大洗海岸に鳥居が

2024-05-01 00:00:59 | たび
宝くじの欲望にかられた人たちの心の平和を満たすべき『酒烈磯前神社』には、同一系の『大洗磯前神社』にも参られるようにと案内があり、宝くじを買った後、大洗海岸に向かう。

酒烈より大洗の方が相当立派だ。大きいし。隣が有名なシーサイドゴルフ場だ。

大洗磯前神社の御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と小彦名命(すくなひこなのみこと)。大己貴命はいわゆる大黒様。皮を剝がされた兎を治療したように、医療関係の神様。小彦名命は一寸法師のモデルで、非常に小さい。これも医薬系で、大己貴命というも一緒で、いわば看護師のような存在だ。

一方、酒烈磯前神社の御祭神は小彦名命だけなので、看護師だけで医者のいない医院のようなものだろうか。



記録に依れば、西暦856年12月29日に大洗の海岸に二神が御降臨されたそうだ。もとは日本創始の頃に日本に来たのだが、そのうちどこかに帰っているうちに日本に疫病が蔓延し、これでは困るということで、再度、御降臨を賜ったわけだ。

おそらく疫病とは天然痘かはしかであっただろうと思われている。838年から839年に帰朝した遣唐使が持ち帰って流行させたと考えられている。

その後、大陸との往来は激減したため、小さな流行を繰り返し、大流行は江戸時代に起こっている。



海岸の岩場に鳥居が立つが、鳥居の前で海水に浸かると完治すると言われている。

なぜ、京都ではなく大洗に降り立ったのかは、誰も教えてくれない。「洗」という文字が良いのかもしれない。病を洗うのは良い行為だが、脳を洗うのは問題があるが。