棋王就位式(第40期)

2015-05-16 00:00:13 | しょうぎ
5月15日、新橋の第一ホテルで棋王位就位式が開かれた。渡辺明棋王が3月始めに羽生四冠に3連勝して三連覇を決めたのだが、それ以降、だいぶ経ってから就位式。棋王戦が第5局までもつれたとしても3月内には決着していたのだから、どういうことなのだろうと思うが、たぶん挑戦者の羽生四冠が勝つだろうという想定で、忙しい羽生氏の日程に合わせていたのかもしれない。

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そして、主催の共同通信の社長からの祝辞だが、棋王戦のタイトル名が有名になるだろうと感謝していた。何が言いたいかというと、いくつかタイトルを持っている人が棋王になったとしても、二冠とか四冠というように呼ばれ、「棋王」というタイトルが表に出ないわけだ。今回の渡辺棋王の場合、同時並行で進行していた王将戦で失冠してしまったため、渡辺棋王とちゃんとタイトル名が肩書になる。

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そして、金色ネクタイの谷川会長。金色ネクタイを自分のために締める機会が来るだろうか。ムッツリ顔の渡辺棋王にいくつかのお小言。上(羽生)と若手に挟まれて、今年こそ真価が問われる年だ、というような話だ。会長は前を向いて話すので、タイトルホルダーの顔を見ることができないのだが、間違えて別の棋士の名前を言ったりしないのだろうか。

そして、来賓の一人が、小学校5、6年の時の担任の先生。その頃の話を披露。しかし、小学校や中学校の教師が登場して昔話の披露というのは、もし私だったら、気がクルッテしまう。念のため、卒業後十年内に、全部暗殺(いや、ご他界)した。


さて、5月2日出題作の解答。

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▲3六飛 △同玉 ▲3五飛 △4六玉 ▲3七銀 △5七玉 ▲6五飛 △5八玉 ▲6八飛 △5九玉 ▲4八銀まで11手詰。

押しつぶしの図。チンギスハンは、敵対する部族の王を、こうやってつぶしていたそうだ。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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味気ない問題かもしれない。コンピューターの作品みたいだが、人力作である。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。