ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

横文字なんだぜ…定林寺防災ダム

2020-03-24 07:56:43 | 岐阜(ダム/堰堤)
庄内川水系の土岐市泉町の定林寺(じょうりんじ)防災ダムと思われる場所に来ました。「と思われる」と書いたのはそれを示す看板がないからです。定林寺は、鎌倉時代末期から南北朝時代の武将、守護大名である土岐頼貞(1271-1339)が同町に開いた臨済宗の寺院です。ところが、戦国時代に甲州武田氏の軍に焼き討ちされ、現在はありません。何で焼いちまったかなあ…。

しかしながら、1593年にその観音堂が建立されます。以降その付近の地名は定林寺と呼ばれるようになり、元禄年間(1688-1704)には土岐三十三所巡礼の2番礼所に指定され、今も残っています。

さてさて、ダムを見ていきましょう。まずは、下流側から見たダム。



ダム上の道です。



ダム上、中央から見た貯水湖(定林寺湖)の景色。



下流側の景色はこんな感じ。



対岸に来ました。振り返ると。



上の写真の陰になっている右側に自由越流式の排水路が作られています。それが下の写真ですが、草に覆われてしまってプチ貯水池を形成しています。





万一増水した際にはこの排水路から下流へ。



対岸、貯水側から見たダム。おや? ダム上の堤の下のところに何かありますね。ズームしてみましょう。



おおっ、「JORINJI」!!! ローマ字表記がなんかオシャレです。



そういえば、元の側のほうに建物がありました。見張所でしょうか。



それを示す看板すらありませんでした。



余談ですが、この定林寺地区は陶器製造が盛んで、面白そうなものがたくさんありそうなんです。機会があればいずれご紹介しようと思います。
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