ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

登ったどー!…七倉ダム(再訪2021)

2021-06-30 06:53:26 | 長野(ダム/堰堤)
再訪シリーズ。どーも、ワシです。今回は大町ダムの上流にある信濃川水系の七倉(ななくら)ダムへ向かいます。アクセスは大町ダムから高瀬川に沿って走る県道326号を登っていくだけなのですぐわかります。

県道からの脇道を降りていくとダム下になります。そこで最初に目にするのが迫力ある洪水吐。まるでジェットコースターのよう。



溢れ出た水は、あちらへ流れてゆきます。



ダム斜面の中腹付近に道があって、なだらかな斜面を下ると広いスペースになります。そこから見た「ご尊顔」がこちら。



今回の七倉ダム再訪の目的はズバリ、ダム上に行くこと。「なんだ、そんなことか」と言うなかれ。このダム上に行くにはダム下から歩いて階段を登るしかないんです(ダム横付近を走る県道のトンネル途中には入口があるんですが、そこは一般車両は立入禁止)。実は前回の訪問の時は深夜だったので真っ暗。もちろん階段を登ればダム上に行けることは知っていましたが、迷った挙句、断念。だから「今度こそ!」という思いがありました。

とはいえ、登る前はやはり躊躇。怯みますよ、さすがに。でも、ダム上から若者3人が階段を降りてきたのを見て

「くそっ、アイツらが行けたんだからワシに行けないわけがない!」

なんだか知りませんが闘志が湧きました。そしてチャレンジ。途中までは順調。しかしそこから先がキツかった。写真の場所はまだ半分くらいの地点です。



斜度はこんな感じ。決してカメラを斜めにしているわけじゃありませんよ。



その後何度か途中休憩しながら、やっとの思いでダム上に到達。そこでハタと気づきました。この階段、何段あるんだろうか…。夢中で登ってきたので数えるのを忘れていたんです。まあ、いいや。下る時に数えよう。



これがダム上。これだけ見ればなんてことない光景ですが、あの階段を登らないとこの景色は見えないんです。階段下で登るかどうか悩んでいて、結局登らなかった老夫婦はこの景色を知りません。当然ですが。



でも、ダム上は立入禁止で歩くことができませんでした。



仕方ないので、左岸側から貯水湖を見るとこんな感じ。前日の雨で水が濁っています。



一方、下流側はこんな風に見えます。こうして見るとなかなかの高さでしょ?



左岸側にある洪水吐の上にかかる橋から貯水側を見ると…。



その水が溢れるとこの水路を通って流れてゆきます。



洪水吐の隣にある建物が七倉ダムの管理所。





ダム本体に嵌め込まれた「七倉ダム」のプレート。



左岸から貯水側へ向かうと「高瀬川水系展望図」が。これによると七倉ダムの高さは125mだそうで。どうりで高く見えたわけです。





そして「水利使用標識」。



その付近から見たダムの様子。



貯水湖側から洪水吐を見るとこんな感じ。流木がかなり溜まっていますね。



そんなわけで、ここのダム上はあの階段を頑張って登った人だけが見ることを許される場所です。とはいえ、ダム上に登った瞬間は意外にもあまり感動はしませんでしたが。「ふ〜ん、そうなんだね」って感じ。ちなみにあの地獄のような階段の段数は下りながら数えたら341段でした。

もうね、膝が笑う、笑う。
コメント