鳥インフルエンザ(bird ful。以下、トリフル)の変異によりパンデミックの恐怖が、着々と近づいている。まず、鳥インフルエンザの人間への感染についての記事。
そして、この220人の中には、人から人へ感染したのではないか、と疑われる例が少なくとも1例はある(父と子が感染)。
鳥から人に感染しているうちは、感染源の鳥を地域ごと駆除していくという原始的な方法でいいのだが、これが人間からうつるとなると、この駆除作戦を展開するわけにはいかないことは自明だ。今のところ、トリフルが人類で拡がる可能性(入口)は二種類と考えられている。
一つは、トリフルウイルスと既知のタイプのインフルエンザウイルスの融合型。実際にはなんとも言えないのだが、トリフルよりは弱体化されるのではないか、と思われている(重ねて言うが、実際にはよくわからない)。
もう一つは、トリフルウイルス自体が突然変異を起こし、その強力さを維持したまま人間にとりつく可能性。このケースがもっとも怖い。1918年から1919年に世界を覆いつくしたスペイン風邪は、もともと、この突然変異を3度繰り返しながらウイルスが世界中に拡散した、と言われ、当時の世界人口の50%である6億人が感染し、5000万人が亡くなったとされる。当時は第一次大戦中であり、人々の移動自体、困難を極める時代であったのにかかわらず、これだけの数字である。現代の都会生活を考えれば、僅か数日で世界に蔓延する危険はある。しかも、その新ウイルスの威力は、まったくわからないのである。
それで、本題はここからなのだが、今のところ最善の防止法は、インフルエンザと同様にワクチンといわれるのだが、残念ながら、実際にウイルスが発現してからでなければ、ワクチンはできない。しかも、少なくても半年は必要とされる。流行が長くなればいずれワクチンの生産が可能かもしれないが、ウイルスが変異を重ねた場合は追いつかない。
そうなると抗ウイルス剤ということになる。そうすると人類に残された途は、現状では「タミフル」ということになる。日本では2500万人分を備蓄しようというのだが、1億2000万人に対して2500万人分が十分なのかどうかよくわからない(やや不安)。
ところが、タミフルに関しては、特にマスコミやある声の大きい医者によって、「異常行動との因果関係」が報道されている。どういう背景関係かわからないが、タミフルそのものの認可取り消しを狙っているようなのだ。
確かに異常行動で20人弱の若い世代の犠牲(主に高所からの飛降り)が出ていて、厚生労働省の調査は続いていて、まだ、因果関係(つまり、タミフルが脳に影響を与えたかどうか)があるともないともはっきりしていない。もともとインフルエンザは脳炎を起こすことがある。さいわい、インフルエンザによる致死率は圧倒的に老人に多いということから、10代への服用は控えられる傾向にある。
しかし、スペイン風邪の時の例から、トリフルの場合は逆に、10代から30代に犠牲者が多いと考えられている。免疫系の異常を起こすため、免疫力の強い若年層の方が症状が重くなるということ。その時、医師は、タミフルを使うべきかどうか、という選択を迫られるわけだ(もちろん、認可取り消されていなければ)。まあ、その時は新聞のことはすっかり忘れて、トリフルの致死率と、異常行動の確率(およそ20万分の1)を比較すべきなのだろう。
しかし、一抹の不安は厚生労働省である。何しろマスコミを恐れているわけだ。元より国民のための役所でないのは他の役所とも同様なのだが、以前は製薬会社およびそこに天下ったOBのことが第一義であったのだが、最近はバッシングを受けたせいか、ひたすら自分達の保身のためにのみ政策に追われているのが実態だからだ(さらにタチが悪くなった)。このままタミフル禁止になれば、合法・非合法・本物・偽物が入り混じるとは言え、何らかの方法で自ら輸入して、備蓄しておくしかないのかもしれない。
ところで、流行が拡がっている時の対策の第一は、何といっても「外出しない」こと。都会の人混みや電車に乗れば、少なくとも1000人くらいの人と接触することになる。なるべく、自宅から出ないで非常食でも齧っていたいところだ。
しかし、世間にはしがらみというものがあって、何となく通勤・通学で釣り出されてしまうものだ。
そして、その時こそ、「仮病」である。しかし、ことはあまり簡単ではなく、「神経症」とかで許してもらえるのは、首相と横綱ぐらいだ。普通の人が自然に長めの仮病になるには、それなりの準備と演技が必要となる。
お勧めは、腰痛。特にギックリ腰あたりがいい。とりあえず1週間程度は可能だ。そのうち世間がアウトブレイク状態になれば、何がなんだかわからなくなる。そのためには、今のうちに、一回か二回、予備的に「そのふり」をしておくことだ。それと、事が終結した後、まだしばらくは腰を曲げて歩いていた方がいい。知人で、腰痛で休んだ後、ゴルフコンペで優勝したため、「同じ医者でも、ゴルフクリニックに通っていた事実」を暴かれたものがいる。
さらに、仮病のバリエーションとしては、「トリフルそのもの」に罹った、という手口があるのだが、その場合、後の収束方法が、なかなか思いつかないのである。
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最近、インドネシアの会社とのビジネスがまとまったのだが、日本の代理商社を通じて、さらに現地とはメールで連絡をとっているために問題はないのだが、そのうち、一度は顔を合わさなければならないのではないか、と少し怯えている。何しろ、現地からは飛行機で当日に到着。一方、潜伏期間というものがあるので、その糊しろの日に当ったりすると、悲惨だ。毎日新聞の記事は新聞社らしく、数学無視で死者数しか書いていないが、感染者は300余名ということで、致死率は脅威の60%。現内閣支持率の約2倍だ。<鳥インフル>インドネシアで2人死亡 初めて100人に
1月29日0時41分配信 毎日新聞
インドネシア保健省によると、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染し、新たに2人が死亡したことが28日、確認された。同国の感染死者数は累計で世界で初めて100人に達した。
死亡したのはジャカルタ近郊の西ジャワ州デポックの男児(9)と、ジャカルタ在住の女性(23)で、感染源は別とみられる。いずれも高熱などの症状を訴え、病院に運ばれた後、27日に死亡した。インドネシアの死者は今年6人目で、感染拡大が懸念されている。
世界保健機関(WHO)によると、03年以降、鳥インフルエンザによる死者は世界で220人以上確認されている。
そして、この220人の中には、人から人へ感染したのではないか、と疑われる例が少なくとも1例はある(父と子が感染)。
鳥から人に感染しているうちは、感染源の鳥を地域ごと駆除していくという原始的な方法でいいのだが、これが人間からうつるとなると、この駆除作戦を展開するわけにはいかないことは自明だ。今のところ、トリフルが人類で拡がる可能性(入口)は二種類と考えられている。
一つは、トリフルウイルスと既知のタイプのインフルエンザウイルスの融合型。実際にはなんとも言えないのだが、トリフルよりは弱体化されるのではないか、と思われている(重ねて言うが、実際にはよくわからない)。
もう一つは、トリフルウイルス自体が突然変異を起こし、その強力さを維持したまま人間にとりつく可能性。このケースがもっとも怖い。1918年から1919年に世界を覆いつくしたスペイン風邪は、もともと、この突然変異を3度繰り返しながらウイルスが世界中に拡散した、と言われ、当時の世界人口の50%である6億人が感染し、5000万人が亡くなったとされる。当時は第一次大戦中であり、人々の移動自体、困難を極める時代であったのにかかわらず、これだけの数字である。現代の都会生活を考えれば、僅か数日で世界に蔓延する危険はある。しかも、その新ウイルスの威力は、まったくわからないのである。
それで、本題はここからなのだが、今のところ最善の防止法は、インフルエンザと同様にワクチンといわれるのだが、残念ながら、実際にウイルスが発現してからでなければ、ワクチンはできない。しかも、少なくても半年は必要とされる。流行が長くなればいずれワクチンの生産が可能かもしれないが、ウイルスが変異を重ねた場合は追いつかない。
そうなると抗ウイルス剤ということになる。そうすると人類に残された途は、現状では「タミフル」ということになる。日本では2500万人分を備蓄しようというのだが、1億2000万人に対して2500万人分が十分なのかどうかよくわからない(やや不安)。
ところが、タミフルに関しては、特にマスコミやある声の大きい医者によって、「異常行動との因果関係」が報道されている。どういう背景関係かわからないが、タミフルそのものの認可取り消しを狙っているようなのだ。
確かに異常行動で20人弱の若い世代の犠牲(主に高所からの飛降り)が出ていて、厚生労働省の調査は続いていて、まだ、因果関係(つまり、タミフルが脳に影響を与えたかどうか)があるともないともはっきりしていない。もともとインフルエンザは脳炎を起こすことがある。さいわい、インフルエンザによる致死率は圧倒的に老人に多いということから、10代への服用は控えられる傾向にある。
しかし、スペイン風邪の時の例から、トリフルの場合は逆に、10代から30代に犠牲者が多いと考えられている。免疫系の異常を起こすため、免疫力の強い若年層の方が症状が重くなるということ。その時、医師は、タミフルを使うべきかどうか、という選択を迫られるわけだ(もちろん、認可取り消されていなければ)。まあ、その時は新聞のことはすっかり忘れて、トリフルの致死率と、異常行動の確率(およそ20万分の1)を比較すべきなのだろう。
しかし、一抹の不安は厚生労働省である。何しろマスコミを恐れているわけだ。元より国民のための役所でないのは他の役所とも同様なのだが、以前は製薬会社およびそこに天下ったOBのことが第一義であったのだが、最近はバッシングを受けたせいか、ひたすら自分達の保身のためにのみ政策に追われているのが実態だからだ(さらにタチが悪くなった)。このままタミフル禁止になれば、合法・非合法・本物・偽物が入り混じるとは言え、何らかの方法で自ら輸入して、備蓄しておくしかないのかもしれない。
ところで、流行が拡がっている時の対策の第一は、何といっても「外出しない」こと。都会の人混みや電車に乗れば、少なくとも1000人くらいの人と接触することになる。なるべく、自宅から出ないで非常食でも齧っていたいところだ。
しかし、世間にはしがらみというものがあって、何となく通勤・通学で釣り出されてしまうものだ。
そして、その時こそ、「仮病」である。しかし、ことはあまり簡単ではなく、「神経症」とかで許してもらえるのは、首相と横綱ぐらいだ。普通の人が自然に長めの仮病になるには、それなりの準備と演技が必要となる。
お勧めは、腰痛。特にギックリ腰あたりがいい。とりあえず1週間程度は可能だ。そのうち世間がアウトブレイク状態になれば、何がなんだかわからなくなる。そのためには、今のうちに、一回か二回、予備的に「そのふり」をしておくことだ。それと、事が終結した後、まだしばらくは腰を曲げて歩いていた方がいい。知人で、腰痛で休んだ後、ゴルフコンペで優勝したため、「同じ医者でも、ゴルフクリニックに通っていた事実」を暴かれたものがいる。
さらに、仮病のバリエーションとしては、「トリフルそのもの」に罹った、という手口があるのだが、その場合、後の収束方法が、なかなか思いつかないのである。
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