女流王将戦復活

2009-08-01 00:00:28 | しょうぎ
女流王将戦が霧島酒造杯女流王将戦として復活したそうだ。主催は将棋連盟と男子の銀河戦を主催しているケーブルテレビ局。そして共催は霧島酒造。

まず最初に、復活してよかったということだろう。

以前のスポンサーは日刊スポーツと霧島酒造だったが、日刊スポーツがギブアップして終了。かわりがケーブルテレビになった。ケーブルテレビでは銀河戦を主催しているが、どうしてもオリジナル性のある番組が不足している感だった。

しかし、一方、テレビのデジタル化に伴い、ケーブルテレビ局については絶好のビジネスチャンスが到来しているわけだ。アンテナを立て直すか、ケーブルテレビと契約するか。(本当は、アンテナを立てた方がいいような気もするが、かっこ悪い。ケーブルテレビ=文化の象徴みたいな勘違いがあるわけだ)

今年の臨時的な大会ルールが発表になったが、挑戦者決定トーナメントを8人で争い、挑戦者が決まると、前王将の清水女流に挑戦することになっている。

いわゆる完全トーナメントではなく、タイトル保持者に番勝負で挑戦ということになっている。これは、将来的にちょっとした方向を考えているのだろう。

ところで、女流棋士は約50人なのだが、この約50という数字は、きわめて手頃な数字なのだ。なにしろトーナメント表を作ればわかるが年間52週なのだから、50局ほどあればいいわけだ。だから、全女流が出演できるのではないだろうか。


そして、霧島酒造の方は、せっかくスポンサーになったらすぐにタイトル戦の終了では、がっかりもいいところだろう。

実は、この社が作っている「黒霧島」というのが好物で、あちこちの公認・未公認の飲み屋にボトルキープしている。

まず、黒霧島を注文して、なければ別の酒を探す。だいたい多くの場所に黒霧島はある。

ところが、「赤霧島」という商品も、この社のオリジナルである

春と秋の2回、ごく少量が売られるそうで、いまだに口にしたことがない。

こんな大事なニュースなのに将棋連盟の「おしらせ」には、今だに女流棋士分裂のことがトップで書かれている。さぞかし、スポンサーは不満を持っているのだろう



さて、7月18日出題作の解答。

▲4七飛 △3六玉 ▲2七金 △2五玉 ▲4三飛成 △5八香成 ▲2三竜 △同歩 ▲3五飛 △1四玉 ▲1五飛まで11手詰。

なんということのない手順で、やや未完成感がある。少しずつ手を入れているのだが、色々直してもあまり終着点が見えない。レコーディングみたいである。テイク10くらいまでいっても、やはり発表取りやめみたいな感じかもしれない。

捨て駒を入れにくいのである。


今週の問題。こちらの方は、ごく普通の詰将棋で、小技をいくつかつなげてみた。



わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。