ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

一本松(加古川市平荘町)

2006-08-01 07:18:25 |  ・加古川市上荘・平荘町

_109   姫路市の国道2号線、市川橋東詰周辺に一本松(姫路市花田町)がある。

  この姫路市の一本松について「姫路の町名」(神戸新聞総合出版センター)は、次のように説明している。

  この村は、元は西南のところにあり、大きな一本の老木があったので一本松と呼ばれるようになっていたが、明暦年間(1655~58)に市川の本流が改修された時、川の中に没した。村は原野だった現在の所に移って「一本松原田村」となり、のちに「一本松」と称するようになった。村人の一部は印南郡平荘村(加古川市)に移り一本松新村を作ったといわれる。

  平荘町の一本松は、姫路の一本松村の人が移住して出来た村である。後には、牛谷(高砂市)からの移住もあり、元禄10年(1697)の記録では村高約170石の規模の大きな新田村となっている。

  自分たちのルーツを末永く留めたかったのであろう。村の名称を「一本松新田」とした。

  一本松新田は、明治22年4月1日、平荘の村々と合併して、平荘村一本松となった。

  一本松のバス停のある場所(写真)にいる(7月30日)。遅かった今年の梅雨も明けたらしい。「一本松」は夏草と入道雲の中にある。静かであった。

*写真は一本松バス停

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