1か月半ほど前、3月の終わりごろに、どこかにぶつけたからか、左手の小指の先が痛い。
引越しの時に痛めたのか、ゴルフのやりすぎなのか、酔っ払ってぶつけたのか、まるで見当がつかない。
忙しさにかまけて、放置しておいたのだが、徐々に痛みは緩和されてきたのだが、最終的に、小指の一番先の関節部分の痛みが消えない。ゴルフクラブを振ってみると、握るだけなら痛くないが、小指に力を入れると、ズキーッという感じで痛みが走り、素振りでも5秒ほど骨の髄が痛む。
経験的いうと、あばら骨にひびが入ったときの感じで、その時は、治るまで3ヶ月といった感じだった。
で、この痛みが、骨のひびなのか、腱鞘炎の一種なのか、あるいは痛風とかなのか、結論をつけるために、整形外科に行くことにした。
そして、医者の第一声は、
「ずいぶん、曲がってますね。」
確かに、指が曲がっているのだが、自分的には遺伝だと思っている。
「いや、反対側の右手の指も同じように曲がっているので、生まれつきです。指の曲がりを直そうというんじゃないですから」
その結果、痛む箇所を思い切りひねられたり伸ばされたりして、結局はX線撮影になる(というか、X線撮影してもらうために医者に行ったのだから)。
そして撮影画像をもとにして、再度診察を始めるのだが、
「指を酷使してますね。特に、小指と薬指の一番先の関節は、軟骨がすり減っています。」
「しかし、これを治せって言われても困るな・・」
「あれ、よく見ると、この関節のところの骨、砕けた痕跡があるなあ。右手の指が曲がっているのも、砕けたことがあるんじゃないのかな」
刑事の取り調べみたいだ。もっとも指の小指の先の骨が砕けるというのは、ほとんどの場合、両手をグーの形にして、振り回した結果であるのだから、疑って当然ということだろうか。疑われると、そういう気持ちになってしまうのがこわい。
「とりあえず、ロキソニン出しとくので、1日何回か塗ってください。」ということになる。
ロキソニンが塗り薬にまでなっているとは知らなかったが、確かに塗ると痛みが軽くなる。1日3回以上、随時ということだが、2時間に一回ぐらい擦り込んでいるのだが、ある不安を感じている。今までは、強く握った場合、痛かったのだが、クスリを塗りはじめてからは、クスリが切れると、徐々に痛くなるような感じになって、あわてて塗りこむというようなことになってしまうわけだ。
アベノミクスみたいなものだろうか。