製菓用に買った「アーモンド・プードル」。お菓子作りをする人ならよく目にするものですね。しか〜し、上の写真を見てください。カタカナ表記の下には「Almond Powder」とあります。あれれ、アーモンド・パウダーじゃん。なぜカナ表記とアルファベット表記が違うんですかね。
気になったので調べてみました。まず、アーモンド・プードルという表記がおかしい。プードル(poudre)はフランス語で粉という意味。パウダーももちろん同じ意味ですが、こちらは英語。また、アーモンドは英語ですが、フランス語で表記するなら「Amande」となります。
つまり、おかしいのは「アーモンド・プードル」というのは英単語とフランス単語をセットにしていることなんですね。あたかもそれが英語のように記されているから違和感を覚えたんです。
もしフランス語で表記するのならアルファベット表記は「poudre d’amande」で、カナ表記は「プードル・ダマンド」とすべき(発音的にはプドゥ・ダマン(ドゥ)と読みます)です。また英語で統一するのならカナ表記は「アーモンド・パウダー」でいいんです。
もっとも、それが商品名だと言われればそれまでなんですが、異なる国の単語同士を結びつけ、それを片方の文法に当てはめるっていう発想が個人的にはどうにもしっくりしません。
考えすぎですか?そーですか。