無神経なコトバ:ネットカフェ難民

2007-08-31 00:00:07 | 市民A
社会保険庁解体の前に、役人の受け皿のための仕事を作りたくて仕方のない厚生労働省が、恣意的にサンプルを選んで作ったデータを基に5400人を”難民認定”したのだが、それに踊らされたマスコミは大馬鹿だ。

その前にも、厚生労働省が国民の生命を危機に落とし込んだのが、産婦人科いじめ。40年前出したままの通達を掘り返して、深夜の出産にも産婦人科医あるいは助産婦の立会いを求め、40年間に一件も事故がない医院を厚労省とマスコミがぐるって摘発記事に書き、そのため、全国一斉に病院の産婦人科が廃止になり、ついに救急車たらいまわしの犠牲者が出た。さらにどんどんと地方の公立病院から医師がいなくなり、都内の検診医に転職しているようだ。まあ、本題じゃないので別途だが、本質はネットカフェ規制と同じ発想。社保庁役人の受け皿作りだ。

ついに業界団体も怒りの声明だ。

「お客様は難民ではない」ネットカフェの業界団体が声明
8月28日18時33分配信 Impress Watch

 お客様を「ネットカフェ難民」と呼ばないで──。最近の報道などでよく用いられるようになったこの言葉について、日本複合カフェ協会(JCCA)が使用を止めてほしいと訴えている。

 JCCAはインターネットカフェやマンガ喫茶の業界団体で、加盟企業は8月末で235社、各社が運営する店舗は全国に1,361店ある。JCCAによると、「ネットカフェ難民」についてのセンセーショナルな報道の影響により、風評被害で実際に利用者が減っている店舗もあるという。加盟企業から協会としての公式声明を求める声もあって、7月17日には「いわゆる『ネットカフェ難民』について」という文書をJCCAのサイトに掲載。そもそも「難民」とは「戦禍・政難を避けて放浪する亡命者」だとする「広辞苑」の定義を紹介しながら、「一般社会と隔たりのあるケースにおいて『○○難民』と安易に定義づける傾向を私たちは危惧している」などとコメントしている。

 なお、JCCAによれば、深夜にネットカフェを利用する人の中には定職に就くことが難しい人もいることは認めており、地域によってはその数が多いこともあるという。ただし、これを大きな社会問題だとする見方には疑問を投げ掛けるとともに、「お客様は難民ではない」(JCCA)と強調している。

 厚生労働省が8月28日に公表した「住居喪失不安定就労者の実態に関する調査」では、ネットカフェなどに寝泊まりしながら不安定就労に就いている人の実態を報告している。この調査にあたっては、JCCAにも協力の打診があったが、「ネットカフェ難民ありき」の調査だとしてJCCAでは協力を断わったという。


この問題こそ、ネットカフェが問題なのじゃなくて、そこに人が集まる理由を考えなければならないわけ。

その前に、ネットカフェに泊まるのは、タダじゃない。2000円くらいはかかる。だから、本当に30日泊まると6万円になる。もちろん、本物の困窮者は、カフェだけじゃなく山手線を睡眠周回したりして、セービングしているようだが、カフェがそんなに居心地が悪い場所じゃないからだろう。

私も、泊まりはしないが、月に何度かは利用する。一回1時間くらい。夕方の待ち合わせ時間調整とか、外出先でのメールチェック、株価・為替の確認。ブログの一部を書いたり、二日酔いの仮眠だったり・・

関東一円に大チェーンを持つ”M”というのが行きつけだが、となりのブースからイビキが聞こえる時もあるし、夕方には、若いOLが泊まりの手続きをしたり、シャワールームのスリガラスに、大胆にも胸の膨らみがはっきり見えるシルエットが写っていたり・・

チェーンの中には、ソファーや椅子ではなく、椅子を伸ばすとベッド状のマットに変わるようなところもあり、カプセルホテルとあまり変わらない。もちろん、伝染病が流行れば一巻の終わりだが、そうなれば、もう東京なんかぐじゃぐじゃだろう。

例えば、都内で、夜遅くまで、酒を飲んで、タクシーで郊外の自宅まで帰れば1~2万円くらいかかるわけ。また、通常の仕事をしていても短期的に通勤時間が2時間、3時間のところになることだってある。週末以外、外泊生活を安くあげるなら、案外便利だ。飲み物は無料だし、コンビ二弁当を持ち込めばいい。運がよければ仕事先から領収書なしで架空交通費を支給してもらえたりする。


そして、別に5400人がいなくてもネットカフェの経営が左右されることもないだろうし、カフェ側だって、こそこそやっているわけじゃない。行き場のない人たちに安全な睡眠場所を提供していると考えれば、カフェへの指導の前に、派遣労働者を正規労働者に切り替えていくことこそ役人の仕事の本道のはずだ。

それに、このネットカフェ難民ということばは、もともと某(NNN)テレビ局の造語らしいが、本物の難民のことをどう考えているのだろう。

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凸版のネット展開はちょっと変?

2007-08-30 00:00:55 | マーケティング
先日、凸版印刷で伺った話だが、ネット上に二つのサイトを立ち上げているということだ。「しゅふー」と「ぱらりー」「しゅふー」は”ちらしの総合モール”で「ぱらりー」は”カタログデパート”と読んでいる。

7de9217b.jpgまず、「しゅふー」だが、ネーミングが「主婦的」だ。郵便番号を打ち込むと、自分の住んでいる地区で配られている、新聞の折込チラシの一覧が表示され、そのチラシについて、表面と裏面がわかるようになっている。ただし、もちろん、凸版印刷が関係したチラシだろう。こんな大会社が技術の粋を使って、折込チラシを作るとは思えないから、下請けの下請けみたいな話なのだろう。確かに便利だが、新聞には多くのチラシ広告が入るため、いささか寂しい。例えば、日用品だって高額電気製品だって、自動車だって、複数の情報を比べてから購入するのが一般的なのだから、このチラシ検索システムが有効かどうか、考えにくい。

つまり、新聞にチラシを折り込むということは、小売店の方は、同業他社との競争上そうしているのだから、消費者だって、各店舗を比較するわけだ。あるいはカカクドットコムのようなシステムを使う。なにしろ、まったくIT的じゃない。既にアナログで撒き散らされたチラシをデジタル化するだけなのだから、付加価値はかなり低い。もし、地方都市に在住していて、商店が1軒しかないような場合、そのチラシを見て買いに行けばいいのだろうが、そういう経済条件の場合、その商店はチラシなんか配らないだろう。

それに凸版自体、印刷物は「作品」と公言しているのだから、チラシの本質とは大違いだ。チラシは間違いなく生鮮食品と同じで、世間の眼に触れてから数日後には「ゴミ」になる宿命は免れない。


7de9217b.jpg次に「ぱらりー」だが、これはもう少しグレードが高い。大型の商品カタログを集めたサイトである。ユニクロやセシールなど。こういった企業のカタログは大型でキレイで、おカネがかかっている。基本的には、それ自体が「作品」と言えなくもない。しかし、カタログ自体は長持ちするのだが、問題は、その中身。当然ながら、中に掲載される商品群は期間限定になる。価格も同様。カタログ商品の半分は中国製品かもしれないが、様々な商品の価格は二ヶ月程度で変更される。年末に大掃除などすると、必ず、こういう大型カタログブックが何冊も出てくる。

それで、この「ぱらりー」だが、機能的には大きく2点。一つは、各種カタログのホームページに飛んでいけること。単に”リンク”ということ。もう一つは、その各種カタログを、この「ぱらりー」を使って購入できること。その他の機能は色々ついているが、ほぼ動いていないようだ。


思うに、凸版印刷は、世界最大の印刷会社なのだが、ほぼすべてのビジネスモデルがB2Bと言われる、大中小の企業からの受注による。また、製品というのは、すべて、受注先の必要に応じて、印刷物を作るという行為によるわけで、自分の製品というは「自社のパンフレット」くらいだ。直接、ユーザーに訴えかけるB2Cは、まったく不得意というか場違いというか、やめた方がいいのかもしれない。


もし、どうしてもB2Cがやりたいのなら、少なくとも、ビジネスモデルやシステムを構築する前に、「自社の製品」を作ってからではないだろうか。ターゲット不明で、”シュッフー”とか言う前にだ。

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公安当局と闘う人

2007-08-29 00:00:33 | 市民A
色々なところから、色々な郵便物が届くのだが、ある囲碁将棋マージャン道場から時々ハガキが来ていた。どうせ、行かないのだからと、あまり読んだことはなかったのだが、今回、奇妙な文面だった。

当××囲碁将棋倶楽部の麻雀コーナーは、公安当局より風営法の麻雀店の許可なく営業したとして営業停止処分になり、営業できなくなりました。
(学校が近く住宅地の為風営法の許可が取れません)

今迄の設備等が(モッタイナイ)ので、この度無料にて開放することに成りました。
今後は麻雀店ではなく麻雀友の会として大人の憩いの場所としてご利用ください。

会員の皆様はご利用にあたりましては友の会会費等利用規約を守り親睦を図ってください。


a4204da4.jpg要するに、麻雀店はフーゾク営業なので、開業許可が必要だが、学校が近くなので、許可が出ない。

そのため、営業できなくなったが、設備(電動のジャン卓のこと?)があるので、営業行為ではなく、無料で使ってほしい。

ただし、友の会会費等の規則を守ってほしい。

ということで、利用料ではなく、友の会の会費は払ってほしいとのことだ。

それで、ちょっと調べると、風営法というのは間違いで、風適法か新風営法ということらしい。大分類として

A.風俗営業として、キャバレーやホストクラブ、バーといった接客施設、とパチンコ、麻雀店、ゲームセンターといった遊戯施設がある。

B.性風俗関連特殊営業として、ソープ・ヘルス・・などのテレビでおなじみのヒゲの監督の大好物な場所がある。

麻雀店はパチンコ店と同程度のギャンブル性があると認定されているわけだ。


実は、長いこと麻雀から離れていたので、事情がよくわからなかったのだが、最近の麻雀は4人で行くものではなかったようで、フリー麻雀というような感じで、個人プレーになっているらしいのだ。麻雀店の中には若い女性雀士を常時配している店もあり、店側は基本的にはショバ代を頂き、個人間の勝負の結果は感知しない、ということらしい。おそらく、麻雀人口が減っていく過程で、麻雀が好きだが仲間がいなくなって、それでも麻雀は辞められない、というような人たちが支えているのだろう。まあ、似たようなシステムは色々あるのだろう。

それで、距離規制というのは、用途地域によって異なるが、学校から50メートルあるいは100メートル以内だと、教育的によくないということで営業許可がおりない、ということのようだ。100メートルならダメで、101メートルならいいということなのだろう。

そして、営業行為ではなく、友の会に入会して、「友の会会費等利用規約」に従って、遊んでほしいとのことである。「友の会会費等利用規約」であって「友の会利用規約」でないことに注意が必要だ。

まあ、健闘のほどを・・

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新聞販売店拡張員は必要か

2007-08-28 00:00:19 | 市民A
1b5976a8.jpgなんとも言いようのない残忍な殺人事件が起きた。8月24日深夜、名古屋市千種区の市営住宅に母親と二人で住む31歳の女性が派遣会社を通じて名古屋中心部の栄の派遣先の事務所から帰宅途中を3人組みの男に襲われ、所持していた現金7万円を奪われ、さらに犯行グループの車内で手錠をかけられ、頭に袋をかぶせられたまま、ハンマーで撲殺され、岐阜県の山奥に埋められた事件だ。

犯行の中心人物が、死刑が怖くなり2日後に自首したため、事件は一気に解決し、犯行グループ3人が逮捕された。被害者の父親は彼女が幼い時に病没しており、残された母親が祖父母とともに育てていたと聞く(県立高校から愛知大学に進学)。母親の知人の話では、近く結婚の話もあったようだ。犯行グループとはまったく面識はなく、通常の7時半の帰宅であれば、彼女以外の誰かが殺されていたということになる。

さらに、この3人は数日前に「闇のハローワーク」といわれる「犯罪裏サイト」で知り合い、ファミレスで簡単な強盗殺人計画をたて、すぐに実行にうつった。犯行後、さらに第二の強盗殺人計画も立てていたというから、その平然さは驚くばかりだ。

そして、三人の動機は、いずれも「金に困って」というものだが、それも三人三様。自首した首謀のAは、無職で、自分の車で寝泊りしていたようだ。

そして問題の男はB。実は、犯行に使われた手錠やハンマー、それに睡眠薬はBが用意したもので、車内での殺人の実行もこのBが平然と着手。他のメンバーも彼の残忍さに驚いたとされる(真偽不明記事だが)。実は、この男だけには定職があった。朝日新聞の販売店が契約していた販売拡張団員で、この拡張団が用意していたアパートに住み込んでいた。しかし、完全歩合制の給与は月額10万円ということ。まあ、住居費がないので、ぎりぎりと言えばそれまでだが、それにしても少ない。何か、この男の残忍さを考えると、過去に未解決の事件を起こしていたとしてもおかしくない。

3人目のCは半年前に失職。飲食店で働く女友達のマンションに転がり込んでいた。残りの二人とは種類が違うのかもしれない。


このBについて、朝日新聞名古屋支局販売部は、次のメッセージを発表している。(中日新聞による)

 外交員として働いていた神田司容疑者が逮捕されたことについて朝日新聞名古屋本社販売部は「取引先である新聞販売所がセールスの業務を委託した会社の従業員がこのような事件を起こしたことは、大変遺憾です。今後このようなことがないよう、あらためて関係先に人事管理の徹底などを求めていきます」とコメントした。


しかし、それだけいいのだろうか。この新聞拡張員のおこす暴力行為、無法行為というのは有名で、知らないものはいない。しかし、誰も取り締まりはできないわけだ。「言論の自由」が盾になっている。

一方、誰がどう考えても、押し売り同様の手段で新聞を売ったところで、その新聞が喜んで読まれるわけではない。魅力のない商品だから押し売りになる。そして、新聞販売店にとっては、新聞代と同額の宣材を配っても折込チラシの収入が入るのだから悪い話じゃない。まして新聞社からは、プレッシャーがある。

だからといって、無料で配るために、市販品より一回り小さなサイズに特注した洗剤や、関連会社の野球のチケットを配ったりするのは、本業の新聞の記事の質とは無関係だ。囲碁将棋のスポンサーは、まだ、新聞紙面に毎日のコーナーを作っているので許せるとしても、音楽コンサートのタダ券を配るためにコンサートホールを建てたり、美術展のスポンサーになっているのは、芸術家にとっても冒涜に近い。もっとも大部分の演奏家は貧乏だし、美術展の場合は、ほとんどの出展画家は既に無口だ。


もっとも、新聞社からしてみれば、「オツトメ」から帰ってきた人を雇うところがなければ、更正できないじゃないか、というのだろうが、だからといって更正してないオッカナイ人間でなければ、新聞の拡販ができないことは承知しているだろう。

また、拡販の方法が「価格競争」だけとしたら、それこそ「新聞の価値ってなんだ?」ということになってしまうし、価格競争するにしたって、携帯のように、長期割引、学割、家族割、などの定価を引き下げない価格競争だってある。


新聞報道では、「闇のハローワーク」の方に話が進んでいて、「新聞拡張員」から目をそらそうとしているように感じるが、まったく困ったものだ。

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田中久重の歴史

2007-08-27 06:30:52 | 美術館・博物館・工芸品
f25dff91.jpg東芝は日本有数の大企業で、関連会社の従業員や扶養家族の方を合わせると、数十万人ではきかないだろう。百万人くらい抱えているのかもしれない。ただし、私はまったくのカヤの外なので、気楽に「田中久重」などと呼び捨てにしてしまうが、本当は、松下電器における松下幸之助のような存在なのかもしれない(残念ながら、松下の社内事情もよく知らない。未だに始業前に社歌を歌っているという噂を高年齢の社員に尋ねたら口を濁していた)。

ようするに、東芝をさかのぼると、久留米生まれの”からくり師:田中久重”という人物にたどりつく。

久重の話の前に、東芝は以前は東京芝浦電気だった。さらにこれは主に二つの会社が合併してできたのだが、一つが芝浦製作所。そして、さらに1875年、明治一桁に創立されたのが田中製作所である。場所は東京の銀座。京橋区南金六町九番は、現在の番地でいうと、中央区銀座八丁目9番14号。そこに今、何があるかというと、田崎真珠である。中央通り(いわゆる銀座通り)の一番南端。銀座は北から一丁目、二丁目と下がっていき、八丁目までで新橋につながる。この田崎真珠の2軒隣が、銀座の終点で、「天國」という高級天麩羅屋があり、いつも、ごま油の匂いを撒き散らしている。

操業当初は、電気製品メーカーということではなく、「機械一式なんでも作ります」というビジネスだった。

そして、この田中製作所と後発の芝浦電気が合併したところから後が東芝の正史になるのだが、きょうまとめてみたいのは、それ以前の歴史。つまり、田中久重の個人史というのは、幕末から明治維新にたどりつく日本の歴史と大きくかかわっているということが見えてきたわけだ。

ある意味、薩長VS徳川と思われている幕末史の裏側に佐賀鍋島藩の影響が大きいのではないかという確信をこのごろ持っているのだが、その幕末時の開明的な佐賀藩主が鍋島直正である。薩長土肥とはいっても、薩長土では大名そのものは石頭で、若手藩士が爆走したわけだが、佐賀藩は大名が走った。そして、この鍋島直正と田中久重の出会いが、結局は戊辰戦争の帰趨に大きな影響を与えるのである。

まず、久重の誕生だが、随分と古い。なんと1799年である。18世紀である。福岡久留米のべっこう細工師、田中弥右衛門の息子、儀右衛門として生まれる。つまり、幕末の時は60歳台後半。ほとんどすべての幕末登場人物より年上だ。若いときからからくり仕掛けが好きだった久重は、青年時代を大坂で過ごす。道頓堀でからくり工房を持っていたらしい。そして、作ったからくり仕掛けで興行を打っていたらしいのだ。さすが、大坂道頓堀だ。現代でも蟹専門店やグリコの看板は、からくり仕掛けのように動いている。そしていつしか彼は「からくり儀右衛門」と呼ばれていた。

f25dff91.jpgしかし、彼の運命が変わったのが1837年。大坂の大乱である「大塩平八郎の乱」が勃発。彼の住んでいた大坂市内の家も数多くのからくり製品とともに、一気に灰燼に帰す。失意の彼は故郷に戻り雌伏の時代を過ごすのだが、10年以上経って、再び活躍することとなる。現代科学を履修したわけだ。京都梅小路・土御門家で天文学を学ぶ。そして、1852年に万年時計を発明。当時、科学技術の英才を集めていた佐賀藩のお抱え技術者になる。目的は、蒸気機関と大砲である。

おりしもペリー来日と時を合わせるかのように、佐賀藩は装備の近代化を行った。戊辰戦争で薩長軍が優勢だった理由の一つに武器の近代化が言われる。特に有名なのが「アームストロング砲」上野の彰義隊はこのアームストロング砲で壊滅した。射程距離が長く、さらに正確だ。田中久重の作だ。正確に言うと、輸入品の改良コピーだが、作るのは難しい。東芝の起源は兵器産業でもあったわけだ。

鍋島藩は伊万里の窯元として長崎を基点に主に欧州向けに陶器の大貿易を行っていた。資金は豊富だったのだろう。

明治政府になってもしばらくは上京していなかったのだが、新政府からもずいぶん依頼を受けていたらしい。結局、銀座で出店してから6年後の1881年没。青山墓地にて永眠している。

そして、鍋島藩の方は、現在では、かなり経済的に困窮しているようなのだが、それについては、現在、研究中なのである。

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東芝科学館

2007-08-26 00:00:21 | 美術館・博物館・工芸品
7b1503a3.jpg川崎には、東芝関連の施設が多く、国内工場の海外移転に伴い、川崎市内の多くの施設が売却された。JR川崎駅西口の再開発もその一つ。一方、駅から東急バスで数分のところにある研究所の一角に「東芝科学館」という施設がある。確か、数年前に完成したのではなかっただろうか。国道1号線沿いのこの施設に、バスで行ってみた。ちょっとがっかりしたのは、その規模。電機会社では松下が有明に巨大なパナソニック・センターを持っているが、それと比べると数十分の一くらいだ。

館内は夏休み期間中なので、こどもが多いのだが、最近のこどもの特徴なのだろうか、科学を頭で考えるのではなく、展示された模型などを触ったり、使ったりして理解しようとしている。もちろん、科学は「理論」と「実験」が重要なのだから、「実験派」は重要だ。「理論家」ばかりじゃ前に進まない。

建物は3階建てで、1階は重電の東芝といった設備機器中心の展示。原子力発電、リニアモーターカー、燃料電池。そして、エレベーター技術などの展示。世界最高速エレベーターとして、台湾の「台北101」ビルのエレベーターから観る下界の風景がどのように見えるかという動画が見えるのだが、台北101の最上階の方から見えるのは、都市だけじゃなく、その周囲の森やベアグラウンドが拡がった景色なのだが、台北って本当にそんなに狭い都市なのだろうか。ちょっと本物のビルに登って、調べてみたい気がする。なにしろ高さ508メートル。101階建てだ。その割りに足の指を切り落としたエスカレーターもこのグループの製品だ。

7b1503a3.jpg2階はIT関連商品の展示なのだが、早い話がヨドバシマルティメディア館の方が面白いかもしれない。なぜかと考えてみると、東芝は私企業なのだから、未完成で研究中の技術を東芝科学館で展示するわけがない。完成品を展示するのだが、それならヨドバシカメラの方が、他のメーカー品も合わせて比較できるわけだ。

そして3階はその他の展示として、MRIなどの医療器具コーナーがある。MRIの原理についてのビデオを見たのだが、「本当に副作用はないのだろうか」という疑念がムラムラと沸いてでてくる。さらに電灯や半導体コーナーがある。


ところで、3階の一角には、東芝の創始者のことがまとめられた「創業者の部屋」というコーナーがあった、創業者は”田中久重”という人物なのだが、その部屋の中に、ある人物の写真が展示されていた。幕末の佐賀藩主、鍋島直正である。なぜ、東京の会社である東芝と鍋島藩主とが関係があるかということについては、次のエントリで触れることにするのだが、なんとなくこの科学館は科学の展示ではなく、「田中久重記念館」ということなのかもしれない。そう考えれば、この小振りなサイズの建物というのも納得できるのである。


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ネアカなポピュリズム

2007-08-25 00:00:39 | しょうぎ
先週8月16日から19日まで、横浜上大岡の京急デパートで、京急将棋まつりが開かれた。神奈川県のアマチュア団体の一つに所属しているため、最終日の19日(日)だけ手伝いにいく。



デパートは開店10時だが、社員の出社は9時のようだ。防犯上の理由で、はっきり書けないが、ある場所に社員通用口があって、社員証を見せたり、社外の人は所定の手続きを経て店内に入る。ところが、入口から、すぐに職場である売り場にエレベーターで上がっていく人と、地下3階にあるロッカールームに向かう人と二手に分れることに気づく。たぶん、正社員はロッカールームで、派遣社員はロッカーなしで、いきなり売り場直行なのだろう。

そして、これもあまり詳しく書けないが、営業時間外のデパートは、まったく無防備だ。高額商品が、何の監視もなくショーケースの中にある。もっともデパートで、店員が万引きをしたなんて話は聞かない。捕まると、よほど酷い目に合うのだろう。開店前に掃除をしたり、ガラスを磨いたり、バックヤードに高く詰まれたダンボールの山の中の在庫を確認したり。まあ、それがデパートの毎日だ。


そして、将棋まつりの方は最終日で日曜というのに、やや盛り上がりにかける。もとの企画では、女流プロ棋士の分裂騒動で、分離独立派の中心である中井女流六段と残留派の中心である斎田倉敷藤花の公開対局が企画されていたのだが、たぶん神の声で中止になったのだろう。と、いうことでまったく華がない。しかも、横浜名人戦という優勝賞金10万円をかけてのアマトーナメントも若干参加者がさびしい。

それについて、4日連続で本大会の手伝いをされている年金受給者の方に聞いてみると、「二日目の金曜に羽生さんが来たときは、ものすごい人の入りだった」ということだそうだ。トークショー、公開対局、サイン会・・・・デパートが(実際は紀伊国屋書店)用意した羽生さんの多数の著書は次々に売り切れ。会場に人があふれたそうだ。もともと土日に来られないというので、お客様の入りを心配していたのだが、逆に土日に来られていたら、それこそパニックだったかもしれない。そして、その反動として、週末の土、日の入りが悪かったのだろう、ということらしい。

つまり、将棋連盟も羽生さん一人に頼り切っているという構造になっているのだろう。なぜ、彼に人気が集まるかといえば、対局時以外は、ごく普通の明るいキャラの人間だからだろう。確かに対局中は木村、大山、中原といった過去の実力者同様、怖い妖気が漂うのだろうが、彼ら先人が将棋以外でもカリスマ性を求めたのに対し、羽生さんは非をつけることのできない「とても良い子」である。

そして、将棋連盟とその会長がもっとも恐れているのは、「羽生さんが引退する日」なのだろうが、私見としては、その日は意外に早くくるかもしれない、と思っている。誰にも限界はあるもので、彼のように20歳からの約5年で激しく大脳を酷使した結果、最近はアベレージで勝っていても、誰も発見できないような妖手・鬼手は見ない。では、あと一年の名人位で永世名人の称号を得るのはどうするのか、と言えば、本人は、それほどこだわってはいないと思う。森内名人に先を越えられた上、これから大山、中原の記録に追いつくわけでもない。江戸の棋聖、天野宗歩も七段止まり。実力ピーク時で比べれば、羽生が史上最も強い棋士だったのは間違いない事実だ。


そして、将棋祭り最終日の方に話を進めると、中井女流六段の日になるはずだったのに、事前プログラムにない斎田さんが登場。それなら、公開対局すればいいのに、と思ったのだが、要するに残留派は別に将棋連盟でイベント(ゆかたまつり)をするので、斎田さんは、その宣伝にきたらしい。そして、プロ棋士とお客さんとの指導将棋があって、中井さんも斎田さんもお客さんと指導対局を指すことになったのだが、あやうく二人が並んでしまうところだったことに、中村修八段が気づいて、間に割り込み、席を作ってニアミス防止していた。

中井さんが人気があるのもまた、羽生さんと同じように明るいポピュリズムを持っているからなのだろう。



さて、先々週8月11日の出題作の解答。

▲4二角成 △同玉 ▲3一飛成 △5ニ玉 ▲6一龍 △4二玉 ▲3一龍 △5ニ玉 ▲4四桂 △6ニ玉 ▲5三歩成(途中図) △7ニ玉 ▲6三と △8ニ玉 ▲7三と △9三玉 ▲8三と △9四玉 ▲9一龍まで19手詰

初形から通常は、▲5三角成 △同桂と捨ててから、龍の往復運動をするのだが、この場合は、永久運動になってしまう。後手の6一の桂は逆用することになる。そして、11手目の▲5三歩成(途中図)が局面を動かす。最後は9筋まで追って、最後は▲9一龍のモノレールで詰める。

モノレール詰という見方もできるが、休戦ラインの38度線に沿って逃亡を続け、鉄条網の隙間からやっと南側に逃れたものの、はるか北方から爆撃されてしまった、という見方もできる。




今週の出題は、いやというほど平凡作。というのも手元にある「東大将棋 詰将棋道場」というソフトに自動詰将棋作成機能がついていて、それを色々と操作して作ったもの。つまり、構想段階からコンピューター任せ。何回かやってみたが、手数15手程度でさまざまな条件を変え、100題ほど自動作成させ、その中から10題程度の詰将棋的な作品を残す。そして、それを元にあれこれ改造すると、半分くらいはどうにもならないが、5題ほどは生き残る。もちろん、末尾の7手だけ残したり、場所をずらしたり、成桂を金に変えたりとか、どうしても人間が大改造させなければならない。余詰チェックももちろんだ。ただ、どうしてもランダムに作って、自己流に改造という方式だと、「テーマ作」などは作れない。結果、個性の薄い無難な作品と言えなくもない。

いつものようにわかったと思われた方は、最終手と手数と酷評いただければ、正誤判断。
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蝉の声

2007-08-24 06:43:11 | 市民A
毎日の通勤ロードに近隣の公園内を歩く方法がある。
そうすると。蝉が鳴き続ける森の中を数分歩く。



ちょうど蝉が通勤の路すがら、多数、地面や道路に横たわっている。

しかし、道路に落ちている蝉のうち、いくばくかはまだ仰向けになっても足を動かしている。
かわいそうなので、うつぶせに戻して近くの地面に戻してやるのだが、きりがない。結局、そのまま動かなくなる。


蝉の一生を考えれば、生涯が仰向けでおわっても、うつ伏せで終わってもたいして意味はないのだろうが、人間におきかえれば意味があるのかないのか。

とりあえず、数十匹の道路に横たわった蝉を仰向けからうつ伏せに替えてみたのだが、ただそれだけなのかもしれない。人間だったら最後の瞬間は上を向いて観念するべきかもしれないが、個人的にはうつぶせと言うのもいいのかもしれない。蝉の目は体の最も前についている。どっちでもいいはずだ。

そんなことを考えているうちに、既にとんぼのつがいが飛び始めている・・
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ベッド・パートナーって?

2007-08-23 00:00:53 | 市民A
「ベッド・パートナー」という、やや野暮ったいコトバを2回聞いた。いずれも医療機関で。

最初は、皮膚科。親指の根元に小さなイボができたので、治療(液体窒素焼き)に行った時。あまりに痛いので、自分の治療のことしか考えていなかったのだが、治療室のカーテンの中から、私の次の男性患者と医師との会話(?)が耳に入ってしまう。

医師:「やはり、検査したら淋病でしたね。」
男性:「えっ、・・・」
医師:「お薬出しときますが、ベッド・パートナーの方には、説明しておいてくださいね」
男性:「あっ、・・・」

これ、あくまでも「次の男性患者」の話。で、残念ながら、どういった顔かは思い出せない。窒素焼きが長々と続き、その跡は今でも赤々と残っているくらいなので、カーテンから外に出た時には、既に淋病患者の姿はどこにも見当たらない。もちろん、淋病菌の一部は待合室に落ちているだろうから、椅子には座らないで精算を待つ。

その患者が、どういう説明をベッド・パートナーにするのか、想像してもよくわからない。

だいたい、ベッド・パートナーって誰のことなのだろう。

これから、病気をうつすかもしれない女性、例えば妻とか、固定給型愛人とか?

もしかして、手遅れ?

あるいは、変動給型セフレの場合は?

病気をうつされた犯人探し?

まあ、医者の立場で言えば、別にフェータルな病気じゃないのだから、彼が、菌をばらまいて患者が増えれば、それだけ収入が増えるだけの話。まあ、いらっしゃいいらっしゃいだろう。一方、患者の方は、コーヒーでも飲んで、これから作戦を立てるか・・ということだろうか。


次に聞いたのは、別のクリニック。脳ドックに行ったのだが、そこでは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療も行っていて、患者さんに質問していた。

医師:「えー、ベッドパートナーの方が、無呼吸だって言われるのですね。」
男性:「そうなんです。自分じゃわからないので」
医師:「普通は、ベッドパートナーが言うことが正しいんですが、検査してみます?」

こんな調子だ。

会計の脇に積んであったSASのパンフレットを持ち帰り、後で読んでみると、正々堂々とベッドパートナーというコトバが書かれていた。

ただし、こちらの病気の方は、「ベッド」という抽象的コトバの意味を「Sleep」ということで使っているわけだ。要するに隣りまたは近くで眠っている人ということ。Love HotelのベッドをShort Time3時間利用とか、自宅のベッドへ60分デリバリーを注文という場合は、「ベッド」を別の意味に使うわけだ。水平運動。時々垂直運動。

しかし、SASをパートナーが見つけたとしても、本人に教えるかどうか、それは疑問がある。本当は、さらに病状を悪化させ、呼吸停止中に、濡れ布巾で追い討ちという選択もあるわけだ。だから、逆にパートナーからの指摘がないのに、泊りがけの検査に行ったりすると、心の中ではパートナーを疑っていることがバレてしまうわけだ。


ところで、このSASの件で、友人から面白い話を聞いたことがある。その友人が、「地球上でもっとも嫌いな上司」と出張に行った際、運悪くシングルルームがとれずにツインルームになってしまったそうだ。そして、夜中に、その大嫌いな上司の寝息が止まったり、始まったりと、とても心細くなったらしいのだ。

ところが、彼は、日ごろの意に反し、「今夜だけは頼むから生きていてくれ」と願い続けたらしい。何しろ、二人の不仲は会社では有名だったらしいからだ。


さて、病院のことばかり書いたついでに、この前、検診で行ったある診療所の若目の女医さんのこと。

 「じゃあ、ちょっと音を聴きますから、診察ベッドに寝てください」
 「えっ、座ったままじゃなくて?」

そして、ベッドの上で無防備になると、胸だけじゃなく、あちこちに聴診器をあてられたり、肌を触られたり。彼女の長い髪の毛や息が胸にかかって・・

どういうことなのか、もっとよく知りたいので、次回もそこに行くことにしているのだが、「パートナー」とは呼ばないのだろう。

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公表内容は氷山のかけら?

2007-08-22 00:00:30 | 市民A
ブログのせいではまったくないのだが、とんでもない男がいたようだ。東京メトロの26歳の男性社員。勤務先の浅草駅にある「窓処」と言われる端末を操作すると、ICカード乗車券のSuicaやPASMOの個人情報が検索できるようだ。

まず、J-CASTニュースの2007年8月20日の記事から。

駅員がスイカ情報検索 ブログでセクハラ書き込み

・・・問題となったのは、東京メトロ銀座線の浅草駅に勤務する男性社員(26)が2007年8月16日に自身のブログに掲載した内容だ。首都圏で広く利用されているICカード乗車券「Suica(スイカ)」や「PASMO(パスモ)」には、再発行が可能な「記名式」が用意されており、購入時には氏名、生年月日、電話番号などの個人情報を登録する仕組みだ。男性社員は、この個人情報が登録されている端末を不正に操作、検索結果をブログに公開していたのだ。
問題の記事は「しごとのはなし」と題され、端末の写真とともに「これ 窓口処理機 略して窓処」という書き出しで始まる。さらに、端末を操作する様子の写真が数枚、

 「なまえをうちこむ」
 「たんじょうびをうちこむ」
 「すると 該当者がでる」

といった説明とともに掲載された。そして、検索結果が出た画面写真の横には

「ちなみにこの場合、記名式(定期)のスイカパスモを買ってる19XX年XX月XX日生まれの●●●●●●●という巨乳の女はひとりしかいないようです」との記述。名前と誕生日から定期券の利用者を特定、その情報を流出させた上に、セクハラ発言とも取られかねない内容なのだ。

さらに、コメント欄には、こんなやり取りがある。定期券の持ち主とおぼしき女性が
「すいませんが、許可無く個人情報をアカラサマに公表するの辞めて頂けます? 」
という抗議の声を上げたのに対して、男性社員らしき人物は 、
「しかたないよ 誕生日がはっきりわかるSuicaユーザーがお前しかいないんだから。 しかも電話番号打ち込んだのはお前だろ」
と、「電話番号を登録した方が悪い」という意味不明の反論を試みており、なかば開き直って見せたのだ。


言うまでもなく、この社員には重い懲罰が待っているのだろう。少なくても自社の人事管理データに所業が書き込まれ、
 ・なまえをうちこむ
 ・たんじょうびをうちこむ
 ・前科が出る
ということになってしまったのだろう(もしクビでなければ)。

が、少し冷静に考えれば、こに事件には、いくつもの問題がある。

まず、この社員は東京メトロという私鉄側に属するのだが、情報を覗いたのはSuicaというJR側のICカードである。互換性が大きすぎるからだろうが、JRと私鉄間のプライバシーポリシーはどのように取り決められているのだろうか。覗き見禁止はどちらでも同じだろうが、自社カードでなく他社発行カードということなので、社内のルールの穴かもしれない。

次に、言うまでもなく、この社員は、個人的な知人女性との人間関係のこじれを、秘密情報を検索した上、ネット上に公開したわけだ。さらに「巨乳」という、決してディジタルではわかり得ないアナログ情報も同時配信。これじゃ、知人の情報を検索したとすぐにバレルわけだ。すばらしい低脳ぶりだ。そして、そういう低脳かつ公私混同という最も配置してはならない男が端末を操作できる、という恐ろしい人事配置のプロセスはどうなっているのだろう。今までに事件を起こしていないのだろうか。

そして、この事件では報道されていないのだが、もっとも報道されるべき事実があるはずだ。

”サーバーには、個人の乗車履歴が残っている”ということ。例えば、私はPASMOの定期券を持っている。このPASMOには定期の他、チャージしておけば、SFカード機能、つまり定期券の通用範囲以外のどこでも非接触型改札を使える。そして、なにげなく便利にまかせて使っているのだが、すべての情報はPASMOの本体のサーバーに残っている。

例えば、PASMOの「マイページ」に登録しておけば、IDとパスワードを打ちこめば、ネット上で過去3ヶ月の利用実績が瞬時に表示される。

これこそ、重大な個人情報ではないだろうか。例えば、JRに勤務している女性社員が夫の浮気を疑って、Suicaの利用実績をチェックしたり、重大事件の容疑者の足取りを調べたり、まあ、悪い方面だけじゃなくても、これじゃ寄り道情報とか丸見えのわけだ(もちろんIC乗車券を使わず、切符を買えばいいのだが)。東京メトロ社員が覗いたものが、単に巨乳女性の電話番号と生年月日だけだったのかどうか、いずれのジャーナリズムにも何の報道もない。

おそらく、巨大新聞社、テレビ局の記者などは、毎日タクシーで通勤するのだろうから、「定期券」や「IC乗車券」など、見たことなどないのに違いないだろう。そして、中小新聞社の記者は、電車通勤していることを大新聞社の記者に知られて、笑われそうなので、あえて書かないのかもしれない。


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指切り・・痛っ

2007-08-21 00:00:12 | 市民A
659fb1b8.jpg「指切りげんまん」というのは、主にこども同士が、口頭の約束をした時に、契約書をつくる代わりに、嘘をついたら針千本飲むことを約束することで、小指と小指とをからませる行為だ。大人になってから約束を破ると、小指そのものがなくなったりする。

そして、何の約束もしていないのに指を切り落としてしまった女性がいる。川崎市に住むAさん。27歳。8月12日の午後9時55分頃、JR川崎駅東口の地上から駅のある3階まで一気に上る長いエスカレーターの上り切ったあたりだ。Aさんの乗ったステップの向かい側の立て板の左側下部に大きな欠落部分があり、そこにサンダルばきの左足の先端が挟まれ、左足親指の先、1.5センチが切断されたそうだ。全治6週間。

全治6週間というのは、朝青龍と同じだが、こちらはサッカーは無理だろう。切断面がどういう状態かわからないが、今後、いつもソックスをはいていなければならないのだろうか。かなり同情する。そして、相当痛かっただろう。さらに、事故の4日前、私はこのエスカレーターを使っている。運が悪ければ、私のサッカー人生に終止符が打たれるところだった。


ところで、ネット上で見ていると、驚くことに、このAさんを批判する内容が圧倒的に多いわけだ。主に、

1.サンダル履きで素足なのがいけない。

2.黄色い線の中に足をいれてなかったのが悪い。

3.油断していた。

という3点のようだ。

しかし・・・、

サンダルに素足って、8月の首都圏では女性の半分くらいそうじゃないだろうか。正確に半分とは言えないけど、相当多い。確かに、靴を履いていれば、かなり違う結果になったとは思うが、サンダルを責めるのは言いすぎだろう。本当は、足の指というのは、親指と人差し指の長さが人それぞれで、私のように人差し指の方が長い人間は、あまりサンダルから指がはみ出さないが、親指の長い人は多少危険かもしれない。

次に黄色い線だが、しばらくあちこちで観察していると、黄色い線の引き方に二種類あることがわかった。一つは事故のあったエスカレーターと同じように、ステップの前側に2~3センチの黄色い線が引かれている場合。そしてもう一つは、ステップの手前側の淵にも2~3センチの黄色い線がある場合だ。

そして、普段、自分でもステップのどこに立っているのか自覚なんかしていないだろう。自覚しながら利用してみると、基本的には4種類の位置を使っている。

まず、事故と同じように上りのエレベーターに立つときは、ステップの黄色い線を踏まないような位置である。さらに、かかとに重心を置くために、かかと全体をステップの中におさめようとする方法。後ろに余裕を作ると、前のスペースが詰まって、今回の事故のようになる。

次に上りエスカレーターの右側を急いで上る時。この場合はかかとを床につけずに歩くので、ステップのかなり手前の方をつま先重心で上っていく。階段を上る時がそうで、あまりにステップを奥までとると、階段につまずく。

そして下りエスカレータに立つ時は、つま先を少しステップから外に出しておく。かかとをあまり後ろにすると、ズボンのすそが階段にすれてしまう。

さらに歩いて降りるときは、つま先もかかともステップの内側に入れるように少し注意が必要。ややガニマタが入る。


また、観察してみると、ほとんどの場合、ステップごとに人が立つのではなく、一段おきに立っていることが多い。ところが、たまに何かのタイミングが合わずに一段ずつになることがある。例えば、このAさんの後ろの人が、すぐ次の下の段に立っていたら、Aさんは、心理的に、立つ位置をステップの前の方にずらすのではないだろうか。


一方、エスカレーターの立て板側の破損なのだが、どう考えても簡単に壊れそうなものではない。金属にヒビが入っていたのだろうと思える。もしかしたら、板の一部が破損に歪んだ状態で、長く動かし続けているうちに周囲の金属とこすれあって、ヒビが拡大したのかもしれない。これだけ大きな部分が欠損していれば、一目で危ないことがわかる。当該エスカレーターはJRの所有かと思ったら川崎市の管理責任ということ。駅と、市役所などの市の設備では利用頻度がまったく異なる。実質的には駅のエスカレーターなのに市役所と同程度の点検回数になっていて、点検頻度が少なかったのではないだろうか。

659fb1b8.jpgそして、黄色い線の内側に立つことは、簡単なのか?という調査を始めた。自分の足はやや大き目(27.0~27.5センチ)だが、普通に靴は売っているから、特段のことでもない。靴は足より一周り大きく、つま先からかかとまで測ると31センチである。そして、普通のエスカレーターのステップの幅は40センチである。ステップ前側が黄色の線で3センチあるとするとアローアンスは37センチ。ここに31センチの足を乗せれば、残り6センチ。前後に3センチの余裕をとればいい。だが、実際問題、かなりの頻度で前後にずれてしまう。

本当は、川崎駅のエスカレーターを撮影してみればいいのだが、駅のエスカレーターでカメラを持ち出すのはかなりの危険行動である。東海道線で川崎より一駅東京よりは品川駅で、そこでミラーマンは逮捕された。さらに一駅先の横浜駅のエスカレーターでは日テレアナウンサーの炭谷某が、撮影中に逮捕された。地下鉄半蔵門永田町駅で人のいない瞬間に自分の足を写してみた。

そして、最大の発見は、このエスカレーターでは、立て板側ではなく、ステップ部分に欠損があるわけだ。どうも一部の欠損というのは、よくあることのようだ。たとえば、一部が曲がったりして、その後、それが金属疲労をもたらし、欠損に至るのかもしれない。

さて、どうしても足の親指は大切で、取られるわけにはいかない!と思われる方は多いだろう。絶対に指を切ることのない乗り方がある。

降りる時のように180度回転して、下を向いて使ってみてはどうなのだろうか。もちろん、エスカレーターには突然の緊急停止はつきものなのだが。

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夏休みの新常識

2007-08-20 00:00:36 | 市民A
夏休み、あえて9月に。OLではジョーシキ!? 8月13日12時25分配信 オリコン

社会人になると夏休みをとる期間や時期など、なかなか希望通りにはいかないもの。中でも特に気になるのが「いつ夏休みをとるか?」ではないだろうか? オリコンでは20代以上の社会人を対象に、「いつ夏休みをとっているか」について調査したところ、「なるほど!」、「やっぱり?」といった現状が浮かび上がった。

結果なんと「9月」というある意味オフシーズンが第1位! なぜあえてこの時期なのだろうか? いや、理由は皆さんが心の中で日ごろ思っている通りの結果なのかもしれない。

主な意見をみてみると一番多かったのは「空いているから」(20代女性/広島県他多数)といったもの。さらには「旅行に行くのも、価格が安くなるため」(30代女性/岐阜県)といったオフシーズン価格という利点をあげた人も多かった。確かにそうだろうが、9月は夏というより秋に近いような……。もうこの時期だと海も入れないしフェスも終わっているが、それを犠牲にしても“人ごみのなさと安さ”は魅力ということか?ちなみに年齢別と性別でみてみると「9月」と答えたのは女性部門と20代、30代部門。若い女性にこの傾向が強いようである。

しかし、2位はシーズン真っ盛りである「お盆(13日、14日、15日)」。「家族の休みが一致するのはこの時期」(40代女性/東京都)「やはり人並みにお盆は実家で、と考えるから」(30代男性/広島県)「親戚と顔を合わせ易いのはこの時期しかありません」(40代男性/大阪府)といった意見が多く、やはりいくら帰省ラッシュに巻き込まれようとも“お盆にはみんなで”ということを慣例にしている人は多い模様。

年齢別と性別ランキングをみてみると、こちらは男性と40代部門で1位。やはり昔からの慣例を大切にしているのは比較的中高年層が多いといえるかもしれない。

そして3位は「お盆シーズン後」4位は「お盆シーズン前」。前と後ろで意見が分かれたものの、どちらも「お盆シーズンを避けたい」という意見が共通して多かった。しかしそれでも「9月」と答えた人とは違い「お盆シーズン前の方が地元の夏祭りがあるし、仕事の方もそれほど忙しくないので」(40代女性/秋田県)「夏らしい気分を味わいたいので8月中に、お盆は新幹線が混み合いますのでお盆前に休みをとりたいです」(20代男性/大阪府)など、“夏を満喫したい”という意思は一応強く感じる。

とにかく多くの人が「お盆の混雑を避けたい」と思っていることが判明した今回のリサーチ。ちなみに今年のお盆シーズンがスタートした8月11日、成田空港を出国したのは5万3000人。高速道路では東北自動車道で64.5キロの渋滞となった。こんなニュースを耳にすると、その気持ちは分からないでもない!?

(2007年7月24日~7月27日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の、20代、30代、40代の社会人、男女各100人、合計600人にインターネット調査したもの)

3aa4a172.jpgちょうど、お盆の頃は、逃げ遅れて都内にいたのだが、猛暑。さらに、昼飯の外食もままならない。米国産牛肉丼の店ぐらいしか開いていない。飲食店の従業員なんかは、一番混んで、一番高いお盆の時期に休むのだから大変だろうとつくづく思ってしまう。これも格差社会の一現象なのだろうか。

ただ、データを見て感じたのだが、同じピークをはずすにも、7月派が5.3%に対し、9月派は27.2%。お盆前派が11.0%なのにお盆後派が22.3%と、前倒しではなく後倒しになっている。なんとなくだが、他人が休んだ後なら、9月に休んでも文句が出ないだろう、という日本人らしいイジマシサが感じられる数字だ。

ところで個人的には、ややイジマシク9月路線とお盆路線の併合型を狙っているわけだ(つまり両方休もうということ)。が、既に前半は失敗した。

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サーカス展(損保ジャパン東郷青児美術館)

2007-08-19 00:00:31 | 美術館・博物館・工芸品
52a98db4.jpg日本でサーカスと言うと何か暗いイメージが漂う。昔々、あるところで子供がサーカス団に売られました。というのは、実話だったのだろうか。たまにはあったのだろう。日本のサーカスは、「巡業興行」を中心ビジネスにしていたから、旅の連続で住所不定。巡業が嫌だと思っても、仮病は認められない。学校には行けないし、そのうち、虎に食われたり、ブランコから落ちて、幼い人生にピリオドが付き、夜中に公園に埋められたり、川に流されたり・・


今回の展示を見て、強く感じたのは、外国人画家の描くサーカスと日本人画家のそれが、あまりにも異なる方向であること。

外国人画家として今回大量出品しているのはルオーとシャガール。さらにマティス、ローランサン。

ルオーは特にピエロを描く。それも1930年代の「サーカスの中のピエロの存在」をとらえた一連の作品群と、1950年代の「ピエロの内面に入り込んでいった」作品群が出品されている。30年代の「組織の中の個人」から50年代の「個人の内面」への進化というのが20世紀の個人主義の発展と限界という大テーマと無関係なわけではないだろう。慾を言えば、ルオーの描く強烈な人物像は、「できれば、個室の白い壁に一枚だけにして鑑賞したい」ということなのだが、そのためのスペースとしては、この美術館の出口の方にある「ゴッホのひまわりコーナー」をつぶしてしまえばいいのだろう、が・・

シャガールの描くサーカスは、また楽しい。もともと彼の描く神秘的な世界は色彩にあふれている。実際のサーカスはどうしても原色が多くなるのだが、シャガールの色彩は、世界中の誰もまねのできないファンタスティック・カラーだ。そして、彼の作品に多数登場する、謎の馬と謎のニワトリも違和感なく感じられる。そう、サーカスはファンタジーの世界なのだ。


52a98db4.jpg一方、日本人の描くサーカスは、どうみても暗い。安井曽太郎、東郷青児、国吉康雄、長谷川利行など。人身売買曲馬団というイメージだ。暗く沈んだそれらの画調は明治以降の日本が、都会と田舎の二元性を持つ国家で、その対立の象徴がサーカス、というように描かれている。

絵画ではないが、写真家である丹野章氏の「日本のサーカス」というモノクロの連作集が20点出品されている。リアリズムという手法である。これをみると、 やはり曲馬団という気もしないではない。1956年の作。

一方、サーカスを肯定的に描いた数少ない画家の一人が川西英(1894-1965)。神戸在住の彼は、幼年の頃より、神戸を訪れる外国のサーカス団を見て、感動に浸っていたそうだ。(おそらく、海外から日本公演に来るときに、神戸か横浜港を使っていて、日本開帳公演、あるいはサヨナラ公演をしていたのだろう)彼は別名、「サーカスの川西」と言われていたそうで、その画風は明るく、色彩にあふれる。もちろん、彼が見慣れたサーカスが外国人の出演者だったからなのだろう。あるいは、彼は画家の傍らビジネスマンで大成功。幾多の会社の社長を勤めていた。日本の二元性など気付いていなかったのかもしれない。


52a98db4.jpgさて、ちょっと気になって、サーカスの歴史を調べてみた。1770年にフィリップ・アストレーがロンドンにサーカス小屋を建て、曲馬にアクロバット、綱渡りなどの演目を加えて行ったものといわれる。アストレーはパリへの巡業も行い、王妃マリー・アントワネットも観たという。その成功からロンドンではサーカス団が次々に誕生し、やがてヨーロッパ各地からロシア・アメリカにまで広がったそうだ。

ロンドンには○○サーカスという場所があり、「サーカスとは関係ない」と日本の英語の授業では教えるが、関係あるのかもしれない。
そして、マリー・アントワネットが観たというのだが、マリーは1785年、ダイヤの首飾り事件以降、民衆の敵というレッテルを貼られ、1789年の革命時、逃亡に失敗し、捕縛される。そして1793年、殺人新兵器のギロチンの餌食となる。その後、大量殺戮の時期が終わり、1800年代のパリではサーカスが多数開催される。つまり、公開処刑の後の人民の楽しみが、サーカスに変わったということなのだろうか。フランス人がその仮説を認めるわけないだろうが。


ところで、現代のサーカスとも言えるカナダ発信の「シルク・ドゥ・ソレイユ」。”アレグリア2”を観にいったことがあるのだが、どうも現代のサーカス団に入隊するには、体操競技でオリンピック代表のレベルの腕前が必要なようだ。それでも、時々安全ネットに落下していた。ちょっと絵にならない。

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日めくりカレンダーの怪

2007-08-18 00:00:26 | しょうぎ
今年(2007年)5月に発足した日本女子プロ将棋協会(LPSA)は、今のところ順調に事業拡大を続けているようである。もちろん、新事業の常として、失敗と分析、反省と対策というPDCAサイクルが重要であり、細かな問題はそのつど対応しているようだ。

なんらかのアシストができればいいのだが、私では力不足だろうし、一方で既存の将棋連盟の方との関係もあって、容易じゃない。少し時間が必要である。

dca354a7.jpgそんなところに「2008年日めくりカレンダー」の公募があった。1月1日から12月31日までの366日に1題ずつの詰将棋を集めようということ。1手詰めから9手詰めまでで8月15日までの募集ということだった。最近、詰将棋はペンネームで作っているので、これならいいかな、ということで検討に入る。

ところが、当然ながら、他誌発表作やネットで公開した作ではまずいわけだ。それに、短手数の詰将棋はあまり作るのが得意じゃない。というか、できた作品が難しいのか易しいのか、よくわからないのだ。なにしろ作家は答えを知っているから、簡単でも難しくても、見て直ぐに手筋が頭の中で並ぶわけだ。

それで、速攻で全部新作を作ることにした。2日間で大量生産に成功したのだが、どうしようかと少し悩んで、11題も送ることにした。というのも、全部、当選にしてほしい、などということではなく、366題集まらなかった時に、編集で困らないように、ということ。簡単な問題と、骨のあるのとか混ぜ合わせておけば、選ぶ方も便利だろうとか、そんな感じだ。指定のフォームをプリントして、アナログ的に駒の文字を「金」とか「歩」とかボールペンで書いて、郵送する。なにしろ、この団体の命名について、広く一般公募したのに応募(投票)総数は184票だったのだから、組織の新名称案より詰将棋の方が応募者数が多いとは到底思えないからだ。

そして、前述したPDCAサイクルだろうが、募集途中で、「郵送ではなく、kif形式のファイル転送でもいい」ということになる。それは、まあどうでもいいのだが、さらに、「採用作は掲載希望日を選べる」ことになる。例えば、自分の誕生日とか、特定の記念日(まさか上司を殴ってクビになった日とか不幸のあった日を選ぶ人はいないだろう)とかだ。作品投稿時に希望日を書くことになったのだが、既に、私は投稿した後だ。

どうなるのかと思っていたら、「すでに投稿されている方には、掲載が決まり次第改めてこちらから希望をお伺いいたします。」と発表されたのだ。つまり、希望を聞かれた段階で、当選を知るということになるので、かなり早い段階で当落がわかることになる。と、普通に考えていた。

ところが、・・・

締切りの8月15日に5日も先立ち、8月10日に、LPSAから「掲載が決まったので、希望日を教えて欲しい」というメールが届いたわけだ。もちろん、いつでもいいわけだ。誕生日そのものが好きじゃない。

締切り前に掲載決定というのは何を意味するかと言うと、「応募総数が少ない」、ということかな、と思うのである。真相は決してわからないとは思うが、10月末に発売されるカレンダーを買えば、ある程度推定できるのだろう、と思っているわけだ。


dca354a7.jpgさて、8月5日出題の解答。

▲3二飛成 △5一玉 ▲3三馬 △6一玉 ▲4三馬 △7一玉 ▲4四馬 △5三歩(途中図1) ▲同馬 △8一玉 ▲6三馬 △9一玉 ▲6四馬 △7三角(途中図2) ▲同馬 △同銀 ▲9ニ歩 △8一玉 ▲6三角 △7一玉 ▲7ニ角成まで19手詰め

馬鋸とその防御の中合の途中図1、そして先手玉をピンする途中図2。後手側の二つの好手を探す問題である。途中図1では▲5三香合(逆王手)と行きたいが、それでは二度目の馬鋸が不要となる。歩合いの場合、馬鋸をめざさないと打歩詰になる。

途中図2で△7三歩合だと、▲9ニ歩 △8一玉 ▲6三馬となる。この時、7三の合駒が角であれば△5五角と先に王様を駒台に乗せることができるわけだ。


dca354a7.jpg今週の問題は、もしかしたら難問かもしれない。が、簡単かもしれない。手数はあまり長くない。両王手は常に伏線にある。






いつものように、わかった!と思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評をいただければ正誤判断。

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たった一つのお願いなら・・

2007-08-17 00:00:40 | 市民A
6b65c6ca.jpg8月16日は京都五山の送り火の日である。さきほど、公営テレビを見ていたら、送り火を見ながら願い事をすると叶えられるという伝承が紹介されていて、中高年の方々と少年少女たちが、無色透明の液体を飲みながら何か祈っていた。若い人たちがそこにいないのは、徴兵されて戦争に行ったのではなく、単に山に文字型の火をつけにいったからだろう。

戦争中は灯火管制で中止になっていたそうだ。一応、古都京都も爆撃される可能性があると、警戒していたわけだ。実際は原爆投下候補地として、爆撃しないで温存していた、ということらしい、

さて、何かに祈りたくなっている人がいるのが、最近の株価。財務大臣の発言を真に受けている人はいないだろう。サブプライム問題は、レバレッジ(てこ)が効いているというのはわかるが、そのレバレッジされたものを、さらに取り込んで高利回りのファンドや証券化したりしていて、実際どこにどれだけ広がっているのか、たぶん、誰もわからない。日銀は市中に金をばらまいたと思ったらすぐにかき集めたり、またばら撒いたりと方針は無方向である。選挙に負けて、政権が変わらないというのは、株価にとっては最悪だろう。

さて、一時、あぶないと噂されたゴールドマン・サックスが早々と子ファンドへの資金供給を発表したが、その後、発表追随するものがない。日本でも、地方の優良地銀、大手証券などまだ、あぶなそうなところが未発表だ。

さらに日銀は、妄信的に利上げを強行しそうだし、円高は113円台に突っ込んでいる。日本側の個人FX勢が立ち向かうとは思えない。今回は手終いじゃないだろうか。

さらに来年(2008年)で終わりとされているキャピタルゲイン優遇課税軟着陸問題は、台湾の例でいけば株価が1/3になる危険が残っているということ。

で、現在の経済状況を考えると、これって「黒字倒産パターン」じゃないか、と思える。

企業業績はそこそこ回復、しかし、中国勢にはかなわないので「うまい米」や「うまい魚」は中国大陸に流れてしまい、「カネがあってもメシが食えない」。企業は儲かっても、社員に給料を渡せるほどキャッシュは生まない。

つまり、日本株式会社の社長が交代すべき状態のわけだ。

今の状態では、無政府状態。戦前は、首相が陸軍大臣をクビにできないこと(陸相の上司は首相ではなく天皇)で、戦争拡大がどんどん進んでいったのだが、現在では、政務次官人事すら意のままにできない。有事の際に文民統治などできるのだろうか。

教育再生法案だって、元々公立校にいかずに、お坊ちゃま学校一筋の人間に現在の問題点が把握されているかどうかも心配。

憲法改正試案を読んだが、自衛隊が日本軍になることと、憲法改正のハードルを低くしたことがキーだが、隊が軍になるだけなのか、それとも別の行動をやろうとしているのか、それが不明だ。

戦後レジュームからの脱却といっても、安保条約は既に改正済み。首相が言いたいのは「戦後直後レジュームからの脱却」ということだろうが、戦後60年間の歴史そのものは消すことができない。


さて、京都五山と言えば、その先には比叡山である。私は宗派違いで、先に高野山にいかねばならないのだが、未だどちらにも上ってないのだが、知人が最近、比叡山延暦寺に上ったそうだ。

300円で願い事一つをお札に書くと護摩を焚いていただけるそうだ。

しかし、願い事一つ、というのが、人間にとってもっとも難しいことだ。日頃、あれこれ欲にまみれた生活をしている身だと、「あれもこれも全部叶えてほしい」というのだろうが、一つだけとは・・

私の場合、たぶん、相当つまらないことを願うのだろう。(首相交代ではない。)


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