少し前に日光・鬼怒川方面に行っていたのだが、鬼怒川温泉の少し上流に『龍王峡』という絶景があることを調べていた。竜がのたうつような両岸の絶壁がみどころで川沿いに散策できるようなやや危険な道が続いている。ところが、鬼怒川温泉に到着した時間が遅いうえ、雷雨の直後で足元は悪い。決定的に諦めた理由は、「たまに熊が出る」ということ。ヒルとハチ、イノシシまでは強行を考慮する可能性はあるが、熊は困る。
それで、スゴスゴと逃げてきたのだが、『龍王峡』といえば、『龍』の字を使っているが、将棋の竜王戦は『竜』の字だ。『龍』の方が強そうだが、なぜ『竜』なのだろうと考えてみた。最初は、ごく常識的に誰もが思いつく理由なのだが、主催新聞の読者は難しい漢字が苦手だからだろう、ということ。ただ、新聞のタイトルは『讀賣』となっている。
帰宅してから調べると、新聞用の漢字というのは、全社共通な協定「新聞用漢字」というのがあるそうだ。
ということは、なぜ『竜王戦』ということにしたのかというのがテーマになる。そもそも将棋で竜王は強いが、それ以上に重要なのは『王将』で、しかも『王将戦』というのは、前々から存在する。むしろ読者の期待を具現化するなら『成金戦』の方がいいのではないだろうか。
ところで、『龍王』は飛車の裏側だが、『龍馬』は角行の裏側だ。この二つの『龍』は、駒に墨書きされる時には書体が異なる。最後に上に跳ねるのが飛車で下に回すのが角行だ。
実は『龍』は想像の動物とされ、『鳳凰』、『麒麟』、『亀』と合わせて四霊と言われるそうだ。龍王は水の中に棲み、怒ると海を大しけにして人を食うらしい。ちなみに、『龍』は高さ八尺を超える巨馬にも使う漢字だそうだ。龍馬=巨馬が大暴れしても人的被害は限定的だろう。
さて、2週間前になったが、7月17日出題作の解答。
今週の問題。
徐々に盤上が整理され、易しくなっていく。
わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
それで、スゴスゴと逃げてきたのだが、『龍王峡』といえば、『龍』の字を使っているが、将棋の竜王戦は『竜』の字だ。『龍』の方が強そうだが、なぜ『竜』なのだろうと考えてみた。最初は、ごく常識的に誰もが思いつく理由なのだが、主催新聞の読者は難しい漢字が苦手だからだろう、ということ。ただ、新聞のタイトルは『讀賣』となっている。
帰宅してから調べると、新聞用の漢字というのは、全社共通な協定「新聞用漢字」というのがあるそうだ。
ということは、なぜ『竜王戦』ということにしたのかというのがテーマになる。そもそも将棋で竜王は強いが、それ以上に重要なのは『王将』で、しかも『王将戦』というのは、前々から存在する。むしろ読者の期待を具現化するなら『成金戦』の方がいいのではないだろうか。
ところで、『龍王』は飛車の裏側だが、『龍馬』は角行の裏側だ。この二つの『龍』は、駒に墨書きされる時には書体が異なる。最後に上に跳ねるのが飛車で下に回すのが角行だ。
実は『龍』は想像の動物とされ、『鳳凰』、『麒麟』、『亀』と合わせて四霊と言われるそうだ。龍王は水の中に棲み、怒ると海を大しけにして人を食うらしい。ちなみに、『龍』は高さ八尺を超える巨馬にも使う漢字だそうだ。龍馬=巨馬が大暴れしても人的被害は限定的だろう。
さて、2週間前になったが、7月17日出題作の解答。
今週の問題。
徐々に盤上が整理され、易しくなっていく。
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