ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

集団競技となったマラソン

2005-02-13 22:59:26 | 脳みその日常
本来マラソンといえば最初から最後までひとりで走るものと相場が決まっている。もちろん「見た目」ではみんなひとりで走っている。ところがトップクラスの選手になると、どうやらそうではないようだ。つまりこれらの選手には「ペースメーカー」なる選手が一緒に走っていることが多い。

最初の15km、20kmまではこの「ペースメーカー」が先導し、主役となる選手が記録を狙えるようにサポートするのだ。所定の距離を走り終えれば、彼らの役目は終了。選手として登録され、競技に参加しながら実は黒子みたいな役目をするのである。そりゃ確かに主役の選手にしてみれば一定の速度で走ってくれる「仲間」がいればラクチンだろう。自分でペースを考えずに済むわけだからね。

しかしどうなんだろうか。マラソンはそもそも個人競技のはず。スタートラインに立った時から孤独との闘いは始まる。そして己の体調を考えつつレースをし、最後にゴールラインに駆け込む。自分との闘いが記録となって現われたのではなかったのか。

それがどうだろう。今では途中までは信頼のおけるペースメーカーと一緒に走り、調子が良ければあとは彼らとオサラバしてスパートする。そして好記録を叩き出し、メデタシ、メデタシ。

うーん、これも戦略なのか。なんだかなあ…
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