原題は『LION』。インドで5歳の男子サルーが誤った列車に乗ってしまい仮眠している間に遠く離れた場所で迷子になってしまう。広いインドで言葉の通じない場所で、ついに施設に送られ、結局、養子としてオーストラリアの夫妻の家に養子で入ることになる。順調に優秀な青年になったサルーだが、いつしか自分を探し続けている母や兄のことを考えることになる。
そして、友人の勧めで記憶の中の僅かな情報を頼りにGoogle Earthで出身地を突き止めようとする。
実話を元にしているというからすごい。人間の記憶と言うあやふやで主観的でバイアスがかかった情報を地図の上で絞り込んでいく。
オーストラリア人の夫妻の妻を演じるのはニコール・キッドマン。オーストラリア人で本国では絶大な人気があるようだ。たいていの出演では根性のあるキツイ女性の役を演じるのだが、この映画では微妙な感情を表現している。サルーが出身地を突き止め、インドに向かう時も、実母に立派に育った自分をみせるようにサルーに話しかける。
エンドロールの冒頭には、インドでの迷子の人数が表示されるが、毎年8万人も子供が行方不明になっているそうだ。
ただ、日本人がこの映画をみると必ず心に浮かぶのは、帰りたくても帰れないところに無理やり連れていかれた人たちのことかもしれない。
そして、友人の勧めで記憶の中の僅かな情報を頼りにGoogle Earthで出身地を突き止めようとする。
実話を元にしているというからすごい。人間の記憶と言うあやふやで主観的でバイアスがかかった情報を地図の上で絞り込んでいく。
オーストラリア人の夫妻の妻を演じるのはニコール・キッドマン。オーストラリア人で本国では絶大な人気があるようだ。たいていの出演では根性のあるキツイ女性の役を演じるのだが、この映画では微妙な感情を表現している。サルーが出身地を突き止め、インドに向かう時も、実母に立派に育った自分をみせるようにサルーに話しかける。
エンドロールの冒頭には、インドでの迷子の人数が表示されるが、毎年8万人も子供が行方不明になっているそうだ。
ただ、日本人がこの映画をみると必ず心に浮かぶのは、帰りたくても帰れないところに無理やり連れていかれた人たちのことかもしれない。