日本人気質として持っているということを皆様もご理解下さい。
また、身近にそのような人達が居たら、偏見の目を持たず、理解して上げて下さい。
優しい言葉も大切だが、時には頑張らないでと、突き放すことも大切であることを提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦



コメント (1)
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懲りない人達!

2007-07-23 00:05:18 | 感覚
以前品川駅構内のエスカレーター上で、携帯用手鏡で女子高生のスカートの中を覗き込んだ疑いで大学教授が逮捕された。
ところが罰金刑で終わったのは良いのだが、その教授が今度は酔った勢いで女子高校生に今度は痴漢をしたのである。
その教授のことはよく知っているが、以前は大手の証券会社の総研と言われる。
主席研究員という肩書きもあり、テレビ出演までして、有名大学の講師に専任されてすぐに一度目の覗きで逮捕された。勿論の有名大学の教授の地位をなくし、地方の大学教授になって、反省しているのかと思ったら、今度は電車内での痴漢行為で逮捕されたのである。
テレビでも取り上げられ、本人は反省どころか、痴漢行為を認めていないのである。本日18日に裁判所から再犯の可能性が有るとし、半年の禁固刑が処されたのである。
妻も子供も居り、有名大学の教授まで出世し、世間でもエリートとして認めていた人物でもあるのです。
ところが、実は脳の病気であり、ストレスを処理できず、懲りない人物だったのである。
日本ではこれらの人達をすぐに罰して解決しようとするが、海外のようにカウンセラーが必要な人なのだ。精神鑑定ではなく「心理カウンセラー」が必要なのである。目的は再犯防止なのである。
アメリカなどでは前科、特に痴漢や幼児誘拐などの前科のある人達には、個人名と住所の表示が義務づけられ、地域で見守っているのである。
これらも再犯防止策である。
だから、再犯の可能性のある人はカウンセラーを受けて、大丈夫だと判断されると刑期が短くなり、再犯の可能性が高いと延期する場合もあるのだ。
このエリート教授も心理カウンセラーを受けて、再犯防止のために一回目でもっと刑が重くすれば再犯が無かったのかも知れない。
一回目は50万円ほどの罰金で終わったのである。
私なら、脳の病気を疑う、地位や名誉を無くしてまでこれらの短絡的な行為に走るだろうか? 酔っていたから分からないなどの言い訳は通用しないのである。
酔って記憶を無くすのは大量のアルコールによって「海馬」短期記憶を司る脳部に悪影響を及ぼし、短い時間の記憶を無くすことはある。
但し、痴漢行為が出来て記憶が無いなどとはあり得ないのである。本当に酔っていたら真朋(まともに)歩けないのである。
これも大量のアルコールによって小脳がダメージを受けて、千鳥足になるのである。
長期的な記憶はあるので、自宅までは帰れるのである。
では、懲りない人達の脳内ではどのような思考に成っているのだろう、仮説でしか言えないが、セロトニンという脳内物質の減少から「理性の抑制」機能が働かず、脳で考えていたことを楽観的に行為に移してしまうのである。
普通、私達なら幾ら酔っていたからと電車内で女性に痴漢したり、抱きついたりしない。理性が働くからである。
何度も再犯をする人達は所謂快感を楽しんで居るとも予想されるのだ。人が快感を感じると脳内では「ドーパミン物質」が分泌され、恍惚感さえ感じるのだ。
これらは脳内麻薬物質と言われドーパミンが引き起こす現象である。
また、快感と同様に興奮も起こる。人が興奮すると今度は脳内に「アドレナリン物質」が分泌される。この物質も脳内麻薬なのである。
この快感と興奮物質が異常に分泌されると中毒症状、例えば博打に打ち込んだり、懲りないなどもこれら中毒的な症状なのである。
これら興奮や快感物質を抑制してくれるのが「ギャバ」と「セロトニン」なのである。これら理性が働くと成るのです。
先ほどのドーパミンやアドレナリンは脳内麻薬なので、癖になるのです。
この癖こそ「再犯」や「懲りない」に繋がるのです。
これらの脳内麻薬は決して体内に残るような中毒を起こしたりはしない。但し、脳内で異常に分泌されると口から泡を吹いて痙攣を起こすことがある。
以前、子供達がアニメやゲームに夢中になって、口から泡を吹いたなどはドーパミン物質の異常分泌によるものです。
但し、セロトニンという物質が分泌されることで興奮した脳を宥め、抑制する働きをするのですが、減少すると欝病などの引き金にもなるのです。
極度のストレスや強い薬の副作用など個人差も有りますが、脳内物質、私達の感情や行動、判断、決定などにも深く関わっており、これらの人達の専門的な治療や心理カウンセラーが今後、日本において重要であり、急務であると指摘している。
残念ながら、心理カウンセラーの医師や専門家の不足、犯罪の急増などで追いつかない状態である。
また、日本では精神鑑定などにすぐに持ち込むが、まずは心理カウンセラーすることが重要で、心理カウンセラーが精神的な異常があると判断した場合に精神鑑定士が判断するのである。
これら懲りない人達は一種の脳の病であることを私から指摘致します。
また、日本において精神鑑定ではなく、心理カウンセラー制度や犯罪心理学などを実施することを強く望むものである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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漢方薬のテーマパーク!

2007-07-21 14:44:02 | 感覚
群馬県内(中之条町)に「薬王園」という、漢方のテーマパーク的な施設がある。
この施設は、漢方の研究もしており、中国北京薬科大学、中国医学科学学院薬用植物資源開発研究所の全面協力を得て、健康食品等の共同開発を続けている。
現在、中国の食品や商品のコピー問題、安全性、信頼性の問題など浮上しているが、特に薬に関しては皆様の関心も高く、漢方薬の信頼性に対する問題も考えられている。
確かに、インターネットなどの通販で販売されている疑わしい漢方薬など薬事法に触れる健康食品的な物が有るが、漢方はきちんとした「薬」であり、その人の健康状態や症状によって、処方されるものである。これだけ飲めば健康になれるとか、万人に効く漢方薬などは存在しないのである。
薬王園では、中国の専門家が「漢方薬局」というところで、症状や健康状態を診ながら処方するので安全である。
この施設には、レストランもあり「薬膳料理」もあります。
薬王館を中心に、ハーブ館、ハーブガーデン、漢方薬局、薬膳レストラン、薬草加工工場、パン工房、木工工房、陶芸館、特産品コーナーなど一日中体験出来るテーマパーク的な場所でもあるのです。
近くには四万温泉がルート353号線を通ると有ります。温泉帰りに立ち寄る方々が多いようです。
温泉に立ち寄って、薬膳料理を食する。何と贅沢な時間だと思われる。
詳しい、場所や詳しい内容は「薬王園」ホームページをご参照下さい。
アドレスはhttp://www.yakuouen.comです。
私共は、近年中に群馬県内に「医療産業都市計画」を構想している。
その施設内に「医学薬科大学」も構想している。この施設こそ、北京大学やアメリカの大学との提携や連携によって、協同研究、開発、誘致も含め取り組むことに成るだろう。
勿論、薬学部では「漢方」の研究、開発など北京大学などと協同で取り組む必要があると考えている。
中国の食品や薬など私達の健康に関わる問題は深刻であり、これらを打開するためにも、漢方の安全性、信頼性なども提唱して参ります。
漢方についての正しい知識と、意識を持って貰う事が目的でもあるのです。
やはり、正しい知識や事前に体験しておく必要性があるのです。
これらを体験できる場所こそ群馬県中条町に有る「薬王園」であるのです。
私も近く見学と相談に伺う予定である。
薬王園とは、大学の関係からも私共が構想している施設も場所などが近いこともあり、共同研究や開発に協同で取り組み支援なども考えている。
薬王園共々、漢方薬の日本での安全性、信頼性を今後とも私共は提唱を続けて参ります。
未病などの考え方も中国の東洋医学から来ており、大病に成らないように予防する考え方である。
例えば「医食同源」という考え方も東洋医学の漢方薬、身体に良い原料を得ることで健康体を維持する考え方で、薬膳料理などが代表的な食べ物である。
体に良い食材を食べることで医者要らずという意味合いもあるのです。
私も薬膳料理を食した事がありますが、食べ慣れないと少し薬臭い味や匂いがありますが、何度か食べたり、すぐに慣れるのであまり気にならないはずである。何より、身体に良い食べ物だと意識して味わって食べることである。
現在のように子供の頃から生活習慣や食習慣が「欧米化」によって身体や精神まで影響を与えていると私は警鐘を鳴らしている。
今一度、生活習慣、食習慣を見直し、体に良い食事、運動に心がけ、健康体の維持に繋がるのです。
日本の医学界は西洋医学中心の「高度先進医療」を目指している。
私共が構想している医療施設、大学や病院では東洋医学と西洋医学を融合させた教育や医療を実施、新たな医療に取り組んで行く覚悟です。
私達が実施することで、医療改革、教育改革に繋がるものだと確信している。
今後とも私共は「すべては患者さんのために」「自分の家族だと思って」をモットーに医療改革に取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦


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若年生糖尿病の危険性!

2007-07-20 08:34:27 | 感覚
若齢の糖尿病患者は、頭蓋内出血のリスクが高い
提供:Medscape
黒人で55歳未満の糖尿病患者では、頭蓋内出血のリスクが有意に高まる。
Emma Hitt, PhD Medscape Medical News
【7月6日】糖尿病(DM)患者は、頭蓋内出血(ICH)のリスクがDMでない患者の3倍から4倍高いことが地域住民調査の結果で示された。その関連性は55歳未満の若齢の黒人患者において特に強いことが分かった。
このことは、シンシナティ大学(オハイオ州)の神経内科准教授であるBrett Kissela, MDらが、イリノイ州シカゴで開かれた米国糖尿病学会(ADA)の第67回科学会議において発表した。
「リスクの大きさは、年齢によって大きく変動する。しかも、ICHリスクに対する関与因子としての糖尿病の強さは若齢では増しているようである」とKissela博士はMedscapeに語った。「このことは、虚血性脳卒中にも当てはまることを我々は以前見いだしている」。しかし、この研究グループによれば、DMはICHリスクを増大させるリスク因子の多くと連関するにもかかわらず、糖尿病とICHとの連関については多くの研究で示すことができなかった。
この問題をさらに詳しく検証するためにこの研究グループは、5カ国の135万人以上の住民を対象にした地域住民研究の中で、2つの時期(1993-1994年と、1999年)のデータセットを調べた。この調査期間で発生したICH症例を記録し、それぞれの症例について医療記録を抜粋した。
調査期間中に発生したICH症例は、1993-1994年が総数258例、1999年が313例であった。ICHを起こした患者のうちDMを有していたものの割合はそれぞれの期間で13%と21%であった。両期間とも、黒人患者の方が白人患者より若齢でICHを起こす傾向が強く、1993-1994年では63歳対70歳(P=0.002)、1999年では61歳対70歳(P=0.0002)であった。
両調査期間の結果をまとめてプール分析を行うと、55歳未満の黒人患者においては10万人あたり50人の患者がICHを起こしていた。その50人のうちDMを有している者が40人、有していないものが10人であり、リスク比は4.0(95%信頼区間[CI] 1.5-8.4)となった。55歳未満の白人患者では、リスク比は2.8(95%CI 1.1-6.2)であり、その比は年齢が上がっても維持された(55-64歳で2.5、65-74歳で1.2、75歳以上で1.8)。しかし、黒人患者では年齢が上がるにつれリスク比が減少した(55-64歳で1.4、65-74歳で0.7、75歳以上で0.6)。このことは、若年層ではDMとICHとの連関が強く影響していることを示している。
「DMはICHリスクを増大させないと思われている理由が今回の結果で示された」とKissela博士は述べた。「観察期間を生涯に設定すると、若年患者群における高いリスクが高齢患者における低いリスクで、特に黒人患者群において、薄められている。しかし今回の地域住民研究は大規模であり、2つの調査期間にわたって多数のICH症例を集めたおかげで、年齢特異的・人種特異的にリスクを評価することが可能であった」。
マイアミ大学(フロリダ州)の神経科教授で科長を務めるRalph Sacco, MDは、脳卒中リスクの増大は糖尿病による大血管・微小血管の多くの合併症で説明できると思われるので、今回の知見には説得力があると述べている。
「今回の知見はこの集団におけるICHリスクのこれまでの知見を増やすものであり、臨床医はリスクが高い下位集団の存在の可能性を特に意識して血糖管理を適切に行い、ICHリスクや他の糖尿病による合併症を防止する必要性がいっそう強まった」。Kissela博士はさらに、脳卒中に伴う症状および徴候、直ちに救急車を呼んで治療を受けることの必要性について、大部分の患者がほとんど知識を持っていない点も指摘した。例えば、組織プラスミノーゲン活性化因子は脳卒中発症から3時間以内にのみ投与することができ、同様のICH治療法も開発されつつある。「DM患者にこうした情報を認識させる必要がある。」
この研究は、米国立神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)の助成金を受けている。著者らの開示情報によれば、関連する金銭的利害関係はない。

日本においても、若年生の糖尿病が原因で、クモ膜出血などの脳卒中、心筋梗塞などに疾患する可能性も高くなるのである。
特に、女性の脳卒中患者は年々増加傾向であり、年齢も若年生から低年齢まで広がっているのである。
主な原因は、生活習慣、食習慣が欧米化しており、ストレスと重なり、メタボリック症候群などの体型の方々は「糖尿病」予防に心がけ、運動や食改善などに取り組み、身体も脳も活性化とスリム化に心がけることが重要である。
これらを実施することで大病の予防、医療費の削減に繋がり、健康体の維持など可能になるのである。
また、最近では身体以外の症状(脳)精神的な症状で悩んでいる若い世代の方々が報告されている。
特に鬱やパニック障害、精神障害が女性の方々に多く、30歳代の男性サラリーマンも鬱などの症状に悩まされているのだ。
現在では企業でも半年以上の通院や休職している人達が企業では社員の全体数の3%程度と年々数が増加しているのである。
深夜残業など連続勤務など過酷な業務内容の人達が危ないのである。
現に、鬱などの症状が重くなると自殺志願、脳梗塞や脳内出血などの脳卒中などの危険要因に繋がり、疾患する可能性(リスク)も高くなるのである。
決して他人事では無いのです。
近く、私の知り合いの会社や色々な人達に脳関係の病気について、講演や大学での講義などの予定をしている。
例え、ボランティアでも行いたいと考えている。
企業は勿論、私達の家庭内でも子供やお父さん、お母さんに少しでも体調の異変、落ち込んでいたり、覇気が無いと感じたら、家族で話し合い、悩みが有れば打ち明け、症状が酷い場合は専門医に相談されることをお勧め致します。
これら大病に成る前に、未然に防ぐことを「未病」という考え方が重要なのである。
鬱などの精神障害は長期的な治療を要する場合もあるので、事前の予防策が重要なのである。症状の軽い内に改善することである。
急に無口になったり、落ち込みが激しい、目に力がない、顔色も悪いなどの表情の変化を読み取り、本人の状態を聞いてあげることである。
また、専門医の医師に相談それることが鬱などの精神障害などの予防に一番であることを提唱致します。
また、普段から血圧が高めである。総コルステロール値が高い、中性脂肪値が高い、高齢者である。骨粗鬆症などの疑いのある女性の高齢者の方々などでは、カルシウム不足から、血管内のカルシウムが骨に吸収されず、血液内に溜まる現象(血管の石灰化)が原因で、心筋梗塞や脳梗塞の原因になるので、普段からの定期的な検診が必要となります。
若い方々でも、普段からの病気予防が健康体と脳などの活性化に繋がり、糖尿病予防にも繋がるのです。現在は小学生の子供の頃から糖尿病に疾患している人達も急増しております。
ですから、普段から自分の健康状態、家族の健康状態を把握し、少しでも異変を感じたら病院へ検査や診療に行くことである。
面倒くさい、嫌だと言わずに病院や医療施設に出向くことが、大病予防になることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦
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動物虐待は許せない!

2007-07-19 12:33:22 | 感覚
140匹狂犬病予防注射せず 弟子屈の女性 町、道が立ち入り調査(北海道新聞) - goo ニュース
このニュースを拝見し、氷山の一角ではないかと感じている。
私が以前2000年の夏に当時の法務大臣臼井日出男先生にテスト動物やペットの扱い、ペットショップの違法動物(希少種)の販売の実態を手紙とメールで訴え、その年の10月に臨時国会が開かれ、同年12月に26年ぶりに「動物の管理と保護に関する法律」が改正され、現在は「愛護法」と名称を変更している。
以前は、ペットや動物を虐待しても書類送検だけで、再犯が行われていたのだ。
現在は、100万円以下の罰金刑と1年未満の禁固刑が処されるのである。
この北海道での女性の行為は、立派な虐待であり、繁殖を目的にしているようで営利的な要素が十分考えられるのである。
勿論、愛護法によって裁かられるだろう。
現在は、これらの取り締まりを地元の警察官が行っているが、私が政府にも提案しているが「アニマルポリス」の導入をして欲しいと強く願っている。
ペットの扱いだけでなく、特定外来種の危険動物の破棄などや危険動物の駆除なども警察官や職員ではなく、専門的な知識と体験を持った人材が携わることで、皆様の税金が削減できるのです。
不慣れな警察官や職員が一匹の生き物を捕まえるのに何人も動員されたり、時には何十人体制で探したりと本当に時間も経費も勿体ない話である。
ペット王国になりつつある日本では、これら類の動物虐待や営利目的で動物を飼う人達が急増していることを私から指摘致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦
追伸、写真の犬は我が家の「チビ」で北海道の犬とは関係有りません。注
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緊急時(災害時)の意識改革!

2007-07-19 00:14:21 | 感覚
14日土曜日には沖縄県や九州地方に台風が直撃し、風と大雨で各地に被害と死者も出たのである。
16日月曜日に新潟県中越に3年前の地震の恐怖に再び見舞われたのである。
これらの災害時に共通しているのは、高齢者が死亡するケースと子供達が死亡するケースが多いのである。
台風の風で屋根が飛ばされて屋根の修復で高齢者が屋根から落ちて死亡するケースや畑や田んぼが気になって見回りに出掛け、川に流されたりするケースなど多いのである。
子供では、キャッチボールをして遊んでいたらボールを川に落としてしまい、それを拾おうとして、川に誤って落ちた子供が遺体して見つかったりしている。
これは、危険回避能力の欠如で、親も注意が不足だったと思えるのだ。
亡くなられた子供は気の毒だが、やはり、洪水などの鉄砲水が出ているときには野外で遊ばせないことである。
台風の直前には大雨が降り続いたところに台風の大雨で水かさが増えていたのだ。そんな場所で遊ばせたりしていては危険である。
3年前の新潟地震では山古志村などが中心に被害が酷かったのである。
能登半島の地震も今回の新潟中越地震も山間地といわれる場所の高齢者住宅、それも築年数の古い住宅が大きな被害に及んでいる。
山古志村や能登半島、今回の中越地震も共通して高齢者の死亡が多いのは、過疎化が進んでいる場所であり、全国では65歳以上の高齢者が20%前後なのに比べ、山古志村では42%、能登半島では47%と高齢者が占めているのである。
これらが高齢者の死亡に繋がっているのである。
また、高齢者になると足腰が悪いなどから逃げ遅れたりするケースも多々あるのです。
台風や地震で自宅が崩壊し、家族など下敷きに成ったときには、自衛隊や消防隊員などの人達では間に合わないのである。
淡路大震災時も自衛隊員や消防隊員などの関係者が救い出した人達は8000人に対して、近所の人や家族、ボランティアなどの人達が助け出した人達は27.000人以上に及んでいる。
如何に普段から近所との連携などが重要であるという証拠である。
私は、いざというときには、災害救済ボランティア登録しているので、救急用具を何時も点検し、リックサックなどに入れて準備している。
地震などの災害時では現場での怪我の応急処置が重要なので有る。救急車を呼んでも到着できず、怪我人が多すぎて間に合わないのである。
軽い怪我なら近くの病院まで歩いて行けるが、病院に到着しても「トリアージ」が実施され、怪我の度合いによって治療順位が優先されるのである。
病院もパニック状態になるので、現場での治療が重要と成るのです。
災害時には、私は救急用具を背負って何㎞も歩き、時には10km以上歩いて現場に向かうことが有るだろう。
ですから、皆様も機会が有りましたら、救急救命の処置、簡単な怪我の対応など事前に体験、学んでおくと家族や近所の人達を救えるのである。
私は災害時には、まず家族や近所の人達を救い出し、怪我の状態を確認し、その後、徒歩やオートバイ、自転車で依頼があった現場に駆けつける体制を恒に考えていなければならないのだ。
まず重要なのが連絡手段である。携帯電話やポケットベルなどで連絡し合うのだが、携帯電話がバッテリー切れしていては役に立たないので、恒に満タンにしている。また、何カ所かの病院と連絡が取れるように、ドクターカー、ドクターヘリの依頼などをするためである。
やはり、皆様にも災害時の心構えや事前の体験、意識が重要であることを指摘致します。
幾ら、田んぼや畑、船が心配だからといって、高波の中や洪水の中に入っていてまで確認する必要が有るかである。何より、自分の命が第一である。
また、自宅の裏山や少しの異変を五感で感じて欲しいのである。決して大丈夫だろうなどと考えないことである。
地域の防災のサイレンや放送に耳を傾け、避難指示が発生されたらすぐに従い、逃げ出すことも決して恥ずかしいことでないし、逃げ出す勇気も必要なのである。住み慣れた自宅が崩壊するのは無念でも有るが、家族や自分の命には代えられないのである。
今回の新潟中越地震でも築年数の古い住宅が崩壊している。古くからの鬼瓦という重い屋根と古い住宅地が崩壊しているのである。
我が家も築年数が20年を超えているため、メンテナンスを昨年行った。
瓦屋根を最新の新素材の屋根に変えたのである。これだけでも地震対策になると専門家から言われた。
瓦屋根は我が家でも4トンの重さが有ったのだが、最近の新素材の屋根に変えただけで総重量が200kgと軽く成ったのである。
それに地下には、タンクに入れた水とカンパンやインスタント類、缶詰など買い込んで用意している。
3年前の新潟地震と今回の中越地震で復興が益々遅れ、大変だと思うが新潟の皆様には「負けないで」としか言えないのである。
また、私が心配しているのは、学校の体育館などに避難している高齢者の方々の健康状態である。
避難後4~5日目ぐらいから具合が悪くなったり、時には「エコノミー症候群」のような症状で3年前の新潟地震で3名の方々が亡くなっているのです。
狭いクルマの車内で睡眠を取ったり、睡眠不足や疲労が重なると危険である。
時には、立ち上がったり、手足を伸ばし、マメな水分補給など必要である。
今回も3年前のような事が起こらないことを願うばかりである。
新潟中越地方では、3年前の地震で未だに仮設住宅生活をしている人達も多く居るのだ。
一早く、政府間で支援と救助策をして頂き、淡路大震災後の神戸市のように復興と活気を戻して頂き、新潟の皆様の元気な姿を拝見したいと思います。
被害に有った方々のお見舞いと命を亡くされた方々のご冥福を心よりお祈り致します。
今後、何時でも日本の各地で巨大地震が起こる可能性は高いのである。
だから、心構えと意識が重要なのである。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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ニューヨークで健康志向が強まる!

2007-07-18 09:09:00 | 感覚
NYでトランス脂肪酸規制 全米初、健康志向に注目。
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2007年7月2日】
【ニューヨーク1日共同】ニューヨーク市は1日、揚げ物用の調理油などに含まれる「トランス脂肪酸」(TFA)の使用規制を施行した。市内の計約3万2000の飲食施設は同日から、調理油などのTFAの量を1食当たり0.5グラム未満に抑えるよう義務付けられる。こうした規制導入は全米で初めて。
ファストフードなどに多く含まれるTFAは多量に摂取した場合、血中の悪玉コレステロールを増やし、肥満や動脈硬化などの危険性を高めるとされ、全米最大都市ニューヨークの健康志向の取り組みが注目を集めている。
市によると、規制に違反したレストランなどは2000-200ドル(24万6000-2万4600円)の罰金を科される。1日の正式施行に先立ち、油を切り替えた店も少なくなく、地元メディアは比較的円滑に移行が進んでいるようだと伝えた。来年7月からは調理油などだけでなく、すべてのメニューに含まれるTFAの量を、1食当たり0.5グラム未満に抑えるよう義務付ける。
私の7月2日のブログでも紹介したが、米国で人気のハンバーガーや揚げ物が体によくない理由が分子的に解明された。
この分子は、コアクチベータに分類されるPGC-1β(ベータ)で、肝代謝に関与する。肉、乳製品など心臓専門医が体に悪いとする食物に含まれる悪性脂肪が肝臓に達すると、PGC-1βが生化学シグナルのカスケードを開始させ、それによって肝細胞が他の閉塞物質ファミリーのトリグリセリド(中性脂肪)と同様に動脈を閉塞させるLDLコレステロールを産生する。
このところ、ニューヨーク州では、携帯音楽プレーヤの歩きながら使用禁止処置や今回のトランス脂肪酸使用禁止など健康や交通安全などの対策にアメリカ本土では必死と思えるほど厳しくなっている。
そのための法律改正も頻繁に行われているのだ。
アメリカ人にとってハンバーガーは私達日本人のご飯のようなもので、主食でもある。
そのハンバーガーが飽和脂肪酸およびトランス脂肪酸といった悪性脂肪を動脈閉塞の原因となるLDL(悪玉)コレステロールに変換する分子スイッチが発見され、米国で人気のハンバーガーや揚げ物が体によくない理由が分子的に解明されたのだ。
アメリカ人はポテトチップスなど揚げ物を好んで食べている。
だから、大腸癌や動脈硬化から心筋梗塞などに疾患する可能性は日本人の二倍以上なのである。
現在は若い世代を中心に「魚食」を中心に和食のブームでもある。
特に、脳細胞に良い栄養素になるω-3脂肪酸を豊富に含む食品は血圧に恩恵をもたらす。
また、カルシウムは脳細胞のニューロンネットワークを円滑にする働きがあり、
牛肉などの脂肪酸と違って、人間の脂肪に成りにくく、逆に魚などの脂肪酸は人間の脂肪を消費する働きもしてくれるのである。
これらの事からアメリカでは魚が身体に良いとされ、政府機関も推進しているのだ。
特に日本のお寿司は人気もあり、アメリカでも日本同様に鮪が食べられている。
これに中国でも鮪を食べるのだから、世界中でも鮪の捕獲が制限され、クロマグロや本マグロと言われる高級鮪は私達の口に入らない日も近いようである。
私は、週に3回以上は魚を食べている。鰯が好きで缶詰も朝食時に週に二缶は食べている。
これらに我が家では毎週土曜日が刺身の日として、家族で鮪や鰹、烏賊、帆立など、アサリのみそ汁など食べている。
肉は、豚と鶏肉が中心である。火曜日に豚肉を食べることが多い。それには訳がある。
毎週火曜日と土曜日にスポーツを2時間程度行っているからである。疲労回復と筋肉の維持のため、豚肉と鶏肉を中心に食べている。
魚は赤身と白身魚、赤身は鉄分や人間の赤筋を造る素になり、白身魚は白筋を造るのである。
マラソンランナーが持続可能な筋肉にするため、赤身魚だけ食べることは知られている。鮪や鰹など絶えず泳いでいないと死んでしまう魚は全身赤身である。
また、カレイやスズキ、タチウオなどは全身白身である。
これらの魚は敵から逃げるために瞬発力を必要とするからである。
スポーツ選手が食べ物を選んで食べ、トレーニングもスポーツの種類に合った食事とトレーニングをしないと身体のメンテナンスが出来ず選手生命を短くしてしまうのである。
松井選手などは現地の日本人料理長の拘りの食事を中心に和食、魚中心の食事で身体を維持しているのである。
やはり、日本人の体質に合っているのが魚中心の食事なのである。
以前にも紹介したように欧米人と日本人は体型の割に日本人は腸が長く、消化器官(内臓)が穀物食や魚を食べるように進化しているのである。
それと逆に欧米人は身長や体型の割に腸が短く消化も早いのである。
これらは肉食中心だから内臓もそのように適応(進化)したのである。
ところが、現在は日本人も生活習慣や食習慣が欧米化し、消化器官の長さや消化の長さから肉食中心では、便秘や悪玉菌などが繁殖し、大腸癌、胃癌がここ最近、急増しているのである。
子供の頃からハンバーガー、インスタント類など中心に食べていると内臓は勿論、身体も脳も栄養不足で運動能力も低下し、思考性、精神性までもが影響を受けている現実が有るのです。
皆様も、今一度、食事習慣や生活習慣を見直し、日本人の体型、内臓に適応した食事内容(和食)を見直し、箸を使って、ゆっくり咀嚼して食事を楽しみながら食べる。これが本来の「食育」である。
食育も脳と五感(感覚)に役立つことであることを私から指摘致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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救急病院の減少!

2007-07-17 00:00:09 | 感覚
救急病院、3年で142減 医師確保、都市部も厳しく人口当たり3倍の地域格差医師不足 
記事:共同通信社 提供:共同通信社【2007年7月2日】
急病人や事故の負傷者などの搬送先となる救急病院の数は、2007年4月の時点で、大阪府を除く46都道府県で3838となり、3年前に比べ142減ったことが共同通信の調べで分かった。
全体の7割に当たる33都道県で減少。理由としては、医師や看護師の不足などが多かった。これらの中には東京や愛知が含まれており、医師確保の厳しさが地方だけの問題でないことが示された。残った救急病院に急患が集中して負担が増し、救急指定を返上する病院がさらに増える悪循環も懸念されている。
一方、京都、兵庫、沖縄など8府県では増加したものの、人口10万人当たりの病院数でみると、沖縄は1.8と最少。最も多い佐賀の5.6の3分の1以下だった。
調査は4-5月、都道府県の担当者に調査票を送付して実施。地方の医師不足のきっかけになったとの指摘がある臨床研修制度が始まった04年と比較した。診療所と病院の区別なく集計している大阪は除いた。
救急病院の数が最も減ったのは埼玉で21病院、次いで東京の16病院。減少率で見ると、岩手、徳島の15%減が高く、愛媛、福井も2けたの減少率となっている。
理由としては、「救急担当医の欠員」「夜間スタッフ確保が困難」といった人材不足のほか、「病院の廃止」「施設の規模縮小」「病院から無床診療所への転換」などもあり、救急医療体制の維持が困難になっている実態がうかがえた。
人口10万人当たりの病院数では佐賀のほか、福井、和歌山、香川が多く、少ないのは沖縄のほかは神奈川、静岡などが目立った。
▽救急病院
救急病院 病院や診療所など医療機関の申し出を受け、医療計画などを勘案して都道府県知事が指定する。(1)救急医療について相当の知識、経験を持つ医師が常時診療に従事(2)輸血など救急医療に必要な設備や施設がある(3)救急隊による傷病者の搬送に容易な場所にある(4)救急医療が必要な傷病者のための専用病床がある-などが条件となっている。3年ごとに更新する。
これら救急病院の減少は今後も加速的に進むと思われるのである。
一番の原因は、「救急担当医の欠員」「夜間スタッフ確保が困難」といった人材不足のほか、「病院の廃止」「施設の規模縮小」が考えられているのだ。
だから、私達が急病になり、病状によっては近所の病院などに救急車で搬送されず、遠方の病院の搬送など患者側は選べないのである。
現に、私の地元の千葉でも、以前に小学校に男性が侵入して女子教員に大けがを負わせ、救急車を依頼したのだが、近くの病院で受け入れられなくて、佐倉市の日本医科大学千葉北総病院のドクターヘリを依頼したのである。
家族が見舞いに行くのにも、病院の往復も大変になるのである。
また、このような現状は救急病院に勤務している医師の負担や私達患者の負担も多くなるのである。
救急担当医は40歳以上の医師が多く、若手の新人医がやりたがらない職種の一つにも成っているのだ。だから地域によっては救急指定病院でありながら、月、水、金の日中だけとか、軽い怪我だけなど患者を選ぶ状態になっているのだ。
現に、救急車が現場に到着してからなかなか病院に搬送できないのは、受け入れてくれる病院を探し、何件も電話を掛けているからである。
千葉では、これら打開するため、ドクターカーを2年前程から配備している。
出来る限り、救急車の車内で治療や診断ができることで延命率と救急時の対応をしているのです。
何より、アメリカなどの海外では「ER」救急救命室という、システムも構築されており、365日24時間体制で救急患者を受け入れている。
日本では365日24時間体制を取っている病院の数は諸外国に比べると少ない。特に人口比では世界レベルでも下から数えると早い程である。
高度先進医療が進んでいる日本なのに、救急病院、救急体制はアメリカなどから10年以上遅れているのである。
また、救急病院でも日本では治療費の未収入の問題もあるのだ。
千葉の病院でも未収入額が2億円以上を超える病院もあるのだ。公立病院ではこの未収入の額が年々嵩んでいるのである。
東京都では病院の未収入、治療費を払えるのに払わない、これらの患者に対して病院が対応するのでなく、東京都都庁職員がこれらの未収入に対応しているのである。
残念ながら千葉では病院の担当者が電話や手紙などで対応しているが、時間も人件費もかかり大変である。何より、病院の運営にまで関わる問題でもある。
だから、救急病院が益々受け入れを拒否や破綻、廃業する救急病院も増えているのである。
私共は近年中に北関東に「医療産業都市計画」を構想しているが、ここでは、医学薬科大学、病院、研究所など構想しており、特に救急体制には力を入れて行く予定である。ドクターカー、ドクターヘリを導入し、365日24時間体制を整備し、人材の確保、海外の医師の勤務も考えている。
人材は、海外で活躍している日本人医師の確保、新人医の確保などが重要であると考えている。これらを構築することで北関東を網羅し、救急時の不安を少しでも改善できたらと考えている。
地元の病院の協力や市民の協力も必要と成るだろう、官民一体となった取り組みが必要であり、今後、私共のような企業の協力、取り組みなど重要課題であると医療関係者に提案している。
地域に資金的な余裕が無ければ、企業の融資策、海外の有力企業などの支援などを受けながら、人材の確保、場所等の提供などの取り組みが救急病院の確保に繋がると提唱している。
私共が構想している救急病院も海外の大手投資顧問会社の巨額な支援によるものである。少しでも地域市民の方々に貢献に繋がり、また、地域の方々の医療不信、医療不安に対して少しでも改善に繋がればと願っている。
北関東での成功が出来れば、地元の千葉にも「ER」を構想したいと思っている。
これらは皆様の健康と医療改革に繋がり、地域の貢献に成るのである。
ですから、皆様も救急時の為に、事前に救急病院の場所病院名、電話番号など控えて頂き、電話台の所や見えるところに貼り付け、いざという時に必ず役立つのです。
私の携帯電話には、何カ所かの救急病院の電話番号、得意な治療、ドクターヘリなども呼べるように成っている。
以前、家内のお袋が軽い不整脈で倒れた時に、救急病院の電話番号を控えていたので、救急車が到着する前に病院に直接電話し、救急隊員に到着次第、病院を指定してあげ、すぐに搬送させたのである。但し、地域の病院が得意とする治療法など事前に知っておく必要も有る。これらの知識はインターネットなどで病院のホームページから得意分野や医師の技量など、電話番号など知ることが出来ます。
これらを事前に知っておくことはいざという時に役立ち、家族の命を守ることにも繋がるのです。全て救急隊員や病院の医師に任せるのでなく、私達が自分自身や家族を守るという、強い意識が重要なのです。これらを「患者力」という能力も必要であることを私から提唱致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦






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増える子供の夜型化、その実態と危険性、

2007-07-16 00:00:09 | 感覚
フジテレビの調べでは、夜の10時以降に睡眠をとっている子供達は、1歳児では、40.2%, 2歳児では、48.2%, 3歳児では、37.0%というように、4割以上もの子供たちが夜遅くまで起きている。
これが小学生になると、6割近い子供達が何らかの形でよる遅くまで起きている現状がある。特に3歳児未満では、睡眠不足は、脳の発達に悪影響を与える、それは、脳内物質(セロトニン)に関係している。セロトニンは、脳の成長段階にある子供達には「情緒」「認知力」「記憶」「知能」の発達に役立つ物質なのだ。睡眠不足の脳内では、このセロトニンが分泌されず、脳にダメージを与える。
私が以前、大学の医学部の生徒と一緒にネズミを使った実験で、セロトニンの分泌を抑えたところ、そのネズミは凶暴になり、ゲージに入れた、仲間のネズミに襲いかかったのである。所謂、この状態が子供達の「キレる」ということである。
「睡眠覚醒リズム」がとくに子供には重要なのです。ですが、睡眠不足の脳では、体内時計や生体リズムに乱れが生じる。そのため夜なかなか眠れなく、床に着く時間も不規則になります。朝目覚めも悪く、小学生では、朝食を抜いてまでも眠りたいのです。
また、授業中など眠気にもなります、空腹感とこの睡眠不足で、脳内は栄養不足状態になり、セロトニン物質も分泌されません。ですから、子供達の脳では、興奮状態が長く続くなど、すぐにキレたりすることになるのです。
私達の脳では、興奮状態を抑制するためにこのセロトニンが分泌され、「理性」として働きます。ところが現在の子供達の多くは、睡眠不足と栄養過多により、この脳内の働きに影響しているのです。
このセロトニンは、日中に最も分泌されます、ところが睡眠不足や栄養過多では、人の脳は活性化せず、絶えず興奮状態が続き、すぐに脳が疲れる状態になります。
普通、私達が集中できる時間は、1時間30分ほどですが、睡眠不足や栄養過多では、脳の集中していられる時間も短く、授業中でも落ち着きがなく立ち上がったり、イライラしたりするのもこれらの影響と考えられています。
これらの症状や脳を活性化されるのには、「規則正しい生活」「規則正しい食事」「規則正しい睡眠」、当たり前と考えられている生活環境が重要なのです。
他に、日中太陽の光を体内に取り入れることでビタミンDという、睡眠物質「メラトニン」という物質を夜放出させる働きをするのです。
人は、松果体という脳の部分が、睡眠と深く関わっています。日中に明るい太陽の光を浴び、夜暗くなると眠くなるという体内時計に左右しているのです。
ですから、子供達が夜遅くまで起きていて、大人の時間に合わせていては、この睡眠覚醒リズムに乱れが生じるのです。
次に、私達ヒトになぜ「睡眠が必要か」を説明致します。
以前に大学生、3名に3日間、眠らないとヒトの脳はどのようになるのかの実験を試みたことがある、個人差はあっても全く睡眠を取らないと、2日目頃から脳に異変が生じる、
被験者は、3日目の夜に室内に侍が来たとか、ヒトが横を通ったなどの「幻覚」を感じるようになった。また、言語がおかしくなり、会話にならないのである。
これ以上は危険と判断して中止したが、被験者3名とも2日~3日で脳に異変が生じ始めたのである、そのときの脳の状態の脳波を調べたところ、前頭野という、思考や創造性を司る脳の部分と後頭葉の視覚野が活発に働いているのである。
本人達は、私達に見えていないものを見ているのである。これが、幻覚であり、もし、無理に何日も続けたら、脳に強いダメージを与え、精神異常や脳細胞の急激な死滅など影響を与えると思われる、つまり、ヒトの睡眠は、身体の疲れを取る以上に「脳を休める」ことである。脳を休めるということは、私達のヒトの脳は、睡眠中に活発的に活動しているのです。そして、夢を見ることで、脳は活性化します。
ですから、ヒトにとって睡眠はとても大切なものなのです。
ここで、子供達の脳の活性化と情緒の安定をさせるための方法を教え致します。
まず、幼い子供の頃から、規則正しい生活リズムを躾けるようにする、また、手作り料理をきちっと食べさせる、特に朝食は重要である。
3歳児未満は、お昼寝がとても重要であり、太陽の光を浴び、野外で運動するように心がける。夕食には、乳製品を食べ、飲せ、ヨーグルトやチーズ、牛乳には、アストロファンという、セロトニンの物質の栄養素なのです。
ですから、夜牛乳をコップ一杯飲むことで、気分が落ち着き眠気を誘います。
子供は、私達大人の生活パタンーに合わせないことです。3歳児未満の子供なら夜の9時には睡眠に入っているようにして下さい。「寝る子は良く育つ」というのは、身体だけでなく、実は「脳」精神の安定に関わっているのです。
両親と一緒に夕食と考えると、お父さんの帰宅が遅い人は、どうしても夜の8時以降に夕食となると、どうしても床に着く時間も遅くなります。ですから、子供だけでも夜7時頃に食事をさせる習慣を持たせて下さい。それも手作りの料理とゆっくり咀嚼して食べる習慣、「ばっかり食べ」の傾向をさせないで欲しいのです。
「ばっかり食べ」とは、ご飯だけを食べて、食べ終わったら次におかずだけを食べるという習慣です。この傾向は、現在多くの子供達に見られる傾向です。例えば、小学校の給食の時間を観察してみれば分かります。ご飯だけ食べてお腹いっぱいになれば、おかずをそのまま残してしまいます。私達は、ご飯とおかずを一緒に食べることで「口内調味」という酸っぱいものや辛いものなどを中和して食べます。
ご飯だけで食べると、酸っぱいものが中和できず、味覚に異変をきたすなど、身体にとくに胃に影響を与える結果にもなります。
また、これらの食事方法や不規則な食事時間などで成長期にある子供達の脳では、体内時計の調整、前頭葉の刺激不足など人格にも異変が生じることになります。
ですから、規則正しい、食事時間、睡眠時間などを躾と指導、話して聞かせるなどをして下さい。
また、できる限り天気の良い日は、野外で散歩でも、かけっこでも運動をさせるように心がけて下さい。親が忙しいからといって、室内でテレビゲームをさせる時間が長いと「思考」や「感覚」に異変が生じます。できる限り自然に触れさせることです。
野外で運動すれば、汗を掻いて自律神経に良い影響を与えます。室内の快適な環境に長い時間居ると、自律神経の働きが鈍くなり、夏場暑くても汗が流れない「無汗症」に疾患し、冬場、寒さで震えて体内を暖める「産熱」を作れない、「低体温」などの多くの症状が現れます。
また、子供達の脳では、絶えず睡眠不足の状態では、脳の「視床下部」という場所に影響を与えます。この視床下部は自律神経をコントロールしている脳の部分でもあり、脳内物質もコントロールしているのです。
このようにヒトのとても重要な部分の脳に影響を与えるので、規則正しい食事と睡眠が重要であることを「肝に銘じて」欲しいのです。
子供は、私達大人のコピーではないのです。身体や脳の成長段階にある子供達には我々大人の生活リズムと全く違うことをご理解下さい。そして、子供らしい生活、例えば夜遅く、幼い子供が大人と一緒にカラオケやファミリレストランに居る姿は本来の姿ではありません。このような状態が長く続くようでは「脳にダメージ」を与えることを警告します。
ヒトの脳は、酸素の20%,栄養素の40%も必要とする臓器なのです。また、ヒトの脳は「五感」からの情報も重要であることを付け加えておきます。
今一度、子供の将来のために食事と睡眠を考え直して見てください、また、家族で話し合って下さい。
学力も大切ですが、基本的には、「心の問題」でもあります。「美しい心には、美しい脳」「優しい心には、優しい脳」が宿るのです。
健康的な脳は、記憶力や認知力、知能、学力として現れることを最後に付け加えておきます。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、



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