第39回PFF(ピア・フィルム・フェスティバル)の二冠。高校の天文部で起きた奇跡を武井佑吏監督が描く。青春映画と言えばそれまでなのだが、バランスがいい。本当は深く重いテーマである異性の友人の突然の事故死と、それでももう一度会って話をしたい天文部員の男子高校生の気持ちが底流に流れている。映画の終わりの方で気が付く。
赤色彗星が地球の近くを通るときに、時間の逆転が起きるという学説を信じ、ご禁制の夜中の学校の屋上で自家製の彗星を作ってみる。
都会でも田舎でもない日本の普通の学校が舞台になる。俳優たちが熱っぽいのがとてもいい。脇役である年配の教師が生徒の半分が居眠りしている授業で名言を連発したりする。音楽もいい。
実は、小学校の上級生の時に望遠鏡を組立てたり、夜の空を見るのが好きだった。中学生の時には5人で校庭で天体観測(といっても月しか見えないが)という名目で集まって、ついでに夜の校舎に忍び込んだことがあった。北西の一角に幽霊が出るといわれていた。数日後に「誰かが夜中に校舎に侵入したらしいということが」判明したが、一人としてシッポを捕まれなかった。
学校を卒業するまで、友人が亡くなるという経験がなかったのだが、あれば何か違う職業を選んだかもしれないと、最近思っている。いまさらだけど。
赤色彗星が地球の近くを通るときに、時間の逆転が起きるという学説を信じ、ご禁制の夜中の学校の屋上で自家製の彗星を作ってみる。
都会でも田舎でもない日本の普通の学校が舞台になる。俳優たちが熱っぽいのがとてもいい。脇役である年配の教師が生徒の半分が居眠りしている授業で名言を連発したりする。音楽もいい。
実は、小学校の上級生の時に望遠鏡を組立てたり、夜の空を見るのが好きだった。中学生の時には5人で校庭で天体観測(といっても月しか見えないが)という名目で集まって、ついでに夜の校舎に忍び込んだことがあった。北西の一角に幽霊が出るといわれていた。数日後に「誰かが夜中に校舎に侵入したらしいということが」判明したが、一人としてシッポを捕まれなかった。
学校を卒業するまで、友人が亡くなるという経験がなかったのだが、あれば何か違う職業を選んだかもしれないと、最近思っている。いまさらだけど。