何を考えているのだろうか?

2024-07-19 00:00:01 | 市民A
先日、おそらく最も単価が安いファミレスでイタリア?料理を食べていたら、頭の後ろの方の席のおばさま方の話が聞こえてきた。

あまりにおかしいので、フォークを動かす手を止め聞いてしまったのが、新札のこと。

どうもタンス預金を新札に変えようとしたようだ。そして失敗。ATMに旧札50枚入れて新札に変えようとして旧札がでてきたらしい。



どうもタンス預金を何度にもわけて新札に変えようとしたようだ。貸金庫からATM、そして貸金庫へ。

そんなに慌てなくてもいいと思うが。日本には90兆円のタンス預金があると言われているらしいが、そもそも若い人たちはタンスを持っていないのでやはり預金を持っている人はたんすも持っているということだろうか。


次に、他人の話を耳にしたというのは、ご近所の庭の手入れに来た植木屋さんたちが昼休みに3人で話していたこと。テーマはトランプの暗殺未遂。

うち一人は、あの距離で外すとは腕が悪いと大声でしゃべっていた。2キロ離れたところも射程なのに腕が悪いというようなこと言っていた。同僚からは、いつ射撃やっていたのかと聞かれていて、嘘っぽいことを言っていた。自衛隊にいたのかな?

色々な人がいるようだ。

上永谷のリュウゼツラン

2024-07-18 00:00:12 | 市民A
一部のテレビ局が報道を続けている横浜の上永谷(かみながや)にある道路の中央分離帯に生えていて、70年以上の眠りから覚め、急激に伸び始めたリュウゼツランが咲き始めた。横浜市営地下鉄の上永谷駅からすぐのところにあるということなので、行ってみた。

横浜環状二号線という大きな道路の「上永谷駅入口」というT字型の交差点の中央分離帯に生えているということだが、多くの人が集まっている。



近付くと、かなり大きい。花の付き方も妙な感じだ。毎年、エネルギーを少しずつため込んで数十年ためこんで、急に伸びだすそうだ。動物でいうとセミのような感じかな。



花は咲き始めているようだが、上の方なので間近に見ることはできないが、この株の下からは何本もの細い茎が伸びていて、そこに花が咲いている。地表から1メートルほどの高さで咲いている花と、上空の花はほとんど同じような形状なので、それを観ればいい。



ところで、テレビ中継などでは映らないようにしていたのだろうが、この交差点の突き当り側には途方もなく横長のマンションが立っている。スマホ上の画像は六連だが、もう一棟つながっている。日本記録とか世界記録級ではないだろうか。

新札のこと

2024-07-09 00:00:02 | 市民A
世界で最も偽札率が少ないといわれる日本の紙幣が、さらに偽札の防止機能をアップさせた。なんとなくバランスの悪い政策のような気がする。最も、それだけの技術があれば、世界で使われているほとんどの紙幣の偽造なんか、すぐにできそうな気がする。%の単位で偽札が流通しているらしい米国のドル紙幣を偽造して、こっそり世界各地でばらまいて流通量を増やせば、ドルの価値が下がって円安を食い止めることもできるかもしれない。

もっとも、第二次大戦中には日本は中華民国の経済を破壊するために大量の偽札を作って(現在の明治大学生田校舎が工場だったとされるが、私の亡くなった母は岡山県にいて、工場に動員されていた時に、紙幣の印刷をしていたと聞いたことがある。残念ながら再確認できないが。偽札を大陸でバラまいたのだが、蒋介石は日本の偽札の枚数をつかんでいて、逆にその分の紙幣印刷枚数を減らしていたそうだ。

紙幣の顔画像のモデルだが、どうも文学者、科学者、政治家や企業家といった組み合わせになっている。

夏目漱石→樋口一葉、野口英世→北里柴三郎、新渡戸稲造→渋沢栄一

このほかに2000円札には、源氏物語から光源氏と藤壺の密会のシーンが選ばれている。

次の紙幣は20~30年後なのだろうが、誰なのだろう。渋沢栄一の後任は孫正義かな。作家枠は次のノーベル文学賞に該当者があればいいだろう。村上春樹とか多和田葉子とか。北里柴三郎の次は誰かな。山中伸弥? 5万円札は初の女性天皇とか。

ただ、もしかしたら究極の円安防止策というか、日米通貨統合(あるいは米国の信託統治領)で、ジョージ・ワシントンとかリンカーンを眺めているかもしれない。

バイデン代打、重要なのは副大統領

2024-07-08 00:00:02 | 市民A
米国の民主主義はかなり壊れているわけだ。大統領制と議会制の二本立ての欠陥が露呈している。米国の意のままに作られた日本国憲法(法律的には、大日本帝国憲法の中に規定していた憲法改正手続きに基づいている)に大統領制がなかったことを喜ばないといけない。

そもそも大統領を目指す人間が超高齢の二人というのは、大統領の報酬が少なすぎるからだと思う。4年分の報酬でもNYのマンション買えないのではないだろうか。日本の国会議員でもそうだと思う。2000万円の年収なら景気のいい大企業なら部長クラスだろう。

大統領の報酬は、いくつかの指標を作って(たとえばGDPの増加率とか、海外の首脳との会談回数とか、重大犯罪件数の減少率とか・・)そのポイントに応じての変動制にすればいい。

ところで、バイデン大統領のテレビ討論会の醜態以降、周囲から撤退論が沸き上がっている。今さら、ここで代打を指名というのも無責任な政党のような気がするのだが、そうなるのだろう。

今粘っているのは、候補者交代劇を盛り上げるための寸劇のような感じだ。代打に禅譲ではなく、格闘の上、バッサリ斬られ、次のチャレンジャーが登場するのだろう。7月16日から民主党に先駆けて共和党が全国党大会を開くので、その後、明らかになるのではないだろうか。(いわゆる後出しじゃんけん)

といって、実際には、大統領候補は現副大統領のカマラ・ハリス氏以外ないだろう。不人気といわれているが、普通、副大統領はそういうものだ。となると、副大統領候補が案外重要なのかもしれない。

大統領候補の一人とされるミシェル・オバマ氏は、実際は政治家ではなく、彼女の人気の幾分かは夫のバラク氏によるのだろう。調べてみると、大統領の任期は2期が上限だが、副大統領の任期の規定はないようだ。また副大統領の最大の任務は大統領がいなくなった時の後任なのだが、副大統領がそういう臨時事態で大統領に就任した場合は最大二期のカウントには入らないことになっている。つまりバラク・オバマ氏は、副大統領候補になれるわけだ。

さらに、バイデン大統領ですら、ハリス新大統領の元で副大統領を務めることも可能なのだが、さすがにそれはないだろう。

今、ハリス氏と組む大物副大統領候補を探しているような気がする。

宝くじ祈願の結果は

2024-07-03 00:00:05 | 市民A
今年4月に茨城県のミニ旅行をした時に、酒烈磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)で宝くじ祈願をしてもらい、その足で宝くじを購入した。「買ってから撫でるか、なでてから買うか。」その顛末を書いてみたい。

実は、まず1枚200円を10枚購入した。

そして、当たったのだ。と言っても末番があたって200円回収ということじゃない。末尾3桁が当たった。確率は1000分の1。当選金は、10000円。

購入資金からすれば10000円は大きい。ということで、その中から一部を再購入にあてることにした。3000円で10枚。その結果は、300円ということになった。

式で書くと、
 -2000+10000+200-3000+300=5500(円)

高額賞金があたれば、横浜からタクシーに乗ってお礼参りに行こうと思っていたが、横浜方面からJR勝田駅を経て神社から徒歩10のひたちなか海浜鉄道湊線の磯崎駅まで鉄道で行くと、特急に乗らなくても、片道代にもならないわけだ。

ということで、運を使い尽くすのはよくないし、これ以上突っ込むと「一平ちゃん」になりかねないので。

逃走を続ける場合

2024-06-30 00:00:37 | 市民A
映画や小説では、「逃走」というジャンルがある。逃走形態が、潜伏する場合と逃げ回る場合。また、無実なのに罪を着せられて逃げる場合と犯罪を犯した人間が逃げる場合。さらに重要秘密を知っていて、政府から追われているケース、またスパイそのもの。徴兵から逃れたり、軍を脱走した場合と様々だ。

数日前に観た映画『旅立ちの時』は反政府テロを起こした夫妻がFBIの捜査をかいくぐっているというケースだ。

現代社会は実際には長期に逃げるのは、資金的な問題がある。ATMを使うと直ぐに足がつく。また島国だと、簡単には国外逃亡もできない。ある意味、日本は監獄国家とも言える。日本の周りには強い海流が流れている。島流しが八丈島というのは、ボートや板につかまって島を脱出すれば、黒潮に乗ってしまい北太平洋周遊になる。

大分県で大学生をひき殺した容疑者が、事故後2年にわたり姿を消していて、ついに新たな推定顔写真が公開された。6種類の変装例が公開されている。


ポイントは、前髪、後ろ髪、ひげ、メガネというところだ。容疑者の特徴は、額が広いこと、それと、目尻が細長いこと(よく海外サッカーでアジア人選手を挑発するために行う行為)。

気が付いたのは、後ろ髪が長髪のこと。確かに床屋にはいかないだろうし後ろ髪が伸びてくるのだろうか。いや、自分で切っている人もいるだろう。ペットショップで大型犬用の器具を買えば怪しまれないだろう。

そういう意味だとメガネというのも手に入れるはなかなかむずかしいのかもしれない。

たぶん前髪長め、後ろは短くし、図のメガネよりは細目、それとマスクということだろう。

以前、今治造船での強制作業の過酷さに耐えきれず、瀬戸内海を渡って、さらに自転車で逃走していた男がいたが、彼の場合、外国人研修生も嫌がる過酷な船底の溶接作業から逃げ出したわけで、戦前の北海道の囚人道路と同根で逃げたのも理解できる部分はあるのだが、ひき逃げって、逃げるかな・・

横浜B級ラビリンス(山崎洋子著)

2024-06-26 00:00:30 | 市民A
横浜に関係する本を少しだけ読んでいて、今回は『横浜B級ラビリンス』。



江戸川乱歩賞受賞作家の山崎洋子氏の著(豊子ではなく洋子です)。舞台は横浜の余毛となっているが、誰がどう読んでも余毛=野毛(のげ)。野毛と書いてもいいではないかと思う。大道芸の話もあるし。野毛と言えば迷宮都市なのだからラビリンスという意味。9編の短編小説集。

野毛は桜木町駅の西側で、東側はみなとみらい地区。日本有数の観光地で、なぜか外国人はあまりいない。野毛の町だが、迷宮化したのは戦争後。横浜にあふれていた米兵や麻薬中毒患者や孤児がたくさんいて、少しずつ町らしくなってきた現在でも、かなり近寄りがたい雰囲気が漂う。

本書に描かれたのはその中でも本当に狭い地区で、よく登場する『白眉』という中華料理店もモデルは『万里』という店ではないかと言われる。

また、ミステリ作家らしく、短編の総てに謎解きが入るが、世間によくある詐欺とか不倫とかギャンブル地獄とか単発事件簿である。だいたいどの短編でも一人は死者があるが大量殺害事件ではないので安心して読める。

個人的には知人と米兵とのハーフの子を引き受けて育てた「いつか王子様が」と一流企業の女性営業課長になりすまして大道劇に出演して一時の心の安らぎを得た「芝居の時刻」の切れ味が好きだ。

まあ、あの町に住んでいれば、無数のドラマを目にしたり耳にしたりすることが多いだろうと想像できる。昭和20年から連続して時間が流れ、今日に至った町だ

薄情(絲山秋子著)

2024-06-23 00:00:34 | 市民A
著者の小説、数年前から読み始めているが、5冊以上10冊以内かな。2000年代の浮遊感のある作品群が読み易いと思っていたが、順に読むのも文学部の卒論を書くわけじゃないのでそうこだわるわけでもなく、2015年の上梓で谷崎潤一郎賞受賞作の『薄情』を読んだ。



主人公は宇田川といって青年時代の終わりの頃のもやッとした感じの男。群馬(高崎)の実家で神主を引き継ぐ予定だが、代替わりまではまだ時間があって、いわゆるモラトリウム時代。そして、彼の周りには様々な女性が登場するのだが、一言で言えば、「勝手な女」というのが多い。そして、彼をもてあそんで、各自の都合により去っていく。

もちろん薄情の逆は熱情だろうが、熱情家というのは小説にはいささかなりにくい。『冷静と情熱の間』という小説(&映画)もあったが、そういいとも思わなかった。

さらに薄情といっても、単に感情の薄いロボットのようなタイプと、いつ何時も心の平静を保ちたいというタイプもいれば、単に犯罪者の様に冷徹というタイプもある。

本書の宇田川はその中の平静を装うタイプ。

そう、村上春樹の『ノルウェーの森』のワタナベ君という感じだ。

そして、最後に燃え尽きる「恋のライバルの画家の」絵画工房。これは川端康成『雪国』のラストシーンではないか。

ところで、主要登場人物の来し方行く末が定まった後、宇田川は当てもなく車を走らせ、途中ヒッチハイクの少年と長距離ドライブに出る。少年を自宅に届けたあと、なぜか山伏修行で有名な山形県の出羽三山に向かう。このくだりは川端の『伊豆の踊子』的だ。

ところで、今年の後半に出羽三山方面に行こうかと思って、調べていると、三山の一つである月山だが、車では近づけず、ほとんどが登山そのものということのようだ。山形県は全市町村に温泉が出るそうで、出羽三山ではなく、出羽百湯の旅になるかもしれない。

有罪か無罪か

2024-06-21 00:00:53 | 市民A
昨日に続いて、神奈川県警の話題。昨日は、警察車両に車上荒らしをして、別件で張り込み中の警官2人が易々と現行犯逮捕した話題。きょうは逆パターン。朝日新聞の記事で昨日の事件は新人記者が書いていたが、今回は違う記者。あまり足を使ってないというか、現場を取材してもしょうがないかな。

洗濯物を盗もうとしたとして、神奈川県警は6月19日、海老名署地域課の巡査長〇〇〇〇容疑者(38)を窃盗未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。「その場にはいたが、していません」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は19日午後4時半ごろ、同県秦野市のアパートで、1階に住む男性(29)の家族らの洗濯物を盗もうとしたというもの。室内にいた男性が、干されていた洗濯物に触っている宮村容疑者に「何やってんだ」と言うと、約100メートル逃走。男性が追いつき、通報を受けた秦野署員に引き渡したという。男性は〇〇容疑者と面識がないと話しているという。
県警によると、勤続約20年。交番勤務で、勤務態度に変わったところはなかったという。
神奈川県警の警察官の逮捕は今月3人目、今年5人目。昨年は5人だった。〇〇〇〇監察官室長は「短い期間の中で職員が複数逮捕され、遺憾」と述べた。(〇〇〇〇)

この事件だが、深堀りしたいポイントがいくつかある。

  • 洗濯物に触ったものの盗んではいない、と主張。→だから、窃盗未遂ということになる。他人の洗濯物に触るって、盗む以外ないかな。さらにおそらく不法侵入だろうと思う。記事から言うと軒下という感じだ。
  • 一般男性に捕まり、取り押さえられる。警察学校で格闘技の教育受けてないのだろうか。→おそらく格闘技が下手でも採用にならないということはないだろう。また格闘すると、犯人であると証明するようなものなので、無罪を訴えることにしたのだろう。
  • 県警警察官の逮捕が今月で3件、年初から2件。→6月は1週間に一人ということ。鹿児島県警のように言われないように積極的に逮捕公表しているのだろう。
  • 犯行時刻が午後4時半ということは、洗濯物の取り込みの時間帯。現場を見られる可能性が高いのに、なぜ?→見つかるスリルがやみつきになっている。あるいは単に、濡れたままでは嫌だったのか。
  • この手の犯罪では、家宅捜査をすると、自宅から大量の収穫物が見つかるものだが、そこまで調べるのだろうか。あるいは署で取り調べて一件落着とするのか。口を割りそうもないので、「罪状を認めないと、家宅捜査する!」と脅かすのだろうか。

一勝一敗か

2024-06-20 00:00:47 | 市民A
6月17日の未明、横須賀市の住宅地で一騒ぎが起きたようだ。ミニバンのドアを開けて車上あらしをしようとした中年の男が現行犯逮捕された。



車のドアを開けたところ、中に潜んでいた男がいた。警察署員が二人隠れていたわけだ。

ところが、この署員だが、そんな夜中に車上荒らしを待ち伏せしていたわけではない。付近では1週間ほど前から民家の花壇が荒らされる被害が続いていたようで、張り込んでいたわけだ。花壇あらしは、不法侵入罪と器物損壊罪にあたる。

つまり、窃盗罪で一人を逮捕したものの、花壇あらしの方はもう捕まらないだろう。1勝1敗。検挙率50%は平均以上かな。

気になる点がいくつか。

記事にある事件現場だが、二種類の犯罪が同時に起きている。少し怖い街だ。

ところで、本記事は朝日新聞の横浜支局のニュースで、入社一年目の女性記者が書いているのだが、この記事の少し前には1週間位前に横浜駅至近で起きた無差別殺人を追いかけていて、朝日新聞の有料版に記事を書いていた。

ともかく、大掛かりな事件の方は、書ける記事は少ないし、ありふれたニュースの方は大量の情報があり、記事を書くのが簡単なのだろう


都知事選挙は「もっと」か「もっともっと」か

2024-06-13 00:00:21 | 市民A
都民ではないが、東京都の影響をすぐに受ける隣接県民なので、かなり気になる都知事選挙だが、現職知事は、「東京をもっと良くする」と言っていて、イメージ選挙に持ち込む戦術のようで、対抗する挑戦者は、「もっともっと良くする」ということらしい。

「もっと×3」とか「×4」にはならないだろうが、挑戦者は少し前に「行政改革」と言っていたので、早くも戦術変更したようだ。確かに、金満都市で行政改革してお金を捻出して、それをどうするつもりなのか気になっていた。バラまくとか減税とかすると、さらに地方との不公平感が拡大する。現職は都知事を最後の公職とするつもりだろうが、挑戦者は、知事選に勝っても負けてもまた国政に戻るのだから妙な色に染まるのはよくないだろう。

現職が「もっと」といったところで、挑戦者が出遅れたのだが、ではどうすれば良かったのだろうかというと、まったく別の場所の選挙だが、カリフォルニア州知事選挙を2回勝ったシュワルツネッガー氏のことを考えてみる。

彼は共和党員なのだが、圧倒的に民主党が強いカリフォルニア州で支持を受けていた。一つには最初の選挙は民主党知事がリコールされた後だったこと、さらに当時の妻がケネディ家だったこともあるだろうが、彼の打ち出した政策にあったようだ。

つまり民主党の中でも進歩的な政策(つまりカリフォルニア州民的)を一早く打ち上げる戦術を使ったわけだ(先手必勝作戦)。そうなると対立候補は、もっと進歩的な政策を打ち出さないといけなくなり、もはや民主党の外に出てしまうわけだ。


東京都でいえば、挑戦者は恥を忍んで、“現職の政策を続けます。私が後継者です”と言うべきだったかもしれない。サッチャー(保守党)の子と言われたブレア―(労働党)という例もある)

政策が同じなら、選ぶ方も「飽きた」か「飽きてない」というところに思考を落とし込めるのではなかっただろうか。というか、そういう知事選になるかもしれない。

ところで前述のシュワルツネッガー氏だが、知事職の最後の方は隠し子騒動とかあり低迷、任期満了で俳優に戻ったが、出演作は不発を繰り返している。もう、高齢で大暴れできないわけで過去のファンも見るに見かねているのかもしれない。最近は高齢者に多い運転事故を何回か起こしてしまっているそうだ。

といっても明日が誕生日のトランプ氏より1歳若く、バイデン氏より5歳若いわけだ。

父島の獣害

2024-06-07 00:00:40 | 市民A
『人にあらず』は2014年のぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受けた映画で、小笠原諸島の父島で陰鬱な事件が起きるというシナリオだ。

その中で、住民たちが島の山岳部で害獣を鉄砲を撃つという話が登場。その鉄砲が陰鬱な事件に直結するのだが、実際にその害獣がなんなのか劇中ではよくわからなかった。

ということで、別途父島の害獣を調べてみた。なにしろ世界の中でそこだけしかいない生物がたくさんいるのだ。害獣の餌食にするわけにはいけない。害獣といっても海を泳いだり空を飛んでそこに行ったわけではない。すべて人間が悪いのだ。

まず、ノヤギ。
もともとは食用として19世紀末から日本から持ち込まれたようだ。第二次大戦中には食料として利用していて激減したが、その後、野生化し、食べる人もなく大幅に増加してしまったようで、平成9年から、ヤギを全滅させる方針になったそうだ。父島以外にはすでにいないそうだ。全滅を目指しているそうだ。

さらに、ノネズミ。
クマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミが諸島全域に広がっているそうだ。連絡船に無賃乗車したようだ。駆除を開始してから海鳥、甲殻類、昆虫が増加しはじめているそうだ。とはいえ、ネズミの数が少なくなったものの、油断すると増えるようだ。

ノネコ。
特に対策はしていないようだ。ネコは小食だし。

鉄砲を使うのはヤギ用だろう。ネコやネズミは鉄砲では撃たないだろう。

さらに新顔は、

グリーンアノール。
緑色のイグアナだそうで、アメリカ原産。昆虫を食べ尽くすそうで、卵は一回に15個産むそうだ。平成後半に渡来したようだ。
既に1万匹以上を駆除したそうだ。


日本海の竹島にはヤギが群生していると言われているが、ヤギ資源を巡っての争いはないのだろうか。

争点は何か?(都知事選)

2024-06-04 00:00:11 | 市民A
都民ではないので、都知事を選ぶという楽しみがないので、無責任なことを書いてみる。かつて2年ほど都民だったことがあるが、調べてみると当時は鈴木知事だったようだ。

ところで、次の任期中には、大きなイベントはない。五輪もなければワールドカップもないし万博もない。あるとすれば大地震かもしれない。財政は豊かだし、やりがいがあるとも思えない。

ところで、巷間いわれているように「学歴詐称」×「二重国籍」の戦のようになるというようなことはまったくないと思う。東京都民はその二種類の疑惑のことにまったく関心がないと思っている。いずれも過去の話だし、学歴や国籍に重きを置くような人は稀だろう。

先の東京15区の補選でも、候補者別の得票は、政治家に相応しい順になっていたように感じていて、都知事選もそういうことになるのだろう。

都民の特徴として、新しい物が好きというのがあるので、交代しても不思議はないと思う。

国政選挙ならインボイス税廃止を公約にする候補者を選べばいいが、知事選とは関係ないし。落選した候補は、神奈川県知事選へ回ってほしいな。

震度7で逃げられるのかな

2024-05-27 00:00:10 | 市民A
地震や各種災害の時にいつもテレビで解説をされたり、現地レポートをされる山村武彦さんの講演を聞きに行った。「防災システム研究所所長」ということで、2024年は能登半島地震、花蓮地震の現地調査に行かれている。台湾では相当有名らしく、あちこちのテレビに出演されたそうだ。



能登半島地震の時は輪島のビル倒壊や朝市地区の火災といった被害が出ているが、2000年基準の木造家屋ではほとんど崩壊はなかったそうだ。したがって大地震の時の行動は住んでいる家によって異なるということだそうだ。

その前に、大地震の時に、逃げられるか問題がある。会場で流されたビデオは1995年の阪神淡路大地震の時の神戸市内のコンビニ店内のもので、ちょうどレジで精算をしているときに地震が起こり、最初は入口の自動ドアがガタガタと妙な音で鳴りだして、数秒後に本震(震度7)がきた。店員の客もなすすべもなく店内の棚の間で固まってしまった。

山村所長によれば震度7は立つことすら難しく、生死の差は運頼みになってしまうので、最初のガタガタの時に逃げないといけないとのこと。

最初のガタガタはP波で秒速7キロで、本震はS波で秒速4キロだそうだ。つまり震源地から30キロの場所ならP波到達が約4秒後、S波到達は7秒ということで3秒の差がある。

この間に、2000年基準の場合は3秒間の猶予があると考え、家の中で比較的安全な場所(玄関とか)に移動するとか基準値以下の場合、特に1階にいる場合。すぐに脱出する方がいいらしい。しかし二階にいる人は1階の玄関までは行けないだろうから、2階がいい場合もあるということらしい。

文脈切り取りで「学費値上げ提言」を批判する愚

2024-05-19 00:00:35 | 市民A
慶応大学のトップ(塾長)が国立大学の学費を約3倍の150万円/年にしようと、文科省の審議会で発言したことに批判が出ている。

東大は53万円のところを20%アップで64万円にするかどうか、考慮中のようだが、いきなり150万というので驚いた人が多いだろうが、彼は「親の所得によって変動する返済不要の給付金」を導入すればいいと言っているわけで、その結果、実質的授業料は0円から150万円の中で学生によって異なることになる。

そもそもプライスリーダーの慶応も早稲田も文科系学部が100万円、理工系学部が150万円程度(医学部は全く別)ということで、どの大学も経営は大変。

本当におかしいのは、お金持ちでないと有名大学に入るのは難しいという現実がある。小学校からの塾は必須。4年から入る子もいる。5年だと席がなくなる可能性があるかららしい。文科省のキャリア官僚で塾に行かなかった人はいるのかな。有名私立に行くか浪人して予備校に行くとか。塾長の発言は暗に東大生の親は裕福ではないかという意味もあるのかもしれない(例外もあるので、言わないだろうが)。

さらに逆説的な話は、公立の小中学校は今ごろ先生の残業代問題で行き詰まっている状態で、これ以上、生徒の学力を上げるような方向には進みそうもない。

ある意味、諸悪の根源が「東京大学の存在」にあるのかもしれないわけで、有名国立大は大学院だけにして、大学部門は都道府県に移管してしまえばいい。優秀な学生は4年を待たずして大学院に進めばいい。無駄な年数の学費は払わなくてもいい。学園紛争の当時、東大が入試をやらなかったことがあるが、それで何か起きました?