倉敷でちょっと困っていたのがラーメン店。もっとも、たまにラーメンを食べるぐらいの店は調査の上確保しているのだが、市街地の中央方面じゃない。
ところが、東京方面から来客があって、ちょっとした食事を倉敷駅近くの飲食店で行うと、結局、何時間か後にホテルに送っていこうとすると、突然、「ラーメンが食いたい」とか言い出す。新橋でも新宿でなければ池袋じゃないわけだ。岡山県は「うどん文化」である。ご当地ラーメンなんかないわけで、無理やりラーメンを探しても、ラーメン王国東京からの客人の舌のレベルからいって、決して満足を与えられない。
ということで倉敷中心部で時々ラーメン店をさがしていたのだが、ついに基準突破の一店を見つける
小豆島ラーメン HISHIO(ひしお)。
本当は、本店のある小豆島は香川県所属なのだが、東京人は知らないはずだ。店の存在は以前からわかっていたが、小豆島=オリーブというイメージ先行で、オリーブ油をつかった麺でも使っているのだろうと勘違いしていた(そういうパスタは実在するし)。
で、現実はまったく違った。まったくの濃厚スープだが、これが豚骨とか牛の脂身とかというのじゃなく、「いりこ」と小豆島特産の醤(ひしお)ということ。味は濃厚で塩分は多そうだが、脂肪分は低い。
最初なので、基本ラーメンを食べたのだが、バリエーションは多い。
しかし、実は最大の問題は、店が美観地区にあるということで、午後7時に閉店になってしまうこと。宴会の前に、「いかにゃおえま~」ということになる。合理的に考えれば、順序なんてどうでもいいのだが。