週刊将棋廃刊で思うこと

2015-10-31 00:00:23 | しょうぎ
週刊将棋が来年3月末で廃刊になるそうだ。理由は「当初の使命を達成したから」ということだそうだ。もう一つ理由を書けば「売れなくなった」ということだろう。

一応、週刊ということだが、いわば将棋に絞った専門誌とも言える。将棋界のできごとを紙面ですばやく伝えるということなのだろう。いうまでもなく、情報の速さという点ではネットにかなわないが、情報の多さでは圧倒的に有利な媒体だ。

ということは、

まさに、新聞がおかれている立場と同じということだ。

もっとも、週刊将棋の場合は「当初の使命を達成した」と言っても構わないと思うのだが、一方、新聞が廃刊する時に、同じ言葉を書くことができるだろうか。

途中の大戦中の新聞の報道がどういう結果を及ぼしたのかを考えれば、そう書くことが許されるわけではないだろう。

とはいえ、廃刊のコトバを見つけられないからといって新聞社が行き詰らないということではないわけだ。



さて、10月17日出題作の解答。

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入玉作の持駒「桂」というのは答えを予測されやすいものだ。

動く将棋盤はこちら


今週の出題。

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遠くに行かないで庭で遊ぶ。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ正誤判断。
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空港でドライブインに行く

2015-10-30 00:00:58 | あじ
新千歳空港の食事と言えば「北海道ラーメン道場」を思い浮かべるのだが、既に8店の全店制覇しているので、まあそのうち2店を交互に攻めようと思っているのだが、趣向を変えて、旭川の豚丼店に入ることにする。

ドライブインいとう。

空港内にドライブインがあるとは知らなかったが、仮に運よくクルマをエスカレーターに載せて運転してきても入店できない。モールの4階のレストラン街の中にある。

詳しくは知らないが、ドライブインで出していた豚丼が、大当たりしたのだろう。

ところが、本州の人間にとっては、「豚丼」をわざわざ北海道で食べるというのには少し抵抗がある。

多くの人は、豚丼のイメージは、狂牛病騒ぎで牛丼チェーンが苦し紛れに考え付いた豚丼。だいたい牛丼とよく似ていて、甘辛い味だ。また、東京の豚丼専門店も知っているが、炭火でじゅうじゅうと焼いて少し焦げた状態でやはり甘辛いタレがかかっていて、いかにもワイルドなランチという状態だ。

また、少し北海道通になっても、札幌郊外で屯田兵定食とか食べると、かなり豚肉が使われているが、それは高カロリー食品という扱いで、豚汁とかになっている。

要するに、料理のメーン素材でありながら、豚肉が乱暴に扱われているという共通点がある。

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で、まあそんなところだろうと思っていたのだが、まるで違うわけだ。豚肉がスターになっている。柔らかく、さらにきちんと整列して丼の白米の上に並んでいる。煮汁と一緒にドバッとかけたりはしないのだ。きちんと並んでいるので、一枚ずつ食べることになる。

予想よりも肉が柔らかい。マックのバンスのように前歯で噛み切れる。こんなにイメージと実物が違うというのも驚きだ。北海道は奥が深い。

とはいっても東京圏では、この繊細な料理は受けないだろうという気がする。料理に含まれる「優しさ」が行き詰ってしまうもどかしさがある。

戦後、それぞれに事情があって樺太に残ることになった僅かな日本人や韓国人のかたに今、食べさせてあげたいな。(樺太への直行便もあるので、やる気になればできるのだが)
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ギリシャってどんな国?

2015-10-29 00:00:30 | 投資
田中貴金属から送られてくる小冊子で、ギリシャの特集が組まれている。

財政危機の国でお騒がせ中だが、「美しい国」なのか「醜い国」なのか。

まず、美しい面から言うと、ユネスコの世界遺産リストに19もの登録がある。その多くは古代遺跡だが、一部は地中海の島々に残る中世の街並みや建造物も含まれる。

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で、日本にあるギリシャ大使館で聞いた話が並ぶが、国民性は家族や友人を大事にし、明るくフレンドリーで話好きでコーヒー一杯で何時間も話すそうだ。名古屋のオバチャンといったところか。

食べ物は地中海の魚で、海の塩分濃度が高いため、食べごろの味で、オリーブオイルとレモンとオレガノで味付けで地元のレストランがおいしいとのこと、名古屋じゃなくなった。

で、これらは大使館の話なので、自国民を悪く言うわけないのだが、国際経済アナリストで金投資に詳しい豊島逸夫氏のレポートは辛口だ。

要するに「アリとキリギリス論」。

公的債務が多大なギリシャと日本を比べて「アリとキリギリス論」を展開する。というか、ギリシャとアイルランドの比較をする。

アテネでは市内に金の買取市場があって、多くの国民が通っているそうだ。要するに、職もなく貯金もなく、家の中から探し出した母親の形見の品とか先祖の遺した金貨とか持って生活を食いつないでいるそうだ。日本でも買取業者がにぎわっているが、「たんすの奥から出てきた忘れていた宝飾品が、こんな値段になってラッキー」というようなノリだろう。大違い。

どうも、ギリシャではキリギリス型は、もはや破滅の瀬戸際で、アリ型も貯えを放出しはじめていて、まだ冬が続いて春が来ないということらしい。

一方、アイルランド人は勤勉で教育水準が高く、国内治安がいいし島国で景色もよしということで日本に似ているということだそうだ。既に欧州債務危機からは脱出していて、多くの企業が欧州の拠点をここにおいている。

ということで、アイルランドも日本も貯蓄率が高いアリ型国家だから安心ということだそうだが、結論を出すのが簡単過ぎるような気がする。

ギリシャは北アフリカからの難民が殺到して困っているようだが、まさかアイルランドに船で向かう難民はいないだろう。
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なぜか売れ出した「黒い恋人」

2015-10-28 00:00:34 | あじ
北海道の空の玄関は新千歳空港ということになっていて、日本屈指のショッピングエリアのある空港である。実は何年か前からこのショップに並ぶお土産の中で、気になっているものがあった。

黒い恋人。

有名な「白い恋人」じゃない。「白い恋人」はタイル状のクッキーの中にホワイトチョコレート系のクリームがサンドイッチになって、一個ずつが紺色の包装になっている。アジア一円で有名になっている。8年前に賞味期限切れ偽装の不祥事があったことは内緒になっている。

で、「黒い恋人」というネーミングはどうみても、「白い恋人」という巨大ブランドがあってこその反語としか思えない。本当に肌の黒い人を恋人にしたというような意味だったら、明らかに人種差別だ。さらにいうと、白い恋人も人種差別だ。あえていうと、白とか黒とかは使用するチョコレートの色を指すだけということなのだろう。

で、そんなふざけた製品は半年で消え去るだろうと思っていたのだが、数年間、細々と消滅を免れているうちに、だんだんと空港内での売場面積が増していった。大ヒット商品になったようだ(いつまで続くかは不明だが)。

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で、今更ながら一箱購入して試食。なんとなくあぶないパッケージの中には銀色包装。

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その中から登場したのは、ややグロッぽい食べ物。別のものに似ていると思った人は食欲減退するかもだ。「グロい恋人」ということかな。

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チョコレートの中に黒豆が入っていて、トウモロコシのキビ菓子をコーティングしているそうだ。

味は、見かけどおり。

白い恋人と黒い恋人と両方セットにしてお土産にするのかな。なんとなく人種差別の空気が漂う。

このまま、黒い恋人が売れていって白い恋人を駆逐するようなことになるのかなとか思うが、すでに白い恋人は札幌市内の工場を「白い恋人パーク」というテーマパークにしてしまい、観光バスが続々と発着しているという変貌ぶりである。

10年後には、白い恋人の工場で黒い恋人を作っているかもしれない。


ところで、「黒い恋人」の発祥の謎だが、香港人のバイヤーがメーカーを訪れて「白い恋人」に似た商品を発注しようとしたことがあったそうだ。ところが香港では、当時「白い恋人」というネーミングを使えない事情があって「黒い恋人」になったそうだ。

その事情とは何かは明らかにならないのだが、たぶん「雪の恋人」という商品の商標権問題だったのだろうと私は推測している。今は本物の「白い恋人」を香港で買うことができるそうだ。
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GMSの行方とイオンの不思議

2015-10-27 00:00:23 | マーケティング
買い物の3%割引(キャッシュバック)につられてイオンの泡沫株主になっていて、送られてきた上半期(3-8月)の決算説明をみて考え込んでしまった。もっとも7&IでもGMS(総合スーパー)の粗利が、ほぼゼロというのだから同じなのだろうけど、部門別営業利益(粗利から人件費などの一般管理費を引いたもの)の部門ごとの差があまりに激しいことだ。

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まず、売上げは全体で4兆745億円のうち、総合スーパー部門が32%、小型スーパー及びディスカウント(マックスヴァリュー等)が36%で合計68%もあるのに、営業利益をみると、GMSは87億円の赤字、小型スーパー+ディスカウント部門が61億円の黒字で、合計では26億円の赤字である。

全体では723億円の利益というのに、他の分野はどうかというと、総合金融事業が273億円の黒字、ディベロッパー事業(ショッピングセンターの賃貸)が209億円の黒字、サービス専門店事業が164億円の黒字、ドラッグ・ファーマシー部門が82億円の黒字、小型店(ミニストップなど)が22億円の黒字というような内容だ。

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といって、GMSやスーパーをやめてしまうと、クレジットカードやワオンカードを使う人もいなくなるだろうから、おかずだけ食べて、ご飯を捨ててしまうわけにもいかないだろうか。

ワオンカードは5210万枚も発行している。私も2枚持っている。クレジットカードも2枚あるし、金利につられて、預金も他行から少しずつイオン銀行に移している。


ところで、イオンの不思議をいくつか。

個人的に、横浜と岡山の両方で生活していて、仕事で都内に行く時も多い。イオン銀行の問題は、都心にATMが少ないこと。東京駅、有楽町駅の周りにミニストップがないこともあるが、それだけのエリアの中で八重洲口のビルの上階の方に場違いに一台あるだけだ。

本来はミニストップを作るべきなのだろうが、簡単にできないならATM設置してほしい。羽田空港でもAYMを探すのに大苦労だ。岡山空港なんか堂々と一番目立つところにあるのに。


次の不思議だが、岡山県はイオン王国になってしまい、旧来のスーパーをイオン化しただけではなく、薬局チェーンも重複して複数あるし、「イオンカードなしでは生きていけない県」になっているのだが、残念なことに「おウチでイオン」というネットショッピングに登場する商品は、安物ばかりだし、小分けしたものも少ない。店員の方が、売り場から指定商品を箱詰するだけだから、店にある高い商品や小包装の画像を追加したって構わないはずだ。

たとえば2キロの無洗米なんてものもリストにないのでセヴンに走らないといけないのだが、商品を運んでくる元のイオンモール倉敷の店舗には何種類も置いてある。

もう一つの不思議が、子会社のミニストップ。私にとって最も大切なコンビニだ。世界最高のデザートがあり(特に夏)、ローソンにあるはずのLoppiもある。サプライチェーン上は、イオン系のスーパーが多い場所に沢山あるはずだが、イオン系スーパーが手薄な横浜市北部にはかなり多くのミニストップがある半面、イオン王国の岡山県には一軒もない。

さらに不思議な点は、株主の3%(大株主は5%)割引だが、利益のないスーパー部門では使えるのだが、利益幅の多いミニストップでは使えないわけだ。なんとなく使うとイオンをさらに赤字にしているようで、買い物を遠慮してしまう。
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横浜市都筑区での情報

2015-10-26 00:00:18 | 市民A
パークシティlala横浜の場所が都筑区であったとは、都筑区のほとんどの人が驚いたのだが、普通は、「横浜市のマンション」と報道されるのに「横浜市都筑区のマンション」とことさら報道されるのは、なんらかの恨みか嫉妬があるのだろうと普通の都筑区民から言われている。ちなみに私は区の中心の方に住んでいて、マンションから地上に降りてヤモリやゴキブリと共同生活している。

地元情報では、既に小学校では次々と転校生がいるそうで、引っ越しが始まっているようだ。

また2度傾いた件だが、地元の報道では、昨年中古で買った人は、最初からドアがきちんとしまらなかった上、リフォーム代を使い、将来はマンションを売って老人ホームに入る予定が、大きく狂ったと言っているそうだ。

そして、マンションと隣接するららぽーと横浜の場所は元々NECの工場で、地元の人のためにテニスコートを開放していたそうだが、一帯は鶴見川の河原のそばで地盤が弱く、雨の時は、水たまりが片側に集まり、地面そのものが傾斜していたとのことだ。


しかし、この問題は個人が被害になるという点で激しくマスコミは書いているが、直接的には企業犯罪というより個人犯罪の匂いが強い。

一方、東洋ゴムのデータ偽装は会社ぐるみだし、VWもそうだろう。巨人の野球とばくだって、本件以上に悪質であると思えてならない。
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高橋三太郎展‐放浪する木工家とそのカタチ

2015-10-25 00:00:41 | 美術館・博物館・工芸品
北海道立近代美術館のそばを通ったので、立ち寄ってみた。

あまりみたことのない展覧会が開かれていた。

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高橋三太郎展ということで、木工家の作った作品が展示されているのだが、ほとんどが椅子。それも北海道のホールや学校やベンチとして実際に使われているものが並んでいる。

ということで、美術展では異例の、「どの作品に座ってもOK」ということになっている。

といってもすべての椅子に座ったり立ったりすると腰痛の原因となるので、座り心地のよさそうなイスに座るが、困ったことに座り心地の悪そうなイスの方が座りやすかったりする。

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思えば、当然だが、これは実用品なので、完成品に実際に座ってみて、外見も悪く、実用上も悪いとなると、ボツになるに決まっているわけで、逆説的いうと、見かけが悪いが生き延びている製品は、良品ということになるのだろう。そういえば「無印良品」てそういうう感じだ。

ことわざでも、あったような気がするが思いだせない。「花より団子」ではないだろう。

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ぐるっと一回りをしてみたのだが、椅子だけではなく、洋式トイレの便座なんかも設計してくれないかなとちょっと思う。いまだかつて、木製デザイン便座をみたことはない。

ところで、道立近代美術館の収集の柱の一つが、ガラス工芸品。アールヌーボーなど。大きなバッグをもって展示室を歩くときに、よろけて壊してしまうのではないかと、ヒヤヒヤする。
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スマホ詰めパラ取組中

2015-10-24 00:00:31 | しょうぎ
数ヶ月前から「スマホ詰めパラ」を解いている。続けているうちにわかったことは、毎夜、およそ23時頃に新しい問題が5題出題される。一般的には、5題は簡単な方から難しい(あるいは長い)方へ並んでいる。

このため、眠る前に解くことにしているのだが、基本的には段々眠くなる時間なので、4番目や5番目の問題は苦労する。ただ、解けないものはあきらめることにしている。さらに眠くなるのだから解けるわけないわけだ。眠る寸前に頭を使うのは健康にいいのか悪いのかよくわからない。朝、見直すとあっという間に解けることが多い。

気になっているのは、こちらが正解を指すと、一手ずつ相手(相手は誰かも知らないが)が対戦形式で対応する。間違えると、最初に戻る。つまり、こちらの手に対して、玉型の受け方がメインテーマの作品は、まったくこのシステムにはなじまない。

また、深く考えずに直観で指してもかなりの数は正解に到達するのだが、パッと見た時の正解筋が70%程度の確率と思った場合、別の20%の確率や10%の確率の手から読む癖があるので、なかなかなじまない。

もちろん詰将棋を作ったり批評、批判したりする多くの人たちとは異なって、完璧主義じゃないので、忙しくてやり残した問題は放置のままだ。


さて、10月10日出題作の解答。

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駒の掃除みたいだが、一気になくならないところもある。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

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あまり「おおた流」じゃない、流れに乗った問題。盤上に駒が少ないと読みやすいはずだ。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
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鮫か鰈か(サメかカレイか)

2015-10-23 00:00:20 | あじ
突然札幌に行ったが、かなりの旅行ブームなのか、どこにいっても混雑。夏服だったのだが、現地はほとんどの人がコートなどを着ている。まったく寒く感じなかったのは、財布の中にあらかじめ出張経費を入れていたからだろうか。

で、空き時間には恒例の「公設市場」へ。札幌には観光客用の「二条市場」があるが、最近は、観光客も「公設市場の場外」へ繰り出す

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しかし、雨が強く降り出したので、早々に寿司をいただくことになる。握りにするか、海鮮丼にするか。

普通は、握りの方が丼より高いが、ここでは逆になる。丼には、ウニ、カニ、イクラ、ホタテ他、ブリやイカや、甘エビなど、何品でものせることができるが、その都度、価格は上乗せされていく。すぐ3000円を突破するだろう。

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ということで、握りコースを走ることにする。ウニ、イクラ、蟹、甘エビ、ミル貝、ホタテ。ゴールデンチョイス。

新鮮でネタの大きさも合格。

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そして、魚類をいただいていないことに気付くので、追加注文にマグロ3種。赤身、中トロ、大トロ。

赤身は今一つと言った感じだ。解凍がうまくいかなかったのだろうか。中トロ、大トロはOK。

そして、店内に本日のサービスとして紹介されていた中に、妙な表記があった。


『鮫鰈(釧路産)』

サメのようなカレイなのか、カレイのようなサメなのか。

サメだったら嫌だなと思うも、しばし熟考の末、『大シャコ』と一緒に追加する。

世の中の疑問に、一つ一つ解答を与えるのが私の使命だ(自分の中だけの話だが)。

女性店員にオーダーする。「サメカレイとおおシャコね。」

直ちに修正される。「サメガレイにダイシャコですね。」

トロは「大トロ」を「おおトロ」と読むのに、シャコは「ダイシャコ」か。日本語は難解だ。

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そして三皿目が登場。さっそく鮫鰈に挑戦。身は白く、柔らかく、味は淡泊。淡泊過ぎて微妙な味の差が見極められない。が、その場で私の舌が出した結論は、

鮫鰈=サメの仲間。

しかし、後で調べたところ、逆だった。

なお、総額は4000円弱ということ。計画通りには進まない。
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「軽減税率」とは色々無理な制度

2015-10-22 00:00:28 | 市民A
自民と公明が(あるいは他の党も?)公約にしていた「消費税10%の際、軽減税率適用」の実行方法について、当初財務省からの案である「還付方式」が登場して、炎上した。

さまざまな現実的な問題をクリアにした名案だったが、「マイナンバー」とつなげたところで、貧乏な人だけではなくお金持ちからも「反対」ということになった。

もう少し、案の内容を分析すると、一人4000円/年の還付というのがあまりに少ないように感じ、それなりに概算してみると、一人10,000円ぐらいじゃないかと思うわけだ。仮に2%分が4000円とすると、対象品目の総額は一人当たり年間20万円である。4人家族で80万円。

一家のエンゲル係数が40%と仮定すると、4人家族の年間収入は200万円となる。2倍ぐらい違う感じだ・

矛盾を突き詰めると、もともと軽減税率対象品目の消費税って色々あって、国家が半分くらいは回収していないのではないかと思うわけだ。もともと、生鮮食品などは「廃棄」とか「売れ残り」といったロスがあるわけだ。また、産地直送とか通常の流通ルートに乗ってないものは、最初から最後まで帳簿に残らない可能性だってある。


そして、品目別に軽減税率というようなもっともらしい話になってきているが、忘れてはならないのは、現在は「税込価格表示」が基本になっている。税率税額別表示だと、そのつど税金の傷みを感じるからという猿知恵なのだろうが、結果としては税込価格という最終価格が明示されているわけだ。

その結果、消費者は税込価格が高いとか低いとかで消費構造を変える。ここで、ミクロ経済学になるのだが、仮に税抜100円の商品を108円で売っていて、110円に値上げできる場合にも108円で売るのかということになる。もともと110円でも売れるものなら商店は110円にするかもしれない。というか税率が10%でも8%でもいくらで売れるかということは需要供給関係で決まるわけで、商店はなるべく高く売りたいわけだ。

つまり、売値が同じで税率が違うということは、軽減税額による差額の受取人は、消費者ではなく小売店や卸売りや生産者ということになる。


さらに、根源的に言うと、元々消費税に逆進性があるというのは、所得の大小の違いを累進課税で調整しても、格差は埋められない(というか所得の大小は社会的にも認められている)上、食品や雑貨品などは金持ちでも貧乏でも使う金額はほぼ同じなので、結果としてさらに金持ちと貧乏の人の所得格差が拡大するという20世紀型理論によるものである。

ところが、実際には、この理論の前提である「食品や雑貨品などは金持ちでも貧乏でも使う金額はほぼ同じ」という部分が、現代とは大きく違うわけだ。たしかにお金持ちでも倹約家はいるが、逆に貧乏でも浪費家がいるのと同じで、特殊な人を除けば、お金持ちの方が高い食材を買っていて(デパ地下)とか、貧乏な人はマックスヴァリューにいくわけだ。

高い米も売っているし、安いお米も売っている。一般に、食材の品質差よりも価格差の方が高いため、お金持ちの方が、より割高の買い物をしている、とさえ言えるわけで、そもそも消費税がそれほど逆進性が高いという理論の発端にある常識すら疑わしいわけだ。

そういえば、何年か前に台湾(中華民国)に行った際、国民がレシートを溜め込んでいて、理由を聞いたところ、年一回、レシートの通し番号による国民的抽選会があるため、レシートを出さない業者からは買い物をしないということだった。マイナンバーじゃなく、マイレシートナンバーということだ。脱税防止には有効な手段だと思う。
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バスで発見したもの

2015-10-21 00:00:34 | 市民A
東京近郊の町(わりかし大きな)で、バスに乗ったところ、生涯で初めて見たものがあった。

バスの吊革(皮製品ではないが)。一ヶ所だけではなく、バス中全部、ニコイチ方式だ。

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見ての通りだが、革が二本で輪が一個。物理的に考えると、バスの前後の急な揺れにはこちらの方が対応力はありそうで、横揺れに対しては従来の革一本タイプと大差なさそうだ。

最大の問題は、吊革の本数が半分になってしまうことかな。

左右の吊革で固定されてしまう輪を見ていると、二股交際で二進も三進もいかなくなった図を想像してしまう。
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カジノ・ロアイヤル(映画 2006年)

2015-10-20 00:00:12 | 映画・演劇・Video
007シリーズ21作目。まもなく最新作に追いつくところまできた。

ボンド役交代。ダニエル・クレイグに交代。しかし、・・・

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本作より、007シリーズは大きく変わる。なにしろジェームズ・ボンドの誕生日も変り、冷戦時代はスパイ活動をしていなかったことになり、登場メンバーの役名は変わらないものの、それぞれ人格が変わる。

それだから、大いに違和感を感じる。さらに、フレミングは、この小説をシリーズの一番先に書いたので、カジノで活躍する初期作品とかなり似ている場面がある。

そして、なによりクレイグの風貌だが、人相が悪い。金髪に青い眼、あまり長身じゃないとなると、元スパイのロシア大統領とそっくりだ。この手の人相は、初期作品では、犯罪者側だったのだが、どうしたのだろう。実際、やっていることは市街地の破壊活動そのものなのだし、しょっちゅう殺人を行う。

カジノで軍資金を得ようとする敵を、逆にカジノで巻き上げるところまではいいが、ボンドガールに騙され、大金を別人に銀行間送金されてしまうのだが、今度はだまし討ちみたいにしておびき出し、闇討ちしてしまう。

そして、全編を通じ、映像が恐怖感をベースにしているように感じる。

コンプリートまで、あと数作、この不安感に耐えられるだろうか。
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傾斜マンション

2015-10-19 00:00:51 | 市民A
横浜都筑区の傾斜マンションだが、元々、某家電大手の工場跡地のはず。「L」の字の付く大型商業設備とほぼ同時に開発された物件。気になるのは「L」の建物の方。週末ともなれば万の単位の人が集まるのだが、別業者だったのだろうか。
    
旭化成建材と同一グループの旭化成○○・・○○という会社との懇親会が中止に。
   
先日の洪水の時は、水の中に一軒だけ残ったへーベルハウスの優秀性が証明されたばかりなのにね。ビジネスの教科書には「異業種進出は既存ビジネスを関係のない分野に取り組むと失敗する。ただし、旭化成のへーベルハウスだけは例外」と書かれているのだが、社員の管理方法に手抜かりがあったのかもしれない。化学会社は、あまり手抜きはできないはずなので、細かなチェック体制が苦手なのかもしれない。
    
傾斜は2%でも海に浮かぶ船は、傾いても自動的に元に戻ろうという力が働くのだが、マンションの場合は無理だろう。傾き始めたものは元には戻らない。
    
しかし、パークシティLaLa横浜の場合、竣工は2007年。その前年の2006年のはじめに姉歯事件という今回と同程度のきわめて悪質な事件が起きているのだから、その時に施工の各段階を再確認していれば、もっと別の方向になったような気がする(完成まもなくの新築マンションをいきなり建て直すという気持ちになるかどうかはあるが)。
    
工事が始まると、周辺のららぽーと渋滞がさらに悪化しそうだ。
    
姉歯事件の時は、基本的に個人犯罪だったのだが、こちらはどうなのだろう。案外、本格的立件は難しいのではないかとも思える。
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新宿中村屋のカレー

2015-10-18 00:00:00 | あじ
本ブログでは過去に二度、中村屋のカレーのことを書いたが、いずれも戦前、アジアの独立運動の闘士などを匿ったり支援していたことを書いた。

その結果、インド方面の国から逃げてきた人から製法が伝わったことからカレーがレストラン中村屋のルーツになった。

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そんなこととは関係ないだろうが、岡山のゴルフ場でのコンペの結果、第5位となり、商品を受け取るのだが、中村屋の「カレー」だった。

箱をよく見ると、『民族レストラン』という聞きなれないことばが書かれているが、どういう意味なのだろう。

もしかしたら、中村屋が「民族レストラン」になったのだろうか。確かに、日本人はカレー好きだ。

あるいは、単に「世界のご当地料理」ということだろうか。

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謎としかいえない。牛肉を食べないインド人に配慮もせず、「欧風ビーフカレー」とか「ビーフカリーインド風」って変じゃないだろうか。「欧風」というのも不思議なコトバだ。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、それぞれ料理は異なる。ロシアやトルコは仲間はずれなのだろう。EUには入れてもらえない。

ということで、さっそく「欧風ビーフカレー」を湯煎していただくことにする。

具が多いという感じだ。欧州のどこの国の料理に似ているか、不明だ。

毎日、カレーを食べたりは、しない。
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最近の教室

2015-10-17 00:00:00 | しょうぎ
もうどれ位やっているのかわからないが、ほぼ毎月1回のペースで将棋教室を開いている。主に小学生向け。といっても小学生大会の県代表も出したこともある。教えていて思うのは、1年生以下だと漢字を読めないことが多く、なかなか苦しい。

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そして親の観戦率がかなり高くなっている。数年前はこども25人に対し、親が観ているのは2~3人ほどだったが、最近は10人ほどになっている。どうも、親が見に来るというよりもこどもが親を連れてくるように思える。日本の家族の形態が徐々に変わっているのだろうか。大震災の後の変化のように思えてならない。

もともと将棋を指し続けている子は、頭がいいというような顔つきで、たぶんそうなのだろう。有名大学で見られるような顔が多い。一時、減っていた女児が最近は増加傾向。

先週は、88手だった王座戦を大盤解説。後手一手損戦法なのに先手出遅れ腰掛銀になる。まったく解説に向いた一局。途中、羽生王座の方は銀桂交換の損になりそうだったし角金交換の損も発生。以前、羽生さんは、銀と桂はほぼ同等で角と金もほぼ同等と思っていることを書いていたが。本気だったのだ。


さて、9月26日出題作の解答。

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いわゆる空中詰。動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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普通の問題。軽快作。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
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