ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

今日は打ち合わせ

2005-02-08 10:24:49 | 脳みその日常
そこそこ順調なスタートを切った小学館の「クラシック・イン」。一部のクラシック・オタクなどは「あんなクソ企画」と嘲っているが、まったくもって笑止千万。そもそも、この企画はマニア向けのものじゃないからだ。初めてクラシック音楽に親しんでみようという人のために作られたものなのである。

しかし、初心者向けの商品といっても手を抜いているわけじゃない。フツーに売られているCDよりも、はるかに懇切丁寧な解説が載せられている。また、図版なども派手すぎるかなと思えるほどワンサカ「てんこ盛り」にしている。オタクどもが軽蔑するのは、ただ有名な曲が収録されているからという理由にほかならない。

でもね、これを出しているのが出版社だということを忘れてはならない。収録されている曲がどうのこうのじゃないのだ。つまり、豊富な情報量に重点が置かれているのである。極端に言えば、これに付いているCDなんて、いわば付録のようなもの。だけど付録的な扱いだからといって、いい加減なアーティストは起用しない。以前、外資系が同じような企画をやっていたが、それなどは読み物はいい加減だし、署名すらなかった。おまけに使われている音源なんて誰が演奏しているのかわからん録音を使っていた。だから「あの値段」で売れたのである。

今回は小学館という看板を背負っている以上、クオリティを下げることはできない。だからスタッフはみな一所懸命やっている。その結果がああいう形の商品になったというわけだ。それでも980円というのは安いと思うよ。

そんなこんなで、本日は第2回目の執筆者会議。今回は初めて小学館サイドの編集長も参加するということで、どうなることやら。
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