特別定額給付金とは関係ないが・・

2020-06-15 00:00:47 | 市民A
やっと、10万円申請書が送られてきた。当初はオンライン申請の方が早いと言われていたのに、ペーパー申請の方が早いことになったが、横浜市から申請書が来るのがずっと遅れた。やはりオンラインの方が早かったかもしれない。別の区の市民には届いていたのだが、それから一週間後にオレンジ色の封筒が届く。巷間言われていたのは、「白い封筒はサギ!」ということだったので、無警戒に信じてしまう。ちょっと危険だ。

記入例の氏名が「●●純一郎」となっていて、同じ実名を知っている人は一人しかいないが、神奈川県だからなのだろうか。

世間では、コンビニのコピー機に通帳や運転免許証を忘れていく人が多いと言われるが、コピー機は2台あるので、そういうことは起きないのだが、運転免許証をコピーしていて、ある事実に気が付き驚いた。

コロナ禍の始まった頃、免許の更新をしたのだが、免許証の有効期限が3年になっている。

事実に驚くという時点で、さまざまな思い違いがあったわけだ。

実は、免許の色はブルー。つまり3年で正しいのだが、最大の勘違いは、ゴールド免許は10年で、ブルー免許が5年と思っていた。したがって、10年のものが5年になるのはしかたないが、3年になるのはなんとも痛い。罠にはまったような違反で、痛い目に合う。アメリカなら暴動だ。

さらに金→青のほかに、銀とか赤とか黒とかの免許があると思っていたのだが、そういうものはないわけだ。金と青。天国と地獄と二択だ。

どうもゴールド免許中に違反をして、次の更改の時に青になる状態を「金メッキ」というらしい。

痛いのは、保険料が上がることで、回避するために不道徳な方法はいくつかあるらしいが、研究する気力がわかない。そのうち気力がわき上がるかもしれないが、いずれにしてもマル秘。

しかし、落ち着いて調べ直すと、そもそもゴールドではなくブルーであったことが判明した。前回も警察署ではなく運転免許センターに行ったことを思い出す。金メッキですらなかった。

若冲展(ただし西陣織)

2020-06-14 00:00:43 | 市民A
ミュージアムロスが続いていたのだが、ようやく開催されはじめた。といっても大型企画展は三密確定的なので、ミニ企画が中心になるのだろうか。

まず、自宅から徒歩圏にある「あざみ野アートフォーラム」に全国巡回中の『若冲』(ただし、西陣織)に行く。



若冲の絵を元にして西陣織で作られている。

早い話が、原画よりも美しい。というか、別物なのだろう。

ある意味、若冲自身が絹織物に動植綵絵(さいえ)を描いたそうなので、関係ないとも言えない。



若冲と言うと「ニワトリ」が得意中の得意だが、羽根の色やとさかのリアルさが際立っている。

どうも2017年が西陣織誕生550年記念と若冲生誕300年のダブル記念イヤーだったようで、その後、巡回しているようだ。

たぶん、これからマイナー展中心に回るような気がする。

和服回避のわけ

2020-06-13 00:00:36 | しょうぎ
棋聖戦と名人戦が並行して始まり、渡辺三冠がどちらにも登場、大忙しだ。もう一人渡部某という人物も多目的トイレの新たな利用法を開発したが、あちらはワタナベではなくワタベだ。

将棋の内容は解説不能なので、それ以外で気付いたこと。藤井七段が和服でなかった。昨年師匠の杉本八段が二着を贈呈していたそうだが。

ちょっと横に話が行くが、和装の単位は色々ある。着というのはワンセット揃ったものを言う。ゴルフクラブでいえば、始めた時にクラブ1セットとキャディバッグとシューズを買うだろうが、そういう状態。和装で言えば、羽織や袴、着物に帯に襦袢や足袋など揃ったものに「着」を用いる。しかし、バラバラになると数え方が厄介になる。

まず、着物や羽織、襦袢などは「枚」を使う。羽織を買い足そうとして、「一着ください」というと大変な買い物になってしまう。帯や紐は「本」。袴は「腰」という。「具」は裃(かみしも)に使うが、鎧(よろい)にも使われる。タイトル戦で鎧を着た人間は今のところいないが、あまりにも強い棋士と対戦する時には鎧を着ていくギャグが出るかもしれない。足袋は「足」だが両足分が揃ってないときは「枚」だそうだ。

和服の件につき杉本八段の説明では、急に挑戦者になって準備が間に合わなかったということだが、本人の談では「まだ所作になれていない」ということで、着手の時に袖が駒に触れないようにするのが難しいらしい。(彼は、駒が成る時に普通の人と逆に駒を時計回りに回すので、その時があぶない)

本当は、最初から三番で決着する気で、二局目と三局目を和服にするつもりだったのかもしれない。

ところで、袖で駒に触れることによる危険の最たるものが、1974年の女流名人戦リーグの一戦。S二段の和服の袖が、いつの間に端の香車を駒台の上に移動させていたわけだ。そして、その香車を打ってしまい反則負けになっている。香車を打つ手と言うのは、気持ちのいい手になることが多いが、対戦相手が大喜びになった。


さて、5月30日出題作の解答。

手違いにより二作ある。

一作目。





合駒選択、桂の二段活用がテーマである。

動く将棋盤は、こちら。Flash版。

GIF画像。


二作目。





7手目に手分かれがあるが、ご容赦の程・・

動く将棋盤は、こちら。Flash版。

GIF画像。
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今週の問題。



実戦より取材。実戦作は余詰めとか手順前後、不詰めなど色々手直しが必要で、きちんと直すと実戦型らしくなくなる。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。

アメリカから来たスパイたち(大野達三著)

2020-06-12 00:00:12 | 歴史
終戦後の日本に、アメリカから大量の諜報員がやってきて、日本の旧特高などの勢力を手名付けてスパイにしていた、というような内容の書籍。300ページあるので、内容は豊富だ。昭和51年に上梓され、平成20年に祥伝社文庫として改訂されたものを読んでいる(昭和51年版の明らかな間違いについては訂正されているとのこと。著者は日本共産党に所属していた人なので。アメリカに対しては、かなり手厳しい内容といえる。

spi


こういう関係の本は、今までにも何冊か読んでいたので、あまり驚くこともないが、本当に知りたかったのは、戦後ではなく戦前に日本で米軍の諜報員として働いていた人たちのことだった。軍の中での失敗を取り繕う手伝いをしてもらい、それの秘密暴露をおそれて、ずっと情報を米国側に流していたような人がいるらしいのだが、そういう人たちが戦後どうなったのかというようなディープな話は書かれていない。

まあ、戦後になってからは、戦前戦中のことについては口の堅い人が多かったのだろうから、もはやわからないということかもしれない。

マイ・インターン(2015年 映画)

2020-06-11 00:00:04 | 映画・演劇・Video
題名から誤解していた。『ボディガード』という故ホイットニー・ヒューストンのための映画の記憶と重なって、「専属医師」の映画と思っていた。一般に日本でインターンと言うと医師の卵のことが多いからだが、まったくの勘違い。



インターン制度というのは実習生制度ということで、見習いということ。薄給社員のことだ。

主演は、ロバート・デニーロとアン・ハサウェイ。ニューヨークでファッション通販サイトを運営している辣腕女性経営者のジュールズとシニア・インターン制度で70歳にして新人社員となったベン老人の話だ。

実際に、この二人がスクリーンに映っている時間がほとんどだ。多忙を極めるジュールズはビジネス上の問題は株主からの「CEO」を置くようにという要求と、家庭内では主夫の座に押し込めた夫の不倫行為を抱えている。

またベン老人は、最初は会社のペースに追いつけなかったが、そのうち過去の経験や人柄によって社内での人望が目立ち始める。

それで、いつしかジュールズの相談役になっていく(日本の相談役は「相談しない役」だが、本映画では相談する役である)

実は、主演の二人はまったく正しいことをやっているわけで、文句のつけようがないわけだ。映画の批評を読むと、「非常にいい」という意見と「まったくつまらない」という両極端にわかれている。非常にいいということと、つまらないというのは、裏返しの関係にあり、映画としては、もっと通常ではないような筋書きを期待してしまう。「年の差40の禁断の恋」とか、「老人インターンがCEOに昇格になる」とか。

アン・ハサウェイは次々にドレスを着替えて、リッチな雰囲気を撒き散らしているのは想定内だが、若い時には犯罪者専門だったロバート・デニーロが人望の厚い老社員を演じるのは、違和感が大きい。いまさらいい子になってどうするのだろう。

余談だが、アン・ハサウェイという名前だが、シェークスピアの妻の名前でもある。母親が舞台女優だった。悲劇のヒロインの名前でなくてよかった。ジュリエット、コーディリアとか・・もっとも苗字がハサウェイなので、親が決めたのは「アン」の部分だけだ。

修正第25条第4節

2020-06-10 00:00:35 | 市民A
米国で、憲法修正第25条第4節の話が出ているらしい。1967年の末に制定されたもので、大統領の解任に関する規則だ。当時はジョンソン大統領(民主党)の時代でベトナム戦争の泥沼にはまっていた。結局、ジョンソン大統領は次回の大統領選挙に立候補しないことを公表し、この条文は発動しなかった。

憲法修正第25条第4節の第一項の日本語訳:

第4節 副大統領及び行政各部の長官の過半数又は連邦議会が法律で定める他の機関の長の過半数が、上院の臨時議長及び下院議長に対し、大統領がその職務上の権限と義務を遂行することができないという文書による申立てを送付したときは、副大統領は直ちに大統領代理として、大統領職の権限と義務を遂行するものとする。

注:文中に「上院の臨時議長」とあるが、形式的に上院の議長は副大統領が勤めることになっているため、臨時議長をおいている。

要するにこの前不発だった議会による弾劾だけではなく、副大統領といわゆる国務長官の過半数が、「この大統領には大統領職は無理だ」という文書を議会に送ると、大統領はクビになり副大統領が大統領になる、というもの。

第二項の詳細は割愛するが、大統領が議会に、「そんことはない、私は正常な人間だ」と申し立てると、議会で投票になり、2/3以上が「能力なし」の方に投票すると、大統領は解任される。

実際には、共和党議員の1/3位が、現大統領では能力に不足がある(実際には、自分の選挙にも影響するというのが本音だろうが)と考えるとこの憲法修正25条が適用となる可能性がある。

ペンス副大統領が大統領に就任し、副大統領を誰にするのかが最大の問題になる。

Go Toキャンペーンのこと

2020-06-09 00:00:31 | 市民A
新型コロナウイルス自粛からの経済再生策として『Go Toキャンペーン』というのがあって、主に旅行や宴会やイベントに行く人に2割分のクーポン等を発行しようという政策だ。現在批判にさらされている。話があった時から意味不明と思っていた。

というのも、社会の一般的疑問である「収束前に旅行や飲み屋やイベントに参加すると、また再流行してしまい、すべての努力が無に帰すのではないか」と思えるからだ。

さらに感染防止策への対応の予算が6695億円なのに、Gotoには1兆6794億円というのはちょうど2.5倍。医療につぎ込むのが先であるべきで、患者が増えればGotoはできないだろう、と思えるからだ。

順序と重きの順番が違うというのは、普通変だと思うだろう。


さらに、20%程度の3095億円が事務委託料としてD社(ある夫人の出身会社)に支払われることが明らかになり、ひっくり返ってしまった。


まず、コロナ後の状況を想像すると、国民は4つの分類になっているはず。

1. 事業が破綻あるいは行き詰まり、大損になった人
2. 医療従事者や運送会社の社員といった、忙しくてしかたない人
3. 年金生活者や公務員など、少し給与(賞与)が減ったがなんとかなっている人
4. 感染したものの回復した人。

まず1の人たち。一番欲しいものは、『お金』だろう。そして『仕事』。

次に2の人たち。一番欲しいものは『休暇』だろう。くたくたになっている

次に3の人たち。アンケートも見たが、今行きたいのは『国内旅行』『飲み会』の順。つまり補助金がなくても旅行に行くはずだ。

最後に4の人たちは微妙で、まあ、そっとしてほしい、というのが本音だろうか。

つまり、1と2の人はGoToの恩恵は受けられないだろう。余裕がない。3の人は、ほっておいても旅行に行ったり、飲食店で飲んだくれるのだろう。


つまり、1とか2の人はGoToの恩恵を受けられないわけだし、結局、現地業者や飲食店(1にあたる)には直接、支援金としてつぎ込んだ方がいい。


そして、1兆6695億円のうち、3095億円が事務手数料と言われている。18%とされているが、計算が違う。

1兆6695億円のうち、3095億円を引いた1兆3600億円に対しての%であるべきだ。普通、外注する時にやってくる見積書は、必要経費の合計に、利潤とか販売管理費といった部分を上乗せしてくる。

通常は10%位書いてきて、少し値引き交渉する。(原価にも利益を少しだけ入れてあったりするので、管理費ゼロでもやっていけることも多い)

そういう計算をすると、3095÷1兆3095億=23.6%だ。

上に10%と書いたが、D社の場合、20%で絶対に値引きしないと言われるという話を聞いたことがある(また聞きなので真偽は確認できないので、真実を知りたい人は何か発注して確認してもらえばいい)。


ワクチンや、新薬や医療用の諸器具などを民間会社が全力で取り組みにくいのは、こういうのは一番先に開発した会社だけが儲かって、他の会社は損をすることになることが多いわけだ(マスクを見ても後発会社が損をする)。開発できなかったとしても使った開発経費の保証を製薬会社にした方がいいように思える。宿泊券やクーポン券を配るよりもずっと効果があると思う。

学歴詐称問題

2020-06-08 00:00:35 | 市民A
都知事が再選を目指そうという時になり、またも浮上したカイロ大学卒業疑惑。

はじめに言っておかなければ誤解されそうなので明言しておくが、別に都知事の肩をもとうと思っているわけではないが、疑惑を持ち出すことの違和感、つまり方向違い感を覚えることを書いてみたい。

まず、これを強く言うと話が前に進まないので小さな声で言うが、「卒業」あるいは「卒業?」から45年も経ってから「学歴」の話って意味があるのかな、ということだが、この点はおいておくとする。

ポイントの一つだが、そもそも日本で正式な学歴の有無を求められる場合、文部省(文科省)の認可した学校を書くことになっている。ハーバードとかオックスフォードとか、ファッションで書くならいいが、日本の通例から言うと○○ヨットスクールとかと同じわけだ。よく医者に行くと米国の有名医科大学の卒業証書が額に飾られているが、数ヶ月間、試験管を振っていただけかもしれないわけだ。だからカイロ大学の話を自分から公開する方もどうかと思うし追及する方もどうかと思う。

次のポイントだが、都知事の場合は、規定年数大学にいて、単位を全部取ったかどうかが問題で、取っているはずはないと女性同居人が主張しているようだが、単位を全部きちんととって卒業しない人だって、本当は大勢いるわけだ。親族に大学関係だった人間がいるが、最終年度が終りそうになると、色々と忙しいことが起きるわけだ。首席だったかどうかもわからない。普通は卒業証書を受け取る人が一番だが、カイロ大学がどうだったかもわからない。教授がそう言ったという話だったはず。

むしろ、なんで入学できたのかという方ではなく、卒業の方が問題になるのもよくわからない。


それに45年経って、大学の記録に卒業と書かれているものを覆すことは、いかにも難しいように思う。そもそも、大学は在籍者の管理はするが、卒業したら記憶の世界から記録の世界に変えてしまうのは古今東西とも同じだろう。


カイロ大学の話で思い出したのだが、最初に所属していた会社でアラビア語の勉強をしていたのだが、健保組合が同一の子会社の男性社員が、カイロ大学に留学していたのだが、在学中に現地で学生結婚していて、その女性が病気になって支払った医療費を健保で負担することになったのだが、夫婦である証明ができないため、現地で証明書を発行してほしいということになり、一ヶ月ほど経って健保組合に届いたアラビア語の文書の翻訳を頼まれた。どうも怪しい感じがしていたのが、発行元がカイロ大学。夫婦の証明を大学がするのだろうかと、いぶかりながら訳してみたが、やはり「(その女性が)当大学の学生である」ということが記載されているだけだったのだが、面倒な仕事はなるべく素早く片付けるという鉄則を思い出し、「結婚証明書」ということにしてしまった。

もしかしたら、その時の女性というのが現都知事ではないかと、年譜を調べたのだが、そういうことではないわけだ。

市ヶ尾彫刻プロムナード『アリア』

2020-06-07 00:00:07 | 市ヶ尾彫刻プロムナード
市ヶ尾彫刻プロムナード第8回は、『アリア』。日高頼子製作。



解説があり、『大自然への感謝』『人類の平和』『明日への活力』の祈りを込めて詠唱する姿だそうだ、

特に、オペラの中で抒情詩を歌い上げるスタイル。個人的な推測では欧州では一般的だった「吟遊詩人」と歌劇が合体したものといえるだろうか。

コロナ禍の中で、youtubeなどでミュージシャンが盛り上げソングをやっているのとつながる。ただ、この彫刻が置かれたのが平成3年(1991年)。まだ欧州の一角では戦火が消えていなかったし、普賢岳爆発とか自然現象はおかしくなってきていたし、バブルははじけたのにジュリアナ東京オープンの年。おかしなことばかり起き始めた頃だ。

彫刻家の日高頼子さん。二科会の重鎮だそうで、作品は全国の街角に置かれている。だいたい市ヶ尾の『アリア』と同じように、人間の体の各部をディフォルメして創っている。顔はどうも女性のようだが、全体の体系はギリシア戦士のようにたくましい。



とはいえギリシア神話によれば、元々、創造主は人間を全部男にしてしまったのだが、もっと罪深い存在にするために、男の数と同じ人数の女を創作したそうなので、男と女の形が似ているのも無理からないところだ。

なお、日高頼子さんのご主人も二科会メンバーの彫刻家だそうで、夫妻展を何回か行っているそうだ。絵画というのは壁に掛ければジャマにはならないが、彫刻はそうもいかない。家の中に飾るのは、なかなか日本の住宅事情では難しい。かといって庭に彫像を置いている家もあまりみない(というか見たことがない)。石灯篭や庭石を置くより趣味がいいと思うのだが。(一体を購入すると、白い木の箱に寝かされて家に届くのだろうか)

箸指しは無理かな

2020-06-06 00:00:07 | しょうぎ
端攻めというのは、将棋の作戦の一つで、覚えたころはなんとなく卑怯な手のようで、心に恥ずかしさが残るのだが、そのうちに何の抵抗もなくなり、さらに端攻めが得意になって、最初から端攻めを狙ったりする。

政治の世界でも、一国のリーダーになった当初は大言壮語は恥ずかしいだろうが、そのうちに躊躇なく「空前絶後」とか口から飛び出し、さらに頭の中も大言壮語に変わってしまう。5人ほど知っている。



話を戻して「端」ではなく「箸」の話。対局中のウイルス感染防止対策として、「箸で指す」という技があるらしく、やってみたが、極めて難しい。さらに敵の歩を取った上、2三歩成というような手は難易度が高い。普通なら1モーションだが、3モーションになる。

さらに駒の形が、先細りの五角形というのが具合が悪い。もっとも碁石では、箸という概念自体が浮かばないだろう。トングの方がいい。

ということで、宿題は終わらない。

将棋教室分校(など)です。Please Click! ↓




さて、5月23日出題作の解答。







動く将棋盤は、こちら(flash版)。

gif版。
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今週の問題。



角銀桂香。万能駒の飛金歩がないが孤立玉を捕まえなければならない。もう一枚あればいいのだが・・いくら考えても駒は増えないかもしれない。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。

ギリシア・ローマの神話(吉田敦彦著)

2020-06-05 00:00:14 | 書評
ちくま文庫版の神話解説書。ギリシア神話の解説はこれで三冊目だが、実際に神話は膨大で、なかなか手が出せない。ギリシア悲劇(喜劇)もそうだ。登場人物の名前が覚えきれない。

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というのも、現代社会では人は姓と名を両方持っているのが普通なので、フルネームを覚えると、家族であることがわかるため、関係性があたまに入るが、ポセイドンとかアテネとかプシュケとか、それぞれ誰と誰の子かわからないし、ダブル不倫や近親婚とか日常茶飯事。気に入らないと子供を雲の上から突き落としたり、嫌いな人間は鹿に変えてしまって漁犬に食わせたりする。エロと暴力の極みだ。

神様は気儘だし自分勝手だし、なにしろ不滅だ。

人間も元は神様と一緒に雲の上に暮らしていたそうだが、何か重大な不始末をして神の怒りを買って、不滅の命を失い寿命が定められ、下界に突き落とされた。

ミケーネ文明の頃(紀元前1500年~紀元前1100年)の史跡と神話の類似性から、その頃、ギリシアで巨大な戦いがあったことは推論されるのだが、今のところその詳細は神話以上のことはわかっていない。

ところが、ギリシア衰退後はローマ人は、ローマ人はギリシア人の末裔だからギリシア神話はローマの神話でもあると、神話の乗っ取りをしてしまう。自らの神話はトロイア戦争から始まるわけで、それ以前はギリシア神話と同じというわけだ。

ところで、万能神であるゼウスだが、好色の上に横着だし、性格は不安定。精神的欠陥がある。彼は生きているのだろうか。そしてどこにいるのだろう。オリンピックは彼に捧げる儀式だったのだが、中止するには伺いを立てないといけない。

ギリシア文明を引き継いだローマだが、当初は神といえばゼウスだったのだが、ある時から神はキリストに変わった。永い眠りについていて、時々目から覚めている時に、世界各国の指導者の体内に宿り、コントロールする。北東アジアの多くのリーダーや米国のリーダーもゼウス的だ。

トラベルバブル計画

2020-06-04 00:00:18 | たび
コロナ関係で、いくつかの外来語が新たに日本語になった。

クラスター
ロックダウン
ニューノーマル
ソーシャルディスタンス
ステイホーム

和洋折衷の『夜の街クラスター』。
夜、街を歩くだけでは感染しないと思うのだが、ホストクラブ、キャバクラ、風営法関連などを総称するのだろう。ダークナイトクラスターといってしまうと従業者が犯罪者のようになるので、使わないのだろう。

実は、ハワイ関連のニュースを調べていて、新たな単語が世界で進行中であることが見えてきた。

hawaii


トラベルバブル。(travel-bubble)

まず、現在のハワイ州だが、州外(本土も外国も)からの入島者、及びハワイ州内の島と島との移動についても、14日間の隔離義務がある。要請ではない。マスト用件。

つまり運よく日本を脱出しても、島に着いたら直ちにホテルに2週間監禁になる。つまりハワイには行かない(行っても日本に帰ってから2週間軟禁になる)。

外国および本土からの入国者の2週間監禁は6月末までは決定しているが、ハワイ州内の各島間の移動は6月16日からは隔離免除になる。

7月は未定だが、予定では7月の末(7/24?)からは徐々に緩めるという噂が流れていた。

一方で、ハワイ州の上院議員(注:米国は州議会も二院制)は「日本政府とハワイ州」の間にトラベルバブルを形成しようと動き出しているそうだ。

トラベルバブルとは、移動制限を解除して渡航・旅行を可能とする構想で、一部の制限は残るものの、世界では韓国=中国、オーストラリア=ニュージーランド、欧州内といった場所で検討が進んでいるそうだ。骨子は日本からハワイに行く人は、日本にいるときに必要な検査をしてから行くということ。

なぜ、本土との渡航解禁の前に日本と規制緩和しようというのかというと、ハワイ州よりも日本の方が感染率や死亡者が少ないからということだそうだが、本土からの受け入れのテストではないかとも推測されているそうだ。

ところで、少し前の記事では、7月末からのハワイ州の観光客受け入れについては、入国者にGPS着装を義務付けるという案があるそうだ。保釈中の犯罪者の気分も体験できるわけだ。

コーヒーが冷めないうちに(2018年 映画)

2020-06-03 00:00:13 | 映画・演劇・Video
舞台は、ある下町の喫茶店。店内のある席に座ると、いくつかの厳しい条件付きで、希望する時間に戻ることができる。

ただし、タイムマシン小説と同じで、いくらそこで何が起きても現在は変わらないというルールがある。また有効時間は、テーブルに置かれたコーヒーが冷めるまで、という絶対的ルールがあって時間切れになると、現在に戻ることができず、幽霊になるという恐ろしい条件がある。

coffee


実際に一人の女性幽霊がいつも席に座っていて、彼女がトイレに行っている間に、順番待ちの希望者がすかさず席に座ってタイムトラベルをする。

短い時間なので、過去に行って会いたい人と会話するのも手短にしないといけないし、そもそも本題を先に話してあとで理由を説明するというのは日本的習慣では例が少ない。一部の裁判でそういう例があるだけだ。

実際に過去に戻って、言い忘れたことを、目的の人物に話しても現在が変わるわけではないが、言えなかった一言を伝えたということで、未来が変わるという主旨のシナリオ(原作は小説)なのだ。

映画には、大きくわけて、シナリオと監督がすばらしいというタイプと、出演者の熱演がすばらしいというタイプがあるが、本作は前者だと思う。出演者も二流はいないのだが、こういう非現実型は熱演だけでは空回りすることもある。

評判を読むと、かなり感動している人も多いので、意外にも「過去のあの瞬間に言い忘れたことがある人」は大勢いるのだろうということが推定できる。

もっとも、未来から来た人が突然現れて、暗い将来を宣告されたらちょっとめげるだろうと思うが、現在、テレビのワイドショーで活躍している「感染症専門家」というのも、未来からきた預言者のようにみえてしまう。


ところで主演の有村架純さんだが、本作で熱演した結果、酷評が多数沸き上がったようだ。日本特有の「ねたみ」ということなのだろう。おそらく、デビューした時から大女優とか、いつまでも大根という場合はねたみの対象にはならなくて、大根のはずが、徐々に大木になって桃や桜の蕾をつけたりすると、ねたまれるわけだ。

粗悪マスク改造オペ

2020-06-02 00:00:01 | 市民A
アベノマスクのお陰で、マスクが潤沢になり価格が安くなったと、威張っている人がいるのだが、マスクの本来の目的と違う話になってしまった。

マスク購入のために奮闘していた多くの国民が納得するかは疑問だろう。というのも、マスク争奪戦の序盤はどこの店でどれだけ販売されるのか不確定で、それでもほとんどの国民は高額ネット販売品ではなく地道に探索していたはず。

当初は5枚入りとか7枚入りとか時々入手していて、私の場合も最初の箱マスク(60枚)入手した時には心の余裕が生まれたものだ。ベトナム製ということで、60枚でも700円位だった。そのうち1500円位まで上がってきて、シャープのマスクが4000円弱ということになり、それが指標価格になり中国製でも3000円ぐらいまで上がった。

別にシャープを批判するものでは元よりないが、輸入マスク=3000円という相場になり、どっと中国から流入し、その結果、過剰在庫になり下がり始めたというだけだ。誰でも不織布の方が効果があることを知っているのだから、今後、布系のマスクが暴落するだろう。

もちらん、突発的に流行が始まれば、マスクに殺到するはずなので、二箱位は在庫していた方がいいだろう。

ということで、二回目に買った中国製の箱マスク。当時はピーク価格で3000円弱だったのだが、品質が最低だ。まず、紙箱が自宅についたとたんに壊滅してしまう。糊が1ヶ所だけ1センチ四方ぐらいの量で貼っているだけで、乾いたのでバラバラになった。

個包装ではなく、60枚全部まとめて束ねて縛ってあり、まとめて1袋に詰められていた。

そして、みかけは普通なのだが、着用してから約10分後に、耳ひもの一か所が、布からはがれた。構造上、1本がはがれるとそちら側の耳からはずれてしまい、そのままだと数秒後に地面に落下する。一応、墜落は免れたのだが、途方に暮れることになる。予備はない。マスクがないと目的の建物に入れない。

ということで、困ったことが起こると、眠った脳が起きだすという習性があるため、数秒後に対応策をたて事なきを得たのだが、困ったものだ。実は翌日も次のマスクの耳がはずれた。まだ大量に残っているのに、全部ゴミ箱行き?

ということで、その時の経験からマスク改造をすることにした。こわれたマスクの耳ひもが、粗悪な糊で布に貼られているために外れるのが原因のわけだ。当初はガムテープも考えたが、外側は恥ずかしいし、内側だとガムテープが肌にあたることになる。

ということで、応急処置した時の方法を応用してみた。




改造にあたっては、まず、耳のゴム紐を全部外してしまう。次に写真には撮ってないが、このゴムひもを十分に伸ばしてみる(切らないように)。紐が短くなるため、伸ばしておかないと耳がきつくなる。



次に、布の四隅をこよりのように束ねて、ゴム紐で結ぶわけだ。だいたい1枚作ると、コツがわかってくる。紐の余裕を大きくとると、紐が短くなり耳が痛くなる。縛りは一重で十分で、八分目の強さで仮に縛った後、結び目をマスクの内側に回してきつく縛る。結び目が外に出ていると美観をそこねる。



全部縛ったら4隅の布や紐の突起をハサミで整形する。ハサミで切るので、このあとほどけても縛り直すことはできないので、何枚かできるようになってから、成型作業をしてもいいかも。

1枚のオペは約5分。特に、事後に問題は起きていない。「私、失敗しないので・・」

ソルト(2010年 映画)

2020-06-01 00:00:35 | 映画・演劇・Video
すべてがアンジー(アンジェリーナ・ジョリー)様のために作られた映画といっていい。二重スパイの容疑がかけられる。しかし、本当は二重スパイだった。といっても元はソ連のスパイ。米国CIAに潜り込むのだが、その後、ソ連はなくなってしまう。



といっても元々の計画では、米国に潜り込んでいる大勢のスパイがXデイに一斉蜂起する予定だったのだが、その過去の指令だけが生きていたわけだ。といっても一部の同志だけが残っていて、米国副大統領の葬式に彼の知友だった現職のロシア大統領が出席するところを襲撃するわけだ。派手なアクションと爆破シーン。

そして、計画はさらにエスカレートし、ソ連スパイのリーダーは米国大統領を地下室に追い込み、核兵器の発射ボタンを押させようとする。大統領が核のボタンを押すまでの詳細な手順が、映画の中でついに明らかになる。何度も確認作業が続き30分近くかかるらしい。核シェルターを自宅の庭に埋めている人は、シェルターのハッチを閉じる前に忘れ物チェックをする余裕はある。

ストーリーは、色々と考え抜かれていて、矛盾がないようになっているのだが、そもそもアンジーが主役と言うことで、悪役のままムザムザと殺されたり、無期懲役になったりはしないはずなので、せっかくの裏切りの裏切りの裏切りといった筋も、あまり受けない。

要は、忍者の大暴れみたいなのが、スーパーマンのマントとかバットマンの鋼鉄スーツのような特殊兵器なしで女子が大暴れ、大破壊、大量殺人みたいなことになるのを見たいわけだ。

日本でもこういう映画はあってもいいような気がするが、最近、特になくなった。女優なら体育大学出身の土屋太鳳さんのような方もいるのだが、多分、大破壊映画が少ないのは予算の問題だろうか。屋外ロケは安上がりだ。

ところでスパイの話だが、前の大戦の時に、日本国内には米国側スパイの日本人も少なからずいたはずなのだが、終戦とともに、すべてなかったことになったようだ。