ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

軽井沢国際音楽祭2006

2006-09-02 06:35:00 | 音楽あれこれ
昨日は時間があったので「軽井沢国際音楽祭 2006」へ出かけた。ヒマだったとはいえ、自宅を出発したのは午後4時半。この日の開演は午後8時から。関越に乗ったのが午後6時過ぎ。うーむ、間に合わないか…。仕方がない、飛ばすしかないな。というわけで時間短縮のため碓氷軽井沢インターまで時速150~160km/hで向かった。

幸いにもと言うべきか、碓氷軽井沢インターには午後7時過ぎに到着。やれやれ。しかしそこから会場となる軽井沢大賀ホールまではまだ10kmもある。油断は禁物だ。ここからは高速道路ではないが、再び気を引き締めてアクセルをふかす。

途中、霧が出ていたがカッ飛んだこともあり、会場周辺には午後7時20分過ぎに辿り着く。やればできるじゃないか!などと、自己満足に浸りつつ軽い食事をとる。

このホールには初めて来た。二階の立ち見席を含めるとキャパは800。その割にステージが広く、オーケストラも乗れるほどだ。つまり空間としてはゆったりしているのだが、まるでペンタゴンのような構造(屋根の基本的な骨格が五角形)なので響きをうまく調節しないと音が拡散してしまう危険も孕んでいる。

当夜はチェロとピアノによる編成。楽器のセッティング位置のせいなのか、まずピアノの音が最初に耳に飛び込んで来た。もちろんステージ上でピアノはチェロの後方にある。だから理屈から言えば通常はチェロがバーンと聞こえてくるはず。なのにチェロの音はピアノの音の後方で響くという不思議な現象に。

これは音量の問題ではない。楽器から発せられた音がどこにこもり、どのように対流するかという実に難しい問題なのである。会場がワイドな構造であるのは良いが、響きのバランスなどを調節するのは本当に難しいんだろうな。そのことを会場にいた後輩のT君に言うと、「ホント、そうなんですよね」。うーん、やっぱりそうか。そうだよなあ。

もちろん演奏そのものは素晴らしかった。こんな質の高い演奏なのに客の入りがイマイチなのは本当にもったいない。来年の課題はズバリ集客の問題をどのようにクリアするかだろうな。話によれば、ほかのプログラムではかなりお客が集まったとのこと。なるほど、演奏会というのはまさに「ナマモノ」なのだ。開けてみなくちゃ判らないというスリルに満ちあふれている。ま、来年に期待しよう。

そんなこんなで終演後すぐにクルマに飛び乗り、東京へ戻る。ただし同じ道で帰るのはつまらない。よし、久しぶりに碓氷峠の旧道にチャレンジだ!

ワクワクしながら峠に突っ込むと、これがまたスゲー霧。うへへへ、前が見えねー。それでも危険を顧みず果敢にコーナーを攻める。自分なりにかなりハイスピードで攻めていたが、気づけば後ろから猛烈に追いかけてくる奴を発見。先に行かせようと思ったが、退避できるような直線はない。この旧道はコーナーに次ぐコーナーの連続なのだ。

仕方ないので、さらにアクセルを踏み込む。もうね、タイヤは悲鳴を上げまくるわ、ボディーはロールし始めるわで、下手をするとタコ踊り状態。うーむ、サスが相当ヘタっているのは明らか。でも根性で峠を乗り切り、後続の追撃をかわした。いいトシをしたオッサンが何やってんだか…。我ながら呆れる。

内容、盛り沢山のひとときだった(笑)
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