という(林家彦いち演:新作落語)

2024-08-13 00:00:03 | 落語
新作落語と古典落語。新しいか古いかという問題もあるが、新作落語の中には、いずれ古典落語として生き残ろうという筋のものと、現在を刹那的に表現していこうという者があると思う。

この『という』のは明らかに古典落語を意識した題材だろう。

話は、夏休み、東京から帰省した姉妹の話。二人で父親のことを話す。姉の話では父親の荷物を整理しているうちに、重要な身分証明書がでてきた。何かというとKGBの職員証。色々な工作活動をしていて本国から直接連絡員が庭に下りてきたこともある、という話はどうだろう。ということになる。

母親は、二人の所に来て、おもむろに携帯電話を受ける、病院からで、父親が交通事故にあって入院しているから直ぐにいかないといけない、という話はどうだろう、ということになる。

ということで、父親は隣の部屋から出てきて、ビールのCMポスターの女性の水着の話をする。ポスターの女性が動き出す話だ。というのはどうだろう、ということになる。

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