最初に取り組んだ問題集

2024-07-13 00:00:07 | しょうぎ
詰将棋を解き始めたのは中学生の頃だが、最初に取り組んだのは父親からもらった「名人 大山康晴 詰将棋200題」。7手詰から15手詰まで。

後年になって、実際に作った人は〇〇氏という話を聞いたが、確かめることはできない。



そして、最初の第一問を自力で解くのに1週間かかった。解答はこの問題の裏側に書かれているので、もしかしたらズルをして紙の裏を透かし見て解いたのだったか、記憶があいまいになっていたのだが、今、見ると、紙が厚く、どうみても透かして見ることはできないので、自力で「不成」の筋を発見したということを確認した。

将棋教室で手筋など教えているときに、時々、打歩詰打開の手段として「不成」を教えると、生徒が驚くような顔をするのだが、よーく観察すると、大げさに驚く仕草をするのはいつも同じ子であり、何回もやっているので知らないはずはないはずで、講師を喜ばせるコツを知っているということに過ぎないと、今、書きながら気が付いた。


さて、6月29日出題作の解答。








今週の出題。



解ったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。

『7手9手詰パラダイス』、驚きの結末は

2024-07-06 00:00:16 | しょうぎ
昨年の始め、書店で購入して、少しずつ解き進んでいた『7手9手詰パラダイス』のこと。全210題もあって、簡単には進まない。実際には、第一部は5手詰から9手詰まで。第二部は7手詰から11手詰まで。妙な構成だな、と思っていたが、第1問から順に解いていくのだが、なにしろ短手数と言っても、月刊「詰将棋パラダイス誌」という難解な同人誌の掲載作なので、10秒で解けたりはしない。1日数題だし、毎日解くわけでもないので半年ぐらいかかったような気がする。その前に本を開くまで1年ぐらい寝かせていたし。



そして、やっと「あとがき」にたどり着いたのだが、こう書いてある。

・・・この度は97年に出版された第二弾「7手詰パラダイス」と第三弾「9手詰パラダイス」を一冊にまとめてお届けしました。・・・

自分の書棚を探してみると、確かにその二冊があり、まったく、その二冊を糊で張り合わせるとこの本になることが解った。違っているのは第二部の一問目が「1」ではなく、「106」と番号が付け替えられている点。あらたに追加されたページは、上記の「あとがき」だけだ。



もっとも、97年の二冊はそれぞれ1000円(税別)で、今回の合本は1340円(税別)なので、1000+1000-1340=660 といことで、この一冊を買えば、33%お得ということになる。もちろん全部勝った人は1340円の損と考えるか2000円の損と考えるか、どちらなのだろう。


さて、6月22日出題作の解答。








今週の出題。



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将棋A級順位戦混沌の予感

2024-06-29 00:00:15 | しょうぎ
名人戦も波乱なく終わり、来年藤井名人に挑戦する挑戦者決定リーグ(A級順位戦)が始まった。10人のリーグなので一人9局。参加者は10人だが、昨年の結果上位4人は、大方の予想ではAランクとされ挑戦権争い、残る6人がBランクとされ下位2名がB1グループへの陥落争いとされているが、一回戦はAランク4人と第5位の5人が下位の5人に全員負けるという予想外の結果になった。



そもそも持ち時間が他棋戦より長いため、長考派の棋士が有利なので、他棋戦の結果からAとかBというのもおかしいわけだ。(それを言うなら奨励会の時に挫折した方々の中にも埋もれた才能もいたはずなのだが)

例年の挑戦者は7勝2敗あたりが多く、まれに6勝3敗でプレーオフということもあるが、早くもプレーオフの匂いがある。

さらに2回戦はAランク4人が激突するという組み合わせになっていて、つまり4人の中で二人は2連敗スタートということで、一気に陥落争いに巻き込まれてしまうわけだ。

思うに、上位4人というが、4人ともタイトル戦で何度も何度も藤井名人に打ちのめされているわけで、個人的には第6位の佐藤天彦九段に注目している。何しろ名人を3期(3年)務めている。近年、多彩な棋風に宗旨替えしているため対戦相手に事前に研究される余地が少ないわけだ。(もっとも、予想が当たったことはないが)


さて、6月15日出題作の解答。







今週の出題。



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失冠を(内心)悲しむ人、喜ぶ人

2024-06-22 00:00:02 | しょうぎ
藤井八冠が七冠となった。以前から、「仮に失冠するなら」という話があり、
  • 五番勝負
  • 持時間が短い
  • 幸運に恵まれる
の三条件と言われていた。1,2,3は少し関連していて、名人戦や竜王戦のような二日制で持ち時間も長いタイトル戦の中に、持ち時間の少ない対局が入ってきた時の、時間の使い方に変調をきたし、長めに考え込んで終盤で複雑な局面になった時に1分将棋になっているということ。最終局も終盤で形勢が混沌となったが、正解には到達できなかった。


ところで、(内心)一番ガッカリしたのは叡王戦スポンサーの不二家だろうか、七冠をCMに起用していて、まさか八つの内、これだけを失うかと大問題になっていると思われる。

スポンサーから降りてタイトル戦を辞めれば、戦わずして全冠制覇復活ということになる。

一方、(内心)喜んでいるのが、全国の将棋講師ではないだろうか。藤井七冠が鬼のように強くなると、教わる生徒が減っていたらしい。そもそも遥かに遠い存在となっていたので、いまさら将棋を指しても・・という気持ちになって将棋熱が冷めつつあったように感じていた。これで彼が人間であることが証明され、再び生徒が増えることが期待できるだろう。


さて6月8日出題作の解答。






今週の出題。



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御徒町のビル

2024-06-15 11:40:42 | しょうぎ
一ヶ月ほど前の将棋ペンクラブの交流会の場所、御徒町にある第23宝島ビルの4階で開催。三階には御徒町将棋センターに多くの人が入っていて賑わっているが4階は閑散。去年まではHPに事前告知があったが、今年はなし。一般参加募集もほとんど告知があっさりなのでしょうがないかな。



このビル、御徒町駅のホームから見えるが23とナンバーがあるのでビルをそれだけ宝島夫妻はビルを持っていたのだろうか。HPで見ただけでは2ヶ所にあるだけだが、関係している店舗が23あるということかな。銀行の名前にも114とか81とかついているのがあるので同じようなことなのだろうか。相続がどういうことになるのかよくわからないが、相続税の計算はどうなるのだろう。借地上の建物だと借地権が課税対象になるので相続人が地獄ということもあるし。

6月1日出題作の解答。






なお、先週の出題作。かなり違うが雰囲気が似ている問題を投稿中だったので、退場させます。代わりの問題を追加。




今週の問題。



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審判長の図

2024-06-08 00:00:14 | しょうぎ
横浜市の身体障害者団体連合会主催の年に一度の囲碁将棋大会が2月4日(日)に行われ、審判長(将棋の部)を務めさせていただいたのだが、その時の記事が書かれた機関誌が届いた。



審判長のように対局者の傍に立っているのは審判長ではなく、後ろの方を徘徊している方が審判長なのだが、だいたい事件が起こりそうな気配を察知して近寄ることにしている。リーグ戦なので対局者同士がなあなあになると困るわけだ。

(アングルからすると、監視カメラの画像のような気もする)

ところで、コロナ禍のため4年ぶりの大会で、前回参加の多くの方が不参加とか連絡がつかないということで、参加者数が少なくなってきた。横浜市内在住者と大会本部が認めた方が参加できるのだが、大会本部が認めた方(他の場所の方)という分類の方も多く参加しているので、来年2月の大会は盛り上げたいと考えているので、ご参考を。(視覚障がいの方、人工透析の方、オスメイトの方も対象)

会場の横浜ラポールは都心方面からのアクセスが格段に改善された新横浜駅から無料バスで5分。


さて、5月25日出題の問題の解答。








今週の問題。(問題交換です。すみません



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名人戦に駒柱出現!

2024-06-01 00:00:04 | しょうぎ
名人戦7番勝負第五局で駒柱が出現した。74手目、75手目。76手目に解消されたが、78手目、79手目も駒柱が再現した。「駒柱は不吉」と言われているのだが、この迷信はどこからきているのだろうと考えているうちに松本博文さんが「加藤治郎説」をさっそく書かれていた。



1956年に加藤治郎名誉九段の親しい棋士が夭折された時の弔辞で、亡くなられた棋士の絶局で駒柱が出現したこと。および、その棋士から、日本のある地方では駒柱ができると、不吉なことが起きると盤面を崩すことがあるという伝承を以前に聞いたことがあると述べられていたそうだ。

ただ、それが本当なら、加藤九段が言いだしたわけでもなく親しい棋士が言い出したわけでもなく、日本のどこかの地域で言われていたというのが全国に広まったということだろう。

それはどこなのか、想像の手がかりがない。不吉の最たるは殺人事件だろうが、将棋から殺人に至ったのは江戸時代末期の新発田藩の城内。もっとも原因は「助言」で「駒柱」ではない。実際、自分の将棋でも駒柱は数回あると思う。そもそも、不吉なことはたくさん起きるので気にしない。

技術的に言えば、居飛車対振飛車だと8筋で美濃囲と舟囲で対決すると、すでに6枚が縦に並んでいる。端攻めをしようと8五桂と跳ねて、それに対して桂先の銀を打つと縦に8枚が並ぶことになるので、駒柱寸前になる。

もっとも、駒柱が出現したら引き分けというルールができたら、利用する人は多いだろう。不利になったら駒柱を狙え!とか。駒柱の中の相手の駒を取っても駒柱は解消しないわけだ。


さて5月18日出題作の解答。







今週の問題。



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解けてうれしい詰将棋(令和二年早春号)

2024-05-25 00:00:10 | しょうぎ
知人からいただいた小冊子を解いてみた。1手詰から11手詰まで。

その他にチャレンジ問題というのが10題出題されているのだが、これが曲者。「詰将棋」だけではなく「必死問題」と「必死がかからない問題」が混ざっている。一応、答えを考えた後、詰将棋以外の場合、正解と合わせてみたいのだが、解答のページには、前号の答えが書かれているだけ。



逃れ図というのは古来からあるのだが、必死逃れ図というのはあまりみない。むしろ、「必ず詰みます」とか「必ず必死がかかります」と記載しておいて、あきらめて解答欄を見ると、「本当は詰も必死もありません。ごくろうさまです。」と書いてあるというのが最高ではないかな。


さて、5月11日出題作の解答。








今週の問題。



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八冠仕様だからではなかった難問群

2024-05-18 00:00:38 | しょうぎ
第21回詰将棋解答選手権は王者藤井八冠不在の中、超難問群の問題で10題合計73点を取った古賀六段が優勝。斉藤八段が63.5点で2位になった。しかし、今までの大会では優勝者(ここ5回は藤井八冠)が100点近いのはおいても2位でも90点以上だった。つまり今回は問題が難しいということだったようだ。



突如難問化した理由として多くの詰将棋関係者が考えていたのは、藤井八冠が解けないような難問をぶつけたという説だった。いかにも真実らしいのだが、おそらく効果は逆だっただろう。名人戦第一局の後のインタビューで、この話が出て、6番から10番まで、競技と同様に90分で解いたと答えていた、10番は30分から40分かな、ということ。実は9番だって解けた人はいない。もし登場していたら、彼が100点で2位が73点ということになる。打倒藤井なら問題を簡単にすべきなのだろうが、それではスピード負けするはず。

ところが詰将棋パラダイス誌5月号19ページに、難易度が上がった理由が出題側から明らかにされていた。午前と午後の一番目の問題(1番と6番)に予定した問題が余詰と類似作ありという理由でつぶれてしまい、最短で17手になってしまったからだそうだ。前回問題を調べると、どちらも13手詰だった。ということは1番ずつ繰り上がっていって最後に使わない予定の予備の難問が登場したということだろう。

もし問題の繰り上げがなかったら、簡単な問題が二つ増え、ほぼ解けなかった問題2問が消えたはずなのでほぼ20点が嵩上げされ、古賀六段は93点になり、いつもの2位の方の点数と同じぐらいになったはずということだろう。


さて、5月4日出題作の解答。入玉問題での最後に捨駒。








今週の問題、これも入玉問題。



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解けてうれしい7手詰(下)令和2年版

2024-05-11 00:00:31 | しょうぎ
知人からいただいた小冊子。以前、投稿していたこともあるが、骨のある問題はあまりないようなこともあって、ご無沙汰だった。7手詰なので、すぐに答えは見えるのだが、ある一問だけ解けないので放置して進んだのだが、後日、見直すと、すぐに答えが見える。


人間の脳というのはいかにも不確実で危ないものなのだろうと、変に実感した。原爆を考えたアメリカの博士も、世界中に核が拡散してしまうことぐらい、1分位考えればわかりそうなものが見えていなかったのかな、と想像。

4月27日出題作の解答。








今週の問題。



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宝島ビルで将棋会

2024-05-04 00:00:26 | しょうぎ
将棋ペン倶楽部の交流会が5月25日10時30分から開催される。

会費は会員が3500円、一般が4000円。昼食および懇親会月。女流棋士2名が指導棋士として登場予定。

そして、最大の関心は、開催場所。御徒町にある御徒町将棋センターの入っているビルだが、ビル名は『宝島ビル』ということだそうだ。



そう、殺人被害者となったご夫妻の苗字がビル名に付けられている。事件と何か関係があるのだろうか。たとえば、立ち退きを迫られていたとか・・邪推はやめよう。


さて、4月20日出題作の解答。







今週の問題。



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絵馬には改良が必要だった

2024-04-27 00:00:09 | しょうぎ
今週23日に、成田山新勝寺へ行った。まったく偶然だが、名人戦第二局が、本堂に向かって左側にある巨大な光輪閣で開催中だった。二日制の一日目。午前のおやつの頃だろうか。



光輪閣に近付くと、観戦者用のドアがあったが、たぶん予約制なのだろう。たまたま、将棋連盟の顔写真入りの普及指導員証を持っていたので堂々と入館しようかと思ったが、スーツではないし、指導員証を取り上げられると、「公認指導員」から「もぐり講師」に格下げになるので、自重した。



絵馬の中に将棋関係がないかと目を通すと、一番前、つまり当日に書かれた豊島九段あての願い事があった。



いささか気になるのは、願い事は神仏に対して行うのが普通だが、この願いはそうなのだろうか。

結果は残念なことになったのだが、二つほど改善点があったと思うわけだ。

1. 絵馬が右肩下がりに吊るされている点。→右肩上がりにすべきだった。
2. 「名人になれますように」→「名人に戻れますように」と書くべきだった。

次の第三局は羽田空港第一ターミナル内。確か、ターミナル内に神社があったはず。もっとも正月に一年分の神社の幸運を使い尽くしているかもしれない。


さて、4月13日の出題作の解答。







今週の問題。



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AI的次の一手

2024-04-20 00:00:48 | しょうぎ
カルチャーなど数カ所で将棋を教えている。長い子は3年、4年と通っていて、教材を考えるのがなかなか苦しい。使いまわしできないので、「次の一手」の収集のために、不得意なネット将棋を行っているのだが、そもそも「次の一手」という概念が消滅していることに気付いている。

今は下火になっている「24道場」だが、復活のためなのか対局終了後に、一局の中の優劣の評価をグラフ表示し、棋譜の中に、「AI一致手」「悪手」「疑問手」を表示してくれる。(クロム上かエッジ上で動いている場合)

「好手」というのは存在しないわけだ。つまり「次の一手」というのは、敗勢の局面で相手が「AI一致手」を逃したために「逆転のAI一致手」が偶然にも一瞬だけ生じているような時に限定されるのだろう。



ということで、最近、現れた「次の一手」。最初から劣勢に追い込まれ、必敗状態で、この瞬間だけ逆転のチャンス(97%)があった。こども教室には難し過ぎるのだが、オクラ入りはもったいないので、本ブログに貼り付けてみた。ちなみに30秒では見つけられず、王手を二つ続けて投了した。

解答は、この下にある詰将棋コーナーのさらに下の方に書いておきます。説明は要らないかと思うので。


4月6日出題作の解答。







初手は一つしかないので、野暮ですね。


今週の問題。今度はゴチャゴチャ。



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名人駒

2024-04-13 00:00:50 | しょうぎ
名人戦、第一局が終了した。途中、Youtubeのコメントを見ていたら、駒の話で「名人が『玉』を持って指している。上位者は『王』を使うのが通常なのに名人が譲ったのかな」というのがあった。

実は、「名人駒の秘密」という話がある。名人戦七番勝負の第一局目に必ず使わる駒がある。それが「名人駒」。「王」がなく、「玉」が2枚あるわけだ。

つまり、投稿者は盤面にある二枚の玉の一枚を見て、もう一枚は「王」と脳内で決めつけてしまったわけだ。世界には色々なことがあるわけだ。

この駒だが1949年に栃木県の愛棋家から将棋連盟に寄贈された。彫師は奥野一香氏で書体は「宗歩好」。奥野氏のオリジナル書体だ。黄楊赤征盛上駒で文字が太い。一年に1回しか使われないのだが、やや色が濃くなっていてカメラ画像は読取にくい。


さて、3月30日出題作の解答。








今週の問題。



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詰将棋解答選手権2024の二つの謎

2024-04-06 00:00:10 | しょうぎ
3月31日に2019年以来5年ぶりに詰将棋解答選手権チャンピオン戦が東西で行われた。
前半の90分に5題、後半の90分に5題の10題を解く。

注目は2015年の小学生の時以来5連勝していた藤井聡太八冠の6連覇だった。

しかし、今回の113人の出場者の中に八冠の名前はなかった。(謎1)

優勝者は古賀六段(プロ棋士)で100点中73点。二位は斎藤八段(プロ棋士)で63.5点、三位の方は62点と今までになく点数が低い。今までは3位でも約90点位だった。問題が難化したのだろう。2番、5番、9番、10番はほぼ全滅だ。

なぜ、急激に難しくなったのか。(謎2)

謎1。ネット上では、もうすぐ叡王戦と名人戦なので、対戦相手に失礼にならないように配慮したのではないか、という説が多い。つまり、解答選手権に出場した上、準備もしないでタイトル戦で相手に勝つと失礼と思われるからということ。八冠は、「詰将棋は趣味」と公表しているので、タイトル戦の直前にゴルフに行くような感じなのだろうか。

しかし、私の推測では「仕事が忙しい」からではないだろうか。特に「免状書名」は滞っているようで、連盟からは6~7ヶ月待ちと連絡が来ている。さらに和紙が不足して高騰しているらしい。

謎2。問題難化の理由だが、中止になっていた4年分の難問が同時に出てきたという説があるが、これは違うと思う。問題流出の恐れがあるので使われなかった問題は中止が決まった後に公表されていたと記憶している。

私の推測では、「八冠の限界に挑戦」というレベルの問題を集めたのではないだろうか。

とりあえず、全10題を集めたので、ほぼ全滅の2,5,9,10以外から着手してみようかと思っている。と同時に、使っている詰将棋用のアプリ(ソフト)3種類の能力検査もしてみたい。時間はだいぶかかりますけど。


さて、3月23日出題作の解答。








今週の問題。解答選手権にビギナークラスがあれば、そのレベルかな。



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