シャガールは諦めて、・・

2013-07-30 00:00:07 | PHOTO
2013年6月11日号「シャガールの話を書いた日に、本物を見るのが芸術都市倉敷か」で書いたのだが、倉敷市内の会社を訪問すると、中小企業であっても社長室の壁に絵画があり、それもシャガールとかモネだったりする。

それではと、頑張ってみてもシャガールのリトグラフでも100~300万円ほどするし、壁にかけるよりももっと高い絵画を金庫の中に眠らせていたりする。

会社の金庫から300万円を引き出して、デパートの画廊に電話をかければ、絵画を買ってしまうことは簡単だが、後始末が大変なことになりそうだ。


ということで、妥協の産物で考え付いたのが、写真方式。知人写真家の作品を壁に並べてみようか、ということにし、さっそく写真家に依頼してみる。

「もしもし、おおたです。今度、『太陽と海』という題材でシリーズ写真を社内に掲示したいのだけど、少しまとめて写してくれないかな。謝礼はナッシングだけど。」

「あ、おおたさん。ナッシングはきついから、今度、交際費で倉敷国際ホテルでフレンチおごってくれないかな」

というような交渉の結果、画像を譲っていただいた。

さっそく6枚を並べてみる。

sunocean


遠景ではなく、オリジナルから画素を落として掲載してみる。

題名と撮影日、場所は以下の通り。

なお、写真家の名前は、「Y.OTA」氏。

Your Day, Beginning (2013-02-20 Beppu bay)
YourDay


Natural,but (2005-03-01 Hakatajima)
NaturalBut


Cloud, Sky, Our Sea (2010-01-01 Umihotaru)
CloudSkyOursea


To Heaven (2010-05-05 Nojimazaki)
ToHeaven


Invitation to Hot Night (2011-08-14  Bali)
InvitationToHotnight


Fisherman in Bali (2011-08-14  Bali)
FishermaninBali


一応、1枚50万円の保険をかけて、夜は鍵を開けておこうかと思っている。

別府湾の奇妙な朝焼け

2013-02-25 00:00:09 | PHOTO
しばらく前に、別府湾に行っていた。

asaeke


美しい夕焼けと言いたいところだが、これが朝焼け。

なぜ、こんな奇妙な朝焼けになったかというと、もしかして、PM2.5の影響なのだろうか。

結局、中国は国内に山積する問題を一つづつ解決しないといけないのだろうが、大気汚染が発生したのも必然の運命だったのだろう。どうみても破綻に向かっているように思える。別府湾ではなく渤海湾の日の出なんかどうなのだろう。

ところで、別府湾と言えば城下鰈なのだが、残念ながら、ありつけなかった・・

夜景でも

2009-12-24 00:00:51 | PHOTO
クリスマス・イブなので、My夜景コレクションから。



恵比寿のガーデンプレイス近くにある空間。


雨の夜

(撮影には、人波の途切れる瞬間を待つという事態が生じ、靴の浸水という困難が伴ったのだが)


2009年10月25日「六本木で写真展へ」で紹介した世界の夜景展では、上海やラスベガスや世界の人工的な都市の幾何学的な夜景で埋め尽くされていたが、「ちょっと違うな」という感じがあった。


巧まずして思わず美しい瞬間。


そういう街、そういう刹那的な瞬間が好きだ

(と、横光利一風に呟いてみる。)

都会の廃墟(2)

2008-08-18 00:00:43 | PHOTO
45a41c7a.jpg新橋駅、徒歩1分、外堀通りに面した一見、レンガ造りのビル。昔の建物は、簡単には壊れないようになっている。正面からはよく見えないので、背後に回ってみた。

確か、2階か3階で、鉄道関係の出版社とか鉄道模型、切符とかカード、あるいは鉄道関係者からの流出グッズとか売っていたのだが、どうなったのだろう。ビルの取り壊しと、営業とは別物だから、場所を変えて営業しているのだろう(たぶん)。家賃は上がっただろうから、やっていけるのだろうか。まあ、需要のあるところには供給がつくのだろうから、鉄道ファンがいる限り、そういうビジネスはどこかに残るのだろう。

ところで、原油価格上昇により、世界的には鉄道ブームになっている。米国の鉄道会社株は上昇し、カナダのボンバルディア社はよく故障する離島向けの小型飛行機を作るより、世界トップシェアの車両増産に経営を集中するらしい。世界中で高速鉄道計画が進行している。

ところが、妙なもので、「鉄道」が復権すると、鉄道ファンが増えるかと言うと、そうでもないようだ。結構、「鉄道ファン=滅びの美学」というところがあるようだ。


そして、味のある老ビルが、また一つ、消えた。



ところで、この一帯、ビルが次々に解体されるだけなのだが、その後、どうなるのだろう。

大きな希望はないのだが、新橋駅から雨で濡れないで地下道で歩けるようにしてほしいのと、アジア系マッサージ店の客引き、なんとかしてもらいたいのだが、鉄道ショップと同じように、別の場所に移動するだけなのだろうか。

需要があれば供給あり。

都会の廃墟(1)

2008-08-03 00:00:35 | PHOTO
715d8148.jpg東京都港区は、幽霊計画だったマッカーサー道路が、突如現実化すること、それと合わせ森ビルによる六本木駅周辺再開発と愛宕山のフラットスペース化(多層構造化)、さらに港区に隣接する飯野ビル再開発などに刺激され、ビルの立替が進行している。

となると、古いビルはテナントが追い出され、解体され、そして新築工事が始まるのだが、その刹那的一瞬に、あわれな姿を見せることがある。もちろんその姿は、数日で、囲いの中に消え、専門業者があとかたもなく解体。瓦礫はどこかに消える。

実際には、その解体寸前の画像を撮影するのは、かなり危険を伴う。いくつかのラッキーが重ならないと写せない。

この解体寸前のビルは、外堀通りに面していて、一階が洋品店だった。築50年は軽く超えているだろう。戦後すぐの建設ではないだろうか。洋品店は、ワンピースを着たマネキンや、売れ残った在庫を搬出することなく、そのまま解体するようだ。廃業なのだろう。長い間、ごくろうさま。

しかし、地震があれば、無傷であろうはずないだろう。いままで、このビルに入っていたテナントの従業員も、解体前のこの姿を見れば、今までの身の安全に感謝するのだろうか。あるいは、大家の不作為に激怒するか。

日本人は感謝派が多いだろうし、韓国人は激怒するタイプだろう。

冬の夜景

2007-12-09 00:00:07 | PHOTO
b046647b.jpg赤坂プリンスホテル。

野暮用でこういうところに行くと、場違いな違和感が漂う。

商談というほどのことではないが、契約書の打ち合わせ。

しかし、この前の野球五輪予選の韓国監督。平然と虚偽申告をしたおかげで韓国人ビジネスマンの多くが世界中で、困っているだろう。契約書の文面の事前ネゴ終わって、さあサインしようとしたら、契約の内容が変わっているようなものだからだ。事前に打ち合わせた契約書とまったく同じかどうか確認しなければならない。




b046647b.jpgこの韓流は職場でも話題になっている。もちろん儒教精神が世界で一番、尊重される国のことだから、「勝つためにはウソもいとわず」とか「信義は破られるためにある」とか「ウソは一時の恥、負けるは一生の恥」とかいうことを孔子先生がのたまわれたのだろうか。

大統領選のテレビ討論会で李明博(ハンナラ党)候補は、対北強硬派と思っていたが、早くも柔軟発言多発。韓国民というのは、どうやって投票する候補を選ぶのだろう。


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1 ShotLog-20 冬至来たりて

2006-12-23 00:01:18 | PHOTO
e37f6e95.jpg1年でもっとも夜の長い日。冬至。

ゆず湯につかり、かぼちゃを食す。酒は白鹿しぼりたて。

酒の話では、地方生活の方からの、「東京は呑んで帰るにしても終電が遅いからいいが、地方はタクシーでも代行でも高くつく。飲酒運転の取り締まり強化は”地方軽視だ”」という意見を大新聞の紙面で見たのだが、朝から目をこすってしまった。

遠くに住むことは、住宅コストが下がるので、その分、タクシー代が嵩んでもしかたないのではないだろうか、とは常々、都会人の意見なのだが・・

来年あたりは、かぼちゃでも作ってみるかなっと・・  

1 ShotLog-20 下から見たり、上から見たり

2006-09-30 01:04:08 | PHOTO
002a61e1.jpg
東京は、上から見ると、あまり美しくない、と言われる。六本木ヒルズからの眺めは、ぜんぜんよくない。

といっても、ヒルズの住人のうち一人は、まもなく眺望を失うことになりそうなので、今が見納めなのかもしれない。

要するに、街にポリシーがないため、雑然としている。さらに制限法令が時々変わるので、ビルの構造もまちまちになる。「美しい日本」とか、また新しい考え方が登場して、新しい規格でビルが100本ほど建ち、また次の政権で・・


そのため、ビルを下から見たほうが被写体としては様になることが多い。ビルと空間の間合いの取り方だ。


002a61e1.jpg

ところで多くの高層ビルの展望室は有料で500円程度必要なのだが、無料の場所がある。都庁である。ガウディのサグラダファミリアの様に塔が二本並んでいて、どちらも無料だ。

思い切って逆光を利用して地上の混沌を消去してみた。杉並方面。高級住宅街も低級住宅街も、逆光の前にはみな平等だ。欧州系の宗教団体が布教活動に利用する肖像画では、いつもご神体に後光が描かれているが、「神の前の平等」ということか・・





002a61e1.jpg実は、無料を利用して、ツアーに組み込んでいるツーリストがある。赤坂のサントリーホールの無料オルガンコンサート(月1回の昼休みの無料開放時)にも、略称キンツリというツアーが押しかけて、顰蹙を買っていたが、都庁には外人ツアーがくる。

たまたま、この日は、エレベーター同乗者にBRICS系の方々が乗りあわせ、カレー専門店の匂いになってしまったのだ。  

1 ShotLog-19 View from Umihotaru

2006-04-28 07:26:14 | PHOTO
2ad273a6.jpg東京湾アクアライン、「海ほたる」からの夜景。東京タワーらしい方向を。

ところで、このアクアライン、悪口を書けば1ダースは書けるのだろうが、長さは14キロ。建設費は1兆4000億円というところから、1キロ1000億円と言われる。つまり1メートル1億円。幅は片道2車線、上下4車線なので30メートル位か。つまり1メートルは30平米≒10坪。1坪=1000万円ということで、まあ、大都市の一等地並というところ。クルマで走ると約10分で対岸に行ける。しかし、最初は下りで、途中から上りになるのだが、海底では気が付きにくく、自然にスピードが低下し、自然渋滞を起こしやすい。現在は、ほとんど通行量がないので渋滞問題は発生していないが、いずれにしてもゴルファー専用道路と化している。

2ad273a6.jpgそして、最近、類似の話が登場。首都高外環状線のこと。現在の環状線ではなく、主に一般道の環八の場所に設置し、都内の渋滞緩和に役立たせようというもの。既に、東側と北部は完成(あるいはメドが立っている)。残る関越から中央道、東名までのルート(杉並、世田谷という高級住宅地)が未定になっていた。地図で見ると、アクアラインと同じように15キロ位だ。

しかし、結局、地下方式で決着したようだ。高級住宅地で立ち退き料を払ったら、アクアラインどころの金額ではない。また高級住宅街を立ち退いても、行くところがないだろう。反対に、立退き料を期待していた向きには残念ということとなった。そして、練馬から地底に潜って、途中、中央道との接続部で一回外へ出て、再度地下に潜って東名との接続点で地上に浮上するらしい。(第二東名というのはどこへ行ったのだろうか?)

そして、おそらく片道3車線のこの環状道路は、東名高速へ接続したあと、多摩川沿い(あるいは多摩川の上)を走り、どうもアクアラインにまでつながるような気配である。ただし、その大計画が完成する頃に、まだ地球上にガソリンが存在しているかどうかは、想定不能ということなのである。  

1 ShotLog-15 アジアの未来

2005-09-14 21:28:39 | PHOTO
d88ae99c.jpg虎ノ門の一角に不安定な気持ちにさせる構築物が登場した。

岡三証券アジア情報館。9月14日に記者発表会。9月15日にオープンということらしい。同日、上海に岡三(上海)投資顧問有限公司を設立するそうだ。

特に、いまさらという感じもするが、この構築物は、もとは営業所が入っていた角地の三角形の自社ビルで、電光掲示で、現在の日経平均+416とか表示していたのだが・・色を塗り替え、妙なモニュメントをつけてみたものだ。今度は一階でアジア株指数を表示するそうだ。

そして、建物の2階部分は「虎の門沙龍(サロン)」というそうで、予約制で中国茶試飲会や二胡演奏会等のイベントがあるそうだが、「予約制」というのが曲者だ。

ただ、インド株はかなりとりそろえてあるようなので、中国株に飽きた人は研究してみてもいいかもしれない。


ふと、思ったのだが、この建物の形は、携帯電話を開いた形ではないだろうか。携帯貧乏という言葉もある。ここに行けば行くだけ、おカネを失うことにならないことを祈る。

NIKON SALONで一休み

2005-07-10 20:21:27 | PHOTO
19a82c58.jpg先日、新宿西口で損保ジャパン美術館に行った後、次の用件(パーティ)まで30分ほど時間があいてしまった。カフェでもと思い、地下道を歩くと、新宿駅にもっとも近いところにあるエルタワーの中で写真展が開催されていることに気付く。NIKON SALON。光学(高額ではない)カメラはNIKONを使っていた。最近は他社製品のデジカメ専門だが・・

ということで、28階へ上がると、そこはニコンプラザであり、ニコンの製品のショールームなのだ。他社ブランドのデジカメは、注意深く、もう一度ポケットの奥へ押し込まれることになったのだ。そして、展示スペースの奥にあるNIKON SALONでは二つの展覧会(無料)が行われていた。正確に言うと、「新宿NIKON SALON」と「NIKON bis21」と言う二つのスペースがあるということ。

当日は、佐藤洋子さんの作品(digital)と京浜ニコン会の作品展が開かれていたのだが、もちろん京浜ニコン会はアマチュア。そして高橋洋子さんはニコンのスクールに通っている間にプロになったようだ(違っていたらごめん!)。趣味の延長がプロとは、うらやましい限りだ。(本人がどう思っているかは別問題だが)

彼女の作品は、完全に光学カメラとディジタルの違いを意識している。撮影技術と加工技術という二つの技術を組み合わせて表現するのは、まだ”これからの世界の技”だ。アジアンモダンアートにつながる。

そして、羨望の気持ちをもったまま、また出口にむかう途中には、最新式のカメラがごまんと並んでいる。おもわず、盗難防止チェーンのついたカメラを手にしてしまう。デジタル一眼の入門機D50とか、かなり重いのだが、本格的だ。ただし、手にもった感じが金属的でなくプラスティック・ゴム的な感触であるのがちょっと好きになれないところだが、本当に好きになったらそれはそれで困ってしまうのだ。

何しろ、カメラ自体は普通機のD70で、レンズ二本付きで14万円なのだが、その金額を取り戻すためにニコン塾に通うと月間4回で1万2千円である。撮影会に参加するために、ニッコールクラブに入るにも会費が必要。さらに何を間違えたか東京綜合写真専門学校に入学しようとすると、受験料として1万5千円が必要なのだが、受験に合格した場合、授業料や入学金がいくらかかるかは、学校のホームページには書かれていない。要応談ということか・・

1 ShotLog-14 rainbow

2005-06-11 22:10:57 | PHOTO
737cfece.jpg横浜、2005年6月11日18時43分。

虹は雨上がりの青空に広がるものと思っていたが、超巨大な虹が現れた。

そして、雨は降り続いている。

空は曇っているのに。

さらに虹は二重に見える。もうすぐこのまま日没時間になる。

大地震の前兆でないことだけを祈る。