ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

犬吠埼灯台と銚子漁港

2006-09-11 05:56:53 | ドライブ関連
あー、最近、千葉県方面へ行ってないな。というわけで、気象予報でもお馴染みの犬吠埼へ行ってみる。別に理由はない。何となく思いついたから。

首都高から京葉道路を経て、東関東自動車道(東関道)の富里インターでおりる。そしてR296を銚子方面へ行く。すると今度はR126にぶちあたるので、それを左折。道なりにドンドコドンドコ行く。

そこそこ行ったところで「犬吠埼方面」の道路標示が見えてくるが、それを右折してしまうと確か有料道路につながってしまうのでその次の「犬吠埼方面」を右折する(帰宅後に確認したらもう有料ではないようだ)。どちらの道をセレクトしても犬吠埼に辿り着くことはできるのでご安心を。

さてさて、到着しましたよ、犬吠埼灯台。灯台そのものはライトアップされていないので、ヘッポコなケータイのカメラでは写らない。代わりにコチラのサイトでお楽しみ下され。ちなみに、このサイトのほかのページでは犬吠埼からみたライヴ映像を見ることができるようだ。

せっかくここまで来て、銚子漁港に寄らない手はない。いや、別に寄らなくてもいいんだが、まあ、その、勢いってやつで。えへへ。

犬吠埼を北上すること4キロほどのところに銚子漁港はある。到着したのは午前2時過ぎだから、まだひっそりと静まり返っている。そんななかで接岸した漁船に何かを積み込もうとしている漁師さんを発見! これは話しかけるいいチャンスだ。早速突撃インタビューを試みる。

「あのー、すみません」
「ん? なに?」
「この船では何を獲るんですかね?」
「サンマだよ、サンマ」
「へぇー!」

サンマ漁船なんてテレビでしか見たことがなかったので、わけもなく感動。

「で、今回はかなり獲れました?」
「いんや、明日、出漁なんだよ」
「そうすか、そりゃーお疲れさまですねえ」

会話しながらも、ワシは甲板の様子に目がキラキラ。すると漁師さん、

「そんな珍しいモンじゃないだろ?」
「いやー、これがサンマ漁船かと、ちょっと感動しましてね」
「そうか? でもまあ、喜んでもらえて、こっちも嬉しいわ」
「いやいや、こちらこそ、貴重なものを見せていただき、ありがとさんです」

しばらく談笑していたら、意気投合してしまった。もちろん初対面なのに。

「漁から帰ってきたばかりなら、アンタにいくらでもサンマを食わしてやれるんだけどなあ」
「きっと鮮度が違うんでしょうねえ」
「おーともよ! 刺身なんか最高さぁ!」
「うまそーですね」
「んじゃ、今度ウチの船に乗ってみるか?」
「い、いや、それはちょっと…」

そんなこんなで意外な出会いだった。たぶん、この人とは二度と会うことはないだろう。だが、たわいもない会話によって、ワシは心の中に何か温かいものが流れたのを感じた。

良い気分で東京に戻ってきたら、都内はドシャブリ。なんなんだ、この天気は。なお、今回の走行距離は310km。
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