センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

新青森新幹線に期待!

2010-11-30 00:00:40 | 感覚、五感
いよいよ今週の12月4日(土)に待ちに待った青森新幹線が全線開通する。
私の実家が青森県五所川原市のこともあり、青森を紹介し、観光、農産物などを多くの皆様に知って頂きたいと思っております。
青森県は、リンゴと大間のマグロ、ねぶたの夏祭り、恐山のいたこなどが有名だが、地域の経済は一向によく成っていない、農業も従事者の平均年齢が63歳と高齢化している。後継者不足でもある。
また、工業団地などは空き地が目立ち、工場の移転や廃業なども青森県の産業の痛手になっている。
今回の新幹線開通は、これら青森県の産業の救世主になってくれるのではないかと期待している。以前は北海道より遠い青森県などと言われたこともある。
ねぶたや弘前の桜祭りなど一時的には観光客が多く訪れるが、冬場には極端に少なくなるのです。
地元経済も低迷していることから、県民に限らず今回の新幹線の開通は、東京都、関東との距離を縮め、日帰りができるようになり、ビジネスにもよい影響を与えるものだと考えている。
私は生まれ故郷の青森に貢献するために、TPP「環太平洋経済提携協定」の日本の参加に賛成しており、青森県の農産物を世界に紹介し、売り込む(輸出)する取り組みを提案している。世界各地で日本食のブームになっているが、高級過ぎて一般の人たちが食べられない。本格的なお寿司や日本食が食べたくても食べられない現状があるのです。
青森米を世界に売り込み、PR会社、大手商社との協力によって可能と考えています。
そして、地元では「地元の美味しい食材」を観光客に食べて貰う、新鮮な魚介類、私の好きな生きた烏賊のお刺身など是非、食べてみて下さい。
また、大間のマグロだけではない、高級食材も青森にはあります。良質なフォアグラも食べられます。他にもB級グルメの八戸のせんべい汁など、現地に行かないと食べられない物が沢山あります。
できれば、新青森駅周辺に観光客と地元の人たちがふれ合い、郷土料理が食べられる。「屋台村」や飲食街を設立して欲しいと思います。
新鮮な農産物と料理で「街興し」をするものです。十三湖の名産のシジミラーメン、じゃぱ汁など様々な食材、食の宝庫が青森県なのです。
以前なら、当たり前に地元でも食べられていた料理が現在は食べられない郷土料理もあります。
郷土料理、三味線、津軽塗り、自然、文化などに触れる。五感を総動員して青森県を感じる旅も計画しております。
8月の上旬のねぶたのシーズンに合わせて、東北三大祭りを見学するような忙しい旅行ではなく、青森県を味わう、聴く、触る、見る、嗅ぐ、まさしく五感で感じる。感動する旅の提案をしております。
近畿ツーリスト社とタイアップしながら、「五感ツアー青森」と名付け、青森新幹線グリーンで行く、少し贅沢な旅行になければと考えております。
津軽弁、意味不明の暖かな言葉に触れ、地元の新鮮な、地元でなければ食べられない、地元に来た人しか味わえない料理も食べて貰います。
また、三味線のライヴで本格な三味線を聴く、そして青森の文化に触れて貰い、本州の最北端に「五感王国」があるということを私は多くの方々に知って頂きたく、青森県の観光や産業の後押し、手伝いができればと願っております。
今後、私も実家に戻る。青森県に出張することが多く成ると思います。以前なら、車で9時間もかかって帰省しておりました。新幹線なら3時間20分、来年の3月から新型新幹線の導入により3時間10分と東京、大阪間に近い時間です。日帰りも可能になり、近くなりました。
皆様も、これらの機会に「異国情緒のある青森」を発見してみては如何でしょうか。津軽人は初めて青森を訪れた人に声をかけます。「よくきたじゃ!」
この意味は、遠くからわざわざ青森に来て頂きありがとうの意味があるのです。
津軽人は照れ屋で、頑固者(拘る)これらから「じょっぱり」などと称されます。オリンピック選手で活躍する選手や芸術家も多いのもこれら津軽気質、青森気質からなのです。
私の魂も、研究にもこの「じょっぱり精神」で頑張っているのです。
今後とも私は、ふるさと青森を元気にするためにも、農家を元気にするためにも支援と努力をして参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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視覚障害が3-D映画の楽しみを奪う!

2010-11-29 00:00:58 | 感覚、五感
2010/10/05(火) No.M015277
最新流行の3-D映画を見るために映画館に殺到し、誰もがハリウッドが改良した3-D技術による視覚の楽しみに喜びや驚きの声を上げているように思われるが、全員というわけではない。
米イリノイ・オプトメトリック(眼鏡技術)カレッジ(ICO、シカゴ)教授のDominick Maino博士は、「群衆の中に少なくとも一人は “何も飛び出して見えなかった”。あるいは “少し吐気がした”と言うかもしれない」という。米国では300~900万人に3-D映画を楽しめない視覚障害があり、18~38歳の人の56%が奥行き覚(depth-perception)障害に関連する症状を有する。
これらの障害は両眼視と関係している。両眼視とは、両眼を標的に合わせ、2つの眼で捕えた視覚イメージを組み合わせて1つの三次元構造を認識する能力。Maino氏は「頭部に2つの眼がわずかに異なる場所にあるので3-Dになる。脳が2つのイメージを合わせたときに3-D効果が生まれる。3-Dは実は、距離(間隔)を判断する能力である」と説明している。
3-D映画では、それぞれの眼に異なるイメージを与えることでこの効果を再現する。米国オプトメトリック協会(AOA)のスポークスマンである視覚・学習センター(ニュージャージー州)のLeonard Press博士によれば、両眼視に問題があると3-Dの錯覚を捕えられず、映画やTV番組が実は“視覚の酔い(visual hangover)”をもたらすという。
同協会の調査の結果、両眼視障害を有する場合、頭痛、霧視(かすみ目)、めまい感が3-D映画による最も一般的な副作用であることが判明した。これらの人では、映画を見た後にめまいを来し、正常に戻るまでしばらく時間を要した。この障害の原因には、次のようないくつかの異なる視覚障害が考えられる:
・弱視。片方の目がもう片方ほどに見えないときに発生する。両眼に差があるため、3-Dを見る能力が低下するか、能力がないという。
・斜視。焦点を合わせるときに両眼が同じ方向に向かない。結局、斜視の場合、3-Dでは複視が始まるか、見られなくなる。
・輻輳(ふくそう:収束)不全。両眼を互いに寄せて、同じ距離を見ることができない。
両氏は「この問題は、眼帯か特殊なメガネを用いて眼が共働する方法を教えるオプトメトリックビジョンセラピー(視覚療法)で治療できる。これは眼の理学療法の1つで、重要なことは眼が脳と共に働くのを助けることである」と述べている。
[2010年9月21日/HealthDayNews]
今年の12月には、3D専用メガネをかけなくても3D映像が見られるテレビが発売される。以前に「映像酔い」、子供たちの長時間、長期間の視聴など、私は映像にも副作用があると指摘し、注意を促している。
今年の夏に、アバターの3D映画を見ていた、中国の子供が心臓発作で亡くなり、映画が中止になったニュースは世界中に流れ、驚かせたのである。
これらは、脳の興奮状態から「アドレナリン物質」脳内麻薬が異常に分泌されると自律神経に影響を与え、顔が赤くなり、口から泡を吹いて、痙攣します。
そして、心拍数が異常に上がるので、心臓の弱い子供は心臓発作を起こすのです。ですから、3D映像のゲームや動きの激しい映像、長時間、長期間の視聴は幼い子供たちにバーチャルブレインという、以前にゲーム依存症として紹介したことがあるが、非現実(バーチャルリアルティー)と現実(リアル)の世界観の区別が付かない、認識出来なくなることが危惧されるのです。
これらは、十数年前にフライトシュミレーションゲームを毎日のようにゲームをしていた青年が、実際のジャンボジェット機を飛ばせると勘違い(思い込み)羽田空港でジャンボジェット機の操縦席に忍び込み、持っていたナイフで、パイロットを脅し、この飛行機を飛ばしたいと申し込んだのである。犯人は、普段フライトシュミレーションゲームで東京湾を何時も飛んでいるので、実際のジャンボジェット機も飛ばせると言いだし、パイロットが断ると犯人は興奮し、パイロットを持っていたナイフで刺して殺害した事件は、本当にショッキングな事件でした。これらが、私が指摘している「バーチャルブレイン」に陥った感覚なのです。
今後、3D映像など益々、リアル感が強く、現実的に脳が認知し、適応してしまう危険性があるのです。特に幼い頃からこれらの映像を当たり前のように長時間、長期間の視聴に注意が必要であるのです。
勿論、放送する側のテレビ局も映像酔い、リアル過ぎる動きの激しい映像、フッラシュ効果の高い、光の点滅や刺激の強い映像など、制作の段階などで専門家のチェック、修正なども必要と考えている。
私は今後、これらテレビ番組の監修などで多く関わっている関係から3D放送番組の監修、チェックに関わって行きたいと考えている。
また、日本政府でも規制や基準を設け、適正に正しく視聴させる指導をして欲しいと考えております。
今後とも、私共は「人の五感の副作用」など、人の五感に関わる。刺激、脳との関係など提唱して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦


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聴くテレビ?

2010-11-27 00:00:56 | 感覚、五感
皆さんがテレビとすぐに思い出すのは「テレビを見る」というイメージすることでしょう! 最近は、この見るテレビにも変化が起こっている。
映像が飛び出す、3D映像などを視聴出来るテレビも販売されているのです。
また、テレビの中にはサラウンドシステムという、音に拘ったテレビも登場してきている。
また、音響システムも3D音響という、音の立体化である。これらは3Dテレビの次世代として販売されることでしょう。
現在、販売されている薄型テレビは綺麗な映像を見られ、中には画期的な4原色を世界初の開発したテレビも登場している。
ここで、テレビの歴史をウィキペディアフリー百科事典より引用して紹介しよう!
1960年7月、東芝から国産初のカラーテレビが発売される(サイズは17インチ、価格は42万円)。カラーテレビは1964年の東京オリンピックを契機に各メーカーが宣伝に力を入れはじめ、1960年代後半にはカラー放送が大幅に増えたことによって普及が進んだ(カラーテレビはクーラーや自動車などとともに「新・三種の神器」(3C)の一つに数えられるようになった)。1973年にはカラーテレビの普及率が白黒テレビを上回っている。
日本で登場したばかりのころは「総天然色テレビジョン」と呼ばれていた。カラーテレビ放送の搬送波では輝度と色差の信号が送られ、受像器で両者を合成しカラー画像を作る。輝度の信号はそれまでの白黒放送に相当する。白黒テレビの受像器でも色は付かないものの映像を見ることができ、下位互換性を保っている。
放送方式には日本やアメリカで使われるNTSC方式、ヨーロッパで使われるPAL方式、フランスやロシアで使われるSECAM方式がある。
世界初のカラーの本放送は1954年1月23日、米NBCのニューヨーク局であるWNBC局が最初である。日本では1960年9月10日に本放送開始。当時は非常に高価でカラーで放送される番組もごくわずかしかなくあまり普及しなかったが1964年の東京オリンピックを前に各メーカーが宣伝に力を入れ始め、1968年4月からNHKがラジオ契約を廃止してカラー契約を創設することによりカラー放送を大幅に増やしたことなどから普及が促進され1968年頃から1970年代にかけて「パナカラー」(パナソニック)、「キドカラー」(日立製作所)、「トリニトロンカラー」(ソニー)、「薔薇カラー」(サンヨー)、「純白カラー」(日本ビクター)、「ロングランカラー」(シャープ)など各社から高性能カラーテレビが出揃った。それと同時に大量生産で値段が下がったことによって爆発的に普及し、1973年にはカラーテレビの普及率が白黒テレビを上回った
1969年には世界で生産第1位国になるものの、1970年にアメリカにダンピング認定を受ける。その後は海外への工場移転が進み、国内生産は薄型テレビへとシフトしていった。

販売当初のカラーテレビは高額で、私の実家のように田舎では何件もテレビを所有していなかったため、野球やプロレスが始まると近所などの庭先や家まで入り、見せて貰ったというのである。。
幸いなことに私が幼い頃は一家に一台はテレビは身近にあったので簡単に見られたのです。
但し、現在のように一人で一台のテレビを見ることは無かったのである。
そして、我が家にもカラーテレビ「王将」日立キドカラーテレビが届いた時にはその風格と大きさ、テレビの綺麗さに驚いたものです。
このテレビこそ、世界初の3原色のカラーを応用したテレビが開発されたのである。このテレビの開発者こそ、私共の社長山口英一です。 60年代半ば、米GTE(ゼネラル・テレフォン&エレクトロニックス)やウェステングハウス、RACが次々にイットリウム化合物蛍光体を開発した。赤の鈍度が高く、高輝度のブラウン管を用いたテレビでも「キドカラーテレビ」(輝度と希土をもじり、日立製作所の商品名)としてヒット商品、「キドカラー」が誕生し、日本で本格的なカラーテレビが生まれたのです。そのときの開発担当者が私共の社長、山口英一氏なのです。
このように、日本のテレビ技術は現在も世界一であるのです。但し、日本製品は高額なこともあり、価格の安い薄型テレビなども販売されているため、日本のテレビは世界シェアでは低いのである。
今後、次世代テレビは3D映像が主流になると思われるが、私は、映像より音響に拘ることを提唱している。ブルーレイディスクなどの映像と音響などに対応する専用機種が日本ではまだ、販売されていません。
現在の薄型テレビにブルーレイディスクを内蔵したテレビも販売されているが、音響に関しては従来のテレビである。但し、本格的に視聴したいときには、音響メーカーのサラウンドシステムのスピーカーなどを別に購入しなければ成らないのです。
現在では、一部のベンチャー企業が開発した。一つのスピーカーから、360度の方向から音が聞こえるスピーカーが開発されている。これらの新型スピーカーを現在の薄型テレビに導入し、3D音響として聴いたら、3D映像が益々リアルになり、臨場感を感じられるでしょう。
例えば、今年の夏に映画館で上映された「アバター3D」がそうであるように、映画館の臨場感の一部でも再現できれば、聴くテレビの完成である。
また、テレビ放送局にも今後、3D放送が開始になると考え、3D映像やバーチャル映像の副作用、「映像酔い」「バーチャルブレイン」という、特に幼い子どもたちへの感覚と脳への影響などの研究に推進して参ります。
一部の放送局には打診し、私共が監修や指摘をして参ります。
今年の夏には、中国の映画館でアバターの3D映像を見ていた子どもが興奮して、心臓発作から死亡したニュースはまさしく、私共が指摘している。バーチャルブレインという、填り込み、子どもの脳が3Dの映像を本物と認知してしまう脳の錯覚現象なのです。
他にも、臨場感のある音なども人の聴覚を刺激し、心理的にも影響を与えるのです。これら人の五感刺激、五感心理と私は呼んでいるが、映画やテレビ番組も同様に、視聴者に喜んで貰う、感動して貰おうと過激になる。映像が激しくなることに私共は「危惧しているのです」。
これらの映像や音響の副作用は、詳しい臨床やデータが無いために、未知な世界です。
次世代のカラーテレビ、人の視覚、聴覚に心地良く、「五感を刺激し、五感に優しいテレビの開発、研究」に繋がればと願っている。これらが具体的に推進すれば、日本のカラーテレビも世界を席巻できるのではないかと考えております。
現在、私はフジテレビの年末特番の総合監修に携わっております。仮称「聴くテレビ」、音、音楽の不思議、音や音楽が人の聴覚、心理に与える影響、人の声によって感じ方が違う、日本人と欧米人では聞こえ方にも差異があるなど説明しております。
放送予定は、12月17日(金)25:35~27:35放送です。私も一部出演予定です。
できれば、深夜なので録画してご覧頂ければ幸いです。ブルーレイディスク録画のプレーヤーシステムのお持ち方は、ブルーレイディスクに録画して頂ければ、綺麗な映像、音が楽しめると思います。
今後とも、私共は人の五感、ハイテク(デジタル)、ローテク(アナログ)の両方の話題から紹介して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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日本人は古来から数学が好きな国民だった?

2010-11-26 00:00:51 | 感覚、五感
江戸時代には「算額」という、鎖国下にあった江戸時代、神社仏閣の軒下に美しく彩色を施して幾何の問題を記した絵馬「算額」を掲げる習慣があった。絵馬はもともと本物の馬のかわりに馬の絵を板に描いて神社に奉納したものだが,算額では馬ではなく数学の問題を記してある。算額が神社仏閣に奉納されたのは,困難な問題をやり遂げたことに対する神への感謝であったか,あるいは他の参拝者に「解けるものなら解いてごらん」と挑戦したものかもしれない。
現存する最古の算額は栃木県の1683年のもので,確認されているだけでも日本全国で880枚以上の算額が見つかっている。算額に記されているのはほとんどがユークリッド幾何学の問題だ。そのレベルについても,西欧の数学より何年も早く高度な定理を扱っていたものも少なくない。関孝和は江戸時代に活躍した和算家として有名だが,彼はライプニッツより10年早く行列式の展開を扱う一方,1458次という高次方程式の解法も発展させている。
鎖国によって海外との交渉を断っていた江戸時代は,日本が数々の独自文化を生み出した時代でもあるが,数学の面でも世界的にかなり高度な独自な世界を築き上げていた。算額はそうした文化的背景の中から生み出されて来たのだろう。算額を奉納したのは,当時の知識階級である武士だけでなく,商人や農民などあらゆる階層の人々にわたっていたと考えられている。「当時の人々は芸術や俳句を楽しんだように,数学を楽しんだ」と,著者の一人である深川は言っている。(本文より) 日経サイエンスより引用。
江戸の庶民は神社仏閣に奉納された算額を競って解き明かすのに必死になり、解いたときの快感を遊びに取り入れていたのである。
身分も年齢に関係なく、解き明かした人は江戸庶民の絶賛を浴びたことでしょう! これらから江戸の平和にも貢献したと考えられている。日本人の考え出した賢い遊びなのである。
当時(江戸時代)の算額は現在の高校生レベルに匹敵するというから、可成り難題だと予想されます。
このように日本人は数学の好きな国民であり、その遺伝子が先祖代々受け継がれてきたのだが、最近はこれら数学の理解度も、能力も低下してきている。
アジアの国々の間でも、十数年前までは、日本人の数学の学力は世界トップレベルであったが、最近はやっとベスト10に入っている程度まで下がってきている。つまり、学力が低下していると指摘されるのは、これら結果からも知れないが、私は勉強や教育が低下し、日本人の学力が低下したのは、一番の原因は「気力の低下」だと考えている。勉強しろとか、勉強しないと良い大学に入れないなどと親も口を揃えて言う、学や勉強は自分から進んで行うものであり、情熱が最も大切なのです。
例えば、私は生命科学の研究なので数学などは無縁だと考えている人は多いが、実は、科学研究には物理だけでなく、数学が大切なのである。
例えば、スーパーコンピュータの性能が世界一で無ければならない理由は、これら科学研究データの計算や物理の解明などに高度な数学が研究を解き明かすのに必要だからです。
20人の研究員スタッフが1ヶ月かけて計算し、解き明かす時間と人件費は莫大になる。ましてや人はヒューマンエラーを起こす。つまり間違えるのである。これらのリスクや無駄を省くためにスーパーコンピュータを利用すると数日で計算し、解き明かすことができるのです。
私が一番後悔しているのは、もっと学校で勉強しておけばよかった。数学をもっと勉強すればよかったと後悔している。
これらから、後輩達には勉強はできるときにしておくべきだし、勉強は裏切らないということである。
だから、現在、必死に成って時間さえあれば勉強しているのです。
学びの原点は「楽しそう、面白そう」である。これら好奇心が大切なのである。例えば、くだらない研究や役に立たないと思われる研究でも情熱さえあればそれで良いのです。
これらから、私共は江戸の時代の知的な遊び、算額を今一度思いだし、真似たいものです。
高齢者になると体力は弱って行くが、学ぶ楽しさ、面白さ、知力は衰えないということです。
私は例え、五感研究が役立たなくても、人から見て、お金にならなそうと思われても、私が選んだ道であり、私には「楽しい、面白い研究」だから、止められないのである。
今後とも息絶えるまで私は人の五感研究に励んで参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦


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錯覚する五感!

2010-11-25 00:00:46 | 感覚、五感
本日、11月22日(月)、日本テレビ「不可思議探偵団」19:00放送の番組の中で、不可思議最先端フーズが紹介され、中でも特殊なメガネのような装置を装着すると、普通のクッキーがチョコレートの味になったり、松茸の味に変化するのです。この装置の仕組みは、大型のメガネを装着すると視覚的にチョコレートがクッキーの上に乗っているように見え、また、チョコレートの香りも発生しますから、口に入れた途端にチョコレートの味がするのです。同様に松茸もクッキーの上に乗っているように見え、松茸の臭いから、松茸の味がするようになるのです。
以前にも紹介した。人の味覚は曖昧で敏感だと指摘してきたことがあるが、まさしく人の五感は錯覚するのです。
今回、テレビ番組内で紹介されたのは、大学で研究中のセンサで、人の味覚は、視覚と嗅覚に深く関わっている。だから、映像で普通のクッキーにチョコレートが乗っていると思い込み、チョコレートの香りから、実際のチョコレートと脳は認識してチョコレート味に変化するのです。
実際には、チョコレートの味はしません。
これらに似た味覚の錯覚に、例えば、プリンに醤油をかけると「ウニ」の味がするとか、牛乳にたくあんを細かく刻み、暖めて飲むと、コンスープの味がする。他にもアボガドにワサビ醤油で「マグロのトロの味」というように、これらは専門的には「味覚グラフ」という、本物の食材と擬き、偽物の味が、甘み、塩味、うま味成分が近いほど似ています。目隠しして食べると分からない物もあります。
味覚だけではなく、我々、人の五感は多くの物、情報を錯覚していることが多いのです。特に、視覚に関しては、脳の思い込み現象、「錯視」とも呼ばれるものです。
例えば、お面を時計回りに回転させ、それを正面から見ていると半回転したら今度は逆回転します。実際は逆回転していません。
これらは、脳の認識の錯覚で、脳の思い込みから起こるものです。人の顔やお面は出っ張っていると思い込み、それがお面の裏側に来ると出っ張っていると思い込むので、実際にはヘッコンでいるのです。これらから錯視を脳がしている訳です。
また、私たちの目は対象物にピントを合わせるため、微妙に眼球を動かしている。例えば、建物は止まって見え、動いていないように見えます。ところが、人の眼を測定器で、眼球運動を測定すると、ビルなどの建物を見ていても実際には、眼球を細かく動かし、ピントを合わせているのです。もし、この微妙な動きで建物や文字などを読んでいたら、ぶれて見えないだけでなく、気分も悪くなってしまうでしょう?
これらは、すべて脳で認識し、脳で調整し、コントロールしているので、私たちはビルや止まっている物は動いていないと認識できるのです。
これらから、人が物を見たり、聴いたり、嗅いだりするのは五感、感覚器官ではなく、感覚器官は「外的刺激情報」を受け止めるのです。
その情報が持つ、意味や認識などはすべて脳で行っているのです。それも瞬時に認識し、処理するのです。
ところが、先ほど指摘したように人の五感は錯覚をよくするのです。
皆さんも体験あると思いますが、富士山の五合目から富士山の山頂を眺めるとすぐ目の前に近いと思い込んでします。実際に登山すれば普通なら6時間以上かかってしまうのです。
富士山は丁度三角形に近い形をしており、下から見やげる高さと大きさから錯覚しやすいのです。
また、嗅覚も同様に錯覚する。皆さんのご自宅でも芳香剤や脱臭剤など、花の香りなどを臭わせている方々は多いと思いますが、フローラルの香り、ラベンダーなどの香りと「心地良い香り」と感じる多くの製品は、人工的な香り、合成香料を使用している。最近は柔軟剤などにもこのような香り付けされている製品が多い。これらは人工的な香りです。
味覚でも、人工的な食材、飲み物も増えている。人工甘味料がそうであるように、天然由来とされているが、ブドウ糖本来の甘さを美味しいと理解でず、人工甘味料、ゼロカロリーの甘さが美味しいと感じている。子どもたちや若者たちは多いのです。これらも実際に味覚の錯覚でもあるのです。
このように脳、五感の錯覚と現実を区別、理解できない人たちが多く成っているのです。ですから、富士山の五合目から夏場、Tシャツ一枚とスニーカーで昇って途中で救助されるケースなどまさしく、これらの感覚が理解できない人たちなのです。但し、人の五感は錯覚をすることで精神の安定と、脳の活性化に繋がっているのです。
人の脳は、自他楽な特徴を持っているからです。楽なこと、楽しいこと、美味しい物、快適なことが好きで、楽しくない、辛い、不味い、不快が嫌いなのです。人は錯覚をすることで危険や危険回避をしているのです。身に迫る危機を私たちは五感で感じ取り、時には第六感も働かせて回避しようとします。
例えば、この場所は危険が潜んでいないか、危なくないか、異常がないかを五感を総動員して感じます。これら状態時に人の脳が錯覚する訳には行かないのです。もし、錯覚をしてしまったら自分の命にも関わることがあるから慎重になります。但し、無意識の状態時など人の五感や脳は錯覚をよくするのです。これらの無意識の感覚「顕在的意識」と「潜在的意識」なのです。
私の仮説では、無意識時に五感、脳の錯覚をすることで、いざという時に危険回避能力として錯覚と実際の出来事、現実を区別し、認識し、正しい判断として本能的能力として発揮されるのです。
このように私たちの五感、脳は神秘的で謎めいた感覚、臓器である私は指摘しているのです。
今後とも、私は皆様に五感と脳の重要性を提唱して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、


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進化し続けるカップヌードル!

2010-11-24 00:00:40 | 感覚、五感


カップヌードルの歴史を紹介しよう。
当時の日清の社長でチキンラーメンの開発者である安藤百福が、紙コップで食べられるラーメンをと発案して作られた。
元々は1966年(昭和41年)にチキンラーメンの日本国外進出を目指してアメリカ人バイヤーに売り込んだ際、手近に箸や丼が無いこれらの人々が砕いたチキンラーメンを紙コップに入れ、これに熱湯を注いでフォークで食べていた事がヒントになっているという。ラーメンが丼と箸という枷を逃れて日本国外進出するための戦略商品だった。なお当時の紙コップはロウを使ったパラフィン紙を利用していたため、売り込みから戻った同社長はホテル内で試したが「紙コップ臭くて美味しく食べられなかった」と後に述べている。この事から、後に『環境ホルモン報道問題』により影響から、他社のカップ麺容器が紙コップ製に置き換えられた時期でも、カップラーメンのカップ素材発泡スチロール製のままで変更されなかった。
また、日本向け製品で用いられているアルミ箔と紙を貼り合わせた構造の密封性の高いフタは、安藤がアメリカから帰国する際の機内食で出されたマカダミアナッツの密封パックで使われていたものをヒントにしている。安藤はこのパックを開封したものに加え、未開封のものを別に1つもらって持ち帰り、容器の開発時の資料とした。その現物は今も日清食品で大切に保管されている。
世界初のカップ麺とされるロングセラー商品で、時代とともに食の多様化によって様々な風味の商品や、「ミニ」や「BIG」などの異なるサイズの商品も発売されている。熱湯を注いで3分で食べられるよう、麺は細く扁平で、紙製(過去は発泡スチロール製)のカップの中には粉末スープとフリーズドライ化された具材が入っている。
大量生産にあたっては、様々な工夫が凝らされている。のちに様々なメーカーから同種の食品が発売されたが、カップヌードルは世界初のカップ麺として今でもトップクラスの人気を維持している。最も人気があるのは、オリジナルのしょうゆ味で、次いでカレー味の人気が高い。
2005年(平成17年)時点では世界80カ国で消費され、派生商品も含めて発売以降累計約290億食が製造、消費されている。
表記は、日本国内向けは「CUP NOODLE」で、日本国外では「CUP NOODLES」である。また、当初アメリカで発売を開始した際には、CUP OF NOODLESの意味の「CUP O'NOODLES」の名称だった。1996年から2006年までの間、ニューヨークのタイムズスクウェアに製品を模した巨大な看板が設置された。この看板はカップから湯気が出ており、カウントダウンではカップから花火を打ち上げるという演出がなされた。
ウェキペディアフリー百科辞典より抜粋引用。
私が子どもの頃は、インスタントラーメンは「チキンラーメン」しか無かった、その後にカップヌードルの名で世の中に販売され、それまでのどんぶりにお湯をかけて食べるチキンラーメンから、カップで食べられるインスタントラーメンが発売されたときには、私はワクワクしながら食べた思い出がある。
当時のカップヌードルと現在のカップヌードルでは味も、具材にも変わっている。同時はインスタントラーメンが「身体に悪いという」評判が出たほど食べられていたのです。
現に油で揚げられた麺から、このように言われたのだと思う。現在は健康に配慮して、ノンフライ麺やカリー低減のカップ麺も販売されている。
販売当初のカップ麺より、現在のカップ麺の方が「味が濃くなっている」。
また、皆様は現在のカップヌードルの容器が発砲スチロール製から紙容器に変わっていることをご存知だろうか? 変化したのに気が付かないほどです。
また、賞味期限もそこ側のシールの所に表示している。
カップヌードルが日本人に多く食べられるように成ったのには切っ掛けがあるのです。それは、「浅間山荘事件」だったのです。
昭和47年2月19日午後3時過ぎ、連合赤軍の坂口弘(当時25歳、東京水産大学中退/京浜安保共闘)、坂東国夫(当時25歳、京大卒/赤軍派)吉野雅邦(当時23歳、横浜国立大中退/京浜安保共闘)、加藤倫教(当時19歳、東海高校卒/京浜安保共闘)とその弟(当時16歳)の5人は群馬県榛名山中の軍事訓練中、警察の包囲網が迫っていることを察知し3日間山中を彷徨い群馬県軽井沢町にある河合楽器の保養所「あさま山荘」に乱入した。
この事件は、私が子どもの頃だが、日本の全国の人たちがテレビで見ていたのです。その視聴率は89%を超えたのです。その日は寒い雪の降る日で、放水しながら、あさま山荘にクレーンでつり上げた。鉄の球をあさま山荘にぶつけ、突撃する風景を今でもはっきり覚えています。
そのときに待機していた機動隊員が、寒い冬にカップを片手にカップヌードルを食べていた姿がテレビに映し出され、それを見ていた視聴者からカップヌードルが飛ぶように売れたのです。
これらが切っ掛けに現在は全世界80各国、160億食を売り上げる世界ブランド「CUP NOODLES」になったのです。
今後もカップヌードルは進化し続けるのです。現在では宇宙食のカップヌードルも開発されているほどです。
私は、カップヌードルが人類を救うと提唱しているのは、現在も開発者である日清社では安藤百福氏の意思を受け継ぎ、世界で災害や戦争などで避難した人たちにカップヌードルを送り続けているのです。
これらから、私はカップヌードル、日清という会社を紹介しているのです。
日本を代表する食品会社、人の味覚と食を理解し、商品開発や日々、進化させるために開発、研究に取り組んでいるのです。
日本の多くの企業でも見習う点は多いと思われる。優良企業として私は今後とも応援し、私もカップヌードルを食べ続けたいと思う。
以前には、小麦に変わる。米粉のヌードルが食べて見たいと提案したことがあるが、やは、コストの面での課題があるようです。
近い将来には、必ずや米粉のカップヌードルが食べられる日を待ち続けたいと思います。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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脳細胞の新たな役割!

2010-11-23 00:00:40 | 感覚
脳細胞に新たな役割を発見!
神経の活動を支えるアストロサイトは酸性化を感知して呼吸を調節していた。
sciene2010年7月30日号、
脳「ニューロン」と「グリア」の2種類の細胞から構成されている。グリアの一種「アストロサイト」は、ニューロンの構成を支え、その活動を助けることが知られているが、それ以外の役割の詳細はわかっていなかった。
脳の中心に位置する脳幹部の「VS」という領域の近くには、呼吸を調節する神経がある。呼吸が弱まると体内の二酸化炭素が増える。すると脳内の環境は僅かに酸性化し、VSの神経が活動することがこれまでに分かった。
イギリス、ロンドン大学のグリーン博士らは、ラットのVS領域を実験的に酸性化すると、その近くのアストロサイトが酸性化を感知して活動が変化し、神経を通じて呼吸を促すことを発見した。つまりVS領域が酸性化に反応するのは、アストロサイトには、中枢神経を守るため、呼吸を感知し、脳内の酸素濃度を保つ役割があるようだと博士らは考えている。
ニュートン12月より引用。
アストロサイト(astrocyte)は中枢神経に存在するグリア細胞の一つ、アストログリア細胞とも言う(星状膠細胞)である。

グリア細胞には私のブログでも働きについて詳しく説明しているが、簡単に説明しよう!
グリア細胞には3種類がある。ミクログリア、アストログリア、オリゴンデンドログリアである。
ここでこれらグリア細胞の働きを説明します。ヒトの脳細胞(ニューロンネットワーク)は、20歳を過ぎた頃から毎日10万という数の脳細胞が死滅して行くと言われていますが、逆に加齢を重ねることでこのグリア細胞は数を増やしてくれるという有りがたい脳細胞なのです。何と脳細胞の10倍の数があります。ヒトの脳細胞が140億に対して、1千億以上の数があると言うことなのです。
※アストログリア細胞→脳血管壁から栄養分を吸収し、神経細胞に送っています。また、ニューロンの成長を促進する役割をしているのです。
※ミクログリア細胞→死滅した神経細胞を取り込み、脳内の免疫防御の役割を担っている。脳細胞の掃除もしているのです。
※オリゴデンドログリア細胞→髄鞘を形成し、絶縁体として、細胞間の情報伝達をスムーズにしているのです。
脳幹部、この下部には「視床下部」という脳部があり、呼吸や体温調節、自律神経を働きなど、食欲など欲求なども司っています。
ですから、生命維持には欠かせないのが視床下部なのです。
今年の夏のように猛暑の夏には、「熱中症」で多くの人たちが死亡したのは、これら視床下部の能力低下、衰えなのです。体温調節が上手くできない。暑さで体力が落ち、食欲が無いと実感するのも、この視床下部の脳力低下なのです。例えば、私も経験有りますが、毎日のように満員電車の環境がまさしく、二酸化炭素濃度が高く、脳内が酸素不足、酸欠状態に近いのです。新型車両は空調もよく成っておりますから良いのですが、私が通っている快速電車は実に空調が悪いので、これら二酸化炭素濃度が高く、脳が酸欠状態に近いのです。ですから、座っている人の多く、殆どの人が居眠りしているのは、睡眠不足だけでなく、これら新鮮な空気、脳の酸欠状態なのです。これらの環境時にアストログリア細胞が働いているのです。
脳血管壁から栄養を吸収し、脳細胞に送り、脳活動を維持し、働きを促しています。つまり、酸素、呼吸を整えるために活躍している訳です。
例えが悪いかも知れないが、金魚が酸素不足で水面上に口を出してパクパクしている状態に似ているのです。
人の脳は全身の酸素の40%と栄養素も20%を必要とする臓器です。脳内に酸素を送っているのが呼吸と血管、栄養など新鮮な酸素を脳細胞に送って脳活動を維持しているのです。これら脳活動のメンテナンスに関わっているのがグリア細胞なのです。
現在、子供たちや若者の多くが、脳の酸欠状態と脳の栄養失調だと私は指摘している。鼻呼吸ができない子供、若者たちが多い。電車で居眠りをして口を大きく開けて居眠りしているのは、まさしく鼻呼吸ができていない証拠です。鼻呼吸で脳に新鮮な空気を送っているのです。口から吸い込む酸素は肺に多く入るからです。
また、食べ物にも関係している。朝から簡単な食事、ジャンクフードや加工食品などでは脳の栄養素、ブドウ糖とアラキド酸が摂取できない。つまり、脳細胞の働きのエネルギー補給ができていない。これら新鮮な酸素と栄養不足がこれらグリア細胞の働きも阻害するのです。
幾ら脳トレしても、脳に新鮮な空気とエネルギー(栄養素)を送らないと脳活動は正常化しないということを私から提言致します。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦、


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猿真似って?

2010-11-22 00:00:31 | 感覚、五感
実際に猿は真似ることはないということである。以前にこの猿真似についての実験を大学の学生と共同研究実験を行ったことがある。
内容は、二匹のチンパンジーと2歳~3歳児の子どもたち数名に協力をして貰ったのです。
テーブルには、おもちゃを何種類か用意をし、それをチンパンジーはただ。眺めたり、舐めたりしているだけであり、二匹とも同じ動作や遊びをすることは無かった。つまり、猿真似はしなかたのである。
では、なぜ猿真似と言われるようになったのか、それは、芸を仕込まれた猿からこのように「人の真似をする」つまり、訓練をされた猿だからできることなのです。
その点、人間は2歳児でも、一人がおもちゃで遊ぶともう一人が同じおもちゃで同じように真似て遊ぶのです。これらは人の心理、脳の働きからです。
人は同じ動作を真似ることで「同調」し、コミュニケーションをとるのです。これらは私たちの遺伝プログラム「本能」として組み込まれているのです。
脳科学ではこれらを「ミラーニューロン」と呼んでおります。人が人と同じ動作や行動をすることで同調し、コミュニケーションするように高度な脳活動を無意識に行うのです。
私たち大人でも同様に、長時間の会議や退屈な時間が長く続くと、あくびが出るのを我慢します。しかし、我慢できず、一人があくびすると、少ししてからもう一人があくびをします。これらも実は緊張感の解放から、同調し、あくびがうつると称されるのです。
また、一人が腕組みすると無意識的に腕組みをする人が増えて行くのです。人が腕組みをすることは、心理的には内心を読まれまいと無意識に隠す。つまり、大切な心臓を隠すことで、心を読まれまいと意識し、また、集中している時にも無意識に腕組みをするのです。
よく講演会などで慣れない講師は、腕組みされると気分が悪い、偉そうに見えてしまう、私の話を真剣に聴いていないと理解してしまうのです。
私は逆に、私の話を真剣に集中して聴いているのだと理解し、安堵するのです。これらも人が人を真似る。これらから猿真似と言われるようになったのです。
現在の子どもたち、若者たちの多くがこのような「真似るが苦手」である。
特に学ぶ姿勢において真似るは非常に重要な要素です。スポーツでも勉強でも尊敬や憧れる人の真似をして学ぶのです。
例えばイチロー選手に憧れていたら、イチロー選手のバッテングを真似たり、尊敬する先生の台詞を言葉に出したり、引用したりしたのである。
ところが、現在の子どもたちや若者たちの多くがこれら真似ずに、教科書通り、つまりマニアル通りにしか行動できない。指示がないと動けない。働かないなどは、これら真似る能力が欠如しているからなのです。
真似る能力だけではありません。私共研究者の中でも同様に自分の考え、創造的な発想の研究ができない人たちも多いのです。
ですから、仮説や自分の考えやアイデア、オリジナルティーにかけているのです。
最初は何も分からないので、まずは師匠などから教えて貰い、学び、技術などを真似るのです。そして、独創性などを取り入れ、自分の技術にして「匠の技」などに繋がるのです。
教育も同様に真似ることから始まるのです。教科書だけでなく、先生や兄弟の真似て覚える。教えて貰うなど、だからとカンニングは別問題です。
猿真似と言われる行為は、人が人とコミュニケーションにおいて重要課題であり、真似ることで同調し、お互いを確認し合っているのです。
但し、芸術や文化芸能、美術などでは人真似は怪訝されるのです。つまり、感性などに関わる事は独創性や創造性が大切だからです。
私も人の真似をするのではなく、人の五感研究から独創性、創造的な研究に励んでいる。これらの考え方、趣旨にはぶれることなく、今後とも五感研究に励んで参ります。そして、私の後継者として「感覚生理学」を受け継いで呉れる若手の研究者の育成も私の使命だと思っております。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦


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苔に癒される!

2010-11-20 00:00:42 | 感覚、五感
コケ植物(こけしょくぶつ、英: Bryophyte)とは、陸上植物かつ非維管束植物であるような植物の総称、もしくはそこに含まれる植物のこと。コケ類(こけるい)や蘚苔類(せんたいるい)、蘚苔植物(せんたいしょくぶつ)などともいう。世界中でおよそ2万種ほどが記録されている。多くは緑色であるが、赤色や褐色の種もある。
なお、日常用語にて「コケ」は、そのほかに地衣類なども含む。
形態的特徴 [編集]
植物体は小型で、多くは高さ数cmまで。体制から茎と葉が明瞭な茎葉体(けいようたい)と明瞭でない葉状体(ようじょうたい)とに分けられる。茎葉体の場合、双子葉植物のように軸と葉の区別がつくが、構造ははるかに簡単である。いずれにせよ、維管束はないが、その役割を代用する細胞は分化している場合がある。胞子体の頂端の胞子嚢に作られる胞子によって繁殖する(ただし、コケ植物では胞子嚢を(朔、さく)と呼ぶ)。の形態や構造は重要な分類上の特徴である。
繁殖は、胞子によるもののほか、無性生殖として植物体の匍匐枝や脱落した葉より不定芽を出しての増殖を行なう。一部の種では、特に分化した無性芽という構造体を作るものも知られている。
生活環 [編集]
生活環は、シダ植物などと同様に世代交代を行う。ただしコケ植物の場合、植物体は配偶体であり、核相は単相 (n) である。植物体の上に造卵器と造精器が形成され、それぞれ卵細胞と精子をつくる。雨などによって水に触れた時に、精子が泳ぎだし、造卵器の中で卵細胞と受精し受精卵(接合子)がつくられる。受精卵はその場で発生を始め、配偶体に栄養を依存する寄生生活の状態で発達し、胞子体を形成する。この胞子体は複相 (2n) で、その先端の(胞子嚢)では減数分裂が行われ、胞子(単相 (n) )が形成される。胞子は放出されて発芽し、はじめは枝分かれした糸状の原糸体(げんしたい、protonema)というものを形成する。原糸体は葉緑体をもち、基質表面に伸びた後、その上に植物体が発達を始め配偶体となる。なお、一部に生涯にわたって原糸体を持つものがある。
配偶体は雌雄同株のものが多いが、雌雄異株のものもある。雌雄異株の場合、外見上は差のない場合が多いが、はっきり見分けのつくものもあり、中には雄株が極端に小さくて雌株上に寄生的に生活する例も知られている。
ウィキペディアフリー百科事典より引用。
苔が人類を救うかも知れないのです。知らない人は苔は汚らしいと思っている人も多いのです。
それは、水の保水力からビルの屋上や壁などにこれら苔を張り詰め、雨などの水を保水し、また、太陽光の暑さから守ってくれる働きもあり、エコなのである。苔は種類によっては汚れた空気などでは育たない種類もある。
富士山の3合目など、富士樹海などの樹木に発生している苔類がそうであるように、都心に持ち帰ると車の排気ガスなどですぐに駄目になってしまいます。樹木を病気から守り、苔類も同様に繁栄する。
苔が多くの種類が緑色をしているのは、私たちの目を癒したりさせているのではなく、太陽光を吸収しやすい色が緑色だからです。
水の中、樹木、岩などの硬い場所、自宅の平垣までも苔は生えます。これら生命力の強さから、働きなどが注目されており、医療、レアアースの変わりにと応用が可能と考えられております。
また、私たちの目も楽しませてくれます。皆さんがこのシーズン、京都旅行し、古都の佇まいを感じたい時には、お寺や由緒あるご自宅などの「日本庭園」 を拝見したことがある人は分かると思いますが、地面には一面の緑、苔が生えている風景をご覧になったことがあるでしょうか?、晴れている日よりも、小雨交じりの方が実は綺麗で、視覚(目)が癒されるのです。
実は、苔は小雨などの水分を含むと少し広がり緑鮮やかになる特徴があるからです。
ゆったりとした時間を過ごし、心を落ち着かせて、苔の緑色、私には苔の臭いにも感じることができます。耳を澄ませれば野鳥や鳴き虫の声などが聞こえます。大袈裟ではないが、私は「日本人に生まれて本当に良かった」と思ったほどです。
現在の多くの人たちが忙しく、そわそわしながら暮らしている人たちが多い現在において、古都、京都などのお寺の日本庭園を眺める旅は、世界の何処へ旅行するよりも、私には贅沢で「心が癒され」ます。
このように苔を見る。拝見することは「心の贅沢、脳の贅沢」な時間なのかも知れない。現代社会は心の余裕が無い人が多い気がする。忙しすぎる人も多い。時には、非日常的な時間を作り、日本庭園の苔を眺める余裕が欲しいものです。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦



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睡眠不足が寿命を縮める!

2010-11-19 00:00:40 | 感覚
睡眠不足が男性の寿命を縮める
2010/09/10(金) No.M014847
十分な睡眠を取らないと、寿命が縮む可能性があるという。新しい研究で、不眠症や睡眠時間の短い男性は14年の間に死亡する確率の高いことが示された。研究共著者の1人である米ペンシルベニア州立大学医学部教授のEdward Bixler氏は、「不眠症は非常に重い有害作用を有する可能性がある治療の必要な疾患であり、最善の治療選択のためにもっと力を注ぐ必要がある」と述べている。女性にも同様の影響がみられる可能性もあるが、今回の研究では追跡期間が10年と短く、死亡率に有意差を認めることはできなかったという。
以前の研究でも睡眠の寿命に対する影響が検討されているが、今回の研究は自分がどのくらい眠っているかという被験者自身の感じ方(間違っている可能性もある)と、実際の検査室での睡眠量をともに考慮している点がユニークである。Bixler氏らは、ペンシルベニア州中心部から1,700人強の被験者を集め、男性(平均年齢50歳)を14年間、女性(平均年齢47歳)を10年間追跡。被験者は質問に回答するとともに、睡眠検査室で1泊の検査を受けた。この知見は医学誌「Sleep(睡眠)」9月1日号で報告された。
研究期間中、男性の5人に1人、女性の5%が死亡。この男女差は、男性よりも女性の寿命が長いことと、女性の追跡期間が短かったことによるものと思われる。睡眠時無呼吸の罹病率などの因子による誤差のないよう統計結果を調整してもなお、不眠を訴え、検査室でも睡眠が6時間未満であった男性は、「安眠型」の人に比べて14年間に死亡する確率が高かった。安眠型の男性で研究期間中に死亡したのは約9%であったのに対し、不眠の男性は51%が死亡。全体では、女性の8%、男性の4%が不眠症を訴え、検査室でも十分な睡眠を取ることができなかった。
米ウィスコンシン医科大学のB. Tucker Woodson博士によると、睡眠障害が動脈血栓や免疫系の乱れに寄与するといういくつかのエビデンス(科学的根拠)があるという。今回の研究は、睡眠不足が直接的に男性の早期死亡の原因となることを明確に立証したわけではなく、他の因子が関与している可能性もある。女性の場合は寿命が長いため、さらに長期的な研究を実施する必要があるとBixler氏は述べている。また、別の専門家は今回の研究について「適切に実施されている」とする一方、女性に比べ男性の健康状態が悪いように思われ、結果に誤差が生じている可能性があると指摘している。
[2010年9月1日/HealthDayNews]
以前にも、私のブログで紹介した。睡眠と脳の関わり、精神安定や記憶などの定着のために人の睡眠があると指摘した。
人間は、毎日夢を見ているのです。私は夢を見たことがないと言うのは、忘れているだけで、記憶がないのである。
人が夢を見ないと、前日に記憶したことや体験したことを忘れてしまうのである。よく人は体が疲れたから睡眠すると考えている人は多いと思うが、実は人の脳の活性化のために睡眠をするのです。
体の疲れだけなら、横になって休んでいれば改善出来るが、現に、脳の疲れや精神的な疲れなど、ストレスもそうであるように、一晩ぐらいの睡眠では改善しないこともある。
人の睡眠は脳との関わりが深く、体内時計によって調整されている。人の脳の松果体という脳部が、体内時計に関係している。朝日が昇り明るくなると目覚め、暗くなると人は眠くなるのです。
また、睡眠前に眠くなるのは人の脳内にセロトニンという抑制物質が分泌され「睡魔」となるのです。
但し、睡眠前に脳が興奮状態だったり、極度のストレス状態だったりすると眠れない、慢性的な睡眠不足になるのが「不眠症」である。
以前に、大学との共同実験で人が3日間、眠らないと脳がどのような変化を起こすかの実験を学生3人に協力して貰った。
1日目は軽いあくび程度で確かに眠そうだが、2日目になる頻繁に生あくびが出て、眠そうで、身体的にも疲れが現れる。そして3日目には、あくびよりも、行動や会話がおかしくなり始めた。実験を行った学生の一人が、室内に侍が侵入してきたとか、もう一人の学生は、子供の泣き声が聞こえるなど、幻覚や幻聴が出始めたのである。勿論、室内には学生だけである。
私は、これ以上実験わ続けると学生の精神状態が危険であると判断し、中止させた。その後の学生は十数時間眠ったのである。
これらの実験からも分かるように、如何に人が眠る。睡眠が脳に与える影響が大きいことが理解出来ると思う。
だから、質の良い眠りが人には必要であるのです。人は脳を休ませるためだけでなく、実は人の脳は睡眠中も活発に働いているのです。そして、翌日の活動に備えているのです。だから脳のためにも、身体のためにも、精神の安定のためにも「睡眠は重要」ということです。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦、

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あくびはうつる?

2010-11-18 00:00:54 | 感覚、五感
よく会議中などに一人があくびすると、もう一人があくびすることがある。
これらの動作を「あくびがうつった」と表現します。
以前にテレビ番組の中で、私が監修した番組内で実験を行ったことがありますが、実際にはすぐにはあくびは出ませんが、長い時間、同じ動作や緊張感が長く続いたりするとあくびが出やすくなります。
一般的には、血液中の酸素が足りなくなり、脳に酸素が行き届いていないときに酸素の供給の目的で行われる。
また、眠たいときや退屈したときにあくびが出るのは、口を大きく開けることで、顔の筋肉が強く引っ張られ、それが強い刺激として脳に伝わることで、大脳の働きが活発になるので、意識が覚醒するとされるのです。
また、睡眠不足だとあくびが出やすくなりますが、これらとは逆の「生あくび」が頻繁に出るのは、病気のサインでもあるのです。
脳卒中などの前兆でも、涙目になる生あくびが頻繁に起こることもあります。
また、極度の偏頭痛などでも生あくびが頻繁にでることもあります。
これらは個人差も大きいのですが、あくびと一言で表しても、良いあくびと病気の前兆などのあくびがあるのです。
あくびは、視床下部の傍室核という場所があくび中枢であると考えられています。この場所は脳内からの種々の刺激を受けて副腎皮質刺激ホルモンを分泌し、脳下垂体に働いてホルモンの分泌を促すなど、ストレス応答にとても重要な働きをする場所として知られています。関係する物質としては、ドーパミン、オキシトシン、一酸化窒素などが多くの神経伝達物質や、神経ペプチドがあり、オピオイド(脳内麻薬など)はあくびを抑制すると考えられています。
よく満員の通勤電車内で、あくびをするのは、睡眠不足だけではなく、車内の空調の悪さ、脳の酸欠状態にもあるのです。ですから、朝から電車内で座っている人の殆どが居眠りしているのです。
では、あくびがうつると言われるのは、例えば会議や緊張感が長時間続き、同じ姿勢をして疲れたと感じ、そして、緊張感が途切れた時などにあくびが出ます。では、なぜ、他人にうつるのかと言うと、一人があくびすると緊張感などが緩和され、安堵感などに感じます。また、脳科学的に説明すると、ミラーニューロンと言う、人まねに関わる脳が働くからです。人は心理的に「共感」するという、コミュニケーション能力が働き、例えば無意識の内に一人が腕組みをすると、隣の人や近くの人が腕組みしていることがあります。これらが同調する。共感するという人の無意識的なコミュニケーション能力が働くのです。
あくびも同様に、一人があくびを我慢して、どうしても我慢出来なく成ったときに、あくびをすると、すぐにではありませんが、時間をおいて、あくびをした人の近くに居た人などがあくびをすることが多々あります。これらがあくびの連鎖と呼びますが、あくびがうつるのです。
では、あくびを止める、我慢する方法は、口を開けずに、上唇を下唇で舐める、深呼吸する。水を飲むなど、顎を動かすことで顔の三叉神経を刺激させることで、あくびの予防が可能です。
但し、あくびが頻繁に出る人は、正常かどうか病院で専門医に相談や検査をして貰う必要性もあると思います。
また、あくびの出やすい環境、例えば空調の悪い室内で、同じ動作や作業を続けない、どうしても続けなければ成らないときには、背伸びやできる限り、2時間以上の単純な動作を続けない、姿勢を続けないことも大切です。
会議などが長引き、どうしても休息できないときには、足先を上に上げたり、動かしたりすることでも身体の血行が良くなります。勿論、脳の血流もよくなります。できれば肩を回したり、首を回すだけでも違います。
会議や講座など、長時間座るなどの環境では、私は1時間30分に一度、10分程度でも良いので休息する。トイレに行くなどを指導しております。
これらは、人の脳の集中して居られる時間帯であり、それ以上無理して続けたりすると脳が疲れ、働きが低下します。そして、あくびや眠気などに見舞われます。
ですから、会議や打合せで効率よく、効果をあげるのには、人の心理、脳科学、感覚生理学を応用すると効率も効果も高まります。例えば、室内の照明の色を変える。BGMを流して会議や打合せをする。退屈させない工夫をさせるだけでも、五感も脳も活性化するので、脳の働きが向上し、創造性などの能力に繋がるのです。貴方の会社やお店などで社員や店員があくびをしていませんか、あくびは怠けたり、だらしないことではありません。人の脳が疲れ、休息しなさいというサインや病気のサインであるという、一見単純そうな行為でも人には重要な要素であることを私から指摘致します。
五感プロデュース、研究員、荒木行彦、


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人の思考でパソコン操作!

2010-11-17 00:00:40 | 感覚、五感
思考だけでパソコン操作 米大学が脳の信号を研究
2010年10月28日 提供:共同通信社
【ワシントン共同】頭の中で思い浮かべるだけでパソコンを操作。米カリフォルニア工科大の研究チームは、脳細胞が発する電気信号を利用して手を使わずにパソコンを自在に操作する技術に結び付くような脳の働きに関する研究結果を27日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。ロイター通信が報じた。
重度の障害などで意思表示ができない患者とのコミュニケーションに応用することなどが期待されている。
研究では、重度のてんかん患者12人の協力を得て脳に電極を差し込み、電気信号を観察。マリリン・モンローなど有名人の写真を示し、好みの人物を見たときに特定の脳細胞が活性化することを記録した。
脳の反応に応じて写真を映し出したり消したりできる特殊なパソコンを使い、異なる有名人2人分の写真を重ねて表示。このうち1人を強く念じるよう求めた結果、69%の確率で好みの写真を表示させ、興味のない方は消すことに成功したという。
頭の中でイメージしただけで機械を操作する研究をめぐっては、これまでにてんかん患者がパソコンでゲームをしたり、サルの脳神経データを読み取ってロボットアームを遠隔操作したりすることに成功した例がある。
私の知人にALS(筋萎縮性側索硬化症) に疾患した人が居られますが、現在、おでこを動かすことでパソコンを操作し、文字を打って私たちと会話してます。以前から私は何か、思考、脳の血流変化、電気信号などでパソコンを操作し、合成的な音声でもよいので、会話できるシステムができないか考えていた。
もし、これらが実際に実用化されると本当に多くの人たちが待ち望んだシステムになるだろう。また、応用として、視覚障害者や聴覚障害などへの応用として、ブレインインタフェースの研究に拍車がかかると思う。
視神経や聴覚神経の電気刺激によって、特殊なメガネや補聴器をつけるだけで、視覚が見えたり、聴覚が聞こえるようになるのではないかと考えている。
これらのシステムも私は5年以内に実用化されると思っている。やはりアメリカは日本の一歩先を行っており、こらの研究、開発には資金も研究者も多いく盛んに研究されているのです。
日本でも仕分けなどが行われているが、削減や見直しばかり考えずにこれら将来的に私たちや困った人たちに役立つシステムや私たちの安全や健康に関わるシステム開発などをしている研究機関や団体等に支援して欲しいと願っている。そうすれば、脳の頭脳、技術力は高いのに、海外、特にアメリカの研究機関や支援などから、多くの技術、特許が海外に流失しているのです。
これらを鑑み、私共研究所でも「五感オンデマンド」、「五感センサ」の開発、研究に取り組もうとしている。折角日本の大学が五感センサの高度な技術開発に成功しても、企業や政府からの支援援助が無いと応用も研究も済まない、研究開発には莫大な資金が必要である。日本経済を考えるとこれら多額の資金援助をするような企業は余裕もなければ、即座の研究、利益に繋がる研究、開発でないと協力支援は得られない現状である。
だから、日本での研究開発は、日本経済を牽引するほどの力を持たないのです。私共は、テロ対策、麻薬探知、人の癌の臭い探知、五感センサからナノテクノロジーの研究に取り組みたいと考えている。
日本には、これら優秀な研究員は多くいる。実際に私共に協力して頂ける大学の教授なども居られます。但し、資金難があるのです。
ですから、私共はこれら具体的に海外、アメリカの研究団体や研究グループからの支援が得られると海外に技術、応用が海を渡ってしまうことを危惧しているが、日本での理解や協力がないと本当に海外に高い技術力もノウハウも売り渡されることが危惧されるのです。
もし、日本政府が今後、TPP(環太平洋協定)に参加、決定を下させば、アメリカを始め、EUなどの資金援助が入りやすくなると考えています。
また、日本の農業支援、改革、保護が大切だと日本政府は発表しているが、私は逆にビジネスチャンスと考え、私の実家のお米を海外に輸出する。「世界一美味しく、安全な」日本のお米、「ジャパンライス」です。
今までは富裕層一部だけでした。これからは私は青森県の農家を支援、繁栄させるために大手商社、PR会社と共同で「食と味覚」、日本の技術、研究開発などで勝負したいと考えています。
これらが日本経済の復活の鍵であり、若い担い手を育成し、雇用にも間違いなく繋がります。製造業、それも円高が続いている現在、輸出に頼る日本は、そろそろ工業製品からの脱却を考えるべきである。
これからは、「創造性のあるビジネス」「創造性の高い、技術と開発研究」が日本経済を牽引すると考えて、今後、多くの方々に指導も支援もお願いして参ります。
規模が小さい、実績がないからと世界に目を向けないのは勿体ない、これからは企業の規模に関わらず、世界に日本のビジネスを展開、広めることが一番の武器になるだう。だから自信を持って世界に挑んで欲しいと願っている。
私共研究所では、今後とも、「世のため、人のための」技術、ノウハウ、研究開発をモットーに五感研究から「五感ビジネス」を展開して参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦

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モーツァルトを流したら犯罪が激減…ニュージーランド

2010-11-16 00:30:08 | 感覚、五感
クラシック音楽が胎教に良いとか、学習がはかどるといった効果はよく聞く話ですが、治安にも一役買っているというニュースがありました。
ニュージーランドでモーツァルトを流したところ、犯罪が激減していると言うのです。
クライストチャーチは人口38万人のニュージーランド2番目の都市。その通りでモーツァルトを流したところ、軽犯罪等が劇的に減ったと言います。
街の中心地では反社会的な事件が2008年の10月の記録で週に77件あったものが、モーツァルトを流し始めた2009年から大幅に改善し、今年の同じ週にはたった2件にまで減ったそうです。
麻薬や飲酒に関する事件も2008年に16件あったものが、今年の同じ週には0件になるなど効果は著しいようです。
セントラルシティビジネス協会では、当初バリー・マニロウ(アメリカのポピュラー音楽)を流す予定でしたが、クラシックの方がより落ち着かせるとモーツァルトを選択しました。
モーツァルトの曲には、良い振る舞いをする環境を作り出す効果があるとされ、治安が良くなることで市民も安心して買い物ができるとのことです。
にわかに信じがたいほどの劇的変化ですが、少しでも効果があるのなら、ぜひ他の都市でも試して欲しいところです。
音楽を処方することで病気が良くなる…イギリスの研究
病気になったとき、出来ることなら薬に頼らずに自然に治したいものですが、自分の治癒力だのみではそう簡単に治ってくれるものでもありません。
しかしながら痛みや鬱といったものは、音楽処方でも症状がかなり緩和することが、最近の調査結果からわかったそうです。
グラスゴー・カレドニアン大学の研究者は、サウンド技術と心理学を使ってどのように音楽が感情を伝達したり、気分をコントロールしたりするのかを調査しました。
音楽療法というのは以前からありましたが、今回の研究は鬱病患者などに対し、どのように音楽を個人ごとに合わせて調整できるかを発見するのが目的だとのことです。
研究では、全く違う楽曲のメロディ、歌詞、リズム、そしてピッチが解析されました。
このプロジェクトのリーダー兼オーディオ技師のドン・ノックス博士は、音楽が個人に与える衝撃というものはアップテンポの音楽が気分を盛り上げ、スローが曲が盛り下げることよりも、遥かに深いところまで浸透すると言います。
曲の構成や技術的な部分もしかり、歌詞でさえ大きな影響をもたらします。そういった諸々の要素が合わさることで、音楽が人に語りかけてくるほどの大きな表現力を持つようです。
もちろん個人の主観による要素もあります。いつどこで最初に聴いたのか、幸せな思い出はあるのか、それとも悲しい思い出があるのかなどです。
このプロジェクトは、こういったことを全て加味した上で、どの音楽が個々に合わせて最もふさわしいかを決定するための研究であるようです。
英国工学・物理科学研究会議の資金提供を受けてスタートしたこの3年がかりのプロジェクトは、今年の終わりまでには完成するようです。
参考例として、鬱のときに医師が処方しやすい10曲をご紹介しておきます。
らばQニュースより、引用。
以前にも私共の研究課題の一つである。「五感療法」人の心理に働きかけ、脳科学と感覚生理学を応用した。住居、病院、高齢者施設などで、LED照明の色を変化させたりする、「カラーセラピー」モーツアルトなどの音楽から「音響セラピー」、香りの発生から「アロマセラピー」など、人の五感を刺激し、五感に訴える。これらの五感的な刺激が脳を刺激し、活性させます。
これらの刺激は、人の心理に働きかけ、脳の視床下部など呼吸を整え、脳の血流も安定し、穏やかに気持ちになります。これらの状態の脳がアルファ波という微睡み状態になります。これらの状態が自律神経の働きかけ、副交感神経から、血圧の低下、心拍数の低下など安定した状態になると免疫力も高まることが知れております。
病院では、入院患者にこれら五感セラピーを導入すると「入院日数が削減」できます。病院の限られたベッド数から回転率もアップし、病院の運営にも効果が期待できます。
また、高齢者では、アルツハイマー病の予防、脳の活性化に繋がり、五感からの刺激を多く受けることで、脳細胞の可塑性にも役立つものです。
また、一般方々でも、ストレスの低減、精神的な癒し効果が期待でき、脳の血行が良くなり、身体の免疫力も高まるのです。
企業においても、これらストレスの低減だけでなく、創造性の能力アップなどに繋がることが私共の研究で分かっております。
私共、五感教育研究所では、これら五感セラピーの導入方法、プログラム等を作成し、指導も行っております。
また、今後、五感ビジネスとして取り組んで参ります。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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聴く意義!

2010-11-15 00:00:41 | 感覚
人の聴覚は様々な外的刺激を脳の聴覚野で認識し、判断している。
但し、聴覚も経験記憶に関係している。子どもの頃に「危ない音」、車がぶつかる音やガス漏れの「シュー」という音、高い場所から物が落ちる音などを私たちの身の回りには「危ない音」、自然界の「心地良い音」など様々な音情報を脳に記憶して行くのです。
都心では、車の通る音、人の話し声、信号機、お店のBGMなど本当に多くの音情報に溢れている。
現在、子どもたちや若者たちの多くは「耳を澄ませた体験」が希薄であり、以前に中学生に五感授業を行った時に「サウンドスケープ」、音風景と題して、目を閉じ、その場に立って聞こえる音をシートに書き込んで貰ったものです。
生徒の中には、目を閉じると、やかましいと感じ、怖いと表現する子どもいた、昆虫の鳴き声がどれで、野鳥の鳴き声がどれなのか? 理解できない人たちが多いのです。
これらは日々の生活の中では、人工的な刺激、デジタル音(電子音)、デジタル映像、3D映像、バーチャル映像など、遊びもテレビゲーム、インターネットゲーム、飲み物や食べ物も人工甘味料など様々な人工的な刺激に曝されています。これらの感覚では、アナログ的な刺激が認識、理解できず、昆虫や野鳥の鳴き声がやかましいと感じ、雑音として認識するのです。
以前には、風鈴の音色がやかましいと隣人とトラブルになり、若者が隣人を殺害するという事件が発生しました。これらがまさしく、人工的なデジタル音の感覚に陥った感覚が危ないと私が警鐘を鳴らしているのがここにあるのです。
人が音を認識するのは、例えば昆虫や野鳥の鳴き声など心地良いと感じたときには、人の脳の左脳の聴覚野が刺激され、認識します。逆に電子音や雑音などは右脳の聴覚野で感じ、認識するのです。
但し、日本人と欧米人では「音の認識に違いがある」。欧米人の多くは昆虫や野鳥の鳴き声を右脳の聴覚野で認識しているので、雑音と感じているのです。
現にアメリカ人の多くは「蛍」を(ファィヤーフライ)、火の蠅と表現し、うっとうしいと感じているのです。ですから、蛍が近づくと手で払おうとする人も居られます。
日本人の文化として音を楽しむ「音遊び」という風習があります。
和楽器を始め、遊びにも昔は様々な音がありました。凧揚げにもブーン、ブーンという音を出したり、夏場の風鈴の音色、祭りの太鼓や笛の音色など本当に様々な音風景があります。
ところが、最近はこれら音風景にも「異変が生じている」。それは、昨年の夏に、盆踊りを「無音」で踊っている異様な雰囲気を見かけたので、私は踊っている人たちに声をかけ、なぜ、音を出さずに踊っているのですかと問いかけると、近所から盆踊りの音がうるさいとクレームがあったからだと答えて呉れたのです。
太鼓や笛の音色なども現代人は雑音と感じている人は多く成って来ている。私はこの殺伐とした感覚を「音の欧米化」、「五感の欧米化」と呼んでおり、日本古来の音の認識、感覚にも異変が生じているという証しです。
これらの感覚に陥るのは、やはり、現代社会の環境の急激な変化が影響していると私は考えている。
現代社会は、私が提唱している「無傾向社会」と呼んでいるように、無を好む人たちが増えている。これらを対象にした製品、商品も世の中に溢れている。「無味」(ゼロカロリー)、人工甘味料、「無臭」(合成香料)、芳香剤、脱臭剤など、「無音」(快適音)、ヘッドホーン、携帯プレーヤーなど。
このように無刺激な感覚が好まれている傾向は決して良いことではありません。特に子どもの頃からこのような人工的な刺激を五感で受け取り、脳で感じると、脳の正常化、活性化には繋がらないのです。
やはり、心地良い音も聞き、香りも嗅ぐ、見る、触る、味わう、そして不快な刺激も受け取る。嫌な音も、臭い匂いも嗅ぎ、汚い物も見る、嫌な物にも触る、不味い物も味わうなどの刺激が脳に体験記憶として定着し、そして、快適な刺激も不快な刺激も識別でき、そして、五感も鍛錬され、同様に脳も活性化し、正常化するのです。脳の活性化は、感性、観察力、洞察力、集中力など様々な脳力に重要な要素です。
以前から私は何度も提唱しているように、五感を鍛錬する重要性は、ずばり脳の発達、脳刺激にあるのです。正しい判断、認識など、様々な脳力を発揮させるためにありとあらゆる刺激を五感で総動員して感じ取り、五感の鍛錬から脳を活性化させることで、人の潜在的能力など、様々な脳力が発揮出来るようになるのです。
皆さんも、視覚以外の感覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚を意識的に活用し、研磨する重要性がここにあるということを私から提言させて頂きます。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、


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いじめと子どもの脳!

2010-11-13 00:00:40 | 感覚、五感
最近、小学生のいじめによると思われる自殺が多発している。以前にも私が指摘してきたが、いじめは一向に減らないどころか、最近また増えてきた。
私が子どもの頃、45年前頃にもいじめはあった。私も小学生の頃、身体が小さかったのでいじめられた。よく命令されていたのである。
但し、その頃いじめられても、悪ガキ(大将)という、身体の大きな 子どもが助けて呉れたものです。
現在は、いじめられた子どもに対して、助けて上げたりすると、助けた子どもまで仲間だと思われ、いじめられてしまうのです。
現在はいじめの仕方も変わってきている。「言葉の暴力」が激しいのです。身体が臭い、チビ、デブなど身体的な要素で見たままを口にする。また、一人が言い出すと、大勢で荷担する傾向がある。
それは、仲間はずれになりたくないと考える子どもが多いのです。心の中では「かわいそう、止めた方が良い」と思っても、友達が一緒にやっているから、どうしても注意ができない。そしてエスカレートし、いじめることが楽しい感覚になることが私が一番に危惧しているのです。
私は、大勢の小学生に関わってきた。十数年以上小学生を見てきた。現在も特別講師、「野鳥の先生」として関わっており、五感教育を実施している。
現在の小学生は一人、一人は優しい子供たちも多い。しかし、団体行動したり、学校内では変わってしまうことが多いのです。
私は多くの子供たちに接してみて、現在の子供たちは本当に「実体験」が不足している。私は「頭でっかち」と呼んでいるが、頭、脳で中で思考していることをそのまま言葉にしてしまう。そして、相手を傷つけ、いじめられた子どもは心に強いストレスになってしまう。学校に行くのが怖い、嫌だと思っても、親に怒れるのではないか、誰も辛さを分かって呉れないと思い込んでしまうのです。そして、情緒の不安定、精神的な障害などを引き起こすと自殺を考えしまうのです。
私も二人の娘を持つ親です。私の子供も私の仕事柄、小学生の頃にいじめられていたのです。私はとにかく、話し合い、私の仕事の理解、仕事が忙しくて話が聞けないときには、手紙を書き、思いを伝え、PTA参観日にも出席し、先生とPTAさんの前で、「私はいじめは許せない!」と先生と、いじめている生徒の親にも、参加した全員に毅然とした態度で、貴方の子供がいじめられていたら、どのように思うか、感じるか、いじめられた子ども、親の身になって考えたことがあるか、「相手の考えを察する」、「思いやり、労る心がかけている」と指摘し、我が子はお陰様で、これらをすべて理解し、分かっている優しい子ですと、告げると全員沈黙してしまいました。その後は、全くいじめはなくなりました。
私は、いじめの原因も考えられる不登校の児童生徒、何と12万9千人(学校基本調査)前年比(2008年)より、2000人増加している。不登校児童生徒というと「怠け者」「忍耐力がない」などと思っている人は多いと思うが、そうではないのです。「我が儘」でも「根性がない」でもないのです。現在の子供たちは「精神的に弱く」、社会に適応出来ないのです。
何より、人と人との顔を合わせたコミュニケーション能力の欠如、会話が少ないのです。例え親子関係でも携帯電話やパソコンでのメールなどのコミュニケーションが多いのです。
また、幼い頃から進学目的の「塾」や習い事、高学歴を目的に過度の期待をかけられる子供たち、夜遅くまで勉強し、たまに遊ぶのは携帯電話のゲームやインターネットゲームなど、室内で一人で遊ぶことが多い。
これらは人工的な刺激であり、五感から脳に正しい情報や刺激が送られないのです。
ここで脳科学、感覚生理学的に詳しく説明致します。
現在の子供たちの多くは「相手の考えを察する、人間らしいコミュニケーション」が欠如しているのです。
人の大脳は、左半球と右半球に分かれている、その分かれ目には、深い溝があります。その深い溝の壁に位置しているのが「前部帯状回」(写真参照)
この前部帯状回こそ、人の社会性の根底で、重要な脳の働きに関わっています。その働きとは「他人の視点に立って考える」能力です。人とのコミュニケーションにおいて、「表情、仕草、ふるまい」など「相手の意図や感情を察する能力」は極めて重要です。
他者の考えを察して、それに「共感」する。そして洞察する力が現在の子供たちに欠如している脳力です。
私たちは「思いやりや労る心」があります。いじめている子どもは、これらいじめられている子の立場になって考えない。考えられないのです。
これらはまさしく前部帯状回が未発達であり、思いやりの心も欠如しているのです。
相手の立場に成って考えることは、小学生の低学年でも思考することはできます。現に、幼稚園の頃から仲良く、一緒に野外などで遊んだ子ども同士は、お互いに助け合い、思いやりもあり、相手の立場になって優しい言葉をかけたりできるのです。
これらを改善するためには、私は「実体験教育」を重視している。
人工的な刺激が多い現在の生活習慣、デジタル音、人工的な香り、人工甘味料、3D映像、バーチャル映像、無機質的な刺激など、現在の子供たちは五感も脳にも、人工的な刺激を脳に送り、脳で認識している。これらの感覚では、脳も正常化されず、脳の発達にも影響を与える。先ほど説明したように「前部帯状回」や「前頭葉」など、脳の司令塔的な役割を担う脳部などが刺激されず、未発達のまま、大人に成長してしまうのです。
私はいじめの根底には、脳の未発達、人とのコミュニケーション不足、相手の考えを察する能力、思いやり、労る心などの「感情」が欠如し、理解できない子どもであると指摘している。
これらを一部でも改善するために私共は具体的な取り組みを致します。来春には、横浜市本牧町と北鎌倉の自然を生かし、伸び伸びと「生きる力を養い」
脳科学と感覚生理学を応用し、日本初の幼稚園を開校致します。
「かいじゅうの森ようちえん」と名付け、私も理事として参加し、指導致します。社会に適応し、自然から色々な事を学び、体験をしてもらい、子ども同士、子どもと大人のコミュニケーション、挨拶ができ、身体も精神も元気な子どもに育成することを目的にこの幼稚園を開校します。
他にも、神奈川県教育委員会の「不登校問題」などにも取り組んで行きたいと考えております。
私共が何かできないか、できることから徐々に行って参ります。私共の叫びが大勢の方々に届き、いじめの撲滅、そして親よりも先に子どもが自殺してしまうなど、私は胸が痛み、涙が出るほどです。
私は脳科学、感覚生理学者です。私ができることは誰が何と言おうと、人は人を思いやり、助け合うことが重要であることをこれからも言い続け、提唱して参ります。いじめの撲滅を目指し、今後とも私はテレビ、マスコミに登場し、提唱して参ります。このいじめの撲滅の輪が日本中に広がって呉れることを私は願うばかりです。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、

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