三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「福島汚染水でヒラメ飼育へ…「虐待」の声も」

2021年07月31日 | 
https://japanese.joins.com/JArticle/281385?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2021.07.31 12:11
■福島汚染水でヒラメ飼育へ…「虐待」の声も
 東京電力が福島第1原発の汚染水(日本政府は処理水と呼称)を薄めた水でヒラメなど魚介類を飼育する試験をすると発表した。海に放出する前の汚染水で魚類を飼育して安全性を知らせる計画だが、根本的な解決とは距離がある措置に「魚類虐待」という声も出ている。
 読売新聞など日本メディアによると、東京電力は29日、福島原発の汚染水を海水で薄めた水でヒラメなどの魚類、貝類、海藻類などを飼育する試験を来年夏から始めると明らかにした。
 薄めた汚染水は2023年春から海洋に放出される。放出前のその水で育った魚類の姿をインターネットで中継し、汚染水が人体に安全だという日本政府の主張を広報するということだ。
 2011年3月の東日本大震災で事故が発生した福島第1原発では、放射性物質が含まれた汚染水が一日平均140トンほど生じている。日本政府はこの汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化して原発敷地内の貯蔵タンクに保管している。
 日本政府は貯蔵タンクを無制限に増やすことはできないという判断に基づき、汚染水を薄めて海に放出する方針を4月に発表した。しかしALPSで浄化した汚染水には、技術的に除去が不可能な放射性物質のトリチウム(三重水素)が残る。
 汚染水を海に放出する前に海水で400-500倍に薄め、トリチウムの濃度を日本政府の基準値の40分の1に該当する1リットルあたり1500ベクレル(Bq)未満にすれば人体に害はない、というのが東京電力の説明だ。
 しかし風評被害を懸念する福島漁民は汚染水の海洋放出に反対している。韓国など周辺国の反発も強まると、日本側は放流前に汚染水の安全性を評価する国際検証団に韓国も含めることにした。
 東京電力の構想によると、魚類や海藻類は薄めた汚染水が入った水槽で育つ。これとは別に原発周辺からくみ上げた海水の水槽で魚介類を飼育する。インターネットで魚類の姿を生中継する一方、異常の有無および魚類内のトリチウム濃度、生存率などを調査して公表する。
 東京電力は「数値で説明するだけでなく目でみて安全だと示す手段としたい」と趣旨を説明した。しかし日本のツイッターなどSNSでは「ヒラメ虐待では」「安全なら直接飲むべきであり、なぜ魚類を犠牲にするのか」などの指摘が続いている。
 ヒラメは福島沖に生息する代表的な魚種。福島産ヒラメは東京オリンピック・パラリンピック選手村にも納品され、食卓に上がっているという。
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海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会再々延期のお知らせ

2021年07月30日 | 海南島近現代史研究会
■海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会再々延期のお知らせ■

 2020年夏に新型冠状病毒肺炎の感染者が急増してきたので、秋(2020年9月5日)に開催を予定していた海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会を2021年2月13日に延期しました。
 2021年にはいってから、新型冠状病毒肺炎の流行がいちだんと強まってきたので、2月13日に予定していた海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会を8月21日に再延期しました。
 7月下旬に強行開始された「東京オリンピック」の悪影響もあって、新型冠状病毒肺炎の伝染がさらに拡大しているため、8月21日に予定していた海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会を来年(2022年)2月19日(土曜日)に再々延期することにしました。
 1年半の長期間、総会・定例研究会を開催できなかったので、2020年9月に予定していた海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会での報告の要旨を含む小冊子を、今年(2021年)秋に作成したいと思っています。
 2020年9月5日に開催しようとしていた海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会のご案内を、日本語で2021年8月3日に、漢語で2021年8月13日に、このブログに掲載してあります。それとほぼ同じ内容で、再々延期した総会・定例研究会を同じ会場で2022年2月19日に開催する予定です。みなさんの参加をお待ちします。
 
               2021年7月30日
                          海南島近現代史研究会


■海南島近現代史研究会第14回総会・第26回定例研究会■
 19世紀中期以後、日本は、アイヌモシリ、奄美、琉球、台湾、カラフト島南半部、朝鮮、中国東北部・モンゴル東南部、「南洋群島」、海南島を領土化し、アジア太平洋の各地で侵略戦争を続けました。
 日本政府は、その国家犯罪の歴史を明らかにしようとせず、侵略犯罪を謝罪しようとせず、責任者を処罰しようとせず、犯罪の重大さに相当する賠償をしようとしていません。
 日本陸海軍が海南島に奇襲上陸してから68年後の2007年2月10日に発行した『日本の海南島侵略と抗日反日闘争』で、紀州鉱山の真実を明らかにする会は、「海南島での国民国家日本の侵略犯罪を明らかにすることは、全世界的規模の侵略の構造を破壊する民衆運動の一環である」と述べました。
 2007年8月5日に結成された海南島近現代史研究会は、会則で、その目的を、「海南島における日本の侵略犯罪の実態を具体的・総合的に把握し、それが海南島の政治的・経済的・文化的・社会的な構造をどのように破壊したのかを究明します」、「海南島における日本の侵略犯罪の実態を可能なかぎり総体的に把握し、その歴史的責任を追及します」、「本会は、海南島における抗日反日闘争の歴史を究明します」としました。
 その14年半後に開催する今回の総会・研究会では、“歴史認識と社会変革”を主題とした前回の海南島近現代史研究会第25回定例研究会につづいて、事実を明らかにし、事実を伝達する方法について話しあいたいと思います。

 と き:2022年2月19日(土)13時00分~17時(開場12時30分)
 ところ:国労大阪会館 1階ホール   JR天満駅改札口を出て右へ(桜ノ宮駅方向へ)200メートル
 参加費・資料代:500円(会員は無料です)

主題:民衆の歴史研究・歴史認識・事実の伝達
■主題報告 海南島民衆の証言をどのように記録・伝達するか       佐藤正人
■主題報告 海南島と朝鮮と中国東北部と日本で証言を聞いて       金靜美
■主題報告 中国東北部に残る万人坑の問いかけるもの          小林節子
■討論 海南島近現代史・日本近現代史・世界近現代史 2
 日本は、1869年にアイヌモシリを、1872年に琉球王国を領土化(植民地化)しました。国民国家日本の歴史は他地域他国侵略・植民地支配の歴史でした。日本の国家犯罪の歴史を認識する民衆の方法について討論したいと思います。
■報告 “同情”か“名誉回復”か:映画『二十二』からみる謝罪賠償不履行の影響  熱田敬子
■2020年秋の海南島近現代史研究会の21回目(紀州鉱山の真実を明らかにする会としては34回目)の海南島「現地調査」について
            海南島近現代史研究会 http://www.hainanshi.org/


■海南岛近现代史研究会第14次总会・第26次定期研究会■
  19世纪中期以后,日本分别将阿伊努莫西里,奄美,琉球,台湾,库页岛南半部,朝鲜,中国东北部,蒙古东南部,「南洋群岛」,海南岛沦为殖民地,继续在亚洲太平洋各地发动侵略战争。
  日本政府并未将其国家犯罪的历史公开化,未对侵略犯罪道歉谢罪,未处罚责任者,也未对其重大的犯罪做出相应的赔偿。
  在日本陆海军强行袭击登陆海南岛68年后的2007年2月10日发行的『日本侵略海南岛及抗日反日斗争』的刊物里,查明纪州矿山事实研究会谈到了「公开阐述国民国家日本在海南岛犯下的侵略犯罪是破坏全世界规模侵略构造的民众运动的一环」。
  2007年8月5日组织成立的海南岛近现代史研究会,在其研究会章程里明确表明了其目的是「具体综合把握日本在海南岛的侵略犯罪实际情况,查明对海南岛的政治・经济・文化・社会的结构造成的破坏」,「尽可能总体把握日本在海南岛的侵略犯罪实际情况,追究其历史责任」,「本研究会将查明在海南岛的抗日反日斗争历史」。
  14年半后召开的这次总会・研究会,我们希望继续接着上次召开的以历史认识和社会变革为主题的海南岛近现代史研究会第25次定期研究会,共同讨论查明事实,传达事实的方法。

 时间:2021年8月21日(星期六)13时~17时(12时3开场)
 地点:国劳大阪会馆 1楼大厅   从JR天满站出口往右拐(樱之宫站方向)200米          
 参加费・资料费:500日元(会员免费)

主题:民众的历史研究・历史认识・传达事实
■主题报告 如何记录・传达海南岛民众的证言          佐藤正人
■主题报告 在海南岛,朝鲜,中国东北部,日本听取证言     金静美
■主题报告 质问残留在中国东北部的万人坑          小林节子
■讨论  海南岛近现代史・日本近现代史・世界近现代史 2
  日本在1869年将阿伊努莫西里沦为自己的领土(殖民地),在1872年又将琉球王国沦为殖民地。国民国家日本的历史是侵略其他地域其他国家,将他们沦为自己的殖民地的历史。我们一起讨论认识日本国家犯罪历史的民众方法。
■报告 “同情”还是“恢复名誉”:从电影『二十二』看不履行谢罪赔偿的影响   热田敬子
■关于2020年秋季海南岛近现代史研究会第21次(第34次)的海南岛「现地调查」

        海南岛近现代史研究会 http://www.hainanshi.org
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「韓国外交部 慰安婦被害者支援団体と会議=解決策を模索」

2021年07月29日 | 日本軍隊性奴隷
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210728004100882?section=news
「聯合ニュース」 2021.07.28 17:40
■韓国外交部 慰安婦被害者支援団体と会議=解決策を模索
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は28日、同部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官主宰で旧日本軍の慰安婦問題を巡る官民会議を開催したと伝えた。
 会議には被害者支援団体が参加し、崔氏は韓日政府間の慰安婦被害者問題に関する協議の経過を説明した。
 出席者は今後の日本への対応方針などについて意見交換したほか、外交部と被害者支援団体の意思疎通の重要性について認識を一致させた。
 今回の会議は政府が被害者や支援団体との緊密な意思疎通を通じて慰安婦被害者問題の解決策を探るため、7日に続き3週間ぶりに開かれた。
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「ミャンマー軍がコロナ対策要求の服役者に銃撃、20人死亡」

2021年07月28日 | 国家・社会
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210727/2819047/1
「東亞日報」 July. 27, 2021 09:15
■ミャンマー軍がコロナ対策要求の服役者に銃撃、20人死亡
 ミャンマー国軍が、独裁を非難し、新型コロナウイルス感染対策を求めてデモをした服役者に銃撃を加え、少なくとも20人が死亡したと、EFE通信が現地メディアを引用して26日付で報じた。このうち5人は女性だという。
 最大都市ヤンゴン郊外のインセイン刑務所では23日から国軍を非難し、感染対策を求めるデモが起こった。近隣住民によると、同日午前7時から、女性収監者区域を中心に「独裁を終わらせよう! 革命を始めよう!」という叫び声が上がった。
 デモは刑務所全体に広がり、一部の刑務所職員も参加した。その約3時間後、軍のトラックが刑務所内に入り、服役者に発砲したという。ミャンマー人権団体「政治犯支援協会」(AAPP)は、新型コロナウイルスの感染が広がる中、服役者に対する適切な医療支援がなされていないこともデモを触発したと伝えた。
 約1万3千人が収監された同刑務所の収監者の多くは、2月1日のクーデター後、国軍に抗議するデモを行った人々だ。アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)の幹部のニャンウィン氏も、クーデター直後に収監され、11日に新型コロナウイルスの陽性が確認された。症状が悪化して病院に搬送されたが、20日に死亡した。NLDの法律顧問のチョホ氏も最近、陽性が確認され、呼吸困難のため21日に病院に搬送された。国軍は、インセイン刑務所で感染者は6人だけだと主張している。
 ミャンマー保健省によると、25日基準のミャンマーの累計感染者は26万9525人、死者は7111人。国軍の発表の信頼度が低く、現地の医療体系が後れているという点を考慮すると、実際の感染者と死者ははるかに多いものとみられる。
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「北朝鮮メディア 韓国選手団の横断幕撤去要求した日本を非難」

2021年07月27日 | 国民国家日本の侵略犯罪
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210726000900882?section=news
「聯合ニュース」 2021.07.26 10:14
■北朝鮮メディア 韓国選手団の横断幕撤去要求した日本を非難
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の韓国向け宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」が26日、東京五輪の選手村に韓国選手団が掲げた横断幕に対し撤去を要求した日本を非難した。

【写真】韓国選手団の滞在先に掲げられた横断幕。壬辰倭乱の際に朝鮮水軍を率いて活躍した李舜臣将軍の言葉にちなんだメッセージが記してある(資料写真)=(聯合ニュース)

 わが民族同士は論評で、韓国選手団の横断幕について日本の菅政権が「『反日の懸垂幕(横断幕)を掲げた』『五輪に来て反日宣伝をしている』と難癖をつけ、右翼に『旭日旗』を振り回させて暴れさせた」と批判した。 
 また、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が独島を日本の領土のように表示した日本地図を公式ホームページに掲載していること、日本が防衛白書で独島を日本の「固有の領土」と主張したことにも言及し、「厚顔無恥の妄動にほかならない」と非難。「五輪までも醜悪な政治的な目的と再侵略の野望実現に悪用」するもので、「朝鮮民族の一千年の宿敵、悪性ウイルスよりずっと危険な平和の破壊者であることを今一度示している」と語気を強めた。
 韓国選手団は壬辰倭乱(文禄慶長の役)の際に朝鮮水軍を率いて活躍した李舜臣(イ・スンシン)将軍の言葉をまねた横断幕を滞在先に掲げたが、政治的メッセージと受け取られ、国際オリンピック委員会(IOC)の要請により17日に撤去された。


https://japanese.joins.com/JArticle/281031?servcode=600&sectcode=670
「中央日報日本語版」 2021.07.21 17:08
■花を見てもけちをつける日本…大韓体育会「虎降りてくる」垂れ幕の「点」を説明

【写真】東京・晴海の選手村の大韓民国選手団宿舎に「虎が降りてくる」と書かれた垂れ幕が設置された。チャン・ジンヨン記者

 東京五輪選手村の韓国選手団居住棟に掲げた「虎が降りてくる」という垂れ幕に対し日本側の反発が続く中、大韓体育会は韓半島(朝鮮半島)をかたどった虎の右側にある「点」は独島(ドクト、日本名・竹島)ではないと釈明した。
 大韓体育会のキム・ボヨン広報室長は21日、「純粋な応援垂れ幕、それ以上でも以下でもない。(ムクゲの花びらの)点を独島と見る人がいるかもしれないということは報道を見て知った。その『点』は独島でなく単なる『点』にすぎない」と明らかにした。
 当初大韓体育会は李舜臣(イ・スンシン)将軍の明言である「尚有十二舜臣不死」(まだ私には12隻の船があり、私はまだ死んでいません)をアレンジした「臣にはまだ5000万国民の応援と支持が残っています」という文言の垂れ幕を掲げた。
 だが日本メディアと極右勢力が政治的なメッセージとして強く反発し、国際オリンピック委員会(IOC)まで政治的・宗教的・人種的宣伝を禁止するオリンピック憲章第50条違反に該当するとして垂れ幕の撤去を要求した。これに対し大韓体育会は17日に該当の垂れ幕を撤去した後、「チームコリア」「虎が降りてくる」などの垂れ幕を新たに掲げた。
 大韓体育会によると、「虎が降りてくる」の垂れ幕は韓国選手の挑戦精神を虎の気性に例えたものだ。1908年に崔南善(チェ・ナムソン)が雑誌「少年」創刊号に韓半島を虎の形に描いた図案を初めて載せたとされるが、この図案をそのまま用いたものという説明だ。ここに昨年5月にフュージョン国楽バンド「イナルチ」が発表して話題を集めた曲『虎が降りてくる』を応援の文言として加えた。虎の横にはムクゲの花びらがいくつか描かれている。
 だが日本では新しい垂れ幕に対しても「日本が日帝時代に韓半島の虎を絶滅させたと信じられていることを表わしたもの」「虎の横の点は独島を意味する」として非難する報道と議論が続いた。
 垂れ幕製作業者で「独島」を表現しようとして意図的に花びらを描いた可能性も小さそうだ。垂れ幕の韓半島図案の下には似たような点が2つあるが、済州島(チェジュド)の実際の位置とも違うためだ。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210721001000882?section=news#none
「聯合ニュース」 2021.07.21 10:44
■五輪選手村垂れ幕 日本側反発は「戦犯国イメージ恐れた」=韓国人教授
【ソウル聯合ニュース】韓国の広報活動などに取り組む誠信女子大の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は21日、東京五輪に出場する韓国選手団が五輪選手村に新たに掲げた垂れ幕に日本の右翼とメディアが反発していることについて、「世界の人々に戦犯国のイメージが刻み込まれるのを恐れたためだ」との見解を示した。

【写真】李舜臣将軍の肖像画の前に立つ徐教授(同氏提供)=(聯合ニュース)
【写真】韓国選手団の滞在先に掲げられた垂れ幕(資料写真)=(聯合ニュース) 

 徐氏はSNS(交流サイト)上で、「日本は五輪を控え、横断幕の李舜臣(イ・スンシン)将軍の言葉とともに『壬辰倭乱』(文禄慶長の役)という侵略の歴史が世界に広く知れ渡ることが怖かった」と指摘し、李舜臣の肖像画の前で撮影した写真をアップした。李舜臣は壬辰倭乱の際に朝鮮水軍を率いて活躍した将軍。
 韓国選手団は先ごろ、李舜臣の言葉をまねた横断幕を掲げたが、政治的メッセージと受け取られ、撤去させられた。その後、「虎が下りてくる」と書いた垂れ幕を新たに掲げた。これは伝統芸能パンソリの演目「水宮歌」の一節で、国楽(韓国伝統音楽)フュージョンバンドのイナルチが再解釈して昨年発表のアルバムに収録したところ、韓国内外で大きな話題を集めた。
 この垂れ幕に関し東京スポーツ新聞は前日、「垂れ幕にも『反日論争』が勃発し、大きな波紋を呼んでいる」と報じた。日本では「豊臣秀吉が加藤清正に命じた『虎狩り』を暗示している」という指摘や、朝鮮半島の形をした虎の絵の東側に独島らしきものが描かれているのを「領土アピール」と批判する声があると伝えた。


https://japanese.joins.com/JArticle/280943?servcode=A00&sectcode=A10
「 ISPLUS/中央日報日本語版」 2021.07.20 08:38
■日本メディア、「旭日旗は日本で広く通用しているだけで、政治的意味はない」
 東京五輪が開幕前に韓日対立が極に達した。 垂れ幕をめぐる争いが東京五輪ボイコット論にまでつながったのだ。 こうした渦中に日本メディアは日本の軍国主義を象徴する旭日旗をめぐり政治的意味がないという話をした。
 朝日新聞は18日、選手村のテラスに掲げられた韓国の垂れ幕に集中的にスポットを当て、高まった韓日感情に関し報道した。 
 韓国選手村のテラスには14日に李舜臣(イ・スンシン)将軍が宣祖(ソンジョ)先祖に捧げた「尚有十二舜臣不死」という言葉をもじった「臣にはまだ5000万国民の応援と支持が残っています」という垂れ幕が掲げられた。
 だが当時日本メディアは、「李舜臣将軍は抗日の英雄として知られる人物」としながら該当の垂れ幕が政治的広報手段として機能すると批判し、国際オリンピック委員会(IOC)も政治的宣伝を禁じるオリンピック憲章第50条によりこの垂れ幕の撤去を要請した。
 その後韓国側は「虎が降りてくる」という垂れ幕に変えて掲げたが、日本側は「いったい垂れ幕を何枚持ってきたのか」「日本に嫌がらせをする準備ができているようだ」「日本に嫌悪感があるなら五輪に来るな」など強い不快感を示した。 
 韓国世論も日本の「我是他非」式の言動に憤怒した。 特に日本の競技場内での旭日旗応援を問題とした。 だがこうした批判に関し朝日新聞は、「旭日旗のデザインは日本国内で広く使用されており、政治的主張にならない」として反論した。
 朝日新聞がスポットを当てた旭日旗問題は、2011年のサッカー・アジア杯での韓日戦だ。 当時韓国代表チームの奇誠庸(キ・ソンヨン)は得点後に猿のまねをするセレモニーをした。 その後日本人をおとしめる行動だとして議論が起き、奇誠庸は観客席の多くの旭日旗に怒ってこのような行動をしたと話した。
 日本メディアはそれ以前に韓国側は旭日旗に関し問題にしていなかったが、奇誠庸の発言以降旭日旗が問題になったもので、旭日旗そのものには政治的宣伝機能はないとした。
 だが旭日旗は明白な戦犯旗だ。 旭日旗は日本の国旗である日章旗の日の丸模様の周囲に広がる光線を形象化した。 第2次世界大戦当時の日本帝国主義が広がっていくよう望む様相と同じだ。 当時日本の陸軍と海軍が旭日旗を軍旗として使った。 その後1945年に日本が敗戦国となり陸海軍は解体され、旭日旗の使用も中断された。
 一方、朝日新聞は、韓国と日本がエンターテインメントなどでは交流が深いが、政治舞台では緊張関係が続いており、平和の五輪の現場で国同士の対立が続くのは残念だという内容の社説を掲載したりもした。


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40599.html
「ハンギョレ」 2021-07-19 07:20
■日本「旭日旗の競技会場への持ち込み認める」… 大韓体育会「IOCが禁止を約束」
 大韓体育会、「李舜臣横断幕」を撤去した際 
 「旭日旗にも五輪憲章50条2項を適用」 
 IOCと大韓体育会の約束、問題となるか

【写真】日本海上自衛隊の艦艇=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 大韓体育会と国際オリンピック委員会(IOC)の約束とは違い、日本政府が旭日旗の競技場への持ち込みを認める立場であることが分かった。
東京五輪大会組織委員会は「旭日旗のデザインは、日本国内で広く使われており、政治的主張ではない」とし、「旭日旗は競技会場への持ち込み禁止物品には当たらない」という立場だと、朝日新聞が18日付で報じた。 つまり旭日旗の競技会場への持ち込みを認める方針を示したものと言える。 日本の大会関係者は同紙とのインタビューで「IOCと韓国のやりとりは把握していないが、その後の(旭日旗に関する日本政府の)取扱いにも変更はない」と述べた。
旭日旗は帝国主義時代の日本を象徴し、「侵略の象徴」や「戦犯旗」と批判されている。 日本の右翼団体は今月16日に続き、同日も選手村の前に旭日旗が描かれた車両を動員し、拡声器で韓国を非難する発言を続けた。
これに先立ち17日、大韓体育会は韓国選手たちが滞在している選手村の建物の外側に李舜臣(イ・スンシン)将軍の名言を使った横断幕を撤去した。 この横断幕には「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っています」という内容がハングルで書かれていた。
日本の右翼団体やメディアで問題を提起するなど波紋が広がったことを受け、IOCは「政治的な宣伝を禁じる五輪憲章第50条に違反する」として、撤去を要請した。 大韓体育会は関連文句は政治的な内容ではないと反論したが、結局は撤去を受け入れた。 ただし、大韓体育会は日本の旭日旗の使用に対して強く抗議し、すべての競技会場でIOCが同じ条項(第50条)を適用して判断することを約束したと明らかにした。
 これに対し大韓体育会関係者は「IOCが旭日旗を使った応援に対し、五輪憲章第50条を適用して判断することを約束したのは事実」だとし、「(最終決定は)横断幕もそうだったように、委員会が判断する問題」と述べた。
一方、大韓体育会は五輪選手村に「チームコリア」「虎が降りてくる」という垂れ幕を新たに設置した。 「虎が降りてくる」は韓国観光公社が制作した韓国の広報映像に登場する曲で、昨年5月にフュージョン国楽バンド、イナルチが編曲して発表した。 同曲はユーチューブなどで国内外のファンに爆発的な人気を集めた。 大韓体育会側は「大韓民国を象徴する勇猛な虎を前面に出すことで、選手団に力を与えたいと思い、用意した」と説明した。

キム・ソヨン記者、東京/イ・ジュンヒ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1003958.html
韓国語原文入力:2021-07-19 02:00
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「資産差し押さえ命令 三菱重工の即時抗告をまた棄却=韓国裁判所」

2021年07月26日 | 国民国家日本の侵略犯罪
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210725000400882?section=news
「聯合ニュース」 2021.07.25 11:43
■資産差し押さえ命令 三菱重工の即時抗告をまた棄却=韓国裁判所
【大田聯合ニュース】韓国大法院(最高裁)が三菱重工業に元勤労挺身隊員らへの賠償を命じた判決を巡り、同社が韓国内資産の差し押さえ命令を不服とし即時抗告していた問題で、韓国の大田地裁が抗告を棄却していたことが25日、分かった。
 法曹界によると、大田地裁は20日、原告側が差し押さえている三菱重工の商標権や特許権について、三菱重工側の抗告を棄却した。
 地裁は棄却の具体的な理由を明らかにしていないが、今年の2月と3月に別の原告に対する三菱重工の即時抗告を棄却した際、大法院判決を根拠に挙げ、韓日請求権協定に基づく仲裁委員会の仲裁手続きが行われていないなどとする三菱重工側の主張は差し押さえの障害とみなすことはできないと説明している。
 これについては、三菱重工側が地裁の判断を不服とし、再抗告した。現在、大法院が審理している。
 元勤労挺身隊員の被害者と遺族らは2012年、三菱重工に損害賠償を求める訴訟を起こし、18年11月に大法院で原告1人当たり1億~1億5000万ウォン(約960万~1440万円)の賠償を命じる判決が確定したが、三菱重工は応じていない。
 このため、原告側は三菱重工が韓国内で所有する商標権2件、特許権6件を差し押さえ、売却するよう申請した。債権額は死亡した原告1人を除いた4人分の計8億400万ウォン。
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「入植地めぐりイスラエル軍と衝突、パレスチナ人140人超負傷」

2021年07月25日 | 個人史・地域史・世界史
https://www.afpbb.com/articles/-/3358233?cx_part=latest
「AFP」 2021年7月24日 16:42 発信地:ベイタ/パレスチナ自治区
■入植地めぐりイスラエル軍と衝突、パレスチナ人140人超負傷

【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベイタで、イスラエル軍に向けて石を投げるパレスチナ人ら(2021年7月23日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベイタで、負傷したパレスチナ人を手当てする医療従事者ら(2021年7月23日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベイタで、負傷者を運ぶパレスチナ人ら(2021年7月23日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベイタで、イスラエル軍に向けて催涙ガスが入った容器を投げ返すパレスチナ人ら(2021年7月23日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベイタで、イスラエル軍からパレスチナ人に向けて投げられた催涙ガスが入った容器(2021年7月23日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベイタで、負傷したパレスチナ人を搬送する医療従事者ら(2021年7月23日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベイタで、イスラエル軍と対峙(たいじ)するパレスチナ人ら(2021年7月23日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 

【7月24日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のベイタ(Beita)で23日、イスラエルによる違法な入植地建設に抗議するパレスチナ人デモ隊とイスラエル軍が衝突し、パレスチナ人140人以上が負傷した。医療関係者らが明らかにした。
 イスラエル軍の発表によると、同軍の兵士2人も軽傷を負った。
 現地のAFP記者によると、イスラエルが占領するヨルダン川西岸の北部のベイタ近くに建設された入植地エビアタル(Eviatar)に抗議するため、数百人のパレスチナ人が集結。
 イスラエル軍は「数百人のパレスチナ人がイスラエル国防軍(IDF)に向かって投石したため、暴動を解散させる手段で対応した」と発表するとともに、軽傷を負った2人は病院に搬送されたと明らかにした。
 パレスチナの赤新月社(Red Crescent)によると、両者の衝突でパレスチナ人146人が負傷。うち9人は実弾、34人はゴム弾、87人は催涙ガスによる負傷だった。
 ユダヤ人入植者らは、国際法およびイスラエル国内法違反の疑いがあるにもかかわらず、今年5月にエビアタルの建設を開始し、パレスチナ人らはこれに激しく反発。イスラエルのナフタリ・ベネット(Naftali Bennett)首相の決定を受け、入植者らは今月2日に撤収し、建設物は現在、軍の監視下に置かれている。
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「中国、脱北者50人を北朝鮮に強制送還…英議会、強く批判」

2021年07月24日 | 北部朝鮮
https://japanese.joins.com/JArticle/281002
「中央日報日本語版」 2021.07.21 10:39
■韓経:中国、脱北者50人を北朝鮮に強制送還…英議会、強く批判
 中国が脱北者50人を北朝鮮に強制送還したというある外信の報道に関して、英国議会が自国の外務省に「韓国と中国に脱北者問題の解決を促すべきだ」という書簡を送った。今回の強制送還に関して、主要国の議会で問題提起があったのは今回が初めてだ。
 英国議会の「北朝鮮問題に関する超党派議員グループ(APPG NK)」の共同議長を務めるデヴィッド・アルトン上院議員は19日(現地時間)、ドミニク・ラーブ外相に送った書簡で「駐英中国大使と駐英韓国大使と対話して直接的にこの問題を提起しなければならない」とし、このように明らかにした。今回の書簡はこれに先立って中国政府が瀋陽収容所に収監中だった脱北者50人を14日北朝鮮に強制送還したという16日ラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道によるものだ。アルトン議員は「脱北者が切実に望む支援と保護を受けられるようにすべきだ」として「脱北者が収容所や労働教化所に収監されれば、そちらで処刑にあったり、栄養不足などで死に追い込まれたりするだろう」と指摘した。
 中国牽制の狙いもあるという分析もある。強制送還の主体を「中国共産党」に特定したこの書簡は「20年以上の時間の間、中国は数万人の脱北者を強制的に送還し、この中でほとんどは監獄と収容所の切迫した環境に置かれることになった」として「中国は人権規範にしたがって責任をもって行動する代わりに、1951年難民の地位に関する条約、1967年難民の地位に関する議定書、1995年難民に関する国連人権高等弁務官事務所による義務を違反したまま、脱北者を北朝鮮に送り返している」と批判した。
 脱北者の強制送還問題の解決主体として韓国政府を挙げた今回の書簡は、韓国外交に及ぼす影響も大きいものとみられる。英国外務省は1月と2月にも対北朝鮮ビラ禁止法(改正南北関係発展法)と北朝鮮軍による西海上公務員殺害事件を批判したアルトン議員の書簡にそれぞれ返信を送って韓国と北朝鮮政府に懸念を示したことがある。ただし、韓国政府はまだこれに回答していない。


https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210719/2802889/1/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%80%81%E7%80%8B%E9%99%BD%E5%8F%8E%E5%AE%B9%E6%89%80%E3%81%AB%E5%8F%8E%E7%9B%A3%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E8%84%B1%E5%8C%97%E8%80%85%E7%B4%84%EF%BC%95%EF%BC%90%E4%BA%BA%E3%82%92%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AB%E9%80%81%E9%82%84
「東亞日報」 July. 19, 2021 08:28
■中国、瀋陽収容所に収監されていた脱北者約50人を北朝鮮に送還
 中国政府が遼寧省の瀋陽収容所に収監されていた脱北者約50人を14日に北朝鮮に送還したと、自由アジア放送(RFA)が16日、報じた。中国は4月に北朝鮮に送還しようとしたが、新型コロナウイルス感染者の流入を懸念した北朝鮮が数回にわたって拒否し、先送りになっていたという。北朝鮮に送還された人々は極刑が避けられないとみられると、RFAは伝えた。
 中国当局は14日、瀋陽収容所に1、2年ほど収監されていた脱北者を丹東国境税関を通じて北朝鮮に送還した。報道によると、2台のバスに脱北者を乗せ、数十人の公安が午前早くから税関周辺の警戒に立ち、人々が北朝鮮への送還の様子を撮影できないようにしたという。
 北朝鮮に送還された約50人の中に、北朝鮮の元兵士や空軍パイロットもいたという。30代の脱北女性は、中国人男性と結婚して12歳になる息子もいた。中国でかなりの額を稼いだという。ある消息筋は、「この女性は北朝鮮への送還が2度目なので、生きるか死ぬか判断する術がない。夫が妻を救うために賄賂を渡そうとしたが通じなかった」と伝えた。RFAによると、瀋陽収容所には、北朝鮮に送還された約50人以外にも脱北者がいる。
 新型コロナウイルスの感染対策のために閉鎖されていた丹東税関が同日1日だけ開通し、これまで北朝鮮に滞在していた華僑や北朝鮮貿易代表部関係者など98人も中国に移動した。
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「独ミュンヘンで「平和の少女像」展示 「芸術と民主主義」企画展」

2021年07月23日 | 日本軍隊性奴隷
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210722004000882?section=news
「聯合ニュース」 2021.07.22 21:24
■独ミュンヘンで「平和の少女像」展示 「芸術と民主主義」企画展
【ミュンヘン聯合ニュース】ドイツ南部・ミュンヘンのアートギャラリーで21日午後(現地時間)、韓国と日本、ドイツの文化芸術家団体「アート5」が開催する企画展が始まり、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が公開された。同展は「芸術と民主主義」がテーマで9月15日まで。

【写真】ミュンヘンの企画展に展示された「少女像」=21日、ミュンヘン(聯合ニュース)

 「アート5」の劉載鉉(ユン・ジェヒョン)代表は「民主主義の抵抗の力を芸術で示そうというのが企画意図」とし、「民主主義社会では過去に対する真実を知らせ、話すことのできる表現の自由が重要だが、少女像の展示を通じて、何が私たちを沈黙させようと押さえ付けるかを問い、堂々と話せることが表現の自由であると伝えたかった」と説明した。
 少女像を制作した韓国の彫刻家夫妻キム・ウンソン氏とキム・ソギョン氏は少女像について、民主化と自由の象徴であると強調した。
 平和の少女像は、慰安婦問題の解決を求めて毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開催されている集会の1000回目を記念し、2011年に初めて設置された。その後約10年で、国内82カ所、海外16カ所に数を増やした。
 少女像は19年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」にも出展されたが、不自由展は3日で一時中止に追い込まれた。その後の日本での展示を巡っても脅迫や抗議などが相次いでいる。
 ミュンヘンでも、日本側の展示妨害工作は続いている。日本メディアによると、在ミュンヘン日本総領事館は関係者に説明を続け、少女像の撤去を求めていく意向を表明したという。
 ミュンヘン市やバイエルン州、フリードリヒ・エーベルト財団などの後援団体には、日本側から面会要請や少女像の展示に対する批判的な意見が届いているとされる。また、関係者によると、像の展示に反対を表明し、韓国と日本の関係に関与しないよう求める電子メールが展示準備スタッフに1人当たり数十通送られてきたという。


https://japanese.joins.com/JArticle/281006?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.21 11:12
■日本警察、「平和の少女像」脅迫容疑者を書類送検
 日本の警察が「平和の少女像」の日本での展示を妨げようと脅迫した容疑者を書類送検した。
 警視庁公安部は20日、少女像などを展示する「表現の不自由展・東京」が開かれるのを妨害するために脅迫した強要未遂の容疑で東京都内在住の40代の男を書類送検した。
 報道によると、男は昨年2月に表現の不自由展主催者のツイッターに匿名で「やるなら妨害しにいきます。ガソリン持ってきますね」などと書き込み、展示会を中止するよう脅迫した容疑を受けている。この男は警察の取り調べに「京都アニメーション事件を連想し中止させたかった」と述べた。
 「表現の不自由展・東京」は2月に開かれる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で6~7月に延期された。しかし右翼勢力の妨害により会場を確保できず再延期された状態だ。


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40576.html
「The Hankyoreh」  2021-07-16 07:04
■「平和の少女像」大阪展示場に「サリン」と書かれた液体入り袋…テロ連想させる脅迫
 「サリン」と書かれた文書と液体入り袋…大阪府警、水の可能性高いと見て捜査中 
裁判所の判決で16~18日の展示は行われる見通し

【写真】2019年、日本の愛知県名古屋市にある愛知県美術館の「表現の不自由展・その後」企画展示場に展示された「平和の少女像」=チョ・ギウォン記者//ハンギョレ新聞社

 日本で「平和の少女像」などが展示される「表現の不自由展」の開催をめぐり、取り消しを求める右翼の抗議などによって波紋が広がる中、大阪展示場で「毒ガス」テロを連想させる脅迫事件が発生した。
 15日付の共同通信の報道によると、今月16日から18日にかけて、「表現の不自由展示かんさい」が開催される大阪府立労働センター「エル・おおさか」に、前日に「サリン」と書かれた文書と液体入りの封筒が送られたという。サリンは猛毒性神経物質の一種で、日本では1995年のオウム真理教による東京地下鉄サリンテロ事件を思い出させるもので、恐怖の対象となっている。エル・おおさか側は万が一の事態に備え、職員ら約10人を20分間避難させ、大阪府警に通報した。府警は「危険な液体ではなく、水の可能性が高いとみて調べている」と、同通信は報じた。
 13日には「開催するのなら実力阻止に向かう」という内容の脅迫文が送られたという。
 一方、大阪高裁は同日「エル・おおさか」が展示場の利用許可を取り消したのは問題があると判決し、16~18日の展示は予定通り行われるものとみられる。今月9日には、大阪地裁も展示会の実行委員会が申し立てた効力停止仮処分申立てに対し、「重大な危険が予測されるとまでは言えない」とし、会場利用を認める決定を出した。
 エル・おおさかでは16~18日、表現の不自由展の展示が予定されていた。ところが、右翼が電話や宣伝車両による抗議を始めたことを受け、「利用者の安全が確保できない」として、利用許可を取り消した。
キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1003726.html
韓国語原文入力:2021-07-15 18:29


https://japanese.joins.com/JArticle/280770?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.14 14:52
■日本でまた「平和の少女像」展示妨害…「施設破壊、人的攻撃」脅迫
 日本で「平和の少女像」の展示がまた妨害されている。
 16-18日に少女像などを展示する「表現の不自由展かんさい」が予定されている大阪市の展示場「エル・おおさか」に「断固として実力阻止に向かう」という内容の脅迫文が送り付けられたと、日本メディアが14日報じた。
 報道によると、「不測の事態が生じることを警告する」「実力阻止とは会場施設の破壊や人的攻撃を含む」などと脅迫して展示会取り消しを要求する郵便物が前日「エル・おおさか」に届いた。
 郵便物の中には危険物は入っておらず、現地警察は脅迫および威力業務妨害罪で事件を捜査中だ。展示場管理者側は「脅威を感じるが直ちに臨時休館することは考えていない」と述べた。
 これに先立ち6日には愛知県名古屋市で現地市民団体が少女像を含む展示会を開幕したが、爆竹のような物質が入った郵便物が脅迫文と共に送り付けられ、展示が中断された。東京展は右翼勢力の妨害が続くと、施設管理者側が一転して展示場の貸し出しを拒否し、行事が延期された。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210714001300882?section=news
「聯合ニュース」 2021.07.14 10:49
■独ミュンヘンで来週から「平和の少女像」展示 日本側の妨害工作も
【ベルリン聯合ニュース】ドイツ・ミュンヘンの中心部で来週から、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が展示される。愛知県名古屋市では爆竹とみられる郵便物が届いたことで少女像の展示が中止となったが、同じ姿をした像が2カ月近くにわたりミュンヘンの展示スペースで市民らに公開される。展示を巡り日本側の妨害工作が続いているものの、主催側は何があろうとも予定通り開催する方針だ。

【写真】「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」に出展された平和の少女像。同じ姿の像がミュンヘンで展示される(アート5提供)=(聯合ニュース)
【写真】平和の少女像が展示されるミュンヘンのsuper+CENTERCOURT(ホームページより)=(聯合ニュース)

 韓国と日本、ドイツの文化芸術家団体「アート5」は14日、ミュンヘンのアートギャラリー「super+CENTERCOURT」などで今月21日から9月15日まで、「芸術と民主主義」をテーマとした韓日芸術家の企画展を開催すると伝えた。同ギャラリーでは、韓国の彫刻家夫妻キム・ソギョン氏とキム・ウンソン氏が制作した平和の少女像が展示される。

 平和の少女像は、慰安婦問題の解決を求めて毎週水曜日にソウルの日本大使館前で開催されている集会の1000回目を記念し、2011年に初めて設置された。

 少女像は19年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」にも出展されたが、右翼の脅迫や抗議などが相次ぎ、不自由展は3日で一時中止に追い込まれた。

 その後、少女像は今月6日から愛知県名古屋市内の「市民ギャラリー栄」で始まった「私たちの『表現の不自由展・その後』」展の一部として再び展示されたものの、爆竹と推定される郵便物が届いたため、展示会は8日から事実上の中止となり、実際の開催は2日間だけだった。

 ミュンヘンでも、日本側の展示妨害工作は続いている。

 ミュンヘン市やバイエルン州、フリードリヒ・エーベルト財団などの後援団体には、日本側から面会要請や少女像の展示に対する批判的な意見が届いているとされる。また、関係者によると、像の展示に反対を表明し、韓国と日本の関係に関与しないよう求める電子メールが展示準備スタッフに1人当たり数十通送られてきたという。


https://japanese.joins.com/JArticle/280754?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.14 10:44
■日本で展示中断された「平和の少女像」、ドイツで展示
 「平和の少女像」がドイツで開かれる展示会に招待されて2カ月間展示される。
 韓国と日本、ドイツの文化芸術家団体「アート5」は14日、ドイツのミュンヘンのスーパー+センターコートとプラットホームで「芸術と民主主義」をテーマに韓国と日本の作家企画展を21日から9月15日まで開くと明らかにした。ここにキム・ソギョン、キム・ウンソンによる平和の少女像が招待された。
 韓国日報によると、ミュンヘン市とバイエルン州、フリードリヒ・エーベルト財団、ペトラ・ケリー財団、ローザ・ルクセンブルク財団など後援団体には日本側から会おうという要請とともに少女像展示に対する批判的意見が伝えられたという。展示を準備中の実務陣も脅迫メールに苦しめられているという。担当キュレーターは「今回の展示中に討論を通じて少女像が象徴する女性に対する戦争犯罪に関し考えてみる計画」と話した。
 平和の少女像は今月6日に名古屋で開かれた「表現の不自由展・その後」に旧日本軍慰安婦被害者関連写真作品とともに展示されたが、会場に爆竹とみられる爆発物が配達され展示が中断された。


http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/40534.htm
「The Hankyoreh」 2021-07-12 07:34
■[社説]日本での「平和の少女像」の展示、暴力に屈してはならない

【写真】6日、名古屋の公共展示場「市民ギャラリー栄」で開催された展示会「私たちの『表現の不自由展・その後』」で、ある観客が平和の少女像の隣の席に座り写真を撮っている。展示会はわずか3日で爆竹が入った郵便物が送られたことを理由に中断された=名古屋/聯合ニュース

 大阪地裁は9日、平和の少女像が出展された「私たちの『表現の不自由展・その後』」の展示を、市民の安全を理由に許可しないのは不当だとする決定を下した。前日に名古屋で「平和の少女像」の展示が強制的に中断されたのに続き、大阪での展示会もまた失敗に終わるのかと思われたが、裁判所の決定で展示会を開けることになったのは非常に喜ばしいことだ。「表現の自由」を擁護した日本の裁判所の決定を歓迎し、二度と暴力により少女像の展示が中断されることがないよう願う。
 マスコミ報道によると、裁判所は「平和の少女像」の展示会を取り消したことに対し「(施設管理をする側が)施設の利用を拒否するのは、警察の警備などによっても混乱を防ぐことができない特別な事情がある場合に限定されなければならない」とし、予定通り展示会を進めるよう命じた。市民の安全を名目にするとしても、「表現の自由」の制限は極めて厳格に適用しなければならないという点で、当然かつ適切な決定だと思われる。右翼による脅迫で何度も平和の少女像の展示が中断された前例に照らし、今回の決定が平和と連帯のために暴力には屈しないという先例を日本社会に残すことを期待する。
 日本帝国主義の痛恨の歴史を隠そうと展示会さえ脅迫する日本の右翼の暴力は、昨日や今日のことではない。2019年に国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」で「表現の不自由展・その後」が開催された時も、右翼の抗議とテロの脅威により、わずか3日で展示が中断された。2年後に名古屋で同じ展示会が開かれたが、今回は爆竹が入った郵便物が送られ、8日に市当局が「安全上の理由」で再び展示を中断した。東京ではそもそも展示施設を見つけられなかったというが、それでも、大阪で展示会を行えることになったのは幸いだ。
 展示の中断の直接の原因は、日本の右翼の脅迫と暴力だ。しかし、これを言い訳に展示の中断をそそのかす日本の当局の無責任な態度に、はるかに大きな責任があることは否めない。大阪地裁の決定について大阪府の吉村洋文知事は「(展示)施設内には保育施設もある。施設を安全に管理・運営する観点から(利用承認を)取り消すのは当然のことだ」と述べたという。これは大阪だけの考えだといえるだろうか。日本政府も過去の歴史を直視せず回避するために、右翼の脅迫に対して強力に立ち向かわないのが今の日本の現実だ。今回の裁判所の決定が、日本社会全体が平和の少女像の展示の意味を振り返るきっかけになればと思う。
(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/1003040.html
韓国語原文入力:2021-07-12 02:39


http://japan.hani.co.kr/arti/international/40511.html
「The Hankyoreh」 2021-07-09 07:14
■少女像の日本での展示、再び事実上の中断…爆竹と推定される郵送物が配達
 名古屋市、残りの展示期間は臨時休館

【写真】6日、愛知県名古屋市の公共展示場「市民ギャラリー栄」で始まった「私たちの『表現の不自由展・その後』」に展示された「平和の少女像」/聯合ニュース

 「平和の少女像」(以下、少女像)の日本での展示が、3日目となる日に事実上中断された。2019年に日本最大の国際美術展である「あいちトリエンナーレ」の時のような事態が繰り返された。
 共同通信は8日、名古屋市が少女像が展示されている市の公共施設である「市民ギャラリー栄」を11日まで臨時休館することにしたと報じた。この日午前、「市民ギャラリー栄」に爆竹と推定される郵送物が送られたからだ。ギャラリーの館長が送られた郵送物を開封すると、爆竹と推定される中身が爆発した。事件後、職員らは避難した。
 日本軍慰安婦被害者をモチーフにした造形物である少女像は、6日から11日までの予定で開かれていた「私たちの『表現の不自由展・その後』」の展示品のうちの一つだった。残りの展示期間の全てが休館日とされたため、事実上、展示が中断されたのだ。また、この日午前の早い時間に展示が中断されたことにより、観客が展示を見ることができた期間はわずか2日だった。「私たちの『表現の不自由展・その後』」は、2019年8~10月に行われた「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」の作品の一部を再び公開する展示だった。当時も「ガソリン携行缶を持っていく」のような脅迫がなされ、わずか3日で展示が中断され、その後、あいちトリエンナーレの閉幕を3日後に控え、ようやく展示が再開されたという経緯がある。
 少女像や昭和天皇を素材にした作品など、日本社会のタブーに正面から挑戦する作品を展示した「表現の不自由展」実行委員らは、あいちトリエンナーレの後にも日本で展示を続けようとした。しかし、右翼のたび重なる妨害や脅迫により、最近予定された東京と大阪での展示が延期されたり不許可とされた後、名古屋でなんとか展示を始めたが、今回の事態により再び展示が中断された。
チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1002706.html
韓国語原文入力:2021-07-09 02:3


https://japanese.joins.com/JArticle/280563?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2021.07.08 14:35
■日本「平和の少女像」展示場に爆竹とみられる郵便物…展示またも中断

【写真】「平和の少女像」 

 日本で、日本軍慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の展示会場に爆竹とみられる郵便物が配達され、展示が中断する事態が起こった。
 共同通信は8日、『表現の不自由展・その後』が開かれている愛知県名古屋市の「市民ギャラリー栄」で、職員が届いた郵便物を開けると爆竹とみられる物質が破裂したと報じた。
 このギャラリーでは、少女像、日本軍慰安婦被害者の写真などを披露する展示会が開催中だった。負傷者はいないが、主催者は安全管理上の問題を考慮して展示会を中断した。
 これ以前に、「平和の少女像」は2019年8月に開かれた『あいちトリエンナーレ』の企画展『表現の不自由展・その後』でも右翼勢力の抗議を受けて展示を中断している。
 その後、市民団体や芸術家らが法的対応を取り、展示は2カ月で再開された。今回の「平和の少女像」展示は2019年10月以来、1年9カ月ぶりに日本の市民に披露される場だった。


http://japan.hani.co.kr/arti/culture/40489.html
「The Hankyoreh」 2021-07-07 07:07
■1年8カ月ぶりに日本市民と再会果たした「少女像」
 名古屋で11日まで展示予定 
 座って少女像に目線を合わせる観客も 
 右翼の攻撃で東京と大阪での展示は実現せず

【写真】今月6日、日本愛知県名古屋市の公共展示場「市民ギャラリー栄」に展示された「平和の少女像」=名古屋/聯合ニュース

 2019年、日本最大の国際美術展「あいちトリエンナーレ2019」で、右翼の抗議により展示が一時中止された「平和の少女像」が1年8カ月ぶりに日本で再展示された。
 6日、愛知県名古屋市の公共施設である「市民ギャラリー栄」で開幕した「私たちの『表現の不自由展・その後』」に、日本軍「慰安婦」被害者をモチーフに製作された「平和の少女像」(以下少女像)が展示されたと、共同通信などの日本のマスコミが報道した。
 「名古屋テレビ」の放送には、同日の観覧客の中には少女像の前に座って少女像と目線を合わせる人も見られる。展示された少女像は駐韓日本大使館前にある少女像と同じ形の作品で、少女が座っている姿だ。主催側は混雑を避けるため、1時間に50人ずつだけ入場させていると同放送は報じた。少女像のほかに写真作家アン・セホン氏の「重重-中国に残された朝鮮人日本軍『慰安婦』女性たち」、裕仁天皇の姿が映されたコラージュ作品を燃やす場面を撮影した大浦信行氏の「遠近を抱えてPart2」が展示されている。2019年8~10月に開かれた国際美術展「あいちトリエンナーレ」の企画展示「表現の不自由展・その後」の企画展展示作品の一部が再展示されたのだ。
 日本における少女像の展示は、2019年の「あいちトリエンナーレ」以来、1年8カ月ぶり。2019年の展示の時も、多くの日本市民が少女像の隣に置かれた椅子に座ったりして少女像と目線を合わせる姿を見ることができた。「表現の不自由展・その後」には少女像だけでなく、天皇を素材にした作品など、日本社会の代表的なタブーに正面から向き合う作品が多かった。右翼の抗議と脅迫で「表現の不自由展・その後」企画展全体が3日で中止されたが、あいちトリエンナーレ閉幕3日前に再開された。あいちトリエンナーレ閉幕後も少女像の展示が進められたが、右翼の抗議と攻撃で実現しなかった。
 先月、東京で少女像を含む「表現の不自由展」展示会が開かれる予定だったが、展示場側は右翼の攻撃のため、場所提供に難色を示した。大阪でも右翼の攻撃後、安全上の理由で展示が許可されなかった。
 今回の名古屋展示は11日まで開かれる。「名古屋テレビ」によると、展示場の「市民ギャラリー栄」側が「安全が確保されるのであれば開催する」という立場を示したという。ただし、右翼はこれまで組織的な抗議または脅迫で安全上の懸念を作り、展示を延期・取り消しまたは中止させた前歴がある。今回の名古屋展示にも右翼が集まって抗議したという。また、9日から11日までは今回の展示に反対する内容の展示会が同じフロアで開かれる予定だ。この展示は公然とヘイトスピーチを行なう代表的な差別団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の元会長が関係する団体が申し込んだものだと、朝日新聞が報道した。
 「表現の不自由展」実行委員会は1日、名古屋で展示を行うと知らせるメッセージを発表した。当時、メッセージで右翼の攻撃があったが、展示を応援する日本市民も多かったと書いた。また「今必要なのは芸術家も観客も展示企画者も知恵を集め、力を合わせて不当な攻撃を許さないこと」だとし、「名古屋展の成功を心から祈り、連帯していきたい」と強調した。
チョ・ギウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1002394.html
韓国語原文入力:2021-07-06 17:02


https://japanese.joins.com/JArticle/280462?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2021.07.06 15:25
■「平和の少女像」、2年ぶり日本で再展示…抗議に対応して警戒強化

【写真】国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」に出品された「平和の少女像」。[写真 キム・ソンウン作家]

 日本で平和の少女像がおよそ2年ぶりに再展示された。
 6日に愛知県名古屋市「市民ギャラリー栄」で開幕した「私たちの『表現の不自由展・その後』展」に旧日本軍慰安婦被害者をモチーフに制作された平和の少女像が展示された。
 今回の展示は2019年8月から開かれた「あいちトリエンナーレ」企画展「表現の不自由展」以来およそ1年8カ月ぶり。名古屋市は、展示内容に問題があるとして施設利用許可の取り消しを求める抗議の電話やメールが相次いでいて、現地警察と提携して警戒態勢を強化した。
 「表現の不自由展・その後」は東京と大阪でも開催予定だったが、日本右翼勢力の抗議を受けて東京では延期されたほか、大阪では利用許可が取り消しとなり、主催側が訴訟を提起した状態だ。


http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/40438.html
「The Hankyoreh」 2021-07-02 07:02
■[特派員コラム]「慰安婦像やめろ!」その恐怖の声
 キム・ソヨン|東京特派員

【写真】2019年、愛知県名古屋市の愛知県美術館。企画展「表現の不自由展・その後」に展示された「平和の少女像」の隣に置かれた椅子に日本の子どもが座っている=名古屋/チョ・ギウォン記者//ハンギョレ新聞社

 「反日展示会をやめろ!」、「慰安婦像やめろ!」。
 東京新宿の住宅街にある展示場「セッションハウス・ガーデン」の周辺が先月6日から騒がしくなりはじめた。見慣れぬ人々が現われて路地を歩き回り、大声でスローガンを叫んでいたのだ。ある日などは車と拡声器まで動員された。彼らは、6月25日から7月4日までの日程で行われることが予定されていた展示会「表現の不自由展」を阻止しようとしていた右翼団体の人々だ。今回の展示に日本軍「慰安婦」被害者を象徴する「平和の少女像」などが含まれていることから、計画的に動いていたとみられる。脅迫が続いたことでギャラリーの方が白旗をあげた。町内の住民たちにこれ以上迷惑をかけることはできないとし、すでに約束してあった展示場所は貸せないと主催者に通知した。展示を企画した日本の市民団体の活動家などで組織された東京実行委員会は、他の場所を探し回ったものの見つからなかった。展示はひとまず延期された。
 大阪の「表現の不自由展」も難航している。7月16日から18日までの3日間、大阪府立労働センター「エル・おおさか」で展示が予定されていたが、最近になって場所の貸し出しが取り消された。右翼が電話や車両で抗議を始めたことから、「観覧客の安全に支障がある」として展示そのものを拒否してしまったのだ。
 日本では2年前にも似たようなことがあった。2019年に名古屋で開催された国際芸術イベント「あいちトリエンナーレ」の企画展に「平和の少女像」が出品され、右翼からの脅迫で3日目にして展示が中止されたのだ。受難は少女像だけではない。5月には右翼が韓国のドキュメンタリー映画『狼をさがして』の上映をやめよとして、日本の2つの映画館を脅している。この映画は、1970年代半ばに日本の戦犯企業に対する爆破事件を起こした日本人たちの40年あまりを扱っている。右翼はその時も車を動員して一日中「やめろ」を叫んだ。1館は結局、上映をキャンセルした。
 日本において憲法第21条に明示されている「表現の自由」が挫折する時は、まるで数学の公式のように一定のパターンがある。まず右翼団体の脅迫が始まり、展示場を貸した所が迷惑と安全を心配して自ら放棄するのだ。『ネットと愛国』を書いたジャーナリストの安田浩一氏は最近、週刊誌「AERA」のインタビューでこう語っている。「右翼の(展示妨害)行為は『反日』をキーワードとした人種差別主義、排外主義だ。まともに対応できない日本社会の脆弱性を(右翼が)突いている」。右翼の「やめろ」が恐いのは執拗な脅迫のせいばかりではない。安田氏の言うように、日本軍「慰安婦」などに「反日」の烙印を押して、民主主義国家なら当然保障すべき「表現の自由」を無視しても構わないという雰囲気を作ることの方が危険だ。日本政府からして、外国に少女像が建てられたり、あるいは展示されるだけでも、外交力を総動員して阻止している。
 このような日本には問題があるとして闘っている人たちがいる。「表現の不自由展」東京実行委員の岡本有佳氏は記者会見で「暴力的な攻撃で表現の自由を奪おうとする行為には強く抗議する」とし「場所を見つけ次第、展示会を開催する」と明らかにした。大阪実行委員会も会場の貸し出しを取り消した「エル・おおさか」を相手取って執行停止などの法的対応に乗り出した。
 彼らを応援する市民もいる。東京展示は前売りで600枚のチケットが売れた。応援のメッセージも届いている。「警備のボランティアが必要なら、私も行けます。人権を度外視する人々の嫌がらせがあるでしょうが、ここで後退すれば、彼らの望む通りに検閲社会になってしまう。頑張ってください」。日本で早く「平和の少女像」の展示が見られるよう応援する。
キム・ソヨン|東京特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/1001768.html
韓国語原文入力:2021-07-01 15:50


http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/40402.html
「The Hankyoreh」 2021-06-29 06:56
■[フォトエッセイ]「慰安婦」被害女性たちの名前が刻まれた銅板…古び、色褪せても

【写真】金学順さんの名前が刻まれた銅板//ハンギョレ新聞社

 「真実のためにここに立った女性。金学順(キム・ハクスン)。1924.10.20~1997.12.16。中国吉林省生まれ。日本軍『慰安婦』被害者。17歳で中国河北省に連れて行かれる」。
 ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧在韓日本大使館前。2016年4月、「慰安婦」被害者の名前などが刻まれた銅板が、平和の少女像の前の歩道と車道の境界石に設置された。やるせない歳月を経て、銅板の上に刻まれた文字は古び、色も褪せて読むことさえ難しくなった。日本軍慰安婦問題を戦争犯罪として認めることと、真相究明、公式謝罪などを要求し、1992年1月8日に始まった水曜集会は、来る7月14日で1500回目を迎える。何一つ解決されることなく、計り知れない時が流れた。銅板の上の字は消えようとも、記憶しなければならない理由はあふれている。

イ・ジョングン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/1001187.html
韓国語原文入力:2021-06-28 15:08
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「東京五輪開会式の演出担当者解任…「ユダヤ人大量虐殺を戯画化」」

2021年07月22日 | 国民国家日本の侵略犯罪
https://japanese.joins.com/JArticle/281077?servcode=600&sectcode=670
「中央日報日本語版」 2021.07.22 15:25
■東京五輪開会式の演出担当者解任…「ユダヤ人大量虐殺を戯画化」
 東京オリンピック(五輪)開会式の演出担当の小林賢太郞が解任された。
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は、第二次世界大戦当時のユダヤ人虐殺を戯画化する過去の動画が物議をかもしている東京五輪開会式の演出担当者の小林賢太郞氏(48)を解任したと22日、発表した。
 お笑い芸人出身の小林は、過去にコントで「ユダヤ人大量虐殺ごっこをやろう」というセリフを言う動画がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで拡散し、論議が起こった。
 共同通信によると、米国に拠点を置くユダヤ系国際人権団体のサイモン・ウィーゼンタール・センターは21日(現地時間)、ユダヤ人大量虐殺を扱った喜劇で小林氏が述べたセリフを非難する声明を発表した。
 同団体は、声明で「どんなに創造性のある人物でも、ジェノサイド(民族虐殺)の犠牲者をあざける権利はない」とし「この人物が東京五輪に関わることは、(殺害された)600万人のユダヤ人の記憶に対する侮辱」と指摘した。
 橋本聖子東京五輪組織委員会会長はこの日の記者会見で、小林氏の解任について「開会式を目前に控えてこのような事態になり、多くの関係者、都民、国民にご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と述べた。


https://www.tokyo-np.co.jp/article/118488/1
2021年7月22日 15時16分
■橋本会長「マイナスぬぐえない」 解任の小林氏、小山田氏の「いじめ」問題後に調査も…
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、東京五輪の開会式でショーの演出を担当する元お笑い芸人の小林賢太郎さんが過去に発表したコントでホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を扱った反ユダヤ的なジョークを飛ばしたことが明らかになったとして解任した。
 会見に臨んだ組織委の橋本聖子会長は「まったくそういうことが存在していたということは存じ上げていなかった」と釈明。ツイッターなどで小林氏の過去のコントが話題になり始めた21日深夜から22日未明になって初めて問題を把握し、「外交上の問題もいろいろある。早急に対応しなければいけないということで解任の運びとなった」と語った。
 開閉会式を巡っては、楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去の雑誌インタビューで告白した学生時代のいじめを理由に辞任したばかり。組織委の人選のチェックの甘さが浮き彫りとなっている。
 武藤敏郎事務総長は、小山田氏の辞任後に開会式の演出担当者らの過去の発言のチェックをしたとした上で「われわれが調査するというのは簡単ではありません、正直なところ。だいぶ前の昔の行動がどうであったかまで、調査するのは困難であるのはご理解いただきたい。今朝そういうことがあったと知った」と説明した。
 また小林氏は五輪開会式で個別の場面の演出や企画ではなく、全体を統一的にするためのショーディレクターを担当していた。組織委は、いじめ問題で辞任した小山田氏の楽曲については、開会式で使用しない方針を示している。小林氏が全体に関わった開会式の演出をどうするかについて、「演出にかかわっていたので使わないのは難しい?」と質問を受けた橋本氏は「そうですね、しっかり中身見ていかなければいけないと思います」とのべるにとどめた。

 組織委員会の橋本聖子会長と武藤敏郎事務総長の会見での主なやり取りは次の通り。
◆「開会式目前、深くお詫び」
 橋本氏 小林賢太郎氏が自身の公演で過去に歴史上のいたましい事実をやゆするセリフを使用していたことが分かりました。これを受けて本日、小林氏を解任することにしました。開会式が目前と迫る中、このような事態となり、多くの関係者、都民、国民の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます
 記者  小林さんは監督に近い役割か、具体的な役割か?開会式は検討中という話だが、たとえば演出部分をすべて取りやめ、入場行進、聖火の点火とかに絞ることになるのか
 武藤氏  まずショーディレクターの役割は、現在、それぞれの場面、場面の演出、企画はそれぞれの担当者がいます。それら全体を統一的、一貫性のあるものにするため、というのが小林さんの役割。演出家の役割。小林さんが単独に企画したパーツはありませんが、その点についてチェックしたい。全体の調整というのが小林さんの役割。
 橋本氏 全体を早急に見直しながら、どのようにしていくかということを早急に協議している。早急に結論を出したい。
◆「今朝、協議」
 記者 組織委員会として小林氏の過去のコントの件をいつ把握していたか。解任の理由は
 橋本氏 この度の小林氏の問題は、私自身、組織委員会は今朝、深夜から朝方にかけてそれぞれ情報が入ってきたことで協議をし始めました。まったくそういうことが存在していたということは存じ上げていなかった。今回こういう問題が発覚した。これはやはり、外交上の問題もいろいろある。早急に対応しなければいけないということで解任の運びとなった。
◆「責任を痛感」
 記者 小林さんの件だけでなく、小山田圭吾さん、絵本作家のぶみさんなどさまざまな問題が出ている。それに対する組織委の責任は
 橋本氏 責任を痛感している。これだけ次々と多くの問題が発覚していること、対応していかねばいけない、かなり後手後手に回ってしまっていることが印象に残っていることには大変反省している。前回の小山田氏などの問題についてもこの点については、あってはならないことであったので、早急に判断して、そして解任しなければならなかったと思っている。
 その前に本人からの辞任ということを受諾したことであったが、今回も前回もすべて大変に大きな問題であるとの認識の下、今回は早急に解任という手続きをとったわけだが、一連の問題に対し、組織委員会といたしまして、事前にどれだけ過去の問題を調査をしていなければならなかったかということも、言われたわけだが、そういうことも含めて責任を痛感しております。今後につきまして、明日、開会式を迎えますので、何とか開会式を迎えるということに、ご理解をいただけるように、準備をしていくそのことによって、今後その後も理解をいただけるような対応を考えていかなければならないと思っている。
◆「体制作りが役割」
 記者 小林さんは昨年12月まではパラの閉会式とかを担当したと思うが、そのまま残り続けていたのか。責任を痛感する中で、組織委員会の処分は検討していないのか。
 武藤氏 小林さんはパラの担当をしていた。そして(開閉会式のクリエーティブディレクターの)佐々木(宏)さんがヘッドとなった時にオリ(ンピック)についても担当するようになった。佐々木さんがああいう形(女性タレントの侮蔑問題)でお辞めになった後は、オリパラ全体の開閉会式を先ほどのような役割を担当していた。
 橋本氏 やはりそれぞれチームを組んで頂き、開会式、閉会式のセレモニーの担当チームを作り上げてきた。その中で佐々木さんという方が3月まで務めていただきましたが、辞任になりまして、それまで支えていただいたチームで準備してきたわけです。
 それぞれのチームによって適材適所、こういった方を起用したいということでの指名がそれぞれございました。全体としては私が責任者ということになるが、やはり、全体のそれぞれの立場で担っていただく、アーティスト、ディレクター、こういった関係者の方のバックグラウンド、過去も含めて調査をしきれていなかったということには責任を痛感しております。
 ですが、これから、明日に向かってやはり大会全体を成功裏に実現させていくために、できる限りのことを全力を挙げて取り組んでいくことで、いきたいと思う。組織委員会としてだれがどのように責任を取るかに関しては、やはり全体の責任は私が責任者になります。そういったことも含めて、明日に控えているオリンピックの開会式、その後の運営全体を見ていただく中で多くの方にご心配をおかけしない体制作りをまずはしていくことが私の役割と考えている。しっかりとご理解いただけるような準備体制を早急にしていきたい。 
 記者 小山田さんの辞任後、演出担当者の過去の発言を調査したことがあったのか。開会式が終わった後に同じことが起きると開会式の価値に大きく影響する
 武藤氏 小山田氏の件の発覚後、関係者の調査をいたしました。われわれが調査するというのは簡単ではありません、正直なところ。だいぶ前の昔の行動どうであったかまで、調査するのは困難であるのはご理解いただきたい。今回はわれわれは今朝そういうことがあったと知ったわけでありますので、われわれの調査の中でそれまでに事前に認識されたことは残念ながらありませんでした。 
◆最大の準備を一日で行う
 記者 今回の大会は、日本の震災からの復興や、コロナに打ち勝った証しなど、ポジティブなメッセージを日本から発信することが大きな目的と言われていた。今までのところ、それと全く逆の方向に行っているように感じる。
 橋本氏 この1年間のコロナ対策や予算に対して、様々な指摘を国内外から受けてきた。さらに多くの、また別な問題が生じてしまって、マイナスのイメージがどうしても拭えない状況の中で、今開幕を迎えようとしている。
 国際社会におきましては7年、8年前にこの東京大会をしっかりとやるという使命を与えられた組織委員会といたしましては今、 最大の準備を一日で行い、そして開幕を迎え、そしてこの大会を通じて、またより多くの国際社会の方々、国内も、信頼を得れるような取り組みをしっかりとしていかなければいけない。
 武藤氏 ご指摘のような、いくつかの我々にとっては非常に望ましくない事件が起こっているのは、まあその通りでございます。日本が本来発信すべきものに影響を与えているということは、残念でありますけれども、しかし東京大会の価値というものは、やっぱりしっかりと持っていると思いますので、その発信に努力したい。


https://nordot.app/790740022788816896?c=39546741839462401
「共同通信」 2021/7/22 13:46
■五輪、開会式演出担当を解任  小林賢太郎氏、ユダヤ団体が非難

【写真】パラリンピック開閉会式の記者会見で小林賢太郎氏を紹介する佐々木宏氏(右)=2019年12月、東京都中央区

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」を務める小林賢太郎氏(48)の解任を発表した。過去にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を題材にしたコントを発表していたことが分かり、米ユダヤ系団体が非難するなど批判の対象になっていた。
 小林氏が関わったショーの部分を予定通り実施するかどうかが焦点となる。23日の五輪開会式前日に演出の統括役がやめるという異常な事態。
 組織委の橋本聖子会長は22日の記者会見で「深くおわびする」と謝罪。開会式の運営に関し「全体を早急に見直し、どのようにしていくか協議している」と述べた。


https://www.sanspo.com/article/20210722-E2PJ4QAQBVMZJA7TL5QKU7MTT4/?outputType=theme_tokyo2020
「サンスポ」 2021/07/22 12:30
■五輪開閉会式演出担当を解任 小林賢太郎氏、ユダヤ団体非難 東京大会は開幕直前まで混乱

【写真】パラリンピック開閉会式の記者会見で小林賢太郎氏を紹介する佐々木宏氏(右)=2019年12月、東京都中央区

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」を務める小林賢太郎氏(48)の解任を発表した。過去にホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を題材にしたコントを発表していたことが分かり、米ユダヤ系団体が非難するなど批判の対象になっていた。
 小林氏が関わったショーの部分を予定通り実施するかどうかが焦点となる。23日の五輪開会式前日に演出の統括役がやめるという異常な事態。新型コロナウイルス禍の東京大会は、開幕直前まで混乱を露呈した。
 組織委の橋本聖子会長は22日の記者会見で「開会式が目前に迫る中、多くの関係者にご迷惑をかけ、深くおわびする」と謝罪。開会式の運営に関し「全体を早急に見直し、どのようにしていくか協議している。早急に結論を出す」と述べた。
解任された小林氏は組織委を通じ「当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったことを理解し、反省しています」とする謝罪コメントを発表した。
 米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は21日、小林氏がお笑いユニット「ラーメンズ」時代に、ユダヤ人大量虐殺を扱った喜劇を演じたとして非難する声明を出した。会員制交流サイト(SNS)などで「ユダヤ人大量惨殺ごっこをやろう」と言う場面が拡散している。
 同団体のエーブラハム・クーパー氏は「どれだけ創造性のある人物でも、ナチスによるジェノサイド(民族大量虐殺)の犠牲者をあざける権利はない」とし、この人物が東京五輪に関わることは「(亡くなった)600万人のユダヤ人の記憶に対する侮辱だ」と指弾した。
 大会組織委は14日、開閉会式の制作・演出チームの詳細なメンバーを公表。小林氏も名を連ねた。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210722/k10013153761000.htm
「NHK NEWSWEB 」 2021年7月22日 15時57分
■ユダヤ系人権団体“悪意ある冗談”小林賢太郎氏を非難する声明
 アメリカのユダヤ系の人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、東京オリンピックの開会式と閉会式のショーディレクターを務める小林賢太郎氏が、過去のコントの中でナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺について悪意ある冗談を言ったとして非難する声明を発表しました。
 アメリカに拠点を置くユダヤ系の人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は21日、東京オリンピックの開会式と閉会式で「ショーディレクター」を務める小林賢太郎氏について日本のメディア報道を引用する形で過去のコントの中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこやろうって言ったときのな」と発言したなどとして非難する声明を発表しました。
 声明の中で「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のエイブラハム・クーパー氏は「どれだけ創造的な人物であろうと、ナチスによる大量虐殺の犠牲者をあざ笑う権利はない。この人物が東京オリンピックに関与することは600万人のユダヤ人の記憶を侮辱することになる」としています。

◆「サイモン・ウィーゼンタール・センター」とは
 「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、1977年に設立されたアメリカの人権団体で、第2次世界大戦中、ナチス・ドイツによって行われたユダヤ人に対する大量虐殺=ホロコーストについての研究調査や記憶を継承していくための取り組み、それにユダヤ系の人々の人権を守るための活動などを行っています。
 団体の名前は、ホロコーストの生存者で戦後、逃亡していたナチスの戦犯の行方を追跡し続け、2005年に亡くなったサイモン・ウィーゼンタールにちなんでいます。
 本部はロサンゼルスにあり、ニューヨークやシカゴなどにも事務所があります。 


https://www.tokyo-np.co.jp/article/118479 
「東京新聞 」 2021年7月22日 12時19分
■小林賢太郎さんを解任 五輪開会式の演出担当 ユダヤ人大量虐殺をやゆ
 東京五輪・パラリンピック組織委員会は、23日の東京五輪の開会式でショーの演出を担当する元お笑い芸人の小林賢太郎さんを22日、解任した。組織委員会の橋本聖子会長が会見で明らかにした。
 小林氏をめぐっては、過去に発表したコントでホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を扱った反ユダヤ的なジョークを飛ばしているとして米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が抗議の声明を出したほか、インターネット上で批判が上がっていた。
 橋本氏は会見冒頭、「小林賢太郎氏が自身の公演で過去に歴史上のいたましい事実をやゆするセリフを使用していたことが分かりました。これを受けて本日、小林氏を解任することにした。開会式が目前と迫る中、このような事態となり、多くの関係者、都民、国民の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と述べた。
 続いて橋本氏は、小林氏のコメントを読み上げた。その中で小林氏は批判を受けたコントをした時期について「思うように人を笑わせられなくて、浅はかに人の気を引こうとしていた頃」とし、「当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています。不快に思われた方々に、お詫びを申し上げます」と謝罪した。
 また橋本氏は「明日の開会式をどのように行うかについては現在検討中であります。早急に結論を出したいと考えております」と語った。
 五輪の開会式をめぐっては、楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾さんが過去の雑誌インタビューで告白した学生時代のいじめを理由に辞任したばかり。開会式の前日になっても混乱が続いている。


https://www.tokyo-np.co.jp/article/118393?rct=national
「東京新聞 」 2021年7月22日 10時34分
■ユダヤ人権団体、小林賢太郎さんを非難 五輪開会式、演出チーム「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」
 米ユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は21日、東京五輪の開会式の制作・演出チームのメンバーで、昨年芸能活動を引退した元お笑い芸人の小林賢太郎さんが、過去に発表したコントでホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を扱った反ユダヤ的なジョークを飛ばしているとして抗議した。
 団体は報道を引用する形で、「小林氏は1998年に、ナチスによる600万人のユダヤ人虐殺をネタにしたコントを披露しました」「悪意に満ちた反ユダヤ的なジョークを飛ばしていました」と指摘した。
 同団体のエーブラハム・クーパー氏は「どんな人間も、どれだけ創造的な人でも、ナチスのジェノサイド(民族大量虐殺)の犠牲者をあざ笑う権利はありません」との声明を発表した。
 さらに、「この人物が東京オリンピックに関わることは、600万人のユダヤ人の記憶を侮辱し、パラリンピックを残酷に嘲笑することになります」と非難した。五輪憲章はいかなる差別も認めないとしている。
 問題になったコントは、1998年に発売されたビデオに収録された「できるかな」とみられ、工作をテーマにしたNHKの教育番組のパロディで、2人が来週の企画を考えるという設定。番組プロデューサーの遊んで学べるものを作って欲しいとの要望を受け、小林さんが「野球やろうと思うんだ」と切り出す。
 紙を丸めたバットや球に「バット」や「球」と文字を書く遊びといい、さらに「そしてスタンドを埋め尽くす観衆。これは人の形に切った紙とかで良いと思うんだけど、ここに人っていう字を書くんだ。つまり文字で構成された野球場を作るってのはどうだろう」と提案する。
 相方が「ちょうど、こういう人の形に切った紙がいっぱいあるから」と賛同すると、小林さんは「あー、あの『ユダヤ人大量惨殺ごっこ』やろうって言った時のな」と思い出し、2人は「(プロデューサーの)トダさん怒ってたなあ」「放送できるかってな」と掛け合う。
 この「ユダヤ人大量虐殺ごっこ」の映像が、ツイッターやネットで拡散され、22日未明ごろから小林さんの名前や「ホロコーストいじり」がツイッターのトレンドになった。
 小林さんは五輪の開閉会式のクリエイティブチームのショーディレクターを担当する。開閉会式を巡っては、楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去の雑誌インタビューで告白した学生時代のいじめを理由に辞任した。
 また、東京五輪・パラリンピック組織委員会が主催する文化プログラムの一環として開催されるイベントに出演予定だった絵本作家のぶみさんも出演を辞退。のぶみさんを巡っては、過去の教師へのいじめを著書でつづっていたなどとして、インターネット上で批判の声が上がっていた。





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