ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

誰が名付けた?…東大鳥ダム(堰堤)

2021-06-07 07:02:21 | 山形(ダム/堰堤)
前回の荒沢ダムの右岸に沿って走る県道349号をさらに遡って行くと「タキタロウ公園オートキャンプ場」付近で寿岡(としおか)発電所方面へ行く西大鳥川に沿って走る県道349号と、赤川(グーグル先生の地図では「東大鳥川」)沿いに走る一般道に分岐します。ちなみにタキタロウとは体長2mもある伝説の巨大魚の名前だそうです。

で、今回目指すのは赤川沿いにある東大鳥ダムなので、その一般道を進んでいきます。川沿いの一般道を走りながら「どこにあるんだろうなぁ。確か蘇岡(そのおか)発電所の手前あたりにあるようだけど…」と独り言を呟いていると…見えてきました。これですな。クルマを止めて、河原に降りてパチリ!



ダム横に来ました。う~ん、高さからするとダムというより堰堤のような気がします。ここでは一応「堰堤」と呼ぶことにします。それはともかく、赤川の水が美味しそうに見えて仕方がありません。



このグリーンの狭い橋を渡ると対岸へ行けそうです。気になったのは手前の看板。

「機械に電気が 通っていますから~」

なぜ「が」と「通」の間が空いてるんですかね。何か意味があるんでしょうか。注意喚起の意味だとしても、すでにこの部分だけ赤文字にしているんですから何もスペースを空ける必要はないと思うのですが…。



橋の中央から見た赤川上流の景色です。いいねえ。



堰堤から落水する様子。



下流はこんな感じです。



橋の中央から対岸(左岸)を見るとこんな感じ。



対岸へ来ました。そこから右岸側を見るとこんな景色です。



その下のこの部分は取水口になっていて、



取水口を通った水はあちらへ流れてゆきます。



堰堤本体には水利使用標識が貼り付けられていました。



左岸、上流側にある小さな建物は「蘇岡水位観測所」だそうで。





ふと浮かんだ疑問。グーグル先生の地図や国土地理院の地図にはどちらもこの場所は「東大鳥ダム」と記されています。でも現地にはそれを示すものは見当たりません。一体誰が命名したんですかね。

もうひとつの疑問。先ほど見た取水口から分水した水路はどこへ繋がっているんでしょうか。さらに疑問なのは水利使用標識の「河川名」に「赤川及び西大鳥川」と書かれていました。え? なぜ西大鳥川があるんだろうか。不思議ですよね。

帰宅して調べてみるとその理由がわかりました。国土地理院の地図を見ると山の向こうの西大鳥川にある西大鳥ダムで取水された水が山の中の地下水路を通ってこの堰堤の水路に合流しているんです。だから水利使用標識の河川名の欄に西大鳥川があるんですね。

さらに同地図によるとこの水路は下流の寿岡発電所へ繋がっていて、発電用に使用されるようです。いや〜、国土地理院の地図は実にスグレモノですわぁ。頼もしい!
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