TPP交渉への早期参加を求める国民会議

2011-10-31 00:00:21 | 市民A
会議と言っても、発言の機会はないのだが10月26日に開催された、賛成派のシンポジウムに出席。テレビや新聞の記者から写真をバシバシ写される。出席者のプライバシーなんか、まったく無視だ。

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伊藤元重教授を中心とした賛成派だが、要するに「このままでは沈没する船に、つごうよく救助ボートがきた」、という状況なのだろう。ボートの底に穴があいているかどうかは不明でも乗るしかないじゃない、ということ。

それで、実際は、日本の国民の過半数はTPP参加支持派なのだろうが、自由化の恩恵は、国民全体に広く薄く行き渡るのに対し、利益を失う既存利権者は少数であるがゆえに、体を張った反対運動をするため、なんとなく賛否両論があるように感じるのだが、それはマスコミが作り上げた人為的な誤解なのだ。

で、奇妙なことに、この会場には、そもそもTPPに反対する人はいないわけだ。同日、別の会場で、反対派の大会が開かれているからだ。

そして、この会合のあと、数日考えていたのだが、結局、TPPの問題と言うのは、農業問題(特にコメ問題)に帰結するのだろうと思えるのだ。

それで、参加派の会合に出席している農民の主張は、だいたいこういうものだ。

「TPPがあろうがなかろうが、生産性の低い農業を続けたため、後継者がいなくなっている。農業全体の平均年齢は65歳だが、コメに限れば70歳位である。新規従業者もいないため、いずれ5年ほどで日本の農業は立ち行かなくなる。だから、農業の大規模化をめざした大制度改革が必要なのだから、TPPと同時に農業改革を行うべき。実際コメの関税率は700%以上。毎年100%ずつ関税を引き下げても、海外のコメが競争力を持つためには5年以上かかる。その時間で改革しなければ、農業は破たんする」

一方、反対派の意見は、
「TPPにより日本全体のGDPが増えたとしても、農民に対する補償金の額は、輸入量が増えるほど増加するのだから、政府支出が増大して、財政が回らなくなるのではないだろうか。」

つまり、一つは、農業には「大規模化のための制度改革」が必要なのか、「補助金」が必要なのか、ということだろう。

また言い換えれば、「農業」が重要なのか「農民」が重要か、ということなのかもしれない。

規制業種というのは、だいたいこういう構造になりがちで、「役所」が必要なのか「役人」が必要なのかという二択とか、「新聞」が必要なのか「新聞記者」が必要なのかといった二択もそうだろう。

TPP解散にでも打って出ればいいのに、という気もする。もちろん、定数是正も必要だ。
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もっと知りたいクリムト(生涯と作品)

2011-10-30 00:00:06 | 書評
klimt1東京美術から発行されている「もっと知りたいシリーズ」の画家クリムト編。

クリムトは19世紀末から20世紀初頭にウィーンで活躍した画家で、一般に「分離派」と呼ばれている。なにが分離派かというと、当時のウィーンにはフランスの印象派すら紹介されないような保守的な雰囲気が漂っていたそうだ。

それに対するアンチテーゼとしての新手法での挑戦者たちの総称ということだそうだ。そして、権力と戦うためには、どの世界でも団結が必要で、その挑戦者たちが集まったのが分離派ということ。

だから、分離派の中にも印象派風もあり、点描派あり、アールヌーボーありといったところだ。アンチ自民の民主党のようだし、アンチ民主の自民党みたいなものだ。バラバラ。

実際、クリムトの代表作は、クリムト以外の誰にも真似さえできないような、豪華さで、その中に寓意性や神話性を含んだものだが、彼は若い時には、点描や印象派風など様々な絵画にチャレンジしている。ひまわりも描いている。

ただし、どうしても金色と赤色をふんだんに使った絵画が、彼のお気に入りであったか、様々な女性群を描いている。ただ、よく見ていると、金色衣装かヌードが多く、青い服を着せた絵には、別の意味も含まれているようだ。

解説によれば、彼の絵画の裏側には、様々な女性たちとの性遍歴が隠されているそうで、最愛の人妻であるエミーリエ・フレーゲルとは生涯交わったことがないプラトニック関係だったのだが、一方、財力のある彼の部屋には、順番待ちのモデルたちが列をなしていたそうで、片っ端に食っていたそうだ。

独身だった彼が亡くなったあと、生物学的な親子関係を自称するものが多く、実際には14人が彼のこどもと認定されたそうだ。

そして、華やかな彼の作品を見ようにも簡単ではない。何しろ作品数が二百強で、一部は大戦の戦火で喪失してしまった。

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日本で、クリムト展が開かれたこともあるそうだが、作品が少ないということから、今後何度も開かれるとは思えない。

軽く調べたところ、愛知県の県立美術館にトヨタが寄贈したものが1点。トヨタ自身が保有したもの1点。計2点があるようだ。

また、ウィーンにかなりの作品が残っているようだが、一か所にまとまっているわけではなく、あちこちの美術館に点在しているようだ。

とりあえず、画集でも見ておくことにしておく。
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詰めカレ2012届く

2011-10-29 00:00:00 | しょうぎ
申し込んだまま99%忘れていた「LPSA詰め将棋カレンダー2012」が届く。2012年まで、65日ほどあるので、1日6題ずつ解いていくと、来年の仕事が軽減できる。というよりも、2011年のカレンダーを一題も解いていない場合、1日6題を解かないと、年遅れになる。実際のところは、つい最近、2009年カレンダーを全部解いたので、何周遅れになっているのか、よくわからない。

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2012年版には、一応3題が掲載いただいている。1月21日、2月26日、8月26日いずれも7手詰の新作(当ブログ掲載作を超短編にリアレンジしたものもある)だが、うち8月26日の作には、実は変化同手数というキズがありそうなので、当日を過ぎたら修正作を発表予定としておくが、忘れてしまいそうだ。

さて、10月15日出題作の解答。

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▲2五馬 △同玉 ▲3五金 △1六玉 ▲1七金(途中図1) △同玉 ▲2五金 △1六玉 ▲2六金 △1七玉 ▲1五金まで11手詰。

金が、ごちゃごちゃ動いて、ごまかして詰める、というような感じだろうか。

7手目、同じようでも▲3六金と開くと、△2六歩(失敗図1)という鬼中合があって詰まない。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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たいして難しくないのに手数が長い。2週続けて11手詰なので、ちょっと長めに。いや、手数が長くなってから先は易しいのかもしれない。

わかった、と思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
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横浜中華街・四五六菜館

2011-10-28 00:00:28 | あじ
中華街が元気で、週末は人であふれている。数年前にみなとみらい線が開通して、東京、渋谷方面から直通電車が開通してから中華街が変わったような気もする。多くの店が建て替えや新規出店を行っている。ただ、場所や中華街全体の面積は変わらないので、売れない店が淘汰され、売れる店が2号店、3号店と複数出店しているからだろう。

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この四五六菜館も、市場通りに入ったところでもあり、十年前はパッとしなかったし、上海料理といいながら、味にも癖があった。

が、最近はコック長に孫さんという人が入って、しょっちゅうマスコミに登場している。はっきりいって、味が変わった。ライト感覚に変貌。というか上海料理的になったというべきか。

実は、中華街の上海料理店に行ったのは、10月1日に解禁になった「上海蟹」の蒸し物でも食べに行こうかな、と思ったことからなのだが、

蟹、高過ぎじゃん。どこの店もだ。そのうち、交際費で食べに行こう。

それに、オスとメスに若干の価格差を設けている店があるのが気に食わない。男女機会均等法違反だ。

それで。蟹の代わりに散々色々注文したのだが、その一端を・・

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北京ダック。当然ながら皮だけを食べる。中華料理店の七不思議の一つに、北京ダックの肉は、どこに消えるのだろうか、というのがある。

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エビマヨ。エビを薄い衣で覆って、油であげてから特製のソースでからめる。辛くもなく甘くもなく。歯ごたえが微妙で丁度いい。

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フカヒレスープ。世界三大スープの一つ。最近、米国ではサメを捕獲してヒレを切り取って生きたまま海に投げ込む中国式のサメ漁を残酷漁法として、フカヒレスープを禁止しようという動きがあるそうだ。肉をかまぼこ具材に使う日本式とどちらが残酷なのだろうか。

ところで、世界三大スープといえば、フカヒレとトムヤンクンとは知っているが、もう一つは何だろう。よく知らない。個人的には、クラムチャウダースープか、はまぐりの潮汁が好物だ。わが先祖は、海辺で貝ばかり食べていたからだ。

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そして、忘れてはならないのが、『孫さんのマーボ豆腐』。激辛だ。

20年物の高額紹興酒が次々お代わりになってしまう。これなら蟹を食べたほうが良かったかも。
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プリウス危うし

2011-10-27 00:00:04 | 市民A
先日、早朝にゴルフに行くため、東京湾岸道路を横浜方面から東京に向かって走っていた。やや自車のコンディションに合わせて、制限速度の80キロ程度で走行。言うまでもなく、3車線道路の第一車線と第二車線を行ったり来たりということ。

そして、アクアラインへの分岐となる浮島ジャンクションの手前の長いトンネル(川崎航路トンネル)に入ると、突然渋滞。しばらくすると、高速車専用の第三車線で追突事故発生中。プリウスにアウディが追突。運転者は無事なようだが、危なくて車から降りられなくなっている。第三車線は120キロ以上で走る車ばかりなので、よく2台の追突ですんだものだ。

そして、数百メートル先、同じく第三車線で追突事故発生中。今度はプリウスにアルファが激突。こちらも2台。こちらは車内の状況把握できず。なにしろ高速道路なので、キョロキョロすると、こちらが危ない。

2台ともプリウスが追突されたのだが、第三車線で追突されるってプリウスってどうなっているのだろう。


それで、たいていのドライバーは一般道でプリウスに追突しそうになった経験があるだろう。(実際に追突した人もいるだろう)

動きがちょっと変なのだ。カーブの出口とかスピードを少しだけ上げなければならないところで、モタモタするわけだ。そして50キロくらいで走っていると、突然スピードダウンする。

どうも、ドライバーの見ているパネルに、今、電気で走っているかガソリンで走っているかの表示が出るわけだ。で、スピードを上げると、電気からガソリンに変わっていくので、「おっと、もったいない」というようにスピードダウンしてしまうのだ。

おそらく、高速でも何か同様の原因で、後続車に理解できない理由で、追突されたのではないだろうか。

たぶん、追突された方は、追突した方を一方的に心の中で罵っているのだろうから、埒の明かない話である。いずれにしても両車とも制限速度を大幅に上回っていたことは事実だ。

ということで、ケチ過ぎる人はプリウスに乗らない方がいいのだが、実際には、「環境オタク」と「ケチ過ぎる人」が買うことが多いのではないだろうか。
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タクシー狂想曲

2011-10-26 00:00:31 | 市民A
電鉄会社にとって大敵は、飛び込みなのだろうが、これが人間だけでなく、クルマが上から飛びこむとなると、ただごとじゃなくなる。11月24日に、品川区で起きたタクシーの飛び込みは、落下した線路上で電車と衝突したようだが、快速電車が高速走行中に車両の上から落下したとすると、被害が甚大になった可能性もある。

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転落したタクシーの運転手死亡 JR横須賀線接触事故 ブレーキ痕なし

産経新聞 10月25日(火)8時49分配信

東京都品川区西大井の道路から線路上に転落したタクシーとJR横須賀線の車両が接触した事故で、警視庁大井署は25日、転落した個人タクシーを運転していたタクシー運転手、Kさん(74)が同日未明、死亡したと発表した。

同署によると、Kさんは肋骨などを折っており、内臓が傷ついた可能性があるという。タクシー乗客の男性(56)は左腕の骨を折るなど重傷だが、命に別条はない。

現場の路上にブレーキ痕はなく、同署はKさんが運転を誤ったとみて詳しい事故原因を調べている。

事故は24日夜に発生。線路上方の区道を走っていたタクシーがカーブを曲がりきれずフェンスをなぎ倒し、約7・5メートル下の線路に転落。千葉発横須賀行き普通電車(15両編成)と接触したが、電車の乗客約1500人にけがはなかった。


このタクシーは、よく見ると、タクシー会社所属ではなく、個人タクシー。本来は、ノルマに追われた会社タクシーよりも個人タクシーの方が、安心と言われている。会社タクシーだと、手取りは売り上げの半分だし、安全基準なども甘い。横浜のタクシー会社の中には、雪が降った時に、全タイヤを履き替えるのではなく、後輪だけを替えるところもある。(個人タクシーは、雪の日は休んでしまうが)

ただし、問題は、個人タクシーの高齢化。事故を起こしたKさんは74歳。あと1年以内に「もみじマーク」という寸前だった。まさか「もみじマーク」で個人タクシーを続けるわけにはいかなかっただろうから、引退の時期は間近に迫っていたということになる。

タクシーに乗るには、タクシー乗り場に列を作ってというのが、基本的ルールなのだが、そういう方式に従うと、否が応でも来たクルマに乗らなければならない。そのため、最近では、流しのタクシーを運転手の年齢を見ながら止めるようにしている。


ところが、時と場合によって、タクシーの需給状況が変化するのが常である。先日、ちょっとした距離を高速で走る際、64歳の男性ドライバーに当たった。

あいにく、おしゃべり男だった。

話を聞いていると、4年前に40歳年下の女性と結婚したそうだ。60対20。ワールドカップラグビーのスコアみたいだ。お相手はフィリピンとのこと。それも日本のパブで知り合ったということではなく、そういうパブの娘と結婚したドライバー仲間に紹介してもらった、純粋のマニラッ娘ということだそうだ。

そういう場合の法的手続きについて、あれこれと説明してくれたが、全然覚えていない。ただ、「偽装結婚」ではないかという疑いをもたれて、申請してから半年かかったそうだ。

そして、現地の大家族のために、日本から多額の出資をしてマニラ市内にアパートを建てたそうだ。

私には、単に彼が騙されているようにしか思えないのだが、3年前に子どもが生まれて、日本ではなくマニラで育てているそうだ。で、奥さんはといえば、マニラではなく、日本のフィリピンパブで働いているそうだ。

そして、彼はおもむろにポケットから iPhone を取り出し、何らかの操作を行って、後ろの座席の私の方を向いて、女の子の画像を見せてくれるのである。

本当は、全然似てないのだが、「運転手さんに目元がそっくりですね」と言ってあげる。

なにしろ、時速100キロ超で走行中なのだ。
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住宅地の中のゴルフ場で聞いた噂

2011-10-25 00:00:01 | スポーツ
季美の森ゴルフクラブは、千葉県の大網にある。実は、ゴルフ場と住宅を一緒に開発したため、同一敷地内に整然と配置されている。もっとも、住民はゴルフ好きのはずで、マナーの悪いゴルファーたちの騒がしい声もあまり気にしないのだろう。それはそうと、時々住宅へボールが打ち込まれたりするのだろうか。

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さらに、基本的にはセルフプレーなので、ビギナーのショットは、右や左にすっ飛んで行くので大丈夫だろうか。

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この開発全体を東急系が企画したそうで、会員権と住宅がセットでも販売されていたそうだ。そして、ゴルフ好きの有名人が、何人かお住いになられているそうだが詳細は不明だ。場所が都心から遠いので、「別荘」として使っているのだろう。有名人と言っても「ゴルフ会員権付き別荘オーナー」になるのは、大変だと思うけど。

団塊ジュニアの有名グループのボーカリストであるキム某さんの噂もあるようだ。

そしてコースは平坦でグリーンは広くうねりは少ない。バンカーは少なく、それがチャレンジという気持ちを起こさせないのが欠点ともいえる(そういうコースが好き、という人の方が多いかも)。

そしてプレーだが、最近フォーム改造に失敗して、元のフォームに戻すのに四苦八苦中のドライバーショットが、おもに左側の住宅との境界線方面に飛んでいく。午前中3OB。さらに午後イチのホールで3連発OB。以降ドライバー封印し、通常スコアに戻る。キム某のお屋敷に打ち込んで誰かにぶつけると、保険金の上限では足りなくなるのではないかと思ったりしたのがプレッシャーになったのだろう。

ティーグラウンドでミスショットの腹いせに、クラブを地面にたたきつけようと思ったら、そこに生まれてまもないと思われる子蛙がいた。こんなところに来たら、踏まれたりカラスの餌になるのではないかと、思うのだが、カエルが産む卵の数を考えれば、生まれた全個体が生き残ったら大変なことになるだろうとは思う。

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そして、カエルを大好物にしているのが、ヘビである。「カエルのいるところヘビあり」である(私製諺)。つまり、近隣の邸宅の庭園にもそういうのが日常的に姿をみせるのだろう。きっと。
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ゴミ拾いに行く

2011-10-24 00:00:02 | 市民A
地元の町内会の定例のゴミ拾い。

別に、街をそれほどきれいにしようとは思わないが、バリ島みたいに、町中ゴミ箱みたいになるのも厭だ。もっとも、空き缶やオニギリの袋なんかは、酔っ払いオヤジが駅前のコンビニで買って歩きながら食べて、その辺でポイなんだろうから、そんなものを集める気力がわいてこない。さらに、ポイするときに少しでも理性が残っていると、バツが悪いのか植え込みの中に見えないように放り込んだりする。でも、見えてる。

だから、ゴミ拾いには行きたくないが、近所のオジサンが町内会長で、一緒に行くように暗に圧力がかかる。町内会長が所属する某団体が選挙の時に朝から自転車で走り回るのに近い方式だろうか。教祖は最近人前に出なくなったようだが。

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で、仕事を早く片付けるには、自宅から空き缶数個を隠し持ち、あたかも道端で拾ったようにすればいいのだが、現場を目撃されると犯罪者のような気持ちになってしまうので、あくまでもゴミを拾うことにする。

ただし、問題が二つある。

一番目の問題は、しばらく前に台風や大雨があったこと。吸殻のような小さなゴミは、どこかにすっ飛んでしまって、道路がきれいなこと。ただし、折れた枝とか、やっかいなものは多数あるのだが、一応、自然物は拾わないことになっている。秋のはじまりだから、落ち葉もあるし。

そして、重大なのが二番目の問題。それが、落ち葉である。

知っている人は多いが、口に出す人は少ないのが、この広葉樹の落ち葉。遡って3月11日である。東北方面の森林では、まだ広葉樹は繁ってなかったそうだが、すでに首都圏では広葉樹は新葉を広げていた。そこには放射能を発する微粒子が降り注いだはず。その落ち葉がこれから一斉に落葉していくわけだ。

普段であれば、この落ち葉は町内会の秋の枯葉拾いで近くの公園に集められ、町内会長の微妙に政治的演説のあと、焼き芋を焼くために使われるのだが、今回のゴミ拾いで、何を勘違いしたか落ち葉や枯れ枝を集めてしまった人が多いわけだ。台風のせいで、町中にそういうものが多いのである。

実際には、公園で焼かなくても、清掃工場はすぐ近くなので、結果は微粒子が拡散されるだけのことかもしれない。

さらに、ゴミや落ち葉が集まりやすい場所というのは、水はけの悪い場所と相場が決まっていて、近くのマンションの屋上みたいに、放射能の集積所みたいになっている。

結局、濡れた吸殻数個で参加賞の缶ビールをいただくのでは申し訳ないので、自宅前に戻り、水はけが悪そうな場所の地面を表面から5センチほどはぎとって、ゴミ袋に詰めてしまったのだ。
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傷ついた街(レオ・ルビンファイン)

2011-10-23 00:00:03 | 美術館・博物館・工芸品
d123世界にはテロリズムが氾濫している。2001年9月11日の同時多発テロの光景を、NYのWTCから2ブロックの自宅で目撃した写真家レオ・ルビンファインが、その体験衝動に突き動かされ、世界中を訪れ、人々の表情から世界の変化をとらえようとした写真群を『傷ついた街』という作品集にまとめた。

一枚一枚が畳ほどの大写真が35枚、竹橋の国立近代美術館で展示されている(~10/23)。

撮影は、まず2002年の日本で行われた。1995年の地下鉄サリン事件の記憶を渋谷や新宿で探したようだ。ただ、冒頭を飾る(?)ような画像は得られなかったようだ。すでに事件から7年が経っていたし、日本人は意外に精神がタフだから(気の弱い人が自殺してしまうからかもしれないが)。


 そして、エンパイアステートビルの女性のカラー写真(2004年)。


 モスクワでタバコをくわえる男性(2003年)。


 そしてロンドンの女性。


こういうのをストリートスナップというらしい(肖像権は?)。2008年から世界各地を回っているそうだ。案外、東日本大震災の後の日本を撮影するために、東京で開催したのかな。旅費の節約?


ところで、話の主旨は変わるが、外国人が渋谷の街にきて驚くことがあるそうだ。

それは、「デブがいない」ことだそうだ。

そういえば、確かに、そうだ。日本人にデブがいないわけではないから、渋谷にデブがいない理由は、デブになると行きにくい街だからということになる。

そういえば、最近、行ってない。
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封じ手開封に熟考?

2011-10-22 00:00:03 | しょうぎ
渡辺竜王に丸山九段が挑戦する竜王戦7番勝負が始まったが、第一局のハイライトは、2日目の朝の対局開始。封じ手開封のところだろう。

そして、立会人は加藤一二三九段。

封筒をはさみで開き、封じ手用紙をみる。そして普通ならば、立会人は、ただちに指し手を読みあげ、そこから対局が再開される。

ところが、封じ手用紙をみた加藤九段は、そこで熟考を開始した。そして、待つこと二分。徐々に緊張が高まる。見かねた副立会人の森下九段が、声をかける。「先生、どうかされましたか。」

もっとも、加藤九段よりも緊張したのは、渡辺竜王かもしれない。

この沈黙の理由を普通に考えれば、「記入ミス」しかない。そうなると、せっかく早朝に起きて和服を着てきたとしてしても、全部無駄になるわけだ。

反則負けの宣告をどのようにしようか、と考慮しているように思えただろう。難病を患者に告知する気の弱い医師のような状態か。ひそかに期待する挑戦者の図だ。

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ところが、実際には8六の歩で8五の歩を取る手だった。8六の歩に赤丸を付け、矢印で8五に伸ばしただけだ。あらためて、加藤九段は「8五歩」と宣言。本当は、8五同歩と言うべきらしい。

問題は、加藤九段が何を考えていたかということ。

終局後、加藤九段が渡辺竜王に語ったところでは、矢印が駒と重なって見にくかった、ということだそうだ。

ただし、事件直後に加藤九段がK大将棋部元OBのS記者に語ったところでは、封じ手で駒と駒がぶつかって▲同歩のように取るのははじめの経験だったので、ということらしい。またS記者は加藤九段が封じ手予想を5三歩成と予想していたことも原因としているが、ちょっと信じられない。図面の他に「▲8五歩」と棋譜を書く棋士もいるそうだが、図面と棋譜が異なった場合はどうなるのだろうか。

ところで、封じ手は駒の動きを矢印で示すことになっているが、たとえば5三桂成と5三桂不成をどのように区別するのだろうか。


さて、10月7日出題作の解答。

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▲4四桂 △同金 ▲2三歩成(途中図1) △同桂 ▲3三飛 △同玉 ▲3四飛 △同玉 ▲3四同角成 △4二玉 ▲4三金 △4一玉 ▲2三馬(途中図2) △5一玉 ▲4一馬 △同玉 ▲5三桂 △5一玉 ▲6一香成まで19手詰。

質駒を二枚作る手順に手順前後があってはならないので、そこが苦労するところ。最後は押し売り方式。これも2一の香が不要駒にならないように作者は考えなければならない。

動く将棋盤は、こちら
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根津権現裏(藤澤清造著)

2011-10-21 00:00:02 | 書評
「忘れ去られた作家」というカテゴリーがあるとするなら、本書の作家藤澤清造はまさにそれは当てはまるのだろう。つい最近まで。

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ところが、現代に私小説を持ち込んだ西村賢太氏が芥川賞を得るやいなや、「小説の師匠は藤澤清造」と言うことになる。つまり埋もれていた場所から、再び引っ張り出して、懐中電灯で照らしてみたということだろうか。

文庫本で370ページになるのは長めということになり、実は忍耐を試されているようである。なにしろ1922年(大正11年)に上梓されたのだから90年前ということだ。主人公は貧困にあえぎながらも友人との付き合いを続け、だらだらと夢のない日々を過ごしている。

そして、友人岡田の自殺、その背後に潜む様々な謎が語られていくのだが、私の感覚では、自伝的作品である林芙美子の「放浪記」の方が迫力がある。

読みながら考えたのだが、本書は90年前の東京の風俗を描いているのだが、その文章の質からいって、十分に現代でも通用するだろう。妙なことに江戸時代の終わりと明治の始まりというのは歴史上はつながっているのだが、書かれた書物をみれば、江戸の書籍は読みにくく、明治以降の作品は、現代語とあまり変わらない。文化的に大きな断絶があるのはなぜだろうということを少し考えてみた。一応の答えは考えたのだが、データと突き合わせてみたい。

本書が発行されたのは、もちろん芥川賞作家、西村賢太が新潮社に圧力をかけたからなのだが、90年前にも同様なことがあり、芥川龍之介自らが新潮社に圧力を加えたのだが、当時、出版にはいたらなかった。

何かの奇縁か。

そして、著者の藤澤清造は、本書の上梓の10年後、1932年1月末に港区芝公園で凍死体として発見された。

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現在の芝公園からは東京タワーが望める。お昼休みにはベンチで昼食を食べるために、ベンチ取り争いが行われる。藤澤清造の名前は、誰も知らない。東京タワーも、いずれなくなる。
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横浜外国人墓地

2011-10-20 00:00:55 | 市民A
神奈川県立近代美術館に林芙美子展をのぞいた後、ちょっと道を間違え、外国人墓地の正面に出た。4200柱が眠っているそうだ。元々、ペリー艦隊の兵士が病死して、埋葬されたことに始まり、その後、江戸末期に日本に派遣された外交官がバッサバッサと斬られるたび、この地に埋葬されたらしい。外交官を捨石にして長州や薩摩を軍事力で屈伏させた各国のしたたかさの犠牲になった人たちである。

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その後、開国となり横浜と新橋が鉄道で繋がり、本格的に横浜が外国人の居住地区になっていくたび、日本で終焉を迎える外国人が増え、この高台の墓地は満員となる。東京の青山墓地では、特に外国人の親戚や末裔は、遠い日本に眠る祖先のために、年間維持費を払い続けなくなり、一時は外国人墓地の廃止を検討したらしいが、現在の都知事が「日本の発展に貢献した先人に申し訳ない」と、たまには正論を述べ、永代使用権を与えた(知事が変われば別だが)。

横浜の外国人墓地でも事情は同じようなものだろうと思うが、たぶん結論も同じだろう。それに元墓地の斜面地を住宅用に売り出しても、いい値は付かないだろう。「メゾン外国人墓地」とか。

それで、4200柱のほとんどは、日本の発展に貢献していただいた方なのだろうが、たぶん僅かに少数は日本から利益を持ち出したりしたのだろうか。現代日本の外国人はどうなのだろうか。貢献した人と持ち出す人の比率。

ちなみに、正門の正面右側に眠るのは、「シゲノさん」という女性。1931年2月22日に34歳で亡くなったようだ。ご主人はフランク・ジョージ・トーマスさんと書かれている。妻を大変愛していたようだが、妙なことに本人のご遺体はここにはないようだ。左側の墓石については、シゲノさんとはまったく関係がないようだ。かすかにLAUNAYという姓とPARISという文字のみが判別できる。なにしろ門の外から撮影した画像を解析したので。


ところで、これからが本論みたいなものだが、かなり以前は、「外国人墓地」とは言わず「外人墓地」と呼んでいた。もちろん「外人」がマスコミから排除され「外国人」と変ったのだが、本質的に「外人」が差別用語なのかというと微妙だ。外国人は「ガイジン」と呼ばれると不愉快になるという理由らしいが、にわかには信じられない。

「外人」はだめだが、「外車」はOK。「外貨」もOK。「外国製自動車」とか「外国通貨」ともいわない。


このあたりをずっと考えていたのだが、自分なりに想像するとこうだ。

「外人」という表現でイメージされるのは、「白人」ないし「黒人」。(黒人も差別語だ)

「外人」のことばのイメージには、中国とか韓国とか朝鮮とかは入らないような気がする。つまり、「外人」、「中国人」、「・・人」、「・・人」というようになってしまう。

一方、「外国人」というのは、日本人以外という意味に近いので、一言で済んでしまい、アジア系の国民を別のカテゴリーにして読み直さなくてもいいわけだ。

というわけで、もっとも無難な言葉が「外国人」ということになったのではないだろうか。「外車」や「外貨」については、今のところ日本国内でアジア系が流通しているわけではないので、問題ないのだろう。これも、「外車」「韓国車」「中国車」というような時代になれば「外国車」という言葉になるのだろうが、机上の空論だろう。


もっとも、21世紀の終わりの頃には、世界の国別人口構成は大きく変わって、インド系人口が世界人口の1/2になるようなので、外国人の範疇も今とは想像もつかないことになっているのだろうか。それに、墓地なんて制度が続くのだろうか。川に流したり、解体後、缶に詰めて道端に置いたりしたりと様々な方法を日本人は摸索中だ。
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ウォール街

2011-10-19 00:00:53 | 市民A
1987年に公開された映画に、「ウォール・ストリート」があった。観てもいないし、興味もないのは、ストーリーに共感を覚えないからで、確か、若手証券マンと強欲な銀行の対決みたいなもので、要するにどちらも非常識な高額所得を求めて争うわけで、どこがおもしろいのかさっぱりわからない。

ということで、ウォール街デモはすでに1ヶ月を経過し、特に、デモの主旨に反対する者もあまりいないし、かといって、銀行員の給料は高いままで、失業者が職に就く見込みもない。

あえていうと、共和党員はデモに否定的で、民主党員は寛容だが、ティーパーティーに対しては逆だろう。かといって、弾圧しようということでもなく、日本のことわざである「のれんに腕押し」というコトバを思いつく。

密かに怖れられていることは、欧州の金融危機が米国の銀行に飛び火して燃え上がっても、米国政府が資金投入することは、できなくなっただろう、ということ。そうなれば、たぶん銀行家は職を失い、今までの蓄財を食いつぶす生活に入り、景気は低迷し、さらに失業率は増加する。

ところで、デモと言えば、米国では反戦デモというのがあり、ベトナム戦争後半には、世論がベトナムから手を引けということになり、戦争を現地化し、同盟軍を見捨てた。これからイラク・アフガンで起きることも同様な感じであるのだが、特にデモの結果ではなく、米国民が共有するベトナム戦争の教訓なのだろう。

日本では安保闘争、全共闘闘争、成田闘争とか、かなり激しい権力との衝突があり、その後、デモというのは「下級公務員」が日比谷公園まで交通渋滞を引き起こしながら歩くということになってしまう。

同じ日比谷公園では、では、年末に派遣村デモというのがあったが、最近は派遣社員すら雇わなくなり、企業は、パート女性、老人、外国人を戦力化してしまった(いわゆるジョローガイ)。

それに、日本でも金融機関の給料は、まだ高いものの大きく下がっているし、高給ファンドマネージャーも激減しただろうし、いまだに不当に高い給料を得ている職業といえば、テレビ局の社員ぐらいだろう。嫌韓デモも、本質は「嫌テレビデモ」ではなかったのだろうか。


昨今の年金受給年齢引上げ問題にしても、今後の日本の抱える問題群は、おおむね「世代間闘争」であるはず。そうなるとデモをしかける先が見えない。豪華老人ホームだろうか。大老が支配する世界最大の新聞社なのだろうか。方向違いだろう。

民主主義なのだから、まずやるべきは、若い人が全員選挙にいって投票すべきなのだ。

が、ほとんどの政党には、表には出てこない「大老」や、時代遅れのヴィジョンに凝り固まった「教祖もどき」が裏や表で徘徊しているので、注意が必要だ。ひらがなの政党が良さそうな気がするが、政権獲得に焦ると、妙な連立を組み立てて、自壊することもあるのだろう。というか、たぶん、そうなる。
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米田先生さようなら

2011-10-18 00:00:47 | スポーツ
9月21日号「+30ヤードというコトバの魅力」で、米田先生のハイドローのボールで飛距離アップを目指そうと思い、読後1カ月もしてから練習場に行ってみた。

ボールをスタンスの内側に置き、手首を使って、打つ瞬間に下から上に伸びあがるようにすればいいとのこと。グリップは弱めに開き気味に握る。

これは、今、自分の打法のほぼ逆である。フェードボールを打つためにフォームを改造してきたから。

つまり、猛烈に違和感のあるフォームである。が、実は、思い描いたようなフォームでスイングすることは、比較的得意である(あくまでもスイングの話)。人によっては、言われたことの10%しか直さない人(猜疑心の強い人)や言われたことの2倍も修正してしまう人(あなた任せな性格)がいるが、自分は、結構言われたイメージを作りやすい。

ただし、飛んでいくボールは、まったくハイドローにならない。単なる内野フライ。ピッチャーフライという感じかな。練習場での笑い物である。妙なフォームでピッチャーフライを打ち続けるわけだ。

shuri


どうもスイングの最後に左足の重心を持ち上げて、というところに問題があるのかもしれない、などと考えているうちに、ボールが出なくなった。一球打つたびに、マットの下からボールが上がってくる方式なのだが、詰まってしまったようだ。どうも機械に計算外の負荷を与えていたようだ。自力で直そうとしたが、余計にボールが詰まる。コピー機の紙詰まりと同じだ。

係員に、「普通に打っていたら、突然にボールが詰まった。思い当たるところは何もない」旨を話し、分解修理が始まる。入っているゴルファー保険では練習場での対人賠償は対象なのだが、対物賠償が付保範囲だったかどうかは、当然ながら頭に入っていない。

「お客様、直りました。ゴム製のティーが折れていました。ボール10球サービスします。」


その後、元のフォームを思い出すために100球を打ちまくり、毎日、自動的に送られていた米田先生からの数十通のメールを読まずに消去し、合わせて配信停止を申し込み、先方の了承を得た。

以上
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ついに、年金が・・・

2011-10-17 00:00:33 | 市民A
ついに年金が・・
先週の国内最大の話題は、「年金受給年齢引上げ案提示」だったのかもしれない。

厚生労働省は、68歳とか70歳支給開始とか検討しているらしい。

さっそく各界から猛反発が巻き起こっているのだが、結構、本気らしい。冗談だと思っていた小宮山大臣も、当初は冗談気分だったのに、沈黙を始めた。

しかし、役人って頭が悪いというか、厭になる。

日本経団連の米倉会長が反対意見を述べていたが、年金支給時期遅れ→企業の定年制延長→企業の新卒採用抑制→若年失業者増加→年金未納者増大。

会社に勤めている人なら誰でも感じていることだ。だいたい団塊世代が入社した時の定年は、55~57歳である。もういいじゃないのだろうか。


まあ、そんなことで、年金とは別に、TPPでも進めなければならないのだが、民主党には反対者が多い(自民党にも反対者はいるが)。とくに、海江田内閣ではなく野田内閣になったのも、TPP反対論者の農林水産大臣が季節外れの投票時、上着を脱ぐという奇策に出たわけだ。それじゃ期待しても反対できないだろうな、と思っているのである。
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