総選挙与太話1号は

2009-08-04 00:00:57 | 市民A
選挙戦が始まっているのかどうかよくわからないが、発表されている各党のマニフェストは、まだ「仮」のものらしい。正式版は、選挙の公示に合わせて発表されるものだそうで、特にわかりにくいと評判の悪い民主党のマニフェストは若干の修正も予想できる(さらにわかりにくくなるかもしれない)。

何か、マニフェストを勘違いしているのか、各党が予定しているバラマキをリストにしただけで、基本的な政治的方向性が書かれていない。前に行くのか後ろに進むのか右に行くのか左に行くのか。だから民主党は、米軍の基地見直しと書きながら米国とFTAを締結し、だからといってコメなどの農作物は例外とするが、農家には金をバラマクというのでは、全然わからない。

金持ち優遇をやめるといっても、日本には税源となるような金持ちはほとんどいないのだから、しょせんは中堅サラリーマンの所得税と大企業の法人税に頼るしかないはずだ。だから、国の成長戦略を書かないと、誰も財源なんか出してくれないはずだ。

幸い、円高効果で、GDPが中国に抜かれるのが今年ではなく、来年以降にずれたのではないかと思うが、時間の問題だ。

マニフェスト書き直しが必要なのではないだろうか。自民党の方は、マニフェストというより、現在の延長なのだろう。できるものはできるが、できないことはできない。

ところで、民主党が連立政権を組むとすると、国民新党と社民党と言われるが、大臣の椅子にまで座るとなると、大問題である。だいたい言っていることが同じといっても国民新党は民主党と目標方向が違うし、だいいち国民からたいして支持されていないから小政党なのである。社民党は、もともと「理念の上の想像の中の政党」みたいな存在で、リアリティのある政治には不向きなのである。別に党首だって、スウェーデンになろうと思っているわけではないだろう。

ところで、与太話1号だが、
衆院選静岡7区に出馬予定の城内実氏(44)の選挙ポスターにタレントの眞鍋かをりさん(28)が起用されていた問題で、眞鍋さんの所属事務所である「アヴィラ」が公式ホームページを2009年8月1日付で更新し、「掲載許可は一切出しておりません」と完全否定した。スポーツ紙など一部では、眞鍋さんの所属事務所が城内氏の後援会に対して事前に使用の承諾をしていた、と報じられたが、これに反論した形だ。


事態は、「言ったとか言ってない」という世界に入っているようだが、雑誌のグラビアではないのだから、本人が支持してもらえるかどうか確認くらい必要だろう。

なんとなく、落選第一号みたいである。


それから、青森1区の津島家のひとびとだが、世襲制と言われ、自民党公認がもらえそうもない。どうも小泉の息子が公認されるのに不平等ではないか、ということらしい。

そのこと自体はどうでもいいが、太宰治の孫である。太宰治は政治家一家に生まれたが、その家が嫌いでしかたなく小説家を目指し、兄は県知事になる。ところが政治家の家系を継ごうとするのが太宰治の末裔というのも、因果なものである。

混乱に乗じて、「美しすぎる議員」も市議から一転衆議院を目指してもいいのではないかと思うが、彼女の地元八戸は旧南部藩。津島家のベース1区は旧津軽藩である。結構、仲が悪い。