具体的な日にちは書けないが、大阪万博のチケットの予約。トライ&エラーの末、ゴールまでたどりついたのだが・・・
まず、「万博チケット」と検索すると、私のPCでは上から4つは旅行会社の予約サイトなのだが、開いてみると、公式HPのようにできているが、多くは、別の関西旅行(たとえば、有馬温泉とか淡路島とか)とパッケージになっていたりする。しかも購入した予約券は、その後、自分で公式HPで具体的な日時予約が必要なので、付帯旅行や宿泊予約がない人は公式HPの方で始めた方がいい。
最初に書くが、公式HPの購入マニュアルを作った人は国語の成績が最低ランクだったに違いなく、読めば読むほど疑問がわき出してくる。さらに、一度買ったチケットは返金しませんとなっているので、人数を間違えたりしても返してもらえない。
まず、申し込む場合、自身のIDを作ることになるのだが、これがいかにも大変で入力箇所がかなりある。テロ対策なのかもしれないがここ数年の日本国内のテロは普通の個人の仕業が多い。そして、チケット選択に進むのだが、複数人(例として、家族二人)で行く場合、IDは二人別々なのか一人分でいいのかという疑問があって、行き詰まる。答えは書かれていない。試行錯誤方式で先に進みたいが、買ったチケットはキャンセルできないので、困ってしまう。結論としては「とりあえずはIDは一人分の方が簡単だが、二人別々でも構わない」。
チケットの種類は多岐ではあるが、開幕(4月13日)より前の前売り券は入場できる期間別に、開幕期、前期、早割一日券、通期パス、夏パス(夏に2日)となっている。あまり前の方だと、未完成の建物が多いかもしれないが、その分、安い。
開幕後のチケットだが、一日券、平日券、夜間券となっている。いずれも広い意味の前売券で、買った当日に使わなくてもいい。当日券がないのはおかしいという意見が出ているが、一日券を買って当日使えばいいのだが、IDを取得するには厳重な個人情報のチェックが入るので発券までには相当時間がかかるような気がする。つまり、IDは先に取得していた方がいい。
次は日時予約。買ったチケットの条件に合った日と入場時間と入門ゲートを指定する。会場にはゲートが二つあり、一つは地下鉄駅に近いゲート、もう一つは各地(主に大阪市内の鉄道駅)よりの直通バスによる来場者のゲート。つまり、行き方は後で考えようと思っていた人は、ここで行き詰まる。またお目当てのパビリオンの場所も考えなければいけないが、実際には考えなくてもいい。(後で説明するが、お目当てにはいけないことが多い)。
そういう条件で入場の日時とゲートと枚数(個人情報入力)を指定すると、QRコードの入場券が各自のスマホに表示される(何回か練習しないとすぐには出てこない)。その上、バッテリー切れなどに備えて、紙に印刷しておくように要望される。(どちらの方が早く入場できるかわからないので両方用意しておくのがいい)
それで一件落着かというと、このあとパビリオン予約をしないと、お目当てのパビリオンに入れない。といっても多くは未完成なので、何が行われるのかも未定が多く、さらにそのパビリオンが予約制にするのかしないのかもわからない。自分の入場日の3か月前から2か月前までの一か月が入場抽選申し込み期間で、つまり2か月前には目的のパビリオンに入れるかどうかの〇×が決まる。さらに1週間前にもパビリオンの抽選枠が空いていれば第二回目の抽選がある。
大問題は、抽選申し込みは5件まで可能だが、当選は1か所だけとなる。つまり1日だけ行く人にとって、人気館に入れる数は、0か1ということになる。あとは抽選をしない(つまり不人気な)パビリオンめぐりとなる。
ところで、パビリオンの中に、シグネチャーゾーンという場所がある。この万博のテーマとは言い切っていないが「いのち輝く未来社会」を表現するために、シグネチャーゾーンという場所があって、日本の著名な文化人8人による8つの建物がある。未来社会を8つの方向から創造していて、8館をめぐると、この万博の意味が見えてくるそうなのだが、・・
8館は全体で一つではなく、各館が一館ごとに入場予約の対象になっているため、8館のうち5館を入場抽選に申し込んでも、最大でも1館しか入場できないかゼロかもしれない。その1館に当選すると、例えば並列で日本館を申し込んでも落選になるので、「南極で見つけた火星と同成分の石」を見ることもできないわけだ。
こんなことなら行くのをやめよう、と思っても、パビリオン予約にたどり着いた人はすでにキャンセルできない入場券を買っているわけだ。