8月12日付け弊「埋もれるなら、何に?」で紹介したように、地震で崩れた書棚に押しつぶされることもある。本も1冊ずつなら軽いが、一体どうなっていたのだろう。
そして、どうしたら防げたのだろうか。
まず、記事を集めていて気付いたのだが、
「ふとんで寝ていた」こと。
「本や雑誌を天井まで平積みにしていた」こと。
「30冊入りのプラスティックの箱にいれていた」こと。
などがわかった。
width="320" height="146" border="0" alt="jisin2" hspace="5" class="pict" align="right">そのプラスティックの箱だが、実際に自分で持っている。一応、VIDEO & COMICSと書かれているが、カセットテープを詰め込んでいる。あまり軽くない。
サイズを測ると、横47センチ、縦24センチ、高14センチである。容積は掛け算すれば、15,792CM3である。
ここに、本を入れた時の重さは、
(15,792g×詰込率×紙の密度)ということになる。
詰込率を80%とすると、密度が問題になる。
調べると、上質紙の場合は密度は1.0程度である、中質紙の場合は0.5程度である。コミックや雑誌は、このラフ物と言われる中質紙である。したがって、一般的には密度は0.5~1.0の間と考えられる。さきほどの算式に入力すると、
6.3Kg~12.6Kgということになる。それが天井から落ちてくる。2メートル位か。
最近起きたこの事件のような話だ。
仮に、ベッドで眠っていれば、地上から高さがあるので、落下距離(加速度)は短くなり、さらに言えば、プラスティック容器はベッドの下に入れることができる。また、本棚もベッドがあれば、完全には横倒しにならなかったかもしれない。マットの上に寝ていれば、衝撃も吸収されたはずだ。
とはいえ、何らかの事情で、ベッドを設置できないことはある。だいいち、かさばるから部屋が狭くなる。
プラスティック容器は、頭の上に置かないようにということだろう。
ところで、地震のあと、何人かと話をしていて、携帯の『緊急地震速報』の話題になる。
緊急地震速報とは、発生直後に震源地の近くで発生するP波(初期微動)を感知した場合、直ちに気象庁が予想地震地域に通報するシステムで、新幹線が急ブレーキをかけたり、1秒でも前に地震予報を出そうということである。
実は、最近の携帯電話には、その機能がついているのだが、不覚にも全然しらなかった。
既に、利用している人の携帯を見せてもらうと、間違いなく11日、5時7分23秒に速報が届いている。
静岡市内では、地震の2秒前に速報が届いたそうである。2秒あれば、少なくてもふとんから立ちあがること、あるいは体を丸くして頭をかばうことくらいはできるだろう。
ちなみに、AUの取説を読むと、『緊急地震速報』はCメールで届くそうである。Eメールの簡易バージョンである。Eメールボタンを長押しすればCメールになる。やってみると、あっという間に設定は終わる。
ところが、・・・
着信音が届いてから、携帯を広げて、Cメール受信箱を開けたりする間に、まず5秒は必要だろう。手遅れだ。
さらに、マナーモードにしてあれば、何のことやらわからないまま、タンスや書棚や買ったばかりの薄型テレビや食器棚の下敷きになってしまうだろう。
そのため、あれこれ取説を読んでみたのだが、まず、Cメールがきた時には、電話やEメールとは異なる着信音やバイブや着信ランプを設定すべきことがわかる。<とりあえず、Cメール>ということだ。
しかし、マナーモードにして、音量ゼロを設定すると、やはり緊急地震速報の時も、音量はゼロのままということである。まあ、コンサートとかの場合、震度4とか5ぐらいで、演奏止められるか、ということなのだろう。ただ日本は地震国なので、地震速報だけは、マナーモード無効にした方がいいのではないかと、ちょっと思う。
それに、Cメールを常用している人もいるだろうし、そういう人はこの速報に反応できるのか、難しそうである。
まあ、あれこれ書いたので、地震サバイバル対策の一助になれば、と思う。
ところで、AUは、「災害用伝言版サービス提供中」ということらしいが、そろそろ研究しないといけないかな。
「ただいま、生き埋めになっているので、しばらくブログ更新はお休みにします」とか書けるのかな?
そして、どうしたら防げたのだろうか。
まず、記事を集めていて気付いたのだが、
「ふとんで寝ていた」こと。
「本や雑誌を天井まで平積みにしていた」こと。
「30冊入りのプラスティックの箱にいれていた」こと。
などがわかった。
width="320" height="146" border="0" alt="jisin2" hspace="5" class="pict" align="right">そのプラスティックの箱だが、実際に自分で持っている。一応、VIDEO & COMICSと書かれているが、カセットテープを詰め込んでいる。あまり軽くない。
サイズを測ると、横47センチ、縦24センチ、高14センチである。容積は掛け算すれば、15,792CM3である。
ここに、本を入れた時の重さは、
(15,792g×詰込率×紙の密度)ということになる。
詰込率を80%とすると、密度が問題になる。
調べると、上質紙の場合は密度は1.0程度である、中質紙の場合は0.5程度である。コミックや雑誌は、このラフ物と言われる中質紙である。したがって、一般的には密度は0.5~1.0の間と考えられる。さきほどの算式に入力すると、
6.3Kg~12.6Kgということになる。それが天井から落ちてくる。2メートル位か。
最近起きたこの事件のような話だ。
顔に重さ18キロのコンクリート落とす=殺人未遂で男逮捕-千葉県警
8月15日20時6分配信 時事通信
路上で横になっていた男性の顔にコンクリート製ポールスタンドを落とし重傷を負わせたとして、千葉県警千葉中央署は15日、殺人未遂の疑いで、千葉市中央区院内、無職金信広容疑者(63)を逮捕した。同署によると、「2軒目(の飲み屋)に行こうと言っていたのに、横になってしまったので、かっとなった」と容疑を認めているという。
仮に、ベッドで眠っていれば、地上から高さがあるので、落下距離(加速度)は短くなり、さらに言えば、プラスティック容器はベッドの下に入れることができる。また、本棚もベッドがあれば、完全には横倒しにならなかったかもしれない。マットの上に寝ていれば、衝撃も吸収されたはずだ。
とはいえ、何らかの事情で、ベッドを設置できないことはある。だいいち、かさばるから部屋が狭くなる。
プラスティック容器は、頭の上に置かないようにということだろう。
ところで、地震のあと、何人かと話をしていて、携帯の『緊急地震速報』の話題になる。
緊急地震速報とは、発生直後に震源地の近くで発生するP波(初期微動)を感知した場合、直ちに気象庁が予想地震地域に通報するシステムで、新幹線が急ブレーキをかけたり、1秒でも前に地震予報を出そうということである。
実は、最近の携帯電話には、その機能がついているのだが、不覚にも全然しらなかった。
既に、利用している人の携帯を見せてもらうと、間違いなく11日、5時7分23秒に速報が届いている。
静岡市内では、地震の2秒前に速報が届いたそうである。2秒あれば、少なくてもふとんから立ちあがること、あるいは体を丸くして頭をかばうことくらいはできるだろう。
ちなみに、AUの取説を読むと、『緊急地震速報』はCメールで届くそうである。Eメールの簡易バージョンである。Eメールボタンを長押しすればCメールになる。やってみると、あっという間に設定は終わる。
ところが、・・・
着信音が届いてから、携帯を広げて、Cメール受信箱を開けたりする間に、まず5秒は必要だろう。手遅れだ。
さらに、マナーモードにしてあれば、何のことやらわからないまま、タンスや書棚や買ったばかりの薄型テレビや食器棚の下敷きになってしまうだろう。
そのため、あれこれ取説を読んでみたのだが、まず、Cメールがきた時には、電話やEメールとは異なる着信音やバイブや着信ランプを設定すべきことがわかる。<とりあえず、Cメール>ということだ。
しかし、マナーモードにして、音量ゼロを設定すると、やはり緊急地震速報の時も、音量はゼロのままということである。まあ、コンサートとかの場合、震度4とか5ぐらいで、演奏止められるか、ということなのだろう。ただ日本は地震国なので、地震速報だけは、マナーモード無効にした方がいいのではないかと、ちょっと思う。
それに、Cメールを常用している人もいるだろうし、そういう人はこの速報に反応できるのか、難しそうである。
まあ、あれこれ書いたので、地震サバイバル対策の一助になれば、と思う。
ところで、AUは、「災害用伝言版サービス提供中」ということらしいが、そろそろ研究しないといけないかな。
「ただいま、生き埋めになっているので、しばらくブログ更新はお休みにします」とか書けるのかな?