ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

2段越流式の松野ダム

2020-03-25 07:44:11 | 岐阜(ダム/堰堤)
岐阜県ってやたらと防災ダムが多い気がします。おそらくそれをたくさん作らなければならないほど過去に災害が多発したのかもしれませんね。そういう土地柄なんでしょうか。

さて、今回訪れたのは木曽川水系の松野ダム(瑞浪市日吉町)です。ここの貯水湖は人造湖で、松野湖といいます。



ダムへ近づくにはこの蓮華橋(1993年3月竣工)を渡ります。







このダムは自由越流式の排水路を備えているのですが、下の写真をご覧のように、その形状が実にユニーク。どうやら2段階の排水様式を採用しているようです。増水量が多い時は幅の広い部分から水を越流させ、



それほどでもない時は写真中央の青い部分が可動し水量を調整するのでしょうね。



排水はここから下流へ向かうことになります。



この幅の広い排水路を跨いでいるのが先ほどの蓮華橋というわけです。

橋を渡るとダム上の手前には2つの看板があります。これと、



水利使用標識です。これらを見るとこのダムが灌漑用に作られたものであることがわかりますね。



さあ、ダム上を進んでみます。松野湖の景色はこんな感じ。



下流側の景色です。



管理事務所は対岸にあります。





気になるのはこれ。管理事務所の隣に設置されているのですが、ご覧のようにのっぺらぼう状態。外枠部分を見ると「かつては何かが貼られていた」けれど、今は剥がされていることがわかります。



何が貼ってあったんでしょうねえ。う〜む、白いサスペンス…なんちて。
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