ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

正しい竣工年は?…平川頭首工

2021-06-23 06:57:41 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回目指すのは長野県北安曇郡白馬村北城(ほくじょう)みそら野にある「源太郎砂防堰堤」という変わった名前の堰堤です。アクセスは国道148号沿いにある白馬綜合開発株式会社 みそら野管理事務所の横の道を入っていきます。

もう少しで当該の堰堤に到着というところで「平川頭首工」と刻まれた石碑が目に飛び込んできました。昭和58年(1983年)3月竣工で、鈴木善幸改造内閣で農林水産大臣を務めた田澤吉郎(たざわきちろう:1918-2001)の名も見えます。



石碑を見た時は「ほぉ、そうなのか」と思っただけでしたが、この記事を書くにあたり確認してみると意外な間違いに気づいてしまいました。というのも、田澤が農水大臣だったのは1981年11月30日から翌82年11月27日まで。でも石碑に記されている竣工年は1983年であり、この時すでに田澤は農水大臣ではなかったはず。これは一体どういうことなんでしょうか。

ネットで調べてみると、どうやらこの頭首工の本当の竣工は昭和56年(1981年)12月であることがわかりました。あぁ、それならば頭首工の竣工時期が田澤の任期中であり矛盾は生じませんね。ただ、この参考サイトに出ているこのプレート、どこにあったのかなぁ。ワシは現物を見ていません。

とにかく、平川頭首工を見ていきましょう。写真の奥から分水して流れてきた平川の水は、



あちらへ流れていき、



この水門のようなものを経て、



さらに分水していくと思われます。



平川頭首工は農業基盤整備のための灌漑排水事業として設置されたことがこの看板からわかりますね。



頭首工を見学し終えて堰堤に近づこうとしたら、またまた「副産物」を発見。それは…次回の記事で明らかになります!(ひっぱります、えぇ、ひっぱりますとも)
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