日本写真開拓史

2017-04-30 00:00:00 | 美術館・博物館・工芸品
恵比寿の東京都写真美術館で開催中の『日本写真開拓史』で貴重な写真を観る。

日本が開国した江戸時代末期1850年代というのは、世界的に技術革新が始まった時期であり、職業としての写真家があらわれた頃だ。幕末という写真家には涎の出る被写体を求め外国人写真家が日本にきたり、日本で写真家をめざす人たちが上海など海外に渡って技術を持って帰ったりした。

しかも日本は幕末の内戦に突入。新旧文化が正面からぶつかり合う時代だった。

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まず、本展の目玉写真の一つが、例の土方歳三の奇跡の一枚。彼の人生最後の勤め先が函館だった。函館には明治2年には写真家が存在。田本研造氏。この写真は実は思っていた大きさよりずっと小さい。L版の7掛け位のサイズだ。土方の当時の肩書は、蝦夷共和国箱館市中取締 裁判局頭取。写真のすごさは、後年、この写真のおかげで土方の人気が決まったようなものだ。本来は殺人鬼のわけだ。

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そして江戸愛宕山からの江戸市内パノラマ写真。愛宕山の近くに勤めていたことがあり、仕事をさぼって愛宕神社のほうずき市にいったりしていたのだが、今より明治の初めの方が東京は過密だったようだ。この街並みに西郷隆盛が突っ込んだりしたら大惨事が起きたのだろうと感じる。

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また、松平忠礼の妻豊子。みた感じが幼な妻だが、夫もまだ若い。20歳を少し出たところか。上田藩主であったが明治になり、米国留学し、外務省に入省。ちょうど日本に戻ってきたころの写真だろう。しかし、豊子は忠礼の二番目の妻らしい。どちらの妻にも実子は生まれなかったそうだ。なお豊子の父は山内豊福といって土佐藩の支藩だが、幕府と薩長の板挟みになり、江戸最後の年というか明治最初の年というか1868年に継室とともに自害している。

そして、本展には1851年に難破船栄力丸船員がサンフランシスコに上陸した時の写真があった。アメリカ彦蔵といわれる浜田彦蔵(彦太郎)や仙太郎、亀蔵が撮影されたが、今回は彦太郎の写真はこなかった。
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古典詰将棋には、成桂が多い

2017-04-29 00:00:45 | しょうぎ
古典詰将棋が「将棋ペン俱楽部」誌に多く掲載されていて、その中で最古の詰将棋集といわれる『将棋造物第6番・初代大橋宗桂』の配置につき、6三の成桂は金でもと金でも成銀、成香でもいいと書かれていて、なぜ成桂なのかはそれが実戦的だからと書かれていて、論理に違和感があった。

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色々と調べてみると有名な象戯力草第90番も3三の要所に配置されたのは成桂。この図には異説もある(玉型3一香に替え攻方4三歩。力草は宗桂の没後に発行されている)が、いずれにしても、なぜ成桂なんか使うのだろう。

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10日ほど考えていて、最初の仮説は、6三や3三に元の場所から行くのにどちらか早い駒を採用というルール。ところが、古図の一定数はこの仮説ルールが正しいのだが、例外もある。

さらに10日ほど経ってついに最終結論を書くことになる。

つまり両作品とも作者は大橋宗桂(初代)そのもの。名前に含まれる『桂』を多用したかったのだろう。


さて、4月15日出題作の解答。

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盤上の駒を次々にプレゼント。最後は龍のダイビング。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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本日のタイトルにちなんで「成桂のある風景」。ちょっと長いので、何らかの理由で防空壕から出られなくなったら救出を待つ間に解いてみてください。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判定します。
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芯タン食し、心胆暖める

2017-04-28 00:00:26 | あじ
仙台といえば、「笹かまぼこ」と「萩の月」と並ぶ名物が、「牛タン」。もともと仙台が東北地方の牛肉の物流集散地であったことによるようで、そう長い歴史があるわけではない。

そして、牛タンの中でも「芯タン」というものが現れた。

芯というと清酒を造るときに精米率というのがあって、コメの周りを半分ぐらい削って酒を造り、削ったコメ粉はビーフンにするということを連想してしまう。牛さんの舌の周りをナイフかなんかで削って、舌の中心部を棒状にして、輪切りにするとか・・

実際には、そういうイメージを植え付けたうえで、舌の先の方半分を切り取って、奥の方の半分を使うということらしい。どちらかというと、「奥タン」という方が正しいかもしれない。たぶん、舌の先の方はよく動くために、筋肉が硬いのかもしれない。たぶん、舌の先の方はそのまま普通のタンと混ぜて販売するのだろう。あるいはタンシチューとして煮込むとか。なんとなく「クリームスキミング商法」のような気がする。

で、あるメーカーの商標のような『芯タン』を頂くことになった。既に切り分けられていて、焼くだけだ。塩で食べるか、醤油とわさびで食べるか。

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付け合わせに用意したのが、珍味の「マーメラスいんげん」。実は、日本に一人しか作っている人がいない。浜松市で豆名人といわれているR.F.さんだ。少し前は10人位が栽培していたようだが、豆名人以外はうまく作ることができず、撤退。いんげんより癖がなく、豆が大きい。「マーメラス」が「英語のマーベラス」と「豆」を組み合わせた合成語らしい。和製英語じゃないし、こういうコトバの作り方ってあまりないかもしれない。

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産地の話で言えば、芯タンは豪州からの輸入ということだそうだ。そして豆が浜松産。忘れてはいけないのがタンに付ける塩。昨年、大三島にある伯方塩業(株)でサンプルにいただいた「フルール・ド・セル」という結晶塩。大粒でカリッとしているのだが、これも豪州から天日塩として輸入し、これを瀬戸内海の海水と混ぜ直してから煮詰めるそうだ。

つまり、皿の上には二種類の豪州製品が存在するのだ。というか、タンにしても塩にしても原料を加工して付加価値を上げているわけだ。

豪州肉というと思い出すのが、何回か前のサッカーワールドカップの本戦での日本×豪州戦。日本の必勝を祈願するため、豪州牛肉のビーフカツを食べたのだが、肉を食べ終わった後、逆転された。
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鴨と白鷺

2017-04-27 00:00:27 | 市民A
鳥類について椋鳥と鳩と2回書いたので、ついでに3回目。今度は鴨と白鷲。

場所は近所の公園である鴨池公園。大公園である。日比谷公園より大きいと思う。大きな池のあるエリアと池のないエリアに分かれるが、当然ながら池のあるエリアである。鴨の方はどこにでもいるマガモだが、首の部分は茶色だが、首が緑色の鴨もいる。イメージでいえば茶対緑は8対2位ではないだろうか。緑の方を「青首」というらしい。大根みたいだ。

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不謹慎な話だが、青首の方が食べると旨いらしい。大根でもそうなのかな。

鷺の方は白鷲だ。鷺という字が正しいのか鷲というのが正しいのかよくわからない。こちらは色が白くない鷺のことを総称して青鷺というのだが、青でも緑でもない普通の鷺だ。白鷲比率は2割程度か。

また、白鷲といえば姫路城の別名が白鷲城である。一方、鴨という不吉な名前の城なんてないだろうと思うのだが、実はある。

まず、鴨城というズバリの名前の城が富山県高岡市にある。城跡が残っている。鴨というのは不吉の象徴で、新選組の初代隊長は芹沢鴨といって、やはり斬られた。

その他にも、鴨山城、鴨内城、鴨ヶ嶽城、鴨庄城などいくつかある。台湾には番鴨城というのがあるが、こちらは中華料理店。たぶん鴨を丸焼きで出すのだろう。


ところで、鴨池公園だが、地元の人は覚えているが殺人事件があった。2005年8月25日、大雨の中、近くのデパートで働いていた女性が帰宅途中に公園内で襲われ(推測)、3日後にジョギング仲間によって森林内で遺体を発見された。

事件当初は高校生説が流れ、その後、25日ということで近隣の銀行によって現金を引き出した後、尾行されて襲われたという説が流れる。遺体の捜索にしても、なぜ警察ではなくジョギング仲間が探したのか。当日の朝は雨だったので自宅にいる夫がクルマで送ったのに、もっと本格的に降ってきたのに迎えに行かなかったのはなぜだろうか、とかネットに書かれていたような記憶がある。

結果として、いまだに未解決である。

犯人が捕まっていないということは、12年経って、再び犯行を起こす可能性だってある。

その後、公園内には灯火類が増設され、遊歩道の周囲の木々も見通しがいいようにだいぶ少なくなった。その結果、遊歩道の原自然感は失われた。(あくまでも、殺人事件の記載は私の推測であって、犯人以外知りえない事実ではないので、念のため)
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他国のパイプラインを評論している場合じゃないのですが

2017-04-26 00:00:21 | 市民A
経済制裁の一環で、中朝パイプラインで送られている原油の供給ストップを中国がちらつかせている。実は中国北東部の原油はLPP原油といって蝋分が多い低流動点(low pour point)原油で、常温では固体なので摂氏80度以上に加熱して移送している。

問題は、供給をゼロにすると配管の中で原油がコチコチに固まってしまい、復活するのはかなり難しくなる。裏返して考えれば、原油を止めると簡単には復活できないのだから、味方というより敵になったということになる。第二次大戦の日本も米国からの石油禁輸をくらい、満州の原油とインドネシアの原油に手を伸ばしたことから攻撃主義が始まったわけだ。

で、他国の話はここまでにして、本当は日本の石油の備蓄が大変なことになるはずなのだが、多くの人は気づいていないわけだし、少数の知っている人は怖くて言えない、というのではないだろうか。

まず、日本近海でミサイル撃ち合いになると、どうなるかというと、原油タンカーは日本に入ってこられなく可能性が高いわけだ。なにしろ危険だし、船体や原油にかける保険は急騰する。しかも船員保護の観点から、外国船の船会社は配船回避をするし、日系の会社(ほとんどが便宜置籍船)にしても海員組合が船員引揚指示を出すと思われる。湾岸戦争の時はそうだった。

しかし、日本には石油備蓄が200日分ほどあるはずということになるが、これが製油所からかなり離れた場所にある。そして貯めてあるものの多くは原油であって石油精製前だ。

数字で言うと、約200日分の備蓄の中で、原油ではなく石油製品は45~50日分。といっても1.5か月は大丈夫だろうと思うのは間違いで、この数字は単なる通常のランニング在庫なのである。製油所内のタンクや中継油槽所のタンクである。ガソリンスタンドのタンクには5日分ぐらいはあるだろうが、基本的には備蓄はすべて原油であるということ。

しかも、日本海側には、現在は製油所がなく、太平洋側の製油所で生成されたガソリンや灯油や軽油は小型タンカーで日本海側の油槽所に送られるのだが、当然ながら日本海には機雷が漂流していて航行不能のはず。

ということは、製油所に原油タンカーが入らないとすぐに在庫がなくなってギブアップということになりかねないのだが。

どうしよう・・

どうして、こんなに脆弱化というと、そもそも日本が考えていた石油危機はペルシャ湾(アラビア湾ともいう)のホルムズ海峡が封鎖された時のことで、原油が来ないで製油所が動かなくなるシナリオで、原油はあっても製油所に届けられないという事態はすっかり失念していたようだ。
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金塊!

2017-04-25 00:00:17 | 市民A
福岡で奇妙な事件が起きた。金取引のために銀行から引き出した3億8千万円が強奪された(事件1)。空港でK国人が7億円持って香港に出発する寸前だった(事件2)。また昨年の7月には同じ福岡市内で金の売買取引をしようと買い付けた百数十キロ(約6億円相当)が盗まれた(事件0)。

それぞれ、理由がよくわからないことが多く、事件0では、金の売買を目的に現物を購入と言っても金は国際相場で価格が決まるし、購入する側から見ると、買値と売値では買値の方が高いので、そもそも金を右から左へ動かすと損をする。何か特殊な取引を連想させるし、そもそも盗まれた金塊の量がどれだけだったのかも第三者には見えない。もし、密輸入品だったら消費税8%が未納なので、その分が売買差益になるともいえる。

事件1だって、札束を大量に運ぶなら、そもそも銀行の地下駐車場を使えばいいのに、コインパーキングも変だし、一人でする仕事にも思えない。

事件2についていえば、事件0との関係はないということになりそうだが、そもそもなぜ札束なんか4人も入国させて運ぶのか。こちらは出所不明金のような感じも漂う。

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むしろ、目下の世界情勢の緊迫に伴い、金価格が上昇していることが金塊由来の犯罪の遠因と思われるのだが、こともあろうに大新聞の夕刊に金属加工業者がCMを打っている。

『金塊分割』

1キロの金塊を、100gずつ10本に小分けして170,000円の加工賃だけでいい、という内容だ。(田中貴金属は162,000円)

金塊なんか大きな方がいいと思うがダイヤモンドと違って、大きさは価値とは連動しない(1キロ金塊も100g金塊10本も同じ)。

背景には、マイナンバーと相続税対策があるらしい。金の売買の際、ある金額を超えるとマイナンバーを書かなければならない。また購入時価格と売却価格で益が出る場合、譲渡益が課税対象になる。

そして、100g単位の金塊(46万円)だと、相続、贈与、売却益などで有利になるわけだ。

相続時 そもそも現物渡しなので、記録に残らないことが多い。
贈与  年間100g二枚ずつ譲渡すればいい
売却益  売却益から50万円を控除できるので、そもそも100g(46万円)ではゼロになる。

ということだそうだ。
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新兵器の不時着か

2017-04-24 00:00:55 | 市民A
先週の風の非常に強い朝、庭に鳩が休んでいた。

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鳩ってこんなところに座っていていいのだろうか、と思うが1、2分ではなく30分も同じ場所にいる。そして、近くを人が歩いていても逃げたりしない。何かおかしい感じがする。

それにカラスがいるので危ない感じがする。

まず考えたのが、強い風で羽根を傷めたのではないだろうか。つまり飛べない鳩?

次に考えたのは、卵でも産むのではないかということ。例えば巣が風で飛ばされたとか。もちろんオスメスの区別はつかないが。

あるいは、鳥インフルエンザで体力を失って不時着したのか。

なんとなく、新兵器の匂いもある。鳩型爆弾。平和の使者を装い、個人テロとか。襲われる理由の一、二は思い当たるかもしれない。

そして、そろそろカラスや猫の襲撃を避けるために段ボールで鳥小屋を造ろうかと考え始める。そして、段ボール鳥籠構想が固まったその時、空に向かってパタパタと飛んで行ってしまったのだ。
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アスリート展(21_21 DESIGN SIGHT)

2017-04-23 00:00:56 | 美術館・博物館・工芸品
六本木にある、あまり目立たない21_21DESIGN SIGHTという小ぶりに見えるコンクリートの平屋造りがある。東京ミッドタウンの裏側だ。外観は時節柄、大型防空壕なのだが、実際には防空壕には成りえない。実は地下に地上の2倍ほどの大きなスペースもあり、隠れるには最高なのだが、一階にはガラスをたくさんつかっているし、一階と地下とは吹き抜けの大階段。遮蔽するふたをとりつける方法は見当たらない。こういう、一見安全そうで危険というのが一番困る。

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で、展覧会の方だが、五輪に向けて、こういう催しがこれから沢山企画されるのだろうが、企画はなかなか難しい。コンセプトの一つはアスリート分析。一人育成するためには、100位多くの要素を一つずつ積み上げないといけない。

本人の素質とかやはり重要だし、指導者や、科学者や環境とか栄養士とかライバルとかサポーターとか・・簡単に言うと、「遺伝とおカネ」というと主催者に激怒されるかな。

実際、だからといって金メダルがとれる保証もない。

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さらに実物大の走高跳の世界記録の高さのバーがあったり、白い壁にアスリートの走る実際の速度が示されたり。

さらに競技に使われる実際の道具類が並んでいるのだが。

ここではじめてこういうものを見ると感動する人もいるかもしれないが、実は国内にもっとすごいスポーツミュージアムがある。神戸のポートアイランドにあるアシックスミュージアムだ。壁に映像が映るなんて安っぽいものではなく立体映像がすぐそばを駆け抜けていくわけだ。シューズにしても新品ではなく、実際のオリンピアンが使っていた靴が並んでいる。

さらにアシックスミュージアムのいいところは、来訪者が非常に少なく、ガイドさんを独り占めできること。さらに近くにはUCCミュージアムがあって高級珈琲が飲めるし、IKEAもある。

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話を21_21に戻すと、会場の最後の方に、ゲームセンターみたいなデジタルとアナログが融合したような機械があり、サッカーの試合が分析されている。次の対戦相手の試合をこれで解析して、統計的に正しい戦略を編み出すのだろう。しかし、中には予想もつかないことばかりする選手もいるわけだ。

戦争の戦略を緻密に立てても、予想もつかない大将が相手だと結局は緻密戦術ではなく空中戦で勝負を付けようということになるのと同様なのかもしれない。
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将棋連盟会長は誰に

2017-04-22 00:00:21 | しょうぎ
来週4月27日に将棋連盟の理事選挙(正式には予備選挙)があり、立候補者10名の中から7名を選ぶ。会長は5月の総会で直接選挙で決めるはずだが、それまでのプロセスがよくわからない。旧来なら同日中に理事の互選で会長を選ぶはずだが、現在は会長候補を決めるということなのだろうか。しかし、その信任投票ではあまり直接選挙の感じにならない。当選した理事の中で、「私が会長をやります」という方が複数いて、「総会まで絶対に降りない」と宣言した場合、本格的な会長選挙になるのだろうか。

プロセスは置いておき、外野的にいうと、なったばかりの佐藤会長の続投なのか、緊急立候補した森内九段なのかということだろうか。

といっても各理事立候補者たちは、まだ選ばれてもいないのに誰が会長にふさわしいか、とか深く考えてはいないかもしれない。

ということでまず、理事選の方から勝手な予想だが、投票方式が一人7票記入ということで、いわば落選者選びというのが特徴だ。名前を書くのは憚られるといって、苗字のイニシャルで書くと、Sが4人、Mが2人、I、K、T、Wが各1名。投票論理を考えると、各自が立候補者を3分割で考えるのではないだろうか。「なってほしい人」「どうでもいい人」「なってほしくない人」。で、「なってほしくない人」を選ぶわけで、案外簡単なのかもしれない。7名も書かない人もいるような気がする。

無責任な個人予想だと、T、W、最も年長のSの3氏が危ないような気がする。

そして、会長候補選びは理事選挙の時の票数とか理事当選者の顔ぶれとかが大いに影響するだろうが、僅差のような気がするのだが、今の会長が「どうしてもなりたくてなった」のかどうかというような点も関係するような気がする。

前会長の失敗も某元都知事のように仕事を同年代の部下に任せ過ぎたことや、夫人Aと同じように森友学園の講演会に行っていたことにもあるのだから、二頭体制では危うい感じも漂う。


さて、4月8日出題作の解答。

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おなじ場所に3回桂を打つという筋だが、簡単に作ると、6手目が非限定になる。そこまで気にしないかどうかで駒数が変わってくる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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バラっとした配置。あまり選択の余地なく進むので手数に比べると簡単と思う。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
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変な夢を見た

2017-04-21 00:00:00 | 市民A
先月は花粉症の予防薬を飲んでいたのだが、どうしても頭がはっきりしない状態になる。薬の副作用だろう。今年はある薬の後発薬を使っているのだが、同じ成分なのだろうか。特に夢を多く見るような気がする。現実に繋がっている夢の時もあるし、そうではない場合もある。

先月の終わりごろの夢だが、千代田区のある大きな建物に要人のインタビューに行くわけだ。ちょうどお昼前だ。すると、「やあ、おおたさん、ちょうどお昼なので食事に行きませんか」ということになり、二人で黒塗りに乗ると、あっという間に赤坂の料亭に到着。

要人はさっさと、靴を脱いで奥の座敷の方に行くのだが、あいにく私は皮のブーツで、靴紐をほどかないと靴が脱げない。靴と格闘して5分もかかってしまったのだが、要人がどの部屋に入ったかよくわからない。やっと見つけた女将に総理大臣の部屋を聞いて襖を開けると、すでにさっさと食事を済まされて「勝手口からお帰りになられた」とのこと。

しかたなく一人で和定食を食べ終わると、お食事代二人分也のお勘定書きを渡されることになる。

当然ながら、そこで財布を千代田区の大きな建物に忘れてきたことに気付き、夢からさめる。夢の強制終了だ。


ところで、夜見る夢に対し、昼間見る夢もある。いわゆる「将来の夢」とか「願望」という時に使われる。

例えば、ある夫婦が、それぞれ理想とする小学校像をイメージすると、まったく同じような古典的な小学校に行きつくわけだ。そして、それが少しずつ現実化していったわけだ。ところが観念的な理想の小学校が現実化し始めると、どうも理想とは異なる醜い物体が完成しそうになってきたわけだ。そうなると、知らんぷりを決め込むことになる。

なぜ、こんなことになるのだろう。それは、夢は決して実現してはいけないものだからなのだ。実現されないからこそ「夢」と言われる。『夢は実現できないからこそ美しい』という有名な名言もある(知らなかった人は今、覚えて、どんどん使ってみよう)。
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下三輪玉田谷戸横穴墓群

2017-04-20 00:00:29 | 歴史
横浜市青葉区の寺家ふるさと村の一角にある水車小屋の裏にある細い山道を登ると、その山道の右側にたくさんの境界杭が並ぶ。よく見ると「都」と書かれている。神奈川県横浜市と東京都町田市の境界線があるわけだ。といっても日本国内の話で、線をまたぐのにパスポートも外国人登録証も要らない。

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奇妙なことに、東京に近い方が横浜市で、遠い方が東京都町田市だ。

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そして、かなり登っていくと「下三輪玉田谷戸横穴墓群」があらわれる。6~7世紀の古墳時代の墓だ。関西では有力者は古墳を作っていたのだが、関東では古墳も一部見つかるが、基本的には「墓」なのだが、山に横穴を掘って墓にしている。穴の天井部分に家のように梁の絵を描いてあるそうだが、それが三つ並んでいる。大正14年に発見されたようで、現在では檻が取り付けられている。いかにも防空壕に最適な外観だ。

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その墓が三つ並んでいる。東京都内には横穴墓群は2ヶ所あって、そのうちの一つだ。青山霊園と同じ都営墓地ともいえる。が、都民がここにくるのは、いかにも難しいだろう。
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寺家ふるさと村に桜を求め

2017-04-19 00:00:00 | おさんぽ
今年の桜は関東地方ではあっという間に咲き、おっという前に散った。

うっかり見損なったので、山がちな場所に見に行く。といってもそう遠い場所ではなく、車で20分位のところにある『寺家ふるさと村』。寺家は「じけ」と読む。ふるさと村と言っても村ではなく、横浜市青葉区寺家町にあるイメージ上の「村」。山があり、田畑があり、名産の梨やぶどうや柿の即売所がある。

山があるので桜がある。

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全国の熊野神社チェーンの一つが桜の名所である。既に桜吹雪状態だ。山を登る階段を上って神社に少額お賽銭を寄贈。しかし、後から階段を足早に登ってきた作業服姿の現場監督のような人が、かなり熱心に何かを祈り始めた。何をしでかしたのだろう。事件でなければいいのだが希望的予想はたいがいはずれるものだ。

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そして、足を進めると、水車小屋が現れる。水車の動力で餅つきをするそうだ。菜の花が美しいが、1ヵ月前にもっと立派な菜の花畑を房州でみたばかりだ。

水車小屋の裏手の山道を登ることにする。事前調査では、危険生物として、やまかがし、スズメバチ、ヌルデとなっている。春なのであちこちでガサガサと音がしてこわい。

やまかがしというのは、山の中にあるかかしではない。それでは山田うどんになってしまう。毒蛇だ。ヌルデは白膠木と書き、ようするに触るとかぶれる。


小川のほとりには、看板があって、「貝のカワニナはホタルのエサになります。生物を大切に育てて夏には皆さんでホタルを鑑賞しましょう」と書かれている。カワニナは「エサ」であって「生物」ではないみたいだ。この矛盾、気づかないのかな。
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(映画 2011年)

2017-04-18 00:00:33 | 映画・演劇・Video
2011年に起きた9.11同時多発テロをテーマとし、亡くなった父親の残した影を追う少年とその母を中心としたドラマ風の映画。

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父親はトム・ハンクスが演じるが、思い出シーンと崩壊しつつあった貿易センタービルから携帯に残した声で登場。少年はアスペルガー症候群という精神障害の一形態を持つのだが、高い知識と乏しい社会性という特徴は、病気ともいえるし特異才能とも言えるわけだ。

父親と共同で探していたNYの現存しない第6区の痕跡探しを中断し、父親の残した謎の鍵とその鍵の入っていた封筒に書かれていたブラック(Black)という単語を頼りに、ニューヨーク中のブラックさん探しを始める(米国映画にはよくあるパターンだが)。彼が探し始めてから途中で加わった同伴者は実は父親の父親(つまりオジイチャン)なのだが、彼も子供の時にドイツのドレスデンで米英軍の大空襲を受け防空壕の中で両親を失ったショックでしゃべることができない。(時節柄、空襲とか防空壕とか縁起でもないが、掘り方が悪かったのかもしれない)

ブラックさん探しは、少年に「ほとんどの人は心に傷や痛みを持っていて、少年の行為に共感してもらえる」という現在の米国社会の混沌を教えることになる。

そして、鍵の本当の持ち主であるブラック氏に出会った時、その鍵の意味のあまりの軽さが少年を苦しめることになる。

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その後、映画上で大活躍するのが母を演じるサンドラ・ブロック。どうも目立たないと思っていたら、やはり出る幕があった。映画女優の中で最も高収入ということだそうだ。2年に1本のペースで出演し、1年の終わりに表彰式に出演しその後、所得税を払う。「スピード」で基本イメージができた関係でシリアスでもコメディでもどちらでもできるのがいいのかもしれない。

少年役のトーマス・ホーン君はその後、映画に出演していないようだ。といっても今年(2017年)20歳。ギャラを使い切る前に出演を考えた方がいいのではないだろうか。
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庭には二羽鳥がいて、穴掘り

2017-04-17 00:00:01 | 市民A
毎年、春になると狭い庭に野鳥がきて、土の中の虫をさがしている。最近、雨が多かったせいで虫が動き出しているのかもしれない。

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二羽の嘴の美しい鳥が庭をつついていた。つがいだろうか。オスとメスの見分けがつかないので、それ以上考えることができない。

鳥の名前を3つ(カラス、スズメ、ハト)しか知らない人のために書いておくと、ムクドリだ。一応、漢字で書くと「椋鳥」。(念のためカラスは「烏」と書くが、「鳥」とは違う。京都には烏丸という地名があり、「トリマル」ではない。さらに念のため「カラスマル」でもないから。だからといってJR新橋駅の烏森口のことを「カラスモグチ」とは読まない。)

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ところで、ムクドリは必死に嘴を土の中に突き刺すのだが、なかなか虫を見つける確率は低いが、見つけるときは素早く嘴を動かして寸秒の余裕なく飲み込んでいる。職人芸だ。しかし、・・

突然、異次元の事に気付いたのだが、穴掘りをするのがムクドリだけでいいのだろうか。

「防空壕」


今時、防空壕の掘り方を知っている古老をさがすことはとてもできないだろう。我が拙い知識では、戦争末期の日本の防空壕は横穴方式が多かったが、それよりも米軍による北ベトナム空爆の時には「タコツボ型」の縦穴式防空壕が掘られ、そちらの方がいい結果を残していたはずだ。

そのためネット上で「防空壕の掘り方」を検索したのだが、横穴型の今でも現存する戦時中の防空壕の遺跡の画像ばかりであるわけだ。もちろん竪穴が70年以上残っているはずはないが。防衛省お勧めのタコツボの掘り方を公開してもらいたいところである。

ミサイル発射から到達まで6分ということで、あらかじめ穴を掘るしかないのだが、試しにスコップの先を地面に入れてみたら、冬眠中のトカゲが出てきて、思わず、・・・
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フジフィルム・フォトコレクション展101

2017-04-16 00:00:19 | 美術館・博物館・工芸品
東京ミッドタウン内にあるフジフィルム・スクエアで開催されていた『フジフィルム・フォトコレクション展101』へ。フィルム業界では世界第二位だったのは、遠く遥かな昔のような気がするが、20年位前だったのだろうか。「写真」という表現手段は1840年頃に完成して、いまでも人間は言葉で書かれたニュースだけでは理解することができず、写真や映像を必要とする。

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思えば、フィルムというのは写真の歴史の中ではそれほど長い期間活躍したわけではなく、元々はスパイ用だったはずだ。

ということで20世紀の日本の写真家の記録を一人1枚で101人分集めたコレクションが展示されていた。

大御所である秋山庄太郎や土門拳に始まり、篠山紀信・木村伊兵衛他だ。

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個人的には、たまたま何回か個展を見た石内都の作品が好みなのだが、本展で取り上げられている中では、まず木村伊兵衛の「秋田おばこ 秋田・大曲(1953年)」。被写体が雪国の美女だ。日本を写すということが、こういう表現になるのだろう。庶民の歴史を写すこと。一枚の写真で古来からの日本を表現。

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そして、有名なシリーズだが、林忠彦の「文士シリーズ」の中の一枚。「太宰治 1946年」だ。戦後すぐの撮影で、戦争からの開放感にあふれている。ところが作家太宰はほとんどの作品を終戦前に書いていて、終戦で心の解放を味わったはず。銀座のバーで嬉しそうによっている感じがいい。

ところが、作家としての太宰は戦後約2年間立派な仕事ができていない。この写真の翌年に「斜陽」を書き、さらに次の年に「人間失格」を書き、自殺した。1946年は作家太宰の頂点にある年だった。
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