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棋の音道場に

2025-05-24 00:00:15 | しょうぎ


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新しい将棋会館の道場(棋の音道場)に行ってみた。



料金体系が1日券と4時間券にわかれていて、4時間券は、10~14時、14時~18時、17時~21時となっている。最後の時間は、会社帰りの人もいるのだから18時から21時の3時間枠にした方がいいと思う。

とはいえ、平日の夜はかなり空いていて、待つのもいやなので、2時間で帰った。段位認定は途中なので、何とも言えないが、高段でいいということではなさそうだ。

それと、席が空いているなら、一角を区切って、希望するサークルに貸せばいいのにと思う。なにしろグループで将棋指そうと言っても、対局できる場所はほとんどないので。

売店部門は、私見だが、前の将棋会館の方が質量ともに良かったような気がする。

さて、5月10日出題作の解答。






今週の出題。11手詰。



わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。

美味しいうどんの基準線か

2025-05-23 00:00:29 | あじ


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大阪に行ったのは、万博見物の他に「大阪めし」。串カツ、たこ焼きの次は、うどん。

少し前に、横浜の地元で美味しいうどんを食べたのだが、評判を調べているうちに、「道頓堀の『今井』が最高で、そこへ行ったら他のうどんは食べられなくなる」と恐ろしいコメントを見つけた。

それと同義のコメントも多く、それでは参上ということにする。道頓堀の混雑の中を歩き、店舗に到達したのだが、周りの巨大看板群からすると、とても目立たない。のれんの文字も崩し過ぎていて読めない。




もちろん順番待ちで、30分ほどでテーブルに到達。

驚いたのは、来店客は見た感じでは8割が外国人。従業員にも外国人が。店の入り口で何カ国語かを操って来店客に待ち時間の説明をしている年配の方は、日本人だが、何か妙な感じだ。もちろん表に出てもほぼ外国人なのだが、どうやって『今井』を見つけるのだろう。

ベースの味である「きつねうどん」を注文しようと考えていたが、外国人客たちは食べきれないほどのうどんや鍋を注文しているので、ワンランクアップで天麩羅うどんにする。



うどんと天麩羅が別盛りということは、うどんの味を味わってから天麩羅を出し汁に入れろということなのだろう。味はおそらく、昆布系とカツオ系がミックスされているように感じたが、間違っているかも。

思ったのだが、美味しいうどんの基準というような気がした。これ以上の味が稀にないとは言えないし、他のうどんが食べられないということもないと思う。味のレベルの目標とか挑戦といったことで、超えられないということではないだろう。

そういえば、債権の格付けのAAAは米国国債が基準と言われていたが、昨今はAAAを剥奪されてしまった。債権の安全性も、うどんの味も絶対ということはないだろう。

過去・現在・未来

2025-05-22 00:00:29 | 大阪・関西万博2025


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各国のパビリオンを回って感じたのが、「過去・現在・未来」。

過去というのは、欧州の国は過去の芸術とか歴史とかに重きを置いた展示が多く、それが文化だ!と威張ったような気配が漂う。また、今の我が国は凄いぞ!と現代の充実を誇る国もある(具体的には書かないが)。そして、未来の方向を中心とした展示の国もある。

未来型としてはTECH WORLD館とシンガポール館。TECH WORLDって何?と思って調べると、これが台湾館だった。TとWで台湾ということ。もはや両国ともオリンピックのメダル数以外は、すべて日本を追い抜いているような気もする。



TECH WORLDが見せるのは、一つは自然。植物や動物の多様性を維持している。そして、テクノロジー。上階に上がると、曲面スクリーンが壁を作っていて迫力がある。そして、なぜかお土産があった。




シンガポール館は、まず球体のパビリオン。



テーマは「夢」ということで、各自が夢の内容を書くわけだ。夢は本来は実現されないところにいいところがあるのだが、夢の内容が別の階に行くと見えるようになる。夢の内容は誰にも知られないはずと、危険なことを書いてしまうと、館内の多くの目に触れることになる。




両国とも、今までは中国よりもアメリカに近い存在だったが、アメリカが世界市場から撤退してしまえば、中国と組むことは明白だろう。


教皇選挙(2024年 映画)

2025-05-21 00:00:13 | 映画・演劇・Video


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この映画、一言でいうと、「宗教映画の衣を着たミステリー」というのかな。もちろんカトリック教会の主義の違いとかわからないのでこういうまとめかたになってしまうが、「主義の違い(保守か革新か)(キリスト教徒の福音か世界中の人の福音)なのかとか」と「教皇という地位の魅力なのか」といった世俗的な戦いなのか。

英米では2024年の10月から公開され、日本では2025年の3月から公開ということで、日本公開からすぐに教皇が亡くなってしまったので、映画ヒットのために何かしたのではないかとか思ったのだが、英米の公開日からすれば、そういうことはないのだろう。

主役は主席枢機卿のローレンス(英国)。彼が教皇選挙を取り仕切る。一人選挙管理委員会だ。100人超の枢機卿の投票で2/3以上に達するまで投票を繰り返す。

有力候補者の国籍は、カナダ、アメリカ、メキシコ、ナイジェリア、アメリカ、イタリア。それと英国人のローレンス。次々と隠された不祥事、不正行為が顕れてくる。

本物の教皇選挙は多くの枢機卿が初参加ということで、この映画をみて参考にした人が多いそうだが、投票の方法の参考にしたのか、多数派工作を参考にしたのかは不明。

参考までに、映画に出てくる大聖堂。システィーナ礼拝堂はミケランジェロの天井画があるが、徳島の大塚美術館にもほぼ同じものがある。

人類の星の時間(ツヴァイク著 歴史)

2025-05-20 08:50:38 | 書評


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電子書籍で読んだ『人類の星の時間(ツヴァイク著 歴史)』




すべて良かったとは言わないが、歴史の中の人物が、ある一瞬に輝いたという瞬間(星)について書かれている。

原初の中で章に数字が付いているわけではないが、便宜上番号を付けてみる。

1. 不滅の中への逃亡
 1513年9月25日。スペインの冒険家ヌニェス・デ・バルボアが密航した母国の植民地開拓船を乗っ取り、先住民を手なずけ、西洋人としては初めて大西洋側から太平洋に到達し、さらにペルーが黄金の大産地であることを発見したのだが、策略にはまり、首を切り落とされた日。

2. ビザンチンの都を奪い取る
1453年5月29日。ビザンチン陥落の日。世界史上有名な、都市包囲戦の残虐な結末。難攻不落の要塞を壊したのは特製の巨大な砲台で、運搬するために道路を作り二カ月かけて所定の位置に配置。壁を打ち壊した後にも城塞の中には多くの堅牢な門があったのだが、一カ所だけ閉め忘れていた。

3. ヘンデルの復活
 1741年8月21日。作曲家として行き詰まって八方塞がりになり、人目につかないように英国を離れ、アイルランドに隠れていたヘンデルの脳内に「なにか」が下りてきて、一気に「メシア」が完成した。そして、人々が歓喜の渦にはまった公演が始まる。その数カ月後に作曲は亡くなり、「メシア」が不滅の曲となる。

4. 一と晩だけの天才
 1792年4月25日。この話はフランスでは有名なのかも知れない。『ラ・マルセイエーズ』の作曲家ルジェの数奇な運命の話。一晩で書いた曲があり、その曲がプロシア軍との戦いに使われ、英雄になったものの、その後のナポレオンの失脚と復活といった政争に巻き込まれ、いつの間に忘れ去られ、寂しく亡くなった国歌の作曲家が陽の目を見るのは第一次大戦の時になる。死んでから百年もたって、讃えられることになる。

5.ウォータールーの世界的瞬間
 1815年6月18日のナポレオン。有名な戦い。第一次ナポレオン戦争で捕らえられたナポレオンがエルバ島から脱走して、再度欧州の中央に進軍。迎え撃つのはプロシア・イギリス・オーストリア連合軍。ナポレオンは部下グルシーと兵力を二分していたが、携帯電話がない時代なのでグルシーは敵軍が二手に分かれるのか、ナポレオン本隊に兵力を集中するのかの判断が付かず、空振りしてしまう(要するに、無能な部下)。ナポレオンは失脚し、グルシーは軍勢をまとめて逃げかえり、フランス軍全滅を防いだとして貴族の称号を手に入れる。

6. マリーエンバードの悲歌
 ゲーテの詩作の話だが、教養がないのでよくわからなかった。

7. エルドラード(黄金郷)の発見
 1848年1月。ヨハン・A・ズーターがカリフォルニアで砂金を見つけた日。ここからゴールド・ラッシュが始まり世界中から不法者が集まる。ズーターの土地にやってきて勝手に掘り始めた。そして、裁判所はズーターの権利を認め、彼は世界一の大富豪になるはずだったが、裁判の結果を聞いた市民や開発者たちが怒りを持ってズーターや裁判所を批判し始め、子供たちは殺されたり事故で亡くなったりし、自分も浮浪者となり、亡くなる。ただし、裁判結果は修正されていないらしい。

8. 壮烈な瞬間
 ドストエフスキーの話なのだが、理解できなかった。

9. 大洋をわたった最初の言葉
1858年N7月28日。サイラス・W・フィールドが大西洋横断の海底で通信ケーブルをつないだ。海底ケーブル。今は技術的に可能だが、当時は、海底の地形もわかないし、電線の被覆の有効性も不明、さらに英国(アイルランド)と米国を結ぶ電線はその重さから世界最大の船でも沈んでしまうということで実現困難とされていた。
そこで登場するのが野心的な実業家。米英の軍艦を使って半分ずつ運ぼうということになるが、次々に問題が発生。一回目は天候不順で途中でケーブルを海底に沈めてしまった。そして二回目にうまく接続し、電信もつながり、即、開通式ということでヴィクトリア女王が出席した祝典が行われたのだが・・・。なぜか徐々に電気信号が弱まっていき、通信途絶となる。ここから再生するのがすごい。1866年についに失敗を乗り越えて米英の通信がつながった。

10.神への逃走
この章はトルストイについてだが、ゲーテやドストエフスキーの章よりも一段と理解不能だった。

11.南極探検の闘い
南極探検といえばアムンゼンとスコットの極点争いが有名で、1週間遅れたスコット隊5名が帰路の燃料不足で凍死してしまうのだが、その始末記。

12.封印列車
1917年4月9日。レーニンが事実上の亡命(軟禁)状態だったものの、ドイツ政府はロシアの弱体化を狙って、革命家のレーニンをロシアに潜入させようと計画。その顛末。レーニンはロシア国内で政治活動を始め、革命の末、ロシア帝国は消滅。しかし、それから100年以上経って振り返れば、旧制ロシアも、ソ連も現代のロシアもやはり専制国家のままではないかと思えてしまう。



安兵衛道場破り(演:柳家三三 落語)

2025-05-19 00:00:23 | 落語
講談や落語の世界では、四十七士関連のさまざまな演目があるが、その中の一人が志士の一人の中山安兵衛を取り上げたもの。というのも多数の浅野藩士中でも敵討ちまで決意したのは、結局47人だけのわけだし、代々の藩士ならともかく中山安兵衛は、もともと越後新発田藩士の息子で剣の腕だけ優秀というだけで、江戸でぶらぶらしていたわけだ。


道場破りネタは、その頃の安兵衛の「しのぎ」が道場破りであったというもので、道場主と木刀試合で勝ったり、わざと負けたりして「手打ち金」として十両とか巻き上げていたころの題材だ。一応、道場主が負けると道場の営業権を取られることになっていたが、実際には道場主から金をもらって、試合がなかったことにするという仕組みだ。そのうち有名になると相手がいなくなってしまう。


講談・落語はここまでだが、実際の安兵衛はその後、道場の師範代になり、道場の門下生が巻き込まれた敵討ち事件の加勢をすることになり、高田馬場に血の海を作っていて、その縁で浅野家に仕官することになり、またしても自分関係以外の敵討ちに巻き込まれてしまったわけだ。


実際に討ち入った吉良邸では誰も斬っていないようで、それなら失業しても、腕一本で他藩に仕官したり、また道場破りに戻ればいいのにと思うのだが300年前の風来坊の気持ちは、よくわからない。


浅野家に仕官できたのも敵討ち関連だったので、さらにビッグな契約を狙ったのかもしれないが。


コモンズ-D館

2025-05-18 00:00:06 | 大阪・関西万博2025
万博参加国には、国別の建物に入る場合と、共同館に入る場合がある。借家かアパートかという感じかな。多くはコストの問題か、万博に熱意があるかどうかとか、同格の国とのプライドもあるだろう。

特に、列を作ったり、時間予約の必要もないので、複数予約の間の時間に散策するということになる。AからDまで四館がある。D館に行ってみた。




まず、ブースで驚いたのがパキスタン館。



特産の各種岩塩をつかったブースになっている。床材も岩塩だ。オレンジ色の岩塩が、奇妙な世界を作っている。岩塩ということは、いつの昔かわからないが、海底にあったのだろうか。岩塩の代わりに原油か天然ガスが地下にあれば、今頃はコモンズ館ではなく、単独のパキスタン館が建てられただろうが。


そして、モンゴル館。



チンギス・ハン時代のモンゴル貴族の服装が、男女別に展示されている。もう一着は戦闘服のようだ。これを着て日本を屈服させようとしたのだろう。

歴史を振り返ると、日本と中国(代々の王朝)とは少なくない数の戦闘が行われている。

唐、元、明、清、中華民国。今まで、勝ったり負けたり。

13手詰めを披露しなかったのは

2025-05-17 00:00:06 | しょうぎ
名人戦も第三局まで進み、大勢は見えてきた。最近は、棋界ナンバー2の座が決まったようで、そのナンバー2がナンバー1に勝てないということは、ナンバー1からすれば門番みたいになるのだろうか。かつて大山康晴時代に、二上達也というナンバー2がほとんど番勝負で勝てなかったことを思い出してしまう(たまに勝つこともあった)。



その第二局の最終盤で、後手の永瀬玉に▲5一角以下13手詰みがあったのに、藤井名人は受けの手筋である▲6九歩という辛い手を指して勝った。

局後に名人は、詰みは読んでなかったが、その後、対局中に気が付いた。▲6九歩で勝ちなので詰みは読まなかったという主旨の話をされていた。



詰将棋の名手がなぜ?と思うので、少し考えてみると、この13手詰だが、後手に持ち駒がないということで成り立っていて、普通の詰将棋ではないわけだ。仮に後手に歩が一枚あれば2手目△3一玉で詰まないし、金があれば6手目△3二角合ではなく、△3二金合なら詰まない。

つまり、いつもと少し違うわけで、残り時間からいって無理をしなかったのだろう。

思わぬ効果としては、対藤井戦で不利になった時に粘っても、詰損ねて逆転!ということには絶対ならない(のでさっさと投げなさい)ということを知らしめたということだろう。

さて、5月3日出題作の解答。






今週の問題。9手詰め。



わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。

二度づけ禁止

2025-05-16 00:00:08 | あじ
新世界と呼ばれるのが大阪の通天閣周辺の一角。万博のついでに行くところとして、「大阪めし」いうことにしていた。昨年は「名古屋めし」を探求していたので。



行った先は、串カツの『串かつだるま』。もう無数の串カツ店が並んでいて、選ぶ方法もないので、有名な店に行くのは世の常なのかな。



注文したのは、セットメニューの中の一番上にあった「動物園前セット(2695円)」。その他「新世界セット」、「じゃんじゃんセット」と三択。もちろんビールも。

最初に一品『どて焼き』があって、その他の食材は衣に包まれていて、よくわからない。尻尾がついているのが、エビというのだけはすぐわかる。

メニュー上は、




となっていて、およその照合は可能だし、食べてみれば、わかるのは間違いない。

気になるのはソースの二度づけ禁止だが、専用の小さな容器にソースがついてくるのだが、残ったソースを使い回すのだろうかと思ったが、客の中で気にしているような人はいないので思考停止しておく。容器の中の残ったソースの中に衣のかけらがこぼれてしまい、指で取り除こうとして、思いとどまった。

絶景のあるトルクメニスタン館

2025-05-15 00:00:10 | 大阪・関西万博2025
トルクメニスタンは選挙のある独裁国家で、国連で永世中立国であることを認定されている。といっても国連軽視の国はたくさんあり、1991年にロシア(ソ連)から独立したものの隣接しているし、資源が豊富なのが逆に国家の危険につながっているし、国土の多くは砂漠で人口が少ないという基本的に「やられそうな」国。



といことで、共同館(コモン館)ではなく、スタンドアローンの一戸建てを建てたようなものだろう。



建物のデザインは凝っていて、建物内部では国の歴史のビデオが曲面大型スクリーンに流れていて、力が入っている。上階では絨毯などの特産品が並べられ、屋外テラスからの眺めは雄大な砂漠の景色につながる。



遠景には大屋根リングがあり、その一番上段を歩く人間たちは、砂漠を行き来するキャラバン隊のように見える。