必殺仕分け人の腕前は「?」か。

2009-11-30 00:00:19 | 市民A
事業仕分けというのも、客観的に見れば、みのもんたのショー番組みたいなものだが、当事者的に見ると、結構気になる。もちろん、仕事の全部が政府の無駄遣いに支えられている会社もあるだろう。「廃止」とジャッジメントがなされれば、「事業破綻」直結というような場合は、仕分け人は地獄の門番みたいになるのだろう。

幸か不幸か、勤務先の事業のほんの一部の一部が、今回の仕分けの対象になっていた。その事業のおこぼれが年間数百万円回ってくるようなもので、面倒なことに、それを担当している。

ネット中継を見ることにする。実際には画像は小さくよく見えないので、声で軍法会議の議事を追うことにする。予定時間は1時間。仕分け人は12名。

実際には、あまり心配していなかったのは、これらの事業の裏側には、財務省系の落下傘部隊が派遣されていたからだ。論点整理などは財務省が書いたとされるが、どうみても的外れの論点が並んでいる。

さらに、討議される問題というのは、簡単そうであり、難しい問題なのである。つまり、過去に長い間、問題はあるものの解決策なしという日本の構造問題みたいなことなので、いったいどういう議論がなされるのか、ある意味業界人も興味津々ということ。

ところが、どういう勉強不足か、仕分け人の多くは、問題の構造が理解できていないわけだ。単にコスト論としても、いくつかの案があって、それぞれ固定費と変動費の比率が異なるし、さらにそれぞれに上限と下限があって、どういうベストミックスを選ぶかということなのだが、そういう二者択一ではなく、組み合わせ問題になると、その複雑な条件の説明と解答だけで、30分が使われてしまう。

さらに、多くの仕分け人は、その複雑な現状を勝手に誤認して次の質問を始めるので、「事実誤認です」と言われ、何度も事実の説明が繰り返される。実際、議論は10分あったかどうかだし、それもほぼ全部が的外れというか、勘違いが多い。

二人ほど、最後まで何も理解できてないような人もいて、周りの仕分け人からも、「その話は、前の案件の話じゃないの」とか言われて失笑を買う場面すらあった。

それなのに、わかっていない人までちゃっかり最終投票に参加しているのだが、本来、恥を捨てても「棄権」すべきだろう。


結局、この「事業仕分け」というのも、前半戦に対して後半戦はたいして機能しなかったのは、前半戦の二流省庁の役人よりは知能は上だが、後半の一流省庁の役人よりは下である。ということのように感じた。

プラスとマイナスだけの簡単な判断はできるが、条件式がついていたり、掛け算や割り算が入ったり限界コストとか平均コストとか分かってない人が多いのではないだろうか。



こういう事業の分類とか行うためには、ある程度の内部情報がなければ難しいとは思うが、民主党政権になれば、そういうインサイダー的な情報がどんどん入ってくると思っていたのかもしれない。

たぶん、そういう期待は空振りだったのではないだろうか。

政権の持続性に確信が持てないので、タレこみ情報がないのだろう。

実際、かなり額がでてきそうな分野でも深掘りできずに、手つかずになるのだろう。内閣機密費の2ヶ月分でも前払いでいただければ、協力する人もいるだろうけど・・
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迎賓館の玄関前

2009-11-29 00:00:23 | 美術館・博物館・工芸品
geihinkan1天皇即位20年の記念行事が、やや控えめに進行しているが、その一環で、赤坂の迎賓館の前庭が3日間公開されるというので、週末の混雑の中を四谷駅から徒歩7分で行ってみる。

実に列ができている。待時間80分とのこと。しかたないが、列の後方に並ぶ。実際には40分ほどだったが、迎賓館の門は左右にあり、左が入口で右が出口。どうも、入口の金属探知器の処理速度で分あたりの受け入れ可能人数が決まっていることがわかった。ボトルネックというわけだ。思わず、右側の出口から後ろ向きのムーンウォークで侵入できないかと思ったが、最近練習していないので自重。




geihinkan2第一の門を入ると芝生の中に数多くの松が美しく並んでいる。松の剪定というのは、非常に手間がかかり、庭師に頼んでも別料金になるぐらいだ。詳しくみていると、何種類かの剪定方法が用いられていて、かなりの人数の仕事と見えた。

そして、第二の門をくぐると、迎賓館の本館。ベルサイユ宮殿をもイメージさせる石造りのホテル。いや迎賓館である。外国の元首などの要人の宿泊や、パーティに用いられる。残念ながら内部には、まったく入れないのでこれ以上はわからない。わずかにカーテンの隙間から窓のカギが見えたのだが、普通の家庭のカギと同じような形に見えた。ただし、金色。




geihinkan3ここで、大きな勘違いをしていたのだが、「迎賓館の前庭」というのは、鳩山会館みたいな大庭園に違いないと思っていたわけだ。なにしろ、わざわざ公開して、それに80分の列である。

ところが、そこには庭はなかったわけだ。

玄関前広場という感じである。石畳である。本当の庭園は、建物の向こう側に、中庭として存在するらしいが、それを見ることはできないわけだ。伊勢神宮本殿みたいだ。





geihinkan4次に、ロイヤルエリアを出て、青山方面に向かい、イチョウ並木を散策しようと思ったら、人波である。どうもイチョウ祭りが行われているようだ。お花見の秋バージョンだ。立ち止まることもできないほど人で埋まっているが、いつだって腕白なガキは走りまわって親を困らせるし、地元民は、田舎者と差別化を図るために、犬を連れて歩いている(自宅が徒歩圏内であるとアピールするわけだ)。






geihinkan5最後は、青山の有名トルコ料理店で、トルコビールを飲みながらラム肉のシシカバブで締める。家まで歩いて帰ろうかと思ったが、7時間以上かかりそうなので、地下鉄に乗る。
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谷川九段連勝ストップも日本シリーズ優勝

2009-11-28 00:00:58 | しょうぎ
hishoここのところ絶好調で、公式戦10連勝中だった谷川九段の連勝が止まった。

とはいえ、JT日本シリーズでは決勝進出。思えば、昨季不調だったため日本シリーズ参加資格がなかったのだが、急遽、渡辺竜王の奥方が新型インフルエンザにかかったための代理出演。しかも、22日の決勝で優勝を飾ったのだ。

代打要員が、指名打者に昇進して、さらにレギュラーの四番を打つようなものだ。優勝賞金500万円のうち100万円は、竜王の奥方へ回すべきなのかもしれない。「そのうち、またよろしく」って。

そして、A級順位戦では全9戦中、5試合終わって4勝1敗。これは、26年前、初めて名人位についた時の順位戦と同じ展開だそうだ。その時は結局7勝2敗となりプレーオフで名人戦初登場。


調べると、谷川九段はつごう11回名人戦に登場している。5回勝って、6回負け。

一方、現羽生名人は9回名人戦出場して、5回勝って、4回の負け。

二人とも、実力よりも名人戦が得意じゃないのではないだろうか。

さらに、このライバルの二人が名人戦で戦ったのは、1回しかない。1997年。この時は4-2で谷川勝ち。


かなり気が早いが、中平邦彦氏の『飛翔!』を読む。この1回しかない名人争奪戦のことを中心に、谷川九段の内面に切り込んだ書である。本人の取材もしたのだろうが、読んでいて、谷川九段はかなり敗戦をひきずるタイプであると書かれている。

さらに、最終盤で飛び出す「羽生マジック」を警戒するあまり、持ち時間を残したまま悪手を指すことが多いそうだ。

年齢的に行っても、あと何度も両雄の戦いがあるとも思えないし、見ていて「死闘的」になるのが、熱い。

ところで、谷川九段の好調と関連があるのか、最近、彼の「詰将棋パラダイス誌」への登場がめっきり減った。詰将棋引退ということなのだろうか。確かに、指将棋で羽生名人に勝つよりも、詰将棋で宮田五段に勝つ方が難しそうだ。

たぶん、最近の羽生さんが、「大山康晴的に勝敗にこだわるようになった」というのが、谷川さんのモデルチェンジの原因なのではないだろうか。美学よりも実利ということかもしれない。

もっとも、ほとんどの棋士は、最初から「美学よりも実利」を実行しているのだから、いまさら両巨頭が「大山派」に転向してしまうと、立つ瀬がないということになるかもしれない。(美学の王様、真部流が消滅したことと関係があるのかもしれない)


さて、11月14日出題作の解答。



▲4四銀 △同玉 ▲4五銀 △5五玉 ▲5六飛 △同と ▲6四馬まで7手詰。

初手と5手目が捨て駒。最後はちょっと串刺し風。

玉型に好手がないのが、残念なところ。

動く将棋盤は、こちら

今週の問題も、短め。



ただし、駒が余ってしまったら、受け方の失敗。

短手数は、余詰めとか変同手筋とかあって、ちょっと心配。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評をいただければ正誤判断。
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ラスクとフランス9番目の芸術の話

2009-11-27 00:00:47 | あじ
harada悪口を言えば、群馬県には、あまり有名な食べ物が多いとも言えなかった。干瓢とかかな。

しかし、高崎に本社を置く洋菓子店の「ある商品」の人気が、沸騰している。ただし、花畑牧場のような新興企業ではなく、創業100年の老舗である。

とはいっても、創業からずっと和菓子製造だったのだが、昭和21年にパンの製造を始めたことから方針を変更。その後、フランスパンを原料とする、『ラスク』を中心とした洋菓子に業態変更。

なんとなく、売れ残ったフランスパンとか「赤福」とか思い出すが、やめよう。戦後すぐの時代だ。

harada6洋菓子店の名前は、

ガトーフェスタ・ハラダ

店舗は群馬県の6店、千葉に1店。都内には、池袋・新宿・そして銀座松屋の地下1階である。さらに大阪に1店。

銀座松屋に向かって左端に地下に下る階段があるが、その下り階段に人の列ができていることが多いのだが、その先にあるのが、このガトーフェスタ・ハラダである。

実際には、ラスクの他にも、鳩の形のサブレも売っているが、この分野にはすでに「鳩サブレ」という大ブランドがあるので、参入は無理だ。列に並んだ人たちは、単に「ガトーラスク」を買うだけだ。

harada5そして、このラスクには、レギュラー品の「ガトーラスク」の他に、季節によっては、片面にホワイトチョコを塗った「ホワイトラスク」という高級品がある。夏の暑い時期にはないそうだ。

さらに、冬場になってチョコレートが固まりやすい時期になると、両面に黒いチョコレートを塗り、さらに金粉付きの「プレミアム」という商品が登場する。つまり、今がちょうど3種そろい踏みの時期になるわけだ。

と書くと、きわめて高級品みたいだが、まあ、元はフランスパンとチョコレートだから、驚くこともない。100円玉のレベルである。

harada3ということで、3枚食べ比べということになったのだが、

感想からいうと、「ホワイト」も「プレミアム」も「ラスク」とは言えないような気がする。チョコレートの味が勝ち過ぎている。

平凡な「ガトーラスク」こそ、ラスク道を極めた味ということができるのではないだろうか。


ところで、「プレミアム」には、製品の解説書(いわゆる能書き)がついていて、軽く読むと難しい話しが書かれていた。

要するにラスクはお菓子ではなくて「料理だ」ということらしいのだが、この『料理』というのは、フランスでは『9番目の芸術』と呼ばれているということらしい。

もちろん、能書きでは、1番目の芸術も8番目の芸術も明らかにされていないのだが、大変気になる言い方である。ミシュランガイドによれば、美食都市の1位は東京、2位は京都、3位がパリで4位が大阪で5位がニューヨークらしいのだが、そうなると日本でも8番目位の芸術には「料理」が値するのだろうか。

考慮を始める。


まず、フランス。

美術、音楽、映画、ファッション、文学あたりがすぐに思い浮かぶ。だいぶ足りない。美術を絵画と彫刻に分けると1つ増える。音楽もバレエを分ければ一つ増える。文学も演劇を分ければさらに増えてやっと8分野になった。「売春」とか「ポルノ」とか並べなくてもよかった。


一方、日本の芸術。これが難しい。世界の常識とはかなり違う世界だ。

9つどころじゃないという人もいるだろうし、一つもないという人もいるかもしれない。

マンガ、ゲーム、アキバ、村上春樹、首相選び。

結構ポップなのかもしれない。
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新発見?!

2009-11-26 00:00:22 | 市民A
bigおかしな記事をみかけた。

「巨乳の女性は知能指数が高い」と研究者発表

2009年11月17日 11時12分 (ロケットニュース24)

『Weekly World News』に掲載された情報によると、バストサイズの大きい女性は知能指数が高い事が判明した。アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ市の私立シカゴ大学に在籍する研究者が、約1200人の女性達を対象に「バストサイズと知能指数」に関して調査。その結果、バストが小さい女性より大きい女性のほうが、最大で10アイキューポイント(IQ POINT)高かったという。

また、この調査の結果ではA~Bカップの女性よりもC~Dカップの女性のほうが知能指数が高く、それらよりもさらに大きなカップの女性はより知能指数か高かったという。まさに、バストが大きいほど知能指数が高いという結果になったわけだ。

しかし、どうしてバストサイズが大きいほど知能指数が高いのだろうか? その理由に確証はないものの、バストが大きくなる原因のひとつとなっているエストロゲン(卵胞ホルモン / 女性ホルモン)が脳に対して何らかの影響を与えているのではないかと、研究者は推測している。

バストの大きな女性には失礼かもしれないが、男性はバストの大きな女性に対してオットリとしているイメージを持ちがちだ。しかし研究者達が語っている事を要約すると、「バストが大きいからオットリしているわけではない。バストに見とれて男性がオットリしているのでは? 本来バストの大きな女性たちは会社組織において重要なポジションにいてもおかしくない存在である」と語っている。


どうせなら、バストとIQの関係式を明らかにしてほしかった。

もちろん、真実であっても、なかなか学説を発表するには、多大な困難と厄災が予想されるのだが、コペルニクスやダーウィン級の発見なのかもしれない。(ノーベル賞を受賞する可能性は、「ゼロ」だろうし)
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わずか90億円の話

2009-11-25 00:00:46 | 市民A
90億円という大金に「わずか」と形容詞を付けたのは、数千億円の赤字とか債務超過とかの話しが飛び交う航空業界の話だから。

まず最初の90億円だが、成田空港の空港利用料が11月から値上げになった。今まで2040円だったものが、500円値上げになった。2540円になる。保安検査費のアップというらしい。

しかも、ハブ化に逆行するように、今まで国際線から国際線に乗換える乗客(つまりハブとして利用していた乗客)は、利用料をゼロ円にしていたところ、空港利用料を国内客の半分の1020円とし、さらに保安費用500円はそのまま。つまり1520円が必要になる。ハブ空港どころじゃなく大逆行である。成田空港の試算では、年間90億円の増収になるそうだ。


次に、航空会社に対する成田空港の着陸費用が22%減額になるという。機体重量に対して燃費基準で軽減するらしい。今まで世界一着陸料の高い空港として有名だったが、一位の座を関空に譲ったようだ。これによる成田の減収は70億円程度らしいのだが、よくわからない。

実は、この2つの件で不思議なのは、「日本旅行業協会」という旅行業者の組織に対して、「値上げと値下げの説明」に来たのが、成田空港関係者ではなく、国土交通省の役人だったということ。その時に、2つの件を同時に説明していったということなので、旅行業協会の方は、「国交省主導で、おカネのツケ回しをしている」と感じたそうだ。

つまり、空港着陸料の値下げで利益が出るのは、直接的には航空会社である。一方、その財源を空港利用料で穴埋めするなら、その財源を払うのは乗客である。つまりJAL救済策の資金を国民が払っているだけじゃないだろうか。もちろん、JAL以外の航空会社にもオコボレが転がり込むのだろうが。


次の90億円は、関空補助金だそうだ。事業仕分けで槍玉に上がった。実際、関空は人工島であり、毎年、あるスピードで沈下していく。自重で沈下した滑走路を、沈んだ分だけ盛り上げ舗装するわけだが、重ね塗りすればするだけ、自重が思くなって沈下スピードが速くなる。まれにみる欠陥構造物だ。最初から浮体構造で作っておけば、建設費も安かったし維持費も安い。いらなければ、タグボートで世界のどこにでも運んでいって、簡単に(ではないが)洋上空港ができる。沖縄の近くに運んで、米軍基地にでもすればいいかもしれない。あるいは、それ自体が超巨大空母と言えなくもない。もちろん、浮体構造ではない。建設費が高いことこそ、建設の目的だったからだ。

建設中の羽田のD滑走路でも浮体構造案があったが、浮体の下に敵国の破壊工作員が潜り込むといけないといって、却下されたはずだ。

結局は、滑走路の半分は固定埋立方式で、半分は桟橋構造方式となった。桟橋構造では簡単に潜り込めそうだし、何しろ強度不足で、その部分は離陸は可能でも着陸は不可ということらしい。浮体構造だと造船会社がブロックごとに作るのだが、計画検討中は造船業界は活況を呈していて、空港なんかやっていられないということだったらしい。さらに複数の構造にわけることによって、複数の業界に顔を立てることができるということだったのだろうか。
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デフレなのかインフレなのか

2009-11-24 00:00:34 | 市民A
政府を代表(?)して、菅副総理が「デフレ宣言」をした。なんのために、今頃デフレ宣言なのか、につき、諸説あるが、要するによくわからない。

大方の意見では、対日銀用のメッセージのようだが、果たして、日銀に何か期待しているのかどうか、よくわからない。一応、日銀の独立性が重要ということで、自民・民主の妥協の産物として白川総裁が誕生したのだから、そう口を出すわけにはいかないということなのだろう。政策金利は0.1%だし、すぐに出口戦略なんか考えられないし、出口が2年先なのか3年先なのか10年先なのか日銀すらわからないだろう。

まさか「輪転機を回せ」と言っているわけじゃないだろうが、それ以上合理的な説明も見当たらない。

一方、今月末まで「事業仕分け」をやっているが、小泉内閣の時は、国債30兆円を超えるかどうかというのが大問題だったのが、放っておけば国債50兆円になる。44兆円だって、かなり無茶苦茶だ。


一方、日銀の方は、「景気は回復しつつある」という認識であるようだ。


街角の声も、「不景気」、「回復」と意見がわかれるようだし、総体で考えれば、「まだらもよう」ということではないだろうか。

それと、現在の「デフレ的」な動向というのは、例えば激安ジーンズとか、ユニクロとか缶飲料の80円化とか、アウトレットとか高速1000円とか、そういうものを指すのかもしれない。

defra自宅の近くの100均店も、88円均一になっていたかと思ったら、「48円均一」とか「10円均一」といったノボリ旗を出すようになった。

48円である。

10円である。

ここは21世紀の日本なのか?と思ってしまう。のぞいてみると、100円ショップと同じようなものが並んでいるのだが、品質的には、48円の物は48円の物である。10円の物は10円分の量である。

中国製かどうかはよくわからないが、100円ショップ用の品質とは、かなり違う。生産国の国内商品のような感じだ。

早い話が、これが東アジア共同体の未来像なのかと想像できる。

だから、いわゆる同じ物を同じチャネルで買う場合にどんどん値段が下がるということではないように思う。ユニクロの商品の単価がどんどん下がるというのではなく、デパートからユニクロに消費が移っているということではないだろうか。

だから定点観測的な物価指数の計算では見えてこないし、こういう消費の構造変化というのは、デフレとはちょっと違うような気がする。

もっとも、デフレとかインフレとかの基準は「潜在成長率」ということだが、それ自体が決まっているわけじゃなくて、だいたい「1.5%」くらいじゃないか、というアバウトなところがある。それなら長期金利が1.4%で「インフレの兆し」と驚くようなことじゃないのだが、もしかしたら潜在成長率だって、プラスかマイナスかよくわからない。

都内で、普通に外食したりすると、従業員のかなりは外国人である。一部は統計的に研修生とわかるのだろうが、多くは、そういう正式なものじゃないような気がする。それに限らず、東京(日本)って、公式的な数字にあらわれていない部分が、非常に多いような気がするわけだ。

ところで、菅副総理だが、鳩山内閣が動き出してから、あまり表面に出てこなかった。大騒ぎしているのは、前原、亀井。それと岡田、北澤。どうみても事実上の日本丸船長は藤井財務大臣。

もっと左派的な意見を言い張るのかと思ったら、どうもそういうことじゃないようにも見えていた。それだけに、「デフレ宣言」の真意がよくわからないのだが、たぶん、「何らかの政策」の布石発言なのだろう。

あるいは、次期総理の椅子に向かって、動きだしたのかな。(確かに、これから成長戦略を発表するなら「表紙」が変わった方がいいのかもしれない)
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こどもアート

2009-11-23 00:00:47 | 美術館・博物館・工芸品
kodomoart1横浜で、30分ほど空白時間があったので、横浜そごう美術館で開催中の、『第7回よこはま・かながわ こどもアート大賞展』をのぞいてみた。就学前の子から中学生までの腕自慢のこどもたちの作品展である。

空白時間に行くようなものでは、なかった。結局、所用先に30秒遅刻。

かなりの出展作だが、いずれも私より巧い(比較例が悪すぎるが)。

表彰作以外にも、じっくり鑑賞したい作品はいくつもある。こういう権威的コンテストの場合、こどもの創作能力を、絵のことなんかぜんぜん解っていない常識主義者のシロート教師がつぶしてしまうこと多い。そういうタレントキラーの眼をかいくぐって、コンテストにたどり着く絵には、それなりの個性がにじんでいる。

特に、幼稚園から小2頃までの絵は、まったく多様である。色の使い方、表現法、さらに構図の大胆さ。

kodomoart2それらが小学校の高学年から中1、中2にかけて、かなり常識的な構図になってきて、早い話がつまらなくなる。細かな写実テクニックが身に付くにつれ、絵がアートなのかノンアートなのかあやしくなる。

別の表現をとれば、単に自己満足の絵に過ぎないのか、普遍性を獲得するのか。

そして、中学になると、絵画を極めようと、こどもながらに実験的絵画に挑む子もいる。

マンガの世界にカーブする子もいる。もちろん、サッカーボールを蹴っ飛ばす子もでてくるわけだ。
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最後にお土産チェック

2009-11-22 00:00:56 | たび
namakyara1北海道シリーズは5回で終わりにする予定だったが、いくつかの買物について、追加。

まず、花畑牧場の生キャラメル。

namakyara2「塩」と「ハスカップ」。ハスカップは、十年ほど前は、これを使った菓子類が、どこの土産物店にもあったようだが、今回は、非常に少なかった。ちょっと酸っぱいのだが、そういう味は敬遠されるのかもしれない。キャラメルを作っても、やはりちょっと酸っぱいハスカップである。そのうち、また流行るのだろう。

jerry次に一転して、夕張メロンのピュアゼリー。いつもはオレンジのパッケージだが、早くもクリスマス仕様の白いパッケージが登場。オレンジと白と味が違うのか、空港のショップで聞いたところ、「同じです」とつれない。本物のメロンを買うキャッシュが残ってないので代用。普通のゼリーよりも水分が多く、柔らかい。メロン比率が高そうに思うのだが、気のせいかもしれない。

karikari「カリカリ」。副題を、“札幌カリーせんべい”というらしいが、それはネーミングとしては失格だ。味も、形もせんべいからはかけ離れている。あまり例がない食品だが、食感としては、かっぱえびせんをカレー味にしたようなものかな。えびせんは、食べ始めると、最初は止まらないが、次第に飽きてしまうが、こちらはカリー(カレー)味なので、同じように食べ初めて止まらない状態になると、本当に止まらなくなる。ビールがあると、さらに加速され、ビール飲みすぎ、カリカリ食べすぎで胃潰瘍になるだろう。

食べ過ぎないコツは、一箱だけ買うこと。

konbu昆布。小樽の昆布店に、おしゃべりな主人がいて、大量に買ってしまった。粉状になっていて、毎日、茶さじ1杯を溶かして飲むと、血液がサラサラになるとか、湯豆腐昆布とか、かぼちゃの種を巻いたもの、10メートルまで成長する前の薄く小型の昆布とか、「薬事法があるので、はっきり言えないのですが、1週間食べ続けてから鏡をみれば、わかります」と言われたのだが、一週間後に、客は北海道にはいない。鏡を見てわかったことは、「口の巧い店主だった」ということだ。

kitaiti小樽の北一硝子。昆布屋でキャッシュ使いすぎたので、「垂れない醤油さし」の二番目に安いモデルを買う。硝子にネオジムという物質が含まれていて、太陽光と蛍光灯では違う色に見えると言われる。ストロボを当てると、大変に美しいブルーが浮かび上がった。美術品のような輝きだが、これに醤油を入れると、大変に醜くなった。どうも垂れない秘密と関係あるのかもしれないが、内壁に醤油が薄い膜状で付着する。食洗機で洗いなおしてから、別のものを入れようかと思案中だが、オリーブオイルとか入れると盛大に垂れたりしたりして・・・

そして、地酒店で買ったライムにごり酒。小瓶で売っていた。にごり酒を飲みすぎると、人生がだいなしになるくらい酔いつぶれるので、二本だけにする。後で、飛行機に乗る前に、機内に液体を持ち込んでいいのか、よくわからなくなり、危険を承知でタオル巻きでバッグに入れ、手荷物で預けてしまう。しかし、持ち込み手荷物で検査場で、内容を見せればよかったようだ。

width="160" height="224" border="0" alt="sake" hspace="5" class="pict" align="right">羽田で出てきたバッグを開けると、ライムにごり酒の瓶が割れていて、荷物が全部ライム色に染まっていた、という悲劇にはなっていなかった。

二本のうち1本は、帰宅後すぐに体内に流れ込んでしまったのだが、にごり酒にライムジュースを混ぜただけのように思った。さらに、もう一本も数日経つと、酒の部分とライムジュースの部分が瓶の中で、上下に分離してしまい、いくら振ってもなかなか混ざらないわけだ。ちょっと変。


そして、あらかじめ、「北海道に行くから」と周囲に言っていると、「あれを買ってきてくれ」コールの大合唱になるために、誰にも内緒だったため、お土産の山の中で、ちびちびと自家消費を続けているわけだ。

旅行中に自然に増えた体重3キロのうち2キロを1週間で無理やり減らしてから定期健診に行ったのだが、検診医の見解では、「これ以上太ったら大問題ですね・・・」とのことだった。
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「独ソ不可侵条約」風。三通目の行方

2009-11-21 00:00:13 | しょうぎ
11月17日、いわゆる将棋の日に、日本将棋連盟と日本女子プロ将棋協会は、両団体間で締結されたとされる「合意書」をHP上で公表した。

個人的には、二団体に分かれてからは、さまざまな活動で大いに神経をつかわなければならないので、大変困っていた。その内容はおいておくが、この合意書で、何もかも解決したのかどうか。覇権主義は消滅したのか。

はっきりいって、確信はもてない。合意は行為によって裏付けられなくてはならないが、まだ何も見えない。

ということで、発表された「合意書」を読んでいて、感じたことが二つ。(法律的には、色々とあるが、それ以外)

一つ目は、既視感のある内容である、ということ。すぐに思い出したのが、1939年8月にヒットラーとスターリンの締結した(署名は両国外相)、独ソ不可侵条約

二つ目は、合意書の文末。

・・本書三通を作成し各自記名押印する。

何かの間違いじゃないかと、両団体のHPで確認したが、どちらも「三通、各自記名」となっている。

合意書

社団法人 日本将棋連盟会長 米長邦雄(以下連盟という)と、一般社団法人日本女子プロ将棋協会代表 中井広恵(以下LPSAという)は、以下の項目について合意した。
第一: 連盟とLPSAは、日本の伝統文化たる将棋界の隆盛を願い、互いの団体に敬意を払いつつ互いに独立性を保ち、共に切磋琢磨するものとする。両者は友好団体であることを確認する。

第二:連盟とLPSAは、過去の経緯やトラブルは不幸な出来事として、今後繰り返さない。

第三:連盟とLPSAは、両者のどちらかが誹謗中傷等攻撃を受けた時は、スクラムを組んでこれに立ち向かい解決に協力する。

第四:連盟とLPSAは、連絡協議会を発足させ、両団体の運営における問題案件については誠意を持って話し合い、万が一トラブルが起きても法的手段をとることは極力避け、話し合いによる解決へ向け最大限の努力をする。

第五:連絡協議会については、連盟二名・LPSA二名・第三者の立会人一名、書記一名により構成し、当面は月に一回開催する。

上記各項目について 連盟とLPSAは異論なく合意した事を確約し、その証として、本書三通を作成し各自記名押印する。

平成21年11月17日

社団法人 日本将棋連盟 会長 米長邦雄 印

一般社団法人 日本女子プロ将棋協会 代表 中井広恵 印


まず、独ソ不可侵条約(以後「独ソ」)と合意書(以後代表者名より「米中」)との共通性。

「独ソ」では、第一条で二国間の戦争を禁じている。「米中」では、第一条と第二条がこれにあたる。

「独ソ」では第二条で、一方が第三国に攻められたときにそれに加担しないことを取決め、第四条では、そういう一方の敵対グループに入らないと決めている。「米中」では、まさに第三条である。

「独ソ」では、第三条で相互の共同利益がある案件がある場合に協力することと、第五条で相互に紛争がある場合に、両国で構成される調停委員会で解決することが記されている。「米中」では、まさに第四条と第五条がこれにあたる。

「独ソ」の第六条は、条約の有効期限で、第七条は発効の期日である。「米中」には有効期限の決めがないのだが、永遠に続くというものほど、脆い。

そして、この独ソ不可侵条約を見ても、抽象的過ぎて、各条毎に何が言いたいのかよくわからないが、それも合意書と似ている。

というのも、独ソ不可侵条約は、世界に公開されていた部分だけではなく、きわめてえげつない裏協定が存在していたからだ。ポーランド分割をはじめとする、欧州東部の二国間の勢力図を勝手に決めてしまったわけだ。

米中間にも「ま」問題や「ま」問題や「き」問題や、その他多数の問題がボコボコ発生しているようにも見えるのだが、それらについて、何らかの協定があるのではないだろうかと、歴史は示唆するのである。

それと、三通目の署名は、どこの誰なのだろう。

早い話が、HPに公開するなら、署名など1通も要らないと思うわけだ。合意した内容を同一文書で公開すればいいだけだ。企業の合併発表などと同じだ。

つまり、第三者が現れ、両者とも無理やり合意させられた。しかも、かなり合意内容の維持が解釈の問題等で難しい状態にあることを第三者も感じ、少なくとも書類に残さなければ、と思ったのではないだろうか。

発表された合意書の二団体の記名の下に、「立会人」○○○○というような個人名が書かれているのではないかと想像。

しかし、米氏をおさえられる人物って?日本財団のS氏とか元稽古先の東亜燃料元社長N氏?まさか三浦水産社長ではないだろうし、棋界でそんな実力者は羽生さんしかいないだろうし・・・


さらに余計な一言を言えば、独ソ不可侵条約に基づき、またたく間にポーランドは分割されたのだが、条約締結後1年10ヶ月で、ドイツはソ連攻撃を開始した。


さて、11月7日出題作の解答。



▲2七角 △同玉 ▲3八銀 △3六玉(途中図1) ▲3七銀引 △2五玉 ▲2四金 △1五玉(途中図2) ▲2五金打 △1六玉 ▲2六金 △1七玉 ▲2七金 △1八玉 ▲2八金 △1九玉 ▲2九金まで17手詰

攻めの中心と思える角をいきなり捨てる。

さらに、▲3八銀と打てば△3六玉と、今度は飛車が取られてしまう。さらに▲3七銀引では、一層不安になる。



その上、▲2四金打としたいところを、単に盤上の金を横移動すると、△1五玉と銀まで取られてしまう。

要するに、積極的捨駒だけじゃなく、玉の目の前に、次々にお土産つきの逃走路があらわれるわけだが、結局、下りエレベーターに送り込むわけだ。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。



幸か不幸か、愛読者の「さわやか風太郎さま」が、現在の大邸宅を、御殿風に建替えられるということ。

建造工事中は、当面、本ブログを携帯でチェックということのようなので、パケット代が増加しないように、比較的短手数問題でいこうかと。(まったく余計なお世話かも)

わかったと、思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
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古い町、新しい町

2009-11-20 00:00:38 | たび
otaru2北海道最終日は、小樽から。

まず、運河。港なのになぜ運河があるかというと、海岸線にそって運河を堀切にして、両サイドに倉庫を建てたのだろう。倉庫に集荷した貨物を小船に積み、小樽港に停泊中の日本周回船に積み込む。

乏しい知識だが、昆布やニシンをはじめとする北海道の海産物は京浜方面(維新前は江戸)へ転送されたのだろう。北海道では函館と並ぶ自然の良港だったはず。北の商都ということで、「北のウォール街」と呼ばれる銀行街ができたのだろう。

otaru1石造りの元の銀行建物のいくつかは、そのままの形で、博物館になったり、別の銀行支店になったり、お土産物店になっている。

そして、町を歩いて、すぐに気付いたのが、「寿司店の多さ」である。本当に寿司店だらけである。場所によっては、二軒に一軒が寿司。もちろんネタは極上。ただし、どの店が美味いのかと言われても答えられない。観光客は、一回の食事に、一軒しか入らないのだから食べ比べるわけにはいかない。

otaru3そして、有名な北一硝子の敷居をまたぐと、結局、ショッピングということになる。歴史のある昆布店の暖簾をくぐれば、ここでもショッピング。地酒店の買い物も落とせないし、いままで食べていなかった夕張メロンも100円分口にする。もう手に持てない。

そして、バス旅行の次の目的地は千歳だが、空港に行く前に、かのディープインパクト号のご出生地である「ノーザンファーム」を訪問。競走馬用の厩舎とそれ以外の(つまり、観光馬車用とか)厩舎とわかれているようで、後者は一般に公開されている。

chitose1まあ、競馬の裏側のビジネスが、うっすらとわかるようになっている。このビジネス自体に参入することは、単に馬券を買うよりも、もっとハイリスクハイリターンということだ。

父はサンデーサイレンスで、0歳のディープインパクトに付いた値は、7000万円。同じ兄弟には3億円以上の馬もいたそうだ。

まったく余談だが、乳牛の世界では、子牛の値段。1頭1万円程度だそうだ。北海道のお土産に買って帰るには十分安いとは言えるのだが、問題はえさ代。馬とはえさの量がまったく違うそうだ。

chitose2ノーザンファームの敷地は、嫌というほど広いので、馬に乗ろうかとも思ったが、北海道に到着してから食べ続けていて、体重が上のクラスに上がってしまい、馬に申し訳ないので、自分で走った。超短距離レースで息切れ。レース終了。



chitose3ラーメンを食べていなかったことに気付き、「ラーメン鍋」につられてしまい、失敗。



そして、あとは空港でお土産を買い込み、再びJALに搭乗。たぶん、売れないチケットをタダみたいに旅行会社に流したのだろうか。格安旅行ファンとしては、現在の低空経営状態がずっと続くことが、もっとも好ましい可能性なのだろうが、JALの歴史に、決定的な瞬間がまもなくやってくる。
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敗戦の夜、札幌で

2009-11-19 00:00:57 | たび
sapporo1旭山動物園から札幌へバスで向かう。

大通公園の東端にあるテレビ塔についたのは、夕方遅くである。本来、週末の札幌は人並みで賑わっているはずだが、この時だけは別。北海道日本ハムファイターズが札幌ドームで日本シリーズ第六戦を戦うことになっている。ジャイアンツの3勝2敗で、場合によっては、きょうでシリーズは終了する。ファイターズが敗れた場合、その試合のプロセス如何では、街が大荒れになる危険も感じる。特に「すすきの」歓楽街に危険を感じる。

で、夕食には1時間ほど早いので、例の日本三大ガッカリとも言われる「時計台」に行く(残りのガッカリ二件は、長崎眼鏡橋。高知のはりまや橋などが挙げられるようだ)。しかし、昼間を異なりライトアップされていて、なかなか美しい。


sapporo2時計台を撮影するためには、道路の反対側のビルのテラスからがベストアングルというのが決まりごとになっていたが、そのビルの一階は、花畑牧場のカフェになっていた。

というか、あちらにもこちらにも花畑牧場の売店やカフェがある。さらに、道内の観光地各所や空港にも店舗がある。いくらなんでも多すぎだ。

なにかカタカナの長い名前の付いたアイスというかキャラメルというか、派手なのをいただいたのだが、実は、食べているときに一口、スプーンからこぼしてしまった。ズボンの膝に落ちたのを拭き取ったのだが、後日洗濯してもシミが取れなかった。天ぷら油でも使っているのかな?

sapporo3ついでに「ホエー豚丼の素」を買う。チーズを作るときに大量に副産されるホエー(乳清)を食べさせた豚である。

花畑牧場で売り出して一気に有名になったが、イタリア旅行に行った時に、たまたまホエー豚の料理に出くわしても、「花畑のマネをしている」などと考えてはいけない。逆だ。


sapporo4そのうち、ふと思い出したのが、国際的な彫刻家イサム・ノグチ氏が大通公園に置いたとされる一見滑り台である「ブラック・スライド・マントラ」。公園のどの位置にあるのかはっきりしないが、探してみたくなる。公園を東から西に向かって歩き出す。4丁目、5丁目、6丁目。少し歩いたが出てこない。あやふやな記憶。7丁目まで歩いて、捜索をあきらめ、引き返す。後で調べたら、8丁目にあったようだ。もう真っ暗だ。携帯のワンセグで日本シリーズの開始を確認し、夕飯に向かう。

ビール園。サッポロビール園にもアサヒビール園にも行ったことがあるので、今回はキリンビール園に行ったが、ビール園といってもオープンエアー方式ではなく、立体型ビル方式。上階の空中テラスのような場所でジンギスカンを焼くことになるが、しばらくぶりだったので、作法に反してしまった。羊脂で焼くべきところ、バターを鍋にのばしてしまった。そこで気付いたので何事も起きなかったのだが、ジャガイモを食べるときのバターがなくなってしまった。

一階では、婚活中の地元男女グループが肉を焼きながら騒いでいる。日本シリーズよりも重要なのだろう。ちょっとはたから見ると、そういうグループって異常だが、中には婚活詐欺なんてのもいるのだろう。詐欺で終わればいいが。

で、このビール園、評価は銅メダルかな。

sapporo5やがて、ワンセグで観ていると、野球は2対0巨人のリードで9回裏。二アウト二塁三塁で四番打者。一打同点。ところが、2ストライクの後、ハーフスイングで三振の判定。監督がすっ飛んできて、審判に体当たりでもして、退場で球場で大暴動が始まるのではないかと思いきや、胴上げが始まる。

首相のせいで、すっかり平和ボケになった。
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意外に狭かった旭山動物園

2009-11-18 00:00:59 | たび
旭山動物園。

asahiyama2入場者は年間約300万人。上野動物園と肩をならべている。しかも、場所は旭川市の郊外。旭山のふもとから敷地は斜面状に登った傾斜地である。

人気の秘密は、動物をなるべく動物の本性的な情景の中で見せる演出とされる。さらに、ごく普通の動物を、動物園のスターに仕上げるべく、次々に新しい企画を打ち出している。ディズニーランドみたいだ。

私の地元横浜にも、3つも動物園がある。「ズーラシア」・「野毛山動物園」・「金沢動物園」。

tenagaズーラシアは、広大な敷地に動物を放し飼い尼して、檻に入れるのではんなく、壕で隔てるというようなつくりになっていて、いたってのんびりしている。入場者は年間100万人くらい。

しかし、ズーラシアが新設された時に廃止される予定だった、横浜市街地にある野毛山動物園は、地元の反対で存続となった。入場者は年間50万人ほど。関空と伊丹空港の関係に似ている。野毛山は山の斜面にあって、一見して、狭くかつ古い。


そして、旭山動物園だが、イメージをまったく違ったのは、「敷地が狭いこと」。

そこからそこまでと言う感じだ。ズーラシアはディズニーランド級の広さで、とても一日じゃまわれないのだが、旭山動物園は、かなりの小粒だ。

asahiyama1それに動物を絞っているように思える。選択と集中。人気館を演出しているのだろう。


さらに、動物の動きを見せるための工夫として、各動物ごとの給餌タイムを、「もぐもぐタイム」としている。その時間に合わせて、カメラを持って集まるわけだ。そして、たまたま、ホッキョクグマの「もぐもぐタイム」を見ることができた。

結構、かわいそうだ。

たった1匹か2匹のえさを食べるために、何度も水に飛びこまなければならない。北極海なら、海の中を10分も泳げば空腹は満たされるのだろうが、この動物園では飼育員が水の中に投げた分しか食べられない。

ホッキョクグマは地球環境の変動で絶滅危惧に瀕しているのだが、北極の氷山がなくなること以上に、北極海の魚が減ることの方も重大な影響を与えるのだろう。将来、人為的に南極に集団移住ということになるのかもしれないが、その場合も餌の確保が大問題なのだろう。

asahiyama3次に、ヒグマ。クマゾー君がウロウロしている。本来、クマは小心者であったはずだが、クマゾー君は、いたって陽気だ。ただし、よくみると、足の爪はこの上もなく長く危険だ。機嫌を損ねると大暴れするのかもしれない。こちらも北海道の気候変動で、餌を求めて彷徨うことになるのだろうか。

あざらしが、垂直の円柱型の水槽を上下に泳ぐ絵は有名になったが、美ら海などでも観たことがあった。最初のアイディアが重要だ。

asahiyama4そして、どこの動物園でも人気者はペンギン。冬に近づいて、元気がある。

テナガザル館が新たにオープンし、軽快な演技を見せてくれるはずだったが、かなり待っていたが、ショータイムなし。知能の高い動物は、何か動機がないと、無闇に運動したりはしないのだろうか。

そして、お目当ての「オオカミの森」。

オオカミはかなり神秘的な動物だ。北海道には無数にオオカミが生息していたが、明治時代に外国人に頼んで全部毒殺してしまった。結局、エゾシカが増えてしまい、獣害が増えていると聞く。シカを減らすためにオオカミを放ってしまおうかという論もあるようだが、オオカミの習性も知らずにいうべきじゃないだろう。

asahiyama5で、旭山には二頭のオオカミがいたが、飼育方針としては、人間になつかせないことだそうだ。オオカミの凶暴性を残したままの姿を来園者に見せようということだそうだ。1頭の黒い方の個体は、かなり目つきがキツイ。明らかに犬の10倍くらい恐い。どうも視線の先には、隣の「エゾシカ館」があるようで、運がよければ自分の餌として捕獲しようと狙っている子鹿がいるようだ。ペットの犬が、食卓の上のステーキを狙っているのと同じだ。

さらに、オオカミのエリアに立て札が立っている。たまたま、この動物園に他園からやってきた4歳のメスオオカミが亡くなったことについての記載だ。

「闘争のため亡くなりました」と書かれている。「逃走」ではなく「闘争」。つまり、容疑者は、目の前にいる二頭なのだろう。原因は不明だ。三角関係?餌の取り合い?それとも単に新参者としてのアイサツが気に食わなかったから?

協調性に欠ける人間を、「一匹狼」というカテゴリーに分けるぐらいなのだから、そういうものなのだろう。たぶん、餌は生き餌なのだろう。「もぐもぐタイム」を見ることはできなかった。
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いきなり富良野へ

2009-11-17 00:00:29 | たび
新千歳空港に着いたのは、夕方である。さっそく、団体バスに乗って高速道路を走り出す。大都市札幌を左手に通り過ぎ、北上。荒野が広がり、バスの両サイドには馬や牛。空には烏よりもっと大きな鳥が、暗い森の上空を旋回。旭川の手前で、一般道に降りる。もう、外は真っ暗である。富良野はちょうど北海道の中心で、大雪山系のふもとに、奇跡的に広がる平原である。

つまり、寒くなると、果てしなく寒いはず。そして、曲がりくねった谷合いの道をたどると、宿泊地である新富良野プリンスホテルに到着。裏手には有名なスキー場があるそうだが、とても冬季に自分で運転する気にはなれない(他人の運転するクルマにはもっと乗りたくない)。この過酷な道は、もしかしたら明治時代に囚人に鞭打って敷設したといわれる「囚人道路」の一つなのだろうか。うかつに口に出すことは止める。

furano1当日は、日中15度まで上昇し、直前に降り積もった雪も溶けてなくなったということだが、夜は寒い。寒いというものの、まず最初の観光は、ホテル敷地内にある「ニングルテラス」。昔から森に住んでいたといわれる小人のことを「ニングル」というそうだ。何となく先住民族虐待史を想起するが記録はない。

小さなログハウスは、それぞれ、彫金とか紙細工とかその他のミニチュアアートの専門店が何軒も並んでいる。まあ土産物店と言うと怒られそうだ。その中の喫茶店で、お目当ての飲み物を注文する。

「焼きミルク」。

furano2実はネーミングから、大きな誤解をしていた。すっかり冷たくなった体が温まるようなホットミルクをさらにオーブンで焼いたような激アツ!ドリンクをイメージしていた。さらに、登場した「焼きミルク」は、陶器のジョッキみたいな容器である。ただ、なぜかスプーンが・・

冷たいわけだ。

製法はまったくわからないが、ミルクの表面にグラタンのようにキツネ色にこげた膜ができているわけだ。さらに、それを冷やしている。つまり、零度に近いほど寒いのに、冷たいホットミルクを飲んで表面に浮かぶ膜をスプーンで食べるわけだ。「珍味」と言っていい。

さて、富良野と言えば、「ラベンダー」だったのだが、最近は、富良野のイメージは「倉本聰」ということになる。

1981年に始まったテレビドラマ「北の国から」は、平均視聴率30%を稼ぐフジのドル箱になり、続編に継ぐ続編ということになる。1年半の連ドラ終了後はスペシャル番組となり、20年の歳月をかけ2002年「北の国から 遺言」に内田有紀が登場して完結する。

そして、さらに富良野三部作として、2005年に「優しい時間」、2008年に「風のガーデン」と続く。個人的には、やや後ろ向きの登場人物が富良野にやってきて心を入れ替えて再生するという筋書きには、あまりシンパシーを覚えないので、視聴率30%には恐怖を覚える。

平原綾香は「優しい時間」では主題歌を歌ったが、「風のガーデン」ではさらに売れない歌手としてドラマに登場。あまり筋立てにのめりこむと、本当に売れない歌手になるので注意が必要だ。

ホテルの1階には、「風のガーデン」ルームがあり、たまたま、マネージャー氏は、倉本氏と携帯電話で大声で商談中だった(と思った)。


furano3そして、翌日、富良野は晴天。うっすらと大雪山系の山々が見える。よく富良野はモザイクと言われるように、それぞれの畑には農家ごとに各自異なる作物を栽培している。

「北あかり」という馬鈴薯のコロッケが冷えた体を温める。(冷えた理由は、朝一で行ったチーズ工場で、コーン入りアイスクリームを食べたからだが)

iceこの馬鈴薯のことだが、前々から不思議に思っていたことがある。サツマイモに関しては、徳川吉宗の時代に、飢饉対策として琉球から薩摩を経て伝来していたサツマイモを農学者である青木昆陽が現千葉市幕張にある幕府の御用農場で実験栽培。参勤交代で国に帰る大名達に茹でて食わせてから種芋を持ち帰らせ、栽培させたとされるのだが、なぜジャガイモはそういうことにならなかったのか。

実際、寒冷の津軽では飢饉のたびに、津軽半島から弘前までの道筋に餓死者が重なったと言われる。サツマイモではなくジャガイモ栽培はなぜ普及しなかったのか。

北海道で聞いた話は、欧州でもジャガイモを大量に食べるようになったのは、吉宗と同じ頃。フランス革命で有名なルイ16世が、王立農場で育成したジャガイモを苦心惨憺の末、民衆の常食に組み込んだそうだ。日本には、その前の時代にオランダ人がジャカルタから持ち込んだのだが、「花の観賞用」だった。トマトと同じだ。

furano4案外、吉宗のことだから(あるいは毒見係が)、ジャガイモも食べてみて、新芽に大当たりでもしたのかもしれない。
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北海道に行っていた

2009-11-16 00:00:46 | たび
10日ほど前、北海道に遊びに行った。格安パッケージツアー。北海道と言っても広いのだが、いわゆる道央。10回以上は北海道に行っているのだが、しばらくぶり。5年以上10年未満だろうか。結構、変化していた。

旅行の行程は、これからぼつぼつと書き並べると思うが、今回の旅行では、初めからいくつかの『懸念』があった。訪問した各地の話題の前に、まず、そのあたりから。

1.気温
 11月の道央といえば、天候は変わりやすい。羽田から出発するのだから、衣服の寒冷対策に頭を悩ます。そのうち、出発直前になり、大寒波が北海道に来襲。テレビ情報では、旭川は吹雪に包まれて、氷点下である。

 あわてて、ユニクロでヒートテックのアンダーを3枚買う。10度以下なら一枚、5度以下なら二枚重ね。零度以下なら三枚重ねを予定。手袋、マフラー。革ジャンに、さらに、ホッカイロ3袋。

 実際には、昼間が18度、夜が10度といったところだった。ヒートテック以外のアンダーを持っていなかったため、大汗をかくことになる。革ジャンも最悪な選択だった。羽田に戻った翌日、再び北海道には寒波。ちょっと残念。

2.JAL
 安いツアーのせいか、行きも帰りも「JAL」である。不安がある。ここ2年間JALを避けていたのだが、仕方がない。映画「沈まぬ太陽」では、こういう経営状態で墜落するのだが、あまり観たくない。JALは訴訟を起こすと言っているが、それなら原作の小説が出た段階でなぜやらなかったのだろうか。

 コストダウンが行われ、人数が減っているのはよくわかるのだが、少人数でのオペレーションマニュアルができていないのではないだろうかと疑うことが二件。

 まず、飛行機の機内の準備が遅れていた。つまり人手不足だろう。そのため、ターミナルからのブリッジで搭乗できず、バスで移動になり、急なタラップを登ることになる。

 さらに、その際、ターミナル2階からバス乗り場の1階へ向かうエスカレーターに乗客が次々に乗っていくのだが、バスが来ないため、階下に人があふれてきた。整列していた乗客が危険を察知し、空いている場所に列を移動させて事なきを得たが、搭乗口前の危険防止は本来はJALの社員の仕事だ。

 新人客室乗務員が見習いで大勢乗っていたが、いきなりのボーナスゼロ。機内放送でも、「経営は厳しいですが、一生懸命やりますから、今後もご利用ください」とは、現場の声なのだろう。かつて、ヤマト運輸の小倉社長は、「現場はサービス第一、本社は利益第一で考えること」と言っていたが、どうも厳しい局面に至っているようだ。

とはいえ、飛行機は満席。

3.日本シリーズ問題
 旅行を考えた頃にはまったく念頭になかったが、プロ野球の日本シリーズにファイターズが登場。札幌ドームで第六戦、第七戦が予定されていた。自分のスケジュールと重ねると、第六戦(ナイター)の夜、札幌にいることになる。おそらく、夕食が終わった頃、野球も終わるわけで、例えば、その試合が9回裏2アウトから審判のミスジャッジで日ハムの負けになってシリーズ終了とかなった場合が問題だ。暴徒によって、すすきの焼討ち、ジャイアンツ宿泊ホテル炎上、新千歳空港閉鎖で帰れずといったことになると大変だ。

 できれば、第5戦の東京ドームで終了すればいいのだが、第4戦で2勝2敗になった時点で第6戦の存在が決定。しかも、行きの飛行機にはジャイアンツの選手やスタッフと同乗となった。職員はマスク着用。選手や監督は、一部だけがマスク着用だ。

 そして、第6戦。ガラガラのビール園で飲み終わり、携帯でワンセグをチェックする。地域を札幌に変更しなければならない。ジャイアンツリードで9回裏。ファイターズの攻撃。2アウト2塁3塁の同点のチャンスに4番の高橋。中途半端なハーフスイングの判定で三振。これにて千秋楽である。

 ここで、当然、監督が出てきて長々とハーフスイングの判定に抗議を始め、主審に体当たりで退場。グラウンド内騒然となるかと思ったら、胴上げが始まった。甲子園だったらどうなっただろう。

ということで、まったく被害なし。


ところで、あまりどこにも脈絡のない話を書く。

azuki1「森永あずきキャラメル」。行きがけのどこかのパーキングエリアで買ったのだが、なかなか美味しい。小豆に対して水飴の量を極限的に減らしているようだ。だから、子供用のキャラメルみたいにベタベタとして歯の詰め物を気にすることはない。小豆の持つザラザラ感が舌に残る。

調子に乗って、別のメーカーの「十勝あずきキャラメル(道南食品)」と「ビールキャラメル」まで買ってしまったのだが、これらはイマイチだった。小豆に対して水飴の比率が多いのだろう。ビールキャラメルの味は、一言で言うと「キャラメルの粕漬け」。

kyara本州へのお土産に、この「森永あずきキャラメル」を探し続けることになるのだが、実はどこにも森永は見つけられなかった。まぼろしのキャラメルである。

同じように、コーンの一粒一粒をホワイトチョコレート味にした『チョビ』。こちらも最初のパーキングエリアで出会ったきりだったが、帰り際に空港で再開できた。

お目当てのお土産は、見つけたら即、買うこと

でも、帰ってから、横浜のスーパーで「森永あずきキャラメル」に再会した。


chobiところで、大流行中の新型インフルエンザだが、一つだけプラスの面がある。「仮病」である。(あくまでも、私の話じゃない)

ちょっと休みにくい時に旅行に行く場合など最適な理由になる。

今までは、うかつに「インフルエンザ」と称して数日間休むと、その後、本当にインフルエンザに罹ると言い訳できなくなるのだが、これからは2種類のインフルエンザがあるのだから、一度目に「新型インフルエンザ」を仮病に使った場合、次に本当に罹ったときには、「季節性インフルエンザ」と言えばいい。

(さらに、もう一回罹った場合は、「親戚の不幸」でも使ってくだされ。)
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