ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

正直に生きるのは難しい

2005-03-04 16:26:59 | 脳みその日常
世の中には建前と本音というものがある。腹の中では煮えくり返っていても、他人に対してはニコニコしているなんてのは、まさにその例。そんな態度はイカン!という人もあるだろう。心情的にはワシも賛成だ。

しかし建前というのがなかったら、少なくとも今の社会はうまく機能しないようだ。みんながみんな本音で語り合う社会であれば建前なんてものは必要ない。だが、残念ながら本音を堂々と言える人は少ない。思っていることをそのまま言えば自分が社会的にどんな目に遭うかわかっているからである。リスクを背負ってまで本音を言わなくてもいいじゃないか。みんなそう思うから建前に走るのだ。

学生時代は本音が言えて良かったなあと言う人がいる。そりゃそーさ、学生同士なら損得の関係じゃないからね。せいぜい友情が破綻する程度のリスクはあっても、生活に支障が出ることはない。懐古的な気分も手伝って、学生時代の友人と話すと本音が言えるのさ。

だからといって社会に出てから建前ばかりの人生でいいのかという疑問もないわけじゃない。建前というのは、概して保守的な傾向がある。保守的な発想は確かにその中で生きるぶんにはラクチンであろう。しかしワシなどは、そういう空気が苦手である。心のこもっていない「愛想笑い」なんてされても嬉しくも何ともないし。むしろ議論になってもいいからとことん話し合うほうが好きだな。だからゴマをすろうとする奴が近寄ってきたら、できるだけ避けるようにしている。だって、ワシを何らかの形で利用しようとしているのはミエミエだからね。ったく、胸くそ悪いわ。

こんなスタンスで日々生きているから、実際問題としてワシはこれまで相当損をしてきたと思う。でも魂を売ってまで自分の考えを曲げたくないから本音を言うだけ。それに伴うリスクは覚悟の上さ。…とはいうものの、思っていることを正直に言うことは本当に難しい。でも、負けんぞ(笑)
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