黒楽

2018-09-30 00:00:08 | 美術館・博物館・工芸品
先日の台風の大雨の後、京都本能寺に行った際、境内の樹木の根元の土が流され、土の中から瀬戸物のようなものが見えた。少しだけ掘り返してみたところ、茶碗のようだった。慎重にこっそり取り出し、持ち帰ってから泥を洗い流すと黒楽だった。黒い楽焼。

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知人に鑑定してもらったところ、本能寺であるところから、ここで明智光秀に討たれた織田信長が愛用していた黒楽(黒い楽焼)であり、信長に寄贈したのは、歴史上は千利休ということになっているとのこと。創作者は樂家創始者である長次郎。もちろん鑑定額は、200,000,000円。

ここまでの話が本当ならば、うれしいが、一から十まで嘘だ。京都に行ってないし、今の本能寺は信長の時代の本能寺とは別の場所。長次郎は、本能寺の前年に楽焼を発明したばかりで、まだ寄贈するほどの腕ではなく、さらに長次郎の楽焼を持っていたのは千利休で、秀吉とは当時は親しかったが、誇り高い男がプレゼントなんかするわけがない。鑑定額だけは、本物。と言いたいが、願望である。

箱が桐箱ではなく段ボールとはとはいえ、一樂、二萩、三唐津というように楽焼は人気だ。特徴は楽焼らしく歪んだ形状。まず上面は平ではなく5つの凸凹があるのが決めごとである。あまり凹凸は大きくないところが奥ゆかしい。製法は手捏ね(てぐすね)である。サイドにはやっとこ跡が残る。火中よりやっとこでつまんで取り出すため、跡が付く。

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手でこねただけなのだが、外から見ても本体に横向きに溝が二本あるが、茶を点てる時に都合がいいらしい。カップの目盛りのようなものだろうか。

裏返すと大きな陶印が見える。裏から見ると安物風の感じが漂う。茶に代えて何を入れて飲もうかな。確か「黒丸」という芋焼酎があったような・・
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「待った」した棋士

2018-09-29 00:00:00 | しょうぎ
9月6日に東中野の交差点で速度違反+酒気帯び+過失傷害+ひき逃げと重罪×4を起こした吉澤ひとみ被告が22日間の拘留を受けた後、原宿署から保釈された。


その際、原宿署の出口の壁には振り込め詐欺防止のポスターが貼られ、保釈を待つテレビ局のカメラに写り続けていた。どうも藤井聡太七段の写真に、「その手には乗らない!!」というコピーがかぶせられているバージョンのようだ。

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実は、もう一枚の双子版のポスターがあって、「対策の一手、その電話。待った!」となっている。よく見ると、「待った」の方には「四段」と入っているのでレア物だ。

しかし、

待ったは、まずいのではないだろうか。


さて、9月15日出題作の解答。

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当初図に欠点があり、ご迷惑をかけました。6手目の合駒だが、飛と角は品切れ(当初図は角が品切れでなく、変同余詰あり)、金銀合は、2三竜引、同角、2四金(銀)以下の早詰。桂と歩合は本筋とおなじように進んで2手早く詰む。なお、2七角は、単に品切れ用の花駒に見えるが、2七に何かおかないと、2七桂打で詰む別の余詰がある。もっとも、三手目は不成でもいいので、なかなかうまくいかない。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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長いだけで紛れは少ない。ゴルフの7ホール分くらいかな。数を間違わないように。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
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コナ・コーヒーのロバの店

2018-09-28 00:00:36 | あじ
世界三大コーヒーというと、キリマンジェロ、ブルーマウンテン、そしてコナというようだ。アジア代表としてトラジャも入れてあげたいところだ。

そして、このうち、コナ・コーヒーだがハワイ島の産である。確かハワイの王様が客船により英国訪問した折、文明化していないハワイから細菌だらけのロンドンに行ったため、病気になり、抵抗力もなく亡くなってしまうという事件があった。ハワイまでご遺体を運ぶ途中に船がブラジルに寄港した際、コーヒーの苗木をブラジルからオアフ島へ持ち帰った。(現在のブラジルは特にアマゾンの貴重な生物のDNAを他国に利用されないよう、動植物の輸出は特に。厳しい。)

ところが、持ち帰った苗木はオアフ島の気候には合わず、枯れ木になりそうだったところ、誰かがハワイ島に移植したところ、土と光が良かったらしく酸味の強い切れがあると同時に香りのある特産品となった。愛媛ミカンと同じように太陽からの直接光だけではなく、海に面した丘のような斜面地にコーヒーは植えられ、海面からの日光の照り返しもあって、生育が良好だった。一方、火山灰で急傾斜地なので、収穫は手作業となり、豆の単価は高い。

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自宅近くには知っている限りでは、コナ・コーヒーの店は3店ある。ただし、1店はハワイ料理店、1店はスウィート店なので、コーヒー中心の店は、ショッピングモール内にある『Bad Ass』という店。バッドアス。アス(Ass)には主に二つの意味がある。「尻」と「ロバ」。このうち、「ロバ」の方らしい。コーヒー畑で一生懸命働いていた(いや、働かされていた)そうだ。それなのにBadまで付けられた。

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で、ここでは主に3種類のコーヒーがある。
 コナ・コーヒー(コナ・コーヒー100%)
 コナ・ブレンド・コーヒー(コナ・コーヒーブレンド率10%)
 フレーバー・コーヒー

そして、100%の方は490円で、10%は250円。

もちろん100%の方を飲んだのだが、画像では味や風味が伝わらなくて、残念だ。


また、ハワイのスイートの一つとして有名な『マサラダ』という揚げパンだが、数日前の宴会で1Kg太ってしまったので、自粛。アサイーボウルだったら自粛困難だったろう。
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米国の赤字は変わらないような気がする

2018-09-27 00:00:15 | マーケティング
OPECが米国から要望された原油の増産をしないことから、世界中で原油価格が上昇することになった。そもそもOPEC及びそれ以外の輸出国(ロシア、ブラジル、メキシコ、英国・ノルウェー)の中で、米国の言いなりになりそうな国は、サウジアラビア、クウェート、イラク位なのだが、今や増産しようという国はないわけだ。

もともと原油を増産して価格を引き下げていたサウジも、長年それを続けたために、埋蔵量にダメージを与え、枯渇の悪夢が近づいているわけだ。特に問題は、売りやすい軽質原油を先に安売りすれば、売れ残っていた重質原油も稀少価値から値段が上がるだろうと思っていたのに、どうもそうなりそうもないことに気付いたわけだ。となると、高値で利幅を取って、埋蔵量を長持ちさせた方がいいし、細く長く高くということになったわけだ。

政治的にもサウジは米国がイスラエルとパレスチナのどちらの肩を持つかが心配で米国に追随していたものの、トランプ政権がディープなイスラエル寄りということで、サウジは米国にすり寄らなくても悪いことにはならないと思っているわけだ。米国債も中国、日本、サウジの三か国が大量保有していて、抵抗しても悪いようにはされないと誤認しているだろう。

ところで、なぜ、米国は品質が悪い中国製品を安価で大量に買うのか、ということだが、米国そのものの問題のような気がする。日本にも中国製品は大量にあるが、安物もあるが本物のようなものもある。明らかに製品の最低ラインというのがあるわけだ。米国は安物の許容範囲が広いから、そのレベルに合わせて品質ダウンした製品が大量に流れ込むことになる。

問題が複雑なのは、中国から流れ込む製品の分野で米国企業が生産するものは少ないというか、中国以外の国から輸入することになると思われるわけで、対中収支が改善されてもどこかの国との赤字が増えるということだろう。

あるいは、今まで人件費が安いことを理由に成長してきた中国が、さまざまな合理化策を打ち出して原価ダウンに成功すれば、結構、隙のない立派な国になってしまうので、それも困るわけだ。
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同窓会はバラバラに開く時代?

2018-09-26 00:00:11 | マーケティング
テレビCMにゴールデンボンバーを使い、ボウリング場の再生ビジネスに突き進んでいるかのような「ラウンドワン」社だが、実際の売上では、ボウリングは1/4。アミューズメントが1/2で、残る1/4がカラオケとスポッチャとのこと。

そして、ボウリングとカラオケの分野で12月頃から来夏にかけて現在投資を行っている新しいシステムが稼働する。正確なシステムの名称は教えてもらっていないが、「(仮称)ラウンドワンLIVE」ということにしているそうだ。

離れた会場を大型モニターで繋いで、同時空間を共有するという感じだ。例えば北海道の高校の同級生が、二十年後に札幌と東京と大阪のボウリングレーンやカラオケルームに集まって、バーチャル的共有空間を作るわけだ、遠隔地間のボウリング大会もできるし、別にカラオケを歌わなくとも三か所のルームが共有空間になって歓談できるわけだ。

大当たりなのだろうか。大外れなのだろうか。ちょっと想像しにくい。個人的には、テレビ会議みたいで嫌だなと感じるし、パーティで他人と話すのが苦手な人などは、積極的にしゃべりまくらないと、その場所にもどこにも実在してないみたいになってしまうのではないだろうか。

さらに、これは素晴らしいシステムだ、と社会の多くの人が思うようになると、カラオケルームすら不要で、全員自宅にいてパーティをすることすらできるような気がする。結婚披露宴の時に、新郎新婦と仲人が別会場にいたり、そもそも新郎と新婦が別の場所にいるかもしれないわけだ。もっとも葬儀なら大丈夫だろう。夫婦一緒のケースはかなり少ないだろう。俳句の会もいいかもしれない。カンニングできる。
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1枚の写真から

2018-09-25 00:00:04 | 書評
今月号の新潮社の書評誌「波」の表紙から。

有名な太宰治の写真である。林忠彦撮影の写真は、文学界で最も有名な写真とされている。三島由紀夫の死亡現場の写真も有名だが、雑誌の表紙に使われることはまずないだろう。将来、村上春樹氏がノーベル賞の受賞電話を受けた時の「こみ上がる笑いをかみ殺しきれない一枚」というのも有名になりそうだが、家にカメラマンを待機させるわけにはいかないので自撮りするしかないかもだ。

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そして、太宰治の写真だが、通常は縦長にトリミングされていて、太宰が誰に話しかけているかわからないのだが、オリジナルは正方形の写真で、話している相手は背中しか見えないが、坂口安吾だ。撮影メモによれば昭和21年(1946年)11月25日。場所は銀座五丁目のバー・ルパン。今も営業していて、このポーズで自己撮影することも可能だ。カメラマンの林忠彦は、3人の作家の座談会に出席したが、撮影しようとしていたのは、結核で死期の近づいていた織田作之助だった(翌月入院し、2ヶ月後には他界した)。

ところが、ここで太宰は、オダサクばかりではなく私も写せ、と言い出す。その結果がこの一枚となる。

ところで、『波』の表紙では、右下に白抜き文字で、「直治の遺書。姉さん。だめだ。さきに行くよ。 太宰治」とはめ込まれている。てっきり、本物の太宰治の遺書だと思い込んで、調べると、小説『斜陽』の中の一節だった。それに太宰の本名は直治ではなく修治だ。遺作は『斜陽』ではなく、『人間失格』だし。『斜陽』の生原稿から文字をコピーして写真にはりつけたようだ。写真+生原稿=ただの表紙。芸術の改造だ。新潮社は、どこかおかしくなっている。ドル箱作家村上春樹に逃げられてモラール低下なのだろうか。

そして、ここからだが、写真をみて気になるのが太宰治の腰のあたりからこぼれ落ちそうな新聞的なもの。見出しには「ン」という字が読めるが、手掛かりが少ない。とりあえず、新聞と仮定し、撮影日の11月25日の周辺の事件を調べてみると、奇妙なことが起きている。

11月23日には太宰の生家である青森県五所川原市で大火が発生している。その翌日、24日には青森県庁で火災が発生し全焼。太宰治の兄は、翌年、青森知事になっている。そして11月25日には第91回帝国議会が開催されている。現在の日本国憲法は帝国憲法による憲法改正手続きを踏んで成立したものである。この年の11月3日に新憲法が公布され、翌年5月3日に施行されるのだが、そのつなぎ目の期間の暫定的な法律などが可決されている。

ところが、「ン」の字の意味はわからない。まあ大図書館にいって、当日の新聞の縮刷版をあらためると判るかもしれないが、判らないかもしれない。

そして、林忠彦氏は文壇の中でも「無頼」というカテゴリーの文士を多く写していて、太宰治だけではなく、坂口安吾、三島由紀夫、瀬戸内晴美、壇一雄、織田作之助、高見順、田中英光の計八名のオリジナル写真からおこした超高精彩版画集が発売されるそうだ。トタン製BOX入りで、120,000円である。税率が上がる前に勝った方がお得である。

一方、写真にはめ込まれた、太宰治の生原稿だが、昨年亡くなった新潮社元社長宅から発見されたそうで、他の生原稿とともに駒場の日本近代文学館に寄贈されたそうだ。それらの資料は、10月13日から12月1日の間、展示されることになっている。もともと新潮社という会社の資産である生原稿を、社長が個人所有していたというのは、いかがなものなのだろうか。
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バンクーバーの朝日(2014年 映画)

2018-09-24 00:00:55 | 市民A
前から、野球映画のことであることは知っていたが、それ以上のことは知らなかった。大恐慌のあとの世界的景気後退の中、第二次大戦が近づいていることも知らないカナダ移民の二世たちが、日本とカナダという文化の違う両国のどちらを意識して生きていたかということが、テーマなのだろう。そう考えると、一世の世代の人たちの考え方は簡単だ。出稼ぎ感覚でカナダに渡ったわけだ。ところが安い労働力として使われるだけ。

二世は複雑で、日本にはもはや根がなくカナダとうまくやるしかないということで、社会とだけではなく親との対立も発生する。

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その中で、価値観の異なる日系社会を一つにまとめるのが「バンクーバー朝日」という野球チーム。実話では白人選手も入っていて弱くはなかったが、映画の中では最弱チームになっている。

弱いチームが強くなるというのは、まったくよくある筋で、ある意味惰性感があるのだが、普通に考えれば、異国の中で苦労する日本人が日本人会を通じて団結を深めるという、あまりよろしくない方向性も見える。モンゴル人力士会と同根のようにも思える。言いたいことがよくわからないとも言える。

そして幸せな時間は短く不幸な時間は長い。真珠湾攻撃の後、日系人は、その多くがカナダ国籍だったにもかかわらず、うむも言わせず強制収容所に送られることになる。米国の収容所は日本敗戦後、比較的短期で開放されたのだが、カナダは長く解放せず、最後の釈放まで終戦後5年かかっている。

キャストは、妻夫木聡がショート、亀梨和也がピッチャー。今やドコモのCMでXJAPANの「紅」をアカペラで唱っている高畑充希が妻夫木聡の妹役で、アカペラで「Take me out to the baseball game」を唱っている。やはりヘタなのかウマいのか判別できないように聞こえる。

そして、本映画の上映から3年後、2017年2月に日本のテレビ局が、メンバーの一人だった上西功一氏(ケイ上西)と対面している。その時点でチームの存命者は95歳の彼だけだったそうだ。
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芸術の森の違和感

2018-09-23 00:00:01 | 美術館・博物館・工芸品
現在では六本木のミュージアム・トライアングルや東京現代美術館のように大型の美術館は都内各所に分散しているが、昭和時代には、「芸術と言えば上野」というように上野に博物館や美術館が集中していた。

JR、いや国鉄の上野駅の公園口を出ると道を渡って正面に東京文化会館があって、右手に西洋美術館がある。まっすぐ正面には上野動物園があって右手の方に向きを変えると西洋美術館の先には科学博物館があるが、なぜか広い空間があって、左側にはポツンと東京都美術館があるが他には大きな建物は何もない空間である。その空間を山手線と同じ向きで進むと国立博物館がある。門はすぐにあるが、建物はずっと先、この敷地の一番奥と言っていい場所にあり、付属のいくつかの建物も奥の敷地境界の方にあるわけだ。

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かなり不思議な土地の使い方である。そもそも普通なら、広場の中心に国立博物館や国立美術館を建てそうなものである。一歩譲って動物園だっていい。

ずっと以前から、違和感をもっていたわけだ。今年の猛暑の時など。駅から100m歩くのだっていやなのに国立博物館まで行って、二階まで階段を登るなんて・・(その割に秘宝はないし)

実は、このことについて合理的に書かれたものを読んだことはない。確かに公園整備というのは近代日本の一つの命題ではあったのだが、大公園の端ではなく中心に博物館があっても何の問題もないだろう。

実は、最近読んだ本の中で(というか幕末史の中のA級イベントだが)、西郷・勝会談の後、江戸の無血開城となったわけだが、幕府方の武士の中で、「このままでは武士の名折れ」とばかり上野の山の寛永寺に立て籠もっての抵抗が始まった。いわゆる彰義隊である。

そして、これを攻撃するのが薩長連合軍なのだが、当時の地図を重ね合わせると、そもそも寛永寺というのは巨大な敷地のわけだ。つまり上野の森=寛永寺ということのわけだ。上野の森というのは京成上野駅の裏地、西郷隆盛が犬の散歩をしている場所なのだが、そこが寛永寺の入口である。資料によれば、南側、つまり上野駅や動物園の方から攻めたのは薩摩側で、北側、つまり谷中の方で待ち伏せするのが長州側で、大村益次郎が全体の大将だった。大将が裏口にいるというのも奇妙だが、そもそも長州勢は強くなかったはずだ。金もなく下級武士や農民の寄せ集めみたいなもの。日本陸軍につながっていくわけだ。薩摩側は南側から当時の核兵器のようなアームストロング砲をボンボン使って攻め立てるわけだ(この兵器を国産化したのは佐賀藩の田中久重という技術者で、その後、東芝の元の会社を創業する)。そして、突撃が始まった。

薩摩勢は示現流という殺人剣を使い、立ち向かう者は首ゴロゴロということになり、残党は長州勢の待ち構える谷中側の日光街道方面に逃走する。今の山手線の場所が日光街道で中山道や奥州街道に続いていく。なぜか、大村益次郎は多くを逃がしてしまい、これが奥州一帯から函館まで続く戊辰戦争になっていくのだが、わざと逃がして日本の端まで追い詰めようという大村の戦略だったのか、単に戦いに強くなかっただけなのか、わからない。

話が横道に逸れたので戻すが、寛永寺の敷地内は戦死者や大砲で吹き飛ばされたり、刀で切られたりでバラバラになった体の一部が散乱したのだろう。そして官軍側の犠牲者の身元は特定できても彰義隊の方の身元を確認するような状況ではなく、公園のあちこちに埋めるしかなかったような気がする。新暦では7月で、暑さのためそのままにはできない。つまり、ある意味で寛永寺自体が墓地ともいえるわけだ。

ということで、広いところには建物がなく、端の方に建物が建っているということのように思える。

都美術館の場合、1926年に完成した時は今の場所ではなく、野球場になっていた今の場所に建て直されたのが1976年ということで、ちょうど上野戦争から108年が経過している。祟り終了ということだろうか。

それから既に40年が経ったのだが、公園の中心に近い場所には、スタバのカフェがあるだけのようだ。祟りの有無の確認なのかな。いつもよりフラペチーノが冷たく感じた時には、彰義隊の無念を祈りながらストローでプラカップを108回叩いてもらえばいいだろう。もっとも、スタバはストローを廃止するようなので、フラペチーノというメニューが存続できるかどうかは疑問なのだが。
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将棋ペンクラブ大賞は藤井尽くしに

2018-09-22 00:00:31 | しょうぎ
将棋ペンクラブの選ぶ第30回ペンクラブ大賞が決まった。

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観戦記部門の大賞は、大川慎太郎氏の竜王戦本戦一回戦の『藤井聡太×増田康宏戦』。29連勝した一番だ。

文芸部門の大賞は、杉本昌隆氏の『弟子・藤井聡太の学び方』。

技術部門の大賞は、藤井猛氏の『四間飛車上達法』。

三作とも藤井絡みだ。一つは別人だが。さらに観戦記部門では、藤井聡太氏の羽生戦の自戦記もノミネートされていたようだが、「ファンサービスが少なく」「大言がなく」「判断が自戦記的ではなく客観的に書かれている」という意味で受賞はならなかった。将棋が正確で強すぎるということなのだろう。

来年は「藤井聡太の倒し方」というような本がでるのかな。


さて、9月8日出題作の解答。


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普通は、5手詰めできれいに終わるところ、泥仕合になる。途中、3二での龍の精算はどちらの龍を捨ててもいいということではない。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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先週の問題は、大混乱をいたしたが、今週は無事だろうか。詰め上りのビジュアル優先作。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。
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日本で必要な人材は?

2018-09-21 00:00:30 | 市民A
自民党総裁選挙が終わる。一応、無記名投票ということで、地方票は安倍晋三、石破茂の両氏が近い票数であり、国会議員票は現職総理に傾いた。それほど支持されているわけではないということなのだろう。

投票風景をテレビで目にしたが、記入用紙の記載が会場内に見えるようにわざと開いたまま投票する議員がいた。氏名の最後が右に手が動く晋三と、斜めに手が動く茂では異なるので、投票ボックスの中で、「茂」と書いた後、手だけ「三」というように動かすという技を使う議員もいるそうだ。名付けて『エア・スリー』。難易度1だ。

石破票の中には、固定ファンの票と反安部票が混ざっているのだろう。本質的に石破氏は偏っているようにも思えるのだが、偏らないと目立たないのでフリ(エア・ライト)をしているだけで、実際に総理になると、現職と変わり映えしないということかもしれない。

要するに、今、日本に必要なのは、「首相候補」なのだろう。

先日、甲子園で優勝した大阪桐蔭の投手兼遊撃手の根尾昴君だが、学業成績ほとんど5、生徒会長経験あり、アルペンスキーの日本代表で足も速く、両親は医師ということ。何も150キロの球を投げられからと言ってプロ野球にいかなくてもいいのではないかと思っていたのだが、日本に必要なのは「首相候補」ということに思い至る。

その他、日本に必要な職業は「男優」。女優陣は優秀だ。一人減ったけど。ただ、根尾君は、顔はイマイチ、生活態度は模範的ということで、これは俳優としては、どちらも不適合のように思える。

上に首相候補と書いたけれど、といっても、現実的に政治家になろうとしても野党に所属するしか立候補の枠がないのだが、よく考えると大政治家というのは、「野党にこそ誕生する」わけなので、「めざせ野党党首」ということかもしれない。もっとも、高額冷蔵庫を購入する時に10年後に存続するメーカーを選ぶのと同じで、政党を選ぶところで、すぐに挫折するかもしれない。
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学院大学につき女子学生比率

2018-09-20 00:00:09 | 市民A
2日前に大学別女子学生比率をながめていたのだが、なんとなく女子に人気なのは、キリスト教系で○○学院大学という名称ではないかと思って、さらに絞り込んでみた。

ただし、その目的で調べているうちに疑問が湧きあがってきたのだが、「なぜキリスト教系の大学は学院を名乗るのか」ということで、もちろん学院がついてもキリスト教(ミッション系)と関係ない学校も、いくつかはある。國學院とか工学院とか作新学院とか山梨学院など。といっても少ない。思えば、学院(あるいは学園)の下にさらに大学というのも二重性である。何らかの理由があるのだろうと目星は付けているのだが、なんとなく調査は時間がかかりそうだ。

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それで、表のようにまとめてみた。大学名はこの表記の下に「学院大学」と付ける。例えば明治というのは明治大学ではなく明治学院大学のこと。順位というのは学生数総数の全大学順位である。女子だけの大学は除いている。

元々、女子だけの大学というのがあるので共学の大学の女子比率は下がるはずなので、その中でも関西学院、青山学院、明治学院、西南学院は堂々とした数字だ。一方、比率だけなら聖マリア(91%)、九州ルーテル(78%)、三育学院(77%)はかなり高い数字だが、学生数が少ない。中学以下の大学が大量にある。

そして、八戸学院大学というのがあり、学生数が689人と少ないが、金足農業の吉田投手が内定しているので有名だ。吉田投手は神の代理人との契約を破ってプロ野球界に逃亡しようとしているようだが、八戸学院にとっては大損害になるだろう。

約束を破ると地獄に堕ちるとか、少し脅さないといけないだろう。さらに、将来は大学教師の椅子を約束したらどうだろうか。
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学生数、極小化の大学

2018-09-19 00:00:26 | 市民A
昨日、大学別女子学生比率を調べたのだが、調査中に気が付いていたのだが、学生数(男女合計)が、きわめて少ない大学がある。具体的には100人以下の大学がいくつかある。

2017年5月時点で、スモーレスト3は、

気象大学校 59人
福岡国際大学 57人
東京神学大学 56人

一体、どうなっているのだろう。

まず、気象大学校だが、一週間ほど前に、とある理由で千葉県の柏の周辺地図をみていると駅から徒歩圏内にこの大学があることを知っていた。何をやる学校だろうかと思っていたのだが、結局、調べることになった。

実際、定員は少ないが人気があるわけだ。つまり大学といっても、この大学校に入ると卒業後に気象庁に入れるわけだ。簡単にいうと入学試験が国家公務員採用試験ということのようだ。狭き門だ。

次に、福岡国際大学。2017年では57人だが、2018年3月の卒業生をもって既に廃校している。2014年に入学した学生の卒業をもって廃校ということだったわけだ。気になるのは、授業内容についていけずに成績不良の場合、留年となるのだろうか。そうなると、留年生のためにもう一年大学を残さなければいけないのだろうか。まあ、そんな野暮なことにはならないだろう。

現在、大学のホームページは1ページのみで、卒業証明書の入手方法だけが記載されている。

ところが、この大学の系列短大がある。福岡女子短大。こちらは健在で、全日本学生ハンドボール大会で全国大会に出場するそうだ。

そして、スモーレスト1の東京神学大学。認可定員の半分以下である。場所は三鷹で、ICU(国際基督教大学)に隣接している。もはや一般の大学と同じような尺度で考えるのは難しいような気がする。教えるのは宗教ではなく宗教学ということなので大学になっているわけだ。
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大学別女子比率を作ってみると

2018-09-18 00:00:34 | 市民A
東京医科大学の女子受験者点数割引問題は、いつの間に沈静化してしまった、政界と官界とマスコミの三者とも共同謀議でもしているのだろうか。

それと、一般論として、女子学生に人気のある大学、不人気の大学というのは存在するのだろうかという疑問もあって、2017年(5月)のデータを探してきて上位の方を並べてみた。大学院は除いた。

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まず、日本には女子大というのが相当数あるので、女子大以外の大学は女子比率が低くなるわけで、大きな大学は40%を少し下回るということが読み取れる。そのレベルに対して、女子に人気のある大学、不人気の大学というのがあると思われる。

人気があると言われる立教(54%)、青山学院(50%)、関西学院(49%)とか。「大学」より「学院大学」と称した方がいいのかもしれない。「キリスト教」が良いようだ。修道院みたいだが。

一方、不人気といえば拓大(総数9,560名)が有名だが、女子学生比率は29%なので、健闘しているのかもしれない。

そして、大学生数ベスト10の中にも、低い数字がある。日大(32%)、近大(30%)、東海大(27%)。近大は、どうも関西の大学の中で負けているだけのような気がする。立命館、関西大、同志社、関西学院のいずれも40%以上だ。

そして、日大と東海大だが、なんとなく不思議な気がする。どちらも医学部があり、大病院を抱えているのだ。

そういえば医学部と言えば慶応だろうが、女子比率の多い星薬科大学を吸収したのに、早稲田より率が低いというのも???。
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戦場のピアニスト(2002年 映画)

2018-09-17 00:00:33 | 映画・演劇・Video
ポーランドのユダヤ人ピアニストであるシュピルマンがナチスの為に、何度も何度も殺されかけて、その都度、生き延びて戦争終結を迎える話だ。家族も知人も彼の逃走を助けた人たちもすべて全滅してしまう。元はと言えばドイツ人のせいなのだが、ナチスがポーランドに侵入した時にはソ連もポーランドを半分頂くつもりだったが、ナチスが約束を破った。

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そして、これが実話というのだから観る方は怖くなってしまう。やはり都会の中心に隠れて支援者が物資供給を続けるということが生存の条件なのだろうか。富田林署脱走容疑者もそうなのだろう。

そして、逃亡生活の最大の危機は食糧の調達。ピアニストも飢えには敵わず、空家に忍び込み、ピクルスの缶詰を見つけるが、缶切りがない。プルトップ型はまだ発明されていない。ワインを飲もうと思ったら栓抜きがなく、水道の水を飲むハメになったおかげで飲酒運転をしないで済むようなものだ。

ところで、現代のドイツ人がこういうドイツ人の残虐性を強調した映画を観るとどう思うのだろうか。そもそも見ないと思う。韓国で日本人の残虐行為を映画にしても日本人は見ないだろう。

そして監督は、ロマン・ポランスキー。有名監督だ。そしてポーランド人で父はユダヤ系だ。母と父が連行された時に脱出し、その後、逃げ回った。

『ローズマリーの赤ちゃん』とか『チャイナタウン』のような、愉快ではない映画を作る天才なのだが、米国で少女をレイプした罪で逮捕され、保釈中にフランスに逃亡する。以降、米国に連行されないように慎重に行動をしているらしい。私もやられた、と申し立てる女性が相次いでいるらしい。
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将門の首塚

2018-09-16 00:00:19 | 歴史
将門とは平将門のこと。平安時代の中期に東日本で武力闘争を始め、天皇に対して新皇を名乗った。結局、官軍による成敗を受け、額に矢が刺さって討死し、首を切り取られたうえ、京都の河原で獄門になった。台の上に首をのせられて晒しものになるわけだ。

ところが、三日後、その首が光を放ち、空の彼方、東の方へ飛んで行ったわけだ。将門の出身地は茨城県なのだが、燃料切れになって、東京に落下する。大手町だ。

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実は、徳川家康は大の将門ファンだった。どうも官軍と戦ったのが気に入ったようだ。そのため、かなり大規模に祀った。江戸城の鬼門にあたる落下位置に首塚を建て、お気に入りの神田明神の神様の一人とする。

ところが明治になると、評価が一転。逆賊として、大悪党とされかける。というか、なかったことにするために、首塚を壊して大蔵省を建ててしまう。

その結果かもしれないが、大蔵省では祟りともとられる不審な事件や事故があったと伝えられる。そして、戦後になりバブルの時には、再開発も考えられたが、見送られ、現在は隣のビルが建て直しの工事中なのだが、誤って工事資材を首塚に落としてはいけないとばかり、この敷地の上空に鉄製のネットが張り巡らされている。

これでは埋められた首が、地中の栄養分を吸い上げて元気になり、当初の最終目的地である茨城県まで飛んでいこうとしても、いきなりネットに捕まるわけだ。
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