タイトル戦で必要なもの

2020-06-27 00:00:48 | しょうぎ
藤井聡太七段が棋聖戦五番勝負と王位戦七番勝負の挑戦者となった。

ところが、タイトル戦が続くのに、藤井七段は和服を二着しか持っていないそうだ。師匠の杉本八段からのプレゼント品だ。師匠からすれば、あと二着は藤井七段が買い揃えて、合計四着あれば、どうせ負けないのだから七番勝負でも足りるだろうということだろうか。

とはいえ、既に遅すぎるかもしれない。いかに効率的に戦ってもダブルタイトル戦では、3+4=七番は指さないといけない。すでに一局は終わっているので、残りは6番。二着ではいかにも足りない。三着はほしい。もちろん全勝できなければ対局数は増える。

名案がある。

ベテランといわれる元タイトルホルダー、永世名人たち、元強豪棋士たちは、もう着用することもないだろうから、彼に和服セットを寄付(あるいは低額譲渡)したらどうだろう。ベテランといえども、「来年こそは復活してタイトル戦登場のチャンスはあるかもしれない」と希望を持ち続けたいのなら、とりあえず1年間和服レンタル貸しという方法もある。


さて、6月13日出題作の解答。





初手は銀。角は残さないといけない。飛車を捨てて▲8二角の王手のあと、香を取って、離し香。全部手筋の組み合わせなので、迷わなければ一気に最後まで見えてしまうだろうか。

動く将棋盤は、こちら。(flash版)

gif版。



今週の問題。



詰将棋パラダイス本誌の今月の課題応募作として『ストレート』というお題が出ていて、なんとなく作ったものの、その概念や手数が、選者の意図とまったくかけ離れているのは確実のため、恥ずかしながらこちらに出してみる。

題して「疾走」。

わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見を記していただけば、正誤判定します。